JP2007116787A - 電気二重層キャパシタの充放電制御装置 - Google Patents

電気二重層キャパシタの充放電制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】充放電に伴ってほぼ一定の電圧のところで偏曲点が現れる電気二重層キャパシタを有効に使用するための充放電制御装置を提供する。
【解決手段】定電流充電時および放電時において電圧変化率の傾きがほぼ直線的に変化する偏曲点を有する電気二重層キャパシタCの充放電制御装置において、電気二重層キャパシタCに対して充電回路14と放電回路15とを切り替える含む充放電切替手段13と、電気二重層キャパシタCの電圧を検出する電圧検出手段21と、電圧検出手段21の検出電圧に基づいて充放電切替手段13を制御する制御手段12とを備え、制御手段12は、初回充電として電気二重層キャパシタCを偏曲点が現れる偏曲点電圧以上の電圧にまで充電し、その後は電気二重層キャパシタCの電圧が偏曲点電圧を下回らないことを条件として充放電切替手段13を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気二重層キャパシタの充放電制御装置に関し、さらに詳しく言えば、定電流充電時および放電時において電圧変化率の傾きがほぼ直線的に変化する偏曲点を有する電気二重層キャパシタの充放電制御装置に関するものである。
電気二重層キャパシタは、基本的には、正極,負極ともに比表面積が大きな活性炭からなる分極性電極を用いる。使用可能な耐電圧は、使用する電解液による。すなわち、水系電解液の場合、使用可能な耐電圧は、水が電気分解を起こす1V程度であるが、非水系の有機電解液を用いると、その種類によっては、3V以上の耐電圧が得られるため、耐電圧の上昇によって静電エネルギーを電圧の2乗に比例して大きくすることができる。
このように、電気二重層キャパシタは、電池と異なり化学反応を伴わずに物理現象のみで電気を蓄えることができるノンファラデーデバイスであるため、化学電池では実現し得なかった90%以上の充放電効率,100万回を超えるサイクル寿命,10年以上の長寿命,電池に比べて一桁低い内部抵抗と出力密度特性を兼ね備えた新型の物理電池と言え、電気自動車や無停電電源装置などの分野では、実用化の段階に入っており、将来的にも期待されるところが大きい。
このような状況の中で、静電容量の大容量化を図る研究・開発が盛んに行われており、例えば特許文献1には、分極性電極を構成する炭素材料として、アルカリ金属とアルカリ金属化合物の少なくとも1種とともに、アルカリ金属の蒸気が発生する温度以上で熱処理を行って製造される黒鉛類似の微結晶炭素を有する炭素材料を用いて電気二重層キャパシタを組み立てたのち、最初に定格電圧以上の電圧を分極性電極に印加することにより、微結晶炭素の層間に有機電解液内の溶質のイオンを挿入させて静電容量を発現させてるようにした電気二重層キャパシタが提案されており、これによれば、従来の活性炭を使用したものに比べて大きな静電容量を得ることができる。
本出願人も、従来の電気二重層キャパシタに比べて、容積あたりの静電容量が大きく,また高い耐電圧を有し、単位体積あたりの静電エネルギーが大きな電気二重層キャパシタの研究・開発を行っており、その成果を例えば特願2004−121985や特願2005−126618として先に出願している。
この電気二重層キャパシタ(以下、先願電気二重層キャパシタという)は、炭素質負電極と、10m/g未満の比表面積を有する黒鉛を含む炭素質正電極とを非水系電解液中に浸漬してなる電気二重層キャパシタであり、図9(a)に示すような特異な充放電特性を備える。
すなわち、特異な充放電特性として、初回の定電流充電の初期においては時定数に基づく電圧変化率よりも電圧変化率が大きいが、電圧が上昇するに連れて時定数に基づく電圧変化率よりも電圧変化率が小さくなる偏曲点(屈曲点)P1を有し、第2回目以降の充電時にも、同様の挙動を示す偏曲点P2を有する。
この現象は、充電時ごとに所定の電圧に達すると、電解液中から黒鉛へのイオンの吸着が開始され、その結果、大きな静電容量が発現するものと考えられる。なお、放電時には黒鉛からイオンが脱着するため、放電時にも偏曲点P3が現れる。本明細書において、偏曲点が現れる電圧を偏曲点電圧という。
