JP2007121183A - 回路基板検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】正確なプロービングを可能としつつ、検査対象の基板を短時間で検査する。
【解決手段】回路基板10上のプロービング点P1〜P8についてのX方向、Y方向、および回路基板10からの高さ方向の位置情報に基づいて移動機構を制御してプロービング点P1〜P8に対してプローブをプロービングさせる制御部を備え、制御部は、検査領域A内における少なくとも3点の測定点(プロービング点P1,P4,P7)について基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収し、X方向およびY方向の位置情報並びに吸収した情報に基づいて各測定点を含む仮想平面を求めると共に検査領域A内において測定点とは相違する各プロービング点P2,P3,P5,P6,P8が仮想平面上に位置するように高さ方向の位置情報を補正し、プロービング時にX方向およびY方向の位置情報並びに補正処理後の高さ方向の位置情報に基づいて移動機構を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、各プロービング点に対してプローブをプロービングさせて基板を電気的に検査する回路基板検査装置に関するものである。
この種の回路基板検査装置として、特開平10−253716号公報にプリント基板を電気的に検査するインサーキットテスタが開示されている。このインサーキットテスタは、X−Y2軸ロボット(以下、「2軸ロボット」ともいう)にプローブピン昇降ユニット(以下、「昇降ユニット」ともいう)が取り付けられると共に、昇降ユニットにプローブピンが取り付けられ、プリント基板に対するプロービングを実行可能に構成されている。また、このインサーキットテスタは、プリント基板表面の凹凸を光学的に検出するための距離測定センサが2軸ロボットに取り付けられており、この距離測定センサによってプリント基板の全域において、その凹凸を検出可能に構成されている。
このインサーキットテスタによるプリント基板の検査に際しては、まず、プリント基板ガイドブロックに検査対象のプリント基板を固定する。次いで、2軸ロボットによってテストポイントの上方に距離測定センサを移動させて距離測定センサから基板表面(テストポイント)までの距離を測定させる。この際に、プリント基板に反りが生じて例えばテストポイントが基準位置(反りが生じていない基板におけるテストポイントの位置)よりも距離測定センサから離れているときには、距離測定センサによって測定される距離が基準値よりも長くなる。したがって、この際には、プローブピンを昇降させるための制御データを測定された距離に応じて補正し、プロービングに際しては、補正後の制御データに基づいて昇降ユニットを制御する。これにより、プリント基板に反りが生じているときであっても、テストポイントにプローブピンを確実に接触させてプリント基板を電気的に検査することが可能となる。
特開平10−253716号公報(第3−6頁、第1−2図)
ところが、従来のインサーキットテスタには、以下の問題点がある。すなわち、従来のインサーキットテスタでは、各テストポイント(プロービング点)に対するプロービングの都度、距離測定センサによってテストポイントまでの距離を測定し、その測定結果に基づいて制御データ(テストポイントの位置情報)を補正する構成が採用されている。この場合、今日では、回路基板のファインピッチ化に伴い、回路基板1枚当りのプロービング点の数が極めて多数となっている。したがって、各プロービング点毎に距離の測定および制御データの補正を実行する従来のインサーキットテスタには、回路基板上のすべてのプロービング点に対するプロービングを完了するまでに非常に長い時間を要するという問題点がある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、各プロービング点に対する正確なプロービングを可能としつつ、検査対象の基板を短時間で検査し得る回路基板検査装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の回路基板検査装置は、基板上の各プロービング点についてのX方向、Y方向、および当該基板からの高さ方向の位置情報に基づいて移動機構を制御して当該各プロービング点に対してプローブをプロービングさせる制御部を備え、前記制御部は、前記基板上の検査領域内における少なくとも3点の測定点について基準点に対する当該基板からの高さ方向の相対的位置の情報を吸収する位置情報吸収処理と、前記X方向およびY方向の位置情報並びに前記吸収した前記相対的位置の情報に基づいて前記各測定点を含む仮想平面を求めると共に前記検査領域内において前記測定点とは相違する前記各プロービング点が当該仮想平面上または当該仮想平面上に近似する位置に位置するように当該各プロービング点についての前記高さ方向の位置情報を補正する補正処理とを実行し、前記プロービング時において前記X方向およびY方向の位置情報並びに前記補正処理後の前記高さ方向の位置情報に基づいて前記移動機構を制御する。なお、本発明における「基板からの高さ」とは、プローブをプロービングさせる方向において基板の基板面から離間した距離を意味する。
