JP2007112940A - 部材間のシール構造及びガスケット - Google Patents

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Shigeo Ogaki
重郎 大垣
Seiji Omura
清治 大村
Satoru Yasuki
哲 安木
Atsushi Sugimoto
淳 杉本
Hiroshi Uemura
浩 植村
Yasuhiro Washio
康広 鷲尾
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Nippon Gasket Co Ltd
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Abstract

【課題】膨張黒鉛からなるシートのシール部がへたったり、崩れて押出されたりする現象(フロー)を抑制することのできる部材間のシール構造を提供するとともに、そのシール構造に用いられるガスケットを提供する。
【解決手段】締結により相互に連結される2つの部材(エンジンのシリンダブロック12及びシリンダヘッド13)間に、膨張黒鉛からなるシート36,37を備えるガスケット32を介装して流体(燃焼ガス)をシールする。このシール構造において、前記シート36,37は、シリンダブロック12及びシリンダヘッド13間に組付けられた状態で、密度が1.85〜2.00g/cm3となるシール部42を有する。上記シート36,37として、エンジンに組付けられる前の状態でシール部42が1.50〜1.70g/cm3の密度を有するものを用いる。
【選択図】図6

Description

本発明は、締結により相互に連結される2つの部材間に、膨張黒鉛からなるシートを備えるガスケットを介装して高温のガス等の流体をシールするようにした部材間のシール構造、及びそのシール構造に好適に用いられるガスケットに関するものである。
一般に、内燃機関のシリンダブロック及びシリンダヘッド間には、燃焼ガス、冷却水、オイル等の流体をシールするシリンダヘッドガスケット(以下、単にガスケットという)が介装される。このガスケットとしては種々の形態を有するものが従来より提案・実用化されており、その1つに膨張黒鉛からなるシートを備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。このガスケットは、ビードを形成した金属板の片面又は両面に、0.1〜0.8g/cm3 の密度を有する膨張黒鉛製シートを接着し、その後、全体を圧縮してシートの密度を0.8〜1.5g/cm3 にしたものである。
特開平8−109367号公報
ところで、上記ガスケットはシリンダブロック及びシリンダヘッドの連結に際し、それらの間に配置される。この状態で、シリンダヘッドがシリンダブロックに締結される。この締結によりシリンダブロック及びシリンダヘッド間の隙間が狭まり、ガスケットがシリンダブロック及びシリンダヘッドから圧縮荷重を受けて圧縮される。この際、上記特許文献1に記載されたガスケットでは、圧縮不足に起因してシートのシール部がへたったり、過度な圧縮によりシール部が崩れて押出される現象(フロー)が起こったりするおそれがある。
こうした問題は、内燃機関のシリンダブロック及びシリンダヘッド間のシール構造に限らず、膨張黒鉛製シートを用いたガスケットが介装されてシールが行われる部材間のシール構造であれば同様に起こり得る。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、膨張黒鉛からなるシートのシール部がへたったり、崩れて押出されたりする現象(フロー)を抑制することのできる部材間のシール構造を提供するとともに、そのシール構造に用いられるガスケットを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明では、締結により相互に連結される2つの部材間に、膨張黒鉛からなるシートを備えるガスケットを介装して流体をシールするようにした部材間のシール構造であって、前記シートは、前記両部材間に組付けられた状態で、密度が1.85〜2.00g/cm3 となるシール部を有するものであるとする。
