JP2007112422A - 撮像装置の車内取付装置 - Google Patents

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Yoshimitsu Kochi
誉充 胡内
Akito Harada
章人 原田
Kazumi Teratani
一三 寺谷
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Abstract

【課題】本発明はマウントがアームと共に回動するのを防止し、さらに、複数の車種に対して取付けることが可能なビデオカメラの車内取付装置を提供する。
【解決手段】車内取付装置1は、サンバイザーのフック部材5に固定されるマウント51と、マウント51に取付けられたアーム52と、アーム52の先端に取付けられた取付台53とを有し、アーム52は第1の縦軸心56を中心にマウント51に対して回動自在であり、マウント51の基端部に取付用孔61が形成され、取付用孔61は、四角形の本体孔部と、本体孔部の周囲に形成された凹凸部とを有し、且つ、複数種類のフック部材5の嵌込部13が嵌め込み可能な形状に形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばビデオカメラ等の撮像装置を警察のパトロールカー等の車内に取付けるために用いる車内取付装置に関する。
近年、パトロールカー等の自動車の車内にはビデオカメラが取付けられ、警察官が交通違反者を取り締まる際の映像を録画している。図17,図18に示すように、上記ビデオカメラ101は車内取付装置102を用いて車内に取付けられている。車内取付装置102は、マウント103と、マウント103に取付けられたアーム104と、アーム104の先端に取付けられた取付台105とを有している。アーム104は縦軸心106を中心にマウント103に対して回動自在である。また、ビデオカメラ101は取付台105に取付けられている。マウント103の基端部には円形の取付用孔107が形成されている。
図19に示すように、車内の天井部108の前部には、日差しを遮るためのサンバイザー109が左右一対設けられている。サンバイザー109は、左右外側の一端部を支点110として揺動可能であり、左右内側の他端部に係合片111を備えている。上記係合片111は、天井部108にねじ112で締結されたフック部材113に係脱自在である。
図18に示すように、上記フック部材113は、台座部114と、台座部114の下部に設けられたフック部115と、台座部114から上方へ突出する嵌込部116とを有している。また、図17に示すように、天井部108には、ねじ孔(図示せず)を有する天井側フレーム118が設けられている。
上記フック部材113の嵌込部116を下方からマウント103の取付用孔107に嵌め込み、ねじ112をフック部材113に螺合して天井側フレーム118のねじ孔に締め込むことにより、図17に示すように、フック部材113と共にマウント103が天井側フレーム118に締結されて天井部108に取付け固定される。
これによると、図17に示すように、ビデオカメラ101を前に向けることによって、車内から車両の前方を撮影することができる。また、固定されたマウント103に対して、縦軸心106を中心にアーム104を180°回動させることによって、ビデオカメラ101が後向きになり、車内から車両の後方を撮影することができる。
尚、特許文献1には、カメラを三脚に取付けるための取付装置が記載されている。
しかしながら上記図18に示した車内取付装置102では、マウント103の取付用孔107が円形であるため、縦軸心106を中心にアーム104を回動させてビデオカメラ101の向きを変える際、アーム104と共にマウント103も回動してしまう(一緒に回ってしまう)といった問題がある。
上記マウント103の回動を防止するための対策として、マウント103の取付用孔107を、円形ではなく、フック部材113の嵌込部116と同形状すなわち凹凸のある非円形状に形成していた。
特開平10−288811号公開公報
しかしながら、上記フック部材113の嵌込部116の形状は車種ごとに異なっており、マウント103の取付用孔107を特定の車種のフック部材113の嵌込部116の形状に合わせて形成した場合、上記マウント103の取付用孔107の形状が上記特定の車種以外の他の車種のフック部材113の嵌込部116の形状と異なってしまう。このため、フック部材113の嵌込部116をマウント103の取付用孔107に嵌め込むことができず、マウント103を天井部108に取付けることができないといった問題があった。
本発明は、マウントがアームと共に回動してしまうのを防止することができ、さらに、複数の車種に対して取付けることが可能な撮像装置の車内取付装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、自動車の車内にサンバイザーのフック部材がねじで締結されて取付けられ、フック部材は、台座部と、台座部の下部に設けられたフック部と、台座部から上方へ突出する嵌込部とを有し、嵌込部は、取付け用のねじ孔が形成された締結部と、締結部の外周側に形成された回り止め片とを有し、フック部材を利用して車内に撮像装置を取付ける車内取付装置であって、フック部材に固定されるマウントと、マウントに取付けられたアームと、アームの先端に取付けられた取付台とを有し、アームは縦軸心を中心にマウントに対して回動自在であり、取付台に撮像装置が取付けられ、マウントの基端部に取付用孔が形成され、当該取付用孔は、少なくとも前記フック部材の締結部が嵌め込める本体孔部を有し、当該本体孔部の外周に、多種のフック部材の回り止め片に対応させて、各々のフック部材の少なくとも1つの回り止め片が当接する当接部を形成し、且つ、本体孔部の外周は回り止め片が当接部から外れるのを規制するものである。
これによると、フック部材の嵌込部を下方からマウントの取付用孔に嵌め込み、上記嵌込部の締結部にねじを螺合して車内の天井部に締め込むことにより、フック部材と共にマウントが天井部に締結されて取付けられる。
