JP2007120047A - 外装パネルを設置する出隅役物構成体 - Google Patents
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Abstract
【課題】既設の建築物の外壁に胴縁を介して外装パネルを設置するための出隅役物を提供することである。
【解決手段】既設の建築物の外壁5を覆う外装パネル6を設置するための出隅役物4が、外装パネル6の内側に配置されるベース部4bと、外装パネル6の外側に配置されるカバー部4aとを備えており、前記ベース部4bとカバー部4aとは一体に構成されており、既設の建築物のコーナー部近傍の外壁5に、鉛直方向に延びる胴縁2を配置し、前記ベース部4bが、前記胴縁2を介して既設の建築物の外壁5に固定されるようにした。
【選択図】図3
【解決手段】既設の建築物の外壁5を覆う外装パネル6を設置するための出隅役物4が、外装パネル6の内側に配置されるベース部4bと、外装パネル6の外側に配置されるカバー部4aとを備えており、前記ベース部4bとカバー部4aとは一体に構成されており、既設の建築物のコーナー部近傍の外壁5に、鉛直方向に延びる胴縁2を配置し、前記ベース部4bが、前記胴縁2を介して既設の建築物の外壁5に固定されるようにした。
【選択図】図3
Description
本発明は、既設の建築物の外壁に、外装パネルを設置するための出隅役物に関するものである。
従来から、既設建築物の外壁を補修する代わりに、化粧板で新たな外壁を形成する工事が行われている。これは、経年によって劣化した外壁や、その他災害等によって破損した外壁を補修する際に、非常に有効な手段である。また、既存の外壁に不具合がなくても、模様替えを行う際に有効な手段である。
図4及び図5は、従来の出隅役物を使用して外装パネルを設置した場合の斜視図である。従来は、外壁の出隅部を覆うための出隅役物20を、外装パネルの内側に配置されるベース部材21と、外側に配置されるカバー部材22とを接続することにより構成し、図4に示す状態を実現していた。
しかし、この構成では、図5に示すように、ベース部材21に対するカバー部材22の鉛直方向下方へのずれを防止することができず、見栄えが悪くなる。そこで、この問題を解決することができるものとして、例えば、特許文献1が提案されている。
特開平10−273962号公報
この特許文献1では、前述のベース部材21とカバー部材22とが一体に構成されているので、図5に示すようなカバー部材22がずれる不具合は解消することができる。しかし、特許文献1のものには胴縁が設けられておらず、肝腎の既設建築物の外壁への固定が不十分である。
そこで本発明は、既設の建築物の外壁に胴縁を介して外装パネルを設置するための出隅役物構成体を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、請求項1の発明では、既設の建築物の外壁を覆う外装パネルを設置するための出隅役物が、外装パネルの内側に配置されるベース部と、外装パネルの外側に配置されるカバー部とを備えており、前記ベース部とカバー部とは一体に構成されており、既設の建築物のコーナー部近傍の外壁に、鉛直方向に延びる胴縁を配置し、前記ベース部が、前記胴縁を介して既設の建築物の外壁に固定されるようにした。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、胴縁は断面が溝型形状であり、前記胴縁に押圧するだけで装着可能な接続部材を前記胴縁に設け、前記接続部材と出隅役物とを固着した。
請求項3の発明では、請求項2の発明において、接続部材に突出部を設け、前記胴縁に前記突出部と係合する係合部を設けた。
請求項4の発明では、請求項3の発明において、接続部材の一部を押圧変形させて前記突出部を形成した。
請求項5の発明では、請求項2〜4のうちのいずれかの発明において、接続部材に雌ねじを設け、前記ベース部を貫通するねじを前記雌ねじと螺合させることにより、出隅役物と胴縁とを一体化させるようにした。
請求項1の発明では、既設の建築物の外壁を覆う外装パネルを設置するための出隅役物が、外装パネルの内側に配置されるベース部と、外装パネルの外側に配置されるカバー部とを備えており、前記ベース部とカバー部とは一体に構成されており、既設の建築物のコーナー部近傍の外壁に、鉛直方向に延びる胴縁を配置し、前記ベース部が、前記胴縁を介して既設の建築物の外壁に固定されるようにしたので、カバー部がベース部に対してずれることがなく、また、既設建築物の外壁に対して出隅役物を確実に固定することができる。
請求項2の発明では、胴縁は断面が溝型形状であり、前記胴縁に押圧するだけで装着可能な接続部材を前記胴縁に設け、前記接続部材と出隅役物とを固着したので、胴縁に対して簡単に接続部材を装着することができ、さらに、胴縁に出隅役物を接続するためのボルト孔を設ける等の細工をする必要がなく、胴縁の強度の低下を回避することができる。
請求項3の発明では、接続部材に突出部を設け、前記胴縁に前記突出部と係合する係合部を設けたので、極めて簡単な構成で胴縁と出隅役物とを接続することができる。
請求項4の発明では、接続部材の一部を押圧変形させて前記突出部を形成したので、接続部材に突出部を設けるために別の部材を用いる必要がなく、安価で且つ簡単に突出部を設けることができる。
請求項5の発明では、接続部材に雌ねじを設け、前記ベース部を貫通するねじを前記雌ねじと螺合させることにより、出隅役物と胴縁とを一体化させるようにしたので、胴縁に対して、確実に出隅役物を固定することができる。
図1は、本発明の出隅役物構成体1の分解平面図である。また、図2は、接続部材3を装着した胴縁2を外壁5に固定した状態を示す平面図である。さらに、図3は、接続部材3を介して胴縁2に出隅役物4を固定した状態を示す平面図である。
図1に示すように、出隅役物構成体1は、外壁5のコーナ部に沿って鉛直に配置される胴縁2と、出隅役物4と、胴縁2と出隅役物4とを接続する接続部材3とで構成されている。
