JP2007121555A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】中抜け現象の低減、及び等倍度の悪化する現象又は色ずれ現象の抑制を両立することが可能な画像形成装置及びその制御方法を提供することが出来る。
【解決手段】トナーに添加された潤滑剤、又は潤滑剤塗布手段から供給された潤滑剤によって表面に被膜が形成される像担持体1aと、像担持体1aの表面に形成された静電潜像に基づいてトナー像を形成する現像手段と、トナー像を転写体に転写する転写手段と、所定の情報に基づいて被膜の形成状態を推定する推定手段1d、1eと、転写手段22と像担持体1aとに相対的な速度差を設け、推定手段1d、1eによる推定結果に基づいて、相対的な速度差を減少させるように制御する制御手段40とを備えた、画像形成装置である。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリなどに用いられている画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、感光体ドラムの表面に形成されたトナー像を用紙に転写する際に、転写ローラを用いる方法が知られている。この転写ローラを用いる方法とは、トナーの帯電電位と逆極性の転写バイアスを転写ローラに印可させるとともに感光体ドラムに均一に圧接することによってトナーを用紙に転写する方法である。
一方、転写ローラの圧力によって用紙に転写する際の問題点として、中抜け現象が挙げられる。この中抜け現象とは、転写の際に感光体上のトナーが用紙に全て移動せず、特にトナー像の周辺部が用紙に移動し、中心部が感光体上に残留する現象である。この中抜け現象は、転写する際に加えられる圧力によって、トナーの感光体に対する付着力が転写の際の電気力を上回るために発生するものであると考えられる。
このような中抜け現象を防止するための方法として、(i)用紙を搬送する転写ベルト又は転写ローラと感光体ドラムの速度に差をつけて、トナー付着力に対して剪断力を加える方法、(ii)感光体ドラム上に潤滑剤による被膜を形成し、トナーと感光体ドラムの付着力を低減する方法、(iii)トナー表面の外添剤を増量して、感光体の付着力を低減する方法等が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。尚、上記(ii)の方法において、被膜の形成は、潤滑剤をトナーに添加するか、潤滑剤塗布機構を設けることによって行われる。
特開平11―3876号公報 特開平6−332324号公報
上記(i)の方法では、感光体ドラムの回転速度と用紙の搬送速度が異なるため、画像の長さが長くなったり、短くなったりする現象(等倍度が悪化する現象)が発生する場合がある。
又、タンデム方式のカラー複写機は、シアン、マゼンダ、イエロー及びブラックの各色毎に感光体ドラムと転写ローラを備えており、各感光体ドラムと転写ローラの間を転写ベルトによって用紙が搬送される。そのため、感光体ドラムと用紙の搬送速度(転写ベルトの速度)に差を設けることにより、各色における転写において転写ベルトと紙の密着力が不安定となるためスリップ等による色ずれが発生する可能性がある。
又、(ii)の方法では、感光体ドラムの表面に潤滑剤の被膜が形成されるまでに時間がかかるという問題がある。すなわち、潤滑剤の被膜が形成されるまでの間では、中抜け現象が発生する可能性がある。
本発明の目的は、上記従来の画像形成装置の課題を考慮し、中抜け現象の低減と、等倍度が悪化する現象又は色ずれ現象の抑制を両立することが可能な画像形成装置、及びその制御方法を提供することである。
上記目的を達成するために、第1の本発明は、
トナーに添加された潤滑剤、又は潤滑剤塗布手段から供給された潤滑剤によって表面に被膜が形成される像担持体と、
前記像担持体の表面に形成された静電潜像に基づいてトナー像を形成する現像手段と、
前記トナー像を転写体に転写する転写手段と、
所定の情報に基づいて前記被膜の形成状態を推定する推定手段と、
前記転写手段と前記像担持体とに相対的な速度差を設け、前記推定手段による推定結果に基づいて、前記相対的な速度差を減少させるように制御する制御手段とを備えた、画像形成装置である。
又、第2の本発明は、
前記所定の情報とは、前記像担持体の駆動時間である、第1の本発明の画像形成装置である。
又、第3の本発明は、
前記所定の情報とは、累積印字画素数である、第1の本発明の画像形成装置である。
又、第4の本発明は、
前記所定の情報とは、前記潤滑剤の塗布時間である、第1の本発明の画像形成装置である。
又、第5の本発明は、
前記被膜の形成状態を推定するとは、前記像担持体表面の摩擦係数が所定値以下になることを推定することである、第2乃至4の本発明の何れかに記載の画像形成装置である。
又、第6の本発明は、
前記推定手段は、前記像担持体が交換された際に前記所定の情報をリセットし、リセット信号を出力するリセット手段を有し、
前記制御手段は、前記リセット信号を受け取る毎に前記速度差に関する一連の制御を繰り返す、第2乃至4の本発明の何れかに記載の画像形成装置である。
又、第7の本発明は、
前記制御手段は、前記速度差を段階的に制御する手段である、第1の本発明の画像形成装置である。