上記の構成によれば、2つの部材の連結に際し、膨張黒鉛からなるシートを備えるガスケットが両部材間に配置され、この状態で両部材が相互に締結される。この締結により両部材の隙間が狭まり、ガスケットが両部材から圧縮荷重を受けて圧縮される。この圧縮により、シール部を含むシートの密度が圧縮前(締結前)よりも高くなるとともに、同シール部の部材に対する面圧が高くなって流体がシールされる。
上記締結は、シートが両部材間に組付けられた状態でのシール部の密度(組付け時密度)が1.85〜2.00g/cm3 となるように行われる。組付け時密度が1.85g/cm3 よりも低いと、上記シール部はさらに圧縮し得る余地を多く残している。そのため、例えば熱膨張等により両部材の隙間がさらに狭まるような状況が起こった場合、上記シール部が多く圧縮されてへたるおそれがある。すなわち、上記のようにして一旦狭まった両部材の間隔が元の間隔に戻っても、シール部がこれに追従して元の形態に戻らないおそれがある。一方、組付け時密度が2.00g/cm3 よりも高いと、シール部が崩れて押出される現象(フロー)が起こるおそれがある。従って、シール部の密度が1.85〜2.00g/cm3 となるように両部材の締結が行われることで、上記へたり及びフローの発生をともに抑制することが可能となる。
なお、請求項2に記載の発明によるように、内燃機関の2つの構成部材を前記両部材とし、内燃機関の運転に伴い生ずる燃焼ガスを前記流体とすることができる。この場合、内燃機関の運転に伴い生じた燃焼ガスの熱により少なくとも一方の構成部材が熱膨張して、両構成部材の隙間がさらに狭まるような状況が起こっても、同シール部の組付け時密度が上記のように1.85g/cm3 以上とされることで、同ーシール部の圧縮し得る余地が少なくへたりにくい。
また、請求項3に記載の発明によるように、シリンダブロック及びシリンダヘッドを内燃機関の構成部材とし、それらのシリンダブロック及びシリンダヘッド間に介装されるシリンダヘッドガスケットを上記ガスケットとすることができる。この場合、内燃機関のシリンダブロック及びシリンダヘッド間に介装されたシートのシール部がシリンダブロック又はシリンダヘッドに所定の面圧で接触し、内燃機関の運転に伴い生ずる燃焼ガスをシールする。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれか1つに記載の部材間のシール構造に用いられるガスケットであって、前記シール部は、前記シートの前記両部材間への組付け前の状態で1.50〜1.70g/cm3 の密度を有するものであるとする。
ここで、ガスケットが両部材間に組付けられた状態において、シール部の密度と同シール部の部材に対する面圧との間には相関関係が見られ、同密度が高くなるに従い面圧が高くなる傾向にある。すなわち、ガスケットが両部材間に配置され、両部材の締結が行われていない状態では、シール部に両部材からの圧縮荷重が加わらない。シール部の密度は、ガスケットが両部材間に組付けられる前の密度(初期密度)と同じであり、採り得る最小値となる。このとき、シール部の部材に対する面圧は「0」である。
両部材の締結が進むに従い、シール部が両部材から受ける圧縮荷重が増大する。シール部の圧縮が進んで体積が小さくなって密度が高くなる。これに伴いシール部の部材に対する面圧が高くなる。密度(組付け時密度)は、前記のようにして高くなる過程で上述した範囲(1.85〜2.00g/cm3 )に属する。
従って、シール部の初期密度に応じて、組付け時密度が前記範囲(1.85〜2.00g/cm3 )に属するときの面圧が異なってくる。初期密度が高い場合には、組付け時密度が前記範囲になるときの面圧が低く、初期密度が低くなるに従い同面圧が高くなる。そして、シール部の部材に対する面圧が過度に高くなると、同部材が変形するおそれがある。ただし、初期密度が過度に高いと、組付け時密度が前記範囲になるときの面圧が低く、シールに必要な面圧に満たなくなるおそれがある。
この点、請求項4に記載の発明では、シール部の初期密度が1.50〜1.70g/cm3 の範囲に設定されている。この範囲は、組付け時密度の上記範囲(1.85〜2.00g/cm3 )に比較的近い。従って、組付け時密度が上記範囲となるように両部材を締付けることで、シール部の部材に対する面圧として、シールに必要な面圧を確保したうえで、同部材が変形する不具合を抑制することができる。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明において、前記シール部は、前記両部材間へ組付けられる前の状態の前記シートについて、前記部材に対する面圧として他の箇所よりも高い面圧が要求される箇所のみを圧縮させることにより形成されたものであるとする。
