JP2007111976A - 射出成形機 - Google Patents
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Abstract
【課題】樹脂材料の特性、射出圧力や樹脂溶融温度等の条件に影響されず、ランナがノズルおよびランナ保持手段であるランナロック部材から分離不能となることを抑制し、安定した連続成形が可能となる射出成形機を提供する。
【解決手段】射出成形機のランナ排出機構を、射出成形時に形成されたランナを保持するランナ保持手段と、該ランナ保持手段を金型内または金型外に移動させるための駆動手段と、該ランナ保持手段から前記ランナを分離するランナ分離手段とを備えた構成とする。
その際、前記ランナ保持手段の先端部1における前記ランナを保持する第1の保持部38に連接して設けられた前記ランナを保持する第2の保持部34を、ランナ分離手段にランナを衝突させて分離する際に、抜き抵抗の小さい溝構造35、36とする。
【選択図】 図6
【解決手段】射出成形機のランナ排出機構を、射出成形時に形成されたランナを保持するランナ保持手段と、該ランナ保持手段を金型内または金型外に移動させるための駆動手段と、該ランナ保持手段から前記ランナを分離するランナ分離手段とを備えた構成とする。
その際、前記ランナ保持手段の先端部1における前記ランナを保持する第1の保持部38に連接して設けられた前記ランナを保持する第2の保持部34を、ランナ分離手段にランナを衝突させて分離する際に、抜き抵抗の小さい溝構造35、36とする。
【選択図】 図6
Description
本発明は、射出成形機に関し、特に、ランナがノズルおよびランナ保持手段(ランナロック部材)から分離不能となることを抑制可能とした射出成形機に関する。
従来、ノズルから溶融樹脂を金型に射出し成形品を成形する射出成形機において、成形品と共に形成されるランナをランナロック部材であるランナ保持手段により保持し、これらを型開きに際し金型から抜き出すようにしたものが知られている。
このような射出成形機において、例えば、特許文献1のように、ランナを保持するように構成したランナロック取出しバーを、金型から抜き出す際にランナを分離ブロックに衝突させてランナロック取出しバーから分離する提案がなされている。なお、このランナロック取出しバーは、上記ランナロック部材あるいはランナ保持手段と同義のものである。
このような射出成形機において、例えば、特許文献1のように、ランナを保持するように構成したランナロック取出しバーを、金型から抜き出す際にランナを分離ブロックに衝突させてランナロック取出しバーから分離する提案がなされている。なお、このランナロック取出しバーは、上記ランナロック部材あるいはランナ保持手段と同義のものである。
この特許文献1の射出成形機において金型とその周辺の機構は、具体的には図14に示されるように構成されている。
図14(a)において、斜線部がカセット金型であり、101はノズル、102は、固定側プラテン、103は可動側型板ホルダー、104は固定側型板ホルダー、107はシリンダー連結部、108は金型を開閉するための油圧シリンダーである。
図14(b)に示されるように、型閉状態においてノズル101から注入された溶融樹脂は、ランナロック部材(ランナ保持手段)であるランナロック取出しバー119に形成されたランナ形状部に充填される。
その際、ランナロック取出しバー119はカセット型固定側型板112の所定の位置に、位置決めピン120によって保持されている。
この溶融樹脂は、ランナ形状部に充填された後、カセット型固定側型板112のスプール125a、スプール125bが形成される部分を介してゲートを通過し、成形品126aを成形するキャビティ126に注入される。
また図14(c)に示されるように、このキャビティ126に注入された樹脂が冷却固化後、油圧シリンダー108の作動による型開きに際し、ゲー卜部に位置するスプール125bが成形品126側と切断される。
一方、上記成形品126を形成する際にランナ形状部で形成されたランナ125は、つぎのようにしてノズル101から分離されるように構成されている。
すなわち、上記型開き状態において、固定側プラテン102と固定側型板ホルダー104に固定されたカセット型固定型板112との間が開かれる。
その際、上記ランナロック取出しバー119の自重等により、ランナロック取出しバー119がランナを保持したままノズル101から降下することで、上記ランナ125とノズル101との分離が行われる。
また、図14(d)に示されるように、ランナ125はランナロック取出しバー119に形成された抜きテーパーを利用したU字形切り欠き部119aにより保持さており、つぎのようにしてランナロック取出しバー119から分離されるように構成されている。
すなわち、ランナロック取出しバー119に連結されたエアーシリンダ122等の移動手段を作動させランナロック取出しバー119を金型の外に移動させる。この時、金型外に設置されたランナ分離ブロック124にランナ125の一部を当てることにより、ランナロック取出しバー119よりランナ125を強制的に分離させる。
特開2003−117950号公報
図14(a)において、斜線部がカセット金型であり、101はノズル、102は、固定側プラテン、103は可動側型板ホルダー、104は固定側型板ホルダー、107はシリンダー連結部、108は金型を開閉するための油圧シリンダーである。
図14(b)に示されるように、型閉状態においてノズル101から注入された溶融樹脂は、ランナロック部材(ランナ保持手段)であるランナロック取出しバー119に形成されたランナ形状部に充填される。
その際、ランナロック取出しバー119はカセット型固定側型板112の所定の位置に、位置決めピン120によって保持されている。