又、第8の本発明は、
前記転写体は、中間転写ベルト又は紙である、第1の本発明の画像形成装置である。
又、第9の本発明は、
前記像担持体及び前記現像手段を複数組有し、
前記転写手段は、前記複数の像担持体毎に設けられた転写ローラと、前記複数の転写ローラに巻き掛けられた転写ベルトとを有する、第1の本発明の画像形成装置である。
又、第10の本発明は、
トナーに添加された潤滑剤、又は潤滑剤塗布手段から供給された潤滑剤によって表面に被膜が形成される像担持体と、前記像担持体の表面に形成された静電潜像に基づいてトナー像を形成する現像手段と、前記トナー像を転写体に転写する転写手段とを有する、画像形成装置の制御方法であって、
所定の情報に基づいて前記被膜の形成状態を推定する推定工程と、
前記転写手段と前記像担持体とに相対的な速度差を設け、前記推定工程による推定結果に基づいて、前記相対的な速度差を減少させるように制御する制御工程とを備えた、画像形成装置の制御方法である。
又、第11の本発明は、
第10の本発明の画像形成装置の制御方法の、所定の情報に基づいて前記被膜の形成状態を推定する推定工程と、前記転写手段と前記像担持体とに相対的な速度差を設け、前記推定工程による推定結果に基づいて、前記相対的な速度差を減少させるように制御する制御工程とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
又、第12の本発明は、
第11の本発明のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。
本発明によれば、中抜け現象の低減と、等倍度が悪化する現象又は色ずれ現象の抑制を両立させることが可能な画像形成装置及びその制御方法を提供することが出来る。
以下、本発明にかかる実施の形態における画像形成装置について説明する。尚、本発明にかかる画像形成装置は複写機、プリンタ、ファックス等に組み込まれるものであるが、以下の説明においては画像形成装置の構成及び動作を中心に説明を行う。
(実施の形態1)
図1は、本発明にかかる実施の形態1における画像形成装置の構成図である。図1に示すように、本実施の形態1における画像形成装置は、タンデム方式によるものである。
本実施の形態1における画像形成装置は、用紙の搬送方向(図中、矢印a方向)を基準として順に設けられたマゼンダ画像形成ユニット1、シアン画像形成ユニット2、イエロー画像形成ユニット3、及びブラック画像形成ユニット4を備えている。又、図1には、本実施の形態1の画像形成装置で形成されたトナー画像を用紙に定着させるための定着器11が示されている。
以下に、画像形成ユニットについて説明するが、各ユニットの構成は同じであるため、マゼンダ画像形成ユニット1を例に挙げて説明する。
マゼンダ画像形成ユニット1は、表面がアモルファスシリコン系の感光体ドラム1aと、感光体ドラム1aの表面を帯電させるための帯電器12と、画像が形成される部分以外の感光体ドラム1aの表面に光を当てて帯電電荷を除去し、静電潜像を形成する露光器13と、トナーを感光体ドラム1a表面に形成された静電潜像に付着させて可視像とする現像器14と、トナーの帯電電位と逆極性の転写バイアスを印可させるとともに、感光体ドラム1aの周面に均一に圧接し、トナーを用紙に転写する導電性の転写ローラ1cとを有している。
更に、感光体ドラム1a表面の帯電を除く徐電器16と、感光体ドラム1aをクリーニングするクリーニングローラと、転写ローラ1cによって用紙上に転写されずに感光体ドラム1a上に残ったトナーを取り除くクリーニングブレード18が設けられている。このクリーニングブレード18によって掻き取られたトナーを回収するための回収スクリュー20が設けられており、徐電器16、クリーニングブレード18、及び回収スクリュー20がクリーニングユニット19の一部を構成している。
尚、図1上感光体ドラム1aは時計回り(矢印b方向)に回転し、帯電器12、露光器13、現像器14、転写ローラ15、徐電器16、及びクリーニングブレード18は、感光体ドラム1aの回転方向を基準にして順に配置されている。又、本実施の形態1におけるトナーにはステアリン酸亜鉛が添加されている。
又、マゼンダ画像形成ユニット1の転写ローラ1cを基準にして、シアン画像形成ユニット2の転写ローラ2cの反対側には従動ローラ21が配置されている。又、ブラック画像形成ユニット4の転写ローラ4cを基準にして、イエロー画像形成ユニット3の転写ローラ3cの反対側には駆動ローラ22が配置されている。
上記構成の4つの画像形成ユニット1、2、3、4のそれぞれの感光体ドラム1a、2a、3a、4aと転写ローラ1c、2c、3c、4cの間を通り、駆動ローラ22及び従動ローラ21に巻き掛けられている無端の転写ベルト23が設置されている。尚、転写ベルト23は、用紙の搬送方向である矢印a方向に回転するが、その回転方向を基準として駆動ローラ22の下流側且つ従動ローラ21の上流側でバックアップローラ24及びテンションローラ25にも巻き掛けられている。又、転写ローラ1c、2c、3cは、モノクロ印刷の際には下方向に移動し、感光体ドラム1a、2a、3aから離間する。
図2は、本実施の形態1における画像形成装置の制御関係の構成図である。
