JP2007109125A - 優待確認システム、支払システム、株式取引情報システム、株主優待システム、優待確認方法、株主優待方法、支払決定プログラムおよび優待確認プログラム - Google Patents

優待確認システム、支払システム、株式取引情報システム、株主優待システム、優待確認方法、株主優待方法、支払決定プログラムおよび優待確認プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】支払手段における支払の段階で、株主優待としての値引き等を与える場合に、複数の事業者の提供する支払手段に共通して利用可能な手段を提供すること。
【解決手段】株式を発行する企業を特定する企業コード、株主を特定する株主コードおよび株式の数を対応付けて記録した株式取引情報141と、株主優待の条件を定義する優待条件情報142と、利用可能な株主優待の残数を記録した残数情報143とを記憶する記憶手段140と、商品等を購入した株主の株主コード、企業の企業コードおよび商品等の購入金額が含まれる決済情報を受信する通信手段133と、株式取引情報から、決済情報に基づいて、株主の保有する株式の数を検索して、優待条件情報に基づいて、株主優待の適用量を算出する取引情報登録手段131と、残数情報が0ではない場合、この適用量を送信する優待付与手段132を備える優待確認システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、会社が株主等に優待するための技術に関し、特に一般的な支払手段による支払と優待を連携する技術に関する。
株式会社は、当該株式会社の株式の保有を促すために、株主優待制度を設けている場合が多い。株主優待制度では、当該株式会社または関連する会社の店舗等における商品の購入、サービスの利用が利用可能な株主優待券や、その会社が製造または販売する商品等を株主に送付する。
ここで、特許文献1には、複数の異業種事業体が加盟する共同事業体で発行する共通の株主優待ポイントカードに、株主優待ポイントを記憶させ、株主優待ポイントカードが共同事業体の催すフェア、あるいは共同事業体に加盟する企業の直営店で、電子マネーとして使用できるようにした技術が記載されている。また、非特許文献1には、小売業の会社が自社の株主に対して、株主優待用のクレジットカードを発行し、株主がこのクレジットカードを当該会社および関連会社の運営する店舗で買い物をした場合に、クレジットカードの決済(銀行等の口座からの引き落し)の際に割引を行うサービスについて記述されている。
特開2005−11022号公報(段落0046〜0053,図1) 西友、‘西友-IR-株主優待制度'、[online]、[平成17年7月19日検索]、インターネット<URL:http://www.seiyu.co.jp/business/stockholder.shtml>
株主優待として最も多い取り組みは、株式会社が株主に対してその株式会社またはその関連会社の店舗で利用可能な株主優待券を送付することや、その株式会社またはその関連会社が製造または販売する商品等を送付する方法が一般的である。しかしながら、これらの方法では、優待の対象が割引券等に限られたり、対象となる企業が限られたり、株主の利便性が低くなるといった問題点がある。
これに対して特許文献1には、複数の事業体が共同で株主優待のためのポイントカード利用する仕組みが記載されている。この仕組みにより、株主はポイントとして株主優待を受け取ることが可能となるが、ポイントカードとして発行する必要から、複数の企業が同時に株主優待を付与することはできるが、企業により異なる時期に株主優待を付与することなどはできない。また、株主優待はポイントカードとして電子マネー的に利用されるが、複数の異業種事業体によって株主優待のためにのみ発行する必要があり、既存の支払の仕組みであるクレジットカード等との連携が行えないといった問題点がある。
また、非特許文献1には、店舗を運営する会社の関連会社の発行するクレジットカードの会員が、当該店舗において商品の購入等を行った場合に、値引きを行うサービスが記載されている。このサービスにより、株主はクレジットカードの利用により株主優待を受けることが可能となるが、利用できるクレジットカードおよび店舗が固定されるという問題点がある。
さらに、非特許文献1に記載のサービスでは、値引きの対象となるか否かをクレジットカード会社が株主名簿の管理者に問い合わせをしなければならないが、両者が同一でない場合にはクレジットカード会社からクレジット決済の極めて大量の問い合わせが発生するという問題点も生じる。
本発明は前記の事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、クレジットカード等の既存の支払手段における支払の段階で、株主優待としての値引き等を与える場合に、複数の事業者の提供する支払手段に共通して利用可能な手段を提供することである。
上記課題を解決するためになされた、本発明に係る優待確認システムは、株式を発行する企業を特定する企業コード、その株主を特定する株主コードおよび株主の保有する株式の数を対応付けて記録した株式取引情報と、株主優待の条件を定義する優待条件情報と、株主が利用可能な株主優待の残数を記録した残数情報とを記憶する記憶手段と、企業が提供する商品または役務を購入した株主の株主コード、その企業の企業コードおよびその商品または役務の購入金額が含まれる決済情報を、株主の決済金額を決定する支払システムから受信する通信手段と、株式取引情報から、決済情報に基づいて、当該株主の保有する株式の数を検索して、優待条件情報に基づいて、株主への株主優待の適用量を算出して、記憶手段に記憶する取引情報登録手段と、残数情報が0ではない場合には、残数の範囲内で算出した適用量を株主優待として付与することを決定し、支払システムに適用量を通信手段から送信する優待付与手段とを備えることを特徴としている。
本発明の他の態様については、後記する実施の形態において詳しく説明する。
