JP2007116058A - 半導体装置 - Google Patents

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章浩 中原
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令嗣 齊藤
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Abstract

【課題】短い製造期間で双方向ツェナーダイオードを製造できる技術を提供する。
【解決手段】n型高濃度基板1上のp型エピタキシャル層2にn型高濃度基板1に達する凹部5を形成し、p型エピタキシャル層2の表面にn型半導体領域6、7を形成することによってp型エピタキシャル層2とn型半導体領域6、7とによる2つのツェナー接合を形成する。次いで、n型高濃度基板1上に表面保護膜8を形成し、その表面保護膜8にn型半導体領域6に達する開口部9、n型半導体領域7に達する開口部10、および凹部5の底部にてn型高濃度基板1に達する開口部11を形成した後に、開口部9下でn型半導体領域6と電気的に接続し開口部11下でn型高濃度基板1と電気的に接続する表面電極12と、開口部10下でn型半導体領域7と電気的に接続する表面電極13を形成する。
【選択図】図8

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、サージ保護用の双方向ツェナーダイオードに適用して有効な技術に関するものである。
特開2004−179572号公報(特許文献1)には、同一の半導体基板上に双方向ツェナーダイオードを形成する技術が開示されている。
また、特開2001−148484号公報(特許文献2)には、同一の半導体基板上にアノードコモンツェナーダイオードを形成する技術が開示されている。
また、特開2000−156509号公報(特許文献3)には、同一のシリコン基板上に複数のツェナーダイオードを形成する技術が開示されている。
特開2004−179572号公報 特開2001−148484号公報 特開2000−156509号公報
LED(Light Emitting Diode)は、サージ耐量が小さいという特徴があり、高輝度型のLEDになるほど駆動中の接合温度が高くなり、それに伴ってサージ耐量が大幅に低下してしまう傾向がある。この問題を解決するために、図18に示すように、サージ保護用のツェナーダイオード101をLED102に対して順方向および逆方向に並列接続する手段が一例として挙げられる。
本発明者らは、上記の例を実現でき、実装部品数および実装面積の低減が可能な双方向ツェナーダイオードについて検討している。その中で本発明者らは、以下のような課題を見出した。その課題について図19を用いて説明する。
図19は、本発明者らが検討した双方向ツェナーダイオードの要部断面図である。図19に示した双方向ツェナーダイオードにおいては、n型のSi(シリコン)基板103上に形成したp型エピタキシャル層104の表面に2つのn型半導体領域105、106を形成することによってツェナー接合を2つ形成し、一方のツェナー接合(n型半導体領域105によるツェナー接合)を表面電極107およびn++型半導体領域108を介してSi基板103に電気的に接続する。それにより、アノード側を共通にした双方向特性を得る構造としている。
図19に示した構造において、n型半導体領域105とp型エピタキシャル層104とによるツェナー接合(以降、ツェナー接合ZN1と記す)側のツェナー特性は、ツェナー接合ZN1のツェナー特性と、p型エピタキシャル層104およびSi基板103の順方向特性を足し合わせたツェナー特性となる。ここで、トランジスタ動作(電流増幅作用)を抑制するためにp型エピタキシャル層104の厚さを所定値以上確保する必要が生じる。このような状況下において、ツェナー接合ZN1をSi基板103と電気的に導通させるためには、n++型半導体領域108を形成するための不純物拡散時間が増大してしまうことになり、双方向ツェナーダイオードの製造期間の増大を招いてしまう課題が存在する。
本発明の目的は、短い製造期間で双方向ツェナーダイオードを製造できる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明による半導体装置は、
第1導電型の半導体基板と、
前記半導体基板上に形成された第2導電型の第1半導体層と、
前記第1半導体層の表面において互いに離間して形成された第1導電型の第1半導体領域および第1導電型の第2半導体領域と、
前記第1半導体層の一部において前記第1半導体領域および前記第2半導体領域と離間して形成され、前記半導体基板に達する凹部と、
前記第1半導体領域上から前記凹部内へ延在し、前記第1半導体領域と前記半導体基板とを電気的に接続する第1電極と、
前記第1半導体領域上にて前記第1電極と離間して形成され、前記第2半導体領域と電気的に接続する第2電極とを有する。
また、本発明による半導体装置は、
第1導電型の半導体基板と、
前記半導体基板に設けられた開口部と、
前記開口部を埋め込むように形成された第2導電型の第1半導体層と、