図2に示すように、本実施の形態1の画像形成装置には、感光体ドラム1a、2a、3a、4aの駆動時間をそれぞれ記録する記録手段1e、2e、3e、4eが設けられている。更に、4つの画像形成ユニット1、2、3、4には、各々の感光体ドラム1a、2a、3a、4aを交換時に取り外すことによりオフとなり、感光体ドラムを取り付けることによりオンとなるスイッチ1b、2b、3b、4bが設けられている。これら4つのスイッチ1b、2b、3b、4bからの信号を受取り、リセット信号を出力するリセット手段1d、2d、3d、4dが設けられている。又、感光体ドラム1a、2a、3a、4a及び駆動ローラ22の回転速度を制御する制御手段40が設けられている。尚、リセット手段1d、2d、3d、4dは、それぞれに対応する記録手段1e、2e、3e、4eと制御手段40にリセット信号を出力する。又、制御手段40は、感光体ドラムの累積駆動時間に基づいて、転写ベルト23の移動速度に対する感光体ドラム1a、2a、3a、4aの速度差を補正する速度差補正データを有しており、その速度差補正データに基づいて回転速度の制御を行う。ここで、感光体ドラムの累積駆動時間とは、4つの感光体ドラム1a、2a、3a、4のうち、最新のリセット信号が出力された感光体ドラムの累積駆動時間のことである。尚、本明細書において回転速度とは、感光体ドラムの半径をrとし、物体が円周を1周するのにかかる時間をTとした際に、2πr/Tで表される速度のことをいう。
この速度差補正データとは、累積駆動時間が初期の時は、転写ベルト23に対して感光体ドラム1a、2a、3a、4aの速度が速くなるように速度差を設け、累積駆動時間が増加するに従って段階的に速度差が小さくなるように制御をするものである。又、4つの感光体ドラム1a、2a、3a、4aの回転速度は同じ速度になるように制御が行われる。尚、4つの感光体ドラム1a、2a、3a、4aは、カラー印刷の時には同速度で同時に回転されるが、モノクロ印刷の際には転写ローラ1c、2c、3cが感光体ドラム1a、2a、3aから離間し、回転を停止するため、感光体ドラム4aのみ回転することになる。
尚、本発明の像担持体の一例は、本実施の形態1の感光体ドラム1a、2a、3a、4aに相当し、本発明の転写手段の一例は、本実施の形態1の転写ローラ1c、2c、3c、4c及び転写ベルト23に相当する。又、本発明の推定手段の一例は、本実施の形態1の記録手段1e、2e、3e、4e及びリセット手段1d、2d、3d、4dに相当する。
上記構成の本実施の形態1における画像形成装置の動作について、メンテナンス等により感光体ドラム1aを交換した場合を例に挙げて説明する。
図3は、感光体ドラム1aを交換した場合の、本実施の形態1における画像形成装置の制御フロー図である。
1.感光体ドラム1aを交換した場合について説明する。
感光体ドラム1a(図2参照)を交換する(ST1)と、スイッチ1bがオフからオンへ切り替わり、その信号がリセット手段1dに出力され、リセット手段1dから記録手段1e及び制御手段40へとリセット信号が出力される。
そして、リセット信号によって記録手段1eの累積駆動時間のみがリセットされ、記録手段1eに記録されている累積駆動時間は0となる(ST2)。ここで、他の記録手段2e、3e、4eはリセットされずに、引き続き感光体ドラム2a、3a、4aの駆動時間を累積する。
(1)はじめにカラー印刷が選択された場合について説明する(ST3)。
リセット信号を受けた制御手段40は、自己が有する速度差補正データに基づいて、累積駆動時間が0の時に設定すべき速度差を実現するために感光体ドラム1a、2a、3a、4aの回転速度及び駆動ローラ22の回転速度の制御を行う。ここで、感光体ドラム1a、2a、3a、4aの回転速度の制御は全て同速度となるように一律に行われる(ST4)。
そして、制御手段40は、記録手段1eに記録されていく感光体ドラム1aの駆動時間を定期的に読み出し、その駆動時間と速度差補正データに基づいて感光体ドラム1a、2a、3a、4aの回転速度を段階的に遅くし、最終的に駆動ローラ22の回転速度と実質上同じ速度になるように制御を行う(ST4)。
すなわち、感光体ドラム1a交換初期には、転写ベルト23に対して感光体ドラム1a、2a、3a、4aの回転速度を転写ベルト23の移動速度よりも速くし、感光体ドラム1aの駆動時間に従って段階的に速度差をなくすように制御が行われる。
このように最終的に速度差を減少させる理由は、感光体ドラム1a、2a、3a、4aと転写ベルト23の間に相対的に速度差を設けることにより、中抜け現象を低減することは出来るが、色ずれ及び等倍度の観点からは画像形成性能が若干劣る場合があるからである。
上記制御内容を効果の観点から整理すると、次のとおりである。
感光体ドラム1aを交換すると、感光体ドラム1aの表面には、トナーに添加されているステアリン酸亜鉛の被膜が未だ形成されていない。そのため、表面摩擦係数が大きくなり中抜け現象が発生する場合がある。
そこで、上記動作のようにステアリン酸亜鉛の被膜が形成されていない間は、感光体ドラム1a、2a、3a、4aと転写ベルト23の回転速度に相対的に差を設け、剪断力を加えることにより、中抜け現象を低減することが出来る。