本発明によると、株主が株主優待を受けるために、株主優待券等を不要とし、クレジットカード等の利用から自動的に値引きとして優待を付与することができる。また、クレジットカード会社等と、株主名簿等を管理する組織との間での通信の処理負荷を、従来技術と比べて低減することもできる。
以下に、本発明の実施の形態を、添付した図面を参照しつつ説明する。本実施の形態は、利用者である株式会社の株主が、クレジットカードにより当該株式会社の運営する店舗等で商品の購入を行った場合に、株主優待として値引き等を提供する仕組みである。図1は本発明の一実施形態が適用された株主優待システムの概略構成図である。図1に示すように本実施の形態の株主優待システム100は、支払システム110、優待確認システム130、店舗システム150、株式取引情報システム160を有し、これらはネットワーク190により相互に接続されて構成されている。
次に、本実施の形態の株主優待システム100を構成する各構成要素について説明する。
(支払システム)
支払システム110は、株主が行った店舗等での商品の購入についての情報や、サービス(役務)の利用に対する支払いについての情報等を管理する装置であり、例えば、クレジットカード会社に設置される。
支払システム110は、優待の対象とする株式会社および優待を利用する株主を登録する対象情報登録部111、優待の適用を優待確認システム130に問い合わせ、その結果に基づいて値引き等の優待についての処理を実行する優待実行部112と、ネットワーク190を介して他の装置とデータの送受信を行う通信処理部113と、優待の対象となる企業を特定する情報を記憶する対象企業情報121および優待の対象となる株主を特定する情報を記憶する対象株主情報122を記憶する記憶部120とからなる。
なお、対象企業情報121および対象株主情報122の詳細については、後記する支払システム110の動作の説明において合せて説明する。
(優待確認システム)
優待確認システム130は、株主が行った商品の購入等の情報と、株主の株式取引の情報から、優待の適用を判断する装置であり、支払システム110または株式取引情報システム160と同じ者が設置しても、他の者が設置してもよい。
優待確認システム130は、優待の対象となる株主の株式の取引情報を登録する取引情報登録部131と、優待の適用の可否を確認する優待付与部132と、ネットワーク190を介して他のシステムとデータの送受信を行う通信処理部133と、株主の株式の取引情報を記憶する株式取引情報141、優待を付与する条件を記憶する優待条件情報142および株主ごとの優待の残りを記憶する残数情報143を記憶する記憶部140とからなる。
なお、株式取引情報141、優待条件情報142および残数情報143の詳細については、後記する優待確認システム130の動作の説明において併せて説明する。
(株式取引情報システム)
株式取引情報システム160は、株式の取引情報を優待確認システム130に提供する装置であり、例えば、証券会社、株主名簿を管理するTA(Transfer Agent)、株券の保管振替機関、振替株式の振替機関またはその他の金融機関等に設置される。
株式取引情報システム160は、株式の取引情報を優待確認システム130へ送信する取引情報送信部161と、ネットワーク190を介して他のシステムとデータの送受信を行う通信処理部162と、株主の株式の取引情報を記録する株式取引情報171、優待の対象となる企業を特定する情報を記憶する対象企業情報172および優待の対象となる株主を特定する情報を記憶する対象株主情報173を記憶する記憶部170とからなる。
株式取引情報171は、株主ごとの株式の取引に関する情報として、株主コードと当該株主コードに該当する株主の保有する株式の銘柄と、その株式数を記憶する。株式取引情報システム160は、株式取引情報171に、ある日(例えば、毎日、月末の日、株式会社の決算日等)における各株主の保有する銘柄ごとの株式数を記憶する。
これらの株式取引情報171に記憶されている情報は、証券会社に設置される株式の取引や株主毎の保有株式数を管理するシステム、TAの持つ株主名簿を管理するシステム、振替機関の管理する株主毎の株式取引の情報を管理するシステム、または、その他の金融機関が管理するシステムから、株式取引情報システム160が、通信制御装置906(図2参照)からの入力、または外部記憶装置903(図2参照)を経由して入力を受けて、記憶部170の株式取引情報171に記憶したものである。
なお、株式取引情報171、対象企業情報172および対象株主情報173の詳細については、後記する株式取引情報システム160の動作の説明において併せて説明する。
以上、説明した支払システム110、優待確認システム130および株式取引情報システム160は、いずれも例えば、図2に示すようなCPU(Central Processing Unit)901と、メモリ902と、HDD(Hard Disk Drive)等の外部記憶装置903と、キーボードやマウスなどの入力装置904と、ディスプレイやプリンタなどの出力装置905と、ネットワーク接続するための通信制御装置906と、これらの各装置を接続するバス907とを備えた汎用的なコンピュータシステムにより具現することができる。このコンピュータシステムにおいて、CPU901がメモリ902上にロードされた所定のプログラムを実行することにより、各装置の各機能が実現される。
例えば、支払システム110、優待確認システム130および株式取引情報システム160の各機能は、支払システム110用のプログラムであれば、支払システム110のCPU901が実行することにより支払システム110が具現され、優待確認システム130用プログラムであれば優待確認システム130用のCPU901が実行することで優待確認システム130が具現され、株式取引情報システム160であれば株式取引情報システム160のCPU901が実行することにより株式取引情報システム160が具現される。
なお、この場合、支払システム110の記憶部120には、支払システム110のメモリ902または外部記憶装置903が用いられる。また、優待確認システム130の記憶部140には優待確認システム130のメモリ902または外部記憶装置903が用いられる。さらに、株式取引情報システム160の記憶部170には株式取引情報システム160のメモリ902または外部記憶装置903が用いられる。
