JP2007113270A - 基礎構造および基礎構造の施工方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鋼管杭2の杭先端が支持層に到達したことを確認してから杭先端近傍の地盤を緩めておき、その後に上部構造4の荷重が加わることで、緩めた分だけ鋼管杭2が沈下して杭先端の支持力RP1が発揮されるとともに、鋼管杭2に伴って沈下する耐圧版3底面にも地反力が作用して支持力RS が得られる。従って、杭先端の支持力を十分に確保して基礎構造全体の支持力(RP1+RP2+RS )を高めることができ、杭径や杭本数を増大させることなくコスト低減を図りつつ、規模の大きな建物1にも適用することが可能になる。さらに、先端支持力RP1の発揮後には鋼管杭2の沈下が生じにくく、表層地盤が軟弱な場合であっても不等沈下を防止することができる。
【選択図】図1
Description
パイルド・ラフト基礎は、杭先端が支持層まで達することなく支持力の小さな中間層で止めた杭基礎と、地盤表面に形成した直接基礎と、の両方の支持力によって上部構造の荷重を支持するものである。そして、杭先端を中間層で止めた杭が上部構造の鉛直荷重により若干量だけ沈下することで、直接基礎が地反力を受けるようになり、杭基礎および直接基礎の支持力と沈下量とが釣り合う状態において、杭基礎および直接基礎が分担して荷重を支持する基礎構造である。このようなパイルド・ラフト基礎では、杭基礎および直接基礎の両者で鉛直荷重を分担することで、杭基礎単独の基礎構造よりも杭本数や杭径等を節約してコストダウンを図ることができるとともに、地耐力が十分でなく直接基礎単独では荷重が支持できなかったり、沈下量が大きくなり過ぎたりするような地盤にも適用可能になるという長所を有している。
さらに、従来のパイルド・ラフト基礎では、杭先端が中間層で止まっているため、表層が軟弱な地盤に適用した場合には、直接基礎の沈下を杭によって制御することが難しく、不等沈下によって建物が傾斜してしまう可能性があり、地耐力が小さな軟弱地盤への適用が困難であるという問題もある。
さらに、杭先端地盤を予め緩めた分だけ杭体が沈下して支持力が発揮されるので、この沈下した位置よりもさらに下方への杭体の沈下が生じにくく、表層地盤が軟弱な場合であっても不等沈下を防止することができる。従って、軟弱な地盤に対しても本発明の基礎構造が適用可能となり、杭基礎および直接基礎の併用基礎構造の適用範囲を拡大することができる。
ここで、杭体としては、場所打ちコンクリート杭でもよく、PC杭や鋼管杭等の既成杭でもよい。そして、杭体が既成杭の場合の施工方法としては、埋込み工法や打込み工法、回転・圧入工法、根固め工法など、適宜な工法が選択可能である。
また、底版部としては、杭頭部分に形成される独立フーチングで構成されてもよく、また基礎梁に沿った布基礎で構成されたものや、基礎底面を覆う耐圧版(ベタ基礎)で構成されたものでもよい。
このような構成によれば、回転によって地盤に貫入される杭体を、杭先端が支持層に到達あるいは支持層に貫入したことを確認してから逆回転することで、容易に杭先端近傍の地盤を緩めることができる。さらに、逆回転の回転量を適宜調整することで杭体を引き上げる量が任意に設定でき、地盤を緩める程度、つまり上部構造の荷重による杭体の沈下量を適切に設定することができる。従って、杭基礎と直接基礎との負担支持力の割合が任意に設定可能となり、地盤の特性や上部構造の規模等に応じて基礎構造の設計の自由度を高めることができる。
ここで、地盤の支持層としては、地盤調査(ボーリング調査等)によって得られるN値が所定の値(例えば、N値50)以上の地層であったり、せん断波速度が所定の値(例えば、400m/s )以上の地層であったりするが、このような支持層では、回転・圧入するための杭打ち機における駆動トルク値が急激に増大することにより、杭先端が支持層に到達したことが確認されるようになっている。
このような構成によれば、支持層近傍の地盤特性と必要とする杭先端支持力とに応じて、適宜杭先端位置を設定することで、合理的かつ経済的な基礎構造の設計および施工が可能になる。すなわち、さほど大きな先端支持力が必要とされない場合や、支持層直上の地盤がよい(N値が高い)場合などには、支持層上面よりも上方まで杭先端を引き上げ、比較的大きな先端支持力が必要な場合には、支持層上面よりも下方つまり杭先端を支持層に根入れするようにすればよい。従って、設計条件に応じて杭先端の位置を任意に選択することで、杭先端の支持力や沈下量を適切に設定することができ、設計や施工の合理化を図ることができる。