請求項2記載の回路基板検査装置は、請求項1記載の回路基板検査装置において、前記制御部は、前記基板上に規定された複数の前記検査領域毎に前記位置情報吸収処理と前記補正処理とを実行する。
請求項3記載の回路基板検査装置は、請求項2記載の回路基板検査装置において、前記制御部は、隣り合う前記検査領域の境界部分に規定された前記測定点についての前記相対的位置の情報を前記位置情報吸収処理時に吸収し、当該境界部分の測定点について吸収した前記相対的位置の情報を前記隣り合う検査領域毎の前記補正処理時に共用する。
請求項4記載の回路基板検査装置は、請求項1から3のいずれかに記載の回路基板検査装置において、前記制御部は、前記位置情報吸収処理時において、前記測定点に対して電気的に接続された所定部位に一対の前記プローブのうちの一方を接触させた状態において他方を当該測定点に向けて移動させて当該他方が当該測定点に接触した時点における当該他方の高さに基づいて当該測定点についての前記高さ方向の相対的位置の情報を吸収する。
請求項5記載の回路基板検査装置は、請求項1から3のいずれかに記載の回路基板検査装置において、非接触型距離測定センサを備え、前記制御部は、前記位置情報吸収処理時において、前記移動機構を制御して前記非接触型距離測定センサを前記測定点上に移動させると共に当該非接触型距離測定センサを作動させて当該非接触型距離測定センサのセンサ信号に基づいて当該非接触型距離測定センサから当該測定点までの距離を測定し、その測定結果に基づいて当該測定点についての前記高さ方向の相対的位置の情報を吸収する。
請求項1記載の回路基板検査装置によれば、検査領域内の少なくとも3点の測定点について基準点に対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収する位置情報吸収処理と、X方向およびY方向の位置情報並びに吸収した相対的位置の情報に基づいて各測定点を含む仮想平面を求めると共に各測定点とは相違する各プロービング点が仮想平面上または仮想平面上に近似する位置に位置するように各プロービング点についての高さ方向の位置情報を補正する補正処理とを実行し、プロービング時にX方向およびY方向の位置情報並びに補正処理後の位置情報に基づいて移動機構を制御することにより、各テストポイント毎に距離測定センサによって距離を測定して制御用のデータを補正する従来のインサーキットテスタとは異なり、少なくとも3点の測定点について基準点に対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収するだけで、その測定点が含まれている検査領域内のすべてのプロービング点についての高さ方向の位置情報を補正することができる。したがって、各プロービング点に対する正確なプロービングを行い、しかも、測定回数(位置吸収作業の回数)が少なくなる分だけ1枚の基板を検査するのに要する時間を十分に短縮し、短時間で検査を完了することができる。
また、請求項2記載の回路基板検査装置によれば、基板上に規定された複数の検査領域毎に位置情報吸収処理と補正処理とを実行することにより、1枚の基板上に1つの検査領域を規定してその検査領域内のすべてのプロービング点を一組の測定点についての高さ方向の相対的位置の情報に基づいて補正する構成と比較して、1枚の基板内に相反する方向への傾き(複雑な変形)が生じていたとしても、各検査領域毎に仮想平面を求めて各プロービング点についての位置情報を的確に補正することができる。
さらに、請求項3記載の回路基板検査装置によれば、隣り合う検査領域の境界部分に規定された測定点について基準点に対する高さ方向の相対的位置の情報を位置情報吸収処理時に吸収すると共に、境界部分の測定点について吸収した相対的位置の情報を隣り合う検査領域毎の補正処理時に共用することにより、各検査領域毎に3箇所以上の測定点をそれぞれ別個に規定して基準点に対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収して位置情報を補正する構成と比較して、1枚の基板についての位置情報吸収処理の回数(測定点の数)を一層少なくすることができる結果、一層短時間で基板を検査することができる。
また、請求項4記載の回路基板検査装置によれば、位置情報吸収処理時において測定点に対して電気的に接続された所定部位に一対のプローブのうちの一方を接触させた状態において他方を測定点に向けて移動させて他方が測定点に接触した時点における他方の高さに基づいてその測定点についての基準点に対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収することにより、各測定点毎の高さ方向の相対的位置の情報を吸収するための測定器を別途配設することなく、基板を電気的に検査するためのプローブを用いて各測定点毎の基準点に対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収することができる。したがって、製造コストの高騰を招くことなく、変形や傾きが生じた各種の基板に対して正確にプロービングさせることができる。