上記の構成によれば、両部材間へ組付けられる前の状態のシートについて、部材に対する面圧として他の箇所よりも高い面圧が要求される箇所のみが圧縮されて、同箇所がシール部とされている。従って、上記範囲(1.50〜1.70g/cm3 )の初期密度を有するシール部の形成に際し、不要な圧縮を行わなくてもすむ。
請求項6に記載の発明では、請求項5に記載の発明において、前記部材の一方は気筒を有するシリンダブロックであり、前記シール部は、前記シートが前記両部材間に組付けられた状態で前記気筒の開口部を囲繞する箇所に形成されているとする。
上記の構成によれば、ガスケットが両部材間に介装された状態では、シートのシール部がシリンダブロックにおける気筒の開口部を囲繞する。この際、フローにより、シール部の一部が気筒(燃焼室)側へ押出されていると、その分、シール部が燃焼ガスの熱に晒されやすい。シール部の押出された箇所が熱により劣化し、シール性が低下するおそれがある。この点、シール部の組付け時密度が、上記のように1.85g/cm3 以上とされることで、シール部のフローが起こりにくく、シール性の低下が抑制される。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面を参照して説明する。
車両には、その動力源として内燃機関が搭載されている。この内燃機関は、ピストンの往復直線運動をクランク機構によって回転運動に変換して、出力軸であるクランクシャフトを回転させるタイプのエンジン(レシプロエンジン)によって構成されている。
図1に示すように、このエンジン11は、シリンダブロック12及びシリンダヘッド13を主要な構成部材として備えている。シリンダブロック12には、複数の気筒(シリンダ)14が列をなした状態で設けられている。各気筒14にはピストン15が往復動可能に収容されている。各気筒14においてピストン15よりも上側の空間は、燃料及び空気の混合気を燃焼するための燃焼室16を構成している。各ピストン15は、コネクティングロッド17を介し、クランクシャフト(図示略)に連結されている。そのため、各ピストン15が往復動すると、その動きはコネクティングロッド17によって回転運動に変換された後、クランクシャフトに伝達される。この伝達によりクランクシャフトが回転する。
シリンダブロック12において、各気筒14の周りには、エンジン冷却水の通路であるウォータジャケット18が設けられている。さらに、図2に示すように、シリンダブロック12においてウォータジャケット18よりも外側の複数箇所には、ヘッドボルト19の螺入を可能としたボルト穴21が設けられている。
シリンダヘッド13はシリンダブロック12の上側に配置されている。このシリンダヘッド13において、上記ボルト穴21に対応する複数箇所にはボルト挿通孔22が設けられている。そして、シリンダヘッド13の上方から各ボルト挿通孔22に挿通されたヘッドボルト19をボルト穴21に螺合させることにより、シリンダヘッド13がシリンダブロック12に締結されている。
図1に示すように、シリンダヘッド13には、吸気通路の一部をなし、かつ下流端において燃焼室16に接続された吸気ポート23が形成されており、エンジン11の外部の空気が吸気ポート23を通過して燃焼室16に吸入される。また、シリンダヘッド13には、排気通路の一部をなし、かつ上流端において燃焼室16に接続された排気ポート24が形成されており、燃焼室16で生じた燃焼ガスが同排気ポート24等を通ってエンジン11の外部へ排出される。
上記シリンダヘッド13には、吸気ポート23を開閉する吸気バルブ25と、排気ポート24を開閉する排気バルブ26とが気筒14毎に設けられている。吸・排気バルブ25,26は、いずれもバルブスプリング27によって、吸・排気ポート23,24を閉鎖する方向(閉弁方向、図1の略上方)へ付勢されている。これらの吸・排気バルブ25,26は、吸・排気カムシャフト28,29等を構成部品とする動弁機構31によって、上記バルブスプリング27等に抗して吸・排気ポート23,24を開放させる方向(開弁方向)へ間欠的に押下げられる。この押下げにより、吸・排気ポート23,24が開放された状態(開弁状態)になる。
