JP2007115055A - リスクマネジメントシステム - Google Patents

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一 松井
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Abstract

【課題】リスクマネジメントにおいて、外部コンサルタントや企業の内部者(特にリスク管理の専任者や企業経営者)による改善状況のリアルタイム管理を実現する。
【解決手段】第1端末装置20aは、1又は複数の指摘事項の入力を受け付け、サーバ装置10に送信する指摘事項入力部24を含み、サーバ装置10は、受信した1又は複数の指摘事項を記憶する記憶部12を含み、第2端末装置20bは、記憶部12に記憶される1又は複数の指摘事項を表示する表示部22bと、表示した指摘事項についての改善報告の入力を受け付け、サーバ装置10に送信する改善報告入力部23と、を含み、記憶部12は、この改善報告を指摘事項と対応付けて記憶し、第1端末装置20aは、記憶部12に記憶される指摘事項及び改善報告を対応付けて表示する表示部22aをさらに含む、ことを特徴とするリスクマネジメントシステム。
【選択図】図2

Description

本発明はリスクマネジメントシステムに関する。
企業のリスク管理が重要視されるようになるに従い、リスク管理の方法も多様化している。そのうちのひとつに、外部コンサルタントにリスク要因を指摘させ、指摘されたリスク要因を改善していくようにする方法がある。このリスク管理方法(以下、外部リスクマネジメントと称する。)は、外部の人間の目で客観的にリスクを確認できるところに特徴がある。
外部リスクマネジメントでは、指摘されたリスク要因を改善するのは企業の内部担当者である。改善状況は定期的にまとめられ、外部コンサルタントや当該企業の経営者に報告される。
しかしながら、外部リスクマネジメントでは、外部コンサルタントによる改善状況のリアルタイム管理が難しいという問題がある。すなわち、外部コンサルタントは指摘されたリスク要因を取り除く内部担当者と同じ場所にいないのが通常であるので、改善状況は上述のように定期的に報告されることになる。
この事情は企業の経営者にとっても同様である。すなわち、外部コンサルタントだけでなく、企業の経営者にとっても、改善状況をリアルタイムに管理することは困難である。
さらに、外部コンサルタントだけでななく、企業の内部者がリスク要因を指摘することもありうる。特に、国内外に複数施設を有する企業では、本社にリスク管理の専任者を置き、該専任者がリスク要因を指摘するようにしていることがある(以下では、このリスク管理方法を内部リスクマネジメントと称し、外部リスクマネジメントと内部リスクマネジメントを総称して、単にリスクマネジメントと称する。)。内部リスクマネジメントについても、上記同様に、改善状況をリアルタイムに管理することが困難である。
従って、本発明の課題の一つは、リスクマネジメントにおいて、外部コンサルタントや企業の内部者(特にリスク管理の専任者や企業経営者)による改善状況のリアルタイム管理を実現するためのリスクマネジメントシステムを提供することにある。
上記課題を解決するための本発明に係るリスクマネジメントシステムは、サーバ装置と、前記サーバ装置と通信可能に接続される第1端末装置と、前記サーバ装置と通信可能に接続される第2端末装置と、を含むリスクマネジメントシステムであって、前記第1端末装置は、1又は複数の指摘事項の入力を受け付け、前記サーバ装置に送信する指摘事項入力手段、を含み、前記サーバ装置は、前記第1端末装置から受信した1又は複数の指摘事項を記憶する記憶手段、を含み、前記第2端末装置は、前記記憶手段に記憶される1又は複数の指摘事項を表示する第2表示手段と、前記第2表示手段により表示した1又は複数の指摘事項についての改善報告の入力を受け付け、前記サーバ装置に送信する改善報告入力手段と、を含み、前記記憶手段は、前記サーバ装置が前記第2端末装置から受信した改善報告を、指摘事項と対応付けて記憶し、前記第1端末装置は、前記記憶手段に記憶される1又は複数の指摘事項と、該各指摘事項と対応付けてそれぞれ記憶される改善報告と、を対応付けて表示する第1表示手段、をさらに含む、ことを特徴とする。
これによれば、外部コンサルタントや企業の内部者(特にリスク管理の専任者や企業経営者)は、第1端末装置において指摘事項ごとに改善報告を確認することができるので、リスクマネジメントにおいて、これらの者による改善状況のリアルタイム管理を実現することができる。
また、上記リスクマネジメントシステムにおいて、前記サーバ装置は、前記第1端末装置から受信した各指摘事項についてのプライオリティを取得するプライオリティ取得手段、をさらに含み、前記記憶手段は、前記第1端末装置から受信した1又は複数の指摘事項を、それぞれについて取得したプライオリティとともに記憶し、前記第2表示手段は、前記1又は複数の指摘事項のそれぞれについて記憶されるプライオリティに応じて、該1又は複数の指摘事項を表示する、こととしてもよい。
これによれば、第2端末装置はプライオリティに応じて指摘事項を表示するので、内部担当者はどの指摘事項から改善していくべきか、認識することができるようになる。
また、このリスクマネジメントシステムにおいて、前記第1端末装置は、評価項目ごとの判定結果の入力を受け付け、前記サーバ装置に送信する判定結果入力手段、をさらに含み、前記評価項目は、1又は複数の指摘事項を含み、前記プライオリティ取得手段は、受信した前記判定結果に基づき、前記第1端末装置から受信した各指摘事項について、そのプライオリティを取得する、こととしてもよい。
