JP2007112159A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車室の後部に車室の前部と同一温度の空調風を吹き出すことができ、車室の後部での快適性を向上できる車両用空調装置を提供する。
【解決手段】 本発明は、送風路4の途中に、差温ドア14を設けたことで、ベントモード冷房時に差温ドア14で温風のリヤ通路13への流入を抑制するとともに冷風C1をリヤ通路13へ導いて後部吹出口12へ送り出し冷風C2を温風Wと混合してベント吹出口9へ送り出し、リヤ通路13を流動する間に吸熱で冷風C1の温度が下がり、冷風C1の温度がベント吹出口9から吹き出す冷風C2の温度と同一となる。フットモード暖房時に、冷風のリヤ通路13への流入を抑制するとともに、温風を後部吹出口12へ送り出し、温風を冷風と混合してフット吹出口8へ送り出す。その結果、リヤ通路13を流動する間に放熱で温風の温度が下がるので、この温風の温度がフット吹出口8から吹き出す温風の温度と同一となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車室内の前部および後部に所定温度の空調風を供給する車両用空調装置に関する。
例えば、特許文献1に記載されているように、ベントモードの最大冷房時にエアミックスドアとベントドアとが略一直線上に配列するように上記の両ドアを配置した「車両用空調装置」が提案されている。この従来技術にあっては、ベントモードの最大冷房時に略一直線上に配列したエアミックスドアとベントドアとに沿って冷風が流動して、ベントドアから車室内の前部へ冷風が吹き出されるので、上記の冷風流路の圧損を低減でき、最大冷房時の冷房能力を向上させることができる。
特開平11−11135号公報(段落番号0022、図1)
しかしながら、特許文献1に記載されている従来技術では、エアミックスドアとベントドアとの配列により冷風流路の圧損を低減できるが、車室内の前部からリヤ通路を介して空調風を導いて後部のリヤベントより吹き出す場合、前記のリヤ通路を流動する間に放熱または吸熱により熱損失が生じるため、車室の後部へ吹き出す空調風の温度が車室の前部へ吹き出す空調風の温度と異なり、車室の後部での快適性を損なうという問題があった。
例えば、車室内の前部から後部へ空調風を導くリヤ通路(ダクト)の入口で測定した空調風の温度が図14の破線L1で示すように推移するのに対して、リヤ通路(ダクト)の出口で測定した空調風の温度が図15の破線L2,L3で示すように変化する。すなわち、ベントモード冷房時に、図15の破線L2で示すようにリヤ通路での吸熱により冷風の温度が上昇する。一方、フットモード暖房時に、図15の破線L3で示すようにリヤ通路での放熱により温風の温度が下降する。
本発明は、上記のような従来技術を考慮してなされたもので、その目的は、車室後部に車室前部と同一温度の空調風を吹き出すことができ、車室後部での快適性を向上することのできる車両用空調装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の車両用空調装置は、送風用ブロアに接続される送風路と、この送風路の途中に設けられ、通過する空気を冷却するエバポレータと、このエバポレータの下流側に配設される加熱用ヒータコアと、これらのエバポレータおよびヒータコア間に設けられ、ヒータコアを通過する風量とバイパスする風量との割合を調節するエアミックスドアと、前記送風路から前記車室内の前部へ空気を吹き出す前部吹出口と、前記送風路から分岐するリヤ通路と、このリヤ通路を介して送られる空調風を前記車室の後部へ吹き出す後部吹出口とを備えた車両用空調装置であって、前記送風路の途中に、前記後部吹出口への冷風導入量または温風導入量を変化させる差温ドアを設けた構成にしてある。
このように構成した本発明では、冷房時に、送風路の途中に設けた差温ドアにより後部吹出口への冷風導入量を変化させて、例えば、比較的多くの冷風をリヤ通路を介して後部吹出口へ送り出すとともに、冷風をヒータコアで加熱した温風と混合して前部吹出口へ送り出す。その結果、前記のリヤ通路を流動する間に吸熱により冷風の温度が下がるので、後部吹出口から吹き出す冷風の温度が前部吹出口から吹き出す冷風の温度と同一となる。また、暖房時に比較的多くの温風をリヤ通路を介して後部吹出口へ送り出すとともに、温風を冷風と混合して前部吹出口へ送り出す。その結果、前記のリヤ通路を流動する間に放熱により温風の温度が下がるので、後部吹出口から吹き出す温風の温度が前部吹出口から吹き出す温風の温度との差を小さく出来る。これにより、車室後部に車室前部と温度差が小さい空調風を吹き出すことができる。