ところで、上記混合気の燃焼に伴い生じた燃焼ガスの熱及び燃焼圧力はシリンダブロック12及びシリンダヘッド13に伝達される。また、これらの熱及び燃焼圧力はシリンダブロック12及びシリンダヘッド13間の隙間Gにも作用する。燃焼ガスがこの隙間Gを通じて外部へ漏れ出るのを抑制するために、また、ウォータジャケット18を流れるエンジン冷却水、さらにはエンジンオイルが上記隙間Gから漏れ出るのを抑制するために、シリンダブロック12及びシリンダヘッド13間には、シリンダヘッドガスケット(以下、単にガスケットという)32が介装されている。ガスケット32は、シリンダブロック12の上面における各気筒14の開口部の周囲、及びシリンダヘッド13の下面における気筒14の開口部の周囲に対応する箇所を被シール部とし、これらの被シール部に所定の面圧で接触することで、燃焼ガスをシールする。
図3〜図5に示すように、ガスケット32は、主基板33と、その上下両側に配置された一対の副基板34,35と、各副基板34,35にそれぞれ積層された膨張黒鉛からなるシート36,37とを備えて構成されている。上記主基板33及び両副基板34,35は、いずれも耐熱性及びばね弾性を有する板材、例えばステンレス鋼板、普通鋼板、アルミニウム板等の金属板によって形成されている。
主基板33の少なくとも上面及び下面にはフッ素ゴムからなる皮膜38が形成されている(図5参照)。これは、ガスケット32がエンジン11に組み込まれた状態において、フッ素ゴムの被膜により主基板33と各副基板34,35との間の実質的な隙間を小さくし、シール性を高めるためである。
各シート36,37は、天然鱗片状黒鉛を膨張させ加圧しながらシート状に成形したものであり、その略全体(正確には後述するシール部42を除く箇所)が1.0〜1.3g/cm3 の密度を有している。膨張黒鉛製の各シート36,37は、シール性、耐熱性、耐薬品性、熱伝導性に優れる等の種々の特徴を有している。各シート36,37は、隣接する副基板34,35に対し、接着、貼着等の方法によって固定されている。
上側のシート36の上面の全体、下側のシート37の下面の全体には、シリコーン系樹脂からなる皮膜39がそれぞれ形成されている。これは、シート36,37の表面に摩擦係数の低いシリコーン系樹脂の皮膜39を形成することで、シリンダブロック12及びシリンダヘッド13の各被シール部に対する摩擦を小さくし、熱膨張時等にシート36,37が被シール部に付着したまま副基板34,35から剥離するのを抑制するためである。
そして、上記主基板33、両副基板34,35及び両シート36,37はかしめ等の方法により相互に連結されて一体となっている。
上記主基板33、両副基板34,35及び両シート36,37において、シリンダブロック12の各気筒14に対応する箇所には孔41が設けられている。主基板33において、孔41の内壁部分は下方へ折曲げられ、さらに外側、すなわち孔41から遠ざかる側へ折り返されている。従って、この折り返された箇所では、主基板33は他の箇所の約倍の厚みを有していることになる。また、両副基板34,35及び両シート36,37について、孔41の近傍は、主基板33から上方又は下方へ遠ざかるように曲げ形成されており、他の箇所よりも弾性変形しやすくなっている。このように曲げ形成するのは、ガスケット32がシリンダブロック12及びシリンダヘッド13によって挟み込まれたときに、シリンダブロック12及びシリンダヘッド13の各被シール部に対する面圧を高めて、シールを確実なものとするためである。
両シート36,37において、シリンダブロック12及びシリンダヘッド13の各被シール部に対応する箇所、すなわち各気筒14の開口部を囲繞する円環状の箇所は、それら被シール部に接触して燃焼ガスをシールするシール部42を構成している。両シート36,37においてシール部42とされる上記箇所は、シリンダブロック12及びシリンダヘッド13の被シール部に対する面圧として他の箇所よりも高い面圧が要求される箇所である。各シール部42は、ガスケット32がエンジン11に組付けられる前の状態で、予め圧縮されている。このように各シート36,37は、その全体が圧縮されているわけではなく、シール部42のみ局部的に圧縮されている。なお、図5の二点鎖線はシール部42の圧縮前の状態を示している。そして、上記圧縮により、シール部42はシート36,37の他の箇所よりも薄く、密度が高くなっている。この状態でのシール部42の密度は、後述するエンジン11に組付けられた状態での密度(1.85〜2.00g/cm3 )よりも低い必要がある。なお、両密度を区別するために、前者の密度を「初期密度」といい、後者の密度を「組付け時密度」という。本実施形態では、上記要件を満たす好ましい範囲として、シール部42の初期密度が1.50〜1.70g/cm3 の範囲R1に設定されている。これについては後述する。
