JP2007120670A - 動力伝達装置 - Google Patents

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Norihiko Tashiro
紀彦 田代
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Abstract

【課題】 コストの上昇と部品点数の増加を避けながら、電磁マグネットのリード線支持機能を強化する。
【解決手段】 収容部材3に収容された外側回転部材5と、外側回転部材5と相対回転自在に配置された内側回転部材7と、外側回転部材5と内側回転部材7を断続するクラッチ機構9と、回り止め部材11によって収容部材3側に連結されクラッチ機構9を断続操作する電磁マグネット13とを備え、回り止め部材11に、電磁マグネット13のリード線15を振れが生じないように支持する支持部17と、リード線15を所望の引き出し方向に案内する案内部19とを設けた。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電磁マグネットを用いて駆動力を断続する動力伝達装置に関する。
特許文献1に図10のような電磁クラッチ装置501が記載されている。
この電磁クラッチ装置501は、ハウジング503と、ハブ505と、これらの間に設けられたクラッチ機構507と、これを断続操作する電磁マグネット509とで構成され、固定側のケーシングに収容されている。
電磁マグネット509は回り止め部材511によってこのケーシングに連結され回り止めされており、電磁マグネット509から引き出されたリード線513は、ケーシングから外部に引き出されている。
特開2003−206955号公報(図1)
電磁クラッチ装置501のような動力伝達装置では、リード線の支持がなされていない。電磁クラッチ装置501の場合、リード線513には、矢印517が示すように、弧状になった遊びの部分があり、振動を受けて振れを起こす恐れもあるから、リード線を確実に支持する必要があるが、高い支持機能を得るために、特別な支持機構を用いると、それだけコスト高になり、部品点数も増加する。
そこで、この発明は、特別な支持機構を用いずに、コストの上昇と部品点数の増加を避けながら、電磁マグネットのリード線の必要な部分を確実に支持することができる動力伝達装置の提供を目的とする。
請求項1の動力伝達装置は、収容部材に回転自在に収容された外側回転部材と、前記外側回転部材の内側に相対回転自在に配置された内側回転部材と、前記外側回転部材と前記内側回転部材とを断続するクラッチ機構と、回り止め部材によって前記収容部材側に連結され前記クラッチ機構を断続操作する電磁マグネットとを備えた動力伝達装置において、前記回り止め部材に、前記電磁マグネットのリード線を振れが生じないように支持する支持部と、前記リード線を所望の引き出し方向に案内する案内部とを設けたことを特徴とする。
請求項2の動力伝達装置は、請求項1に記載された発明であって、前記回り止め部材が、板金加工によって製造されたことを特徴とする。
請求項3の動力伝達装置は、請求項1に記載された発明であって、前記支持部及び案内部が、前記回り止め部材に設けられた貫通孔であることを特徴とする。
請求項4の動力伝達装置は、請求項3に記載された発明であって、前記貫通孔が、2個所に設けられていることを特徴とする。
請求項5の動力伝達装置は、請求項1に記載された発明であって、前記リード線が、保護チューブで被覆されており、この保護チューブを介して前記支持部及び案内部と接触していることを特徴とする。
請求項1の動力伝達装置は、電磁マグネットの回り止め部材にリード線を、振れが生じないように支持する支持部を設けたことによって支持機能が向上し、リード線が確実に支持されるから、周辺の部材との干渉を防止できると共に振れ及び振れによる断線から解放される。
また、リード線を所望の引き出し方向に案内する案内部を設けたから、リード線の引き出し方向が異なる動力伝達装置にも対応しており、リード線の引き出しを含む動力伝達装置の取り付けが容易になる。
また、本発明では、電磁マグネットの回り止め部材を利用することによって、特別な支持機構を追加せずに、リード線の支持機能を向上させることができるから、コストの上昇と、部品点数の増加を伴わない。