これによれば、プライオリティを外部コンサルタントや企業の内部者(特にリスク管理の専任者や企業経営者)の判定結果に基づいて取得することができる。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態では外部リスクマネジメントを例にとり説明を行うが、内部リスクマネジメントについても同様に本発明を適用できる。
図1は、本実施の形態に係るリスクマネジメントシステム1のシステム構成を示す図である。同図に示すように、リスクマネジメントシステム1は、コンサルタント用の第1端末装置20a、工場用の第2端末装置20b、サーバ装置10、及びインターネット30を含んで構成される。なお、リスクマネジメントシステム1では複数の企業グループ及びその系列会社がそれぞれ経営する複数の工場(海外を含む)が含まれ、各工場に第2端末装置20bが設置される。
サーバ装置10、第1端末装置20a、及び第2端末装置20bはいずれもCPU及びメモリを備えたコンピュータであり、インターネット30を介して互いに通信接続する。このように、リスクマネジメントシステム1は、各装置がインターネット30を介してオンラインで接続されるオンラインシステムのひとつである。
サーバ装置10は、コンサルタントが各工場のリスク要因を調査(リスク調査)した結果を管理し、コンサルタント及び各工場の担当者の間で、調査の結果並びに該結果についての改善報告を共有することを実現する。ここで、リスク要因の例には、「燃えやすい物が工場内にあること」などが挙げられる。
このために、サーバ装置10は、第1端末装置20aから、リスク調査の結果得られる各リスク要因を改善するための指摘事項の入力を受け付け、会社ごとに記憶する。
また、サーバ装置10は、第2端末装置20bにおいて当該サーバ装置10に記憶される指摘事項を表示するとともに、各指摘事項に対応する改善報告(改善内容や進捗情報など)の入力を受け付ける。
なお、サーバ装置10は、予め定められた評価項目ごとに、1又は複数の上記指摘事項の入力を受け付ける。加えて、サーバ装置10は、第1端末装置20aから、評価項目ごとの判定結果の入力を受け付ける。サーバ装置10は、こうして受け入れた評価項目ごとの判定結果に基づき、指摘事項のプライオリティを決定し、第2端末装置20bに、このプライオリティに応じた指摘事項の表示を行わせる。また、サーバ装置10は、1又は複数の指摘事項についての改善が完了した場合に、各指摘事項についてのプライオリティを更新する。
以下、このようなリスクマネジメントシステム1の構成について、詳細に説明する。
図2は、リスクマネジメントシステム1の機能ブロックを示す図である。同図に示すように、第1端末装置20aは機能的に、制御部21a、表示部22a、指摘事項入力部24、判定結果入力部25を含んで構成される。また、第2端末装置20bは機能的に、制御部21b、表示部22b、改善報告入力部23を含んで構成される。さらに、サーバ装置10は機能的に、制御部11、記憶部12を含んで構成される。この制御部11は内部的に、評価値算出部110、優先順位算出部111を含んで構成される。
まず、コンサルタントによる指摘事項及び判定結果の入力を受け付けるための構成について説明する。
初めに、記憶部12に記憶される情報と、第1端末装置20aのディスプレイ上に表示される画面と、について説明する。
記憶部12はユーザIDテーブルを記憶している。図3は、このユーザIDテーブルの例を示す図である。同図に示すように、ユーザIDテーブルには複数のユーザIDが記憶され、さらに各ユーザIDに対応付けてパスワード及び種別が記憶される。種別は、ユーザIDにより識別されるユーザが、コンサルタント又は工場の担当者のいずれであるか、かつ工場の担当者である場合にはどの会社に属する担当者であるか、を示すデータである。
また、記憶部12は、ユーザIDとパスワードの入力を受け付けるログイン画面を生成するためのログイン画面生成元データを記憶している。図4は、このログイン画面の例を示す図である。同図に示すように、ログイン画面はユーザIDを入力するためのユーザID入力ボックス40と、パスワードを入力するためのパスワード入力ボックス41と、ログインボタン42と、を有している。このログイン画面は、第1端末装置20aや第2端末装置20bのユーザがログインボタン42を押下すると、ユーザID入力ボックス40に入力されたユーザIDと、パスワード入力ボックス41に入力されたパスワードと、がサーバ装置10に送信されるように構成されている。
さらに、記憶部12は、第1端末装置20aで表示する選択画面を生成するための選択画面生成元データを記憶している。図5は、この選択画面の例を示す図である。同図に示すように、選択画面は指摘事項入力画面表示ボタン45と、改善状況一覧画面表示ボタン46と、を有している。この選択画面は、第1端末装置20aのユーザが指摘事項入力画面表示ボタン45を押下すると第1端末装置20aのディスプレイに指摘事項判定結果入力画面(後述)が表示され、改善状況一覧画面表示ボタン46を押下すると第1端末装置20aのディスプレイに改善状況一覧画面(後述)が表示されるように構成されている。
また、記憶部12は、指摘事項及び判定結果の入力を受け付ける指摘事項判定結果入力画面を生成するための指摘事項判定結果入力画面生成元データを記憶している。図6は、この指摘事項判定結果入力画面の例を示す図である。同図に示すように、指摘事項判定結果入力画面は会社名を選択又は入力するための会社選択コンボボックス50と、アップロードするための指摘事項ファイル(後述)のアドレスを入力するための指摘事項ファイルアドレス入力ボックス51と、評価項目ごとに判定結果を入力するための判定結果入力表52と、登録ボタン53と、を有している。