これに対して、上記特許文献1による電気二重層キャパシタでは、図9(b)に示すように、初回の充電時には、その初期の電圧上昇率は時定数に基づく電圧変化率よりも大きく、したがって偏曲点Q1を示すものの、第2回目の充電時には、時定数に基づく電圧変化率を示し、この点で上記先願電気二重層キャパシタと相違している。
上記特許文献1による電気二重層キャパシタにおいて、初回の充電時に見られる偏曲点Q1は、電気二重層キャパシタ中の細部への電解液の浸入の駆動力および炭素中へのイオンの挿入による電流によるものと推測され、第2回目以降の定電流充電時には偏曲点Q1は現れない。
特開2000−77273号公報
上記先願電気二重層キャパシタは、上記したように偏曲点電圧以上で大きな静電容量を発現する反面、偏曲点電圧未満の場合には、図9(a)からも分かるように、充放電時において電圧変化率の傾きが大きいため静電容量が小さく、無理して使用しても大した静電容量が得られないばかりでなく、キャパシタを劣化させることにもなりかねない。
したがって、本発明の課題は、上記先願電気二重層キャパシタのように、充放電に伴ってほぼ一定の電圧のところで偏曲点が現れる電気二重層キャパシタを有効に使用するための充放電制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されているように、定電流充電時および放電時において電圧変化率の傾きがほぼ直線的に変化する偏曲点を有する電気二重層キャパシタの充放電制御装置において、上記電気二重層キャパシタに対して充電回路と放電回路とを切り替える含む充放電切替手段と、上記電気二重層キャパシタの電圧を検出する電圧検出手段と、上記電圧検出手段の検出電圧に基づいて上記充放電切替手段を制御する制御手段とを備え、上記制御手段は、初回充電として上記電気二重層キャパシタを上記偏曲点が現れる偏曲点電圧以上の電圧にまで充電し、その後は上記電気二重層キャパシタの電圧が上記偏曲点電圧を下回らないことを条件として上記充放電切替手段を制御することを特徴としている。
本発明には、請求項2に記載されているように、上記制御手段は、上記初回充電時もしくは放電時に検出される上記偏曲点電圧をメモリに記憶し、該記憶した偏曲点電圧を上記電気二重層キャパシタの放電停止電圧として用いる態様が含まれる。
本発明には、請求項3に記載されているように、上記初回充電時もしくは放電時に検出される上記偏曲点電圧を参照電圧として、放電時における上記電気二重層キャパシタの残存電圧を監視するコンパレータを含み、上記残存電圧が上記参照電圧よりも低くなった時点で、上記コンパレータから放電停止信号が出力される態様も含まれる。
また、本発明には、請求項4に記載されているように、上記制御手段は、放電時に上記電気二重層キャパシタの電圧を所定の時間間隔でサンプリングして上記メモリに記憶された偏曲点電圧と比較し、その差電圧が所定の閾値以下である場合にはサンプリング間隔を短くする態様も含まれる。
また、本発明には、請求項5に記載されているように、上記制御手段は、放電時に上記電気二重層キャパシタの電圧を所定の時間間隔でサンプリングし、その電圧変化率が所定の閾値より大きくなった時点で上記偏曲点電圧に達したと判断し放電を停止させる態様も含まれる。
また、本発明には、請求項6に記載されているように、上記電気二重層キャパシタの放電電流を検出する電流検出手段をさらに備え、上記制御手段は、放電時に上記電気二重層キャパシタの電圧と放電電流とを所定の時間間隔でサンプリングしてキャパシタ容量値を算出し、そのキャパシタ容量値の変化率が所定の閾値より大きくなった時点で上記偏曲点電圧に達したと判断し放電を停止させる態様も含まれる。
本発明が制御対象とする電気二重層キャパシタは、第一義的には、請求項7に記載されているように、炭素質負電極と、10m/g未満の比表面積を有する黒鉛を含む炭素質正電極とを非水系電解液中に浸漬してなる電気二重層キャパシタであるが、この電気二重層キャパシタと同様な偏曲点を有する電気二重層キャパシタにも、本発明を適用することができる。