本発明の車両用空調装置では、車室後部に車室前部と同一温度の空調風を吹き出すことができ、したがって、車室後部での快適性を向上することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態に係る車両用空調装置の詳細を図に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る車両用空調装置を示す縦断面図、図2は第1の実施形態によりフットモード暖房を行う状態を示す縦断面図、図3は第1の実施形態に設けられるリヤ通路の入口での空調風の温度の推移を示す図、図4は第1の実施形態に設けられるリヤ通路の出口での空調風の温度の推移を示す図である。
本実施形態の車両用空調装置1は、車室2の前部のインストルメントパネル3内に収納されており、図示しない送風用ブロアに接続される送風路4と、この送風路4の途中に設けられ、図示しない外部冷媒回路を循環する冷媒を介して送風路4内の空気を冷却するエバポレータ5と、このエバポレータ5の下流側に配設され、エンジンの冷却水を熱源とする加熱用ヒータコア6と、これらのエバポレータ5およびヒータコア6間に設けられ、ヒータコア6を通過する風量とバイパスする風量との割合を調節するエアミックスドア7と、送風路4から車室2の前部へ空気を吹き出す複数箇所の吹出口8,9,10と、送風路4の途中から分岐する分岐通路11と、この分岐通路11の出口に接続され、後部吹出口12へ空調風を導くリヤ通路13と、送風路4の途中に設けられ、後部吹出口12への冷風導入量または温風導入量を変化させる差温ドア14とを備えている。車室2の前部の吹出口8,9,10にはそれぞれ開閉ドア8a,9a,10aが設けられている。これらのうちフット吹出口8はインストルメントパネル3内の下部より車室2内の乗員の足元に向けて空調風を吹き出し、ベント吹出口9はインストルメントパネル3の中間部より車室2内へ空調風を吹き出し、デフロスタ吹出口10はインストルメントパネル3の上部より図示しないフロントガラスに向けて空調風を吹き出すようになっている。後部吹出口12にも開閉ドア12aが設けられている。
差温ドア14は、送風路4と分岐通路11とを仕切る仕切り壁15の上端の近傍に配置され、開閉ドア8a,9aなどと連動して回動する。例えば、図1に示すようにベント吹出口9の開閉ドア9aが開くとき、差温ドア14が仕切り壁15と略一直線上に並ぶ状態まで回動して、差温ドア14の先端が仕切り壁15の上端に当接する。また、図2に示すようにフット吹出口8の開閉ドア8aが開くとき、差温ドア14が仕切り壁15に対して略直交する位置まで回動して、差温ドア14と仕切り壁15の上端との間に隙間が形成される。
この第1の実施形態にあっては、図3および図4に示すように、エアミックスドア7の開度が所定の基準開度D以下でベントモード冷房を行い、所定の基準開度D以上でフットモード暖房を行う場合を例示している。上記の基準開度D以下では、図1に示すように差温ドア21が閉じた位置にあり、エアミックスドア7の開度によってリヤ通路13の入口での温度が図3の実線L4で示すように推移する。上記の基準開度D以上では、図2に示すように差温ドア21が開いた位置にあり、エアミックスドア7の開度によってリヤ通路13の入口での温度が図3の実線L5で示すように推移する。
例えば、ベントモード冷房時に、図1に示すようにベント吹出口9の開閉ドア9aが開くとともに、これと連動して差温ドア14が仕切り壁15と略一直線上に並ぶ状態まで回動して差温ドア14の先端が仕切り壁15の上端に当接する。これにより、エバポレータ5を通過した比較的多くの冷風C1を差温ドア14により分岐通路11へ導くとともに、ヒータコア6を通過した温風Wのリヤ通路13への流入を抑制するので、上記の冷風C1が分岐通路11に導入された後、リヤ通路13を介して後部吹出口12へ送り出される。同時に、冷風C2が温風Wと混合してベント吹出口9へ送り出される。その結果、リヤ通路13の入口での冷風C1の温度は、図3の実線L4で示すように破線L1で示す従来の場合と比べて低くなっている。次いで、リヤ通路13を通過する間に上記の温風C1の温度が吸熱により図4の実線L6で示すように上がるので、フット吹出口8から吹き出す温風C2の温度と同一となる。