この指摘事項入力画面は、第1端末装置20aのユーザが登録ボタン53を押下すると、会社選択コンボボックス50に入力された会社名と、指摘事項ファイルアドレス入力ボックス51に入力されたアドレスにより示される指摘事項ファイルと、判定結果入力表52に入力された判定結果と、がサーバ装置10に送信されるように構成されている。
ここで、記憶部12は、後述する処理により判定結果入力表52を生成するための評価項目テーブルを記憶している。図7は、この評価項目テーブルの例である。同図に示すように、評価項目テーブルは、大項目ごとに1又は複数の評価項目を記憶し、さらに各評価項目について項目ウエイトを記憶している。ある大項目に含まれる各評価項目は、その重要性が互いに異なることがある。項目ウエイトはこの重要性を示すための数値である。この項目ウエイトには、大項目ごとにその合計が10となる数字が記憶される。
また、評価項目テーブルは、大項目ごと及び業種ごとに業種ウエイトを記憶する。大項目は、その重要性が会社の業種によって異なることがある。業種ウエイトはこの重要性を示すための数値である。
この業種ウエイトに関し、記憶部12は、各会社の業種を示す業種テーブルを記憶している。図8はこの業種テーブルの例である。同図に示すように、業種テーブルは、企業グループ及び会社と対応付けて、その業種を記憶している。
リスクマネジメントシステム1は、以上の記憶部12に記憶される情報と、画面と、を利用して、コンサルタントが入力する指摘事項及び判定結果を受け付ける。以下、このための構成について、詳細に説明する。
まず、制御部21aは、第1端末装置20aの各部を制御する。
表示部22aは、制御部21aの制御に従い、第1端末装置20aのディスプレイに、ブラウザソフト起動のためのアイコンを表示する。コンサルタントがこのアイコンをクリックすると、ブラウザソフトが起動する。このブラウザソフトにおいて、制御部21aはURLの入力を受け付ける。コンサルタントがサーバ装置10を示すURLを入力すると、制御部21aは、サーバ装置10に対して接続要求を送信する。
制御部11は上記接続要求を受信し、ログイン画面表示データを生成する。具体的には、上記接続要求に応じて上記ログイン画面生成元データを読み出してログイン画面を表示するためのログイン画面表示データを生成し、制御部21aに対して送信する。
制御部21aは、受信したログイン画面表示データに基づき、表示部22aにログイン画面を表示させる。このログイン画面において、制御部21aはユーザIDとパスワードの入力を受け付け、制御部11に送信する。
制御部11はユーザIDとパスワードを受信し、ユーザIDがユーザIDテーブルに記憶されているもののいずれかと一致するか否かを確認する。制御部11はさらに、一致したユーザIDと対応付けて記憶されているパスワードと入力されたパスワードとが一致しているか否かを確認する。パスワードの一致まで確認された場合、制御部11は、ユーザIDと対応付けて記憶されている種別を取得する。ここでは、この種別としてコンサルタントが取得される。
種別としてコンサルタントが取得されると、制御部11は、選択画面表示データを生成する。具体的には、選択画面生成元データを読み出して選択画面を表示するための選択画面表示データを生成し、制御部21aに対して送信する。
制御部21aは、受信した選択画面表示データに基づき、表示部22aに選択画面を表示させる。この選択画面において、制御部21aは指摘事項入力画面表示ボタン45又は改善状況一覧画面表示ボタン46の押下を受け付け、受け付けたボタンを示す選択ボタン情報を、サーバ装置10に送信する。ここでは、指摘事項入力画面表示ボタン45が押下されたものとして説明する。
制御部11は選択ボタン情報を受信する。この選択ボタン情報が指摘事項入力画面表示ボタン45を示している場合、制御部11は、指摘事項入力画面表示データを生成する。具体的には、指摘事項入力画面生成元データを読み出して指摘事項入力画面を表示するための指摘事項入力画面表示データを生成する。このとき、制御部11は、記憶部12に記憶される評価項目テーブルに基づいて判定結果入力表52を生成し、指摘事項入力画面表示データに含める。制御部11は、生成した指摘事項入力画面表示データを制御部21aに対して送信する。
制御部21aは、受信した指摘事項入力画面表示データに基づき、表示部22aに指摘事項判定結果入力画面を表示させる。この指摘事項判定結果入力画面において、指摘事項入力部24は、会社ごとに、1又は複数の指摘事項の入力を受け付けるとともに、評価項目ごとの判定結果を受け付ける。具体的には、指摘事項入力部24は会社名と指摘事項ファイルの入力を受け付け、さらに、判定結果入力部25は該指摘事項ファイルに対応する判定結果の入力を受け付ける。登録ボタン53が押下されると、制御部21aはこれら入力された情報を制御部11に送信する。
ここで、指摘事項ファイルについて説明する。
図9は指摘事項ファイルの例である。この指摘事項ファイルは、1又は複数の指摘事項関連情報セット(後述)を記憶するためのファイルである。
同図に示すように、指摘事項ファイルは、No欄、グループ欄、会社欄、調査日欄、指摘場所欄、指摘区分欄、指摘No欄、指摘事項欄、状況写真欄、評価項目欄、指摘ウエイト欄の各欄を含んで構成される。指摘事項関連情報セットは、これらの各欄に記入される情報からなる情報セットである。
No欄には、指摘事項の通番(指摘事項番号)が入力される。すなわち、指摘事項には、会社を跨って通番が付与される。なお、この指摘事項番号は企業グループごとに付与される。また、上記各欄に記入される情報は、この指摘事項番号ごとに1つの指摘事項関連情報セットを構成する。