さらに、請求項5記載の回路基板検査装置によれば、非接触型距離測定センサを用いた測定結果に基づいて測定点についての基準点に対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収することにより、プローブ等が電気的に接触したか否かの判別が困難な測定点、すなわち、導体パターン上ではない測定点についての基準点に対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収することができる。したがって、基板に形成された導体パターンの位置や形状等に左右されることなく、検査領域の傾き等の検出に適した任意の位置に測定点を規定して基準点に対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収することができる。この結果、基板の傾き(変形)等を一層的確に反映した高さ方向の位置情報の補正処理が可能となるため、各プロービング点に対してプローブを正確に接触させることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る回路基板検査装置の最良の形態について説明する。
最初に、回路基板検査装置1の構成について、図面を参照して説明する。
図1に示す回路基板検査装置1は、載置台2、X−Y−Z移動機構3a,3b、プローブ4a,4b、測定部5、操作部6、記憶部7および制御部8を備えて検査対象の回路基板10を電気的に検査可能に構成されている。載置台2は、回路基板10を載置可能に構成されている。なお、実際には、回路基板10を載置台2に固定するためのクランプ機構等を備えているが、これらについての図示および説明を省略する。X−Y−Z移動機構3a,3b(以下、「移動機構3a,3b」ともいう)は、本発明における移動機構に相当し、制御部8の制御に従い、移動機構3aがプローブ4aを移動させ、移動機構3bがプローブ4bを移動させることで両プローブ4a,4bを回路基板10上の所定のプロービング点P(図2に示すプロービング点P1〜P8等)にプロービングさせる。プローブ4a,4b(以下、「プローブ4a,4b」ともいう)は、接触型の検査用プローブであって、移動機構3a,3bによって回路基板10上のプロービング点Pに接触させられる。なお、本発明におけるプローブは、接触型の検査用プローブに限定されず、非接触型の検査用プローブがこれに含まれる。
測定部5は、制御部8の制御に従い、プローブ4a,4bを介して回路基板10に検査用信号を出力することにより、例えば、回路基板10上の導体パターンの絶縁状態(短絡の有無)や導通状態(断線の有無)を電気的に検査する。操作部6は、検査開始スイッチ(図示せず)等を備えている。記憶部7は、回路基板10上の各プロービング点Pにプローブ4a,4bを接触させるための位置情報Dpを記憶する。この場合、位置情報Dpとしては、反り、変形および厚みのばらつき等が生じていない良品の回路基板10を載置台2上に傾くことなくセットした状態において吸収した各プロービング点P1〜P8についての基準点Psに対する相対的位置を特定可能なX座標、Y座標およびZ座標(本発明における高さ方向の相対的な位置情報)の座標情報が記録されている。この場合、基準点Psは、一例として、移動機構3a,3bの駆動制御用の基準点(すなわち、X座標、Y座標およびZ座標が共に「0」の点)と一致するように規定されている。制御部8は、記憶部7に記憶されている位置情報Dpに基づき、移動機構3a,3bを制御してプローブ4a,4bを回路基板10上の各プロービング点Pにプロービングさせると共に、測定部5を制御して回路基板10についての所定の電気的検査を実行させる。また、制御部8は、後述するように、各回路基板10の傾きや反り等に応じて位置情報Dp(正確には、位置情報DpにおけるZ座標の座標情報)を補正すべく、基準点Psに対するプロービング点Pの高さ方向の相対的位置の情報を吸収する。
次に、回路基板検査装置1による回路基板10の検査方法について、図面を参照して説明する。
まず、図1に示すように、検査対象の回路基板10を載置台2の上にセットする。この場合、図2に示すように、検査対象の回路基板10には、一例として、プロービング点P1〜P8が存在し、このプロービング点P1〜P8を含むようにして1つの検査領域Aが規定されている。なお、実際には、1枚の回路基板10上に数百箇所から数千箇所程度のプロービング点Pが存在するが、本発明についての理解を容易とするために、プロービング点P1〜P8以外の各プロービング点Pについての図示および説明を省略する。また、一例として、プロービング点P1〜P8のうちのプロービング点P1,P4,P7の3点が本発明における測定点に相当し、プロービング点P2,P3,P5,P6,P8が本発明における「測定点とは相違する各プロービング点」に相当するものとして以下に説明する。さらに、測定点に相当するプロービング点P1,P4,P7は、図示しない導体パターンを介して電気的に相互に接続されているものとする。なお、本発明における測定点としては、プロービング点P1〜P8に限定されるものではなく、プローブ4a,4bによってプロービングが可能な任意の点に規定することができる。