マウントに対して、縦軸心を中心にアームを回動させることによって、撮像装置の向きを変えることができる。この際、取付用孔は円形ではなく、少なくとも前記フック部材の締結部が嵌め込める本体孔部を有し、当該本体孔部の外周に、多種のフック部材の回り止め片に対応させて、各々のフック部材の少なくとも1つの回り止め片が当接する当接部を形成し、且つ、本体孔部の外周は回り止め片が当接部から外れるのを規制するため、マウントはフック部材と共に天井部に固定され、マウントがアームと共に回動するのを防止することができる。
また、取付用孔の本体孔部の外周に、多種のフック部材の回り止め片に対応させて、各々のフック部材の少なくとも1つの回り止め片が当接する当接部を形成し、且つ、本体孔部の外周は回り止め片が当接部から外れるのを規制するため、複数の車種に対して車内取付装置を取付けることができ、したがって、1種類の車内取付装置を用いて、撮像装置を複数の車種の車内に搭載することができる。
また、本第2発明は、自動車の車内にサンバイザーのフック部材がねじで締結されて取付けられ、フック部材は、台座部と、台座部の下部に設けられたフック部と、台座部から上方へ突出する嵌込部とを有し、嵌込部は、取付け用のねじ孔が形成された締結部と、締結部の外周側に形成された回り止め片とを有し、フック部材を利用して車内に撮像装置を取付ける車内取付装置であって、フック部材に固定されるマウントと、マウントに取付けられたアームと、アームの先端に取付けられた取付台とを有し、アームは縦軸心を中心にマウントに対して回動自在であり、取付台に撮像装置が取付けられ、マウントの基端部に取付用孔が形成され、マウントは、マウント本体部と、マウント本体部に着脱自在で且つ上記取付用孔を有するマウント交換部とで構成され、マウント交換部は複数種類のフック部材の嵌込部の形状に対応して複数種類形成され、各マウント交換部の取付用孔は個々の種類のフック部材の嵌込部の形状に対応した形状に形成されている。
これによると、フック部材の嵌込部を下方からマウントの取付用孔に嵌め込み、上記嵌込部の締結部にねじを螺合して車内の天井部に締め込むことにより、フック部材と共にマウントが天井部に締結されて取付けられる。
マウントに対して、縦軸心を中心にアームを回動させることによって、撮像装置の向きを変えることができる。この際、フック部材の回り止め片がマウントの取付用孔に嵌まり込んでいるため、マウントはフック部材と共に天井部に固定され、マウントがアームと共に回動するのを防止することができる。
また、マウント交換部をマウント本体部から取り外し、別のマウント交換部をマウント本体部に取付けることにより、車種に応じて取付用孔の形状を変えることができる。したがって、複数の車種に対して車内取付装置を取付けることができ、この際、マウントを構成しているマウント本体部を1種類に統一することができる。
以上のように本第1発明によると、縦軸心を中心にアームを回動させた際、マウントがアームと共に回動するのを防止することができる。また、取付用孔は、少なくとも前記フック部材の締結部が嵌め込める本体孔部を有し、当該本体孔部の外周に、多種のフック部材の回り止め片に対応させて、各々のフック部材の少なくとも1つの回り止め片が当接する当接部を形成し、且つ、本体孔部の外周は回り止め片が当接部から外れるのを規制するため、複数の車種に対して車内取付装置を取付けることができる。したがって、1種類の車内取付装置を用いて、撮像装置を複数の車種の車内に搭載することができ、コスト削減等の効果が得られる。
また、本第2発明によると、縦軸心を中心にアームを回動させた際、マウントがアームと共に回動するのを防止することができる。また、マウント交換部を交換することによって、車種に応じて取付用孔の形状を変えることができる。したがって、複数の車種に対して車内取付装置を取付けることができ、この際、マウントを構成しているマウント本体部を1種類に統一することができ、コスト削減等の効果が得られる。
以下、本発明における実施の形態を図面に基いて説明する。
(実施の形態1)
図1〜図11に基いて実施の形態1を説明する。
図1に示すように、1は、パトロールカー2(自動車の一例)の車内にビデオカメラ3(撮像装置の一例)を取付けるための車内取付装置である。上記車内取付装置1は、日除け用のサンバイザー(図19のサンバイザー109参照)のフック部材5を利用して車内の天井部6の前端に取付けられている。サンバイザーは、従来と同様に、左右外側の一端部を支点として揺動可能であり、サンバイザーの左右内側の他端部に設けられた係合片が上記フック部材5に係脱自在である。
天井部6には、ねじ孔9を有する天井側フレーム10が設けられている。図2に示すように、上記フック部材5は、台座部11と、台座部11の下部に設けられたフック部12と、台座部11から上方へ突出する嵌込部13とで構成されており、ねじ14で天井側フレーム10に締結されている。
フック部材5の嵌込部13の形状はパトロールカー2の車種によって異なっており、例えば、下記のように6種類の形状がある。
(1)車種Aに設けられるフック部材5の嵌込部13は、図3の(A),(B)に示すように、取付け用のねじ孔15を形成した長円形で筒状の締結部16と、締結部16の外周側に形成された複数の回り止め片17a〜17dとを有している。このうち、前部および左右両側部の各回り止め片17a〜17cの上端部は締結部16の上端面よりも上方へ突出している。また、後部の回り止め片17dには締結部16の上端面よりも上方へ突出する突起部17eが形成されている。これらの回り止め片17a〜17dの少なくとも一つが、マウント51の本体孔部61aの外周に形成された当接部に当接してマウントの回転を規制する。車種Aの回り止め片17a〜17dの特徴は左右対称であり、そのうちの左右方向の2つの回り止め片17b、17cと、前後方向の後方の回り止め片17dは、外方向に伸びる板状のプレートの先端部に円形の突起が形成されている。
また、図3の(C)に示すように、車種Aの天井側フレーム10には、ねじ孔9を中心として前後一対の孔部18a,18eと左右一対の凹部18b,18cとが形成されている。フック部材5をねじ14で天井側フレーム10に締結した際、回り止め片17aと突起部17eとが孔部18a,18eに嵌め込まれ、回り止め片17b,17cが凹部18b,18cに嵌め込まれる。これにより、フック部材5が天井側フレーム10に対して回り止めされる。