また、フットモード暖房時に、図2に示すようにフット吹出口8の開閉ドア8aが開くとともに、これと連動して差温ドア14が仕切り壁15に対して略直交する位置まで回動して、差温ドア14と仕切り壁15の上端との間に隙間が形成される。これにより、ヒータコア6を通過した比較的多くの温風W1を差温ドア14によりリヤ通路13へ導くとともに、エバポレータ5を通過した冷風Cのリヤ通路13への流入を抑制するので、上記の温風W1が差温ドア14に沿って分岐通路11に導入された後、リヤ通路13を介して後部吹出口12へ送り出される。同時に、温風W2が冷風Cと混合してフット吹出口8へ送り出される。その結果、リヤ通路13の入口での温風W1の温度は、図3の実線L5で示すように破線L1で示す従来の場合と比べて高くなっている。次いで、リヤ通路13を通過する間に上記の温風W1の温度が放熱により図4の実線L6で示すように下がるので、フット吹出口8から吹き出す温風W2の温度と温度差が小さくなる。
このように構成した第1の実施形態では、車室2の後部に車室2の前部と温度差が小さい空調風を吹き出すことができ、車室2の後部での快適性を向上することができる。
図5は本発明の第2の実施形態に係る車両用空調装置を示す縦断面図、図6は第2の実施形態によりフットモード暖房を行う状態を示す縦断面図、図7は第2の実施形態によりデフロスタモードの空調を行う状態を示す縦断面図、図8は図5のA方向から見た差温ドアの部分の平面図、図9は差温ドアの斜視図、図10は第2の実施形態に設けられるリヤ通路の入口での空調風の温度および差温ドアの作動状態を示す図、図11は第2の実施形態に設けられるリヤ通路の出口での空調風の温度および差温ドアの作動状態を示す図である。なお、図5〜図11において前述した図1〜図4に示す第1の実施形態と同様のものには同一符号を付してある。また、図6および図7では一部の図示を省略したが、図5に示すように分岐通路11の出口に、後部吹出口12へ空調風を導くリヤ通路13が接続されている。また、図10(a)はリヤ通路の入口での空調風の温度の推移を示す図で、図10(b)は差温ドアの作動状態を示す図である。同様に、図11(a)はリヤ通路の出口での空調風の温度の推移を示す図で、図11(b)は差温ドアの作動状態を示す図である。
本実施形態の車両用空調装置20は、前述した図1〜図4に示す第1の実施形態と比べて、差温ドア21の構成が異なっており、その他の構成は基本的に同様である。すなわち、差温ドア21は、インストルメントパネル3に回転可能に設けられる回転軸22と、この回転軸22に取付けられ、開口部23を有するドアパネル24とから構成されている。差温ドア21は、ベントモード冷房時に、図5に示すように閉じた位置にあり、フットモード暖房時に、図6に示すように開いた位置にあり、デフロスタモード時に、図7に示すようにさらに仕切り壁15から離れる位置まで回動している。
この第2の実施形態にあっては、図10および図11に示すように、エアミックスドア7の開度が所定の基準開度D以下でベントモード冷房を行い、所定の基準開度D以上でフットモード暖房を行う場合を例示している。上記の基準開度DよりCOLD(低温)側の所定開度D1以下では、図10(b)に示すように差温ドア21が閉じた位置にあり、エアミックスドア7の開度によってリヤ通路13の入口での温度が図10(a)の実線L7で示すように推移する。上記の基準開度DよりHOT(高温)側の所定開度D2以上では、図10(b)に示すように差温ドア21が開いた位置にあり、エアミックスドア7の開度によってリヤ通路13の入口での温度が図10(a)の実線L9で示すように推移する。また、上記の所定開度D1、D2間では、差温ドア21が閉じた位置から開いた位置に移行して、リヤ通路13の入口での温度が図10(a)の実線L8で示すように推移する。
例えば、ベントモード冷房時に、図5に示すようにベント吹出口9の開閉ドア9aが開くとともに、これと連動して差温ドア21が閉じている。このとき、差温ドア21のドアパネル24が仕切り壁15の上端に当接する状態でヒータコア6の方向へ張り出すとともに、分岐通路11の入口に開口部23が位置している。これにより、エバポレータ5を通過した比較的多くの冷風C1が差温ドア21で開口部23を介して分岐通路11に導かれるとともに、ヒータコア6を通過した温風Wのリヤ通路13への流入を抑制するので、上記の冷風C1がリヤ通路13を介して後部吹出口12へ送り出される。同時に、冷風C2が温風Wと混合してベント吹出口9へ送り出される。その結果、リヤ通路13の入口での冷風C1の温度は、図10(a)の実線L7で示すように破線L1で示す従来の場合と比べて低くなっている。次いで、リヤ通路13を通過する間に上記の冷風C1の温度が吸熱により図11(a)の実線L10で示すように上がるので、フット吹出口8から吹き出す冷風C2の温度と温度差が小さくなる。