次いで、制御部8が、操作部6の検査開始スイッチの操作に応じて本発明における位置情報吸収処理を開始する。この処理では、制御部8は、まず、記憶部7に記憶されている位置情報Dpに基づき、移動機構3bを制御してプローブ4bをプロービング点P7(本発明における「測定点に対して電気的に接続された所定部位」の一例)に接触させる。この際に、例えば、回路基板10の裏面側に付着した異物等に起因して載置台2に対する回路基板10の極く小さな傾きが生じているときには、その回路基板10上のプロービング点P7が基準点(位置情報Dpに基づいて特定される位置)よりも上方に位置する。このような状態において、プロービング点Pに向けてプローブ4bを高速に移動させたときには、回路基板10およびプローブ4bの破損を招くおそれがある。したがって、制御部8は、位置情報Dpに基づいて移動機構3bを制御することにより、プローブ4bをプロービング点P7の上方に移動させた後に、プロービング点P7に向けてプローブ4bを十分に低速で移動させる。続いて、制御部8は、位置情報Dpに基づいて移動機構3aを制御することにより、プローブ4aをプロービング点P1(本発明における「測定点」の一例)の上方に移動させると共に、測定部5を制御してプローブ4a,4b間に所定値の電圧を印加させる。
次いで、制御部8は、移動機構3aを制御してプローブ4aをプロービング点P1に向けて十分に低速で移動させる。この際に、移動機構3aによって移動させられたプローブ4aがプロービング点P1に接触したとき、すなわち、プローブ4aがプロービング点P1に対して電気的に接続されたときには、プロービング点P1、導体パターンおよびプロービング点P7を介してプローブ4a,4b間を電流が導通する。したがって、測定部5は、プローブ4a,4b間を電流が導通した時点で所定の接触検出信号を制御部8に出力する。一方、測定部5からの接触検出信号の出力に応じて、制御部8は、その時点におけるプローブ4aのZ座標(プローブ4aにおける先端部の高さ)をプロービング点P1についての基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報として吸収して、記憶部7に既に記憶されている位置情報DpにおけるZ座標の座標情報を吸収した高さ方向の相対的位置の情報で書き替える。
次いで、制御部8は、プローブ4bをプロービング点P7に接触させた状態を維持しつつ、移動機構3aを制御してプローブ4aをプロービング点P4の上方に移動させる。続いて、制御部8は、移動機構3aを制御してプローブ4aをプロービング点P4に向けて十分に低速で移動させ、プロービング点P1についての基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報の吸収と同様にしてプロービング点P4についてのZ座標を吸収して記憶部7の位置情報Dpを書き替える。次いで、制御部8は、プロービング点P4にプローブ4aを接触させた状態を維持しつつ、移動機構3bを制御してプロービング点P7からプローブ4bを上方に一旦上昇させる。続いて、移動機構3bを制御してプロービング点P7に向けてプローブ4bを十分に低速で再び下降させ、プロービング点P1,P4についての基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報の吸収と同様にしてプロービング点P7についてのZ座標を吸収して記憶部7の位置情報Dpを書き替える。以上により、本発明における位置情報吸収処理が完了する。
続いて、制御部8は、上記の位置情報吸収処理によって吸収したプロービング点P1,P4,P7の基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報と、記憶部7に既に記憶されている位置情報Dp(X座標およびY座標の座標情報)とに基づき、回路基板10に許容範囲を外れた大きな変形や厚みのばらつき、および載置台2に対する許容範囲を外れた傾き等が存在しているか否かを判別する。具体的には、例えば、回路基板10の裏面に付着した異物に起因して図2における右側の部位が載置台2から浮き上がるようにして回路基板10が載置台2に対して傾いているときには、回路基板10の表面において左側から右側に向かって徐々に高くなる向きの傾斜が生じる。この際には、上記の位置情報吸収処理によって吸収したプロービング点P4についての基準点Psに対する高さ方向の相対的位置が良品の回路基板10から吸収した位置情報Dp(特にZ座標の座標情報)に基づくプロービング点P4についての位置情報に対する許容範囲を外れて高い位置となる。したがって、制御部8は、回路基板10に傾きが生じていると判別し、この回路基板10に対するプロービング時に使用する位置情報Dpを補正する。
具体的には、制御部8は、プロービング点P1,P4,P7についての基準点Psに対する相対的位置の情報(各プロービング点P1,P4,P7のX座標、Y座標およびZ座標)に基づき、プロービング点P1,P4,P7が含まれる仮想平面(すなわち、載置台2上の回路基板10の表面)の傾き(傾きの方向と、その量)を演算する(本発明におけるX方向およびY方向の位置情報並びに吸収した相対的位置の情報に基づいて各測定点を含む仮想平面を求める一例)。次いで、制御部8は、その演算結果に基づき、プロービング点P1〜P8のすべての位置情報を仮想平面の傾きに応じて補正する。この際に、制御部8は、検査領域A内のすべてのプロービング点P1〜P8が上記の仮想平面上または仮想平面上に近似する位置に位置するように各プロービング点P1〜P8についての位置情報Dpを補正する。