(2)車種Bに設けられるフック部材5の嵌込部13は、図4の(A)、(B)に示すように、取付け用のねじ孔15を形成した円筒状の締結部21と、締結部16の外周側に形成された複数の回り止め片22a〜22cとを有している。このうち、回り止め片22a,22bは、T形状に形成され、締結部21の前後に設けられている。また、回り止め片22cは、ピン形状に形成されており、後部の回り止め片22bの後方に設けられている。車種Bの回り止め片22a〜22cは前記のように、円筒状の締結部21からT形状の回り止め片22a,22bが前後方向に突出し、その一方の回り止め片22bの中央部から先端部に円形の突起が形成された回り止め片22cが設けられている点である。
また、図4の(C)に示すように、車種Bの天井側フレーム10には、孔部23cがねじ孔9の後方に形成されている。フック部材5をねじ14で天井側フレーム10に締結した際、回り止め片22cが孔部23cに嵌め込まれる。これにより、フック部材5が天井側フレーム10に対して回り止めされる。
(3)車種Cに設けられるフック部材5の嵌込部13は、図5の(A),(B)に示すように、取付け用のねじ孔15を形成した締結部26と、締結部26の外周側に形成された複数の回り止め片27a〜27hとを有している。このうち、前部の回り止め片27a〜27dは左右一対設けられ、後部の回り止め片27g,27hも左右一対設けられ、さらに、前後中間部の回り止め片27e,27fも左右一対設けられている。即ち、前記回り止め片は、回り止め片27a、27bが締結部26の前部両側に前後方向に平行に設けられ、この回り止め片27a、27bの締結部26寄りの外側に回り止め片27c,27dが設けられている。後部の回り止め片27g,27hは突起状であって、締結部26の後部に、前部の回り止め片27a、27bと同じ間隔で設けられている。図5の(B)に示すように、回り止め片27a〜27d、27g,27hの高さは同じである。前後中間部の回り止め片27e,27fは、平面視が略C字形の突起であって、前記回り止め片27a〜27d、27g,27hより上方に突出している。
また、図5の(C)に示すように、車種Cの天井側フレーム10は車体の天井本体を構成する本体フレーム29の開口部内に取付けられている。車種Cの天井側フレーム10の前後中央部には、上向きに陥没した凹部28が形成されている。この凹部28には、上記ねじ孔9と、ねじ孔9を中心とする左右一対の切欠部30,31とが形成されている。フック部材5をねじ14で天井側フレーム10に締結した際、左右一方の回り止め片27eが切欠部30に嵌め込まれ、左右他方の回り止め片27fが切欠部31に嵌め込まれるとともに、前部の各回り止め片27a〜27dの外端部と後部の各回り止め片27g,27hの外端部とが本体フレーム29の開口部の周縁29aに当接する。これにより、フック部材5が天井側フレーム10に対して回り止めされる。
(4)車種Dに設けられるフック部材5の嵌込部13は、図6の(A),(B)に示すように、取付け用のねじ孔15を形成した円筒状の締結部34と、締結部34の外周側に形成された複数の回り止め片35a〜35dとを有している。これらの回り止め片35a〜35dは締結部34を中心としてX形状に配設され、前後方向のセンターライン側にL字状に折り曲げられ、それぞれの先端が対向するように配置されている。
また、図6の(C)に示すように、車種Dの天井側フレーム10には、ねじ孔9を中心として前後一対の長方形状の凸部36,37が形成されている。これら凸部36,37は下方へ突出しており、フック部材5をねじ14で天井側フレーム10に締結した際、前部の凸部36が左右一対の前部の回り止め片35a,35bの先端間に嵌め込まれ、後部の凸部37が左右一対の後部の回り止め片35c,35dの先端間に嵌め込まれる。これにより、フック部材5が天井側フレーム10に対して回り止めされる。
(5)車種Eに設けられるフック部材5の嵌込部13は、図7の(A),(B)に示すように、取付け用のねじ孔15を形成した円筒状の締結部40と、締結部40の外周側に形成された複数の回り止め片41a〜41dとを有している。これらの回り止め片41a〜41dは締結部40を中心として十形状に配設されている。回り止め片41c以外の各回り止め片41a,41b,41dの外端部には、締結部40よりも上方へ突出する突起が設けられ、さらに回り止め片41bの前記外端部の突起の内側に同様の突起が設けられている。
また、図7の(C)に示すように、車種Eの天井側フレーム10にはねじ孔9を中心として前後左右に孔部42a,41b,42dが形成されている。フック部材5をねじ14で天井側フレーム10に締結した際、前後一対の回り止め片41a,41bの外端部が前後一対の孔部42a,42bに嵌め込まれ、左右一方の回り止め片41dの外端部が孔部42dに嵌め込まれる。これにより、フック部材5が天井側フレーム10に対して回り止めされる。
(6)車種Fに設けられるフック部材5の嵌込部13は、図8の(A),(B)に示すように、取付け用のねじ孔15を形成した円筒状の締結部45と、この締結部45の外周に90°おきに形成された外周突起片と、この外周突起片の前後方向に形成された一対の回り止め片46a,46bとを有している。このうち前部の回り止め片46aは左右方向に配置された長い片と、この長い片の外側両端寄りに両端に形成された短い片とで形成され、後部の回り止め片46bは左右方向に配置された長い片と、この長い片の中央部に前後方向に配置された長い片の略半分の片によりT形状に形成されている。各回り止め片46a,46bの上端部は締結部45よりも上方へ突出している。
また、図8の(C)に示すように、車種Fの天井側フレーム10にはねじ孔9を中心として前後に長方形状の孔部47a,47bが形成されている。フック部材5をねじ14で天井側フレーム10に締結した際、回り止め片46a,46bが孔部47a,47bに嵌め込まれる。
これにより、フック部材5が天井側フレーム10に対して回り止めされる。
次に、上記車内取付装置1の構成を説明する。
図1,図2に示すように、上記車内取付装置1は、フック部材5に固定されるマウント51と、マウント51に取付けられたアーム52と、アーム52の先端に取付けられた取付台53とを有している。
