JP2007115761A - 巻線型コイル及びその巻線方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】狙いのインダクタンスを容易に取得可能で、しかも、インダクタンスのバラツキが極めて少ない巻線型コイル及びその巻線方法を提供する。
【解決手段】巻線型コイル1は、コア2と電極3と巻線4とコーティング樹脂7とを具備する。具体的には、巻芯5に巻回された巻線4を、密巻部分4Aと粗巻部分4Bとで構成し、粗巻部分4Bの巻数を3ターン、密巻部分4Aの巻数を8ターンに設定した。
好ましくは、粗巻部分4Bの巻数を2ターン又は3ターンに設定し、密巻部分4Aの巻数を巻線4全体の40%〜94%に設定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、コアに導線を巻回してなる巻線型コイル及びその巻線方法に関するものである。
従来、巻線型コイルとしては、例えば、特許文献1に開示のインダクタがある。
この巻線型コイルは、アルミナ等の材料で形成したコアに導線を巻回したもので、導線の始端及び終端から1ターン目と2ターン目の導線間に隙間を設け、当該2ターン目以降の導線を密に巻回した構成になっている。これにより、ショート不良の発生抑制等を行うようにしている。
特開2002−334807号公報
しかし、上記した従来の巻線型コイルでは、コアに巻回された導線のうち、粗巻の部分は、導線の始端及び終端から1ターン目のみであるので、狙いのインダクタンスを有した巻線型コイルを得ることが困難である。かといって、粗巻部分の巻数を多くして、狙いのインダクタンスを容易に取得可能な構造にすると、製造される巻線型コイルのインダクタンスに大きなバラツキが生じてしまう。
この発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、狙いのインダクタンスを容易に取得可能で、しかも、インダクタンスのバラツキが極めて少ない巻線型コイル及びその巻線方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、巻芯及びこの巻芯の長さ方向両端部に設けられた1対の鍔を有してなるコアと、各鍔にそれぞれ形成された電極と、一方端部が1対の鍔のうちの一方の鍔に形成された電極に接合された状態で巻芯に巻回され且つ他方端部が他方の鍔に形成された電極に接合された導線とを具備する巻線型コイルであって、巻芯に巻回された導線を、導線の巻初め部分又は巻終わり部分のいずれかに形成した粗巻部分と、残りの密巻部分とで構成し、粗巻部分の巻数を、2ターン又は3ターンのいずれかに設定した構成とする。
かかる構成により、高周波電流を、コアの鍔に形成された電極を通じて巻芯に巻回された導線に導通させると、巻線型コイルがインダクタンスを発揮し、チョークコイルやフィルタ等のコイルとして機能する。このとき、粗巻部分が、導線の巻初め部分又は巻終わり部分のいずれかに形成され、しかも、粗巻部分の巻数が、2ターン又は3ターンのいずれかに設定されているので、この巻線型コイルは、狙いのインダクタンスを有しており、しかも、各巻線型コイル毎のインダクタンスのバラツキが極めて少ない。
請求項2の発明は、請求項1に記載の巻線型コイルにおいて、密巻部分の巻数は、導線の全巻数の40%〜94%に設定した構成とする。
かかる構成により、密巻部分の巻数を全巻数の40%〜94%の範囲で変化させることで、インダクタンスのバラツキを抑制することができる。
また、請求項3の発明は、長さ方向両端部に1対の鍔を有したコアの巻芯に、導線を巻回する巻線型コイルの巻線方法であって、導線の巻初め部分又は巻終わり部分のいずれかに、2ターン又は3ターンの粗巻部分を形成する粗巻工程と、粗巻部分を除く部分に、密巻部分を形成する密巻工程と、巻芯に巻回された導線の両端部を、1対の鍔にそれぞれ形成された電極に接合して、切断する切断工程とを具備する構成とした。