具体的には、プロービング点P1(X座標=x1、Y座標=y1)におけるZ座標(基準点Psに基づいて特定される位置に対する高さ方向の相対的位置)を「z1=A・x1+B・y1+C(式1)」とし、プロービング点P4(X座標=x4、Y座標=y4)におけるZ座標を「z4=A・x4+B・y4+C(式2)」とし、プロービング点P7(X座標=x7、Y座標=y7)におけるZ座標を「z7=A・x7+B・y7+C(式3)」とした場合、検査領域A内の任意のプロービング点P(X座標=x、Y座標=y)におけるZ座標z(位置情報Dpに対応する位置を基準とする高さ方向の相対的位置)は「z=A・x+B・y+C」となる。したがって、上記の式1〜3に基づき、「A」、「B」、「C」を求めることにより、例えば、プロービング点P2(X座標=x2、Y座標=y2)におけるZ座標z2(「A・x2+B・y2+C」)を演算することができる。以上により、本発明における補正処理が完了する。
この後、制御部8は、予め規定された検査手順に従い、補正処理後の位置情報Dpに基づき、移動機構3a,3bを制御してプローブ4a,4bをプロービング点P1〜P8に順次接触させ、測定部5を制御して電気的検査を実行させる。これにより、基板の反り、変形、厚みのばらつきおよび載置台2に対する傾きが生じていたとしても、各プロービング点P1〜P8に対してプローブ4a,4bが非接触となる事態や、各プロービング点P1〜P8に対してプローブ4a,4bが過剰に強く押し付けられる事態が回避される。
このように、この回路基板検査装置1によれば、検査領域A内の少なくとも3点の測定点(この例では、プロービング点P1,P4,P7)について基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収する位置情報吸収処理と、X座標およびY座標の座標情報並びに吸収した相対的位置の情報に基づいて各測定点を含む仮想平面を求めると共に各測定点とは相違する各プロービング点(この例では、プロービング点P1〜P8のすべて)が仮想平面上または仮想平面上に近似する位置に位置するように各プロービング点についての位置情報Dp(Z座標の座標情報)を補正する補正処理とを実行し、プロービング時に補正処理後の位置情報Dp(X座標およびY座標の座標情報と、補正したZ座標の新たな座標情報)に基づいて移動機構3a,3bを制御することにより、各テストポイント毎に距離測定センサによって距離を測定して制御用のデータを補正する従来のインサーキットテスタとは異なり、少なくとも3点の測定点について基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収するだけで、その測定点が含まれている検査領域A内のすべてのプロービング点P1〜P8についての高さ方向の位置情報Dpを補正することができる。したがって、各プロービング点P1〜P8に対する正確なプロービングを行い、しかも、測定回数(位置情報吸収処理の回数)が少なくなる分だけ1枚の回路基板10を検査するのに要する時間を十分に短縮し、短時間で検査を完了することができる。
また、この回路基板検査装置1によれば、位置情報吸収処理時において測定点(一例として、プロービング点P1)に対して電気的に接続された所定部位(この例では、プロービング点P7)にプローブ4bを接触させた状態においてプローブ4aを測定点に向けて移動させてプローブ4aが測定点に接触した時点におけるプローブ4aの高さに基づいてその測定点についての基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収することにより、各測定点毎の基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収するための測定器を別途配設することなく、回路基板10を電気的に検査するためのプローブ4a,4bを用いて各測定点毎の基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収することができる。したがって、製造コストの高騰を招くことなく、変形や傾きが生じた各種の回路基板10に対して正確にプロービングさせることができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、片面の回路基板10についての回路基板検査について上記したが、両面の回路基板に対しても回路基板検査を行うことができる。この構成では、回路基板10の裏面側に移動機構を備え、回路基板10の表面側と同様にして裏面側の検査領域A内の少なくとも3点の測定点について基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収する位置情報吸収処理と、X座標およびY座標の座標情報並びに吸収した相対的位置の情報に基づいて各測定点を含む仮想平面を求めると共に各測定点とは相違する各プロービング点が仮想平面上または仮想平面上に近似する位置に位置するように各プロービング点についての位置情報Dp(裏面側のZ座標の座標情報)を補正する補正処理とを実行し、プロービング時に補正処理後の裏面側の位置情報Dp(X座標およびY座標の座標情報と、補正したZ座標の新たな座標情報)に基づいて移動機構を制御する。また、この構成に代えて、回路基板10の表面側において補正したZ座標の新たな座標情報から回路基板10の厚み分を差し引いて裏面側におけるZ座標の新たな座標情報とすることもできる。この構成によれば、極めて簡易に裏面側におけるZ座標の新たな座標情報を求めることができる。