本発明によれば、定電流充電時および放電時において電圧変化率の傾きがほぼ直線的に変化する偏曲点を有する電気二重層キャパシタの充電および放電を制御するにあたって、基本的な構成として、請求項1に記載のように、初回充電として電気二重層キャパシタを偏曲点が現れる偏曲点電圧以上の電圧にまで充電し、その後は電気二重層キャパシタの電圧が偏曲点電圧を下回らないことを条件として充放電切替手段を制御するようにしたことにより、大きな静電容量を発現し得る範囲内で、キャパシタを劣化させることなく、上記電気二重層キャパシタを有効に使用することができる。
また、請求項2に記載のように、初回充電時もしくは放電時に検出される偏曲点電圧をメモリに記憶し、該記憶した偏曲点電圧を電気二重層キャパシタの放電停止電圧として用いることにより、放電時の電圧変化率を常時演算して監視する必要がなく、制御手段の負担を軽減することができる。
また、請求項3に記載のように、初回充電時もしくは放電時に検出される偏曲点電圧を参照電圧として、放電時における電気二重層キャパシタの残存電圧を監視するコンパレータを含み、その残存電圧が参照電圧よりも低くなった時点で、コンパレータから放電停止信号を出力させることにより、請求項2と同じく、放電時の電圧変化率を常時演算して監視する必要がなく、制御手段の負担を軽減することができる。
また、請求項4に記載のように、放電時に電気二重層キャパシタの電圧を所定の時間間隔でサンプリングしてメモリに記憶された偏曲点電圧と比較し、その差電圧が所定の閾値以下である場合にはサンプリング間隔を短くすることにより、偏曲点電圧(放電停止電圧)を高精度に検出することができる。
また、請求項5に記載のように、放電時に電気二重層キャパシタの電圧を所定の時間間隔でサンプリングし、その電圧変化率が所定の閾値より大きくなった時点で偏曲点電圧に達したと判断し放電を停止させることによって、偏曲点電圧(放電停止電圧)を高精度に検出することができる。
また、請求項6に記載のように、電気二重層キャパシタの放電電流を検出する電流検出手段をさらに備え、放電時に電気二重層キャパシタの電圧と放電電流とを所定の時間間隔でサンプリングしてキャパシタ容量値を算出し、そのキャパシタ容量値の変化率が所定の閾値より大きくなった時点で偏曲点電圧に達したと判断し放電を停止させることにより、負荷変動(放電電流の変動)に対しても安定した制御を行うことができる。
次に、図1ないし図8に基づいて、本発明のいくつかの実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。図1は本発明による電気二重層キャパシタの充放電制御装置の一例を示すブロック図,図2は本発明により制御される電気二重層キャパシタの充放電特性を示すグラフ,図3は上記充放電制御装置に含まれる電圧監視回路を示す概略的な回路図,図4ないし図8は本発明の動作説明用のフローチャートである。
図1には、本発明の充放電制御装置10で、直列に接続された複数,この例では3つの電気二重層キャパシタC(C1〜C3)を含む電気二重層キャパシタ群(以下、キャパシタモジュールという)CMを制御する場合が例示されているが、ここで用いられる電気二重層キャパシタC1〜C3は、先の図9(a)で説明したように、充放電時におけるほぼ一定の電圧(偏曲点電圧)時点で電圧変化率の偏曲点Pが現れる充放電特性を有する電気二重層キャパシタである。
すなわち、電気二重層キャパシタC1〜C3は、定電流充電時および放電時において電圧変化率の傾きがほぼ直線的に変化する偏曲点を有する電気二重層キャパシタで、このような電気二重層キャパシタには、本出願人の提案に係る上記先願電気二重層キャパシタのように、炭素質負電極と、10m/g未満の比表面積を有する黒鉛を含む炭素質正電極とを非水系電解液中に浸漬してなる電気二重層キャパシタがある。
電気二重層キャパシタC1〜C3が、先の図9(a)に示す特異な偏曲点を有する充放電特性を有することから、これらを直列に接続してなるキャパシタモジュールCMも同様な充放電特性を有する。本発明では、このようなキャパシタモジュールCMを図2の充放電特性に示すように、偏曲点電圧Vp以上の電圧範囲内で充放電させて使用する。
そのため、この充放電制御装置10は、基本的な構成として、キャパシタモジュールCMに接続される充電回路14と放電回路15とを切り替える充放電切替回路13と、キャパシタモジュールCMの電圧に応じて充放電切替回路13に切替信号を与える制御手段12とを備える。充電回路14には、定電流電源が用いられる。また、制御手段12には、メモリ12aを有する例えばマイクロコンピュータなどが用いられてよい。
