JP2007114345A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】階調データを単方向に転送する回路ブロックをカスケード接続して駆動回路を構成する場合において、その駆動用のクロック周波数等を低減することができる電気光学装置を提供する。
【解決手段】多数の電気光学素子を含む矩形の電気光学基板1と、単方向に階調データを転送するとともに複数個のドライバICDr1乃至DrNを2つのグループに分割して各グループ毎に前記ドライバICDr1乃至DrNをカスケード接続してなるデータ線駆動回路200A,200Bとを有し、前記ドライバICDr1乃至DrNの半分を、前記電気光学基板1の一方の端部からこの電気光学基板1の一辺に沿って配設する一方、前記ドライバICDr1乃至DrNの残りの半分を、前記電気光学基板1の他方の端部からこの電気光学基板1の前記一辺に相対向する他の辺に沿って配設した。
【選択図】図4

Description

本発明は電気光学装置及び電子機器に関し、特に各種信号を単方向に転送する回路ブロックをカスケード接続して電気光学素子を駆動する駆動回路を構成する場合に適用して有用なものである。
液晶表示装置に代わる電気光学装置として、有機発光ダイオード素子(以下、OLED素子と称する。)を備えた装置が注目されている。OLED(Organic Light Emitting Diode)素子は、電気的にはダイオードのように動作し、光学的には、順バイアス時に発光して順バイアス電流の増加にともなって発光輝度が増加する。
OLED素子をマトリクス状に配列した電気光学装置は、複数の走査線と、複数のデータ線を備え、走査線とデータ線の交差部に対応して画素回路が設けられている。すなわち、マトリクス状に配設した画素回路で表示部である画素領域を形成している。ここで、画素回路は、データ線から供給される電流の値を記憶し、記憶した電流値に対応する駆動電流をOLED素子に供給する機能を有する。
かかる電気光学装置においては、複数のデータ線に対して表示すべき階調に応じた電流信号である階調データIdataを各々供給するデータ線駆動回路を設けている。ここで、当該電気光学装置の画素領域が大型化した場合、そのデータ線駆動回路は、通常複数の回路ブロックに分割するとともに、階調データや各種の制御信号等の伝送路を各回路ブロックに備え、さらに隣接する回路ブロックを接続路で順次接続するカスケード接続方式が多用されている。
かかるカスケード接続方式を採用する従来技術に係る電気光学装置の模式図を図11に示す。同図に示すように、当該電気光学装置において、ガラス基板である電気光学基板1上には、画像領域A及びデータ線駆動回路200が形成されている。
画像領域Aは、画素となる電気光学素子をマトリクス状に配設してなり、表示部として機能する領域である。データ線駆動回路200は複数の回路ブロックであるドライバICDr1乃至DrNからなり、各ドライバICDr1乃至DrNは隣接するもの同士を接続路201で接続して、制御回路(図示せず)が送出するX転送開始パルスDX、Xクロック信号XCLK、階調データDout(階調信号を生成するためのデジタルデータ。以下同じ。)をFFC(Flexible Flat Cable)202を介して入力するとともに制御回路からの階調データDoutを隣接するドライバICDr1乃至DrNに順次カスケード伝送するように構成してある。
図11に示すようにドライバICDr1乃至DrNを電気光学基板1に配設してカスケード接続する方式は、FFC202やプリント回路基板(PCB)を大きくしないで済むというメリットを有するが、電気光学基板1が大型化したり、画像領域Aの電気光学素子(OLED素子)の数が増大するにつれてクロック信号の周波数を上げる必要があり、電気光学基板1における接続路201等の信号線における配線容量が無視できなくなる。また、電源線の配線抵抗が増大して電源電圧が揺らぐという問題もある。
かかる問題を解決する方法として図12に示すような電気光学装置が考えられる。これは、階調データ等の各種信号や電源電圧の供給を電気光学基板1の両側から半分づつ供給する方式である。すなわち、データ線駆動回路200を構成するドライバICDr1乃至DrNを2つのグループに分割するとともに、階調データ等の各種信号を電気光学基板1の両側からFFC202,203を介して各グループに供給する。