このような構成によれば、杭先端に螺旋状の羽根を有して回転によって地盤に貫入される杭体を、支持層に到達したことを確認してから杭の深さ位置を変えずに正回転や逆回転することで、螺旋状の羽根が同一深さ位置で空回りし、容易に杭先端近傍の地盤を緩めることができる。
このような構成によれば、緩めた杭先端近傍の地盤にセメントミルク等の根固め材を注入して根固めすることで、得られる先端支持力や沈下量を安定化させることができる。すなわち、根固めしない場合には、杭先端の羽根の形状等によって杭先端の沈下性状(沈下量や支持力等)が変動してしまう可能性があるのに対して、根固めすることで、羽根の形状等による杭先端条件の違いがなくなり安定した沈下性状を得ることができる。
このような構成によれば、前述と同様に、緩めた杭先端近傍の地盤を根固めすることで、杭先端の羽根形状による沈下性状のばらつきをなくして、安定した沈下性状を得ることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る基礎構造を備えた建物1を示す断面図である。図2(A)〜(D)は、建物1の基礎構造における鋼管杭2の施工手順を説明する図である。
図1において、建物1は、地盤Gに貫入される複数の鋼管杭(杭体)2からなる杭基礎と、地盤G上に形成される底版部である耐圧版3からなる直接基礎と、を併用して上部構造4を支持する基礎構造を備えている。
耐圧版3は、鋼管杭2を地盤Gに貫入した後に地表面を掘削してから、フーチング(パイルキャップ)5を介して鋼管杭2の杭頭部と連結(一体化)される鉄筋コンクリート造のスラブである。そして、耐圧版3は、下方からの地盤Gの地反力を受けることで、上部構造4の荷重を地盤Gに伝達できるようになっている。
すなわち、図2(A)に示すように、杭打ち機Mによって鋼管杭2を建て込み、図2(B)に示すように、鋼管杭1を垂直にして杭芯位置にセットする。
次に、図2(C)、図2(D)に示すように、回転圧入装置Cを回転させて羽根2Bを地盤Gにねじ込むことで鋼管杭2を地盤Gに貫入する(回転圧入手順)。
なお、図2においては、鋼管杭2が上下に連結されていない場合を図示したが、この鋼管杭2を下杭とし、その上に上杭を溶接して一体化してもよく、さらには3本以上の鋼管杭2を連結して下杭、中杭、上杭を一体化してもよく、その場合でも施工方法としては略同様の手順を繰り返すこととなる。また、杭打ち機Mとしては、図示するもの以外に胴体把持型の全旋回型ケーシングジャッキ等を用いることもできる。
なお、各実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
図3は、第1実施形態に係る基礎構造の施工方法を示す断面図である。
前述の支持層確認手順において、鋼管杭2の先端が支持層G2に到達したことを確認した後に、杭打ち機Mの回転圧入装置Cによって、さらに鋼管杭2を回転圧入して所定深さ(例えば、鋼管杭本体2Aの直径寸法分)だけ支持層G2に杭先端を貫入する。
次に、貫入した杭先端の位置を維持した状態で鋼管杭2を貫入方向および逆方向の一方または交互に回転する。この回転により羽根2Bが一定深さ位置で空回りすることで、鋼管杭2の杭先端近傍の地盤G2Aが緩められる(杭先端地盤弛緩手順)。
さらに、鋼管杭2、フーチング5および耐圧版3の上側に上部構造4を順次構築し、この上部構造4の荷重がフーチング5を介して鋼管杭2に作用するのに従って、緩められた地盤G2Aの高さ寸法に応じて鋼管杭2が沈下する。この鋼管杭2の沈下に伴って緩められた地盤G2Aが徐々に締め固められ、沈下量に応じて杭先端の支持力RP1が発揮され、鋼管杭本体2A周面摩擦による支持力RP2と併せて鋼管杭2の支持力(RP1+RP2)が発揮される。
以上の鋼管杭2の支持力(RP1+RP2)および耐圧版3底面の支持力RS と、上部構造4を含めた建物1全体の荷重とが釣り合う位置まで沈下した後に、沈下が止まる。これにより、鋼管杭2および耐圧版3の両方の支持力(RP1+RP2+RS )、すなわち杭基礎および直接基礎の両者によって上部構造4の荷重が支持されることになる。