前記第1半導体層の表面において互いに離間して形成された第1導電型の第1半導体領域および第1導電型の第2半導体領域と、
前記第1半導体領域上から前記半導体基板上へ延在し、前記第1半導体領域と前記半導体基板とを電気的に接続する第1電極と、
前記第1半導体層上にて前記第1電極と離間して形成され、前記第2半導体領域と電気的に接続する第2電極とを有する。
また、本願に開示されたその他の概要を項に分けて簡単に説明するとすれば、以下の通りである。
項1.(a)第1導電型の半導体基板上に第2導電型の第1半導体層を形成する工程、
(b)前記第1半導体層の表面に、互いに離間するように第1導電型の第1半導体領域および第1導電型の第2半導体領域を形成する工程、
(c)前記第1半導体層の一部において、前記第1半導体領域および前記第2半導体領域と離間し、前記半導体基板に達するように凹部を形成する工程、
(d)前記第1半導体領域上から前記凹部内へ延在し、前記第1半導体領域と前記半導体基板とに電気的に接続する第1電極と、前記第1半導体層上にて前記第1電極と離間し、前記第2半導体領域と電気的に接続する第2電極とを形成する工程、
を含む半導体装置の製造方法。
項2.(a)第1導電型の半導体基板上に第2導電型の第1半導体層を形成する工程、
(b)前記第1半導体層の表面に、互いに離間するように第1導電型の第1半導体領域および第1導電型の第2半導体領域を形成する工程、
(c)前記第1半導体層の表面において平面で前記第1半導体領域および前記第2半導体領域をそれぞれ囲むように第2導電型の第3半導体領域および第2導電型の第4半導体領域を形成する工程、
(d)前記第1半導体層の一部において、前記第1半導体領域および前記第2半導体領域と離間し、前記半導体基板に達するように凹部を形成する工程、
(e)前記第1半導体領域上から前記凹部内へ延在し、前記第1半導体領域と前記半導体基板とに電気的に接続する第1電極と、前記第1半導体層上にて前記第1電極と離間し、前記第2半導体領域と電気的に接続する第2電極とを形成する工程、
を含む半導体装置の製造方法。
項3.(a)第1導電型の半導体基板の表面に開口部を形成する工程、
(b)前記開口部を埋め込むように第2導電型の第1半導体層を形成する工程、
(c)前記第1半導体層の表面に、互いに離間するように第1導電型の第1半導体領域および第1導電型の第2半導体領域を形成する工程、
(d)前記第1半導体層の表面において平面で前記第1半導体領域および前記第2半導体領域をそれぞれ囲むように第2導電型の第3半導体領域および第2導電型の第4半導体領域を形成する工程、
(e)前記第1半導体領域上から前記半導体基板上へ延在し、前記第1半導体領域と前記半導体基板とに電気的に接続する第1電極と、前記第1半導体層上にて前記第1電極と離間し、前記第2半導体領域と電気的に接続する第2電極とを形成する工程、
を含む半導体装置の製造方法。
項4.(a)第1導電型の半導体基板の表面に開口部を形成する工程、
(b)前記開口部を埋め込むように第2導電型の第1半導体層を形成する工程、
(c)前記第1半導体層の表面に、互いに離間するように第1導電型の第1半導体領域および第1導電型の第2半導体領域を形成する工程、
(d)前記第1半導体層の表面において平面で前記第1半導体領域および前記第2半導体領域をそれぞれ囲むように第2導電型の第3半導体領域および第2導電型の第4半導体領域を形成する工程、
(e)前記第1半導体層の表面において平面で前記第1半導体領域および前記第2半導体領域をそれぞれ囲むように第2導電型の第3半導体領域および第2導電型の第4半導体領域を形成する工程、
(f)前記第1半導体領域上から前記半導体基板上へ延在し、前記第1半導体領域と前記半導体基板とに電気的に接続する第1電極と、前記第1半導体層上にて前記第1電極と離間し、前記第2半導体領域と電気的に接続する第2電極とを形成する工程、
を含む半導体装置の製造方法。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、短い製造期間で双方向ツェナーダイオードを製造することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
本実施の形態1の半導体装置は、たとえばLEDに並列接続するサージ保護用の双方向ツェナーダイオードである。この本実施の形態1の半導体装置について、その製造工程と併せて図1〜図11を用いて説明する。
まず、n型(第1導電型)不純物(たとえばSb(アンチモン))が高濃度でドープされたSi(シリコン)からなるウエハ状のn型高濃度基板(半導体基板)1を用意する。このn型高濃度基板1にドープされたn型不純物の濃度は、1×1019個/cm〜5×1019個/cm程度とすることを例示できる。
続いて、n型高濃度基板1の主面上にp型(第2導電型)不純物(たとえばB(ホウ素))がドープされたp型のSi層をエピタキシャル成長させることにより、p型エピタキシャル層(第1半導体層)2を形成する。このp型エピタキシャル層2は、抵抗率が約1/100Ωcm〜1/500Ωcm程度であり、その厚さは10μm〜20μm程度とすることを例示できる。
続いて、n型高濃度基板1に熱酸化処理を施し、p型エピタキシャル層2の表面に酸化シリコン膜3を形成する。