図12に示すように構成することで、クロック信号の周波数を半分にでき、また電源の負荷を半分にしてその電源電圧の安定化を図ることができる。
同様の作用・効果は、図13に示すような電気光学装置でも実現できる。同図に示す電気光学装置は、データ線駆動回路200を構成するドライバICDr1乃至DrNを2つのグループに分割するとともに、階調データ等の各種信号を電気光学基板1の中央部からFFC204を介して各グループに供給するものである。
図12及び図13に示すように、データ線駆動回路200を構成するドライバICDr1乃至DrNを2つのグループに分割することによりクロック信号の周波数等を半分にすることはできる。ただ、これらの場合にはドライバICDr1乃至DrNにおける階調データの転送方向が異なる2種類の回路を用意する必要がある。すなわち、一般にドライバICDr1乃至DrNはシフトレジスタを内蔵しているが、図12及び図13における左半分のグループに属するドライバICDr1,Dr2は、左から右又は右から左に階調データを転送させるのに対し、右半分のグループに属するドライバICDr(N−1)、DrNは、右から左又は左から右に階調データを転送させる必要がある。
したがって、双方向の階調データ転送機能を有するドライバICDr1乃至DrNを形成するか、又は転送方向が異なる2種類のドライバICDr1乃至DrNを用意する必要がある。この結果、前者の場合にはコストの高騰とともに回路の大型化を招来し、後者の場合には余分なコストが発生するという問題がある。
なお、本発明に関連する公知文献としては次の公報を挙げることができる。
特開2001−174843号公報
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、階調データを単方向に転送する回路ブロックをカスケード接続して駆動回路を構成する場合において、その駆動用のクロック周波数等を低減することができる電気光学装置及び電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の第1の態様は、
多数の電気光学素子を含む矩形の電気光学基板と、
前記電気光学素子の駆動に必要な信号を単方向に階調データを転送するとともに複数個の回路ブロックを2つのグループに分割して各グループ毎に前記回路ブロックをカスケード接続してなる駆動回路とを有し、
前記回路ブロックの半分を、前記電気光学基板の一方の端部からこの電気光学基板の一辺に沿って配設する一方、
前記回路ブロックの残りの半分を、前記電気光学基板の他方の端部からこの電気光学基板の前記一辺に相対向する他の辺に沿って配設したことを特徴とする電気光学装置である。
かかる第1の態様によれば、単方向に階調データを転送する回路ブロックであっても、電気光学基板の両端部から中央部に向けて階調データを転送することにより所定の転送を行うことができる。
この結果、回路ブロックにおける階調データの転送方向が単方向であってもクロック信号周波数を半分に低減でき、また電源の負荷も半分にすることができる。
本発明の第2の態様は、
上記第1の態様に記載の電気光学装置において、
前記回路ブロックは、前記電気光学基板に配設するとともに同電気光学基板に設けた接続路で隣接するもの同士を接続したものであることを特徴とする電気光学装置である。
かかる第2の態様によれば、第1の態様に記載する発明を最も容易に実現することができる。
本発明の第3の態様は、
上記第1の態様に記載の電気光学装置において、
前記回路ブロックは、前記電気光学基板に配設する一方、隣接する回路ブロックを接続する接続路のうち少なくとも一部の接続路は前記電気光学基板とは別基板に形成したものであることを特徴とする電気光学装置である。
かかる第3の態様によれば、各回路ブロックの長辺を利用した信号伝送を行いつつ電気光学基板の大形化を回避し得る。
本発明の第4の態様は、
上記第1の態様に記載の電気光学装置において、
前記回路ブロックは、前記電気光学基板とは別基板に配設されるとともに、隣接する回路ブロック同士を接続する接続路を前記別基板に形成したことを特徴とする電気光学装置である。
かかる第4の態様によれば、各回路ブロックの長辺を利用し、多数の信号線を用いた信号伝送を行いつつ電気光学基板の可及的な小形化を実現し得る。
本発明の第5の態様は、
上記第1の態様に記載の電気光学装置において、