かかる構成により、粗巻工程において、2ターン又は3ターンの粗巻部分が導線の巻初め部分又は巻終わり部分のいずれかに形成され、密巻工程において、密巻部分が粗巻部分を除く部分に形成される。そして、切断工程によって、巻芯に巻回された導線の両端部が、1対の鍔にそれぞれ形成された電極に接合されて切断される。
を具備する
請求項4の発明は、請求項3に記載の巻線型コイルの巻線方法において、密巻工程は、密巻部分の巻数が導線の全巻数の40%〜94%になるように、導線を巻回する構成とした。
かかる構成により、密巻工程においては、密巻部分の巻数が導線の全巻数の40%〜94%になるように、導線が巻回される。
以上詳しく説明したように、請求項1ないし請求項4の発明によれば、粗巻部分を、導線の巻初め部分又は巻終わり部分のいずれかに形成し、しかも、粗巻部分の巻数を、2ターン又は3ターンのいずれかに設定したので、狙いのインダクタンスを有した巻線型コイルを取得することができると共に、インダクタンスのバラツキが極めて少ない巻線型コイルを大量生産することができるという優れた効果がある。
特に、請求項2及び請求項4の発明によれば、密巻部分の巻数を全巻数の40%〜94%の範囲で変化させることで、インダクタンスのバラツキを抑制することができるという効果がある。
以下、この発明の最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施例に係る巻線型コイルを示す斜視図であり、図2は、巻線型コイルの側面図であり、図3は、巻線型コイルの下面図である。
図1に示すように、この実施例の巻線型コイル1は、チップ型の微小コイル部品であり、コア2と、電極3と、導線である巻線4と、コーティング樹脂7とを具備する。
コア2は、例えばアルミナ等の材料で形成されており、四角柱状の巻芯5と、この巻芯5の両端部に設けられた鍔6,6とを有している。
1対の鍔6,6は、巻芯5よりも大径の矩形板状をなし、図2に示すように、巻芯5の長さ方向(図2の左右方向)の両端部に形成されている。これにより、コア2は、鍔6,6の上面60が巻芯5の上面50から突出したボビン形状をなす。
電極3は、図3に示すように、1対の鍔6,6の下面部にそれぞれ形成されている。この電極3は、Ag、Ag−Pd、Ag−Pt等による膜層とその上に形成されたNi、Sn、Sn−Pd等によるメッキ膜層とによって構成されている。
巻線4は、その一方端部41が一方の鍔6の電極3に接合され、他方端部42が他方の鍔6の電極3に接合された状態で巻芯5に巻回されている。
具体的には、図2及び図3に示すように、巻芯5に巻回された巻線4を、巻線4の巻終わり部分(図の左側部分)に形成した粗巻部分4Bと、粗巻部分4Bを除いた部分に形成した密巻部分4Aとで構成した。そして、この実施例では、粗巻部分4Bの巻数を3ターンに設定し、密巻部分4Aの巻数を8ターンに設定した。すなわち、密巻部分4Aの巻数を巻線4の全巻数の約73%に設定した。
このように、密巻部分4Aと粗巻部分4Bとの巻数を設定した理由は次の通りである。
図4は、実験データを示す表図である。
発明者等は、狙いのインダクタンスが27nH(ナノヘンリ)で、巻線4の直径が30μm(ミクロン)である全巻数9ターンの巻線型コイルについて、密巻部分4A,粗巻部分4Bの巻数比を異ならしめて、9種類の巻線型コイルC1〜C9を用意した。そして、各種類の巻線型コイルC1(C2〜C9)について、複数ロット毎のインダクタンス平均(nH)とインダクタンスの相対的なバラツキを示す変動係数CV(Coefficient of Variation)(%)とを実測したところ、図4に示すような結果を得た。