図2は図1に続く工程時におけるn型高濃度基板1の要部平面図であり、図3は図2中のA−A線に沿った断面を示したものであり、図1と同じ位置での断面を示したものである。酸化シリコン膜3の形成後、図2および図3に示すように、フォトリソグラフィ技術によってパターニングされたフォトレジスト膜4をマスクとして酸化シリコン膜3をエッチングする。次いで、図4および図5に示すように、さらにフォトレジスト膜4をマスクとしてp型エピタキシャル層2をn型高濃度基板1に達するまでドライエッチングし、凹部5を形成する。
次に、フォトレジスト膜4および酸化シリコン膜3を除去した後、図6に示すように、p型エピタキシャル層2に選択的にn型不純物(たとえばAs(ヒ素)またはP(リン))を導入し、p型エピタキシャル層2の表面にn型半導体領域(第1半導体領域)6およびn型半導体領域(第2半導体領域)7を形成する。それにより、p型エピタキシャル層2とn型半導体領域6、7とによる2つのツェナー接合を形成することができる。
次に、図7および図8に示すように、n型高濃度基板1上に酸化シリコン膜およびPSG(Phospho Silicate Glass)膜を順次成膜することによって表面保護膜8を形成する。次いで、フォトリソグラフィ技術によってパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとして表面保護膜8をエッチングし、n型半導体領域6に達する開口部9、n型半導体領域7に達する開口部10、および凹部5の底部にてn型高濃度基板1に達する開口部11を形成する。
続いて、開口部9〜11内を含む表面保護膜8上に、たとえばスパッタリング法を用いてAl(アルミニウム)とSi(シリコン)とからなる合金膜を堆積する。続いて、フォトレジスト膜(図示は省略)をマスクにして、その合金膜をエッチングすることにより、開口部9下でn型半導体領域6と電気的に接続し開口部11下でn型高濃度基板1と電気的に接続する表面電極(第1電極)12と、開口部10下でn型半導体領域7と電気的に接続する表面電極(第2電極)13を形成する。これにより、2つのツェナー接合のうちn型半導体領域6とp型エピタキシャル層2とによるツェナー接合をn型高濃度基板1と導通させることができる。
ところで、本発明者らが行った実験によれば、本実施の形態1のような凹部5を形成せずに、たとえば図19に示されるようにp型エピタキシャル層2に選択的にn型の不純物を導入することによってn++型半導体層を形成し、このn++型半導体層を介してn型半導体領域6とp型エピタキシャル層2とによるツェナー接合をn型高濃度基板1と導通させる構造とした場合には、そのn++型半導体層を形成するのに15時間程度必要であった。一方、本実施の形態1のように、凹部5を形成し表面電極12を介して導通させる構造とした場合には、凹部5は5分〜10分程度で形成できる。すなわち、本実施の形態1によれば、双方向ツェナーダイオードの製造期間を大幅に短縮することができる。
次に、図9に示すように、n型高濃度基板1上に窒化シリコン膜を堆積する。続いて、その窒化シリコン膜上に酸化シリコン膜を堆積し、窒化シリコン膜と酸化シリコン膜との積層膜からなる表面最終保護膜14を形成する。次いで、フォトレジスト膜(図示は省略)をマスクにして表面最終保護膜14をエッチングすることにより、表面電極13の表面に達する開口部15を形成する。
次に、n型高濃度基板1の裏面をグラインディングにより研削し、後述するパッケージ形態に合わせて、n型高濃度基板1を薄くする。続いて、たとえばスピンエッチング装置を用いたウエットエッチング法により、n型高濃度基板1の裏面をエッチングする。
次に、n型高濃度基板1を洗浄した後、たとえばスパッタリング法を用いてn型高濃度基板1の裏面にAg(銀)膜を堆積する。続いて、たとえばスピンエッチング装置を用いてそのAg膜をウエットエッチングし、裏面電極16を形成する。
次に、n型高濃度基板1をダイシングにより分割し、単位素子のツェナーダイオードを有するチップを形成する。続いて、個々のチップを封止樹脂により封止し、パッケージングする。このパッケージングにおいては、図10に例示するように、リード17にチップが有する上記裏面電極16を接続する。そして、表面電極13を、ボンディングワイヤ18を介してリード19と電気的に接続する。続いて、リード17、19の内端部、チップおよびボンディングワイヤ18を封止樹脂20により封止することにより、リード17、19の外端部を実装用に外部に露出させたパッケージを形成する。
ところで、図11に示すように、本実施の形態1の双方向ツェナーダイオードにおいては、n型半導体領域6、7をそれぞれ平面ではリング状に取り囲むp型ガードリング領域(第3半導体領域)21およびp型ガードリング領域(第4半導体領域)22を設けてもよい。このようなp型ガードリング領域21、22を設けることにより、表面電極12とn型半導体領域6との接触部、および表面電極13とn型半導体領域7との接触部に電界が集中してしまうことを緩和することができる。それにより、双方向ツェナーダイオードのサージ耐量を向上することができる。また、これらp型ガードリング領域21、22は、n型半導体領域6、7より先に形成することを例示できる。