前記回路ブロックは、前記電気光学基板とは別基板に配設されるとともに、隣接する回路ブロック同士を接続する接続路はその一部が前記電気光学基板に形成され、この電気光学基板を経由するように構成したものであることを特徴とする電気光学装置である。
かかる第5の態様によれば、前記別基板の大形化に伴うコストの高騰を抑制することができる。同時に、温度、湿度等、環境条件の影響を受けやすい前記別基板の伸縮等の影響を除去して高精度のカスケード接続を実現できる。
本発明の第6の態様は、
上記第1乃至第5の何れか一つの態様に記載の電気光学装置において、
前記信号及び前記回路ブロックを駆動する電源の供給を前記電気光学基板の両端から半分づつ、対応する回路ブロックの分だけ行うように構成したことを特徴とする電気光学装置である。
かかる第6の態様によれば、半分づつに分割した回路ブロックに所定の信号乃至電源を各ブロックの外側から中央部に向けて良好に供給し得る。
本発明の第7の態様は、
上記第1の態様乃至第5の態様の何れか一つの電気光学装置を有することを特徴とする電子機器である。
かかる第7の態様によれば、安価で信頼性の高い電子機器を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る電気光学装置の概略構成を示すブロック線図である。同図に示すように、電気光学装置Iは、画像領域A、走査線駆動回路100、データ線駆動回路200A,200B、制御回路300及び電源回路500を備える。これらのうち、画像領域A、走査線駆動回路100、データ線駆動回路200A,200Bは矩形のガラス基板である電気光学基板1上に形成してある。また、制御回路300はプリント回路基板(PCB)である制御回路基板上に形成してある。
画像領域Aには、X方向と平行にm本の走査線(記憶制御線ないしプログラム制御線)101及びm本の発光制御線102が形成され、さらにX方向と直交するY方向と平行にn本のデータ線103が形成されている。そして、走査線101とデータ線103との各交差点に対応してOLED素子を含む画素回路400が各々設けられている。各画素回路400には、電源電圧Vddが電源配線Lを介して供給される。
走査線駆動回路100は、複数の走査線101を順次選択するための走査信号Y1、Y2、Y3、…、Ymを生成すると共に発光制御信号Vg1、Vg2、Vg3、…、Vgmを生成する。走査信号Y1〜Ym及び発光制御信号Vg1〜VgmはY転送開始パルスDYをYクロック信号YCLKに同期して順次転送することにより生成される。発光制御信号Vg1、Vg2、Vg3、…、Vgmは、各発光制御線102を介して各画素回路400に各々供給される。
図2に走査信号Y1〜Ymと発光制御信号Vg1〜Vgmのタイミングチャートの一例を示す。走査信号Y1は、1垂直走査期間(1F)の最初のタイミングから、1水平走査期間(1H)に相当する幅のパルスであって、1行目の走査線101に供給される。以降、このパルスを順次シフトして、2、3、…、m行目の走査線101の各々に走査信号Y2、Y3、…、Ymとして供給する。一般的にi(iは、1≦i≦mを満たす整数)行目の走査線101に供給される走査信号Y1がHレベルになると、当該走査線101が選択されたことを示す。また、発光制御信号Vg1、Vg2、Vg3、…、Vgmとしては、例えば、走査信号Y1、Y2、Y3、…、Ymの論理レベルを反転した信号を用いる。
データ線駆動回路200A,200Bは、単方向にのみ制御回路からの出力階調データDoutを転送する複数個の回路ブロック(図1には図示せず。)を2つのグループに分割して各グループ毎に前記回路ブロックをカスケード接続してなる。かくして、前記回路ブロックの半分を、電気光学基板1の一方の端部からこの電気光学基板1の一辺に沿って配設することによりデータ線駆動回路200Aを形成するとともに、前記回路ブロックの残りの半分を、電気光学基板1の他方の端部からこの電気光学基板1の前記一辺に相対向する他の辺に沿って配設することによりデータ線駆動回路200Bを形成している。かかるデータ線駆動回路200A,200Bの具体的な構成は後に記載する各実施例で詳述する。