そして、感光体ドラム1aの駆動時間に従って、トナーが感光体ドラム1a表面に供給され、ステアリン酸亜鉛の被膜が形成されていくに伴って表面摩擦係数が小さくなるため、速度差を小さくしても中抜け現象の発生は抑制される。
尚、複写対象の用紙の材質やサイズによっては色ずれ現象や等倍度が悪化する現象が許容範囲を超えることもあるので、速度差を0に戻す方が好ましい。
そのため、上述したように感光体ドラム1aの駆動時間に従って段階的に速度差を小さくすることで、中抜け現象の低減を優先しつつ、色ずれ現象や等倍度が悪化する現象を出来るだけ抑制した運転状態へと移行することが可能となる。
すなわち、以上の動作の流れをまとめると、本実施の形態1の画像形成装置は、感光体ドラム1aの駆動時間によって、感光体ドラム1a表面における被膜形成の状態を推定する(本発明の推定工程の一例に相当する。)。そして、被膜形成の状態に従って、駆動ローラ22に対する感光体ドラム1a、2a、3a、4aの速度差を小さくするように制御を行うことになる(本発明の制御工程の一例に相当する。)。
(2)次に、モノクロ印刷が選択された場合について説明する(ST5)。
モノクロ印刷が選択されると、転写ローラ1c、2c、3cが感光体ドラム1a、2a、3aから離間される(ST6)。
そして、リセット手段1dからのリセット信号に係わらず、制御手段40は、記録手段4eに記録されている感光体ドラム4aの累積駆動時間と、自己が有する速度差補正データに基づいて、感光体ドラム4a及び駆動ローラ22の回転速度の制御を行う(ST7)。ここで、制御手段40は、感光体ドラム1a、2a、3aの駆動を行わない。
以上のような制御を行うことにより、例えば、感光体ドラム1aを交換した場合であっても、モノクロ印刷を行う場合には、転写ベルト23と感光体ドラム4aとの速度差の変化制御は、記録手段1eに記録された累積駆動時間に左右されずに独立した制御が可能となる。
尚、上記ST4又はST7の動作の終了後には、本実施の形態1の画像形成装置は、次の動作指令が入力されるまで待機状態になる。
又、上記では、感光体ドラム1aを交換した場合について説明したが、感光体ドラム2a、3aを交換した場合であっても同様の制御が行われる。例えば、感光体ドラム3aが交換された場合であって、カラー印刷が選択されると、スイッチ3bの信号を受けとったリセット手段3dが、記録手段3eと制御手段40にリセット信号を出力し、記録手段3eに記録されていく感光体ドラム3a交換後の累積駆動時間に基づいて全ての感光体ドラムの速度差補正が行われることになる。一方、感光体ドラム3aが交換された場合であって、モノクロ印刷が選択されると、リセット手段3dからのリセット信号に係わらず、制御手段40は記録手段4eに記録されている感光体ドラム4aの累積駆動時間と、自己が有する速度差補正データに基づいて、感光体ドラム4a及び駆動ローラ22の回転制御を行う。
又、本発明の駆動時間は、例えば、上述したモノクロ印刷及びカラー印刷中における感光体ドラムの回転時間に相当するが、画像形成装置の立ち上げ時や、待機時間中等の感光体ドラムの回転時間も含む方が好ましい。
2.次に、感光体ドラム4aを交換した場合について説明する。
図4は、感光体ドラム4aを交換した場合の本実施の形態1における画像形成装置の制御フロー図である。
図4に示す様に、感光体ドラム4aを交換する(ST11)と、スイッチ4bがオフからオンへ切り替わり、その信号がリセット手段4dに出力され、リセット手段4dから記録手段4e及び制御手段40へとリセット信号が出力される。
そして、リセット信号によって記録手段4eの累積駆動時間のみがリセットされ、記録手段4eに記録されている累積駆動時間は0となる(ST12)。
(1)カラー印刷が選択された場合(ST13)には、リセット信号を受けた制御手段40は、自己が有する速度差補正データに基づいて、累積駆動時間が0の時の速度差を設けるように感光体ドラム1a、2a、3a、4aの回転速度及び駆動ローラ22の回転速度の制御を行う。ここで、感光体ドラム1a、2a、3a、4aの回転速度の制御は一律に行われる(ST14)。
(2)一方、モノクロ印刷が選択された場合(ST15)には、転写ローラ1c、2c、3cが感光体ドラム1a、2a、3aから離間され(ST16)、リセット信号を受けた制御手段40は、自己が有する速度差補正データに基づいて、累積駆動時間が0の時の速度差を設けるように感光体ドラム4aの回転速度及び駆動ローラ22の回転速度の制御を行う(ST17)。
尚、感光体ドラムを交換した場合についてのみ説明したが、未使用状態の画像形成装置を初めて動作させる場合にも、上記制御を行う方が好ましい。この場合、全ての感光体ドラム1a、2a、3a、4aの累積駆動時間が0の状態であるため、カラー印刷では、制御手段40は、最も累積駆動時間の短い感光体ドラムの累積駆動時間及び速度差補正データに基づいて、感光体ドラム1a、2a、3a、4a及び駆動ローラ22の回転速度の制御を行う。一方、モノクロ印刷では、制御手段40は、感光体ドラム4aの累積駆動時間及び速度差補正データに基づいて、感光体ドラム4a及び駆動ローラ22の回転速度の制御を行う。