主基板33、両副基板34,35及び両シート36,37において、各孔41を取り囲む複数箇所には、前記ヘッドボルト19が挿通されるボルト孔43がそれぞれあけられている(図3参照)。そして、シリンダヘッド13のボルト挿通孔22に挿通されたヘッドボルト19が、対応するボルト孔43を通じてシリンダブロック12のボルト穴21に螺入されることで、シリンダヘッド13及びガスケット32がともにシリンダヘッド13に締結されている。この締結によりシート36,37の全体が圧縮され、シール部42の組付け時密度が1.85〜2.00g/cm3 の範囲R2に設定されている。
シール部42の組付け時密度を範囲R2に設定するのは、シール部42のへたり及びフローの発生をともに抑制するためである。フローは、シール部42が崩れて押出される現象である。組付け時密度が1.85g/cm3 よりも低いと、上記シール部42はさらに圧縮する余地を多く残している。そのため、例えば熱膨張等によりシリンダブロック12及びシリンダヘッド13の隙間Gがさらに狭まるような状況が起こった場合、上記シール部42が多く圧縮されてへたるおそれがある。すなわち、上記のようにして狭まったシリンダブロック12及びシリンダヘッド13の間隔が元の間隔に戻っても、シール部42がこれに追従して元の形態に戻らないおそれがある。一方、組付け時密度が2.00g/cm3 よりも高いと、上記フローが起こるおそれがある。この現象が起こると、シール部42の端部が本来の位置よりも燃焼室16に近づき、燃焼ガスの熱を多く受けるとともに高い燃焼圧力を受ける。その結果、シール部42の押出された箇所が熱により劣化し、同シール部42のシリンダブロック12等の被シール部に対する面圧が本来の値よりも低下し、シール性が低下するおそれがある。
これに対し、本実施形態では、シール部42の組付け時密度が範囲R2(1.85〜2.00g/cm3 )に設定されていて、シール部42が適度に圧縮されている。そのため、熱膨張等により圧縮荷重が高くなっても圧縮し得る余地が少ない。これに加え、シール部42ではフローが生じていない。
ところで、上記構成を有するガスケット32を用いてシリンダヘッド13をシリンダブロック12に締結する際には、図6に示すように、各シート36,37のシール部42が各気筒14の開口部を囲繞するように位置を合わせながら、ガスケット32をシリンダブロック12上に載置する。この状態では、各シート36,37におけるシール部42の密度(初期密度)は、前述したように1.50〜1.70g/cm3 の範囲R1にある。さらに、ガスケット32の上にシリンダヘッド13を載置する。そして、シリンダヘッド13の上方から複数本のヘッドボルト19を、シリンダヘッド13のボルト挿通孔22及びガスケット32のボルト孔43にそれぞれ挿通し、シリンダブロック12のボルト穴21に螺入する。
各ヘッドボルト19を締付けることにより、シリンダブロック12及びシリンダヘッド13の隙間Gが狭まり、ガスケット32がそれらシリンダブロック12及びシリンダヘッド13から上下方向の圧縮荷重を受ける。この圧縮荷重を受けたガスケット32は圧縮され、各シート36,37のシール部42の密度が圧縮前(締結前)よりも高くなるとともに、同シール部42の各被シール部に対する面圧が高くなる。
上記締結は、各シール部42の組付け時密度が1.85〜2.00g/cm3 となるように行われる。具体的には、各シート36,37の密度と相関関係のある同シート36,37の厚みを測定しながら締結を行う。そのために、シール部42の組付け時密度が範囲R2(1.85〜2.00g/cm3 )にされたときのガスケット32の厚みを、目標の厚みとして予め特定しておく。鉛弾等を用い、これの厚みをガスケット32の厚みの相当値として測定する。そして、鉛弾の厚みを測定しながらヘッドボルト19を締付けていき、鉛弾の実際の厚みが上記目標の厚みとなったところでこの締付けを終える。この状態では、各シート36,37のシール部42は、シールに最小限必要な面圧(例えば30MPa)よりも高い面圧でシリンダブロック12及びシリンダヘッド13の各被シール部に接触する。