この溶融樹脂は、ランナ形状部に充填された後、カセット型固定側型板112のスプール125a、スプール125bが形成される部分を介してゲートを通過し、成形品126aを成形するキャビティ126に注入される。
また図14(c)に示されるように、このキャビティ126に注入された樹脂が冷却固化後、油圧シリンダー108の作動による型開きに際し、ゲー卜部に位置するスプール125bが成形品126側と切断される。
一方、上記成形品126を形成する際にランナ形状部で形成されたランナ125は、つぎのようにしてノズル101から分離されるように構成されている。
すなわち、上記型開き状態において、固定側プラテン102と固定側型板ホルダー104に固定されたカセット型固定型板112との間が開かれる。
その際、上記ランナロック取出しバー119の自重等により、ランナロック取出しバー119がランナを保持したままノズル101から降下することで、上記ランナ125とノズル101との分離が行われる。
また、図14(d)に示されるように、ランナ125はランナロック取出しバー119に形成された抜きテーパーを利用したU字形切り欠き部119aにより保持さており、つぎのようにしてランナロック取出しバー119から分離されるように構成されている。
すなわち、ランナロック取出しバー119に連結されたエアーシリンダ122等の移動手段を作動させランナロック取出しバー119を金型の外に移動させる。この時、金型外に設置されたランナ分離ブロック124にランナ125の一部を当てることにより、ランナロック取出しバー119よりランナ125を強制的に分離させる。
しかしながら、上記従来例における特許文献1の射出成形用金型では、ランナ125のノズル101からの分離、あるいはランナ125のランナロック取出しバー119からの分離等において、必ずしも満足の得られるものではなかった。前述したように、ランナ125のノズル101からの分離は、ランナロック取出しバー119の自重等により、ランナロック取出しバー119がランナを保持したままノズルから降下することで行われる。
そのため、成形材料によっては成形時に形成されるランナがノズルから切り離せず、ランナが成形機内に残り、連続成形を阻害する等の不都合が生じる場合があった。
そのため、成形材料によっては成形時に形成されるランナがノズルから切り離せず、ランナが成形機内に残り、連続成形を阻害する等の不都合が生じる場合があった。
また、ランナ125を分離ブロック124に衝突させて、ランナロック取出しバー119から分離するに際しても、U字形切り欠き部119aの調整状態や、成形条件の変化等により、つぎのような不都合が生じる場合があった。
すなわち、ランナを排出方向及び型開き方向(樹脂充填方向)に引っ張る力は、ランナロック取出しバー119の先端に設けられたU字形切り欠き部に、ランナを形成する樹脂材料の食い付く力(樹脂充填力)に依存している。
したがって、ランナロック取出しバー119に設けられたU字形切り欠き部119aの調整状態により、ランナとランナロック部材との食い付きが弱すぎる場合はランナがノズルから切り離せないこととなる。
また、強すぎる場合は、ランナロック部材からの抜き抵抗が大きくなり、衝突時の反発が大きくなってしまう。
そのため、金型部に残留したり、跳ね返ったり、さらに抜き抵抗が強い場合分離不可能となり、連続成形を阻害する等の不都合が生じる場合があった。
すなわち、ランナを排出方向及び型開き方向(樹脂充填方向)に引っ張る力は、ランナロック取出しバー119の先端に設けられたU字形切り欠き部に、ランナを形成する樹脂材料の食い付く力(樹脂充填力)に依存している。
したがって、ランナロック取出しバー119に設けられたU字形切り欠き部119aの調整状態により、ランナとランナロック部材との食い付きが弱すぎる場合はランナがノズルから切り離せないこととなる。
また、強すぎる場合は、ランナロック部材からの抜き抵抗が大きくなり、衝突時の反発が大きくなってしまう。
そのため、金型部に残留したり、跳ね返ったり、さらに抜き抵抗が強い場合分離不可能となり、連続成形を阻害する等の不都合が生じる場合があった。
特に、ガラス繊維などの強化剤やフィラーを含む等の樹脂材料の特性、射出圧力や樹脂溶融温度等の成形条件により、ランナのノズルからの分離抵抗や、ランナが分離ブロックに衝突しランナ保持手段(ランナロック部材)から分離する際の分離抵抗が変化する。
これらにより、成形機内にランナが残留したり、あるいはランナが反発したり、分離不能になったりして、安定した連続成形を阻害する等の不都合が生じる場合があった。
これらにより、成形機内にランナが残留したり、あるいはランナが反発したり、分離不能になったりして、安定した連続成形を阻害する等の不都合が生じる場合があった。
本発明は、上記課題に鑑み、樹脂材料の特性、射出圧力や樹脂溶融温度等の条件に影響されることなく、ランナがノズルおよびランナ保持手段から分離不能となることを抑制できるようにする。
そして、これにより、安定した連続成形が可能となる射出成形機を提供することを目的とするものである。
そして、これにより、安定した連続成形が可能となる射出成形機を提供することを目的とするものである。
本発明は上記課題を解決するため、つぎのように構成した射出成形機を提供するものである。
本発明は、ノズルから溶融樹脂を射出して成形品を成形する射出成形機をつぎのように構成したことを特徴としている。
この射出成形機は、射出成形時に形成されたランナを保持するランナ保持手段と、該ランナ保持手段を金型内または金型外に移動させるための駆動手段と、該ランナ保持手段から前記ランナを分離するランナ分離手段とを有するランナ排出機構を備えている。
そして、前記ランナ保持手段が、前記ランナを保持する第1の保持部と、該第1の保持部に連接して前記ランナを保持する第2の保持部を有することを特徴としている。
