JP2007120238A - 開口部装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】煙返しにより複数の障子を連動して閉められるサッシにおいて、クレセント錠を使わずに戸先錠を用いた場合に障子ががたついて金属音が発生するのを防止する。
【解決手段】開口部装置は、枠体Aと、2枚の障子B,Cを有する2枚建て片引き全開タイプのサッシである。枠体Aの開口部Fと障子収納部Dとの間の室内側には方立Eが設けられる。2枚の障子B,Cを閉めた場合に外障子Bの召合せ側の縦框14の煙返し18と内障子Cの召合せ側の縦框23の煙返し28とが係合する。また、この際に内障子Cの戸先側の縦框24の煙返し29と方立Eの煙返し31が係合する。これら互いに係合する煙返しには、これら煙返し同士のクリアランスを塞ぐように間隔調整部材41,42が設けられている。これにより、戸先錠を施錠するだけで、障子B,Cのがたつきが防止されるとともに金属音の原因となる煙返し同士の接触が防止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、内側と外側に配置されて左右方向に移動可能な複数の障子が枠体内に設けられ、かつ、煙返し構造を備えた開口部装置に関する。
この種の開口部装置の一つとして、建物の開口部の周りに設けられる上枠、下枠および左右の縦枠からなる枠体と、この枠体内に左右方向に移動可能に設けられた障子と、この障子を引き込み形式で収納する戸袋とを備え、開口部を全開にすることができる全開口型サッシ(全開サッシ)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような全開サッシにあっては、例えば、窓等の開口部を全開できることにより、利便性の向上だけではなく、窓を開口した場合に室内側から障子が見えなくなることで意匠性の向上を図ることができる。
ここで、一般的に、内外の障子を有する引き違いの窓サッシにおいては、通常、クレセント錠が設けられている。クレセント錠は、例えば、外側の障子(外障子)の召合せ側の縦框のパネル(ガラス)側に設けられたフックと、内側の障子(内障子)の召合せ側の縦框の左もしくは右方向を向く端面に設けられると共に、把手の付いた回転可能な半円盤とからなる。この半円盤は突起を有するもので、半円盤を回転させて、フックに突起を引っかけて左右方向及び前後方向に締めつけることで窓を開かないように固定する。
このクレセント錠を用いた場合に、クレセント錠が、上述のように障子の縦框からガラス側に突出することで、縦框の縦のラインを乱し、意匠性を低下させていた。
特開平6−26286号公報
ところで、クレセント錠を用いることなく、例えば、戸先錠(合掌錠を含む)を用いるようにすれば、上述の召合せ部分の意匠性の向上を図ることができるが、戸先錠は、クレセント錠のように内外の障子同士を強く締めつけて固定することはないので、戸先錠で施錠しても、サッシの枠体と障子や障子同士のクリアランス等や許容範囲内の誤差などにより、障子ががたつく可能性がある。すなわち、戸先錠を用いた場合に、風や車の通過等による振動で障子ががたついてしまう。
また、全開サッシでは、障子の開放動作を容易にするために、例えば、外障子の召合せ側の縦框の室内側面と、内障子の召合せ側の縦框の室外側面とに上下に延在するとともに、互いに折り返し片を有する断面フック状の煙返しを設けることが考えられる。これにより、外障子を戸袋から出して閉塞側に移動し、外障子が略戸袋から出る状態となると、外障子の煙返しと内障子の煙返しとが係合する。さらに、外障子を閉塞側に移動することで、内障子が煙返しを介して外障子に引っ張られ、外障子に連動して内障子が閉められることになる。よって、開放時に戸袋に障子を収納した状態とする全開サッシにおいて、障子を閉める際の利便性を考えると煙返しを設けることが好ましい。
しかし、煙返しを設けた場合に、上述のようにクレセント錠に代えて戸先錠を設ける構成とすることで、施錠時に障子ががたつくような状態となっていると、障子ががたついた際に、外障子と内障子の例えばアルミ(合金)製の煙返し同士が接触し不快な金属音が発生してしまう。
この場合に、例えば、外障子と内障子との召合せ部分などに外障子と内障子とを締めつけるサブロックを設けることが考えられるが、サブロックを使用しなければ、がたつきを止めることができない。
また、閉塞時に係合する煙返し同士のクリアランスを0とし、閉塞時に煙返し同士が接触した状態とすれば、金属音の発生を防止し、さらにがたつき自体の発生を防止することができる。しかし、製造誤差等による寸法のばらつきが生じるので、クリアランスを0として設計しても、クリアランスが生じてしまう可能性がある。また、逆にクリアランスがマイナスとなりスムーズに障子を閉塞できない場合が生じる可能性がある。