さらに、データ線駆動回路200A,200Bは、出力階調データDoutに基づいて、選択された走査線101に位置する画素回路400の各々に対し階調成分D0〜D8に基づき生成した階調信号Idataを供給する。この例において、階調ビット列D0〜D8は階調輝度を指示する電流信号X1、X2、X3、X4、…、Xnとして再生される。また、階調ビット列D0〜D8は、各画素に対応した数のデジタルデータである前記出力階調データDoutの構成要素であり、それぞれ各画素の輝度を表す階調を情報として含むようビット単位の信号を所定の配列で並べた、例えば9ビットの信号である。
制御回路300は、Yクロック信号YCLK、Xクロック信号XCLK、X転送開始パルスDX、Y転送開始パルスDY等の各種の制御信号を生成してこれらを走査線駆動回路100及びデータ線駆動回路200A,200Bへ出力する。また、制御回路300は、外部から供給される入力階調データDinにガンマ補正等の画像処理を施して出力階調データDoutを生成する。この出力階調データDoutは、例えば9ビットの階調ビット列D0〜D8を所定の配列で並べたものである。ここで、制御回路300は、n本のデータ線103のそれぞれに対応する出力階調データDoutを2つのグループに分割して各データ線駆動回路200A,200Bに同期させて供給する機能も有する。
次に、画素回路400について説明する。図3に、画素回路400の回路図を示す。同図に示す画素回路400は、i行目に対応するものであり、電源電圧Vddが供給される。画素回路400は、4個のTFT401〜404と、容量素子410と、OLED素子420とを備える。TFT401〜404の製造プロセスでは、レーザーアニールショットを利用してガラス基板の上にポリシリコン層が形成される。また、OLED素子420は、陽極と陰極との間に発光層が挟持されている。そして、OLED素子420は、順方向電流に応じた輝度で発光する。発光層には、発光色に応じた有機EL(Electro-luminescence)材料が用いられる。発光層の製造プロセスでは、インクジェット方式のヘッドから有機EL材料を液滴として吐出し、これを乾燥させている。
駆動トランジスタであるTFT401はpチャネル型、スイッチングトランジスタであるTFT402〜404はnチャネル型である。TFT401のソース電極は電源配線Lに接続される一方、そのドレイン電極はTFT403のドレイン電極、TFT404のドレイン電極及びTFT402のソース電極にそれぞれ接続される。
容量素子410の一端はTFT401のソース電極に接続される一方、その他端は、TFT401のゲート電極及びTFT402のドレイン電極にそれぞれ接続される。TFT403のゲート電極は走査線101に接続され、そのソース電極は、データ線103に接続される。また、TFT402のゲート電極は走査線101に接続される。一方、TFT404のゲート電極は発光制御線102に接続され、そのソース電極はOLED素子420の陽極に接続される。TFT404のゲート電極には、発光制御線102を介して発光制御信号Vgiが供給される。なお、OLED素子420の陰極は、画素回路400のすべてに対して共通の電極であり、電源における低位(基準)電位となっている。
このような構成において、走査信号YiがHレベルになると、nチャネル型TFT402がオン状態となるので、TFT401は、ゲート電極とドレイン電極とが互いに接続されたダイオードとして機能する。走査信号YiがHレベルになると、nチャネル型TFT403も、TFT402と同様にオン状態となる。この結果、データ線駆動回路200の電流Idataが、電源配線L→TFT401→TFT403→データ線103という経路で流れるとともに、そのときに、TFT401のゲート電極の電位に応じた電荷が容量素子410に蓄積される。
走査信号YiがLレベルになると、TFT403、402はともにオフ状態となる。このとき、TFT401のゲート電極における入力インピーダンスは極めて高いので、容量素子410における電荷の蓄積状態は変化しない。TFT401のゲート・ソース間電圧は、電流Idataが流れたときの電圧に保持される。また、走査信号YiがLレベルになると、発光制御信号VgiがHレベルとなる。このため、TFT404がオンし、TFT401のソース・ドレイン間には、そのゲート電圧に応じた注入電流Ioledが流れる。詳細には、この電流は、電源配線L→TFT401→TFT404→OLED素子420という経路で流れる。