ここで、各シート36,37のシール部42の密度と、同シール部42の被シール部に対する面圧との間には相関関係が見られ、同密度が高くなるに従い面圧が高くなる傾向にある。すなわち、ヘッドボルト19が締付けられておらず、シール部42がシリンダブロック12及びシリンダヘッド13からの圧縮荷重を受けていないときには、シール部42の密度は、ガスケット32がシリンダブロック12及びシリンダヘッド13に組付けられる前の密度(初期密度)と同じであり、採り得る最小値となる。このとき、シール部42の被シール部に対する面圧は「0」である。
シリンダブロック12に対するシリンダヘッド13の締結が進むに従い、シール部42がそれらシリンダブロック12及びシリンダヘッド13から受ける圧縮荷重が増大する。シール部42の圧縮が進んで体積が小さくなって密度が高くなる。これに伴いシール部42の被シール部に対する面圧が高くなる。密度は、前記のようにして高くなる過程で上述した範囲R2(1.85〜2.00g/cm3 )に属する。
従って、シール部42の初期密度に応じて、組付け時密度が範囲R2(1.85〜2.00g/cm3 )に属するときの面圧が異なってくる。初期密度が高い場合には、組付け時密度が範囲R2になるときの面圧が低く、初期密度が低くなるに従い同面圧が高くなる。
図7は、厚みが0.1mmであり、かつ初期密度が1.15g/cm3 であるシール部42について、その密度と面圧との関係を示している。この図7から、ヘッドボルト19の締付けにより、シール部42の組付け時密度が範囲R2の下限値である1.85g/cm3 となったときには面圧が約130MPaとなり、上限値である2.00g/cm3 となったときには面圧が約200MPaとなる。すなわち、組付け時密度が、へたり及びフローの発生のおそれの少ない安定した範囲R2(1.85〜2.00g/cm3 )にあるときには、面圧は130〜200MPaの範囲の値となる。従って、初期密度が1.15g/cm3 であるシール部42を、ヘッドボルト19の締付けにより圧縮させ、組付け時密度を1.85〜2.00g/cm3 にすると、面圧が0MPaから130〜200MPaまで上昇する。シリンダブロック12の被シール部にこうした高い面圧が加わると、気筒14が変形するおそれがある。
従って、上記気筒14の変形を抑制する観点からはシール部42の初期密度を高くして被シール部に対する面圧を低くすることが望ましい。ただし、初期密度を過度に高くすると、シール部42の被シール部に対する面圧が低く、シールに最小限必要な面圧に満たなくなるおそれがある。
この点、本実施形態では、シールに必要な面圧を確保しつつ気筒14の変形を抑制する観点から、シール部42の初期密度が上述したように1.50〜1.70g/cm3 に設定されている。設定された範囲R1は、組付け時密度の範囲R2(1.85〜2.00g/cm3 )に比較的近く、また初期密度が0.80〜1.50g/cm3 に設定された背景技術よりも高い。
図8中の特性線L1は、厚みが0.1mmであり、かつ初期密度が1.50g/cm3 であるシール部42について、その密度と面圧との関係を示している。この1.50g/cm3 という値は、初期密度について望ましい範囲R1の下限値に相当する。この特性線L1から、ヘッドボルト19の締付けによりシール部42の組付け時密度が範囲R2の下限値である1.85g/cm3 となったときには面圧が約105MPaとなることが判る。従って、初期密度が1.50g/cm3 であるシール部42を、ヘッドボルト19の締付けにより圧縮させ、組付け時密度を1.85g/cm3 にすると、面圧が0MPaから約105MPaまで上昇する。このように、初期密度が1.50g/cm3 である場合には、同初期密度が上記1.15g/cm3 である場合(図7参照)よりも低い面圧(約105MPa)で組付け時密度についての範囲R2の下限値(1.85g/cm3 )となる。その結果、シリンダブロック12の被シール部に加わる面圧が低くなり、気筒14が変形しにくい。なお、この面圧は、シールに最小限必要な面圧(約30MPa)よりも十分高い。