また、本発明は、前記第2の保持部が、型開きの際、及び前記駆動手段により前記ランナ保持手段を金型外に移動させる際に、前記ランナ保持手段に対し前記ランナが上側に移動すること及び水平方向に移動することを阻止する溝構造により構成されている。
また、本発明は、前記溝構造が、該溝構造の中にランナの一部を形成して保持し、前記駆動手段により前記ランナ保持手段を金型外に移動させた際に、つぎのように抜き抵抗を小さくする構造を有することを特徴としている。
すなわち、前記溝構造の中に形成されたランナの部分よりも下側に形成されたランナの部分が前記ランナ分離手段に衝突して生じる回転モーメントに対して抜き抵抗を小さくし、前記ランナの前記ランナ保持手段からの分離を容易にする形状のアンダーカット溝によって構成されていることを特徴としている。
また、本発明は、前記アンダーカット溝が、前記ランナ保持手段の先端に設けられた前記第1の保持部を構成する切り欠き部の下面稜線部に形成されていることを特徴としている。
また、本発明は、前記アンダーカット溝が、縦溝及び該縦溝につながる円形窪みとで構成されていることを特徴としている。
また、本発明は、前記アンダーカット溝が、縦溝及び該縦溝につながる円柱型掘り込みとで構成されていることを特徴としている。
また、本発明は、前記円柱型掘り込みが、縦溝よりも深く形成され、または同じ深さに形成されていることを特徴としている。
なお、本発明の射出成形機においては、ランナ排出機構に加え、前記ランナ保持手段を型開き方向に付勢する付勢手段を設ける構成を採ることができる。
これにより、前記付勢手段の付勢力によって前記金型の型開きに連動し、ランナ保持手段に保持されているランナを前記ノズルから強制的に切り離すようにすることができる。
本発明は、ノズルから溶融樹脂を射出して成形品を成形する射出成形機をつぎのように構成したことを特徴としている。
この射出成形機は、射出成形時に形成されたランナを保持するランナ保持手段と、該ランナ保持手段を金型内または金型外に移動させるための駆動手段と、該ランナ保持手段から前記ランナを分離するランナ分離手段とを有するランナ排出機構を備えている。
そして、前記ランナ保持手段が、前記ランナを保持する第1の保持部と、該第1の保持部に連接して前記ランナを保持する第2の保持部を有することを特徴としている。
また、本発明は、前記第2の保持部が、型開きの際、及び前記駆動手段により前記ランナ保持手段を金型外に移動させる際に、前記ランナ保持手段に対し前記ランナが上側に移動すること及び水平方向に移動することを阻止する溝構造により構成されている。
また、本発明は、前記溝構造が、該溝構造の中にランナの一部を形成して保持し、前記駆動手段により前記ランナ保持手段を金型外に移動させた際に、つぎのように抜き抵抗を小さくする構造を有することを特徴としている。
すなわち、前記溝構造の中に形成されたランナの部分よりも下側に形成されたランナの部分が前記ランナ分離手段に衝突して生じる回転モーメントに対して抜き抵抗を小さくし、前記ランナの前記ランナ保持手段からの分離を容易にする形状のアンダーカット溝によって構成されていることを特徴としている。
また、本発明は、前記アンダーカット溝が、前記ランナ保持手段の先端に設けられた前記第1の保持部を構成する切り欠き部の下面稜線部に形成されていることを特徴としている。
また、本発明は、前記アンダーカット溝が、縦溝及び該縦溝につながる円形窪みとで構成されていることを特徴としている。
また、本発明は、前記アンダーカット溝が、縦溝及び該縦溝につながる円柱型掘り込みとで構成されていることを特徴としている。
また、本発明は、前記円柱型掘り込みが、縦溝よりも深く形成され、または同じ深さに形成されていることを特徴としている。
なお、本発明の射出成形機においては、ランナ排出機構に加え、前記ランナ保持手段を型開き方向に付勢する付勢手段を設ける構成を採ることができる。
これにより、前記付勢手段の付勢力によって前記金型の型開きに連動し、ランナ保持手段に保持されているランナを前記ノズルから強制的に切り離すようにすることができる。
本発明によれば、 樹脂材料の特性、射出圧力や樹脂溶融温度等の条件に影響されず、ランナがノズルおよびランナ保持手段から分離不能となることを抑制することができ、安定した連続成形が可能となる射出成形機を実現することができる。
つぎに、本発明の実施の形態について説明するが、本発明はこれらの実施の形態によって何ら制限されるものではない。
[実施の形態1]
実施の形態1には、本発明を適用して、つぎのようなランナ排出機構を備えた射出成形機を構成した。
図1〜図10に本実施の形態におけるランナ排出機構を備えた射出成形機の金型周辺部分の構成を示す。
図13に、本実施の形態におけるランナ排出機構を備えた射出成形機の全体構成を示す。
まず、図13で型締めモータ50の回転をボールねじ51で直線運動に変換し、さらにトグルリンク機構52、53で可動プラテン7の上下運動に変換する。
図13は型締めが完了した状態であり、可動プラテン7は中間プレート6を挟んで固定プラテン9に押し付けられる。
可動プラテン7に不図示のねじで固定された金型の可動側型板54は、中間プレート6に不図示のねじで固定された金型の固定側型板2とともに固定プラテン9に押し付けられている。
このときランナ保持部材1は固定側型板2に嵌め込まれた状態で固定プラテン9に押し付けられている。
次に、射出モータ55の回転をベルト56でボールねじ57に伝達する。
材料供給口58から供給された樹脂ペレットはヒーター59で加熱された不図示のシリンダ内で溶融され、ボールねじ57が押し下げる不図示のプランジャによってノズル60から金型内に射出され成形品が成形される。