また、風が吹いた際などに、施錠した状態であるにも拘わらず上述のようながたつきに基づく金属音が発生すると、障子ががたつくことがないクレセント錠に慣れている場合に、サッシが施錠されていないと勘違いして不安になる可能性がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、煙返しを使用する場合で、かつ、クレセント錠を使用しない場合に、施錠時の障子のがたつきと、この障子のがたつきに基づく煙返しによる異音の発生を防止することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の開口部装置は、枠体と、この枠体内に左右方向に移動可能に設けられ、かつ、少なくとも一部が室内側と室外側とに前後に位置をずらして配置された複数の障子とを備え、
前記枠体の内部が、上下に配置された方立を境に開口部と障子収納部とに仕切られ、
前記障子により前記開口部を閉塞した状態で、前記障子の左右側縁部のうちの他の障子の左右側縁部もしくは方立の何れかと左右位置が重なるように前後に隣接する障子の左右側縁部と、前記方立とには、隣接する前記左右側縁部もしくは方立との間で互いに係合する煙返しがそれぞれ設けられ、
互いに係合する煙返しのうちの少なくとも一方の煙返しに、前記障子により開口部を閉塞した状態で係合する煙返し同士の左右方向に沿ったクリアランスとなる間隔を塞ぐように他方の煙返しに当接可能な間隔調整部材が備えられ、
前記間隔調整部材の少なくとも一つは、一方の煙返しから他方の煙返しに至る部分の左右幅を変更可能とされていることを特徴とする。
前記開口部装置において、障子は基本的に引き違いに配置されるが、引き違いに左右複数枚ずつの障子が配置された両寄せタイプ(引き分けタイプ)の障子であっても良いし、全ての障子が引き違いに配置される片引きタイプであっても良く、開口部を閉塞した状態で左右方向の位置が一致するように前後に重なった障子の左右側縁部もしくは方立にそれぞれ設けられた煙返しが互いに係合するようになっていれば良い。
また、片引きタイプの場合には、枠体内に一本の方立が配置され、この方立を境に左右方向の一方側が開口部とされ、他方側が障子収納部(戸袋)とされる。また、両寄せタイプの場合には、枠体の左右にそれぞれ方立が配置され、方立を境に、枠体の左右の端部側がそれぞれ障子収納部とされ、中央側が開口部とされる。
また、間隔調整部材の他方の煙返しに当接する部分は、確実に金属音の発生を防止する上で金属ではなくゴム等の弾性部材とすることが好ましい。また、これにより障子の閉塞時の間隔調整部材及び煙返しへの衝撃を緩和することができる。
請求項1に記載の開口部装置によれば、煙返し同士のクリアランスとなる間隔に間隔調整部材が配置されることになり、クレセント錠を用いずに戸先錠を用いることで、障子ががたつくと共に、このがたつきにより煙返し同士が接触して金属音が発生する状態となるのを防止することができる。
また、煙返し同士のクリアランスを設計上において0とするのではなく、間隔調整部材を取り付けるようにするとともに、間隔調整部材に一方の煙返しから他方の煙返しに至る部分の左右幅を変更可能とする調整機能を持たせることで、確実にがたつき及び金属音の発生を防止するとともに、障子の開閉に問題が生じるのを防止することができる。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
図1および図2は、本発明の実施の形態に係る2枚建て片引き全開口タイプのサッシを示す図であって、図1は、全開口状態の横断面図であり、図2は、閉じた状態の横断面図である。
このサッシ(開口部装置)は、2枚の障子を内外に引き違いに配置した片引き全開口タイプ(片引き込みタイプ)のサッシである。このサッシは、建物の開口部に取り付けられる枠体Aと、この枠体A内に、室内側と室外側とに前後に位置をずらして配置され、かつ、左右方向(水平方向)に移動可能に設けられた外障子(障子)Bおよび内障子(障子)Cとを備えている。
枠体Aの内側の一方(この例では右側)の側部には、障子B,Cを収納可能な障子収納部(戸袋部ともいう。)Dが設けられており、障子収納部Dは、方立Eによりサッシの開口部Fと仕切られている。このサッシでは、外障子Bおよび内障子Cを右側の障子収納部Dに収納することによって、開口部Fを全開状態にすることができるようになっている(図1参照)。なお、開口部Fは、建物の開口部と略重なるように配置されており、建物に形成された開口部をほぼ全開状態とすることができるようになっている。なお、枠体Aの障子B,Cより外側には、網戸M,Nが二枚引き違いに配置されており、網戸M,Nも障子収納部D側に引き込むことで、開口部Fを全開状態とすることが可能となっている。
