JP2007105698A - ノロ水の回収濾過装置 - Google Patents

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朋典 一場
Koichiro Morimura
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Abstract

【課題】フィルタの目詰まりが起こりにくく、給水ポンプも壊れにくいほか、密閉容器は1個だけで済むノロ水の回収濾過装置。
【解決手段】ノロ水12を回収する容器であって、上部は閉じられ、底部にフィルタ5を有する第1容器1と、第1容器1の外部に第1容器1を包含する態様で配置され、第1容器1で濾過された濾過水を溜める密閉された第2容器2とを有し、第1容器1を第1の負圧発生装置3aに、第2容器2を第2の負圧発生装置3bに各々連結し、第1容器1の負圧P1を第2容器2の負圧P2より高く設定して、第1容器1の底部のフィルタ5により吸引濾過を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、岩石、コンクリート穿孔・切削するドリル工具を冷却した冷却水が流れ落ちて汚濁したノロ水を回収して濾過し、再び冷却水として利用するためのノロ水の回収濾過装置に関するものである。
一般に、岩石、コンクリート等を穿孔するドリル工具は冷却水で冷却されるが、冷却水を有効に再利用するための回収濾過装置が知られている。その装置の1つが特許文献1に示されている。
流れ落ちた冷却水は穿孔屑を含んで汚濁したノロ水となるので、このようなノロ水を再び使用できるようにするためには、濾過する必要がある。従来のノロ水の濾過装置は、給水ポンプでノロ水を吸い上げ、そのままフィルタに押し付けて加圧することにより濾過する技術であった。
特開平11−311083号公報
しかし、ノロ水を直接に給水ポンプで吸い上げると中に含まれる穿孔屑や粉塵が給水ポンプの構成部品を破損させることがあり、またフィルタは、回収されたノロ水の中に常時漬かっているため、フィルタの目詰まりが起こりやすく、タンクの中には大量のノロ水が残り掃除が大変である。
また、2個以上の気密、液密な密閉容器を必要とするので高価なものにならざるを得なかった。
本発明は、上記問題点を解消し、フィルタの目詰まりが起こりにくく、給水ポンプも壊れにくいほか、気密、液密な容器を1個だけで済ますノロ水の回収濾過装置を提供することをその課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、ノロ水を回収する容器であって、上部は閉じられ、底部にフィルタを有する第1容器と、第1容器の外部に第1容器を包含する態様で配置され、第1容器で濾過された濾過水を溜める密閉された第2容器とを有し、第1容器を第1の負圧発生装置に、第2容器を第2の負圧発生装置に各々連結し、第1容器の負圧P1を第2容器の負圧P2より高く設定して、第1容器の底部のフィルタにより吸引濾過を行うことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、さらに、上記第1容器の内側に更に内側容器を配置し、この内側容器の底部に上記フィルタを設置し、上記第1容器の底面に多数の貫通孔を設け、この底面に上記フィルタを配置したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、第1の負圧発生装置および第2の負圧発生装置により各々第1容器および第2容器を負圧にし、第1容器の底面に備えられたフィルタによりノロ水を濾過し回収する。上記第1容器の負圧P1を上記第2容器の負圧P2より高く設定することにより、第1容器内のノロ水は底部のフィルタを通り、濾過されて第2容器内に吸引される。
この様な方式とすることにより、第1容器底部の全面にフィルタを設置することができ、従来のパイプの周囲に設ける方式よりフィルタ面積を大きくできるため、目詰まりが起こりにくく濾過能力が向上する。また、第2容器にはノロ水からノロが吸引濾過された濾過水が供給され、第2容器と連結管路で連結されたドリルへ冷却水を供給する供給ポンプは、濾過水のみを送るため、ノロ水自体をフィルタに供給していた従来に比較して壊れにくい。
請求項2に係る発明によれば、第1容器の底面の全面をフィルタとする際のフィルタの強度を確保することができ、従来のパイプの周囲に設けたフィルタより面積を大きくできるため目詰まりが起こりにくく濾過能力が向上する。
また、第1容器に回収されたノロ水のノロは内側容器に回収され、第1容器および第2容器を開放して内側容器を外に出して廃棄等の処理をすることができる。
また、請求項1または2に係る発明によれば、気密、液密な密閉容器は第2容器の1個だけで済むので、コストも低く抑えることができる。
以下、図面によって本発明にかかるノロ水の回収濾過装置を説明する。