(店舗システム)
店舗システム150は、株主による商品の購入やサービスの利用等の情報を支払システム110へ送信するシステムであり、店舗やその店舗を運営する会社の本部等に設置される。店舗システム150は、例えば店舗のレジに設置するPOS(Point Of Sales)端末や、クレジットカードの決済用端末である。
また、ネットワーク190は、株主優待システム100の構成要素を相互に接続し情報の授受を行なうための回線であり、電話回線網、専用線またはVPN(Virtual Private Network)等を用いることができる。
(株主優待システムの動作)
次に、本実施の形態の株主優待システム100の処理の流れを説明する。
はじめに、株主優待システム100において、優待対象企業および株主を登録する際のフロー図の例である図3を参照しつつ、支払システム110の対象情報登録部111の処理フロー310、優待確認システム130の取引情報登録部131の処理フロー330および株式取引情報システム160の取引情報送信部161の処理フロー320について説明する(適宜、図1および図2参照)。
これらの処理は、株式取引情報システム160の記憶する株式取引情報171のうち、株主優待を付与すべき企業と株主についての株式の取引情報を、優待確認システム130に登録する処理である。
まず、支払システム110は、対象企業情報121の登録を受ける(ステップS311)。このステップでは、支払システム110は、その入力装置904からの入力等により、株主優待を行う企業を特定する符号(以下、企業コード)の入力を受け、これらの企業コードを対象企業情報121へ記憶する。この企業コードとは、後記する優待実行部112で処理の対象とする企業を特定する符号であり、例えばクレジットカード業者におけるクレジットカードの利用店舗を特定する符号(加盟店番号)や株式の取引や決済における銘柄コードである。
ここで、図4(a)は、対象企業情報121に記憶される情報を例示したテーブルである。図4(a)に示すように、対象企業情報121には、株主優待を行う企業の企業コードが記憶されている。
なお、例えば、支払システム110が店舗システム150から受信する企業コードには加盟店番号が用いられ、支払システム110が株式取引情報システム160または優待確認システム130へ送信する企業コードには株式の銘柄コードが用いられる場合には、支払システム110は、クレジットカードの加盟店番号と株式の銘柄コードの対応情報の入力を入力装置904から受け、この対応情報をさらに記憶部120に記憶することで、支払システム110は、この対応情報に基づいて、当該企業についての情報を統一して管理することができる。
また、この対応情報を、優待確認システム130や株式取引情報システム160がそれぞれの記憶部140および記憶部170に記憶しておき、支払システム110から受信した企業コードの情報を、各システムで使用する企業コードに変換することにしてもよい。
次に、支払システム110は、対象株主情報122の登録を受ける(ステップS312)。このステップでは、支払システム110は、その入力装置904や、通信制御装置906から、株主優待を受けようとする株主を特定する符号(以下、株主コード)の入力を受け、対象株主情報122に記憶する。支払システム110は、入力された株主コードをすべて対象株主情報122に記憶する。ここで、図4(b)は、対象株主情報122に記憶される情報を例示したテーブルである。図4(b)に示すように、対象株主情報122には、株主優待を受けようとする株主の株主コードが記憶されている。
この株主コードとは、株主優待を受けようとする株主を特定する符号であり、例えば株式の発行会社(またはTA)が管理する株主番号、株主が株式を保有するために開設している証券会社の証券会社番号と支店番号と口座番号の組、クレジットカードサービスの顧客を特定する番号(クレジットカード番号など)である。
なお、支払システム110は、上記の番号の対応情報の入力を、入力装置904から受け、記憶部120に記憶しておいてもよい。この場合、支払システム110は、優待実行部112で店舗システム150から受信した株主コードと、優待確認システム130へ送信する株主コードの体系が異なる場合でも、優待の付与を可能とする。すなわち、支払システム110が店舗システム150から受信するクレジットカード番号等を、株式取引情報システム160や優待確認システム130へ送信する際に、株主番号等に変換する。
次に、支払システム110は登録した対象企業情報121および対象株主情報122を株式取引情報システム160へ通信処理部162により送信する(ステップS313)。ここでは支払システム110は、対象企業情報121および対象株主情報122のすべての情報を送信してもよいし、または、過去に対象企業情報121および対象株主情報122を送信している場合は、その時点からの更新部分のみを送信してもよい。
なお、ステップS313の情報の送信処理は、ステップS311の対象企業情報121の登録や、ステップS312の対象株主情報122の登録を受けるたびに行ってもよいが、他のタイミング、例えば支払システム110があらかじめ記憶部120に入力装置904等から登録を受けたタイミングで行ってもよい。
ここで、支払システム110から対象企業情報121および対象株主情報122を受信した(ステップS321)株式取引情報システム160は、受信した情報を記憶部170の対象企業情報172、対象株主情報173にそれぞれ記憶する。ここで、図5(b)は、対象企業情報172に記憶される情報を例示したテーブルである。図5(b)に示すように、株式取引情報システム160に記憶された対象企業情報172には、図4(a)に示した支払システム110に記憶された対象企業情報121には含まれない企業コードが含まれている。これは、図5(b)に示した対象企業情報172が、図4(a)に示した対象企業情報121を積算したものであるためである。また、図5(c)は、対象株主情報173に記憶される情報を例示したテーブルである。図5(c)に示した対象株主情報173も同様に、図4(b)に示した対象株主情報122を積算したものであるため、図4(b)に示した対象株主情報122には含まれない株主コードが含まれている。