又、本実施の形態1の画像形成装置では、各感光体ドラム1a、2a、3a、4a毎に累積駆動時間を記録していたが、いずれか1つの感光体ドラムの累積駆動時間にのみ基づいて制御が行われても良い。例えば、図5に示すような制御の構成が挙げられる。
図5に示す制御の構成では、感光体ドラム1aの累積駆動時間を記録する記録手段42(図2の記録手段1eに相当する)が設けられており、他の感光体ドラム2a、3a、4aの累積駆動時間を記録する手段は設けられていない。又、スイッチ1b、2b、3b、4bのいずれかから信号を受信した場合に、リセット信号を制御手段43と記録手段42に出力するリセット手段41が設けられている。
このような構成の画像形成装置では、4つの感光体ドラム1a、2a、3a、4aのうちいずれか1つの感光体ドラムが交換された場合であっても、記録手段42に記録されている感光体ドラム1aの累積駆動時間がリセットされる。
カラー印刷の場合、制御手段43は、リセット後の感光体ドラム1aの累積駆動時間及び速度差に基づいて、感光体ドラム1a、2a、3a、4a及び駆動ローラ22の回転速度の制御を行う。
一方、モノクロ印刷の場合、感光体ドラム1aは回転しないため、記録手段42の累積駆動時間は変化しない。そのため、制御手段43は、印刷時における感光体ドラム1aの累積駆動時間と自己が有する速度差補正データから導き出せる速度に基づいて、感光体ドラム4aの回転速度の制御を行う。
すなわち、図5に示す構成は、カラー印刷の色ずれの方が、モノクロ印刷における等倍度の劣化よりも目立つため、色ずれの抑制を優先させた構成である。要するに、モノクロ印刷を行う場合には、転写ベルト4aと感光体ドラム4aとの速度差の変化制御は、記録手段42に記録された累積駆動時間に左右されることとなる。
更に、図6に示すような制御の構成が挙げられる。図6に示す制御の構成では、感光体ドラム4aに係わる構成は実施の形態1と同様である。感光体ドラム1a、2a、3aについては、感光体ドラム1aの累積駆動時間を記録する記録手段45と、スイッチ1b、2b、3bからの信号を受信し、制御手段46及び記録手段45へと出力するリセット手段44が設けられている。
このような構成の場合、カラー印刷時にのみ用いられる感光体ドラム1a、2a、3aのいずれかの感光体ドラムが交換された場合であっても、制御手段46は、実施の形態1で述べたようにモノクロ印刷時には、感光体ドラム4aの累積駆動時間と速度差補正データに基づいて、感光体ドラム4a及び駆動ローラ22の回転速度の制御を行うことが出来る。
又、本発明の潤滑剤の一例は、本実施の形態1のステアリン酸亜鉛に相当するが、例えば、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸鉄、ステアリン酸ニッケル、ステアリン酸コバルト、ステアリン酸銅、ステアリン酸ストロンチウム、ステアリン酸カルシウム等であってもよい。
又、本実施の形態1では、転写ベルト23と比較して、感光体ドラム1a、2a、3a、4aの速度を相対的に速くするように制御しているが、転写ベルト23の速度が速くなるように制御が行われても良い。
又、本実施の形態1の画像形成装置では、他の部分のメンテナンスを行う際等に、感光体ドラムを単に取り外し、再び同じ感光体ドラムを取り付けた場合であっても、累積駆動時間がリセットされるような構成になっているが、マニュアルスイッチを追加して感光体ドラムの交換時にのみリセットされるようにしてもよい。
又、本実施の形態1では、感光体ドラム1aの駆動時間に基づいて感光体ドラム1aの回転速度と駆動ローラ22の速度を制御したが、駆動時間に限らなくても良く、感光体ドラム1aにおける累積印字画素数に基づいて制御してもよい。
又、本実施の形態1の画像形成装置は、図1に示すようにタンデム方式であるが、中間転写ベルトを用いた1ドラム方式のカラー画像形成装置であってもよく、更に、モノクロ用画像形成装置であってもよい。
(実施例1)
以下、本発明の画像形成装置について、より詳細に説明する。
本発明にかかる実施例1では、実施の形態1で述べた画像形成装置を用いた。尚、転写ベルト23の材料としては、フッ化ビニリデン樹脂(PVDF)を用い、感光体ドラム1a、2a、3a、4aの材質としてはアモルファスシリコンを用いた。又、トナー中に潤滑剤としてステアリン酸亜鉛を重量比0.05%添加した。
感光体ドラム1aを交換した後の、感光体ドラム1aの駆動時間と表面摩擦係数の関係を図7に示す。尚、ISO標準パターン(70000dot/seet)の印字を行うことにより、感光体ドラム1aを駆動させた結果である。又、評価に用いる用紙としては、単位面積あたりの重量が64(g/m)の用紙を用いた。又、感光体ドラム1aの表面摩擦係数は、LOAD CELL(ロードセル) TYPE WBU―20N(昭和測器(株)製)を用いて測定した。
又、転写ベルト23の速度に対して感光体ドラム1aの速度が実質上同じ速度になるように制御が行われた場合と、転写ベルト23の速度に対して感光体ドラム1aの速度が0.1%、0.2%、及び0.3%速くなるように制御が行われた場合における、感光体ドラム1a表面の摩擦係数による中抜け現象について検証した。その検証結果を図8のグラフに示す。尚、太い実線が速度差0.3%になるように制御した場合で、一点鎖線が速度差0.2%になるように制御した場合で、二点鎖線が速度差0.1%になるように制御した場合で、細い実線が同じ速度になるように制御した場合を示している。又、中抜け評価として、最も悪いレベルを1とし、最も良いレベルを5とした。又、評価に用いる用紙としては、上記と同様の単位面積あたりの重量が64(g/m)の用紙を用いた。