枠体Aは、上枠(図示略)、下枠2および左右の縦枠3、4により方形枠状に組み立てられて構成されている。
外障子Bは、上框(図示略)、下框12および左右の縦框13、14により方形枠状の框組体が組み立てられ、この框組体にパネルである複層ガラス16が組み込まれて構成されている。また、内障子Cは、上框(図示略)、下框22および左右の縦框23、24により方形の框組体が組み立てられ、この框組体にパネルである複層ガラス26が組み込まれて構成されている。
外障子B及び内障子Cの上框、下框12,22および左右の縦框13,23、14,24は、例えば、アルミ合金等の金属からなり、複層ガラス26の室内側の側面よりさらに室内側に突出して設けられるとともに、その室内側に露出する面は、複合構造を有する断熱サッシの樹脂形材としての樹脂カバーにより覆われた状態となっており、上述の金属部分が室内側に露出しない状態となっている。すなわち、外障子B及び内障子Cは、室外側がアルミ合金等の金属もしくはその塗装面が露出し、室内側が合成樹脂製の樹脂カバーで覆われた複合構造を有する断熱サッシの障子B,Cとなっている。
また、2枚建て片引きサッシとして、外障子Bは、開口部Fを閉じる際に、枠体Aの障子収納部Dの反対側すなわち左側の縦枠3に当接して、開口部Fの左側に配置され、内障子Cは、開口部Fの障子収納部D側である右側に配置される。
外障子Bの戸先側の縦框13の室内側面(見付け面)には、引き手17が設けられている。なお、この例においては、後述のように外障子Bの戸先側の縦框13の室内側面に近接して、方立Eや内障子Cの召合せ側縦框23が重なって配置されるようなことがなく、引き手17は、凹部ではなく室内側に突出する構造となっている。
また、外障子Bの召合い側となる縦框14には、図1に示すように、室内側面に所謂煙返し18が形成されおり、後述する内障子Cの召合い側となる縦框23の室外側面に形成された煙返し28と係合するようになっている。そして、図2に示すように、外障子Bを開口部Fを閉塞する側に移動した場合に、途中で、外障子Bの煙返し18が内障子Cの煙返し28に係合し、外障子Bに連動して内障子Cが閉塞側に移動するようになっている。また、外障子Bを開口部Fを開放する側に移動した場合には、外障子Bの煙返し18と内障子Cの煙返し28との係合が解除されるようになっている。
内障子Cの召合い側の縦框23の室外側面には、上述の煙り返し28が形成されている。また、内障子Cの戸先側(障子収納部D側)の縦框24の室内側面には、後述する方立Eの煙返し31と係合する煙返し29が形成されている。これにより、内障子Cは、障子収納部Dから引き出して内障子Cの障子収納部D側の縦框24と、方立Eが室内−室外方向で重なって煙返し29と煙返し31が係合した状態となるとそれ以上障子収納部Dから離れる方向に移動できなくなる。
よって、開口部Fを外障子Bと内障子Cとで閉塞した状態で、内障子Cが外障子B側に移動することで、開口部Fの内障子C側(右側)が開放するようなことがない。すなわち、外障子Bと内障子Cとの召合い側にそれぞれ形成された煙返し18,28は、外障子Bに内障子Cを連動させて開口部Fを閉塞可能としたもので、内障子Cの戸先側(障子収納部D側)と方立に設けられた煙返し18,28は、内障子Cの移動範囲を規制するためのものである。これにより、戸先錠40を施錠することで、外障子Bおよび内障子C両方の移動が規制されることになる。
以上のように、障子B,Cにより開口部Fを閉塞した状態で、障子B,Cの左右側縁部(縦框13,14,23,24)のうちの他の障子の左右側縁部もしくは方立Eの何れかと左右位置が重なるように前後に隣接する障子の左右側縁部(縦框14,23,24)と、前記方立Eとには、隣接する前記左右側縁部もしくは方立Eとの間で互いに係合する煙返し18,28、29、31がそれぞれ設けられている。
なお、これら煙返し18,28、29、31の詳細については後述する。
また、内障子Cの戸先側(障子収納部D側)の縦框14の室外側面には、外障子Bの移動を規制するストッパ突起27が形成され、外障子Bを開口部Fを開放する方向に移動した場合に、外障子Bの召合い側となる縦框14の右側の端面が内障子Cのストッパ突起27に当接するようになっている。そして、外障子Bを開放側に移動中に、外障子Bが内障子Cのストッパ突起27に当接した際に、内障子Cの召合い側端面が外障子Bの引き手17が形成された縦框13より障子収納部D側(右側、外障子Bの召合い側)となるようになっており、引き手17が形成された縦框13が室内側から見て内障子Cに隠されずに必ず露出するようになっている。言い換えれば、外障子Bの戸先側の縦框13が室内−室外方向に内障子Cと重なることがないようになっている。これにより、縦框13や引き手17に手をかけて外障子Bを開放側に移動した場合に、縦框13や引き手17にかけた手が内障子Cに当たったり、外障子Bと内障子Cとの間に挟まれたりすることがないようになっている。なお、外障子Bが内障子Cのストッパ突起27に当接した状態で、外障子Bの戸先側端面と、内障子Cの召合い側端面の間の左右の距離は、例えば、外障子B(内障子C)の縦框13,14(23,24)の左右幅より僅かに長いものとなっている。