(1)すなわち、鋼管杭2の杭先端が支持層G2に到達したことを確認してから杭先端近傍の地盤G2Aを緩めておき、その後に上部構造4の荷重が加わることで緩めた分だけ鋼管杭2が沈下して杭先端の支持力RP1が発揮されるとともに、鋼管杭2の沈下に伴って沈下する耐圧版3底面にも地反力が作用して支持力RS が得られ、これらの鋼管杭2および耐圧版3の両方の支持力(RP1+RP2+RS )で上部構造4を支持することができる。従って、杭先端の支持力RP1を十分に確保し、かつ直接基礎の支持力RS も得られるので、基礎構造全体の支持力(RP1+RP2+RS )を高めることができ、杭径や杭本数を増大させることなくコスト低減を図りつつ、規模の大きな建物1にも適用することが可能になる。
図4(A),(B)、および図5(A),(B)は、それぞれ第2実施形態に係る基礎構造の施工方法を示す断面図である。
本実施形態では、前述の支持層確認手順において、鋼管杭2の先端が支持層G2に到達したことを確認した後に、図4(A)に示すように、杭打ち機Mの回転圧入装置Cによって、さらに鋼管杭2を回転して所定深さだけ支持層G2に杭先端を貫入する。
次に、杭先端を所定深さだけ支持層G2に貫入した位置から、回転圧入装置Cを逆方向に回転して、図4(B)示す位置まで、鋼管杭2を上方に引き上げる。このように鋼管杭2を引き上げることで、鋼管杭2の杭先端近傍における引き上げた高さ寸法分の地盤G2Bが緩められる(杭先端地盤弛緩手順)。そして、引き上げた後の鋼管杭2の杭先端位置が支持層G2上面よりも下方に位置するようになっている。
一方、図5においては、図5(A)に示すように、鋼管杭2の先端が支持層G2に到達したことを確認した後に、杭先端を支持層G2に貫入することなく回転圧入装置Cを逆方向に回転して、図5(B)に示す位置まで鋼管杭2を上方に引き上げる。すなわち、引き上げた後の鋼管杭2の杭先端位置が支持層G2上面よりも上方に位置するようになっている。
そして、図5に示したように、支持層G2上面よりも上方に位置するよう杭先端を位置させる場合であっても、前述の支持層確認手順にて支持層G2まで鋼管杭2の先端が到達したことを確認してから引き上げることで、図6に示すように、支持層G2上面に不陸があって深さ位置がばらつく、あるいは支持層G2上面が傾斜したような場合であっても、杭先端と支持層G2の上面との距離を一定にすることができるようになっている。これにより、鋼管杭2を引き上げることで緩められる地盤G2Bの強度や剛性を均質化させることができ、上部構造4の荷重による沈下量や、沈下後に発揮される先端支持力RP1を安定化させることができる。
(4)すなわち、鋼管杭2を回転圧入する杭打ち機Mの回転圧入装置Cによって鋼管杭2のトルク値を管理することで、杭先端が支持層G2に到達したことが容易かつ正確に判断でき、施工の迅速化および容易化を図ることができる。さらに、支持層G2に貫入させるか支持層G2を確認してから、鋼管杭2を逆回転さて引き上げることで、容易に杭先端近傍の地盤G2Bを緩めることができる。
図7(A),(B)は、第3実施形態に係る基礎構造における鋼管杭2を示す側面図および底面図である。図8は、施工後の鋼管杭2を示す断面図である。
本実施形態の鋼管杭2において、鋼管杭本体2A内部には、根固め材であるセメントミルク注入用の管2Cが羽根2B底面に開口して配設されている。そして、この管2Cは、鋼管杭2の杭頭よりも上方の地上まで連続して設けられており、鋼管杭2の地盤Gへの貫入後に、地上から管2Cを通して杭先端地盤にセメントミルクを注入することができるようになっている。
以上の鋼管杭2を用いた本実施形態では、前述の第1実施形態または第2実施形態の杭先端地盤弛緩手順において、鋼管杭2の杭先端地盤G2A,G2Bを緩めた後に、管2Cよりセメントミルクを吐出しながら鋼管杭2を回転させてセメントミルクを羽根2Bの周辺に充填し、充填したセメントミルクが固化することで杭先端部に根固め部2Dを形成する(根固め手順)。
なお、根固め部2Dは、支持層G2の上面よりも下側に形成されてもよく、また支持層G2の上面よりも上側に形成されてもよく、さらには支持層G2の上面近傍に形成されてもよい。
(5)すなわち、緩めた杭先端近傍の地盤をセメントミルクで根固めすることで、杭先端の羽根2B形状による沈下性状のばらつきをなくして、安定した沈下性状を得ることができる。