図7に示すように、初期の感光体ドラム1aの表面摩擦係数は0.35である。このときの速度差0%における中抜けレベルは、図8に示すようにレベル1であり非常に悪い状態である。
ここで、図8により、初期状態で中抜けを許容可能なレベル(レベル4)にするためには、感光体ドラム1aの速度を転写ベルト23の速度に対して0.3%大きくする必要があることがわかる。
一方、感光体ドラム1a、2a、3a、4aと転写ベルト23の速度差に対する色ずれ量の関係についての評価結果を図9に示す。図9の結果から、感光体ドラム1aの速度が転写ベルト23の速度よりも0.3%速い場合には、色ずれ量は、速度差を設けていない場合と同程度であることがわかる。
以上の図7、図8、及び図9の結果から速度差補正データとして図10のグラフを用いれば良いことが分かる。
従って、本実施例1の画像形成装置は、図10に示すように、感光体ドラム1aの交換初期には、感光体ドラム1a、2a、3a、4aの速度を転写ベルト23の速度よりも+0.3%速くなるように制御が行われる。そして、感光体ドラム1aの駆動時間が40分を経過した際には、図7に示すように感光体ドラム1aの表面摩擦係数は0.29以下になっていると推定出来、速度差を0.2%に減少させるように制御が行われる。これは、図8に示すように、感光体ドラム1の表面摩擦係数が0.29のときは、速度差を0.2%と減少しても、中抜けレベルを許容範囲であるレベル4に保つことが出来るためである。
続いて、感光体ドラム1aの駆動時間が80分を経過した際には、感光体ドラム1aの表面摩擦係数は0.23以下になっていると推定出来、速度差を0.1%に減少させるように制御が行われる。これは、図8に示すように、感光体ドラム1の表面摩擦係数が0.23のときは、速度差を0.1%と減少しても、中抜けレベルをレベル4に保つことが出来るためである。
続いて、感光体ドラム1aの駆動時間が120分を経過した際には、感光体ドラム1aの表面摩擦係数は0.18以下になっていると推定出来るため、速度差を0%にするように制御が行われる。これは、図8に示すように、感光体ドラム1の表面摩擦係数が0.18のときは、速度差を0%と減少しても、中抜けレベルをレベル4に保つすることが出来るためである。
従って、本実施例1の画像形成装置では、感光体ドラム1aの交換初期には、色ずれや等倍度の悪化が許容範囲内に収まる範囲内で速度差を設けることにより中抜け現象の発生を抑制し、感光体ドラム1aの駆動時間に伴って表面摩擦係数が低下すると、速度差を小さくし、色ずれや等倍度の悪化が生じないように制御を行うことが可能となる。
(実施例2)
本発明にかかる実施例2における画像形成装置は、実施例1と基本的構成は同じであるが、感光体ドラムの駆動時間ではなく、感光体ドラムの累積印字画素数に基づいて速度差補正の制御を行う点が異なる。
本実施例2の画像形成装置では、累積印字画素数に基づいた速度差補正データを制御手段40が有し、記憶手段1e、2e、3e、4eは、各感光体ドラム1a、2a、3a、4aにおける累積印字画素数を記憶する。
感光体ドラム1aを交換した後の、感光体ドラム1aにおける累積印字画素数と感光体ドラム1aの表面摩擦係数との関係を図11に示す。図11に示すように、累積印字画素数/100000(以下、累積印字数A値という)が1800の時に、感光体ドラム1aの表面摩擦係数が0.29となり、累積印字数A値が3600の時に、感光体ドラム1aの表面摩擦係数が0.23となり、累積印字数A値が5500の時に、感光体ドラム1aの表面摩擦係数が0.18となる。この図11と図8に基づいて、本実施例2の制御手段40が有する速度差補正データである図12を導くことが出来る。
本実施例2の画像形成装置では、図12に示す速度差補正データに基づいて、感光体ドラム1a交換初期には、感光体ドラム1aの回転速度を転写ベルト23の速度よりも+0.3%速くなるように制御が行われる。そして、累積印字画素数によって感光体ドラム1aの表面摩擦係数を推定し、累積印字数A値が1800の時に速度差が0.2%、累積印字数A値が3600の時に速度差が0.1%、累積印字数A値が5500の時に速度差が0%となるように制御が行われる。
(実施の形態2)
本発明にかかる実施の形態2における画像形成装置は、実施の形態1と基本的構成は同じであるが、トナーに潤滑剤を添加しておらず、各画像形成ユニットに潤滑剤塗布手段を設けている点が異なる。従って、本相違点を中心に説明する。
尚、潤滑剤塗布手段は、マゼンダ画像形成ユニット1、シアン画像形成ユニット2、イエロー画像形成ユニット3、及びブラック画像形成ユニット4の全てに同様に設けられているので、マゼンダ画像形成ユニット1を例に挙げて説明する。
図13は、本実施の形態2におけるマゼンダ画像形成ユニット1の構成図である。