この例では、好ましい態様として、電気二重層キャパシタC1〜C3の各々に並列的に接続される並列モニタと呼ばれる電圧監視回路11と、キャパシタモジュールCMの電圧を検出する電圧検出部21およびキャパシタモジュールCMの放電電流を検出する電流検出部22とを備え、これら電圧監視回路11,電圧検出部21および電流検出部22から制御手段12に充放電切替の判定に必要とされる信号が入力される。なお、少なくとも電圧検出部21および電流検出部22のアナログ信号は、図示しないA/D変換器を介して制御手段12に入力される。
図3に示すように、電圧監視回路11には、各電気二重層キャパシタC1〜C3の両端に並列に接続されるトランジスタTRを含む電流バイパス回路11aと、各電気二重層キャパシタC1〜C3に対する満充電電圧(例えば定格電圧)を参照電圧Vrefとして有する第1コンパレータCOM1からなる充電制御回路11bと、各電気二重層キャパシタC1〜C3の偏曲点電圧(放電停止電圧)を参照電圧Vpとして有する第2コンパレータCOM2からなる放電制御回路11cとが含まれている。
充電回路14よりキャパシタモジュールCMを定電流充電する際、各電気二重層キャパシタC1〜C3の電圧が上記参照電圧Vrefに達するまでの間、トランジスタTRはオフで充電が継続され、その充電電圧が上記参照電圧Vrefに達した時点で、第1コンパレータCOM1からトランジスタTRをオンとする制御信号が出力され、電気二重層キャパシタC1〜C3に対する充電電流が電流バイパス回路11aに流れる。
制御手段12は、各電圧監視回路11からトランジスタTRをオンとする制御信号が出力されるまで充電を継続し、各電圧監視回路11からトランジスタTRをオンとする制御信号が出揃った時点で、充放電切替回路13に充電オフ信号を出力する。これにより、各電気二重層キャパシタC1〜C3は、満充電電圧に揃えられた状態で初期化されることになる。
これに対して、キャパシタモジュールCMの放電時には、放電制御回路11cの第2コンパレータCOM2により各電気二重層キャパシタC1〜C3の残存電圧が監視され、その残存電圧が上記参照電圧Vp以下となった時点で、第2コンパレータCOM2から制御手段12に放電停止信号が出される。これにより、制御手段12は充放電切替回路13に放電オフ信号を出力する。
以上の説明は、もっぱら電圧監視回路11によるハード的な充放電制御機能についてのものであるが、本発明には、制御手段12でのソフト的な充放電制御機能も含まれる。まず、図4のフローチャートにより、キャパシタモジュールCMの偏曲点電圧Vpの検出について説明する。
偏曲点電圧Vpの検出は、基本的にはキャパシタモジュールCM(もしくは各電気二重層キャパシタC1〜C3)の電圧VMを所定の周波数でサンプリングして、今回値VM(n)と前回値VM(n−1)との差を見ることにより行う。これは、初回の充電時に行われるが、放電時に行われてもよい。キャパシタモジュールCMのモジュール電圧VMは、電圧検出部21より得る。
初回の充電時であるとして、まず、充電が開始されると、ステップST41で、一定時間が経過したかの判定を行う。これは、偏曲点電圧Vpに達するまでの立ち上がり時間を時定数により予測できるため、その立ち上がり時間に至るまでの時間を制御手段12の他の処理に割り当てるためであるが、このステップST41は省略されてもよい。
ステップST41での一定時間が経過すると、ステップST42で、モジュール電圧VMをサンプリングし、次のステップST43において、そのデータを今回値VM(n)としてメモリ12aに記憶する(nはサンプリングの回数で初回サンプリング時は「1」)。
次に、ステップST44、メモリ12aから前回値VM(n−1)を読み出したのち、ステップST45として、今回値VM(n)と前回値VM(n−1)の差ΔVMを次式(1)により求める。
ΔVM=|VM(n)−VM(n−1)|…式(1)