射出停止の後、型締めモータを逆転させ、可動プラテン7を下降させて成形品を不図示の取出し機構で取出す。
また、中間プレート6は所定の位置まで下降して停止しており、中間プレート6の下降にともない固定側型板2に設けられた溶融樹脂の経路に形成されたランナは固定側型板2及びノズル60から分離されて、ランナ保持手段1に固着した状態となる。
後述する機構によりランナ保持手段1を型の外に抜き出すことでランナはランナ保持手段1から分離され排出される。
図1は、本実施の形態におけるランナ排出機構を備えた射出成形機のランナ排出機構とその周辺部の構成を示す図であり、図2は駆動ブロックの詳細構成を示す図である。
次に、図1及び図2により本実施の形態における射出成形機のランナ排出機構の概略を説明する。
図1及び図2において、1はランナ保持手段(ランナロック部材)、2は固定側型板、3は成形品、4はランナ、5は分離ブロック、6は中間プレート、7は可動プラテン、8はランナフレーム、9は固定プラテンである。
また、10はねじ、11はステッピングモータ、12はシャフト、13、14はプーリー、15はショルダーボルト、16はタイミングベルトである。
また、17、18は駆動ブロック、19はシャフト、20はブッシュ、21a、21bはねじ、22はハネ、23はねじ、24は金具、25はフォトセンサー、26はEリング、27は固定ブロック、28はボールプランジャー、29はボール部である。
また、30はねじ、31はノズル、32はショルダーボルト、33はカラーである。
[実施の形態1]
実施の形態1には、本発明を適用して、つぎのようなランナ排出機構を備えた射出成形機を構成した。
図1〜図10に本実施の形態におけるランナ排出機構を備えた射出成形機の金型周辺部分の構成を示す。
図13に、本実施の形態におけるランナ排出機構を備えた射出成形機の全体構成を示す。
まず、図13で型締めモータ50の回転をボールねじ51で直線運動に変換し、さらにトグルリンク機構52、53で可動プラテン7の上下運動に変換する。
図13は型締めが完了した状態であり、可動プラテン7は中間プレート6を挟んで固定プラテン9に押し付けられる。
可動プラテン7に不図示のねじで固定された金型の可動側型板54は、中間プレート6に不図示のねじで固定された金型の固定側型板2とともに固定プラテン9に押し付けられている。
このときランナ保持部材1は固定側型板2に嵌め込まれた状態で固定プラテン9に押し付けられている。
次に、射出モータ55の回転をベルト56でボールねじ57に伝達する。
材料供給口58から供給された樹脂ペレットはヒーター59で加熱された不図示のシリンダ内で溶融され、ボールねじ57が押し下げる不図示のプランジャによってノズル60から金型内に射出され成形品が成形される。
射出停止の後、型締めモータを逆転させ、可動プラテン7を下降させて成形品を不図示の取出し機構で取出す。
また、中間プレート6は所定の位置まで下降して停止しており、中間プレート6の下降にともない固定側型板2に設けられた溶融樹脂の経路に形成されたランナは固定側型板2及びノズル60から分離されて、ランナ保持手段1に固着した状態となる。
後述する機構によりランナ保持手段1を型の外に抜き出すことでランナはランナ保持手段1から分離され排出される。
図1は、本実施の形態におけるランナ排出機構を備えた射出成形機のランナ排出機構とその周辺部の構成を示す図であり、図2は駆動ブロックの詳細構成を示す図である。
次に、図1及び図2により本実施の形態における射出成形機のランナ排出機構の概略を説明する。
図1及び図2において、1はランナ保持手段(ランナロック部材)、2は固定側型板、3は成形品、4はランナ、5は分離ブロック、6は中間プレート、7は可動プラテン、8はランナフレーム、9は固定プラテンである。
また、10はねじ、11はステッピングモータ、12はシャフト、13、14はプーリー、15はショルダーボルト、16はタイミングベルトである。
また、17、18は駆動ブロック、19はシャフト、20はブッシュ、21a、21bはねじ、22はハネ、23はねじ、24は金具、25はフォトセンサー、26はEリング、27は固定ブロック、28はボールプランジャー、29はボール部である。
また、30はねじ、31はノズル、32はショルダーボルト、33はカラーである。
本実施の形態では、射出成形において、成形時にランナ保持手段1が固定側型板2内に挿入され、ランナ保持手段1が固定側型板2の一部となり、成形品3が成形される。
ランナ保持手段1の先端には、ランナ4の一部を形成するためのU字形切り欠き部が設けられており、射出成形の際に成形品3と共に形成されるランナ4がランナ保持手段1に固着して保持される。
型開きにおいて、固定側型板2を開いた後にランナ保持手段1をランナ4を保持した状態で固定側型板2の外に移動させる。
その際、このランナ保持手段1の移動先への移動中に、ランナ4のみ分離ブロック5の尖部37にぶつけることで、ランナ保持手段1からランナ4を分離する仕組みになっている。
ランナ保持手段1の先端には、ランナ4の一部を形成するためのU字形切り欠き部が設けられており、射出成形の際に成形品3と共に形成されるランナ4がランナ保持手段1に固着して保持される。
型開きにおいて、固定側型板2を開いた後にランナ保持手段1をランナ4を保持した状態で固定側型板2の外に移動させる。
その際、このランナ保持手段1の移動先への移動中に、ランナ4のみ分離ブロック5の尖部37にぶつけることで、ランナ保持手段1からランナ4を分離する仕組みになっている。
つぎに、ランナ保持手段1の駆動の機構について説明する。
ランナ排出機構の母体であるランナフレーム8は、固定プラテン9にねじ10で取付けられている。
動力源であるステッピングモータ11が、ランナフレーム8に設けられた長穴に取付けられている。