本実施の形態2における画像形成装置は、クリーニングユニット19の代わりにクリーニングユニット30が設けられている。このクリーニングユニット30は、徐電器16とクリーニングブレード18の間に、感光体ドラム1aの表面に接触しているファーブラシ31を有している。感光体ドラム1aと反対側のファーブラシ31の表面には、本発明の潤滑剤の一例である固形状のステアリン酸亜鉛の角材33がバネ32によって圧接されている。尚、本発明の潤滑剤塗布装置の一例は本実施の形態2のファーブラシ31、角材33、及びバネ32に相当する。
このような画像形成装置では、ファーブラシ31によって感光体ドラム1a上のトナーの除去が行われている。上述した機構では、潤滑剤が感光体ドラム1aの表面に供給される時間は、感光体ドラム1aの駆動時間と同等になるため、制御手段40が有する速度差補正データとしては、実施の形態1と同様に感光体ドラムの駆動時間を基準にしたものを用いることが出来る。尚、速度差補正データの一例として、図14に示したグラフを用いることが出来る。
(実施の形態3)
本発明にかかる実施の形態3における画像形成装置は、実施の形態2の画像形成装置と基本的な構成は同じであるが、ファーブラシが感光体ドラムに対して離間可能に構成されている点が異なる。従って、本相違点を中心に説明する。
図15は、本実施の形態3におけるマゼンダ画像形成ユニット1の構成図である。
本実施の形態3の画像形成装置には、図15に示すように、ファーブラシ31に、その先端が接続されたL字状の部材37が設けられており、他の先端にはソレノイド1fが接続されている。このL字状の部材37は、その湾曲部を支点35として回動可能となっている。すなわち、ソレノイド1fに通電され、矢印C方向に上下動することにより、ファーブラシ31は矢印d方向に移動し、感光体ドラム1aの表面に接触又は離間することが可能となる。
上記構成において制御手段47が有する速度差補正データとしては、本発明の潤滑剤の塗布時間の一例である、感光体ドラム1aが駆動しており、且つファーブラシ31が感光体ドラム1aの表面に接触している時間を基準としたものを用いることが出来る。
すなわち、本実施の形態3の画像形成装置は、図16に示すように、ソレノイド1f、2f、3f、4fからの信号と感光体ドラム1a、2a、3a、4aからの信号を用いて記録手段1e、2e、3e、4eが潤滑剤の塗布時間を記録するような構成となっている。
そして、制御手段47は、自己が有している潤滑剤の塗布時間を基準にした速度差補正データと、交換された感光体ドラムにおける潤滑剤の塗布時間とに基づいて速度差補正を行う。尚、速度差補正データの一例として、図17に示したグラフを用いることが出来る。
又、本実施の形態3の画像形成装置では、感光体ドラムの交換時や画像形成装置の初動作の際にのみ、潤滑剤の被膜を形成するようにファーブラシ31を感光体ドラム1aの表面に当接すればよいが、それ以外にも定期的にファーブラシ31を当接させることにより潤滑剤による被膜を形成してもよい。
尚、本発明のプログラムは、上述した本発明の画像形成装置の制御方法の、推定工程及び制御工程の一方又は双方の工程の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
又、本発明の記録媒体は、上述した本発明の画像形成装置の制御方法の、推定工程及び制御工程の一方又は双方の工程の全部又は一部の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記動作を実行する記録媒体である。
又、本発明の上記「工程の動作」とは、前記工程の全部又は一部の動作を意味する。
又、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な、ROM等の記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
又、本発明のプログラムの一利用形態は、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等の伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
又、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
尚、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
本発明の画像形成装置、画像形成装置の制御方法は、中抜け現象の低減と、等倍度が悪化する現象又は色ずれ現象の抑制を両立することが可能となるという効果を有し、複写機、プリンタ、ファクシミリなどに用いられている画像形成装置として有用である。