また、図8中の特性線L2は、厚みが0.1mmであり、かつ初期密度が1.70g/cm3 であるシール部42について、その密度と面圧との関係を示している。この1.70g/cm3 という値は、初期密度について望ましい範囲R1の上限値に相当する。この特性線L2から、ヘッドボルト19の締付けによりシール部42の組付け時密度が範囲R2の下限値である1.85g/cm3 となったときには面圧が約30MPaとなり、上限値である2.00g/cm3 となったときには面圧が約160MPaとなることが判る。従って、初期密度が1.70g/cm3 であるシール部42を、ヘッドボルト19の締付けにより圧縮させ、組付け時密度を1.85〜2.00g/cm3 にすると、面圧が0MPaから約30〜約160MPaまで上昇する。このように、初期密度が1.70g/cm3 である場合には、同初期密度が上記1.15g/cm3 である場合よりも低い面圧(約30〜約160MPa)で範囲R2(1.85〜2.00g/cm3 )となる。その結果、シリンダブロック12の被シール部に加わる面圧が低くなり、気筒14が変形しにくい。なお、この面圧は、シールに最小限必要な面圧(約30MPa)以上である。
上記のようにしてガスケット32が組付けられたエンジン11の運転時には、燃焼室16で空気及び燃料の混合気が燃焼される。これに伴い発生した燃焼ガスの熱が、シリンダブロック12、シリンダヘッド13、ガスケット32等に伝わる。ガスケット32では、燃焼ガスの熱は、燃焼室16に近い部位から遠い部位に向けて伝達される。従って、各シート36,37では、孔41の近傍に位置するシール部42に温度の高い熱が伝達されることになる。この点、本実施形態では、シール部42の組付け時密度が2.00g/cm3 以下に設定されていてフローを生じていない。そのため、フローが生じた場合の不具合、すなわち、シール部42の被シール部に対する面圧が低下し、シール性が低下するおそれがない。
また、燃焼ガスの熱が伝達されたシリンダブロック12やシリンダヘッド13が膨張して、両者の隙間Gが狭まるような状況が起こった場合、組付け時密度が1.85g/cm3 以上に設定されていてシール部42の圧縮し得る量が少ないことから、同シール部42はさほど圧縮されずへたりにくい。そのため、エンジン11の停止等によりエンジン11の温度が低下してシリンダブロック12等が熱膨張前の形態に戻った場合、シール部42のシリンダブロック12等に対する面圧低下が少なく、シール性の低下も少ない。
以上詳述した本実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)膨張黒鉛からなるシート36,37を備えるガスケット32をエンジン11のシリンダブロック12及びシリンダヘッド13間に介装し、ヘッドボルト19によりシリンダヘッド13をシリンダブロック12に締結することにより、各シート36,37のシール部42の密度を1.85〜2.00g/cm3 に設定している。そのため、各シール部42がへたったりフローしたりするのを抑制しつつ、エンジン11の運転に伴い生ずる燃焼ガスを確実にシールすることができる。
(2)上記(1)のシート36,37として、シール部42が1.50〜1.70g/cm3 の初期密度を有するものを用いている。この範囲R1は、組付け時密度の範囲R2(1.85〜2.00g/cm3 )に比較的近い。そのため、シールに必要な面圧を確保したうえで、組付け時密度を範囲R2に設定したときの面圧を背景技術よりも低くして、気筒14が変形する不具合を抑制することができる。
(3)シリンダブロック12及びシリンダヘッド13間へ組付けられる前の状態のシート36,37について、それらのシリンダブロック12等の被シール部に対する面圧として他の箇所よりも高い面圧が要求される箇所(気筒14の開口部の周り)のみを圧縮し、その箇所をシール部42としている。従って、範囲R1(1.50〜1.70g/cm3 )の初期密度を有するシール部42の形成に際し、不要な圧縮を行わなくてもすむ。
(4)各シート36,37においてシリンダブロック12の気筒14の開口部を囲繞する箇所をシール部42としている。そのため、各シール部42の組付け時密度を2.00g/cm3 以下にすることで、シール部42のフローを抑制し、もってシール性の低下を抑制することができる。