なお、ステップS311ないしステップS321の処理は、優待の対象となる企業、および、この方法により株主優待を受けようとする者のみの登録を、支払システム110から受け付けるものである。これにより、後記するステップS323における株式の取引情報の送信や、ステップS413(図7参照)における決済情報の送信において、送信すべきデータをあらかじめ限定することを可能とし、通信する情報量を大きく減らすことが可能となる。
次に、株式取引情報システム160は、株式取引情報171から、対象企業情報172、対象株主情報173に合致するものを抽出し(ステップS322)、メモリ902または外部記憶装置903に記憶する。ここで、図5(a)は株式取引情報171に記憶される情報を例示したテーブルである。図5(a)に示すように、株主ごとの株式の取引に関する情報として、株主コードと当該株主の保有する株式の銘柄(企業コード)と、その株式数が記憶されていることがわかる。さらに、対象企業情報172、対象株主情報173に合致する株式取引情報171を抽出する手順について、詳しく説明する。
まず、株式取引情報システム160は、記憶部170の対象企業情報172から、優待の対象として記憶している企業コードをすべて取り出し、当該企業コードの銘柄についての株主ごとの株式の取引情報を株式取引情報171から取り出す。次に取り出した情報から、さらに株主が対象株主情報173に優待の対象として記憶している株主の株式の取引情報のみを選択する。以上の処理により、株式取引情報システム160は、株主ごと、銘柄ごとの保有株式数の情報について、優待の対象となるもののみを抽出したこととなる。
次に、株式取引情報システム160は、ステップS322で抽出した株式取引情報171を通信処理部162により優待確認システム130へ送信する(ステップS323)。なお、株式取引情報システム160は、過去にステップS322を実行したときに抽出、送信した情報を除き、それ以降に変更となった情報のみを送信してもよい。株式取引情報システム160は、ステップS322の株式取引情報171の抽出、ステップS323の株式取引情報171の送信を、ステップS321を行った後にすぐに行ってもよいが、他のタイミング、例えば、株主優待システム100において優待の付与の処理が行われる直前等のタイミングで行ってもよい。
次に、優待確認システム130は、株式取引情報システム160から株式の取引情報を通信処理部133により受信し、株式取引情報141に記憶する(ステップS331)。ここで、図6(a)は、株式取引情報141に記憶される情報を例示したテーブルである。図6(a)に示すように、優待確認システム130に記憶された株式取引情報141には、図5(a)に示した株式取引情報システム160に記憶された株式取引情報171に含まれるすべての情報は記憶されていない。これは、図6(a)に示した株式取引情報141が、図5(a)に示した株式取引情報171を抽出したものであるためである。
次に、優待確認システム130は受信した株式取引情報141と、優待条件情報142から残数情報143を生成して記憶部140に記憶する(ステップS332)。ここで残数とは株主に付与できる優待の残りの数である。例えばある株主に優待を100単位だけ付与する場合、残数情報143の値は100の加算となり、後で説明する優待付与部132の処理において、優待確認システム130が株主に優待を付与することを決定した場合には、付与する数だけ残数を減額する。優待確認システム130は、株式取引情報141と優待条件142から残数情報143の初期値を以下のように決定して記録する。まず優待確認システム130は、株式取引情報141に記録される企業コードと株主コードおよび保有数を抽出する。次に優待確認システム130は、優待条件情報142から該当する企業コードの企業についての優待の割り当て比率を取得する。この保有数および割り当て比率を乗じた値を、初期の残数として企業コード毎、株主コード毎に残数情報143に記録する。
なお、優待条件情報142は、企業コードごとに単位株式あたりで付与する優待の数を記憶するデータベースであり、その内容は優待確認システム130が入力装置904等から入力を受けて記憶する。ここで、図6(b)は、優待条件情報142に記憶される情報を例示したテーブルである。図6(b)に示すように、優待確認システム130に記憶された優待条件情報142には、銘柄(企業コード)ごとの1株あたりの優待の実施割合を示す割り当て比率が記録されていることがわかる。
例えば、株式1に対して優待を1だけ付与する場合には、優待条件情報142の割り当て比率には1が記憶され、初期の残数情報143を算出する際には、株数にこの数値を乗ずる。
また、以上の処理において、支払システム110の処理のステップS313で送信する情報は対象企業情報121または対象株主情報122のいずれか一方のみでもよい。この場合、優待確認システム130は、ステップS322において、企業が特定されない場合にはすべての企業の株式取引情報141を、株主が特定されない場合にはすべての株主の株式取引情報141を抽出する。
次に、株主優待システム100において、株主に優待を与える際のフロー図の例である図7を参照しつつ、支払システム110の優待実行部112の処理フロー410、優待確認システム130の優待付与部132の処理フロー420について説明する(適宜、図1および図2参照)。
図7に示したフロー図は、例えば、支払システム110をクレジットカード会社に設置し、株主のクレジットカードの利用に対して優待を付与する場合には、クレジットカード決済において、クレジットカードの加盟店から、クレジットカード会社に決済情報が伝達され、実際に株主に支払を請求する際に行う処理である。