(実施の形態2)
次に、本実施の形態2の双方向ツェナーダイオードについて、その製造工程と併せて図12〜図17を用いて説明する。
まず、図12に示すように、前記実施の形態1と同様のn型高濃度基板1を用意する。続いて、n型高濃度基板1に熱酸化処理を施し、n型高濃度基板1の表面に酸化シリコン膜3を形成する。
次に、図13に示すように、フォトリソグラフィ技術によってパターニングされたフォトレジスト膜4をマスクとして酸化シリコン膜3をエッチングする。次いで、図14に示すように、さらにフォトレジスト膜4をマスクとしてn型高濃度基板1をドライエッチングし、凹部(開口部)5Aを形成する。
次に、図15に示すように、凹部5A内にp型不純物がドープされたp型のSi層をエピタキシャル成長させることにより、抵抗率が約1/100Ωcm〜1/500Ωcm程度であり、厚さが10μm〜20μm程度のp型エピタキシャル層2を形成する。
次に、フォトレジスト膜4および酸化シリコン膜3を除去した後、図16に示すように、p型エピタキシャル層2に選択的にn型不純物(たとえばAsまたはP)を導入し、p型エピタキシャル層2の表面にn型半導体領域6、7を形成する。それにより、p型エピタキシャル層2とn型半導体領域6、7とによる2つのツェナー接合を形成することができる。
続いて、n型高濃度基板1およびp型エピタキシャル層2上に酸化シリコン膜およびPSG(Phospho Silicate Glass)膜を順次成膜することによって表面保護膜8を形成する。次いで、フォトリソグラフィ技術によってパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとして表面保護膜8をエッチングし、n型半導体領域6に達する開口部9、n型半導体領域7に達する開口部10、および凹部5A外にてn型高濃度基板1に達する開口部11Aを形成する。
続いて、開口部9、10、11A内を含む表面保護膜8上に、たとえばスパッタリング法を用いてAlとSiとからなる合金膜を堆積する。続いて、フォトレジスト膜(図示は省略)をマスクにして、その合金膜をエッチングすることにより、開口部9下でn型半導体領域6と電気的に接続し開口部11A下でn型高濃度基板1と電気的に接続する表面電極12と、開口部10下でn型半導体領域7と電気的に接続する表面電極13を形成する。これにより、2つのツェナー接合のうちn型半導体領域6とp型エピタキシャル層2とによるツェナー接合をn型高濃度基板1と導通させることができる。
ところで、前記実施の形態1でも説明したように、たとえば図19に示されるようにp型エピタキシャル層2に選択的にn型の不純物を導入することによってn++型半導体層を形成し、このn++型半導体層を介してn型半導体領域6とp型エピタキシャル層2とによるツェナー接合をn型高濃度基板1と導通させる構造とした場合には、そのn++型半導体層を形成するのに15時間程度必要であった。一方、本実施の形態2のように、凹部5A内にp型エピタキシャル層2を形成し、表面電極12を介して導通させる構造とした場合には、凹部5Aは20分〜30分程度で形成できる。すなわち、本実施の形態2によれば、双方向ツェナーダイオードの製造期間を大幅に短縮することができる。
その後、前記実施の形態1において図9および図10を用いて説明した工程と同様の工程を経ることによって、本実施の形態2の双方向ツェナーダイオードを製造する。
ところで、前記実施の形態1と同様に、本実施の形態2においても、n型半導体領域6、7をそれぞれ平面ではリング状に取り囲むp型ガードリング領域21、22を設けてもよい(図17参照)。このようなp型ガードリング領域21、22を設けることにより、本実施の形態2においても、表面電極12とn型半導体領域6との接触部、および表面電極13とn型半導体領域7との接触部に電界が集中してしまうことを緩和することができる。それにより、本実施の形態2の双方向ツェナーダイオードのサージ耐量を向上することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明の半導体装置は、たとえば双方向ツェナーダイオードを含む半導体装置に適用することができる。
本発明の一実施の形態である半導体装置の製造方法を説明する要部断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の製造方法を説明する要部平面図である。 図1に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図2に続く半導体装置の製造工程中の要部平面図である。 図3に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図5に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の製造工程中の要部平面図である。 図6に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図8に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 本発明の他の実施の形態である半導体装置の製造方法を説明する要部断面図である。 