上記マウント51は、取付用孔61を備えた基端板部51aと、基端板部51aから連設されたアーム取付板部51bとで構成されている。
上記アーム52は分割された一対のアーム片52a,52bからなり、両アーム片52a,52bは蝶ねじ式の締付具54によって締付けられている。アーム52は、回転軸55を介してマウント51のアーム取付板部51bに取付けられており、回転軸55を通る第1の縦軸心56を中心にして、マウント51に対して回動自在である。尚、回転軸55はアーム52の基端部内に設けられている。また、図9の(A)に示すように、第1の縦軸心56はマウント51の前後方向の中心線57に対して左側にずれた位置にある。
図2に示すように、上記取付台53は、ボール軸58を介してアーム52の先端に取付けられており、ボール軸58を通る第2の縦軸心59を中心にして、アーム52に対して回動自在である。尚、ボール軸58は、軸部と球体部とからなり、アーム52の先端部内に設けられている。上記ビデオカメラ3はねじ等により取付台53に取付けられている。
上記締付具54を手動操作で緩めることによって、取付台53をアーム52に対して回動させることと、アーム52をマウント51に対して回動させることとが可能となる。また、締付具54を締付けることによって、回転軸55とボール軸58とがアーム52の両アーム片52a,52bで挟み付けられるため、上記取付台53の回動とアーム52の回動とが固定される。
上記マウント51の取付用孔61は、図3〜図8に示した複数の車種A〜車種Fの各フック部材5の嵌込部13が嵌め込み可能な形状に形成されている。すなわち、図9の(C)に示すように、取付用孔61は、四角形の本体孔部61aと、本体孔部61aの周囲に形成された複数の凹部61b〜61iと、複数の凸部61j,61kとを有している。このうち、凹部61bは本体孔部61aの前端部の左右中央部に形成され、凹部61c,61dは本体孔部61aの前端部の左右両端部に形成されている。また、凹部61g,61h,61iは本体孔部61aの後端部に形成されている。また、凹部61e,61fは、本体孔部61aの前後中間部で且つ左右両端部に形成されている。さらに、凸部61j,61kは本体孔部61aの後端部に形成されている。
前記凹部61b〜61iの内壁面はフック部材の回り止め片が当接する当接部である。これらの凹部61b〜61iにフック部材の回り止め片が嵌り込むと、回り止め片が凹状の当接部から外れるのを防ぎ、マウント51の回転を規制することができる。また、前記凸部61j,61kの外壁面も回り止め片が当接する当接部となる。少なくとも2つの回り止め片により、前記凸部61j,61kを挟み込むことにより回り止め片が当接部から外れるのを防ぎ、マウント51の回転を規制することができる。
以下、上記構成における作用を説明する。
(1)車内取付装置1を用いてビデオカメラ3を車種Aのパトロールカー2の車内に取付ける場合
図3の(A)〜(C)に示したフック部材5の嵌込部13を下方からマウント51の取付用孔61に嵌め込み、ねじ14を締結部16のねじ孔15に螺合して天井側フレーム10のねじ孔9に締め込むことにより、図9の(B)に示すように、フック部材5と共にマウント51が天井側フレーム10に締結されて天井部6に取付けられる。
この際、図10の(A)に示すように、フック部材5の嵌込部13の締結部16が取付用孔61の本体孔部61aに挿入され、左右一対の回り止め片17b,17cが取付用孔61の左右一対の凹部61e,61fに嵌まり込む。
また、図11に示すように、締付具54を緩め、マウント51に対して、第1の縦軸心56を中心にアーム52を回動させることによって、ビデオカメラ3の向きを変えることができる。この際、取付用孔61は円形ではなく、さらに、図10の(A)に示すようにフック部材5の各回り止め片17b,17cが取付用孔61の各凹部61e,61fに嵌まり込んでいるため、マウント51はフック部材5と共に天井部6に固定され、マウント51がアーム52と共に回動するのを防止することができる。即ち、凹部61e,61fの当接部に、回り止め片17b,17cが当接する。また、凹部61fと回り止め片17cとは略同じ寸法であるので、回り止め片17cが凹部61fに嵌り込んで、回り止め片17cが当接部から外れるのを防ぎ、マウント51の回転を規制することができる。凹部61eと回り止め片17bとの間には隙間がある。この隙間があるため、ビデオカメラ3を回転の限界を超えて無理に回転しようとする時に、回り止め片17bが凹部61e内を僅かに動く感触により、操作する者はフック部12を破損する前に、ビデオカメラ3の回転限界を超えたことを察知して、ビデオカメラの無理な回転を止めることができる。
(2)車内取付装置1を用いてビデオカメラ3を車種Bのパトロールカー2の車内に取付ける場合
図4の(A)、(B)に示したフック部材5の嵌込部13を下方からマウント51の取付用孔61に嵌め込み、ねじ14を締結部21のねじ孔15に螺合して天井側フレーム10のねじ孔9に締め込むことにより、図9の(B)に示すように、フック部材5と共にマウント51が天井側フレーム10に締結されて天井部6に取付けられる。
この際、図10の(B)に示すように、フック部材5の嵌込部13の締結部21が取付用孔61の本体孔部61aに挿入され、前部の回り止め片22aの左右両端部が取付用孔61の左右一対の凹部61c,61dに嵌まり込み、後端部の回り止め片22cが取付用孔61の後端部の凹部61hに嵌まり込む。
また、図11に示すように、締付具54を緩め、マウント51に対して、第1の縦軸心56を中心にアーム52を回動させることによって、ビデオカメラ3の向きを変えることができる。この際、取付用孔61は円形ではなく、さらに、図10の(B)に示すようにフック部材5の各回り止め片22a,22cが取付用孔61の各凹部61c,61d,61hに嵌まり込んでいるため、マウント51はフック部材5と共に天井部6に固定され、マウント51がアーム52と共に回動するのを防止することができる。即ち、フック部材5の回り止め片22a、22cと凹部61c、61d、61hの当接部とが3箇所で当接することにより、回り止め片が当接部から外れるのを防ぎ、マウント51の回転を規制することができる。