まず、支払システム110は、店舗システム150から決済情報を、通信処理部113により受信する(ステップS411)。ここで決済情報とは、例えば、ある店舗でクレジットカードが利用された場合に、当該クレジットカードの利用に対する決済を行うために、店舗に設置される店舗システム150から、クレジットカード会社に設置される支払システム110へ送信される決済情報であり、クレジットカードの利用について、株主コード、企業コード(加盟店番号)および利用金額の情報を含む。決済情報は、店舗システム150が支払システム110に対して、株主コードで特定される者から企業コードで特定される者に、同じく特定される金額の支払を行わせるための情報である。
次に、支払システム110は、ステップS411で受信した決済情報から、優待の対象となる可能性のある決済情報を抽出する(ステップS412)。この処理は、支払システム110が、店舗システム150から決済情報を受信するたび、複数の決済情報についての支払を顧客に対して請求を行うたび等に行う。
ステップS412において、まず、支払システム110は、受信した決済情報の企業コードが、記憶部120の対象企業情報121に登録されているか否かを確認する。ここで企業コードが登録されていない場合、当該決済情報についての優待は行わないものとして処理を終了する。そして、受信した決済情報の株主コードが、記憶部120の対象株主情報122で記憶する株主コードに登録されているか否かを確認する。ここで、株主コードが登録されていない場合、当該決済情報についての優待は行わないものとして処理を終了する。
そして、支払システム110は、ステップS412で抽出した決済情報を、優待確認システム130へ、通信処理部113により送信する(ステップS413)。
次に、優待確認システム130が、支払システム110から受信した決済情報が、優待の対象になるか否かを判定する処理について説明する。
まず、優待確認システム130は、支払システム110から、支払システム110が株主優待の対象となる可能性があると判断した決済情報を受信する(ステップS421)。そして、優待確認システム130は、株主優待の適用の可否をチェックする(ステップS422)。この処理では、優待確認システム130は、受信した決済情報について、優待の可否、優待の内容を決定する。具体的には次の処理を行う。
まず、優待確認システム130は、受信した決済情報から、商品の購入やサービスの利用を行った者を特定する株主コード、株主優待を行う企業を特定する企業コードを抽出する。
そして、株式取引情報141を参照して、当該株主コードで特定される者が、決済情報から取り出した企業コードで特定される企業の株式を保有しているか否かを確認する。優待確認システム130は、株式を保有していないことを確認した場合には、優待の対象としないことと判定し(優待する数をゼロとする)、ステップS424へ進む。
ここで、優待確認システム130は、株式を保有していることを確認した場合には、残数情報143を確認して、当該株主コードの株主について、当該企業コードの優待の残数があるか否かを確認する。ここで、図6(c)は、残数情報143に記憶される情報を例示したテーブルである。図6(c)に示すように、残数情報143には、企業コード(銘柄)ごとに、その優待を受ける株主を特定する株主コードおよび優待の残数が記憶されていることがわかる。
企業コードおよび株主コードに対応する残数情報143に、残数がある場合には、優待確認システム130は当該残数を優待付与数として決定し、残数をゼロとする。ただし、支払システム110から受信した決済情報の金額が残数よりも小さい場合は、決済情報の金額を優待付与数とし、残数情報143の残数からは決済情報の金額を減じる。これは残数情報143の範囲内で、優待付与を行うための処理である。
次に、優待確認システム130は、優待する数の確認結果を支払システム110へ通信処理部133により送信する(ステップS424)。優待する数とは、ステップS422で優待する数を算出した場合はその数、優待の対象としないと判定した場合は、優待の数をゼロとする情報である。
次に、支払システム110は優待確認システム130から通信処理部113により優待する数の情報を受信する(ステップS414)。
そして、支払システム110は、優待の実行を行う(ステップS415)。この優待の実行とは次の処理である。支払システム110は、店舗システム150からステップS411で受信した決済情報の金額から、ステップS414で受信した優待する数を減額する。この減額の結果について支払システム110は、例えば通信処理部113から金融機関等へ商品の購入やサービスの利用を行った者の口座からの資金の引き落しを指示するデータの送信を行う。
以上の処理により、株主が当該企業の運営する店舗での商品の購入、サービスの利用等でクレジットカードを利用した場合に、株主優待として値引き(クレジットカード決済において、請求される金額の減額)を行うことが可能となる。すなわち株主は、クレジットカードを用いて、保有する株式の発行会社の運営する店舗で買い物等をするだけで、自動的に値引きが受けられることとなる。
以上の処理の説明においては、支払システム110はクレジットカード会社に設置され、株主のクレジットカード決済時に値引きすることを例として述べた。しかし決済の方法はクレジットカードに限定されるのではなく、店舗システム150から決済を行う支払システム110にステップS413で送信した情報と同様な情報が送信されるなら、他の決済方法でもよい。例えばデビットカードによる決済についても同様に処理することが可能である。
また、残数情報143により、付与された一定の金額までの値引きを行うのではなく、株主による購入等に対して一定率の値引きを行ってもよい。この場合、優待確認システム130は優待条件情報142にあらかじめ企業コードと、保有株式数毎の値引き率を登録しておく。ステップS422では、残数情報143から値引き可能な金額を得るのではなく、ステップS421で受信した決済情報の企業コード、株主コード、株式取引情報141から得た株式数から、優待条件情報142に登録した値引き率を得る。ステップS424では優待確認システム130は、この値引き率または値引き率に決済情報の金額を乗じた数を支払システム110に通知する。