また、外障子Bを開放側に移動する際に、内障子Cのストッパ突起27に外障子Bが当接すると、外障子Bの開放側への移動に対応して内障子Cも開放側に移動することになる。すなわち、外障子Bが内障子Cのストッパ突起27を押して内障子Cを開放側に連動して移動可能となっている。
ここで、枠体Aの障子収納部D側の縦枠4の内側には、内障子Cが配置される前後位置に内障子Cの枠体Aの縦枠4への接触を規制するようにストッパ部材32が配置されている。
そして、外障子Bの戸先側の端面が略完全に開口部Fから出て障子収納部Dに入った状態(外障子Bの戸先側の端面と、方立Eの開口部Fの内周側となる端面とが略同一平面内に配置された状態)となった際に、内障子Cがストッパ部材32に当接し、内障子Cのそれ以上の開放側への移動が規制され、内障子Cの移動が規制されることで、内障子Cのストッパ突起27に当接する外障子Bの開放側への移動が規制される。
従って、外障子Bは、開放側へ移動した際に、上述のように外障子Bの戸先側の端面と、方立Eの開口部F側の端面とが略同一平面内に配置された状態となり開口部Fを略完全に開口した状態で外障子Bの開放側への移動が停止するようになっており、これにより、外障子Bが障子収納部Dの奥側に入ってしまい障子収納部Dから取り出しずらい状態となるのを防止することができる。
また、この際には、内障子Cは、上述のように外障子Bが内障子Cのストッパ突起27に当接した状態であり、上述のように外障子Bの戸先側端面と内障子Cの召合い側端面との間に縦框13,14(23,24)の左右幅より僅かに長い間隔があいていることになる。
以上のことから、外障子Bを完全に開放した状態とすることにより、方立Eと引き手17を有する外障子Bの戸先側の縦框13が室内−室外方向に重なった状態、すなわち外障子Bの引き手17が室内側からみて方立Eの裏側に隠れて配置された状態となっても、外障子Bを上述のように完全に開口した状態では、外障子Bの戸先側の縦框13と方立Eとの間に内障子Cの前後幅(縦框23,24の前後幅)分の間隔があいた状態となっており、外障子Bの引き手17や縦框13に手をかけた状態で外障子Bを開放側に移動した際に、上述のように手が内障子Cにぶつかったり、外障子Bと内障子Cとの間に挟まれたりすることがないとともに、手が方立Eとの間に挟まれるようなこともない。また、外障子Bを完全に開放する際に方立Eが邪魔となることもない。
さらに、完全に開放された状態の外障子Bを閉鎖側に移動する際に、外障子Bの引き手17と方立Eが上述のように重なった状態となっても、外障子Bの引き手17を有する縦框13と方立Eとの間に手を入れて容易に引き手17に手をかけることができる。従って、外障子Bが開口部Fの外側に出て開口部F内に露出していない状態となっていても、問題なく閉鎖方向に移動することができる。
前記枠体Aの上記開口部Fと障子収納部Dとの間に上下に延在する前記方立Eが設けられている。方立Eは、その上端部が上枠に接合され、下端部が下枠2に接合されている。また、枠体Aの方立Eより障子収納部D側は建物の開口部の外側となり室内側からは壁によって見えない状態となっている。また、方立Eの室外側面には、上述の煙返し31が設けられている。
一方、開口部Fは建物の開口部により室内側からその内周部分が露出した状態となっている。そして、矩形状の開口部Fの周囲は、上側が枠体Aの上枠、下側が枠体Aの下枠2、左側が枠体Aの縦枠3、右側が方立Eにより構成されている。
そして、これら上枠、下枠2、縦枠3及び方立Eから構成される開口部Fの内周面側には、アングル33が取り付けられるとともに、アングル33は、断熱サッシの上述の複合構造の樹脂形材であり、合成樹脂から形成される。
上記煙返し18,28,29,31においては、互いに係合する煙返し18,28,29,31同士の左右方向のクリアランスをなくすように調整する間隔調整部材41,42が後述のように互いに係合する煙返し18,28,29,31の一方に取り付けられている。
図3には、外障子Bの召合せ側の縦框14と、内障子Cの召合せ側の縦框23とが左右位置を略同じにして重なっている状態が図示されている。これは、基本的に開口部Fを外障子Bおよび内障子Cで閉めた状態で、外障子Bの戸先側に設けられた戸先錠40を施錠することが可能な状態もしくは施錠した状態を示すものである。