グループ欄にはリスク調査の対象とした会社の属する企業グループの名称(企業グループ名)が、会社欄にはリスク調査の対象とした会社の名称(会社名)が、調査日欄にはリスク調査を行った日(調査日)が、指摘場所欄にはリスク調査の対象とした工場の名称及び具体的な場所(指摘場所)が、指摘区分欄には指摘事項の区分(指摘区分)を示す情報が、指摘No欄には指摘事項の会社ごとの通番(会社通番)が、それぞれ入力される。
指摘事項欄には指摘事項の具体的な内容が記入される。状況写真欄には、指摘事項の理解のために参考となる写真データファイルを示す写真データファイル名が記入される。ここで記入された写真データファイルは、指摘事項ファイルの一部を構成する。
評価項目欄には、上述の評価項目テーブルに記憶される評価項目のうちの1つが記入される。
指摘ウエイト欄には、各指摘事項の重要性を示す指摘ウエイトが記入される。なお、この指摘ウエイトは、評価項目欄に同一の評価項目が記入された1又は複数の指摘事項について、その合計が10となる数字である。
以上が、指摘事項ファイルの内容である。
制御部11は、第1端末装置20aから会社名及び上記指摘事項ファイルを受信し、記憶部12に記憶させる。この結果、記憶部12は、会社ごとに1又は複数の指摘事項関連情報セットを記憶する。
また、制御部11は、第1端末装置20aから上記指摘事項ファイルに対応する判定結果を受信し、受信した判定結果に基づき、各指摘事項についてのプライオリティ(各指摘事項の改善を行うにあたっての優先順位)を取得する。以下、このプライオリティ取得処理について詳述する。
上述のように、判定結果は評価項目ごとに入力される。この具体的な例を表1に示す。
Figure 2007115055
評価値算出部110は、この判定結果と、評価項目テーブルに記憶される各ウエイトと、に基づき、各評価項目についての評価値(評価項目得点)と、各大項目についての評価値(大項目得点)と、指摘事項ファイル全体についての評価値(総合評価)と、を算出する。
具体的には、評価値算出部110は、各判定結果に項目ウエイトを乗算したものを評価項目得点とする。また、評価値算出部110は、大項目ごとの評価項目得点の合計に業種ウエイトを乗算したものを大項目得点とする。このとき、評価値算出部110は、受信した会社名と対応付けて業種テーブルに記憶される業種を読み出し、さらに該読み出した業種について評価項目テーブルに記憶される業種ウエイトを読み出して使用する。さらに、評価値算出部110は、大項目得点の合計を総合評価とする。
このようにして算出される各評価値の具体的な例を表2に示す。同表では、図7に示す各ウエイトと表1に示す判定結果に基づいて各評価値が算出されている。
Figure 2007115055
次に、評価値算出部110は、評価項目テーブルに記憶される各ウエイトと、判定結果と、算出した総合評価及び評価項目得点と、に基づき、各評価項目の改善寄与度を算出する。この改善寄与度は、ある評価項目についての指摘事項を改善することにより、総合評価がどれだけ改善されるかを示す数値である。具体的には、評価値算出部110は、評価項目の判定結果を仮に10(満点、すなわち改善必要なし)とした場合に算出される総合評価と、現状の総合評価と、の変化量を改善寄与度とする。この改善寄与度を、図7に示す各ウエイトと、表1に示す判定結果と、表2に示す総合評価及び評価項目得点と、に基づいて算出した例を表3に示す。
Figure 2007115055
優先順位算出部111は、以上のようにして算出された評価項目ごとの改善寄与度に基づき、各指摘事項の改善を行うにあたってのプライオリティを算出する。具体的には、優先順位算出部111は、各指摘事項の改善寄与度を、各指摘事項についての指摘ウエイトに基づき決定する。具体的には、各指摘事項についての指摘ウエイトに基づいて評価項目ごとの改善寄与度を按分したものを、各指摘事項の改善寄与度とする。そして、この改善寄与度を所定数の段階に区分し、この区分を各指摘事項のプライオリティとして取得する。
この具体的な例を表4に示す。同表では、表3に示す評価項目ごとの改善寄与度に基づいて、指摘事項ごとの改善寄与度が算出されている。例えば指摘事項1について説明すると、優先順位算出部111は、評価項目A1の改善寄与度2.25に、指摘ウエイトの割合すなわち7/10を乗算した結果である1.575を、指摘事項1についての改善寄与度としている。
なお、表3において、項目B2の改善寄与度は0、すなわち項目B2について改善すべき点はないこととされており、表4において項目B2に対する指摘事項は表示されていない。また、表4では、改善寄与度を4段階に区分することとし、改善寄与度0以上3未満を区分4(プライオリティ最小)、改善寄与度3以上5未満を区分3、改善寄与度5以上7未満を区分2、改善寄与度7以上を区分1(プライオリティ最大)としている。
Figure 2007115055
記憶部12は、各指摘事項を、以上のようにして取得した各指摘事項についてのプライオリティとともに記憶する。すなわち、制御部11は、各指摘事項とプライオリティとを対応付けて記憶部12に記憶させる。
以上説明したようにして、コンサルタントはサーバ装置10に指摘事項関連情報セットと、各診断項目についての判定結果と、を入力し、サーバ装置10は入力された指摘事項関連情報セットを記憶するとともに、各指摘事項についてのプライオリティを算出し、記憶している。
次に、工場の担当者にサーバ装置10に記憶される指摘事項を確認させ、さらに各指摘事項についての改善報告を入力させるための構成について説明する。