そして、次のステップST46として、ΔVMとあらかじめ設定されている所定の閾値THaとの大小関係を判定する。この場合充電時であるから、ΔVM<THa(もしくはΔVM≦THa)かどうかを判定する。なお、放電時の場合は別の閾値THbを用い、反対にΔVM>THb(もしくはVM≧THb)かどうかを判定する。すなわち、図2の充放電特性グラフを参照して、充電時(初回充電時)には、傾きが大→小に変化した点を偏曲点Pとし、放電時には、反対に傾きが小→大に変化した点を偏曲点Pとする。
ステップST46の判定結果が、NOすなわちΔVM≧THaであれば、ステップST46aでn=n+1として上記ステップST41に戻りステップST46までを繰り返し実行する。ステップST46の判定結果が、YESすなわちΔVM<THaであれば、次のステップST47で、VM(n)を偏曲点電圧Vpとしてメモリ12aに記憶する。
上記のようにして、偏曲点電圧Vpがメモリ12aに記憶されると、以後、制御手段12はメモリ12aに記憶され偏曲点電圧Vpを用いて、キャパシタモジュールCMの放電制御を行う。その第1実施形態を図5のフローチャートにより説明する。
キャパシタモジュールCMの放電が開始されると、まず、ステップST51で、メモリ12aから偏曲点電圧Vpを読み出す。そして、ステップST52で、一定時間が経過したかどうかを判定するが、上記のステップST41と同じく、このステップST52は省略されてもよい。
その後、ステップST53を実行してモジュール電圧VMをサンプリングし、ステップST54で、VM=Vpかを判定する。その判定結果が、NOすなわちVM≠Vpであれば、ステップST51に戻りステップST54までを繰り返し実行する。
これに対して、ステップST54での判定結果が、YESすなわちVM=Vpであれば、その時点でステップST55を実行し、制御手段12は充放電切替回路13に放電オフ信号を出力し、キャパシタモジュールCMの放電を停止させる。
次に、図6のフローチャートにより、放電制御時の第2実施形態について説明する。この第2実施形態は、上記第1実施形態の変形例に相当するもので、メモリ12aから偏曲点電圧Vpを読み出すステップST61からVM=Vpかを判定するステップST64までは、上記第1実施形態の図5のフローチャートに示されているステップST51からステップST54と同じである。
この第2実施形態では、ステップST64での判定結果が、NOすなわちVM≠Vpのときには、ステップST64aで、モジュール電圧VMと偏曲点電圧Vpとの差ΔVを次式(2)により求める。
ΔV=|VM−Vp|…式(2)
そして、次のステップST64bとして、ΔVとあらかじめ設定されている所定の閾値THcとの大小関係(ΔV<THc(もしくはΔV≦THc))を判定する。すなわち、モジュール電圧VMが偏曲点電圧Vpに近づいたかどうかを判定する。その判定結果が、NO(ΔV≧THc)であれば、ステップST62に戻りステップST64までを実行する。
これに対して、ステップST64bでの判定結果が、YES(ΔV<THc)の場合には、次のステップST64cで、モジュール電圧VMのサンプリング間隔を短い時間に設定し直して、ステップST62に戻りステップST64までを実行する。
そして、ステップST64での判定結果が、YESすなわちVM=Vpとなった時点でステップST65を実行し、制御手段12は充放電切替回路13に放電オフ信号を出力し、キャパシタモジュールCMの放電を停止させる。
この第2実施形態によれば、モジュール電圧VMが閾値THcだけ偏曲点電圧Vpに近づいた時点で、サンプリング間隔が短くされるため、VM=Vpとなる時点をより高精度に検出することができる。
次に、図7のフローチャートにより、放電制御時の第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、あらかじめメモリ12aに偏曲点電圧Vpを記憶させることなく、電圧変化率の傾きから偏曲点電圧Vpになったかどうかを判定して、放電を停止させる。
キャパシタモジュールCMの放電が開始されると、ステップST71で、上記第1,第2実施形態と同じく、一定時間が経過したかの判定を行うが、このステップST71は省略されてもよい。
ステップST71での一定時間が経過すると、ステップST72で、モジュール電圧VMをサンプリングし、次のステップST73において、そのデータを今回値VM(n)としてメモリ12aに記憶する(nはサンプリングの回数で初回サンプリング時は「1」)。