内障子Cの召合せ側の縦框23に設けられた煙返し28は、縦框23の室外側面の長手方向に沿って上下に延在して形成されており、かつ、内障子Cの面方向に沿うとともに左右方向に沿って設けられたベース片28aと、ベース片28aから直角に室外側に屈曲して突出する屈曲片28bと、屈曲片28bからベース片28aと平行となるように障子収納部D側に折り返された折り返し片28cとからなる。
従って、折り返し片28cは、左右方向に沿って障子収納部D側に延出している。
なお、ベース片28aおよび屈曲片28bは、縦框24の本体を構成する部材を兼ねたものとなっている。
また、内障子Cにおいては、縦框24の本体の室外側面と折り返し片28cの室外側面とが一つの左右方向に沿った平面内に配置されている。また、折り返し片28cとベース片28aとの間に上下に沿った溝状の凹部が障子収納部D側(内障子Cの戸先側)に開口して形成された状態となっている。
外障子Bの召合せ框側の縦框14に設けられた煙返し18は、縦框14の室内側面の長手方向に沿って上下に延在して形成されており、外障子Bの面方向に沿いかつ左右方向に沿って設けられたベース片18aと、ベース片18aから直角に室内側に屈曲して突出する屈曲片18bと、屈曲片18bからベース片18aと平行となるように戸先側に折り返された折り返し片(図示略)とからなる。屈曲片18bは、内障子Cの縦框23の上述の折り返し片28cの先端部より障子収納部D側で、外障子Bの縦框14の室内側面から前記折り返し片28cよりも僅かに室内側に突出している。
そして、折り返し片は、屈曲片18bの先端部からベース片18aに沿って、内障子Cの煙返し28のベース片28aと折り返し片28cとの間に挿入された状態となっている。なお、図3は、外障子Bの煙返し18の折り返し片が後述のように切欠かれた部分の横断面を示しており、折り返し片が図示されていない。また、煙返し18のベース片18aおよび屈曲片18bは、縦框14本体を構成する部材を兼ねている。
そして、内障子Cの煙返し28には、縦框23の室内側面に沿って間隔調整部材41が取り付けられている。
図4(a),(b)に示すように、間隔調整部材41は、縦框23の室内側面に例えばビス44等の接合部材により接合して固定される矩形状の固定板部41aと、前記室内側面に沿って左右に延在する固定板部41aの先端部から小さなRで略直角に屈曲して室内側に突出する調整板部41bと、調整板部41bから小さなRで略直角に屈曲して折り返し片28cとベース片28aとの間に挿入された状態となる掛止板部41cと、調整板部41bの外側面に設けられたゴム等の弾性部材からなる当接板41dとを備える。
前記固定板部41aは、折り返し片28cの室内側面が縦框23本体の室内側面と連続する平面となっているので、縦框23本体の室内側面から折り返し片28cの先端部より僅かに先まで延出した状態で縦框23に固定されている。また、固定板部41aには、上下に並んで二つのビス孔41e,41eが設けられており、このビス孔41e、41eを介して縦框23にビス止め固定されるようになっている。なお、間隔調整部材41の取付位置は、縦框23の上下の略中央部、すなわち、内障子Cの上下の略中央部となっている。そして、煙返し28と係合する外障子Bの煙返し18の間隔調整部材41の取付位置に対応する部分において、煙返し18の折り返し片が切欠かれた状態となっている。
そして、外障子Bおよび内障子Cを閉塞状態として、これらの煙返し18,28同士が係合した場合に、調整板部41bは、その外側面に取り付けられた当接板41dとともに、内障子Cの縦框23の煙返し28の折り返し片28cの先端と、外障子Bの煙返し18の屈曲片18bの内側面との間に配置され、これら折り返し片28cの先端と、屈曲片18bの内側面との間のクリアランスを塞ぐようになっている。
すなわち、外障子Bおよび内障子Cにより開口部Fを閉めた状態で、内障子Cの煙返し28の折り返し片28cの先端より先側に取り付けられた調整板部41bのさらに外側面に取り付けられた当接板41dが外障子Bの煙返し28の屈曲片28bの内側面に当接するようになっている。
また、掛止板部41cは、折り返し片28cとベース片28aとの間に挿入されることで、基端部側がビス44により固定され先端部側に調整板部41bが取り付けられた固定板部41aに対して折り返し片28cから離れる方向に力がかかった場合に、折り返し片28cに接触し、固定板部41aが折り返し片28cから離れるように反って変形するのを防止するものである。