(3)車内取付装置1を用いてビデオカメラ3を車種Cのパトロールカー2の車内に取付ける場合
図5に示したフック部材5の嵌込部13を下方からマウント51の取付用孔61に嵌め込み、ねじ14を締結部26のねじ孔15に螺合して天井側フレーム10のねじ孔9に締め込むことにより、図9の(B)に示すように、フック部材5と共にマウント51が天井側フレーム10に締結されて天井部6に取付けられる。
この際、図10の(C)に示すように、フック部材5の嵌込部13の締結部26が取付用孔61の本体孔部61aに挿入され、前部の左右一対の回り止め片27c,27dが取付用孔61の左右一対の凹部61e,61fに嵌まり込み、後部の左右一対の回り止め片27g,27hが取付用孔61の後端部の凹部61g,61iに嵌まり込み、さらに、取付用孔61の後端部の両凸部61j,61kが上記両回り止め片27g,27h間に嵌まり込む。
また、図11に示すように、締付具54を緩め、マウント51に対して、第1の縦軸心56を中心にアーム52を回動させることによって、ビデオカメラ3の向きを変えることができる。この際、取付用孔61は円形ではなく、さらに、図10の(C)に示すようにフック部材5の各回り止め片27c,27d,27g,27hが取付用孔61の各凹部61e,61f,61g,61iに嵌まり込むとともに、凸部61j,61kが回り止め片27g,27h間に嵌まり込んでいる。さらに、回り止め片27a,27bの先端が孔部61aの先端内壁に当接し、前後中間部の回り止め片27e,27fが孔部61aの両側内壁に当接しているため、マウント51はフック部材5と共に天井部6に固定され、マウント51がアーム52と共に回動するのを防止することができる。
(4)車内取付装置1を用いてビデオカメラ3を車種Dのパトロールカー2の車内に取付ける場合
図6に示したフック部材5の嵌込部13を下方からマウント51の取付用孔61に嵌め込み、ねじ14を締結部34のねじ孔15に螺合して天井側フレーム10のねじ孔9に締め込むことにより、図9の(B)に示すように、フック部材5と共にマウント51が天井側フレーム10に締結されて天井部6に取付けられる。
この際、図10の(D)に示すように、フック部材5の嵌込部13の締結部34が取付用孔61の本体孔部61aに挿入されるとともに、各回り止め片35a〜35dが上記本体孔部61aに嵌まり込む。
また、図11に示すように、締付具54を緩め、マウント51に対して、第1の縦軸心56を中心にアーム52を回動させることによって、ビデオカメラ3の向きを変えることができる。この際、取付用孔61は円形ではなく、さらに、図10の(D)に示すようにフック部材5の各回り止め片35a、35bが取付用孔61の本体孔部61aの内壁部に嵌まり込んでいるため、マウント51はフック部材5と共に天井部6に固定され、マウント51がアーム52と共に回動するのを防止することができる。
(5)車内取付装置1を用いてビデオカメラ3を車種Eのパトロールカー2の車内に取付ける場合
図7に示したフック部材5の嵌込部13を下方からマウント51の取付用孔61に嵌め込み、ねじ14を締結部40のねじ孔15に螺合して天井側フレーム10のねじ孔9に締め込むことにより、図9の(B)に示すように、フック部材5と共にマウント51が天井側フレーム10に締結されて天井部6に取付けられる。
この際、図10の(E)に示すように、フック部材5の嵌込部13の締結部40が取付用孔61の本体孔部61aに挿入され、後部の回り止め片41bの後端部が取付用孔61の後端部の凹部61hに嵌まり込む。
また、図11に示すように、締付具54を緩め、マウント51に対して、第1の縦軸心56を中心にアーム52を回動させることによって、ビデオカメラ3の向きを変えることができる。この際、取付用孔61は円形ではなく、さらに、フック部材5の回り止め片41a〜41dを本体孔部61aに嵌め込み、回り止め片41c,41dが、それぞれ本体孔部61aの両側壁に当接しているので、フック部材5に対してマウント51を前方にスライドすれば、図10の(E)に示すように、フック部材5の回り止め片41bを取付用孔61の凹部61hに嵌まり込む。このため、マウント51はフック部材5と共に天井部6に固定され、マウント51がアーム52と共に回動するのを防止することができる。
(6)車内取付装置1を用いてビデオカメラ3を車種Fのパトロールカー2の車内に取付ける場合
図8に示したフック部材5の嵌込部13を下方からマウント51の取付用孔61に嵌め込み、ねじ14を締結部45のねじ孔15に螺合して天井側フレーム10のねじ孔9に締め込むことにより、図9の(B)に示すように、フック部材5と共にマウント51が天井側フレーム10に締結されて天井部6に取付けられる。
この際、図10の(F)に示すように、フック部材5の嵌込部13の締結部45が取付用孔61の本体孔部61aに挿入され、T形状に形成された後部の回り止め片46bの後端部が取付用孔61の後端部の凹部61hに嵌まり込む。さらに、前部の回り止め片46aの長い片の外側両端寄りに形成された短い片の先端が本体孔部61aの内壁に当接している。
また、図11に示すように、締付具54を緩め、マウント51に対して、第1の縦軸心56を中心にアーム52を回動させることによって、ビデオカメラ3の向きを変えることができる。この際、取付用孔61は円形ではなく、さらに、図10の(F)に示すようにフック部材5の回り止め片46bが取付用孔61の凹部61hに嵌まり込み、前部の回り止め片46aの長い片の外側両端寄りに形成された短い片の先端が本体孔部61aの内壁に当接しているため、マウント51はフック部材5と共に天井部6に固定され、マウント51がアーム52と共に回動するのを防止することができる。
上記(1)〜(6)および図10の(A)〜(F)に示したように、マウント51の取付用孔61は6種類(複数種類)のフック部材5の嵌込部13が嵌め込み可能な形状に形成されているため、複数の車種A〜Fに対して車内取付装置1を取付けることができる。したがって、1種類の車内取付装置1を用いて、ビデオカメラ3を複数の車種A〜Fの車内に搭載することができ、コスト削減等の効果が得られる。