次のステップST74で、メモリ12aから前回値VM(n−1)を読み出したのち、ステップST75として、今回値VM(n)と前回値VM(n−1)の差ΔVMを次式(3)により求める。
ΔVM=|VM(n)−VM(n−1)|…式(3)
そして、次のステップST76として、ΔVMとあらかじめ設定されている所定の閾値THbとの大小関係を判定する。この場合放電時であるから、ΔVM>THb(もしくはVM≧THb)かどうかを判定する。
ステップST76の判定結果が、NOすなわちΔVM≦THbであれば、ステップST76aでn=n+1として上記ステップST71に戻りステップST76までを繰り返し実行する。
ステップST76の判定結果が、YESすなわちΔVM>THbであれば、偏曲点電圧Vpに達したと判定し、次のステップST77で、制御手段12は充放電切替回路13に放電オフ信号を出力し、キャパシタモジュールCMの放電を停止させる。
次に、図8のフローチャートにより、放電制御時の第4実施形態について説明する。この第4実施形態では、上記第3実施形態と同じく、あらかじめメモリ12aに偏曲点電圧Vpを記憶させることなく偏曲点電圧Vpを見つけ出すが、この第4実施形態では、キャパシタモジュールCMの静電容量変化率をパラメータとして用いる。
すなわち、サンプリング時間間隔をΔt,時間nのときのキャパシタモジュールCMの電圧変化をΔVM(n),放電電流をIM(n),静電容量をC(n)とすると、
ΔVM(n)=(IM(n)/C(n))×Δt
なる式が成り立ち、負荷で要求される放電電流IMの変化によって電圧変化率、すなわち放電特性の傾きが変化する。そのため、制御手段12は放電電流IM(n)の変化点を偏曲点と誤認するおそれがある。
そこで、この第4実施形態では、電圧Vと電流Iの変化から算出できる静電容量Cをモニタするようにしている。ちなみに、静電容量Cの次式(4)で表される。
C(n)=IM(n)/VM(n)…(4)
なお、この第4実施形態において、制御手段12はキャパシタモジュールCMの放電電流IMを電流検出部22から得る。電流検出部22には、例えばクランプセンサを用いることが好ましい。
図8のフローチャートに示すように、キャパシタモジュールCMの放電が開始されると、ステップST81で、上記各実施形態と同じく、一定時間が経過したかの判定を行うが、このステップST81は省略されてもよい。
ステップST81での一定時間が経過すると、ステップST82で、モジュール電圧VM(n)をサンプリングしたのち、ステップST83で、今回のサンプリング値VM(n)と前回のサンプリング値VM(n−1)との差ΔVM(n)、
ΔVM(n)=|VM(n)−VM(n−1)|
を求める(nはサンプリングの回数で初回サンプリング時は「1」)。
そして、ステップST84で、放電電流IM(n)をサンプリングしたのち、ステップST85で、IM(n)/ΔVM(n)を演算して、その演算値を静電容量の今回値C(n)としてメモリ12aに記憶する。
次のステップST86で、メモリ12aから前回値C(n−1)を読み出したのち、ステップST87で、今回値C(n)と前回値C(n−1)の差ΔCを次式(5)により求める。
ΔC=|C(n)−C(n−1)|…式(5)
そして、次のステップST88として、ΔCとあらかじめ設定されている所定の閾値THdとの大小関係を判定する。すなわち、ΔC>THd(もしくはC≧THd)かどうかを判定する。
ステップST88の判定結果が、NOすなわちΔC≦THdであれば、ステップST88aでn=n+1として上記ステップST81に戻りステップST88までを繰り返し実行する。
ステップST88の判定結果が、YESすなわちΔC>THdであれば、偏曲点電圧Vpに達したと判定し、次のステップST89で、制御手段12は充放電切替回路13に放電オフ信号を出力し、キャパシタモジュールCMの放電を停止させる。
以上説明したように、本発明によれば、図9(a)に示すように、充放電に伴って偏曲点が現れる特異な充放電特性を有する電気二重層キャパシタを、図2に示すように、大きな静電容量を発現する偏曲点電圧Vp以上の電圧で有効に使用することができる。また、本発明によれば、偏曲点電圧Vpを下回る電圧での使用は禁止されることから、この種の電気二重層キャパシタを劣化させることもない。