また、例えば、プロービング点P1の基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報の吸収に際して、このプロービング点P1に電気的に接続されたプロービング点P7にプローブ4bを接触させた例について説明したが、本発明における「測定点に対して電気的に接続された所定部位」は、プロービング点および測定点と一致する点に限定されず、例えば、測定点に対して電気的に接続された導体パターン上の任意の位置(一例として、グランドパターン等)がこれに含まれる。また、1つの検査領域A内において基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収するプロービング点P(本発明における測定点)の数は、3つに限定されず、同一の検査領域A内における4点以上の複数の測定点について吸収した基準点Psに対する相対的位置の情報に基づいて仮想平面を求め、その検査領域A内の各プロービング点Pについての高さ方向の位置情報Dpを仮想平面の傾きに応じて補正する構成を採用することができる。この場合、4点以上の測定点について吸収した基準点Psに対する相対的位置の情報に基づいて仮想平面を求めるときには、その検査領域Aの実際の傾きに合致する仮想平面を例えば最小二乗法による演算で求めることができる。
さらに、1枚の回路基板10に1つの検査領域Aを規定して各プロービング点P1〜P8に対するプロービングを実施する例について説明したが、1枚の回路基板10内に規定する検査領域Aの数はこれに限定されない。例えば、図3に示すように、1枚の回路基板10上に一例として検査領域Aa〜Adの4つの領域を規定すると共に、各検査領域A毎に上記の位置情報吸収処理と補正処理とを実行可能に回路基板検査装置1を構成することができる。この場合、1枚の回路基板10上に規定する検査領域Aの数については、例えば、1つの検査領域A内に含まれるプロービング点Pの数、1つの検査領域Aの面積、および回路基板10上の回路種別毎等の各種事情に鑑みて適宜規定する。また、1枚の回路基板10に複数の検査領域Aを規定した場合には、各検査領域毎に相違する基準点Psを規定することもできる。
上記ように検査領域Aa〜Adの4つの領域を規定した場合、検査領域Aaについては、一例として、プロービング点Pa1,Pa2,Pa5を本発明における測定点とし、これらについての基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報を前述した方法と同様にして吸収する。また、この検査領域Aaについては、記憶部7に既に記憶されていたX座標およびY座標の座標情報と吸収した高さ方向の相対的位置の情報とに基づいて検査領域Aaの仮想平面を求め、プロービング点Pa1〜Pa6のすべてが仮想平面上に位置するように各位置情報Dpを補正する。さらに、検査領域Aa内のプロービング点Pa1〜Pa6に対するプロービングに際しては、補正後の位置情報Dpに基づいて移動機構3a,3bを制御してプロービングする。一方、検査領域Abについては、一例として、プロービング点Pb1,Pb3,Pb5についての基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収し、記憶部7に既に記憶されていたX座標およびY座標の座標情報と吸収した相対的位置の情報とに基づいて検査領域Abの仮想平面を求めて各プロービング点Pb1〜Pb6のすべてについての位置情報Dpを補正する。また、検査領域Ac,Adについては、検査領域Aa,Abと同様にして各検査領域A毎に位置情報吸収処理と補正処理とを実行した後に、補正処理後の位置情報Dpに基づいて、各プロービング点Pc1〜Pc6,Pd1〜Pd6に対するプロービングを実行する。
このように、基板上に規定した複数の検査領域Aa〜Ad毎に位置情報吸収処理と補正処理とを実行可能に回路基板検査装置1を構成したことにより、1枚の回路基板10上に1つの検査領域Aを規定してその検査領域A内のすべてのプロービング点Pを一組の測定点についての高さ方向の相対的位置の情報に基づいて補正する構成と比較して、1枚の回路基板10内に相反する方向への傾き(複雑な変形)が生じていたとしても、各検査領域Aa〜Ad毎に仮想平面を求めて各プロービング点Pについての高さ方向の位置情報Dpを的確に補正することができる。
また、1枚の回路基板10上に複数の検査領域を規定した場合、回路基板10上で隣り合う検査領域A,Aの境界部分に本発明における測定点を規定することで、両検査領域A,A内の各プロービング点Pについての位置情報Dpの補正に際して境界部分の測定点についての基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報を共用することができる。具体的には、例えば、図4に示すように、回路基板10上で隣り合う検査領域Aa,Abについては、その境界部分に測定点Pn2,Pn9を規定し、隣り合う検査領域Ab,Acについては、その境界部分に測定点Pn4,Pn9を規定し、隣り合う検査領域Ac,Adについては、その境界部分に測定点Pn6,Pn9を規定し、隣り合う検査領域Ad,Aaについては、その境界部分に測定点Pn8,Pn9を規定する。次いで、測定点Pn1〜Pn9についての基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収する。なお、測定点Pn1〜Pn9は、一例として、グランドパターン上の任意の点であって、相互に電気的に接続されているものとする。