図4に示すように、密巻部分4Aの巻数「9」,粗巻部分4Bの巻数「0」の完全密巻品である巻線型コイルC1のインダクタンスの変動係数CVが「0.80%」であり、変動係数CVが最も小さい。そして、巻線型コイルC2〜C9のように、粗巻部分4Bの巻数が多くなるに従って、変動係数CVが大きくなってしまう。したがって、変動係数CVの点だけを考慮すると、密巻部分4Aの巻数が多く、しかも粗巻部分4Bの巻数が少ないほど良好といえる。
しかし、粗巻部分4Bの巻数があまり少ないと、インダクタンス平均が狙いのインダクタンス(27nH)から大きく外れてしまう。例えば、完全密巻品である巻線型コイルC1では、インダクタンス平均が「29.546nH」であり、巻線型コイルC2では、「27.559nH」である。
これに対して、巻線型コイルC3〜C9、即ち粗巻部分4Bの巻数が2ターン以上の巻線型コイルでは、インダクタンス平均が狙いのインダクタンス27nHの前後になり、好ましい結果を得ている。
このように、粗巻部分4Bの巻数が1ターン以下の場合に、インダクタンス平均が狙いのインダクタンスから大きく外れる理由は、次の通りである。
図5は、粗巻部分4Bの巻数が1ターンの巻線型コイルのインダクタンスが狙いのインダクタンスから外れる理由を説明するための概略図であり、図5(a)は粗巻部分4Bが3ターンの巻線型コイルC4を示し、図5(b)は粗巻部分4Bが2ターンの巻線型コイルC3を示し、図5(c)は粗巻部分4Bが1ターンの巻線型コイルC2を示し、図5(d)は両端が1ターンの粗巻部分4Bを有する巻線型コイルを示す。
図5(a)及び(b)に示すように、粗巻部分4Bの巻数が3ターンの巻線型コイルC4に巻回された巻線4の左側巻幅を示す点P4−P4′間距離と、2ターンの巻線型コイルC3に巻回されている巻線4の左側巻幅を示すP3−P3′間距離とは等しい。また、巻線型コイルC4の巻線4の右側巻幅を示すQ4−Q4′間距離と、巻線型コイルC3の巻線4の右側巻幅を示すQ3−Q3′間距離もほぼ等しい。このため、巻線型コイルC3,C4のインダクタンス平均には差がさほど生じない。
そして、粗巻部分4Bの巻数が1ターンの巻線型コイルC2においても、図5(c)に示すように、巻線4の左側巻幅を示す点P2−P2′間距離は、巻線型コイルC3,C4のP4−P4′間距離,P3−P3′間距離と等しい。しかしながら、巻線4の右側巻幅を示すQ2−Q2′間距離は、巻線型コイルC3,C4のQ4−Q4′間距離,Q3−Q3′間距離よりも著しく短くなってしまう。そして、巻線型コイルC2の巻線4のQ2−Q2′間距離が、巻線型コイルC3,C4のQ4−Q4′間距離,Q3−Q3′間距離と等しくなるように、巻線4を巻芯5に巻回することは構造上不可能である。この結果、巻線型コイルC2のインダクタンスが巻線型コイルC3,C4のインダクタンスと異なってしまい、巻線型コイルC3,C4が狙いのインダクタンスに近いインダクタンスを取得しているにも拘わらず、巻線型コイルC2のインダクタンスが狙いのインダクタンスから大きく外れてしまうという事態が生じるのである。
図5(d)は、上記従来の巻線型コイルと同構造の巻線型コイルを示している。
この巻線型コイルでは、巻線4の右側巻幅を示す点Q−Q′間距離が巻線型コイルC3,C4のQ4−Q4′間距離,Q3−Q3′間距離と等しいが、巻線4の左側巻幅を示す点P−P′間距離が巻線型コイルC3,C4のP4−P4′間距離,P3−P3′間距離よりも短くなってしまう。このため、巻線型コイルC2と同様に、狙いのインダクタンスを取得することができない。
なお、図示していないが、完全密巻品である巻線型コイルC1においては、巻線4の左側巻幅も右側巻幅も、巻線型コイルC3,C4のそれらに比べて遙かに短くなるので、この巻線型コイルC1のインダクタンスは、狙いのインダクタンスから巻線型コイルC2よりも大きく外れてしまうものと推考することができる。