また、フットモード暖房時に、図6に示すようにフット吹出口8の開閉ドア8aが開くとともに、これと連動して差温ドア21が開く。このとき、差温ドア21のドアパネル24が仕切り壁15に対して略直交する位置まで回動して、差温ドア21と仕切り壁15の上端との間に隙間が形成される。これにより、差温ドア21のドアパネル24がヒータコア6の方向へ張り出すので、ドアパネル24により温風W1をリヤ通路13へ導くとともに、冷風Cのリヤ通路13への流入を抑制するので、上記の温風W1が差温ドア14に沿って分岐通路11に導入された後、リヤ通路13を介して後部吹出口12へ送り出される。同時に、温風W2が冷風Cと混合してフット吹出口8へ送り出される。その結果、リヤ通路13の入口を通る温風W1の温度は、図10(a)の実線L9で示すように破線L1で示す従来の場合と比べて高くなっている。次いで、リヤ通路13を通過する間に上記の温風W1の温度が放熱により図11(a)の実線L10で示すように下がるので、フット吹出口8から吹き出す温風W2の温度と温度差が小さくなる。
このように構成した第2の実施形態でも、車室2の後部に車室2の前部と温度差が小さい空調風を吹き出すことができ、車室2の後部での快適性を向上することができる。
又差温ドア21を開閉ドア8a、9aなどと連動せずにエアミックスドア7とさせても良い。これにより吹出しモードによらず吹出し温度の調整に合わせ車室後部に車室全部との温度差が小さい空調風を吹き出すことが出来る。このとき、エアミックスドア7と差温ドアの開度は図10(a)の様に開閉を切り替えても、エアミックスドアの開度に連動させて差温ドア21の開度を変化させても良い。
図12は本発明の第3の実施形態に係る車両用空調装置を示す縦断面図、図13は第3の実施形態によりフットモード暖房を行う状態を示す縦断面図である。なお、図12および図13において前述した図1〜図11に示すものと同様のものには同一符号を付してある。なお、図12および図13では一部の図示を省略したが、分岐通路11の出口に、後部吹出口12へ空調風を導くリヤ通路13が接続されている。
本実施形態の車両用空調装置30は、前述した図1〜図4に示す第1の実施形態と比べて、差温ドア31の構成が異なっており、その他の構成は基本的に同様である。すなわち、差温ドア31は、仕切り壁15の上端に回転可能に設けられる回転軸32と、この回転軸32に取付けられ、回転軸32より所定距離を開けて配置されるドアパネル33とから構成されている。
この第2の実施形態にあっては、例えば、ベントモード冷房時に図12に示すようにベント吹出口9の開閉ドア9aが開くとともに、これと連動して差温ドア21のドアパネル33が傾斜し、その一端がインストルメントパネル3に当接する状態にあり、エバポレータ5を通過した比較的多くの冷風C1がドアパネル33と回転軸32との間の隙間を介して分岐通路11に流入可能である。これにより、上記の冷風C1が分岐通路11に導入された後、リヤ通路13を介して後部吹出口12へ送り出される。同時に、冷風C2が温風Wと混合してベント吹出口9へ送り出される。その結果、上記の冷風C2と比べて、冷風C1の温度がリヤ通路13の入口では低いが、リヤ通路13を通過する間に吸熱により上昇するので、後部吹出口12から吹き出す際の冷風C1の温度は、ベント吹出口9から吹き出す冷風C2の温度と温度差が小さくなる。
また、フットモード暖房時に、図13に示すようにフット吹出口8の開閉ドア8aが開くとともに、差温ドア31のドアパネル33が仕切り壁15が略直交する位置まで回動する。このとき、エバポレータ5を通過した冷風C1が差温ドア31を介して分岐通路11に流入することが抑制され、一方、ドアパネル33の一部が仕切り壁15よりヒータコア6の方向へ張り出すので、ドアパネル24により比較的多くの温風W1を分岐通路11に導入した後、リヤ通路13を介して後部吹出口12へ送り出す。同時に、温風W2が冷風Cと混合してフット吹出口8へ送り出される。その結果、上記の温風W1の温度がリヤ通路13の入口では高いが、リヤ通路13を通過する間に放熱により下がるので、後部吹出口12から吹き出す際の温風W1の温度は、フット吹出口8から吹き出す冷風W2の温度と温度差が小さくなる。