請求項2の動力伝達装置は、請求項1の構成と同等の効果が得られる。
また、回り止め部材を低コストで製造できる板金製にしたこの構成によれば、コストをそれだけ低減することができる。
請求項3の動力伝達装置は、請求項1の構成と同等の効果が得られる。
また、低コストで加工できる貫通孔を支持部及び案内部にしたこの構成によれば、コストをそれだけ低減することができる。
請求項4の動力伝達装置は、請求項3の構成と同等の効果が得られる。
また、貫通孔を2個所に設けたこの構成では、リード線の支持機能と案内機能がさらに向上する。
請求項5の動力伝達装置は、請求項1の構成と同等の効果が得られる。
また、この構成では、リード線が保護チューブを介して支持部及び案内部と接触するからリード線の断線が防止される。
従って、回り止め部材においてリード線が接触する角部(例えば、エッジ部)に丸みを与える加工(配慮)が不要になり、これに伴うコストの上昇が避けられる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1〜図4によって動力伝達装置1の説明をする。左右の方向は動力伝達装置1を用いた4輪駆動車の前後の方向であり、図1の左方はこの車両の前方に相当する。
[動力伝達装置1の特徴]
動力伝達装置1は、デフキャリヤ3(収容部材)に回転自在に収容されたハウジング5(外側回転部材)と、ハウジング5の内側に相対回転自在に配置された中空のハブ7(内側回転部材)と、ハウジング5とハブ7とを断続する多板式のメインクラッチ9(クラッチ機構)と、回り止め部材11によってデフキャリヤ3側に連結され、メインクラッチ9を断続操作する電磁マグネット13とを備えた動力伝達装置であって、
回り止め部材11に、電磁マグネット13のリード線15を振れが生じないように支持する支持部17と、リード線13を所望の引き出し方向に案内する案内部19とを設け、
回り止め部材11は、板金をプレス加工して製造されており、
支持部17及び案内部19が、回り止め部材11に設けられた2個所の貫通孔21,23を含み、
リード線15が、保護チューブ25で被覆されていることを特徴とする。
[上記4輪駆動車の動力系]
この動力系は、エンジン、トランスミッション、トランスファ、フロントデフ(エンジンの駆動力を左右の前輪に配分するデファレンシャル装置)、前車軸、左右の前輪、後輪側のプロペラシャフト、動力伝達装置1、方向変換ギア組、リヤデフ(エンジンの駆動力を左右の後輪に配分するデファレンシャル装置)、後車軸、左右の後輪などから構成されており、動力伝達装置1はプロペラシャフトと方向変換ギア組との間に配置されている。
エンジンの駆動力はトランスミッションからフロントデフのデフケースに伝達され、前車軸から左右の前輪に配分されると共に、このデフケースの回転はトランスファから後輪側プロペラシャフトを介して動力伝達装置1に伝達され、動力伝達装置1のメインクラッチ9が連結されていると、エンジンの駆動力は方向変換ギア組を介してリヤデフに伝達され、後車軸から左右の後輪に配分され、車両は4輪駆動状態になる。
また、メインクラッチ9の連結が解除されると、車両は前輪駆動の2輪駆動状態になる。
[動力伝達装置1の構成]
ハウジング5は、強度部材(鉄系合金)で作られたカバー27と、非磁性材料で作られた円筒部材29と、磁性材料で作られたロータ31とで構成されており、カバー27と円筒部材29はボルト33で固定され、ロータ31は円筒部材29の後部側開口に螺着されており、ナット35のロックナット機能によって抜け止めと位置決めが施され、円筒部材29とロータ31との間にはOリング37が配置されている。ハウジング5は、カバー27を両側シール型のボールベアリング39によってデフキャリヤ3に支持されており、カバー27に設けられた伝達軸部41にスプライン連結されたコンパニオンフランジと継ぎ手側のフランジとを介して前輪側プロペラシャフトに連結され、エンジンの駆動力によって回転駆動される。
中空のハブ7は、前端をボールベアリング43によってハウジング5(円筒部材29)に支持され、後端を銅又はアルミ材の摺動ブッシュ45によってハウジング5(ロータ31)に支持され、ハウジング5とハブ7との間には、ハブ7とカバー27との間及びハブ7とロータ31との間に断面がX字状のシールであるXリング47がそれぞれ配置されている。ハブ7には駆動軸49が貫通しスプライン連結されている。駆動軸49は、前端部をブッシュ51によってカバー27に支持され、中間部をボールベアリング53によってデフキャリヤ3に支持され、後端には伝達部がある。ハウジング5とハブ7によって形成された空間にはオイルが封入されており、Oリング37、37とXリング47,47によってオイル漏れと異物の侵入が防止されている。