ここで、OLED素子420に流れる注入電流Ioledは、TFT401のゲート・ソース間電圧で定まるが、その電圧は、Hレベルの走査信号Yiによって電流Idataがデータ線103に流れたときに、容量素子410によって保持された電圧である。このため、発光制御信号VgiがHレベルになったときに、OLED素子420に流れる注入電流Ioledは、直前に流れた電流Idataに略一致する。このように画素回路400は、電流Idataによって発光輝度を規定することから、アクティブ電流プログラム方式の回路である。
かかる本実施形態の電気光学装置によれば、単方向にのみ出力階調データDoutを転送する回路ブロックを用いても出力階調データDoutを2分割して転送することができる。すなわち、本実施形態は、データ線駆動回路200A,200Bの構成に特徴を有するものである。
そこで、データ線駆動回路200A,200Bの具体的な構成を中心に各実施例に基づき本発明に係る電気光学装置を詳細に説明する。
<第1の実施例>
図4は本実施例に係る電気光学装置を示すブロック線図である。同図に示すように、データ線駆動回路200A,200Bは、複数の回路ブロックであるドライバICDr1乃至DrNを2つのグループに分割して各グループ毎にドライバICDr1,Dr2及びドライバICDrN、Dr(N−1)を接続路201,201でそれぞれカスケード接続してなる。ここで、各ドライバICDr1乃至DrNは単方向(各ドライバICDr1乃至DrNの左端から右端に向かう方向)にのみ出力階調データDoutを転送するシフトレジスタを含んでおり、その半分を、電気光学基板1の左端部からこの電気光学基板1の下辺に沿って配設するとともに、残りの半分を、電気光学基板1の右端部からこの電気光学基板1の前記下辺に相対向する上辺に沿って配設してある。ここで、各ドライバICDr1乃至DrNは何れも電気光学基板1上に配設してある。
データ線駆動回路200Aにおける最端部(左端部)のドライバICDr1及びデータ線駆動回路200Bにおける最端部(右端部)のドライバICDrNには、それぞれFFC205,206を介して出力階調データDoutがXクロック信号XCLK及びX転送開始パルスDX等とともに供給される。かくして、各ドライバICDr1乃至DrNは電気光学基板の両端部から中央部に向けてシフトレジスタにより出力階調データDoutを転送する。このとき、出力階調データDoutは所定の各データ線103(図1参照)に対応するよう2分割した後必要な並べ替えを制御回路300(図1参照)で済ませてある。
かかる本実施例によればドライバICDr1乃至DrNのシフトレジスタのシフト方向が単方向であってもXクロック信号XCLKの周波数を半分に低減でき、また電源の負荷も半分にすることができる。
<第2の実施例>
図5は本実施例に係る電気光学装置を示すブロック線図である。同図に示すように、
第1の実施例の場合と同様に2分割されて電気光学基板1に配設されたドライバICDr1乃至DrNは電気光学基板1に配設してあるが、隣接するドライバICDr1乃至DrNを接続する接続路201,201のうち一部の接続路201,201は電気光学基板1とは別基板であるFFC209,210に形成してある。FFC209,210はその端部を電気光学基板1の縁部に固定してある。また、データ線駆動回路200Aにおける最端部(左端部)のドライバICDr1及びデータ線駆動回路200Bにおける最端部(右端部)のドライバICDrNには、それぞれFFC207,208を介して出力階調データDoutがXクロック信号XCLK及びX転送開始パルスDX等とともに供給される。
このようにFFC207乃至210を介することにより矩形である各ドライバICDr1乃至DrNの長辺を利用して各種信号の入出力を行うことができる。
上述の点を除く他の構成は第1の実施例と同様であるので、同一部分には同一番号を付し重複する説明は省略する。
ドライバICDr1乃至DrNの信号線の本数が多い場合、ドライバICDr1乃至DrNのバンプの配置がドライバICDr1乃至DrNの短辺だけでは不足することがあり、この場合にはドライバICDr1乃至DrNの長辺を利用する必要がある。これに対処すべくドライバICDr1乃至DrNの長辺側に配置された多数の信号線を電気光学基板1上でカスケード接続しようとするとその分電気光学基板1のサイズを大きくせざるを得ず、コストが増大する。
これに対し、本実施例のごとくカスケード接続に必要な接続路201を別基板であるFFC209,210に形成することにより、ドライバICDr1乃至DrNの長辺を利用した信号伝送を行いつつ電気光学基板1の大形化を回避し得る。