また、値引きではなく、株式に対する配当を本発明により支払うことも可能である。具体的には、優待確認システム130が、ステップS332で残数情報143を生成する際に、株主に対する配当金の額を残数として加えておく。この配当金の額は、ステップS331で株主優待の数と同様に株主が保有する数から、優待確認システム130が計算して算出してもよいし、優待確認システム130が通信処理部133により受信して記憶してもよい。
また、前記の実施の形態では店舗システム150から決済情報として、株主コード、企業コード、利用金額を含むこととしたが、これと併せて購入した商品を特定する商品コードを含んでもよい。このような構成によると、任意の店舗の利用を可能とし、購入した商品の販売または製造する企業の株主優待を受けることが可能となる。
この場合、店舗システム150は、例えばクレジットカードの決済用に店頭に置かれる端末ではなく、購入された商品の情報を特定することが可能なPOS(販売時点管理システム)を用いる。これにより、店舗システム150は、決済情報として商品コードを支払システム110に送信する。支払システム110はステップS413でこの商品コードを優待確認システム130へ送信する。優待確認システム130はステップS422で優待の可否を決定する際に、株主が商品の購入に利用した店舗を特定するための企業コードではなく、商品コードを利用する。(この際には、優待確認システム130は、あらかじめ入力装置904等から記憶部140に商品コードとその商品の購入に対して優待を付与する企業(商品のメーカー等)の企業コードの対応表を記憶しておき、購入された商品コードから、優待を付与する企業を特定する。ステップS422の確認では、この商品コードから得られた企業コードにより、優待の可否を確認する。
この構成によると、株主優待を実施する企業の製品等を取り扱う店舗であれば、いずれの店舗であっても、株主は株主優待を受けることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は前記した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された技術的思想により定められる。
本発明の実施形態が適用された株主優待システムの概略構成図である。 支払システム、優待確認システム、株式取引情報システムのハードウェア構成例を示した図である。 株主優待システムの、優待対象企業および株主を登録する処理を説明するフロー図である。 支払システムの記憶部において、(a)は対象企業情報、(b)は対象株主情報に記録される情報の例を示すテーブルである。 株式取引情報システムの記憶部において、(a)は株式取引情報、(b)は対象企業情報、(c)は対象株主情報に記録される情報の例を示すテーブルである。 優待確認システムの記憶部において、(a)は株式取引情報、(b)は優待条件情報、(c)は残数情報に記録される情報の例を示すテーブルである。 株主優待システムの、優待付与時の処理を説明するフロー図である。
符号の説明
100 株主優待システム
110 支払システム
121,172 対象企業情報
122,173 対象株主情報
130 優待確認システム
131 取引情報登録部
132 優待付与部
133 通信処理部
140 記憶部
141,171 株式取引情報
142 優待条件情報
143 残数情報
150 店舗システム
160 株式取引情報システム

Claims (15)

  1. 株主優待の適用量を算出する優待確認システムであって、
    株式を発行する企業を特定する企業コード、その株主を特定する株主コードおよび前記株主の保有する前記株式の数を対応付けて記録した株式取引情報と、前記株主優待の条件を定義する優待条件情報と、前記株主が利用可能な株主優待の残数を記録した残数情報とを記憶する記憶手段と、
    前記企業が提供する商品または役務を購入した前記株主の前記株主コード、その企業の企業コードおよびその商品または役務の購入金額が含まれる決済情報を、前記株主の決済金額を決定する支払システムから受信する通信手段と、
    前記株式取引情報から、前記決済情報に基づいて、当該株主の保有する前記株式の数を検索して、前記優待条件情報に基づいて、前記株主への株主優待の適用量を算出して、前記記憶手段に記憶する取引情報登録手段と、
    前記残数情報が0ではない場合には、前記残数の範囲内で前記算出した適用量を前記株主優待として付与することを決定し、前記支払システムに前記適用量を前記通信手段から送信する優待付与手段とを備えること、
    を特徴とする優待確認システム。
  2. 前記優待付与手段は、
    前記決済情報に含まれる前記株主コードが、前記株式取引情報に記録されているか否かを判定し、
    記録されている場合には、前記決済情報の購入金額の一定割合を前記株主優待の適用量として、前記支払システムに前記通信手段から送信すること、
    を特徴とする請求項1に記載の優待確認システム。
  3. 前記取引情報登録手段は、
    前記株主に前記企業が支払う保有株式に対する配当金額を前記残数情報に記録し、
    前記優待付与手段は、前記残数情報に記憶した配当金額の残数の範囲内で、前記決済情報に基づいて、配当金額に応じた値引き金額を、前記支払システムに前記通信手段から送信すること、
    を特徴とする請求項1に記載の優待確認システム。
  4. 前記決済情報には、前記株主が購入した商品または役務を特定する商品コードをさらに含まれ、
    前記記憶手段は、前記商品コードと、前記商品または役務を提供する前記企業の企業コードとを対応付けたテーブルをさらに記憶し、
    前記優待付与手段は、
    前記テーブルから、前記商品の製造等を行なった前記企業の企業コードを検索して、前記商品または役務の購入を行なった前記株主が、この企業コードで特定される企業の株主であると判断した場合には、前記株主優待の付与を決定すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の優待確認システム。