以上から、発明者等は、インダクタンスの変動係数CVが1%前後で且つ狙いのインダクタンスに近いインダクタンス平均を得ることができる巻線型コイルとして、巻線型コイルC3,C4が好ましいと判断した。そこで、巻線4の粗巻部分4Bの巻数が2ターン又は3ターンの巻線型コイルを発明の対象とした。そして、この実施例では、粗巻部分4Bが3ターンの巻線型コイル1を例示した。また、インダクタンスのバラツキを考慮して、巻線4全体に対する密巻部分4Aの割合を40%〜94%の範囲内に設定することとし、この実施例では、密巻部分4Aの巻線4に対する割合を約74パーセントに設定した巻線型コイル1を例示した。
図1において、コーティング樹脂7は、例えば、エポキシ系の樹脂であり、巻線4を覆うように巻芯5の上面50と鍔6,6の上面60,60とに塗布されている。これにより、巻線4がコーティング樹脂7によって保護される。
次に、この実施例の巻線型コイル1の巻線方法について説明する。
なお、この巻線方法は、この発明に係る巻線型コイルの巻線方法を具体的に実行するものである。
図6は、密巻工程を示す工程図であり、図7は、粗巻工程を示す工程図であり、図8は、切断工程を示す概略図である。
この巻線方法は、密巻工程と粗巻工程と切断工程とを備えている。
密巻工程は、巻線4に密巻部分4Aを形成するための工程である。
具体的には、図6(a)に示すように、ノズル100で導線4′を引っ張って、その先端部分を図面上方の電極3に当接する。そして、ノズル100を巻芯5側に位置させた状態で、図6(b)に示すように、電極3が左側に回転するように、コア2全体を中心線Lの周りで回転させる。すると、導線4′が電極3に係合すると共に、コア2の側面に当接する。図6(c)及び(d)に示すように、さらに、コア2を回転させると、導線4′が巻芯5の周りに巻き付いて1ターン目が作られる。しかる後、ノズル100を導線4′のほぼ太さ分だけ、下方に移動させて、コア2全体を1回転させることで、2ターン目が作られる。以後同様に、図6(e)に示すように、ノズル100を狭ピッチで移動させながらコア2を回転させることで、8ターンの密巻部分4Aを形成する。
密巻工程を終了後、粗巻工程を実行する。
粗巻工程は、巻線4に粗巻部分4Bを形成するための工程である。
具体的には、図7(a)に示すように、コア2の巻芯5に密巻部分4Aを形成した後、図7(b)に示すように、ノズル100を広ピッチで、図面下方に移動させながら、コア2を回転させ、導線4′を広ピッチで巻芯5の周りに巻き付けることで、3ターンの粗巻部分4Bを形成する。
粗巻工程を終了後、切断工程を実行する。
上記密巻工程及び粗巻工程を終了すると、図8に示すように、コア2の巻芯5に密巻部分4Aと粗巻部分4Bとで構成された巻線4が形成される。そこで、ノズル100をコア2の下方に位置させて、ノズル100側の導線4′を下方の電極3(図8の下側の電極)に当接する。かかる状態で、両側の電極3,3上に当接している導線部分を電極3,3に圧着した後、導線4′を圧着部分から切断することで、一方端部41及び他方端部42が電極3,3に接続され、且つ密巻部分4A及び粗巻部分4Bで構成された巻線4が導線4′から分離される。これにより、当該切断工程が終了する。
かかる切断工程終了後、コーティング樹脂7(図1参照)を塗布することで、巻線型コイル1が完成する。
かかる構成により、巻線型コイル1を図示しない基板等に実装し、高周波電流を、巻線型コイル1の電極3,3を通じて、巻線4に導通させると、巻線型コイル1が、チョークコイルやフィルタ等のコイルとして機能する。このとき、巻線4が8ターンの密巻部分4Aと3ターンの粗巻部分4Bとで構成されているので、巻線型コイル1が、狙いのインダクタンスに近いインダクタンスを発揮する。しかも、量産された巻線型コイル1のどの巻線型コイル1を使用しても、狙いのインダクタンスに近いインダクタンスを発揮し、巻線型コイル1毎のインダクタンスのバラツキが極めて少ない。