<第3の実施例>
図6は本実施例に係る電気光学装置を示すブロック線図である。同図に示すように、本実施例は2分割したドライバICDr1,Dr2及びドライバICDrN,DrN(N−1)を接続路201,201とともに電気光学基板1とは別の基板であるFPC211,212に配設したものである。
かかる構成により第2の実施例と同様にドライバICDr1乃至DrNの長辺を利用して信号の入出力を行うことが可能になるとともに、電気光学基板1の可及的な小形化も図り得る。
上述の点を除く他の構成は第2の実施例と同様であるので、同一部分には同一番号を付し重複する説明は省略する。
<第4の実施例>
第3の実施例において上記FPC211,212は長尺になればなるほど高価になるばかりか温度、湿度等、周囲の環境条件で変形等を生起し易い。変形した場合には接続路201によるカスケード接続を高精度に行うことができなくなる。
かかる問題は、FPC211,212をドライバICDr1乃至DrN毎に分割するか又は数個づつに分割して実装することで解決し得る。この場合には、隣接するドライバICDr1乃至DrNを接続する接続路201はその一部が電気光学基板1に形成され、この電気光学基板1を経由するように構成する。
本実施例は前記FPC211,212をドライバICDr1乃至DrN毎に分割したものである。すなわち、図7に示すように、FPC213,214,215,216は各ドライバICDr1乃至DrN毎に分割してあり、それぞれのFPC213乃至216にドライバICDr1乃至DrNが1個づつ実装してある。また、隣接するドライバICDr1乃至DrNは各FPC213乃至216に形成した接続路217,218を電気光学基板1に形成した接続路219,220を介して接続してある。すなわち、電気光学基板1を経由して接続してある。
上述の点を除く他の構成は第3の実施例と同様であるので、同一部分には同一番号を付し重複する説明は省略する。
<他の実施形態>
上記実施形態及び第1乃至第3の実施例では、画素回路がマトリクス状に配置された電気光学装置Iの場合について説明したが、本発明はこれに特に限定されない。例えば、画素回路がライン状に配置された電気光学装置(例えば、光書き込み型のプリンタや電子複写機などの書き込みヘッドなど)、低分子、高分子もしくはデンドリマー等の発光有機材料を用いた電気光学装置、液晶を用いた電気光学装置等であっても良い。また、照明器具であっても良い。
なお、上記実施の形態ではデータ線駆動回路200A,200Bを2分割して所定の回路を構成したが、駆動回路をこれに限定するものではない。必要に応じ走査線駆動回路100も同様に構成することができ、同様の作用・効果を得る。
<応用例>
次に、上述した実施形態に係る電気光学装置Iを適用した電子機器について説明する。図8に、電気光学装置Iを適用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての電気光学装置Iと本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001及びキーボード2002が設けられている。この電気光学装置はOLED素子を用いるので、視野角が広く見易い画面を表示できる。
図9に、電気光学装置Iを適用した携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001及びスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての電気光学装置Iを備える。スクロールボタン3002を操作することによって、電気光学装置Iに表示される画面がスクロールされる。
図10に、電気光学装置Iを適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001及び電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての電気光学装置Iを備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が電気光学装置Iに表示される。
さらに、フィールドエミッション素子(FED)、表面電動型エミッション素子(SED)、弾道電子放出素子(BSD)等の自発光素子を用いた表示装置、液晶表示装置等にも好適に適用し得る。