また、上記のようにして車内取付装置1を右側のサンバイザー4のフック部材5を利用して取付けた場合、図11の実線で示すように、ビデオカメラ3のすぐ左側にルームミラー63が位置する。回動の中心となる第1の縦軸心56とビデオカメラ3の取付け位置との間はアーム52の長さ分だけ離れているため、第1の縦軸心56を中心としてアーム52をルームミラー63のある側とは反対側すなわち時計回りに回転させると、ビデオカメラ3は第1の縦軸心56を中心として弧を描いて移動する。これにより、ビデオカメラ3のすぐ左側にルームミラー63がある場合でも、ビデオカメラ3がルームミラー63に干渉することはない。
また、ビデオカメラ3のコネクタ3aの位置は、マウント51のアーム取付板部51bよりも後方にあり、さらに、第1の縦軸心56がマウント51の中心線57に対して左側にずれている。したがって、例えば、図11の仮想線で示すように、第1の縦軸心56を中心としてアーム52を180°回動させて、ビデオカメラ3の向きを前後に切換える場合、上記コネクタ3aの回動軌跡はアーム取付板部51bの後方を180°回転移動する。これにより、コネクタ3aに接続されているケーブル3bがアーム取付板部51bに干渉することはない。
上記実施の形態1では、マウント51の取付用孔61の形状を6種類の車種A〜Fのフック部材5の嵌込部13の形状に対応させているが、6種類以外の複数種類であってもよい。
(実施の形態2)
図12〜図14に基いて実施の形態2を説明する。
マウント51は、マウント本体部66と、マウント本体部66に着脱自在な四角平板状のマウント交換部67a〜67fとで構成されている。これらマウント交換部67a〜67fは、図3〜図8に示した6種類(複数種類)のフック部材5の嵌込部13の形状に対応して、6種類(複数種類)用意されている。
図12の(B)に示すように、上記各マウント交換部67a〜67fの四隅にはねじ孔68が形成されている。また、図12の(A)に示すように、マウント本体部66には四角形の開口部69が形成されており、各マウント交換部67a〜67fは開口部69に嵌脱自在である。開口部69の四隅には、開口部69に嵌め込まれたマウント交換部67a〜67fを下方から受け止める受け止め片70が設けられている。各受け止め片70にはねじ孔71が形成されている。複数の皿ねじ73を各マウント交換部67a〜67fのねじ孔68に挿通して受け止め片70のねじ孔71に螺合することにより、図14に示すように、各マウント交換部67a〜67fがマウント本体部66に装着される。
図12の(B)に示すように、車種A用のマウント交換部67aには取付用孔72aが形成されており、この取付用孔72aは、図3で示した車種Aのフック部材5の嵌込部13の形状に対応(合致)した形状に形成されている。
車種B用のマウント交換部67bには取付用孔72bが形成されており、この取付用孔72bは、図4で示した車種Bのフック部材5の嵌込部13の形状に対応(合致)した形状に形成されている。
車種C用のマウント交換部67cには取付用孔72cが形成されており、この取付用孔72cは、図5で示した車種Cのフック部材5の嵌込部13の形状に対応(合致)した形状に形成されている。
車種D用のマウント交換部67dには取付用孔72dが形成されており、この取付用孔72dは、図6で示した車種Dのフック部材5の嵌込部13の形状に対応(合致)した形状に形成されている。
車種E用のマウント交換部67eには取付用孔72eが形成されており、この取付用孔72eは、図7で示した車種Eのフック部材5の嵌込部13の形状に対応(合致)した形状に形成されている。
車種F用のマウント交換部67fには取付用孔72fが形成されており、この取付用孔72fは、図8で示した車種Fのフック部材5の嵌込部13の形状に対応(合致)した形状に形成されている。
以下、上記構成における作用を説明する。
(1)車内取付装置1を用いてビデオカメラ3を車種Aのパトロールカー2の車内に取付ける場合、図13に示すように、車種A用のマウント交換部67aを、開口部69に嵌め込み、皿ねじ73で締結する。これにより、図14に示すように、車種A用のマウント交換部67aが、受け止め片70で受け止められ、マウント本体部66に装着される。
その後、図3に示した車種Aのフック部材5の嵌込部13を下方からマウント51の取付用孔72aに嵌め込み、ねじ14を締結部16のねじ孔15に螺合して天井側フレーム10のねじ孔9に締め込むことにより、図1に示すように、フック部材5と共にマウント51が天井側フレーム10に締結されて天井部6に取付けられる。
(2)車内取付装置1を用いてビデオカメラ3を車種Bのパトロールカー2の車内に取付ける場合、上記(1)の場合と同様に、図12の(B)に示した車種B用のマウント交換部67bを、開口部69に嵌め込み、皿ねじ73でマウント本体部66に装着する。
その後、図4に示した車種Bのフック部材5の嵌込部13を下方からマウント51の取付用孔72bに嵌め込み、ねじ14を締結部16のねじ孔15に螺合して天井側フレーム10のねじ孔9に締め込むことにより、図1に示すように、フック部材5と共にマウント51が天井側フレーム10に締結されて天井部6に取付けられる。
(3)ビデオカメラ3を車種Cのパトロールカー2の車内に取付ける場合も同様に、図12の(B)に示した車種C用のマウント交換部67cをマウント本体部66に装着し、その後、図5に示した車種Cのフック部材5の嵌込部13を下方からマウント51の取付用孔72cに嵌め込み、フック部材5と共にマウント51を天井側フレーム10に締結する。
(4)ビデオカメラ3を車種Dのパトロールカー2の車内に取付ける場合も同様に、図12の(B)に示した車種D用のマウント交換部67dをマウント本体部66に装着し、その後、図6に示した車種Dのフック部材5の嵌込部13を下方からマウント51の取付用孔72dに嵌め込み、フック部材5と共にマウント51を天井側フレーム10に締結する。
(5)ビデオカメラ3を車種Eのパトロールカー2の車内に取付ける場合も同様に、図12の(B)に示した車種E用のマウント交換部67eをマウント本体部66に装着し、その後、図7に示した車種Eのフック部材5の嵌込部13を下方からマウント51の取付用孔72eに嵌め込み、フック部材5と共にマウント51を天井側フレーム10に締結する。