続いて、検査領域Aa内の各プロービング点Pa1〜Pa6についての位置情報Dpを補正する際には、測定点Pn1,Pn2,Pn8,Pn9について吸収した基準点Psに対する相対的位置の情報(位置情報Dp)を使用して仮想平面を求め、検査領域Ab内の各プロービング点Pb1〜Pb6についての位置情報Dpを補正する際には、測定点Pn2〜Pn4,Pn9について吸収した相対的位置の情報を使用して仮想平面を求める。したがって、この例では、隣り合う検査領域Aa,Abにおいて測定点Pn2,Pn9についての基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報が共用されている。また、検査領域Ac内の各プロービング点Pc1〜Pc6についての位置情報Dpを補正する際には、測定点Pn4〜Pn6,Pn9について吸収した相対的位置の情報を使用して仮想平面を求め、検査領域Ad内の各プロービング点Pd1〜Pd6についての位置情報Dpを補正する際には、測定点Pn6〜Pn9について吸収した相対的位置の情報を使用して仮想平面を求める。したがって、この例では、隣り合う検査領域Ab,Acにおいて測定点Pn4,Pn9についての基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報が共用され、隣り合う検査領域Ac,Adにおいて測定点Pn6,Pn9についての基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報が共用され、隣り合う検査領域Ad,Aaにおいて測定点Pn8,Pn9についての基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報が共用されている。なお、上記の例では、検査領域Aa〜Adのすべてにおいて測定点Pn9についての基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報が共用されている。
この場合、1枚の回路基板10上に4つの検査領域Aa〜Adを規定したときに、各検査領域Aa〜Ad毎に3つのプロービング点Pについての高さ方向の相対的位置の情報を吸収する例(図3参照)では、1枚の回路基板10につき12箇所の位置情報吸収処理が必要となる。これに対して、図4に示すように、回路基板10上において隣り合う検査領域A,Aの境界部分に測定点を規定したときには、回路基板10上の9箇所の測定点Pn1〜Pn9についての基準点に対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収するだけで、検査領域Aa〜Ad内のすべてのプロービング点Pについての位置情報Dpを補正することができる。
このように、隣り合う検査領域(一例として、検査領域Aa,Ab)の境界部分に測定点(この例では、測定点Pn2,Pn9)を規定して基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収するように回路基板検査装置1を構成したことにより、各検査領域A毎に3箇所以上の測定点をそれぞれ別個に規定して基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収して位置情報Dpを補正する構成と比較して、1枚の回路基板10についての位置情報吸収処理の回数(測定点の数)を一層少なくすることができる結果、一層短時間で回路基板10を検査することができる。
さらに、隣り合う検査領域A,Aの境界部分に規定する測定点は、図4に示すように各検査領域Aの角部に規定した測定点のみならず、図5に示すように、例えば、検査領域Aa,Abの両領域の境界部分における角部以外の部位に測定点Pm2を規定してもよい。この例では、検査領域Aa内の各プロービング点Pについての位置情報Dpを補正するとき(検査領域Aaについての仮想平面を求めるとき)と、検査領域Ab内の各プロービング点Pについての位置情報Dpを補正するとき(検査領域Abについての仮想平面を求めるとき)とで、測定点Pm2についての基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報を共用することができる。また、検査領域Ac,Adの両領域の境界部分については、角部以外の部位に測定点Pm6を規定してもよい。この例では、検査領域Ac内の各プロービング点Pについての位置情報Dpを補正するとき(検査領域Acについての仮想平面を求めるとき)と、検査領域Ad内の各プロービング点Pについての位置情報Dpを補正するとき(検査領域Adについての仮想平面を求めるとき)とで、測定点Pm6についての基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報を共用することができる。このように、隣り合う検査領域A,Aの境界部分における角部以外の部位に測定点Pm2,Pm6を規定することで、1枚の回路基板10内の8箇所の測定点Pm1〜Pm8を吸収するだけで検査領域Aa〜Adのすべて(すなわち、回路基板10の全域)における各プロービング点Pについての位置情報Dpを補正することができる。なお、同図に示す測定点Pm1〜Pm8は、一例として、グランドパターン上の任意の点であって、相互に電気的に接続されているものとする。