図12に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図13に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図14に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図15に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図16に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 LEDに対してサージ保護用のツェナーダイオードを順方向および逆方向に並列接続した例を示す回路図である。 本発明者らが検討した双方向ツェナーダイオードの要部断面図である。
符号の説明
1 n型高濃度基板(半導体基板)
2 p型エピタキシャル層(第1半導体層)
3 酸化シリコン膜
4 フォトレジスト膜
5 凹部
5A 凹部(開口部)
6 n型半導体領域(第1半導体領域)
7 n型半導体領域(第2半導体領域)
8 表面保護膜
9〜11、11A 開口部
12 表面電極(第1電極)
13 表面電極(第2電極)
14 表面最終保護膜
15 開口部
16 裏面電極
17 リード
18 ボンディングワイヤ
19 リード
20 封止樹脂
21 p型ガードリング領域(第3半導体領域)
22 p型ガードリング領域(第4半導体領域)
101 ツェナーダイオード
102 LED
103 Si基板
104 p型エピタキシャル層
105、106 n型半導体領域
107 表面電極
108 n++型半導体領域

Claims (4)

  1. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された第2導電型の第1半導体層と、
    前記第1半導体層の表面において互いに離間して形成された第1導電型の第1半導体領域および第1導電型の第2半導体領域と、
    前記第1半導体層の一部において前記第1半導体領域および前記第2半導体領域と離間して形成され、前記半導体基板に達する凹部と、
    前記第1半導体領域上から前記凹部内へ延在し、前記第1半導体領域と前記半導体基板とを電気的に接続する第1電極と、
    前記第1半導体層上にて前記第1電極と離間して形成され、前記第2半導体領域と電気的に接続する第2電極とを有する半導体装置。
  2. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された第2導電型の第1半導体層と、
    前記第1半導体層の表面において互いに離間して形成された第1導電型の第1半導体領域および第1導電型の第2半導体領域と、
    前記第1半導体層の表面において平面で前記第1半導体領域および前記第2半導体領域をそれぞれ囲むように形成された第2導電型の第3半導体領域および第2導電型の第4半導体領域と、
    前記第1半導体層の一部において前記第1半導体領域および前記第2半導体領域と離間して形成され、前記半導体基板に達する凹部と、
    前記第1半導体領域上から前記凹部内へ延在し、前記第1半導体領域と前記半導体基板とを電気的に接続する第1電極と、
    前記第1半導体層上にて前記第1電極と離間して形成され、前記第2半導体領域と電気的に接続する第2電極とを有する半導体装置。
  3. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板の表面に設けられた開口部と、
    前記開口部を埋め込むように形成された第2導電型の第1半導体層と、
    前記第1半導体層の表面において互いに離間して形成された第1導電型の第1半導体領域および第1導電型の第2半導体領域と、
    前記第1半導体領域上から前記半導体基板上へ延在し、前記第1半導体領域と前記半導体基板とを電気的に接続する第1電極と、
    前記第1半導体層上にて前記第1電極と離間して形成され、前記第2半導体領域と電気的に接続する第2電極とを有する半導体装置。
  4. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板の表面に設けられた開口部と、
    前記開口部を埋め込むように形成された第2導電型の第1半導体層と、
    前記第1半導体層の表面において互いに離間して形成された第1導電型の第1半導体領域および第1導電型の第2半導体領域と、
    前記第1半導体層の表面において平面で前記第1半導体領域および前記第2半導体領域をそれぞれ囲むように形成された第2導電型の第3半導体領域および第2導電型の第4半導体領域と、
    前記第1半導体領域上から前記半導体基板上へ延在し、前記第1半導体領域と前記半導体基板とを電気的に接続する第1電極と、
    前記第1半導体層上にて前記第1電極と離間して形成され、前記第2半導体領域と電気的に接続する第2電極とを有する半導体装置。
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