また、ランナフレーム8には、シャフト12を通すための長穴が設けられている。
ステッピングモータ11のシャフト12にはプーリー13が取付けられ、更にランナフレーム8にもプーリー14がショルダーボルト15で取付けられている。これら二つのプーリー13、14にタイミングベルト16が張られている。
この時、長穴を利用して、ステッピングモータ11をスライドさせ、タイミングベルト16を張るように構成されている。
更に、タイミングベルト16の歯山に合うような溝を設けた駆動ブロック17と駆動ブロック18でタイミングベルト16を挟み込むように構成されている。
このような仕組みによって、ステッピングモータ11の回転運動を駆動ブロック17、18の直線運動に変換することができる。
ランナ排出機構の母体であるランナフレーム8は、固定プラテン9にねじ10で取付けられている。
動力源であるステッピングモータ11が、ランナフレーム8に設けられた長穴に取付けられている。
また、ランナフレーム8には、シャフト12を通すための長穴が設けられている。
ステッピングモータ11のシャフト12にはプーリー13が取付けられ、更にランナフレーム8にもプーリー14がショルダーボルト15で取付けられている。これら二つのプーリー13、14にタイミングベルト16が張られている。
この時、長穴を利用して、ステッピングモータ11をスライドさせ、タイミングベルト16を張るように構成されている。
更に、タイミングベルト16の歯山に合うような溝を設けた駆動ブロック17と駆動ブロック18でタイミングベルト16を挟み込むように構成されている。
このような仕組みによって、ステッピングモータ11の回転運動を駆動ブロック17、18の直線運動に変換することができる。
駆動ブロック17、18の詳細を、図2により説明する。
駆動ブロック17、18の運動を規制するために、駆動ブロック18に運動方向に貫通穴を設け、シャフト19が通されている。
なお、駆動ブロック18が滑らかに駆動するように、駆動ブロック18の穴にはブッシュ20が挿入されている。更にランナ保持手段1を駆動ブロック18に取付けることで、ランナ保持手段1が駆動ブロック17、18と共に直線運動をする。
その際、ランナ保持手段1の直線運動は、ランナフレーム8に取付いた分離ブロック5によって誘導される。
ランナ保持手段1が固定側型板2内に挿入される量は、駆動ブロック17、18をランナフレーム8にぶつけることで位置決めされる。
この時、駆動ブロック18にねじ21a、21bで取付けられたハネ22を、ランナフレーム8にねじ23で取付けられた金具24に固定されたフォトセンサー25で検知し、ランナ保持手段1が固定側型板2内に居ることを確認している。また、ランナ保持手段1の固定側型板2外への移動量は、成形機のソフト設定で適宜決定される。
仮に、駆動ブロック17、18がステッピングモータ11の脱調等によりオーバーランした時には、プーリーに衝突しないようにEリング26がシャフト19に取付けられる。
駆動ブロック17、18の運動を規制するために、駆動ブロック18に運動方向に貫通穴を設け、シャフト19が通されている。
なお、駆動ブロック18が滑らかに駆動するように、駆動ブロック18の穴にはブッシュ20が挿入されている。更にランナ保持手段1を駆動ブロック18に取付けることで、ランナ保持手段1が駆動ブロック17、18と共に直線運動をする。
その際、ランナ保持手段1の直線運動は、ランナフレーム8に取付いた分離ブロック5によって誘導される。
ランナ保持手段1が固定側型板2内に挿入される量は、駆動ブロック17、18をランナフレーム8にぶつけることで位置決めされる。
この時、駆動ブロック18にねじ21a、21bで取付けられたハネ22を、ランナフレーム8にねじ23で取付けられた金具24に固定されたフォトセンサー25で検知し、ランナ保持手段1が固定側型板2内に居ることを確認している。また、ランナ保持手段1の固定側型板2外への移動量は、成形機のソフト設定で適宜決定される。
仮に、駆動ブロック17、18がステッピングモータ11の脱調等によりオーバーランした時には、プーリーに衝突しないようにEリング26がシャフト19に取付けられる。
固定ブロック27の詳細を図3に示す。
本実施の形態においては、ランナ保持手段1を強制的に押し下げるために、ボールプランジャー28が用いられる。
このボールプランジャー28は、先端のボール部29が内部の不図示のバネによって先端側へ付勢するように構成されており、ランナフレーム8に固定ブロック27を介して取付けられている。
固定ブロック27には、ボールプランジャー28を取付けるコの字形の取付穴があり、取付穴を締めこむようにねじ30を締めこむことでボールプランジャー28を固定する。
ランナフレーム8には、ボールプランジャー28の先端のボール部29が通るにげ穴が設けてあり、ボール部29がランナ保持手段にぶつかるようにボールプランジャー28の位置を調整する。
ねじ30を緩めればボールプランジャー28の位置は調整でき、ねじ30を再度締め直すことでボールプランジャー28は固定される。
本実施の形態においては、ランナ保持手段1を強制的に押し下げるために、ボールプランジャー28が用いられる。
このボールプランジャー28は、先端のボール部29が内部の不図示のバネによって先端側へ付勢するように構成されており、ランナフレーム8に固定ブロック27を介して取付けられている。
固定ブロック27には、ボールプランジャー28を取付けるコの字形の取付穴があり、取付穴を締めこむようにねじ30を締めこむことでボールプランジャー28を固定する。
ランナフレーム8には、ボールプランジャー28の先端のボール部29が通るにげ穴が設けてあり、ボール部29がランナ保持手段にぶつかるようにボールプランジャー28の位置を調整する。