初めに、記憶部12に記憶される情報と、第2端末装置20bのディスプレイ上に表示される画面と、について説明する。
記憶部12は、各指摘事項関連情報セットにそれぞれ対応付けて改善報告を記憶している。具体的には、記憶部12は、後述するようにして入力される改善内容や進捗情報からなる改善報告セットを、指摘事項関連情報セットを示す指摘事項番号と対応付けて記憶するための改善報告テーブルを記憶する。図10は、この改善報告テーブルの例を示す図である。同図に示すように、改善報告テーブルには、指摘事項番号と対応付けて、具体的な改善内容と、進捗情報と、担当者情報と、完了予定日情報と、改善完了日情報と、改善写真情報と、が記憶される。
なお、改善報告テーブルに記憶される進捗情報は「未実施」「検討中」「実施済」のいずれかであり、記憶部12はこれら複数の進捗情報を進捗情報候補情報として記憶する。また、完了予定日情報及び改善完了日情報は日付データである。
さらに、改善写真情報は、改善状況の理解のために参考となる写真データファイルを示す写真データファイル名である。この写真データファイルは、改善報告テーブルに記憶されるデータの一部を構成する。
このように、記憶部12は指摘事項ファイル及び改善報告テーブルを記憶している。そして、記憶部12は、この指摘事項ファイル及び改善報告テーブルに基づいて改善状況一覧画面を生成するための改善状況一覧画面生成元データを記憶している。
図11は、この改善状況一覧画面の例を示す図である。同図に示すように、改善状況一覧画面は、検索条件記入欄61と、検索ボタン62と、一覧表表示部63と、を含んで構成される。この改善状況一覧画面は、第2端末装置20bのユーザが検索ボタン62を押下すると、検索条件記入欄61に記入された内容がサーバ装置10に送信されるように構成される。
この改善状況一覧画面の一覧表表示部63には、上記指摘事項関連情報セットに含まれる各情報、各指摘事項についてのプライオリティ、及び上記改善報告テーブルに含まれる進捗情報が、指摘事項番号ごとに一覧で表示される。各指摘事項番号は次に説明する改善状況詳細画面へのハイパーリンクとなっており、ユーザがクリックすると、クリックした指摘事項番号により特定される指摘事項関連情報セットについての改善状況詳細画面が開くように構成される。
記憶部12は、この改善状況詳細画面を生成するための改善状況詳細画面生成元データを記憶している。図12は、改善状況詳細画面の例を示す図である。同図に示すように、改善状況詳細画面は、指摘事項番号表示欄70と、基本事項欄72と、指摘事項表示欄73と、改善内容欄74と、登録ボタン75と、を含んで構成される。また、基本事項欄72には進捗選択コンボボックス721及び担当記入欄722が含まれ、改善内容欄74には改善内容記入欄741と、改善写真貼付欄742と、完了予定日記入欄743と、改善完了日記入欄744とが含まれる。
この改善状況詳細画面は、第2端末装置20bのユーザが登録ボタン75を押下すると、基本事項欄72及び改善内容欄74に含まれる各欄において選択若しくは記入された内容がサーバ装置10に対して送信されるように構成される。
リスクマネジメントシステム1は、以上の記憶部12に記憶される情報と、画面と、を利用して、工場の担当者にサーバ装置10に記憶される指摘事項を確認させるとともに、担当者が入力する各指摘事項についての改善報告の入力を受け付ける。以下、このための構成について、詳細に説明する。
まず、制御部21bは、第2端末装置20bの各部を制御する。
表示部22bは、制御部21bの制御に従い、第2端末装置20bのディスプレイに、ブラウザソフト起動のためのアイコンを表示する。担当者がこのアイコンをクリックすると、ブラウザソフトが起動する。このブラウザソフトにおいて、制御部21bはURLの入力を受け付ける。担当者がサーバ装置10を示すURLを入力すると、制御部21bは、サーバ装置10に対して接続要求を送信する。
制御部11は上記接続要求を受信し、ログイン画面表示データを生成する。具体的には、上記接続要求に応じて上記ログイン画面生成元データを読み出してログイン画面を表示するためのログイン画面表示データを生成し、制御部21bに対して送信する。
制御部21bは、受信したログイン画面表示データに基づき、表示部22bにログイン画面を表示させる。このログイン画面において、制御部21bはユーザIDとパスワードの入力を受け付け、制御部11に送信する。
制御部11はユーザIDとパスワードを受信し、ユーザIDがユーザIDテーブルに記憶されているもののいずれかと一致するか否かを確認する。制御部11はさらに、一致したユーザIDと対応付けて記憶されているパスワードと入力されたパスワードとが一致しているか否かを確認する。パスワードの一致まで確認された場合、制御部11は、ユーザIDと対応付けて記憶されている種別を取得する。ここではこの種別として、工場の担当者であること及び該担当者が会社「A工機」に属することを示すデータが取得されたものとして説明を続ける。なお、以下ではここで取得された会社をログイン会社と称する。
種別として工場の担当者あることを示すデータが取得されると、制御部11は、改善状況一覧画面表示データを生成する。具体的には、改善状況一覧画面生成元データを読み出して改善状況一覧画面を表示するための改善状況一覧画面表示データを生成し、制御部21bに対して送信する。このとき、制御部11は、記憶部12に記憶される指摘事項ファイルのうちログイン会社についてのものを参照し、改善状況一覧画面表示データに含めることとしてもよい。
制御部21bは、受信した改善状況一覧画面表示データに基づき、表示部22bに改善状況一覧画面を表示させる。