なお、本発明は次に示す別の実施形態に具体化することができる。
・前記実施形態では、副基板34,35の両方にシート36,37を貼着したが、同副基板34,35の一方についてのシート36,37を割愛してもよい。
・本発明は、シリンダヘッドガスケット以外のガスケットにも適用可能である。こうしたガスケットとしては、例えば、シリンダヘッド13及び排気マニホールドを内燃機関の一対の構成部材とし、それらの間に介装されて燃焼ガスをシールする排気マニホールドガスケットが挙げられる。また、本発明は、内燃機関において燃焼ガス以外の高温の流体をシールするガスケットにも適用可能である。さらに、本発明は、内燃機関以外にも、締結により相互に連結される2つの部材を備え、ガスケットにより流体がシールされるものにも広く適用可能である。この場合、流体は燃焼ガスに限らず、他の気体や液体であってもよい。
・シート36,37の全体を圧縮し、シール部42以外の箇所についても初期密度を1.50〜1.70g/cm3 にしてもよい。
・「少なくとも膨張黒鉛からなるシートを備え、そのシートのシール部が、1.50〜1.70g/cm3 の初期密度を有する」という条件を満たす範囲内で、ガスケットの形態を適宜変更してもよい。
・シリンダブロック12にシリンダヘッド13を締結する構造として、上記ボルト穴21を貫通孔に変更するとともに、ヘッドボルト19としてスルーボルトを用いて締結を行ってもよい。この場合には、ヘッドボルト19をシリンダヘッド13のボルト挿通孔22、ガスケット32のボルト孔43、及びシリンダブロック12の貫通孔に挿通し、このヘッドボルト19にナット(図示略)を螺合させる。
・シール部42のへたり及びフローを抑制するという効果については、初期密度に拘わらず組付け時密度を範囲R2(1.85〜2.00g/cm3 )に設定することによって得ることができる。従って、この効果を得るうえでは初期密度を範囲R1(1.50〜1.70g/cm3 )とは異なる範囲に設定してもよい。
本発明を具体化した一実施形態について、シール構造及びガスケットが適用されたエンジンの部分断面図。 同じくエンジンの部分斜視図。 ガスケットの部分平面図。 ガスケットの部分断面図。 ガスケットの部分拡大断面図。 図5のガスケットのシリンダブロック及びシリンダヘッドとの関係を示す部分拡大断面図。 シール部の密度と面圧との関係を示すグラフ。 同じくシール部の密度と面圧との関係を示すグラフ。
符号の説明
11…エンジン(内燃機関)、12…シリンダブロック(部材)、13…シリンダヘッド(部材)、14…気筒、32…シリンダヘッドガスケット、36,37…シート、42…シール部。

Claims (6)

  1. 締結により相互に連結される2つの部材間に、膨張黒鉛からなるシートを備えるガスケットを介装して流体をシールするようにした部材間のシール構造であって、
    前記シートは、前記両部材間に組付けられた状態で、密度が1.85〜2.00g/cm3 となるシール部を有することを特徴とする部材間のシール構造。
  2. 前記両部材はともに内燃機関の構成部材であり、前記流体は前記内燃機関の運転に伴い生ずる燃焼ガスである請求項1に記載の部材間のシール構造。
  3. 前記部材の一方はシリンダブロックであり、他方はシリンダヘッドであり、前記ガスケットは前記シリンダブロック及び前記シリンダヘッド間に介装されるシリンダヘッドガスケットである請求項2に記載の部材間のシール構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の部材間のシール構造に用いられるガスケットであって、
    前記シール部は、前記シートの前記両部材間への組付け前の状態で1.50〜1.70g/cm3 の密度を有することを特徴とするガスケット。
  5. 前記シール部は、前記両部材間へ組付けられる前の状態の前記シートについて、前記部材に対する面圧として他の箇所よりも高い面圧が要求される箇所のみを圧縮させることにより形成されたものである請求項4に記載のガスケット。
  6. 前記部材の一方は気筒を有するシリンダブロックであり、前記シール部は、前記シートが前記両部材間に組付けられた状態で前記気筒の開口部を囲繞する箇所に形成されている請求項5に記載のガスケット。
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