ねじ30を緩めればボールプランジャー28の位置は調整でき、ねじ30を再度締め直すことでボールプランジャー28は固定される。
つぎに、本実施態様のランナ排出機構におけるランナ4とノズル31を分離する動作について説明する。
図4、図5に、これらの動作を説明する図を示す。
ランナ保持手段1の後端は、ショルダーボルト32によってカラー33を挟んで遊びをもって駆動ブロックに取付けられている。
また、分離ブロック5とランナ保持手段1の間にも遊びがあるので、ランナ保持手段1の先端は通常は傾いている。
ランナ保持手段1の先端に形成されたランナ形成部は成形時にノズル31下部近傍に挿入され、型閉めと共に固定プラテン9の下面に一致するように持ち上げられる。
固定側型板2にはランナ保持手段1の先端に形成されたランナ形成部と同一形状の溝が彫ってあり、成形時においてランナ保持手段1の先端に形成されたランナ形成部は固定側型板2の一部になる。
図4、図5に、これらの動作を説明する図を示す。
ランナ保持手段1の後端は、ショルダーボルト32によってカラー33を挟んで遊びをもって駆動ブロックに取付けられている。
また、分離ブロック5とランナ保持手段1の間にも遊びがあるので、ランナ保持手段1の先端は通常は傾いている。
ランナ保持手段1の先端に形成されたランナ形成部は成形時にノズル31下部近傍に挿入され、型閉めと共に固定プラテン9の下面に一致するように持ち上げられる。
固定側型板2にはランナ保持手段1の先端に形成されたランナ形成部と同一形状の溝が彫ってあり、成形時においてランナ保持手段1の先端に形成されたランナ形成部は固定側型板2の一部になる。
つぎに、ランナ保持手段1の先端に形成されたランナ形成部で形成されたランナを保持するためのランナ保持手段の先端におけるアンダーカット溝について説明する。
図6、図7、図8に、ランナ保持手段の先端に形成されたアンダーカット溝の構成を示す。
図6、図7、図8に、ランナ保持手段の先端に形成されたアンダーカット溝の構成を示す。
図6、図7、図8に示すように、このランナ保持手段1の先端には、ランナの一部を形成するための切り欠きであるU字形切り欠き部の下面稜線部38に、縦溝35及び円形窪み36とで構成されたアンダーカット溝34が設けられている。
このようなアンダーカット溝34を形成して成形を行うことにより、U字形切り欠き部内及びアンダーカット溝34に射出された溶融樹脂でランナの一部が形成されて、ランナ4をランナ保持手段1に保持させることができる。
このアンダーカット溝34により、ランナ4はランナ保持手段1に対し上側に移動しないように規制される。
これにより、成形終了後の型開き時にアンダーカット溝34のついたランナ保持手段1をボールプランジャー28によってランナ4を保持した状態で押し下げることで、ランナ4をノズル31から確実に切り離すことが可能となる。
その後、ランナ保持手段1を金型の外に移動させ、ランナ4を金型から抜き出す際の動きを利用して、ランナ4のアンダーカット溝の中に形成された部分よりも下側に形成された部分を分離ブロック5の尖部37に衝突させる。
その時、ランナ4に発生する回転モーメントによって、ランナ4はアンダーカット溝34からはずれ、ランナ保持手段1から分離する。
このようなアンダーカット溝34を形成して成形を行うことにより、U字形切り欠き部内及びアンダーカット溝34に射出された溶融樹脂でランナの一部が形成されて、ランナ4をランナ保持手段1に保持させることができる。
このアンダーカット溝34により、ランナ4はランナ保持手段1に対し上側に移動しないように規制される。
これにより、成形終了後の型開き時にアンダーカット溝34のついたランナ保持手段1をボールプランジャー28によってランナ4を保持した状態で押し下げることで、ランナ4をノズル31から確実に切り離すことが可能となる。
その後、ランナ保持手段1を金型の外に移動させ、ランナ4を金型から抜き出す際の動きを利用して、ランナ4のアンダーカット溝の中に形成された部分よりも下側に形成された部分を分離ブロック5の尖部37に衝突させる。
その時、ランナ4に発生する回転モーメントによって、ランナ4はアンダーカット溝34からはずれ、ランナ保持手段1から分離する。
図9に、ランナ4が分離ブロック5に衝突するまでの分離前の状態を示す。
また、図10に、ランナ4が分離ブロック5の尖部37に衝突してから、発生する回転モーメントによりアンダーカット溝34からはずれ、ランナ保持手段1から分離し、落下してゆく様の詳細図を示す。
これらの図に示されているように、衝突の際に発生する回転モーメントは、ランナのアンダーカット溝34内に形成された部分に対しては、略垂直な下向きの力として働く。
ランナ保持手段1に設けられたU字形切り欠き部の下面稜線部38に、縦溝35及び円形窪み36とで構成されたアンダーカット溝34は、衝突で発生する下向きの力に対して確実に外れるよう、抜き抵抗を小さくするべく考慮された溝形状を有している。
また、ランナ保持手段が傾いて取付けられていることにより、回転力を受け、ランナ4が回転してアンダーカット溝34から外れるに十分な空間を有する。
またアンダーカット溝34の上記形状は、ランナの水平方向への移動を妨げるように機能する。
これは縦溝35の先端に、より深い窪みを設けたり、縦溝35の幅よりも広がったり逸脱した部分を設けること、等によってランナの水平方向への移動をより規制することが可能となる。
また、縦溝35の幅や深さを部分的に変えるようにしてもよい。また、縦溝を曲げるようにしてもよい。
また、図10に、ランナ4が分離ブロック5の尖部37に衝突してから、発生する回転モーメントによりアンダーカット溝34からはずれ、ランナ保持手段1から分離し、落下してゆく様の詳細図を示す。
これらの図に示されているように、衝突の際に発生する回転モーメントは、ランナのアンダーカット溝34内に形成された部分に対しては、略垂直な下向きの力として働く。