動力伝達装置1は、上記のハウジング5とハブ7とメインクラッチ9と回り止め部材11と電磁マグネット13の他に、多板式のパイロットクラッチ55と、カムリング57と、ボールカム59と、プレッシャープレート61と、アーマチャ63と、コントローラなどから構成されている。
上記のメインクラッチ9は円筒部材29(ハウジング5)とハブ7との間に設けられており、パイロットクラッチ55は円筒部材29とカムリング57との間に設けられている。ボールカム59はカムリング57とプレッシャープレート61との間に設けられ、カムリング57とロータ31との間にはボールカム59のカム反力を受けるベアリング65が配置されている。プレッシャープレート61はハブ7の外周で軸方向移動自在に支持されており、アーマチャ63は、プレッシャープレート61とパイロットクラッチ55の間で、円筒部材29に軸方向移動自在にスプライン連結されている。
電磁マグネット13のコア67は、ロータ31の凹部に所定のエアギャップを介して貫入しており、ボールベアリング69によってロータ31に支持され、上記の回り止め部材11は内側端部をコア67に固定され、外側端部に設けられた連結部71でデフキャリヤ3に連結されることによりコア67を回り止めしている。
図1〜図4に示すように、回り止め部材11の貫通孔21は屈曲部分73に設けられており、コア67から引き出されたリード線15はこの引き出し部分で直角方向に折り曲げられ、保護チューブ25で被覆された部分が貫通孔21を通って支持され、さらに他の貫通孔23を通って支持されながら再び直角方向に折り曲げられて所望の方向に案内され、コネクター75などを介してデフキャリヤ3の外部に引き出され、バッテリーに接続されている。リード線15は2個所の貫通孔21と貫通孔23とのあいだでタイトに支持されている。
また、回り止め部材11に、屈曲部分73を挟んで、形成されたリード線15との接触部77,79は支持部になっており、リード線15をさらに強固に支持している。
上記のコントローラは、電磁マグネット13の励磁、励磁電流の制御、励磁停止などを行い、コア67とロータ31とパイロットクラッチ55とアーマチャ63によって電磁マグネット13の磁路が構成されている。
電磁マグネット13が励磁されると、この磁路に磁束ループが形成され、吸引されたアーマチャ63によりパイロットクラッチ55が押圧されて締結し、トルクを受けて作動したボールカム59のカムスラスト力によりプレッシャープレート61を介してメインクラッチ9が押圧されて締結し、車両は4輪駆動状態になる。また、電磁マグネット13の励磁を停止するとメインクラッチ9の連結が解除され、車両は前輪駆動の2輪駆動状態になる。
なお、前側のXリング47はカバー27に加工された溝81に収容されているが、上記のように鉄系合金製のカバー27では、鋳物部材と異なって溝81に鋳物巣が現れることはなく、従って、鋳物巣との接触によってXリング47のシール性が低下することはない。
また、ロータ31は前方に延長されており、延長したことによってロータ31とカムリング57の各径方向投影が互いにオーバーラップしている。従って、カムリング57にスプライン連結されたパイロットクラッチのインナープレートがカムリング57から脱落することはない。
また、円筒部材29の内周には、鋳造時の鋳抜き勾配83が所定の角度で設けられていると共に、この鋳抜き勾配83はメインクラッチ9のプレートとアーマチャ63などを連結するスプライン部85に向けた開き勾配になっているから、スプライン部85は遠心力を受けて鋳抜き勾配83に沿って移動するオイルにより潤滑・冷却される。
また、ハブ7の中空部は、オイル溜まりにすることが可能であり、このオイルによってニードルベアリング51を潤滑・冷却することができる。
また、上記のボールベアリング39とニードルベアリング51は、それぞれの軸方向中心を合わせたことによって各径方向投影が互いにオーバーラップするように配置されており、ボールベアリング39によるハウジング5の支持、及び、ニードルベアリング51による駆動軸49の支持が強固に行われるから、各部材の支持不良と、支持不良による異音や振動の発生が防止される。