このように、この実施例の巻線型コイル1によれば、狙いのインダクタンスを取得することができる。しかも、量産時に、インダクタンスのバラツキが極めて少ない。
なお、この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記第実施例では、粗巻部分4Bを巻線4の巻終わり部分に形成したが、巻初め部分に形成しても良い。かかる場合における巻線方法は、粗巻工程を最初に実行し、しかる後、密巻工程を実行することとなる。
また、上記実施例では、粗巻部分4Bを3ターンに設定したが、2ターンに設定することもできることは勿論である。
また、上記実施例では、密巻部分4Aを8ターンに設定したが、これに限定されるものではなく、ターン数は任意である。但し、密巻部分4Aの巻数は、巻線4の全巻数の40%〜94%に設定することが好ましい。
また、上記実施例では、コア2の鍔6,6を巻芯5より大径にして、各鍔6の上面及び下面だけでなく、側面も巻芯5の側面から突出した形状にしたが、鍔6,6の側面が巻芯5の側面と面一な巻線型コイル1をこの発明の範囲から除外する意ではない。
この発明の一実施例に係る巻線型コイルを示す斜視図である。 巻線型コイルの側面図である。 巻線型コイルの下面図である。 実験データを示す表図である。 粗巻部分の巻数が1ターンの巻線型コイルのインダクタンスが狙いのインダクタンスから外れる理由を説明するための概略図であり、図5(a)は粗巻部分が3ターンの巻線型コイルを示し、図5(b)は粗巻部分が2ターンの巻線型コイルを示し、図5(c)は粗巻部分が1ターンの巻線型コイルを示し、図5(d)は両端が1ターンの粗巻部分を有する巻線型コイルを示す。 密巻工程を示す工程図である。 粗巻工程を示す工程図である。 切断工程を示す概略図である。
符号の説明
1…巻線型コイル、 2…コア、 3…電極、 4…巻線、 4′…導線、 4A…密巻部分、 4B…粗巻部分、 5…巻芯、 6…鍔、 7…コーティング樹脂、 41…一方端部、 42…他方端部、 50,60…上面、 100…ノズル。

Claims (4)

  1. 巻芯及びこの巻芯の長さ方向両端部に設けられた1対の鍔を有してなるコアと、上記各鍔にそれぞれ形成された電極と、一方端部が上記1対の鍔のうちの一方の鍔に形成された電極に接合された状態で上記巻芯に巻回され且つ他方端部が他方の鍔に形成された電極に接合された導線とを具備する巻線型コイルであって、
    上記巻芯に巻回された導線を、導線の巻初め部分又は巻終わり部分のいずれかに形成した粗巻部分と、残りの密巻部分とで構成し、
    上記粗巻部分の巻数を、2ターン又は3ターンのいずれかに設定した、
    ことを特徴とする巻線型コイル。
  2. 請求項1に記載の巻線型コイルにおいて、
    上記密巻部分の巻数は、導線の全巻数の40%〜94%に設定した、
    ことを特徴とする巻線型コイル。
  3. 長さ方向両端部に1対の鍔を有したコアの巻芯に、導線を巻回する巻線型コイルの巻線方法であって、
    上記導線の巻初め部分又は巻終わり部分のいずれかに、2ターン又は3ターンの粗巻部分を形成する粗巻工程と、
    上記粗巻部分を除く部分に、密巻部分を形成する密巻工程と、
    上記巻芯に巻回された導線の両端部を、上記1対の鍔にそれぞれ形成された電極に接合して、切断する切断工程と
    を具備することを特徴とする巻線型コイルの巻線方法。
  4. 請求項3に記載の巻線型コイルの巻線方法において、
    上記密巻工程は、上記密巻部分の巻数が導線の全巻数の40%〜94%になるように、導線を巻回する、
    ことを特徴とする巻線型コイルの巻線方法。
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