  5. 企業が運営する店舗等に設置された店舗システムから、前記企業が提供する商品または役務を購入した株主の決済情報を受信し、この受信した前記決済情報に基づいて、前記株主の決済金額を決定する支払システムであって、
    前記決済情報には、前記企業を特定する企業コードと、前記株主を特定する株主コードと、前記商品または前記役務の購入金額とが含まれ、
    前記企業コードおよび前記株主コードを、株主優待の適用量を決定する優待確認システムへ送信し、これに応じて前記優待確認システムから前記株主優待の適用量を受信する通信手段と、
    前記受信した前記株主優待の適用量に基づいて、前記購入金額から所定の値引きを行って決済金額を決定する優待実行手段とを備えること、
    を特徴とする支払システム。
  6. 前記株主優待を適用する可能性のある前記企業の前記企業コードおよび/または前記株主優待を適用する可能性のある前記株主の前記株主コードを記憶する記憶手段と、
    前記株主優待を適用する可能性のある前記企業の前記企業コードおよび/または前記株主優待を適用する可能性のある前記株主コードの入力を受け付け、前記記憶手段に記憶する対象情報登録手段とをさらに有し、
    前記優待実行手段は、
    前記記憶手段に前記企業コードが記憶されている場合は、前記企業の運営する店舗等に設置された店舗システムから受信した前記決済情報に含まれる前記企業コードと、前記株主優待を適用する可能性のある前記企業の前記企業コードとが、一致する前記決済情報を抽出し、
    前記記憶手段に前記株主コードが記憶されている場合は、前記決済情報に含まれる前記株主コードと、前記株主優待を適用する可能性のある前記株主の前記株主コードとが、一致する前記決済情報を抽出し、
    この抽出した前記決済情報のみを、前記優待確認システムへ送信すること、
    を特徴とする請求項5に記載の支払システム。
  7. 株式取引情報として、前記株式を発行する企業を特定する企業コード、その株主を特定する株主コードおよび前記株主の保有する前記株式の数を対応付けて管理する株式取引情報システムであって、
    前記株式取引情報と、株主優待を適用する可能性のある企業の前記企業コードおよび/または前記株主優待を適用する可能性のある株主の前記株主コードとを含んで記憶する記憶手段と、
    前記株主の決済金額を決定する支払システムから、前記株主優待を適用する可能性のある前記企業の前記企業コードおよび/または前記株主優待を適用する可能性のある前記株主の前記株主コードを受信する通信手段と、
    前記支払システムから受信した、前記株主優待を適用する可能性のある前記企業の前記企業コードおよび/または前記株主優待を適用する可能性のある前記株主の前記株主コードに一致する前記株式取引情報を前記記憶手段から抽出し、
    前記抽出した前記株式取引情報を、前記通信手段により、前記株主優待の適用量を決定する優待確認システムへ送信する取引情報送信手段とを備えること、
    を特徴とする株式取引情報システム。
  8. 株式を発行する企業の運営する店舗等に設置された店舗システムと、株主の決済金額を決定する支払システムと、株主優待の適用量を決定する優待確認システムと、株式の取引に関する情報を管理する株式取引情報システムとをネットワークを介して接続して構成される株主優待システムであって、
    前記支払システムは、
    前記店舗システムから、前記企業を識別する企業コードと、前記株主を特定する株主コードと、前記企業が提供する商品または役務の購入金額とを含んだ決済情報を取得し、前記企業コードおよび前記株主コードを、前記優待確認システムへ送信し、これに応じて前記優待確認システムから前記株主優待の適用量を受信する第1通信手段と、
    前記受信した株主優待の適用量に基づいて、前記購入金額から所定の値引きを行って決済金額を決定する優待実行手段とを備え、
    株式取引情報システムは、
    前記企業を特定する企業コード、その株主を特定する株主コードおよび前記株主の保有する前記株式の数を対応付けた株式取引情報と、株主優待を適用する可能性のある前記企業の前記企業コードおよび/または前記株主優待を適用する可能性のある株主の前記株主コードとを含んで記憶する第1記憶手段と、
    前記支払システムから、前記株主優待を適用する可能性のある前記企業の前記企業コードおよび/または前記株主優待を適用する可能性のある前記株主の前記株主コードを受信する第2通信手段と、
    前記第1記憶手段から、前記支払システムから受信した、前記株主優待を適用する可能性のある前記企業の前記企業コードおよび/または前記株主優待を適用する可能性のある前記株主の前記株主コードに一致する前記株式取引情報を抽出し、前記抽出した前記株式取引情報を、前記第2通信手段により、前記優待確認システムへ送信する取引情報送信手段とを備え、
    前記優待確認システムは、
    前記株式取引情報と、前記株主が利用可能な株主優待の残数情報とを記憶する第2記憶手段と、
    前記株式取引情報システムから、前記株式取引情報を受信する第3通信手段と、
    前記決済情報を前記支払システムから前記第3通信手段が受信すると、前記株式取引情報から当該株主の保有する前記株式の数を検索して、前記優待条件情報に基づいて、前記株主への株主優待の適用量を算出して、前記第2記憶手段に記憶する取引情報登録手段と、
    前記残数情報が0ではない場合には、前記残数の範囲内で前記算出した適用量を付与することを決定し、前記支払システムに前記株主優待の適用量を前記第3通信手段により送信する優待付与手段とを備えること、
    を特徴とする株主優待システム。
  9. 株主優待の適用量を算出する優待確認システムにおける優待確認方法であって、