胴縁2は、断面が溝型形状を呈しており、外壁5と当接し且つ固定される底面部2aと、内向きに湾曲した係合部2bを備えている。接続部材3も、断面が溝型形状であり、底面部3aには孔3bが設けてある。この孔3bと同心状にナット7(雌ねじ)が固着されている。また、接続部材3の側壁3cには、突出部3dが設けてある。突出部3dは、側壁3cの一部に切り込みを入れ、さらに外側へ向かって押圧することにより変形させて構成されている。さらに両側の突出部3dが内向きに押圧された際に、側壁3cが撓むことができるように、側壁3cには図示しない切り込みが設けられている。
よって、接続部材3を胴縁2内に収容する際には、接続部材3の突出部3dが、胴縁2の係合部2bによって押圧されて内側へ撓み、突出部3dが係合部2bを通過すると、元の形状に復帰し、突出部3dが係合部2bに係合して、接続部材3が胴縁2から脱落しない(水平方向への取り外しができない)ようになる。
出隅役物4は、二つの直交するベース部材4bを有しており、各ベース部材4bの一端には、ベース部材4bとそれぞれ平行なカバー部材4aが一体固着されている。さらに、カバー部材4aの端部同士が同一素材の板状物9で接続されており、二点鎖線で囲んだ部分に基部4cが形成されている。すなわち、基部4cから直角方向に二組のカバー部材4aとベース部材4bとが設けられており、各カバー部材4aとベース部材4bとで、一体の出隅役物4が構成されている。
各ベース部材4bには、孔4dが設けられている。この孔4dには、ねじ8(雄ねじ)が挿通され、胴縁2に装着された接続部材3のナット7と螺合し、出隅役物4が胴縁2に固定されるようになっている。
接続部材3は、胴縁2に対して、長手方向には強固に固定されていないので、若干力を加えることによって長手方向に移動させることができる。これにより、出隅役物4の孔4dとナット7との心合わせ(位置合わせ)を行うことができる。
最後に、外装パネル6を、出縁役物4のベース部材4bとカバー部材4aの間に配置すると、図3に示すように既設の外壁5を覆うことができる。
図示していないが、カバー部材4aに防水パッキンを備えておき、カバー部材4aと外装パネル6の間に水密性を持たせることにより、外装パネル6と出隅役物4の間から雨水が浸入することを防止でき、耐久性を向上させることができる。
1 出隅役物構成体
2 胴縁
2b 係合部
3 接続部材
3d 突出部
4 出隅役物
4a カバー部材(カバー部)
4b ベース部材(ベース部)
5 外壁
6 外装パネル
7 ナット(雌ねじ)
8 ねじ(雄ねじ)
2 胴縁
2b 係合部
3 接続部材
3d 突出部
4 出隅役物
4a カバー部材(カバー部)
4b ベース部材(ベース部)
5 外壁
6 外装パネル
7 ナット(雌ねじ)
8 ねじ(雄ねじ)
Claims (5)
- 既設の建築物の外壁を覆う外装パネルを設置するための出隅役物が、外装パネルの内側に配置されるベース部と、外装パネルの外側に配置されるカバー部とを備えており、前記ベース部とカバー部とは一体に構成されており、既設の建築物のコーナー部近傍の外壁に、鉛直方向に延びる胴縁を配置し、前記ベース部が、前記胴縁を介して既設の建築物の外壁に固定されることを特徴とする外装パネルを設置する出隅役物構成体。
- 前記胴縁は断面が溝型形状であり、前記胴縁に押圧するだけで装着可能な接続部材を前記胴縁に設け、前記接続部材と出隅役物とを固着したことを特徴とする請求項1に記載の外装パネルを設置する出隅役物構成体。
- 前記接続部材に突出部を設け、前記胴縁に前記突出部と係合する係合部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の外装パネルを設置する出隅役物構成体。
- 前記接続部材の一部を押圧変形させて前記突出部を形成したことを特徴とする請求項3に記載の外装パネルを設置する出隅役物構成体。
- 接続部材に雌ねじを設け、前記ベース部を貫通するねじを前記雌ねじと螺合させることにより、出隅役物と胴縁とを一体化させることを特徴とする請求項2〜4のうちのいずれかに記載の外装パネルを設置する出隅役物構成体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005310697A JP2007120047A (ja) | 2005-10-26 | 2005-10-26 | 外装パネルを設置する出隅役物構成体 |
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JP2005310697A JP2007120047A (ja) | 2005-10-26 | 2005-10-26 | 外装パネルを設置する出隅役物構成体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104695655A (zh) * | 2015-02-15 | 2015-06-10 | 广东蒙娜丽莎新型材料集团有限公司 | 一种适用于墙体阳角的陶瓷砖组合及其制备方法 |
CN107355052A (zh) * | 2017-08-18 | 2017-11-17 | 温州市万丰建设工程有限公司 | 一种新型房建护墙角 |
JP2020020096A (ja) * | 2018-07-30 | 2020-02-06 | フクビ化学工業株式会社 | 壁装用コーナー材および壁の角部の内装構造 |
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2005
- 2005-10-26 JP JP2005310697A patent/JP2007120047A/ja active Pending
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JP7154859B2 (ja) | 2018-07-30 | 2022-10-18 | フクビ化学工業株式会社 | 壁装用コーナー材を使用した化粧シートの取り付け構造、及び、壁装用コーナー材を使用した化粧シートの取り付け方法 |
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