図5には、内障子Cの戸先側(障子収納部D側)の縦框24と、方立Eとが左右位置を略同じにして重なっている状態が図示されている。これは、上述のように、外障子Bの戸先側に設けられた戸先錠40を施錠することが可能な状態もしくは施錠した状態を示すものである。
方立Eに設けられた煙返し31は、方立Eの室外側面の長手方向に沿って上下に延在して形成されており、方立Eの室外側面に沿って左右方向に設けられたベース片31aと、ベース片31aから直角に室外側に屈曲して突出する屈曲片31bと、屈曲片31bからベース片31aと平行となるように障子収納部D側に折り返された折り返し片31cとからなる。
従って、折り返し片31cは、左右方向に沿って障子収納部D側に延出している。
なお、ベース片31aおよび屈曲片31bは、方立Eの本体を構成する部材の兼ねたものとなっている。
また、方立E本体の室外側面と折り返し片31cの室外側面とは、その境界部分に段差を有するものの左右方向に連続している。また、折り返し片31cとベース片31aとの間に上下に沿った溝状の凹部が障子収納部D側(内障子Cの戸先側)に開口して形成された状態となっている。なお、方立Eの室外側面には、浅い溝34が形成されており、この溝34の右側縁が、上述の方立E本体の室外側面と折り返し片31cの室外側面との境界部分の段差となっている。
内障子Cの戸先側の縦框24に設けられた煙返し29は、縦框24の室内側面の長手方向に沿って上下に延在して形成されており、内障子Cの面方向に沿いかつ左右方向に沿って設けられたベース片29aと、ベース片29aから直角に室内側に屈曲して突出する屈曲片29bと、屈曲片29bからベース片29aと平行となるように戸先側に折り返された折り返し片(図示略)とからなる。屈曲片29bは、折り返し片31cの先端部より障子収納部D側で、外障子Bの縦框24の室内側面から方立Eの煙返し31の折り返し片31cよりも僅かに室内側に突出している。
そして、縦框24の煙返し29の折り返し片は、屈曲片29bの先端部からベース片29aに沿って、方立Eの煙返し31のベース片31aと折り返し片31cとの間に挿入された状態となっている。なお、図5は、内障子Cの煙返し29の折り返し片が後述のように切欠かれた部分の横断面を示しており、折り返し片が図示されていない。また、煙返し29のベース片29aおよび屈曲片29bは、縦框24本体を構成する部材を兼ねている。
そして、方立Eの煙返し31には、方立Eの室内側面に沿って間隔調整部材42が取り付けられている。
図6(a),(b)に示すように、間隔調整部材42は、方立Eの室内側面にビス等により固定される矩形状の固定板部42aと、室内側面に沿って左右に延在する固定板部42aの先端部から小さなRで略直角に屈曲して室内側に突出する調整板部42bと、調整板部42bから小さなRで略直角に屈曲して折り返し片31cとベース片31aとの間に挿入された状態となる掛止板部42cと、当接板部42bの外側面に設けられたゴム等の弾性部材からなる当接板42dとを備える。
前記固定板部42aは、方立E本体の室内側面から折り返し片31cの先端部より僅かに先まで延出した状態となっている。また、固定板部42aには、上述の方立Eの溝34に対応して、段差42fが設けられており、段差42fより先端側の先端部42gが段差42fより元側の基端部42hに対して室外側に配置されており、基端部42hが方立Eの溝34の底面に沿って配置され、先端部42gが溝34の外側(戸先側)となる折り返し片31cの室外側面に沿って配置される。
また、固定板部42aは、上下に並んで二つのビス孔42e,42eが設けられており、このビス孔42e、42eを介して方立Eにビス止め固定されるようになっている。なお、間隔調整部材42の取付位置は、方立Eの上下の略中央部となっている。また、間隔調整部材42の取付位置に対応する高さ位置で、内障子Cの縦框24の煙返し29の折り返し片が切り欠かれている。
間隔調整部材42の固定板部42aにおいては、上述のビス孔42e,42eが左右に長い長穴となっており、固定板部42aをビス止めする際に、間隔調整部材42の位置を左右にずらして調整することが可能となっている。すなわち、間隔調整部材42は、その調整板部42bの内側面が方立Eの煙返し31の折り返し片31cの先端に当接する位置と、調整板部42bの内側面が前記折り返し片31cの先端から予め設定された長さだけ離れた位置までの間の任意の位置となるように方立Eに固定可能となっている。これにより、間隔調整部材42の一方の煙返し31から他方の煙返し29に至る部分の左右幅を変更可能となっている。