[動力伝達装置1の効果]
動力伝達装置1は次のような効果が得られる。
電磁マグネット13の回り止め部材11に、振れが生じないようにリード線15を支持する持部17,19を設けたことによって支持機能が向上し、支持部17及び案内部19(貫通孔21,23)の間でリード線15がタイトに支持されるから、周辺に位置する静止系の収容部材又は回転系の駆動部材やハウジングなどに対する干渉を防止できると共に振れ及び振れによる断線から解放される。
また、リード線15を所望の引き出し方向に案内する案内部19(貫通孔23)を設けたことによって、リード線15の引き出し方向が異なる動力伝達装置にも対応可能になり、リード線15の引き回しを含む動力伝達装置の取り付けが容易になる。
また、回り止め部材11を利用することによって、特別な支持機構を追加せずに、リード線15の支持機能を向上させており、コストの上昇と、部品点数の増加が避けられる。
また、上記のように回り止め部材11を、低コストで製造できる板金製にしたことにより、コストがそれだけ低減されている。
また、低コストで加工できる貫通孔21,23を支持部17及び案内部19にしたから、コストがさらに低減されている。
また、2個所の貫通孔21,23を設けたことにより、リード線15の支持機能と案内機能がさらに向上している。
また、リード線15を保護チューブ25で被覆したことによってリード線15の断線が防止されるから、回り止め部材11においてリード線15が接触するエッジ部分に丸みを与える加工(配慮)が不要になり、このような配慮に伴うコスト上昇が避けられる。
<第2実施形態>
図5〜図7によって第2実施形態の動力伝達装置の説明をする。第2実施形態の動力伝達装置は、動力伝達装置1が用いられた4輪駆動車において、動力伝達装置1に代わって用いられており、以下、動力伝達装置1との相違点を説明する。
[第2実施形態の動力伝達装置の特徴]
この動力伝達装置は、デフキャリヤ3(収容部材)に回転自在に収容されたハウジング5(外側回転部材)と、ハウジング5の内側に相対回転自在に配置された中空のハブ7(内側回転部材)と、ハウジング5とハブ7を断続する多板式のメインクラッチ9(クラッチ機構)と、回り止め部材101によってデフキャリヤ3側に連結され、メインクラッチ9を断続操作する電磁マグネット13とを備えた動力伝達装置であって、
回り止め部材101に、電磁マグネット13のリード線15を振れが生じないように支持する支持部103と、リード線13を所望の引き出し方向に案内する案内部105とを設け、
回り止め部材101は、板金をプレス加工して製造されており、
支持部103及び案内部105が、回り止め部材101に設けられた貫通孔107を含み、
リード線15が、保護チューブ25で被覆されていることを特徴とする。
回り止め部材101は、内側端部をコア67に固定され、外側端部に設けられた連結部109でデフキャリヤ3に連結されることによってコア67を回り止めしている。
図5〜図7に示すように、回り止め部材101の貫通孔107は連結部109付近に設けられており、コア67から引き出されたリード線15は直角方向に折り曲げられ、保護チューブ25で被覆された部分が貫通孔107を通って支持されながら再び直角方向に折り曲げられて所望の方向に案内され、コネクター75などを介してデフキャリヤ3の外部に引き出され、バッテリーに接続されている。リード線15はコア67からの引き出し部111と貫通孔107との間で、回り止め部材101に沿って配置されている。
[請求項2の動力伝達装置の効果]
この動力伝達装置は次のような効果が得られる。
電磁マグネット13の回り止め部材101に、振れが生じないようにリード線15を支持する支持部103(貫通孔107)を設けたことによって支持機能が向上するから、リード線15はタイトに支持され、振れ及び振れによる断線から解放される。
また、リード線15を所望の引き出し方向に案内する案内部105(貫通孔107)を設けたから、リード線15の引き出し方向が異なる動力伝達装置にも対応可能になり、リード線15の引き回しを含む動力伝達装置の取り付けが容易になる。
また、回り止め部材101を利用することによって、特別な機構を追加せずに、リード線15の支持機能を向上させており、コストの上昇と、部品点数の増加が避けられる。