例えば、前記実施形態においては、杭体として鋼管杭2を用い、この鋼管杭2を回転圧入により地盤Gに貫入する工法を採用したが、杭基礎としては場所打ちコンクリート杭でもよく、またPC杭を埋込み工法や打込み工法等で地盤Gに貫入させるものでもよい。この際、杭先端地盤を緩める方法としては、水流や空気圧による方法や、弾性材、弾塑性材等の先端地盤よりも剛性が小さく上部構造の荷重によって変形する部材を杭体と杭先端地盤との間に介挿する方法などが採用可能である。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (9)
- 杭基礎と直接基礎とを併用して上部構造を支持する基礎構造であって、
地盤に貫入される杭体と、地盤貫入後の杭体の杭頭部に連結されて地盤上に形成される底版部とを備え、
前記杭体の杭先端が支持層に到達したことを確認してから当該杭先端近傍の地盤を緩めておき、上部構造の荷重により所定量だけ沈下することで発揮される前記杭体による支持力と、この杭体に伴って沈下することで地反力を受けて発揮される前記底版部による支持力と、の両方の支持力によって前記上部構造の荷重を支持することを特徴とする基礎構造。 - 請求項1に記載の基礎構造において、
前記杭体は、回転により地盤に貫入される鋼管杭であって、
この鋼管杭は、地盤貫入時のトルク値に基づいて杭先端が支持層に到達したことが確認された後に、貫入方向と逆方向に回転されて所定量だけ上方に引き上げられ、
前記鋼管杭を引き上げることによって杭先端近傍の地盤が緩められることを特徴とする基礎構造。 - 請求項2に記載の基礎構造において、
前記引き上げた後の鋼管杭の杭先端が前記支持層上面よりも上方に位置することを特徴とする基礎構造。 - 請求項2に記載の基礎構造において、
前記鋼管杭は、杭先端が所定深さだけ支持層に貫入された後に引き上げられ、前記引き上げた後の鋼管杭の杭先端が前記支持層上面よりも下方に位置することを特徴とする基礎構造。 - 請求項1に記載の基礎構造において、
前記杭体は、杭先端に螺旋状あるいは複数の板からなる羽根を有して回転により地盤に貫入される鋼管杭であって、
この鋼管杭は、地盤貫入時のトルク値に基づいて杭先端が支持層に到達したことが確認されるとともに、支持層確認後に、杭先端の深さ位置を維持したままで貫入方向および逆方向の少なくとも一方に回転され、
前記鋼管杭の回転によって杭先端近傍の地盤が緩められることを特徴とする基礎構造。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の基礎構造において、
前記緩めた杭先端近傍の地盤が根固めされることを特徴とする基礎構造。 - 杭基礎と直接基礎とを併用して上部構造を支持する基礎構造の施工方法であって、
鋼管杭を回転させて地盤に貫入し、地盤貫入時のトルク値に基づいて杭先端が支持層に到達したことを確認する支持層確認手順と、
前記支持層確認手順の後に、貫入方向と逆方向に回転して所定量だけ上方に引き上げ、杭先端地盤を緩める杭先端地盤弛緩手順と、
前記地盤貫入後の鋼管杭の杭頭部に連結して地盤上に底版部を形成する直接基礎形成手順とを備え、
前記鋼管杭および底版部の上側に構築される上部構造の荷重で前記鋼管杭が所定量だけ沈下することで、この沈下した鋼管杭による支持力と、この鋼管杭に伴って沈下する前記底版部による支持力と、の両方の支持力によって前記上部構造の荷重が支持されることを特徴とする基礎構造の施工方法。 - 杭基礎と直接基礎とを併用して上部構造を支持する基礎構造の施工方法であって、
杭先端に螺旋状あるいは複数の板からなる羽根を有した鋼管杭を回転させて地盤に貫入し、地盤貫入時のトルク値に基づいて杭先端が支持層に到達したことを確認する支持層確認手順と、
前記支持層確認手順の後に、杭先端の深さ位置を維持したままで貫入方向および逆方向の少なくとも一方に回転し、杭先端地盤を緩める杭先端地盤弛緩手順と、
前記地盤貫入後の鋼管杭の杭頭部に連結して地盤上に底版部を形成する直接基礎形成手順とを備え、
前記鋼管杭および底版部の上側に構築される上部構造の荷重で前記鋼管杭が所定量だけ沈下することで、この沈下した鋼管杭による支持力と、この鋼管杭に伴って沈下する前記底版部による支持力と、の両方の支持力によって前記上部構造の荷重が支持されることを特徴とする基礎構造の施工方法。 - 請求項7または請求項8に記載の基礎構造の施工方法において、
前記杭先端地盤弛緩手順の後に、緩めた杭先端近傍の地盤にセメントミルクを注入して根固めする根固め手順を備えたことを特徴とする基礎構造の施工方法。
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