なお、固定板部42aの基端部42hは溝34の中に入った状態となっているが、基端部42hの左右長さは溝34の左右幅より短くなっており、基端部42hは溝34内で左右に移動可能となっている。また、基端部42hの端を溝34の障子収納部Dに対して反対側となる側縁の段差に当接させた状態で固定板部42aをビスにより固定すると、調整板部42bの内側面が方立Eの煙返し31の折り返し片31cの先端に当接する位置となるように設定されている。これにより、溝34の段差により間隔調整部材42の取り付け位置(調整前の基準となる位置)の位置決めが可能となっている。
そして、外障子Bおよび内障子Cを閉塞状態として、内障子Cと方立Eの煙返し29,31同士が係合した場合に、調整板部42bは、その外側面に取り付けられた当接板42dとともに、方立Eの煙返し31の折り返し片31cの先端と、内障子Cの煙返し29の屈曲片29bの内側面との間に配置され、これら折り返し片31cの先端と、屈曲片29bの内側面との間のクリアランスを塞ぐようになっている。
すなわち、外障子Bおよび内障子Cにより窓等となる開口部を閉めた状態で、方立Eの煙返し31の折り返し片31cの先端より先側に取り付けられた調整板部42bのさらに外側面に取り付けられた当接板42dが外障子Bの煙返し28の屈曲片28bの内側面に当接するようになっている。
上述の二つの間隔調整部材41,42により、外障子Bの煙返し18と内障子Cの煙返し28との係合部と、内障子Cの煙返し29と方立Eの煙返し31の係合部とのそれぞれにおける煙返し18,28,29,31同士のクリアランスに間隔調整部材41,42が配置されることにより、係合部分のクリアランスがなくなる。言い換えれば、戸先錠40を施錠した状態、すなわち、外障子Bの戸先側の端部を枠体Aの障子収納部Dの反対側となる縦枠3に固定した状態で、それぞれ煙返し18,28,29,31部分で係合する外障子B、内障子C、方立Eの間に左右方向に移動可能なクリアランスがなくなり、外障子Bおよび内障子Cのがたつきを防止することができる。また、煙返し18,28,29,31同士のクリアランスに間隔調整部材41,42が配置されることにより、煙返し煙返し18,28,29,31同士が接触することがなく、かつ、上述のようにがたつきが防止されることから、接触による金属音の発生を防止することができる。
なお、間隔調整部材41,42の固定板部41a,42a、調整板部41b,42bおよび掛止板部41c,42cからなる間隔調整部材41,42本体は、例えば、アルミ(合金)やステンレス等の金属製であるが、当接板41d,42dがゴム等の弾性部材からなることにより確実に金属音の発生を防止することができる。
煙返し18,28,29,31同士のクリアランス部分に配置される間隔調整部材41,42の調整板部41b,42bの厚みと当接板41d,42dの厚みとを合わせた長さが煙返し18,28,29,31同士の設計時のクリアランスと同じ値となるように設定されている。なお、当接板41dが弾性部材からなるので、調整板部41b,42bの厚みと当接板41d,42dの厚みとを合わせた長さが煙返し18,28,29,31同士の設計時のクリアランスより僅かに長くなっていても良い。
そして、製造された開口部装置において、煙返し18,28,29,31同士のクリアランスがほぼ設計されたクリアランスと同じとなっていれば、上述のように施錠時における外障子Bおよび内障子C同士のがたつきを防止するとともに、金属音の発生を防止することができる。
しかし、製造誤差等により製品によって上記クリアランスにばらつきが生じることは避けられない。ここで、枠体Aの左右幅に対して障子B,Cの左右幅が長くなる誤差があった場合、例えば、枠体Aの左右幅が設計値より僅かに短い場合や、障子B,Cの左右幅が設計値より僅かに長い場合には、次のような状態となる。すなわち、戸先錠40を施錠した状態で、かつ、外障子Bの煙返し18と内障子Cの煙返し28とにおいて、上述のように内障子Cの煙返し28の折り返し片28cの先端より先側に取り付けられた調整板部41bのさらに外側面に取り付けられた当接板41dが外障子Bの煙返し18の屈曲片18bの内側面に当接させた場合に、内障子Cの戸先側の端面は、設計された位置よりも少し障子収納部D側に位置がずれることになる。
これにより、図5に示すように、方立Eの煙返し31において、間隔調整部材42をその調整板部42bの内側面が折り返し片31cの先端に当接した状態とすると、調整板部42bに取り付けられた当接板42dと内障子Cの煙返し29の屈曲片29bとの間に隙間があく状態となってしまう。これにより外障子Bを戸先錠40で施錠した状態で、内障子Cが設計値からのずれ量に対応して左右に僅かに移動できる状態となってしまう。