ランナ保持手段1に設けられたU字形切り欠き部の下面稜線部38に、縦溝35及び円形窪み36とで構成されたアンダーカット溝34は、衝突で発生する下向きの力に対して確実に外れるよう、抜き抵抗を小さくするべく考慮された溝形状を有している。
また、ランナ保持手段が傾いて取付けられていることにより、回転力を受け、ランナ4が回転してアンダーカット溝34から外れるに十分な空間を有する。
またアンダーカット溝34の上記形状は、ランナの水平方向への移動を妨げるように機能する。
これは縦溝35の先端に、より深い窪みを設けたり、縦溝35の幅よりも広がったり逸脱した部分を設けること、等によってランナの水平方向への移動をより規制することが可能となる。
また、縦溝35の幅や深さを部分的に変えるようにしてもよい。また、縦溝を曲げるようにしてもよい。
[実施の形態2]
実施の形態2においては、アンダーカット溝34の形状を実施の形態1とは別の形態としたランナ排出機構を備えた射出成形機を構成した。
図11に、本実施の形態におけるアンダーカット溝34の構成を示す。図11(a)はアンダーカット溝の構成を示す下面図、図11(b)はアンダーカット溝の構成を側面方向より見た断面図である。
図11に示すように、本実施の形態では、アンダーカット溝先端の掘り込みが円柱型とし、深さを縦溝より深くしている。
これにより、ランナ4をノズル31から、より確実に切り離し、金型外への排出を安定させることが可能となる。
また、先端の円柱状の掘り込みは縦溝より深いため、直径は縦溝より小さくしてもよい。
また、掘り込みの形状は円形以外のさまざまな形状とすることができる。
また、掘り込みの深い部分を浅い部分よりも小さくすることで、下向きの力に対して、より外れやすい形状とすることができる。
実施の形態2においては、アンダーカット溝34の形状を実施の形態1とは別の形態としたランナ排出機構を備えた射出成形機を構成した。
図11に、本実施の形態におけるアンダーカット溝34の構成を示す。図11(a)はアンダーカット溝の構成を示す下面図、図11(b)はアンダーカット溝の構成を側面方向より見た断面図である。
図11に示すように、本実施の形態では、アンダーカット溝先端の掘り込みが円柱型とし、深さを縦溝より深くしている。
これにより、ランナ4をノズル31から、より確実に切り離し、金型外への排出を安定させることが可能となる。
また、先端の円柱状の掘り込みは縦溝より深いため、直径は縦溝より小さくしてもよい。
また、掘り込みの形状は円形以外のさまざまな形状とすることができる。
また、掘り込みの深い部分を浅い部分よりも小さくすることで、下向きの力に対して、より外れやすい形状とすることができる。
[実施の形態3]
実施の形態3においては、アンダーカット溝34の形状を実施の形態1及び実施の形態2とは別の形態としたランナ排出機構を備えた射出成形機を構成した。図12に、本実施の形態におけるアンダーカット溝34の構成を示す。
図12(a)はアンダーカット溝の構成を示す下面図、図12(b)はアンダーカット溝の構成を側面方向より見た断面図である。
図12に示すように、本実施の形態では、アンダーカット溝34の先端の掘り込みは実施の形態2と同様に円柱型であるが、深さを同一としている。
これにより、分離ブロック5に衝突時の抜け抵抗をさらに小さくすることが可能となる。
この場合、掘り込みの深さが浅いため、掘り込みの直径は縦溝の幅よりも大きくする必要がある。
あるいは、掘り込みの直径を小さくした場合には、縦溝の延長上から逸脱するように形成すればよい。
また、掘り込みの深さはさらに浅くてもよい。
また、掘り込みの形状は円形以外のさまざまな形状とすることができる。
実施の形態3においては、アンダーカット溝34の形状を実施の形態1及び実施の形態2とは別の形態としたランナ排出機構を備えた射出成形機を構成した。図12に、本実施の形態におけるアンダーカット溝34の構成を示す。
図12(a)はアンダーカット溝の構成を示す下面図、図12(b)はアンダーカット溝の構成を側面方向より見た断面図である。
図12に示すように、本実施の形態では、アンダーカット溝34の先端の掘り込みは実施の形態2と同様に円柱型であるが、深さを同一としている。
これにより、分離ブロック5に衝突時の抜け抵抗をさらに小さくすることが可能となる。
この場合、掘り込みの深さが浅いため、掘り込みの直径は縦溝の幅よりも大きくする必要がある。
あるいは、掘り込みの直径を小さくした場合には、縦溝の延長上から逸脱するように形成すればよい。
また、掘り込みの深さはさらに浅くてもよい。
また、掘り込みの形状は円形以外のさまざまな形状とすることができる。
1:ランナ保持手段(ランナロック部材)
2:固定側型板
3:成形品
4:ランナ
5:分離ブロック
6:中間プレート
7:可動プラテン
8:ランナフレーム
9:固定プラテン
10:ねじ
11:ステッピングモータ
12:シャフト
13:プーリー
14 プーリー
15:ショルダーボルト
16:タイミングベルト
17:駆動ブロック
18:駆動ブロック
19:シャフト
20:ブッシュ
21a、21b:ねじ
22:ハネ
23:ねじ
24:金具
25:フォトセンサー
26:Eリング
27:固定ブロック
28:ボールプランジャー
29:ボール部
30:ねじ
31:ノズル
32:ショルダーボルト
33:カラー
34:アンダーカット溝
35:縦溝
36:円形窪み
37:尖部
38:U字形切り欠き部下面稜線部
2:固定側型板
3:成形品
4:ランナ
5:分離ブロック
6:中間プレート
7:可動プラテン
8:ランナフレーム
9:固定プラテン
10:ねじ
11:ステッピングモータ
12:シャフト
13:プーリー
14 プーリー
15:ショルダーボルト
16:タイミングベルト