本発明にかかる実施の形態1における画像形成装置の構成図 本発明にかかる実施の形態1における画像形成装置の制御に関する構成図 本発明にかかる実施の形態1における画像形成装置の制御フロー図 本発明にかかる実施の形態1における画像形成装置の制御フロー図 本発明にかかる実施の形態1における画像形成装置の制御に関する変形例を示す構成図 本発明にかかる実施の形態1における画像形成装置の制御に関する変形例を示す構成図 本発明にかかる実施例1における画像形成装置の感光体ドラム駆動時間と感光体ドラムの表面摩擦係数の関係のグラフを示す図 本発明にかかる実施例1における画像形成装置の感光体ドラムの表面摩擦係数と中抜けレベルの関係のグラフを示す図 本発明にかかる実施例1における画像形成装置の感光体ドラムの転写ベルトに対する速度差と色ずれ量の関係のグラフを示す図 本発明にかかる実施例1における画像形成装置の感光体ドラムの駆動時間に基づいた速度差補正のグラフを示す図 本発明にかかる実施例2における画像形成装置の累積印字画素数と感光体ドラムの表面摩擦係数との関係のグラフを示す図 本発明にかかる実施例2における画像形成装置の累積印字画素数に基づいた速度差補正のグラフを示す図 本発明にかかる実施の形態2における画像形成装置のマゼンダ画像形成ユニットの構成図 本発明にかかる実施の形態2における画像形成装置の感光体ドラムの駆動時間に基づいた速度差補正のグラフを示す図 本発明にかかる実施の形態3における画像形成装置のマゼンダ画像形成ユニットの構成図 本発明にかかる実施の形態3における画像形成装置の制御に関する構成図 本発明にかかる実施の形態3における画像形成装置の潤滑剤の塗布時間に基づいた速度差補正のグラフを示す図
符号の説明
1 マゼンダ画像形成ユニット
1a 感光体ドラム
2 シアン画像形成ユニット
2a 感光体ドラム
3 イエロー画像形成ユニット
3a 感光体ドラム
4 ブラック画像形成ユニット
4a 感光体ドラム
11 定着器
12 帯電器
13 露光器
14 現像器
15 転写ローラ
16 徐電器
18 クリーニングブレード
19 クリーニングユニット
21 従動ローラ
22 駆動ローラ
23 転写ベルト
24 バックアップローラ
25 テンションローラ

Claims (12)

  1. トナーに添加された潤滑剤、又は潤滑剤塗布手段から供給された潤滑剤によって表面に被膜が形成される像担持体と、
    前記像担持体の表面に形成された静電潜像に基づいてトナー像を形成する現像手段と、
    前記トナー像を転写体に転写する転写手段と、
    所定の情報に基づいて前記被膜の形成状態を推定する推定手段と、
    前記転写手段と前記像担持体とに相対的な速度差を設け、前記推定手段による推定結果に基づいて、前記相対的な速度差を減少させるように制御する制御手段とを備えた、画像形成装置。
  2. 前記所定の情報とは、前記像担持体の駆動時間である、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記所定の情報とは、累積印字画素数である、請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記所定の情報とは、前記潤滑剤の塗布時間である、請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記被膜の形成状態を推定するとは、前記像担持体表面の摩擦係数が所定値以下になることを推定することである、請求項2乃至4の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 前記推定手段は、前記像担持体が交換された際に前記所定の情報をリセットし、リセット信号を出力するリセット手段を有し、
    前記制御手段は、前記リセット信号を受け取る毎に前記速度差に関する一連の制御を繰り返す、請求項2乃至4の何れかに記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記速度差を段階的に制御する手段である、請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記転写体は、中間転写ベルト又は紙である、請求項1記載の画像形成装置。
  9. 前記像担持体及び前記現像手段を複数組有し、
    前記転写手段は、前記複数の像担持体毎に設けられた転写ローラと、前記複数の転写ローラに巻き掛けられた転写ベルトとを有する、請求項1記載の画像形成装置。
  10. トナーに添加された潤滑剤、又は潤滑剤塗布手段から供給された潤滑剤によって表面に被膜が形成される像担持体と、前記像担持体の表面に形成された静電潜像に基づいてトナー像を形成する現像手段と、前記トナー像を転写体に転写する転写手段とを有する、画像形成装置の制御方法であって、
    所定の情報に基づいて前記被膜の形成状態を推定する推定工程と、
    前記転写手段と前記像担持体とに相対的な速度差を設け、前記推定工程による推定結果に基づいて、前記相対的な速度差を減少させるように制御する制御工程とを備えた、画像形成装置の制御方法。
  11. 請求項10記載の画像形成装置の制御方法の、所定の情報に基づいて前記被膜の形成状態を推定する推定工程と、前記転写手段と前記像担持体とに相対的な速度差を設け、前記推定工程による推定結果に基づいて、前記相対的な速度差を減少させるように制御する制御工程とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 請求項11記載のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体。
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