次に、制御部21bは、改善状況一覧画面において検索条件記入欄61に含まれる各項目記入欄への入力を受け付け、検索ボタン62が押下されると、これら入力された情報を制御部11に送信する。
制御部11は、検索条件記入欄61に含まれる各項目記入欄に入力された情報を受信すると、該情報に基づき、記憶部12に記憶される1又は複数の指摘事項を読み出して、これらが表示部22bに表示されるようにする。
具体的には、制御部11は、ログイン会社についての指摘事項ファイルの中から、1又は複数の指摘事項関連情報セットを選択する。このとき、制御部11は、検索条件記入欄61に含まれる各項目記入欄に入力された情報と、指摘事項関連情報セットに含まれる情報又は各指摘事項に対応付けて記憶されるプライオリティと、が一致乃至部分一致するものを選択することが好適である。
指摘事項関連情報セットを選択すると、制御部11は、改善状況一覧画面表示データを再生成する。具体的には、改善状況一覧画面生成元データを読み出して改善状況一覧画面を表示するための改善状況一覧画面表示データを再生成し、制御部21bに対して送信する。
このとき、制御部11は、指摘事項関連情報セットに含まれる各情報を一覧表表示部63に含め、さらに各指摘事項関連情報セットのうちの少なくとも一部の情報(例えば指摘事項番号)については該指摘事項関連情報セットにより特定される改善状況詳細画面へのハイパーリンクを設定して、改善状況一覧画面表示データを生成する。
さらに、制御部11は、各指摘事項番号に対応付けて改善報告テーブルに記憶される改善報告の少なくとも一部(ここでは進捗情報)を、各指摘事項と対応付けて一覧表表示部63に含める。
他にも、制御部11は、各指摘事項について記憶されるプライオリティを、各指摘事項と対応付けて一覧表表示部63に含める。
制御部21bは、受信した改善状況一覧画面表示データに基づき、表示部22bに改善状況一覧画面を再表示させる。これにより、表示部22bは、指摘事項関連情報セットに含まれる指摘事項を表示するとともに、該指摘事項を表示する際、該指摘事項を含む指摘事項関連情報セットに対応する改善報告の少なくとも一部(ここでは進捗情報)と、該指摘事項に対応するプライオリティとを、該指摘事項と対応付けて、一覧表表示部63に表示する。
また、制御部11によって複数の指摘事項関連情報セットが選択された場合、表示部22bは、複数の指摘事項関連情報セットにそれぞれ含まれる複数の指摘事項と、これらの各指摘事項が含まれる複数の指摘事項関連情報セットにそれぞれ対応付けて記憶される改善報告の少なくとも一部(ここでは進捗情報)と、該各指摘事項にそれぞれ対応付けて記憶されるプライオリティと、を対応付けて、一覧表表示部63に表示する。
つまり、表示部22bは、図11に例示するように、指摘事項関連情報セット及び改善報告セットの少なくとも一部と、プライオリティと、を一覧表表示部63に表示する。
このとき、制御部21bは、各指摘事項についてそれぞれ記憶されるプライオリティに応じて、表示部22bに1又は複数の指摘事項を表示させる。具体的には、制御部21bは各指摘事項についてのプライオリティに基づき、表示部22bにおいて表示させる指摘事項の表示順を制御する。より具体的には、指摘事項をプライオリティ順にソートし、プライオリティが高いものほど、一覧表表示部63の上方に表示されるように制御することが好適である。
また、制御部21bは、プライオリティが互いに異なる複数の指摘事項を表示させる場合、プライオリティが低いものが表示されることを制限することとしてもよい。すなわち、プライオリティが高いものだけを表示するように表示部22bを制御することとしてもよい。
制御部21bは、表示部22bに表示させた1又は複数の指摘事項についての改善報告を改善報告入力部23に受け付けさせる。このための構成について以下説明する。
制御部21bは、改善状況一覧画面において各指摘事項関連情報セットについて設定されたハイパーリンクのクリックを受け付ける。ある指摘事項関連情報セットについて設定されたハイパーリンクがクリックされると、制御部21bは、この指摘事項関連情報セット(以下、表示対象指摘事項関連情報セットと称する。)により特定される改善状況詳細画面を示す改善状況詳細画面情報を制御部11に送信する。
改善状況詳細画面情報を受信すると、制御部11は、表示対象指摘事項関連情報セットについての改善状況詳細画面表示データを生成する。具体的には、改善状況詳細画面生成元データを読み出して、表示対象指摘事項関連情報セットを表示するための改善状況詳細画面表示データを生成し、制御部21bに対して送信する。
このとき、制御部11は、ログイン会社についての指摘事項ファイルから表示対象指摘事項関連情報セットを読み出し、該表示対象指摘事項関連情報セットに含まれる各情報を指摘事項番号表示欄70、基本事項欄72、及び指摘事項表示欄73に含める。具体的には、制御部11は、指摘事項番号表示欄70には該表示対象指摘事項関連情報セットに含まれる指摘事項番号を、基本事項欄72には該表示対象指摘事項関連情報セットに含まれる企業グループ名、会社名、指摘場所、指摘区分、及び調査日を、それぞれ含める。また、制御部11は、指摘事項表示欄73には、該表示対象指摘事項関連情報セットに含まれる会社通番及び指摘事項を含めるとともに、該表示対象指摘事項関連情報セットに含まれる写真データファイルにより示される写真を貼り付ける。
また、制御部11は表示対象指摘事項関連情報セットに含まれる指摘事項と対応付けて記憶されるプライオリティを読み出し、基本事項欄72に含める。
また、改善報告テーブルにおいて、表示対象指摘事項関連情報セットに含まれる指摘事項番号と対応付けて改善報告セットが記憶されていれば、制御部11は該改善報告セット(以下、表示対象改善報告セットと称する。)を取得する。そして、表示対象改善報告セットに含まれる各情報を、基本事項欄72及び改善内容欄74に含める。