また、上記のように回り止め部材101を、低コストで製造できる板金製にしたことによってコストがそれだけ低減されている。
また、低コストで加工できる貫通孔107を支持部103及び案内部105にしたことにより、コストがさらに低減されている。
また、リード線15を保護チューブ25で被覆したことによってリード線15の断線が防止されるから、回り止め部材101においてリード線15が接触するエッジ部分に丸みを与える加工(配慮)が不要になり、このような配慮に伴うコストの上昇が避けられる。
図8と図9は、回り止め部材の他の実施形態である回り止め部材201,301を示しており、これらはいずれも板金のプレス加工で製造されている。
図8の回り止め部材201は、リード線15を、切り欠き203を設けた孔205(支持部及び案内部)で支持し案内するように構成されている。
回り止め部材201の場合、リード線15は、端部から孔205に通す必要はなく、先ず薄い向きで切り欠き203に通し、その後孔205の中で形状に合うように向きを変えれば取り付けが終了する。
このように、回り止め部材201はリード線15の取り付けが簡単であり、また、取り外しも簡単である。
また、図9の回り止め部材301は、切り欠き303の両側に形成された辺305,305を持ち上げ成形し、各辺305,305と基部307との間に形成される支持部及び案内部でリード線15を支持し案内するように構成されている。
回り止め部材301の場合、リード線15は、端部からこの支持部及び案内部に通す必要はなく、薄い向きで両辺305,305の間を通すだけで取り付けが終了する。
このように、回り止め部材301はリード線15の取り付けが簡単であり、また、取り外しも簡単である。
[本発明の範囲に含まれる他の態様]
なお、本発明の動力伝達装置は、各実施形態のような駆動力を断続するカップリングだけでなく、差動装置の差動制限機構として用いてもよい。
また、回り止め部材は樹脂や硬質プラスチック、カーボン材などで形成しても良く、さらにはこれらの材質を板状に成形したものでも良い。
第1実施形態の動力伝達装置を示す断面図である。 第1実施形態の要部を示す図面である。 図2のA矢視図である。 図2のB矢視図である。 第2実施形態の要部を示す図面である。 図5のC矢視図である。 図5のD矢視図である。 回り止め部材の他の実施形態を示す図面である。 回り止め部材のその他の実施形態を示す図面である。 従来例の断面図である。
符号の説明
1 動力伝達装置
3 デフキャリヤ(収容部材)
5 ハウジング(外側回転部材)
7 ハブ(内側回転部材)
9 メインクラッチ(クラッチ機構)
11 回り止め部材
13 電磁マグネット
15 リード線
17 支持部
19 案内部
21,23 貫通孔
25 保護チューブ
101 回り止め部材
103 支持部
105 案内部
107 貫通孔
201,301 回り止め部材

Claims (5)

  1. 収容部材に回転自在に収容された外側回転部材と、前記外側回転部材の内側に相対回転自在に配置された内側回転部材と、前記外側回転部材と前記内側回転部材とを断続するクラッチ機構と、回り止め部材によって前記収容部材側に連結され前記クラッチ機構を断続操作する電磁マグネットとを備えた動力伝達装置において、
    前記回り止め部材に、前記電磁マグネットのリード線を振れが生じないように支持する支持部と、前記リード線を所望の引き出し方向に案内する案内部とを設けたことを特徴とする動力伝達装置。
  2. 請求項1に記載された発明であって、
    前記回り止め部材が、板金加工によって製造されたことを特徴とする動力伝達装置。
  3. 請求項1に記載された発明であって、
    前記支持部及び案内部が、前記回り止め部材に設けられた貫通孔であることを特徴とする動力伝達装置。
  4. 請求項3に記載された発明であって、
    前記貫通孔が、2個所に設けられていることを特徴とする動力伝達装置。
  5. 請求項1に記載された発明であって、
    前記リード線が、保護チューブで被覆されており、この保護チューブを介して前記支持部及び案内部と接触していることを特徴とする動力伝達装置。
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