    前記優待確認システムの記憶手段には、株式を発行する企業を特定する企業コード、その株主を特定する株主コードおよび前記株主の保有する前記株式の数を対応付けて記録した株式取引情報と、前記株主優待の条件を定義する優待条件情報と、前記株主が利用可能な株主優待の残数情報とが記憶され、
    通信手段が、前記企業が提供する商品または役務を購入した前記株主の前記株主コード、その企業の企業コードおよびその購入金額とを含んだ決済情報を受信する手順と、
    取引情報登録手段が、前記株式取引情報から当該株主の保有する前記株式の数を検索して、前記優待条件情報に基づいて、前記株主への株主優待の適用量を算出して、前記記憶手段に記憶する手順と、
    優待付与手段が、前記残数情報が0ではない場合には、前記残数の範囲内で前記算出した適用量を付与することを決定する手順とを含むこと、
    を特徴とする優待確認方法。
  10. 前記優待付与手段が、
    前記決済情報に含まれる前記株主コードが、前記株式取引情報に記録されているか否かを判定し、
    記録されている場合には、前記支払システムに対して前記決済情報の金額の一定割合を前記株主優待の適用量として決定すること、
    を特徴とする請求項9に記載の優待確認方法。
  11. 前記取引情報登録手段が、
    前記株主に前記企業が支払う保有株式に対する配当金を前記残数情報に記録し、
    前記優待付与手段において、前記残数情報に記憶した配当金の残数の範囲内で、前記決済情報に基づいて、配当金に応じた値引き金額を決定すること、
    を特徴とする請求項9に記載の優待確認方法。
  12. 前記決済情報には前記株主が購入等を行った商品を特定する商品コードがさらに含まれ、
    前記記憶手段には、前記商品コードと、前記商品の製造等を行なった企業の企業コードとを対応付けたテーブルがさらに記憶され、
    前記優待付与手段は、
    前記テーブルから、前記商品の製造等を行なった前記企業の企業コードを検索して、記記商品または役務の購入を行なった前記株主が、この企業コードで特定される企業の株主であると判断した場合には、前記株主優待の付与を決定すること、
    を特徴とする請求項9ないし請求項11のいずれか1項に記載の優待確認方法。
  13. 株式を発行する企業が運営する店舗等に設置された店舗システムと、株主優待を受ける株主の決済金額を決定する支払システムと、前記株主優待の適用量を決定する優待確認システムとをネットワークを介して接続して構成される株主優待システムにおける株主優待方法であって、
    前記店舗システムが、前記株主が購入した商品または役務を提供する企業を識別する企業コードと、その株主を特定する株主コードと、その購入金額とを含んだ決済情報を支払システムに送信する手順と、
    前記支払システムが、第1通信手段により、前記企業コードおよび前記株主コードを、前記優待確認システムへ送信する手順と、
    第1記憶手段に、前記株主優待の条件を定義する優待条件情報と、前記企業コード、その株主コードおよび前記株主の保有する前記株式の数を対応付けて記録した株式取引情報と、前記株主が利用可能な株主優待の残数情報とを記憶した前記優待確認システムが、取引情報登録手段により、前記支払システムから受信した前記企業コードおよび前記株主コードに基づいて、前記株式取引情報から当該株主の保有する前記株式の数を検索して、前記優待条件情報に基づいて、前記株主への株主優待の適用量を算出して、前記第1記憶手段に記憶する手順と、
    前記優待確認システムが、優待付与手段により、前記残数情報が0ではない場合には、前記残数の範囲内で前記算出した適用量を付与することを決定して前記支払システムに送信する手順と、
    前記支払システムが、優待実行手段により、受信した前記株主優待の適用量に基づいて、前記購入金額から所定の値引きを行って決済金額を決定する手順とを含むこと、
    を特徴とする株主優待方法。
  14. 株式を発行する企業が運営する店舗等に設置されたシステムから、前記企業が提供する商品または役務を購入した株主の決済情報を受信し、この受信した前記決済情報に基づいて、前記株主の決済金額を決定する支払システムとして、コンピュータを動作させるための支払決定プログラムであって、
    前記決済情報には、前記企業を識別する企業コードと、前記株主を特定する株主コードと、前記商品または前記役務の購入金額とが含まれ、
    前記支払決定プログラムは、前記コンピュータを、
    前記企業コードおよび前記株主コードを、株主優待の適用の可否を確認する優待確認システムへ送信し、これに応じて前記優待確認システムから前記株主優待の適用量を受信する通信手段と、
    前記株主優待の適用量に基づいて、前記購入金額から所定の値引きを行って決済金額を決定する優待実行手段として機能させること、
    を特徴とする支払決定プログラム
  15. 株主優待の適用量を算出する優待確認システムとしてコンピュータを動作させるための優待確認プログラムであって、
    株式を発行する企業を特定する企業コード、その株主を特定する株主コードおよび前記株主の保有する前記株式の数を対応付けて記録した株式取引情報と、前記株主優待の条件を定義する優待条件情報と、前記株主が利用可能な株主優待の残数情報とが記憶手段に記憶され、
    前記優待確認プログラムは、前記コンピュータを、
    前記企業の提供する商品または役務を購入した前記株主の前記株主コード、その企業の企業コードおよびその購入金額が含まれる決済情報を支払システムから受信する通信手段と、
    前記株式取引情報から当該株主の保有する前記株式の数を検索して、前記優待条件情報に基づいて、前記株主への株主優待の適用量を算出して、前記記憶手段に記憶する取引情報登録手段と、
    前記残数情報が0ではない場合には、前記残数の範囲内で前記算出した適用量を付与することを決定し、前記支払システムに前記株主優待の適用量を前記通信手段により送信する優待付与手段として機能させること、
    を特徴とする優待確認プログラム。
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