このように構成した第3の実施形態でも、車室2の後部に車室2の前部と温度差が小さい空調風を吹き出すことができ、車室2の後部での快適性を向上することができる。
本発明は、車室の後部に車室前部と同一温度の空調風を吹き出すことができ、したがって、車室の後部での快適性を向上できるという効果があるので、車両用空調装置として適用できると共に、その他、一般機械用あるいは産業機械用などの空調装置としても広く適用可能である。
本発明の第1の実施形態に係る車両用空調装置を示す縦断面図である。 第1の実施形態によりフットモード暖房を行う状態を示す縦断面図である。 第1の実施形態に設けられるリヤ通路の入口での空調風の温度の推移を示す図である。 第1の実施形態に設けられるリヤ通路の出口での空調風の温度の推移を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る車両用空調装置を示す縦断面図である。 第2の実施形態によりフットモード暖房を行う状態を示す縦断面図である。 第2の実施形態によりデフロスタモードの空調を行う状態を示す縦断面図である。 図5のA方向から見た差温ドアの部分の平面図である。 差温ドアの斜視図である。 第2の実施形態に設けられるリヤ通路の入口での空調風の温度および差温ドアの作動状態を示す図である。 第2の実施形態に設けられるリヤ通路の出口での空調風の温度および差温ドアの作動状態を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る車両用空調装置を示す縦断面図である。 第3の実施形態によりフットモード暖房を行う状態を示す縦断面図である。 従来の車両用空調装置のリヤ通路の入口での空調風の温度の推移を示す図である。 従来の車両用空調装置のリヤ通路の出口での空調風の温度の推移を示す図である。
符号の説明
1 車両用空調装置
2 車室
4 送風路
5 エバポレータ
6 ヒータコア
7 エアミックスドア
8,9,10 吹出口(前部吹出口)
11 分岐通路
12 後部吹出口
13 リヤ通路
14 差温ドア
15 仕切り壁
20 車両用空調装置
21 差温ドア
22 回転軸
23 開口部
24 ドアパネル
30 車両用空調装置
31 差温ドア
32 回転軸
33 ドアパネル

Claims (4)

  1. 送風用ブロアに接続される送風路(4)と、この送風路(4)の途中に設けられ、通過する空気を冷却するエバポレータ(5)と、このエバポレータ(5)の下流側に配設される加熱用ヒータコア(6)と、これらのエバポレータ(5)およびヒータコア(6)間に設けられ、ヒータコア(6)を通過する風量とバイパスする風量との割合を調節するエアミックスドア(7)と、前記送風路(4)から前記車室(2)内の前部へ空気を吹き出す前部吹出口(8,9、10)と、前記送風路(4)から分岐するリヤ通路(13)と、このリヤ通路(13)を介して送られる空調風を前記車室(2)の後部へ吹き出す後部吹出口とを備えた車両用空調装置(1)であって、
    前記送風路(4)の途中に、前記後部吹出口(12)への冷風導入量または温風導入量を変化させる差温ドア(14)を設けたことを特徴とする車両用空調装置(1)。
  2. 請求項1に記載の車両用空調装置(1)であって、前記差温ドア(14)は、ベントモード冷房時に、前記ヒータコア(6)を通過した温風の前記リヤ通路(13)への流入を抑制するとともに、フットモード暖房時に、前記エバポレータ(5)を通過した冷風の前記リヤ通路(13)への流入を抑制することを特徴とする車両用空調装置(1)。
  3. 請求項1に記載の車両用空調装置(1)であって、前記差温ドア(14)は、ベントモード冷房時に、前記エバポレータ(5)を通過した冷風を前記リヤ通路(13)へ導くとともに、フットモード暖房時に、前記ヒータコア(6)を通過した温風を前記リヤ通路(13)へ導くことを特徴とする車両用空調装置(1)。
  4. 請求項1に記載の車両用空調装置(1)であって、前記差温ドア(14)は、前記エアミックスドア(7)と連動し、前記エアミックスドア(7)の開度が所定の基準開度以下の低温側で前記ヒータコア(6)を通過した温風を前記リヤ通路(13)へ抑制するとともに、前記エアミックスドア(7)の開度が所定の基準開度以上の高温側で前記エバポレータ(5)を通過した冷風を前記リヤ通路側(13)へ抑制することを特徴とする車両用空調装置(1)。
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