なお、電気光学装置Iが適用される電子機器としては、図8乃至図10に示すものの他、大画面テレビ、コンピュータモニター、表示兼用照明装置、携帯電話機、ゲーム機、電子ペーパー、運転操作パネル、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した電気光学装置が適用可能である。また、電気光学素子を光源として利用するプリンタ、スキャナ等にも有効に応用することができる。
本発明の実施の形態に係る電気光学装置を示すブロック線図である。 図1における走査信号と発光制御信号を示すタイミングチャートである。 図1における画素回路を示す回路図である。 本発明の第1の実施例を示すブロック線図である。 本発明の第2の実施例を示すブロック線図である。 本発明の第3の実施例を示すブロック線図である。 本発明の第4の実施例を示すブロック線図である。 電気光学装置を適用したパーソナルコンピュータを示す斜視図である。 電気光学装置を適用した携帯電話機の構成を示す斜視図である。 電気光学装置を適用した情報携帯端末の構成を示す斜視図である。 従来技術に係る第1の電気光学装置を示すブロック線図である。 従来技術に係る第2の電気光学装置を示すブロック線図である。 従来技術に係る第3の電気光学装置を示すブロック線図である。
符号の説明
I 電気光学装置、 1 電気光学基板、 103 データ線、 200A,200B データ線駆動回路、 201 接続路、 211,212 FPC、 300 制御回路、 500 電源回路、 A 画像領域、 Dout 出力階調データ、 Dr1〜DrN ドライバ、 Vdd 電源電圧、 XCLK,YCLK クロック信号

Claims (7)

  1. 多数の電気光学素子を含む電気光学基板と、
    前記電気光学素子の駆動に必要な信号を単方向に転送するとともに複数個の回路ブロックを2つのグループに分割して各グループ毎に前記回路ブロックをカスケード接続してなる駆動回路とを有し、
    前記回路ブロックの半分を、前記電気光学基板の一方の端部からこの電気光学基板の一辺に沿って配設する一方、
    前記回路ブロックの残りの半分を、前記電気光学基板の他方の端部からこの電気光学基板の前記一辺に相対向する他の辺に沿って配設したことを特徴とする電気光学装置。
  2. 請求項1に記載の電気光学装置において、
    前記回路ブロックは、前記電気光学基板に配設するとともに同電気光学基板に設けた接続路で隣接するもの同士を接続したものであることを特徴とする電気光学装置。
  3. 請求項1に記載の電気光学装置において、
    前記回路ブロックは、前記電気光学基板に配設する一方、隣接する回路ブロックを接続する接続路のうち少なくとも一部の接続路は前記電気光学基板とは別基板に形成したものであることを特徴とする電気光学装置。
  4. 請求項1に記載の電気光学装置において、
    前記回路ブロックは、前記電気光学基板とは別基板に配設されるとともに、隣接する回路ブロック同士を接続する接続路を前記別基板に形成したことを特徴とする電気光学装置。
  5. 請求項1に記載の電気光学装置において、
    前記回路ブロックは、前記電気光学基板とは別基板に配設されるとともに、隣接する回路ブロック同士を接続する接続路はその一部が前記電気光学基板に形成され、この電気光学基板を経由するように構成したものであることを特徴とする電気光学装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか一つに記載の電気光学装置において、
    前記信号及び前記回路ブロックを駆動する電源の供給を前記電気光学基板の両端から半分づつ、対応する回路ブロックの分だけ行うように構成したことを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項1乃至請求項5の何れか一つの電気光学装置を有することを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109459898A (zh) * 2018-12-21 2019-03-12 武汉天马微电子有限公司 显示面板和显示装置

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