そこで、上述のように方立Eの煙返し31に取り付けられた間隔調整部材42の位置を障子収納部D側、すなわち、戸先錠40からさらに離れるようにずらすことで、間隔調整部材42の調整板部42bおよび当接板42dを内障子Cの煙返し29の屈曲片29bに当接させることが可能となる。これにより、戸先錠40を施錠した状態で内障子Cの左右への移動ができない状態となり、上述の設計値からずれのない場合と同様の作用効果を得ることができる。
一方、枠体の左右幅に対して障子B,Cの左右幅が短くなる誤差があった場合、例えば、枠体の左右幅が設計値より僅かに長い場合や、障子の左右幅が設計値より僅かに短い場合には、図9に示すような状態となる。すなわち、外障子Bおよび内障子Cを閉めた場合に、外障子Bの戸先側の端面が正常な位置より僅かに枠体Aの縦枠3から離れた状態となる。この場合に、周知の戸先錠40においては、誤差に対する調整機能があり、僅かに縦枠3から離れた状態となっても施錠可能となっており、戸先錠40の調整により、上述の設計値からずれのない場合と同様の作用効果を得ることができる。なお、開口部Fの閉塞時に枠体Aの縦枠3と外障子Bの戸先側の縦框13との間の気密性を確保する気密材にも左右方向に許容範囲があり、この外障子Bの上述の誤差による位置ずれが許容範囲内ならば、機密性も確保可能となっている。
なお、以上の場合において、設計値からのずれ量は予め見込まれる許容範囲内である必要がある。許容範囲を超えると、間隔調整部材42の取付位置の移動や、戸先錠40の調整でも対応できないものとなり、がたつきを完全に防止できなかったり、戸先錠40の施錠が困難になったり、枠体Aの縦枠3と外障子Bとの間に隙間ができたりする可能性がある。また、間隔調整部材42を左右に移動可能とする際に、枠体Aや障子B,Cの左右幅が設計値とほぼ等しい場合に、左右の移動範囲のほぼ中央部に間隔調整部材42を配置されるようにし、上述のように製造誤差等によって枠体Aの左右幅に対して障子B,Cの左右幅が短い場合でも長い場合でも間隔調整部材42を左右の何れかに移動することで対応できるようにしても良い。
上記例では、2枚建て片引き全開タイプのサッシに本発明を適用したが、その他のタイプのサッシにも適用可能であり、例えば、合掌式に左右に2枚ずつの障子を配置した両寄せ全開口タイプのサッシにも適用可能である。この場合に、戸先錠40は、合掌錠とされる以外は、基本的に左右2枚ずつの障子に対してそれぞれ上記例の構成を適用すればよい。また、片側3枚以上、両側5枚以上の障子を有するサッシにも適用可能である。
また、サッシは必ずしも完全に開放される全開タイプに限られるものではなく、開放した際に障子の一部が開口部内に残る構造となっているものでよい。
本発明の実施の形態に係る2枚建て片引き全開口タイプのサッシを示す図であって、開口状態の横断面図である。 同、閉じた状態の横断面図である。 前記サッシの外障子の煙返しと内障子の間隔調整部材が取り付けられた煙返しが係合した状態の要部横断面図である。 前記間隔調整部材を示す図面である。 前記サッシの内障子の煙返しと方立の間隔調整部材が取り付けられた煙返しが係合した状態の要部横断面図である。 前記間隔調整部材を示す図面である。
符号の説明
A 枠体
B 外障子(障子)
C 内障子(障子)
D 障子収納部
E 方立(縦部材)
F 開口部
14 縦框(外障子の右側縁部)
18 煙返し
23 縦框(内障子の左側縁部)
24 縦框(内障子の右側縁部)
28 煙返し
29 煙返し
31 煙返し
41 間隔調整部材
42 間隔調整部材

Claims (1)

  1. 枠体と、この枠体内に左右方向に移動可能に設けられ、かつ、少なくとも一部が室内側と室外側とに前後に位置をずらして配置された複数の障子とを備え、
    前記枠体の内部が、上下に配置された方立を境に開口部と障子収納部とに仕切られ、
    前記障子により前記開口部を閉塞した状態で、前記障子の左右側縁部のうちの他の障子の左右側縁部もしくは方立の何れかと左右位置が重なるように前後に隣接する障子の左右側縁部と、前記方立とには、隣接する前記左右側縁部もしくは方立との間で互いに係合する煙返しがそれぞれ設けられ、
    互いに係合する煙返しのうちの少なくとも一方の煙返しに、前記障子により開口部を閉塞した状態で係合する煙返し同士の左右方向に沿ったクリアランスとなる間隔を塞ぐように他方の煙返しに当接可能な間隔調整部材が備えられ、
    前記間隔調整部材の少なくとも一つは、一方の煙返しから他方の煙返しに至る部分の左右幅を変更可能とされていることを特徴とする開口部装置。
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JP2018071312A (ja) * 2016-11-04 2018-05-10 株式会社Lixil 建具

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