具体的には、制御部11は、表示対象改善報告セットに含まれる改善内容を取得する。制御部11は、取得した改善内容を、改善内容欄74に含める。また、制御部11は、複数の上記進捗情報候補情報を取得する。ここでは上述のように、進捗情報選択候補情報は「未実施」「検討中」「実施済」の3つである。制御部11は、これら取得した進捗情報選択候補情報を、進捗選択コンボボックス721において選択可能とする。そしてさらに、制御部11は、表示対象改善報告セットに含まれる進捗情報を取得し、この取得した進捗情報を、進捗選択コンボボックス721の初期選択進捗情報とする。
また、制御部11は、表示対象改善報告セットに含まれる担当者情報、完了予定日情報、及び改善完了日情報を取得する。そして、制御部11は、取得した担当者情報を担当記入欄722に含め、取得した完了予定日情報及び改善完了日情報を、それぞれ完了予定日記入欄743及び改善完了日記入欄744に含める。
さらに、制御部11は、表示対象改善報告セットに含まれ改善写真情報により示される写真データファイルを取得する。そして、制御部11は、取得した写真データファイルにより示される写真を改善写真貼付欄742に貼り付ける。
制御部21bは、受信した改善状況詳細画面表示データに基づき、表示部22bに改善状況詳細画面を表示させる。このとき、図12に例示するように、表示対象指摘事項関連情報セットに含まれる各情報、及び表示対象改善報告セットに含まれる各情報が表示される。
改善報告入力部23は、改善状況詳細画面において改善報告の入力を受け付ける。具体的には、改善報告入力部23は、進捗選択コンボボックス721の選択、担当記入欄722、改善内容記入欄741、完了予定日記入欄743、及び改善完了日記入欄744の各欄への入力、改善写真貼付欄742への写真の貼付、をそれぞれ受け付け、登録ボタン75が押下されると、これら選択、入力、又は貼付された情報(改善報告情報)を制御部11に送信する。
以上のようにして、制御部21bは、表示部22bに表示させた1又は複数の指摘事項についての改善報告を改善報告入力部23に受け付けさせている。
制御部11は、第2端末装置20bから上記改善報告情報を受信し、改善報告テーブルにおいて表示対象改善報告セットが既に記憶されていれば、該表示対象改善報告セットを受信した改善報告情報により上書きする。一方、制御部11は、改善報告テーブルにおいて表示対象改善報告セットが記憶されていない場合には、表示対象指摘事項関連情報セットに含まれる指摘事項番号と対応する改善報告セットとして、受信した改善報告情報をその内容とする改善報告セットを生成し、改善報告テーブルに記憶させる。
以上説明したようにして、工場の担当者はサーバ装置10に改善報告を入力し、サーバ装置10は入力された改善報告を指摘事項と対応付けて記憶する。
次に、以上のようにして入力された改善報告に含まれる進捗情報に基づき、サーバ装置10がプライオリティを更新するための構成について説明する。
進捗情報が「実施済」となった指摘事項については、最早改善する必要はないため、プライオリティを下げるべきである。そこで制御部11は、各指摘事項について改善報告テーブルに記憶される進捗情報に基づき、指摘事項ファイルに含まれる指摘ウエイトを更新する。具体的には、制御部11は進捗情報が「実施済」となっている指摘事項についての指摘ウエイトを0に変更する。さらに、該指摘事項が含まれる評価項目に含まれる他の指摘事項についての指摘ウエイトの合計が10となるように、指摘ウエイトを配分しなおす。そして制御部11は、改善寄与度及びプライオリティについても、新たな指摘ウエイトにより算出しなおす。
この具体的な例を表5に示す。同表は、表4において指摘事項5が「実施済」となった場合の例である。この場合、例えば指摘事項4の新たな指摘ウエイトは、3(指摘事項4についての元の指摘ウエイト)×10/(10−2(指摘事項5についての元の指摘ウエイト))=3.75となる。改善寄与度及びプライオリティについても、このようにして算出された新たな指摘ウエイトに基づいて算出しなおされている。
Figure 2007115055
制御部11は、以上のようにして取得した各指摘事項についての新たなプライオリティにより、各指摘事項と対応付けて記憶部12に記憶しているプライオリティを更新する。以後は、この新たなプライオリティに基づいて、制御部21bによる指摘事項の表示順制御がなされることになる。
最後に、上記選択画面において、改善状況一覧画面表示ボタン46が押下された場合の処理のための構成について説明する。この場合、制御部21aは、サーバ装置10に対し、改善状況一覧画面表示ボタン46を示す選択ボタン情報を送信する。
制御部11は、上述のように、この選択ボタン情報を受信する。この選択ボタン情報が改善状況一覧画面表示ボタン46を示している場合、制御部11は改善状況一覧画面表示データを生成する。具体的には、上述した処理と同様の処理により、改善状況一覧画面生成元データを読み出して改善状況一覧画面を表示するための改善状況一覧画面表示データを生成し、制御部21aに対して送信する。
制御部21aは、受信した改善状況一覧画面表示データに基づき、記憶部12に記憶される1又は複数の指摘事項と、該各指摘事項と対応付けてそれぞれ記憶される改善報告と、を対応付けて、表示部22aに表示させる。具体的には、制御部21aは、表示部22aに上記改善状況一覧画面を表示させる。この改善状況一覧画面や改善状況詳細画面に関連する詳細な構成については、上記同様である。ただし、ユーザIDによりユーザがコンサルタントであることが示される場合には、改善状況詳細画面において指摘事項表示欄73についても入力可能とし、これらが入力され、かつ登録ボタン75が押下された場合には、制御部11が入力内容に応じて指摘事項ファイルを更新することとしてもよい。