また、プローブ4a,4bを用いて本発明における高さ方向の相対的位置の情報を測定する例について説明したが、図1に破線で示すように、移動機構3a,3bにレーザー変位計9(本発明における非接触型距離センサの一例)をそれぞれ取り付けると共に、位置情報吸収処理に際してレーザー変位計9を測定点上に移動させ、レーザー変位計9を作動させてレーザー変位計9のセンサ信号に基づいてレーザー変位計9から測定点までの距離を測定し、その測定結果に基づいて、測定点についての基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収する構成を採用することができる。このように、レーザー変位計9の測定結果に基づいて測定点についての基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収するように構成したことにより、プローブ4a,4b等が電気的に接触したか否かの判別が困難な測定点、すなわち、導体パターン上ではない測定点についての基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収することができる。したがって、回路基板10に形成された導体パターンの位置や形状等に左右されることなく、検査領域Aの傾き等の検出に適した任意の位置に測定点を規定して基準点Psに対する高さ方向の相対的位置の情報を吸収することができる。この結果、回路基板10の傾き(変形)等を一層的確に反映した高さ方向の位置情報Dpの補正処理が可能となるため、各プロービング点Pに対してプローブ4a,4bを正確に接触させることができる。
回路基板検査装置1の構成を示す構成図である。 検査領域Aと各プロービング点Pとの位置関係の一例を示す回路基板10の平面図である。 検査領域Aa〜Adと各プロービング点Pとの位置関係の一例を示す回路基板10の平面図である。 検査領域Aa〜Ad、各プロービング点Pおよび各測定点Pn1〜Pn9の位置関係の一例を示す回路基板10の平面図である。 検査領域Aa〜Ad、各プロービング点Pおよび各測定点Pm1〜Pm8の位置関係の一例を示す回路基板10の平面図である。
符号の説明
1 回路基板検査装置
3a,3b X−Y−Z移動機構
4a,4b プローブ
5 測定部
7 記憶部
8 制御部
9 レーザー変位計
10 回路基板
A,Aa〜Ad 検査領域
Dp 位置情報
Ps 基準点
P1〜P8,Pa1〜Pa6,Pb1〜Pb6,Pc1〜Pc6,Pd1〜Pd6 プロービング点
Pn1〜Pn9,Pm1〜Pm8 測定点

Claims (5)

  1. 基板上の各プロービング点についてのX方向、Y方向、および当該基板からの高さ方向の位置情報に基づいて移動機構を制御して当該各プロービング点に対してプローブをプロービングさせる制御部を備え、
    前記制御部は、前記基板上の検査領域内における少なくとも3点の測定点について基準点に対する当該基板からの高さ方向の相対的位置の情報を吸収する位置情報吸収処理と、前記X方向およびY方向の位置情報並びに前記吸収した前記相対的位置の情報に基づいて前記各測定点を含む仮想平面を求めると共に前記検査領域内において前記測定点とは相違する前記各プロービング点が当該仮想平面上または当該仮想平面上に近似する位置に位置するように当該各プロービング点についての前記高さ方向の位置情報を補正する補正処理とを実行し、前記プロービング時において前記X方向およびY方向の位置情報並びに前記補正処理後の前記高さ方向の位置情報に基づいて前記移動機構を制御する回路基板検査装置。
  2. 前記制御部は、前記基板上に規定された複数の前記検査領域毎に前記位置情報吸収処理と前記補正処理とを実行する請求項1記載の回路基板検査装置。
  3. 前記制御部は、隣り合う前記検査領域の境界部分に規定された前記測定点についての前記相対的位置の情報を前記位置情報吸収処理時に吸収し、当該境界部分の測定点について吸収した前記相対的位置の情報を前記隣り合う検査領域毎の前記補正処理時に共用する請求項2記載の回路基板検査装置。
  4. 前記制御部は、前記位置情報吸収処理時において、前記測定点に対して電気的に接続された所定部位に一対の前記プローブのうちの一方を接触させた状態において他方を当該測定点に向けて移動させて当該他方が当該測定点に接触した時点における当該他方の高さに基づいて当該測定点についての前記高さ方向の相対的位置の情報を吸収する請求項1から3のいずれかに記載の回路基板検査装置。
  5. 非接触型距離測定センサを備え、
    前記制御部は、前記位置情報吸収処理時において、前記移動機構を制御して前記非接触型距離測定センサを前記測定点上に移動させると共に当該非接触型距離測定センサを作動させて当該非接触型距離測定センサのセンサ信号に基づいて当該非接触型距離測定センサから当該測定点までの距離を測定し、その測定結果に基づいて当該測定点についての前記高さ方向の相対的位置の情報を吸収する請求項1から3のいずれかに記載の回路基板検査装置。
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