17:駆動ブロック
18:駆動ブロック
19:シャフト
20:ブッシュ
21a、21b:ねじ
22:ハネ
23:ねじ
24:金具
25:フォトセンサー
26:Eリング
27:固定ブロック
28:ボールプランジャー
29:ボール部
30:ねじ
31:ノズル
32:ショルダーボルト
33:カラー
34:アンダーカット溝
35:縦溝
36:円形窪み
37:尖部
38:U字形切り欠き部下面稜線部
Claims (7)
- 射出成形時に形成されたランナを保持するランナ保持手段と、
前記ランナ保持手段を金型内または金型外に移動させるための駆動手段と、
前記ランナ保持手段から前記ランナを分離するランナ分離手段と、
を有するランナ排出機構を備え、ノズルから溶融樹脂を射出して成形品を成形する射出成形機において、
前記ランナ保持手段が、前記ランナを保持する第1の保持部と、該第1の保持部に連接して前記ランナを保持する第2の保持部を有することを特徴とする射出成形機。 - 前記第2の保持部は、型開きの際、及び前記駆動手段により前記ランナ保持手段を金型外に移動させる際に、前記ランナ保持手段に対して前記ランナが上側に移動すること及び水平方向に移動することを阻止する溝構造により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
- 前記溝構造は、該溝構造の中にランナの一部を形成して保持し、前記駆動手段により前記ランナ保持手段を金型外に移動させた際に、
前記溝構造よりも下側に形成されたランナの部分が前記ランナ分離手段に衝突して生じる回転モーメントに対して抜き抵抗を小さくし、
前記ランナの前記ランナ保持手段からの分離を容易にする形状のアンダーカット溝によって構成されていることを特徴とする請求項2に記載の射出成形機。 - 前記アンダーカット溝は、前記ランナ保持手段の先端に設けられた前記第1の保持部を構成する切り欠き部の下面稜線部に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の射出成形機。
- 前記アンダーカット溝は、縦溝及び該縦溝につながる円形窪みとで構成されていることを特徴とする請求項4に記載の射出成形機。
- 前記アンダーカット溝は、縦溝及び該縦溝につながる円柱型掘り込みとで構成されていることを特徴とする請求項4に記載の射出成形機。
- 前記円柱型掘り込みは、縦溝よりも深く形成され、または同じ深さに形成されていることを特徴とする請求項6に記載の射出成形機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005305299A JP2007111976A (ja) | 2005-10-20 | 2005-10-20 | 射出成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005305299A JP2007111976A (ja) | 2005-10-20 | 2005-10-20 | 射出成形機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007111976A true JP2007111976A (ja) | 2007-05-10 |
Family
ID=38094599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005305299A Pending JP2007111976A (ja) | 2005-10-20 | 2005-10-20 | 射出成形機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007111976A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010105220A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Canon Electronics Inc | 射出成形機 |
JP2011201291A (ja) * | 2010-03-02 | 2011-10-13 | Canon Electronics Inc | ランナ排出装置及び射出成形機 |
EP2573855A1 (en) | 2007-04-20 | 2013-03-27 | Mitsubishi Chemical Corporation | Nonaqueous electrolytes and nonaqueous-electrolyte secondary battery employing the same |
JP2014012363A (ja) * | 2012-07-04 | 2014-01-23 | Canon Electronics Inc | 射出成形機 |
-
2005
- 2005-10-20 JP JP2005305299A patent/JP2007111976A/ja active Pending
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JP2010105220A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Canon Electronics Inc | 射出成形機 |
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JP2014012363A (ja) * | 2012-07-04 | 2014-01-23 | Canon Electronics Inc | 射出成形機 |
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