以上説明したように、リスクマネジメントシステム1においては、外部コンサルタントや企業の内部者(特にリスク管理の専任者や企業経営者)は、第1端末装置において指摘事項ごとに改善報告を確認することができるので、リスクマネジメントにおいて、これらの者による改善状況のリアルタイム管理を実現することができる。
また、第2端末装置はプライオリティに応じて指摘事項を表示するので、内部担当者はどの指摘事項から改善していくべきか、認識することができるようになる。
さらに、リスクマネジメントシステム1は、外部コンサルタントや企業の内部者(特にリスク管理の専任者や企業経営者)の判定結果に基づいてプライオリティを取得することができるようになる。
本発明の実施の形態に係るリスクマネジメントシステムのシステム構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るリスクマネジメントシステムの機能ブロックを示す図である。 本発明の実施の形態に係るユーザIDテーブルを示す図である。 本発明の実施の形態に係るログイン画面を示す図である。 本発明の実施の形態に係る選択画面を示す図である。 本発明の実施の形態に係る指摘事項判定結果入力画面を示す図である。 本発明の実施の形態に係るウエイト記憶テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態に係る業種テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態に係る指摘事項ファイルを示す図である。 本発明の実施の形態に係る改善報告テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態に係る改善状況一覧画面を示す図である。 本発明の実施の形態に係る改善状況詳細画面を示す図である。
符号の説明
1 リスクマネジメントシステム、10 サーバ装置、11 制御部、12 記憶部、20a 第1端末装置、20b 第2端末装置、21a 制御部、21b 制御部、22a 表示部、22b 表示部、23 改善報告入力部、24 指摘事項入力部、25 判定結果入力部、30 インターネット、40 ユーザID入力ボックス、41 パスワード入力ボックス、42 ログインボタン、45 指摘事項入力画面表示ボタン、46 改善状況一覧画面表示ボタン、50 会社選択コンボボックス、51 指摘事項ファイルアドレス入力ボックス、52 判定結果入力表、53 登録ボタン、61 検索条件記入欄、62 検索ボタン、63 一覧表表示部、70 指摘事項番号表示欄、72 基本事項欄、73 指摘事項表示欄、74 改善内容欄、75 登録ボタン、110 評価値算出部、111 優先順位算出部、721 進捗選択コンボボックス、722 担当記入欄、741 改善内容記入欄、742 改善写真貼付欄、743 完了予定日記入欄、744 改善完了日記入欄。

Claims (3)

  1. サーバ装置と、前記サーバ装置と通信可能に接続される第1端末装置と、前記サーバ装置と通信可能に接続される第2端末装置と、を含むリスクマネジメントシステムであって、
    前記第1端末装置は、
    1又は複数の指摘事項の入力を受け付け、前記サーバ装置に送信する指摘事項入力手段、
    を含み、
    前記サーバ装置は、
    前記第1端末装置から受信した1又は複数の指摘事項を記憶する記憶手段、
    を含み、
    前記第2端末装置は、
    前記記憶手段に記憶される1又は複数の指摘事項を表示する第2表示手段と、
    前記第2表示手段により表示した1又は複数の指摘事項についての改善報告の入力を受け付け、前記サーバ装置に送信する改善報告入力手段と、
    を含み、
    前記記憶手段は、前記サーバ装置が前記第2端末装置から受信した改善報告を、指摘事項と対応付けて記憶し、
    前記第1端末装置は、
    前記記憶手段に記憶される1又は複数の指摘事項と、該各指摘事項と対応付けてそれぞれ記憶される改善報告と、を対応付けて表示する第1表示手段、
    をさらに含む、
    ことを特徴とするリスクマネジメントシステム。
  2. 請求項1に記載のリスクマネジメントシステムにおいて、
    前記サーバ装置は、
    前記第1端末装置から受信した各指摘事項についてのプライオリティを取得するプライオリティ取得手段、
    をさらに含み、
    前記記憶手段は、前記第1端末装置から受信した1又は複数の指摘事項を、それぞれについて取得したプライオリティとともに記憶し、
    前記第2表示手段は、前記1又は複数の指摘事項のそれぞれについて記憶されるプライオリティに応じて、該1又は複数の指摘事項を表示する、
    ことを特徴とするリスクマネジメントシステム。
  3. 請求項2に記載のリスクマネジメントシステムにおいて、
    前記第1端末装置は、
    評価項目ごとの判定結果の入力を受け付け、前記サーバ装置に送信する判定結果入力手段、
    をさらに含み、
    前記評価項目は、1又は複数の指摘事項を含み、
    前記プライオリティ取得手段は、受信した前記判定結果に基づき、前記第1端末装置から受信した各指摘事項について、そのプライオリティを取得する、
    ことを特徴とするリスクマネジメントシステム。
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