(6)ビデオカメラ3を車種Fのパトロールカー2の車内に取付ける場合も同様に、図12の(B)に示した車種F用のマウント交換部67fをマウント本体部66に装着し、その後、図8に示した車種Fのフック部材5の嵌込部13を下方からマウント51の取付用孔72fに嵌め込み、フック部材5と共にマウント51を天井側フレーム10に締結する。
上記(1)〜(6)に示すように、マウント交換部67a〜67fをマウント本体部66から取り外し、別のマウント交換部67a〜67fをマウント本体部66に取付けることにより、車種A〜Fに応じて取付用孔72a〜72fの形状を変えることができる。したがって、複数の車種A〜Fに対して車内取付装置1を取付けることができ、この際、マウント51を構成しているマウント本体部66(図12の(A)参照)を1種類に統一することができ、コスト削減等の効果が得られる。
上記実施の形態2では、形状の異なった取付用孔72a〜72fを有する6種類のマウント交換部67a〜67fを形成しているが、6種類以外の複数種類形成してもよい。
上記実施の形態1,2では、パトロールカー2にビデオカメラ3を搭載しているが、パトロールカー2以外の自動車、例えば乗用車やトラック等にビデオカメラ3を搭載してもよい。また、上記パトロールカー2等の自動車は左ハンドルの車両を想定しているため、助手席が右側となり、右側のサンバイザー4のフック部材5を利用して車内取付装置1を取付けているが、右ハンドルの車両を想定した場合は、左側のサンバイザー4のフック部材5を利用して車内取付装置1を取付ける。
(実施の形態3)
図15は、本発明の実施の形態3のマウントの斜視図である。この実施の形態3は、図1に示すような特殊な形状の取付用孔61をマウントの基端板部51aに形成する必要はなく、この実施の形態では、フック部材5の嵌込部13より大きな楕円形の取付用孔61を形成する。さらに、マウントの基端板部51aの両側部に、前記取付用孔61側に貫通する4つのネジ孔62が、基端板部51aの幅方向に貫通して形成されている。ただし、このネジ孔62はかかる位置に限定されるものではなく、マウント51の後端側から取付用孔61側に形成してもよく、また取付用孔61から放射状に形成してもよい。また、ネジ孔62の数も4つに限定されるものではなく、ネジ孔62は多く形成するほうがよい。このネジ孔62に止めネジ(setscrew)64がねじ込まれ、この止めネジ64が取付用孔61側に突き出て当接部となっている。この止めネジ64の取付用孔61側に突き出る長さを調節してフック部材の嵌込部13や回り止め片17a−17dが当接部から外れないように規制する。
取り付けに際しては、前記のフック部材5の嵌込部13を前記取付用孔61に挿入し、止めネジ64をレンチ50を用いて取付用孔61側に突出させて、止めネジ64をフック部材の回り止め片17a−17dに係合させたり、止めネジ64の先端で嵌込部13を押さえる。そして、フック部材5を天井部6にねじ14で固定し、マウント51を天井部6に固定する。
この実施の形態3では、特殊な形状の取付用孔61をマウントの基端板部51aに形成する必要はなく、種々の形状のフック部材5に対応することができる。さらに、前記実施の形態2ではマウント交換部67a〜67fは、図3〜図8に示した6種類のフック部材5の嵌込部13の形状に対応して、6種類用意したが、本実施の形態ではかかる複数のマウント交換部67a〜67fを用意する必要がない。
(実施の形態4)
図16は、本発明の実施の形態4のマウントの斜視図である。この実施の形態4は、フック部材5の嵌込部13より大きな、四角形の取付用孔61を形成し、この取付孔61の外周縁部に支持縁部65を形成し、この支持縁部65に略U字形の一対の係合部材80、80が支持されている。この一対のは、マウント51の前後方向にスライド可能に配置されている。この係合部材80の内面には、フック部材の回り止め片17a−17dに係合する凹凸81が形成されている。この凹凸81が当接部となっている。なお、係合部材80は、取付用孔61の左右に配置できるように分割しマウント51の左右方向にスライドできるようにしてもよい。
この係合部材80のマウント51に対する固定方法は、前記支持縁部65に形成された長孔(図示せず)に、係合部材80に形成されたネジ孔82から皿ネジ83を挿通し、マウント51の裏面側でナット(図示せず)で固定する。
取り付けに際しては、係合部材80の皿ネジ83を緩めて、係合部材80をスライドさせて凹凸81をフック部材5の回り止め片17a−17dに係合させ、凹凸81がフック部材の回り止め片17a−17dから外れないように規制する。
この実施の形態4も、特殊な形状の取付用孔61をマウントの基端板部51aに形成する必要はなく、種々の形状のフック部材5に対応することができる。さらに、前記実施の形態4も実施の形態2のようなマウント交換部67a〜67fを用意する必要がない。
本発明の車内取付装置は、パトロールカーにビデオカメラを搭載する場合に有用であるが、普通乗用車等にビデオカメラを搭載する場合でも有用である。
本発明の第1の実施の形態における車内取付装置を用いてビデオカメラを搭載したパトロールカーの側面図である。 第1の実施の形態における車内取付装置の斜視図である。 (A)は第1の実施の形態における車種Aのフック部材の底面図、(B)は同車種のフック部材の側面図、(C)は同車種の天井側フレームの平面図である。 (A)は第1の実施の形態における車種Bのフック部材の底面図、(B)は同車種のフック部材の側面図、(C)は同車種の天井側フレームの平面図である。 (A)は第1の実施の形態における車種Cのフック部材の底面図、(B)は同車種のフック部材の側面図、(C)は同車種の天井側フレームの平面図である。 (A)は第1の実施の形態における車種Dのフック部材の底面図、(B)は同車種のフック部材の側面図、(C)は同車種の天井側フレームの平面図である。 (A)は第1の実施の形態における車種Eのフック部材の底面図、(B)は同車種のフック部材の側面図、(C)は同車種の天井側フレームの平面図である。 (A)は第1の実施の形態における車種Fのフック部材の底面図、(B)は同車種のフック部材の側面図、(C)は同車種の天井側フレームの平面図である。 (A)は第1の実施の形態における車内取付装置のマウントの斜視図、(B)は同車内取付装置のマウントの側面図、(C)は同車内取付装置のマウントの平面図である。 (A)−(F)は第1の実施の形態における車内取付装置のマウントの取付用孔に車種A−Fのフック部材の嵌込部を嵌め込んだ平面図である。 第1の実施の形態における車内取付装置の平面図である。 (A)は本発明の第2の実施の形態における車内取付装置のマウント本体部の平面図、(B)は車種A−Fの車内取付装置のマウント交換部の平面図である。 図12AにおけるX−X断面図である。 車種Aに対応するマウント交換部をマウント本体部に装着した状態を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態における車内取付装置のマウントの斜視図である。 本発明の第4の実施の形態における車内取付装置のマウントの斜視図である。 従来の車内取付装置を用いてビデオカメラを搭載したパトロールカーの側面図である。 従来の車内取付装置の斜視図である。 パトロールカーの車内のサンバイザーの図である。
符号の説明
1 車内取付装置
2 パトロールカー(自動車)
3 ビデオカメラ(撮像装置)
5 フック部材
11 台座部
12 フック部
13 嵌込部
14 ねじ
15 ねじ孔
16 締結部
17a〜17d 回り止め片
21 締結部
22a〜22c 回り止め片
26 締結部
27a〜27h 回り止め片
34 締結部
35a〜35d 回り止め片
40 締結部
41a〜41d 回り止め片
45 締結部
46a,46b 回り止め片
51 マウント
52 アーム
53 取付台
56 第1の縦軸心
61 取付用孔
61a 本体孔部
61b〜61i 凹部
61j,61k 凸部
62 ネジ孔
64 止めネジ
66 マウント本体部
67a〜67f マウント交換部
80 係合部材
72a〜72f 取付用孔
109 サンバイザー

Claims (9)

  1. 自動車の車内にサンバイザーのフック部材がねじで締結されて取付けられ、
    フック部材は、台座部と、台座部の下部に設けられたフック部と、台座部から上方へ突出する嵌込部とを有し、
    嵌込部は、取付け用のねじ孔が形成された締結部と、締結部の外周側に形成された回り止め片とを有し、
    フック部材を利用して車内に撮像装置を取付ける車内取付装置であって、
    フック部材に固定されるマウントと、マウントに取付けられたアームと、アームの先端に取付けられた取付台とを有し、
    アームは縦軸心を中心にマウントに対して回動自在であり、
    取付台に撮像装置が取付けられ、
    マウントの基端部に取付用孔が形成され、当該取付用孔は、少なくとも前記フック部材の締結部が嵌め込める本体孔部を有し、当該本体孔部の外周に、多種のフック部材の回り止め片に対応させて、各々のフック部材の少なくとも1つの回り止め片が当接する当接部を形成し、且つ、本体孔部の外周は回り止め片が当接部から外れるのを規制することを特徴とする撮像装置の車内取付装置。
  2. 本体孔部の外周に、凹部及び/又は凸部を形成して当接部としたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置の車内取付装置。
  3. 本体孔部の後部に、フック部材に対してマウントを前方にスライドしてフック部材の回り止め片が係合する凹部を形成したことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置の車内取付装置。
  4. 回り止め片と当接部との間に多少の隙間を持たせたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置の車内取付装置。
  5. 各々のフック部材の回り止め片と当接部とが3箇所で当接していることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置の車内取付装置。
  6. 本体孔部の一辺に、フック部材の回り止め片が嵌り込むだけの間隔を開けて凸部を2個設け、両凸部の外側と本体孔部の両側辺との間に回り止め片が嵌り込むだけの間隔を開けていることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置の車内取付装置。
  7. マウントの基端部に、フック部材の嵌込部より大きな取付用孔を形成し、この取付用孔側に止めネジを突出させて当接部としたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置の車内取付装置。
  8. マウントの基端部に、フック部材の嵌込部より大きな取付用孔を形成し、この取付用孔内に、マウントの前後方向又は左右方向にスライド可能な一対の係合部材が設けられ、この係合部材の内周部にフック部材の回り止め片と係合する当接部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置の車内取付装置。
  9. 自動車の車内にサンバイザーのフック部材がねじで締結されて取付けられ、
    フック部材は、台座部と、台座部の下部に設けられたフック部と、台座部から上方へ突出する嵌込部とを有し、
    嵌込部は、取付け用のねじ孔が形成された締結部と、締結部の外周側に形成された回り止め片とを有し、
    フック部材を利用して車内に撮像装置を取付ける車内取付装置であって、
    フック部材に固定されるマウントと、マウントに取付けられたアームと、アームの先端に取付けられた取付台とを有し、
    アームは縦軸心を中心にマウントに対して回動自在であり、
    取付台に撮像装置が取付けられ、
    マウントの基端部に取付用孔が形成され、
    マウントは、マウント本体部と、マウント本体部に着脱自在で且つ上記取付用孔を有するマウント交換部とで構成され、
    マウント交換部は複数種類のフック部材の嵌込部の形状に対応して複数種類形成され、
    各マウント交換部の取付用孔は個々の種類のフック部材の嵌込部の形状に対応した形状に形成されていることを特徴とする撮像装置の車内取付装置。
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