なお、上記各実施形態では、直列に接続された複数の電気二重層キャパシタを含むキャパシタモジュールを制御対象としているが、制御対象の電気二重層キャパシタは1つであってもよい。
本発明による電気二重層キャパシタの充放電制御装置の一例を示すブロック図。 本発明で制御される電気二重層キャパシタの充放電特性を示すグラフ。 上記充放電制御装置に含まれる電圧監視回路を示す概略的な回路図。 本発明で電気二重層キャパシタの偏曲点電圧を検出する際の動作フローチャート。 放電制御時の第1実施形態を説明するための動作フローチャート。 放電制御時の第2実施形態を説明するための動作フローチャート。 放電制御時の第3実施形態を説明するための動作フローチャート。 放電制御時の第4実施形態を説明するための動作フローチャート。 (a)本発明の制御対象である電気二重層キャパシタの充放電特性を示すグラフ,(b)従来の電気二重層キャパシタの充放電特性を示すグラフ。
符号の説明
10 充放電制御装置
11 電圧監視回路
12 制御手段
12a メモリ
13 充放電制御回路
14 充電回路
15 放電回路
21 電圧検出部
22 電流検出部
C(C1〜C3) 電気二重層キャパシタ
CM キャパシタモジュール

Claims (7)

  1. 定電流充電時および放電時において電圧変化率の傾きがほぼ直線的に変化する偏曲点を有する電気二重層キャパシタの充放電制御装置において、
    上記電気二重層キャパシタに対して充電回路と放電回路とを切り替える充放電切替手段と、上記電気二重層キャパシタの電圧を検出する電圧検出手段と、上記電圧検出手段の検出電圧に基づいて上記充放電切替手段を制御する制御手段とを備え、
    上記制御手段は、初回充電として上記電気二重層キャパシタを上記偏曲点が現れる偏曲点電圧以上の電圧にまで充電し、その後は上記電気二重層キャパシタの電圧が上記偏曲点電圧を下回らないことを条件として上記充放電切替手段を制御することを特徴とする電気二重層キャパシタの充放電制御装置。
  2. 上記制御手段は、上記初回充電時もしくは放電時に検出される上記偏曲点電圧をメモリに記憶し、該記憶した偏曲点電圧を上記電気二重層キャパシタの放電停止電圧として用いることを特徴とする請求項1に記載の電気二重層キャパシタの充放電制御装置。
  3. 上記初回充電時もしくは放電時に検出される上記偏曲点電圧を参照電圧として、放電時における上記電気二重層キャパシタの残存電圧を監視するコンパレータを含み、上記残存電圧が上記参照電圧よりも低くなった時点で、上記コンパレータから放電停止信号が出力されることを特徴とする請求項1に記載の電気二重層キャパシタの充放電制御装置。
  4. 上記制御手段は、放電時に上記電気二重層キャパシタの電圧を所定の時間間隔でサンプリングして上記偏曲点電圧と比較し、その差電圧が所定の閾値以下である場合にはサンプリング間隔を短くすることを特徴とする請求項2または3に記載の電気二重層キャパシタの充放電制御装置。
  5. 上記制御手段は、放電時に上記電気二重層キャパシタの電圧を所定の時間間隔でサンプリングし、その電圧変化率が所定の閾値より大きくなった時点で上記偏曲点電圧に達したと判断し放電を停止させることを特徴とする請求項1に記載の電気二重層キャパシタの充放電制御装置。
  6. 上記電気二重層キャパシタの放電電流を検出する電流検出手段をさらに備え、上記制御手段は、放電時に上記電気二重層キャパシタの電圧と放電電流とを所定の時間間隔でサンプリングしてキャパシタ容量値を算出し、そのキャパシタ容量値の変化率が所定の閾値より大きくなった時点で上記偏曲点電圧に達したと判断し放電を停止させることを特徴とする請求項1に記載の電気二重層キャパシタの充放電制御装置。
  7. 上記電気二重層キャパシタが、炭素質負電極と、10m/g未満の比表面積を有する黒鉛を含む炭素質正電極とを非水系電解液中に浸漬してなる電気二重層キャパシタであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電気二重層キャパシタの充放電制御装置。
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