図1はノロ水の回収濾過装置の構成概略図である。
第1容器1は、上部は図の部分でシールされ閉じられており、底部にはフィルタ5が設置されている。第1容器1にはドリル等の工具から発生するノロ水12が回収手段により回収されてくる。
第2容器2は、第1容器1の外部に第1容器1を包含する態様で配置され、上部は図の部分でシールされ閉じられており、第1容器1で濾過された濾過水を溜める密閉された容器となっている。
第1容器1、第2容器2は各々負圧発生装置3a、3bに連結されている。ノロ水12の回収動作を開始する際は、まず、負圧発生装置3a、3bを運転し、第1容器1、第2容器2を負圧状態にして、ドリル等の工具から発生するノロ水を第1容器に回収する。すると、第1容器1の底部にノロ水12が溜まり、ノロ水12によって第1容器1が気密状態となる。第2容器2は元々気密、液密となっているため、この状態で第1容器1の内圧をP1、第2容器2の内圧をP2(ともに負圧)に調整する。この際、大気圧>P1>P2とする。これにより、第1容器1に回収されたノロ水12は、底部のフィルタ5を通り、濾過されて第2容器2内に吸引される。
第2容器2底部には、給水ポンプ11が連結されており、第2容器2に溜まった濾過水は、給水ポンプ11にて再び穿孔現場に戻され、接続機器に供給される。
このような構成とすることにより、第1容器1の底部の全面にフィルタ5を設置することができ、従来のパイプの周囲に設ける方式よりフィルタ面積を大きくできるため、フィルタ単位面積あたりのノロ水通過量が減少し、目詰まりが起こりにくく濾過能力が向上する。また、第2容器2にはノロ水12からノロが吸引濾過された濾過水が供給され、第2容器2と連結管路で連結されたドリルへ冷却水を供給する供給ポンプ11は、濾過水のみを送るため、上澄みではあってもノロ水12自体を供給する従来方式に比較して壊れにくい。さらに、気密、液密を必要とする密閉容器は、第2容器2の1個だけで済むのでコストも低く抑えることができる。
次に図2、図3により別のノロ水の回収濾過装置について説明する。
図2はノロ水の回収濾過装置の側面図である。図3は図2のA−A線上の断面図である。
図3において、第1容器1は、第1容器用供給口7を通してノロ水12を回収する容器であり、第1容器の内部にさらに内部容器4を備えている。ノロ水12は、この内部容器4に供給される。内部容器4の底部には、底面全面にフィルタ5が設置されていて、フィルタ5が多数の貫通孔6を設けた第1容器の底面の上にほぼ接する位置に内部容器4が配置されている。内部容器4は、第2容器2の天板14にバネ15で吊り下げられている。
第1容器1は、上部がシールされており、下部は底面に多数の貫通孔が設けられている。そして第1容器1は上部の第1容器用負圧口8を介して第1の負圧発生装置(図示せず)に連結されていて、ノロ水が供給された状態で気密となる。
内部容器4は、ノロ水が濾過された結果フィルタ5に付着したノロを均したり、廃棄したりするための装置である。
第2容器2は、第1容器1の外部に第1容器1を包含する態様で配置され、密閉された容器となっている。
第2容器2は、側面の第2容器用負圧口9を介して第2の負圧発生装置(図示せず)に連結されている。さらに、第2容器2は、底部の第2容器用送給口10を介して供給ポンプ(図示せず)に連結されている。
さらに、第2容器2の底部には、スクリュー13が設置されている。スクリュー13は、上部で第1容器1の底板と、下部で第2容器2の底板と連結されていて、第2容器2の底面の下部から専用の回転機器(図示せず)でスクリュー13を回転させることにより、第1容器1を上下動させることができるようになっている。
次に、このノロ水の回収濾過装置の作動形態を説明する。
第1及び第2の負圧発生装置により第1容器1内を負圧にして、ノロ水12を内部容器4に供給する。すると第1容器内は気密となるため第1の負圧発生装置により第1容器1内の負圧をP1とし、第2の負圧発生装置により第2容器2内の負圧をP2とする。大気圧>P1>P2であるため、P1とP2の差圧により第1容器1内の内部容器4に供給されたノロ水12は、フィルタ5、さらに、貫通孔6を通って第2容器に吸引濾過される。
本装置においては、第1容器1の底面に多数の貫通孔6を設けることで、フィルタを通過する濾過水の流量を確保しつつ、フィルタの剛性を補強してノロ付着によるフィルタの変形を防止できるため、広い面積のフィルタの使用が可能となり、濾過効率が向上し、目詰まりしにくくなる。
第2容器に吸引濾過された濾過水は、底部の第2容器用送給口10を介して連結されている供給ポンプ(図示せず)により、再び穿孔現場に戻され接続機器に供給される。給水ポンプは濾過水のみを送ることになるため壊れにくい。
また、ノロ水の回収濾過装置の作動中に、第1容器1の底面と第2容器2の濾過水上面との間に所定空間部を設けて、ノロ水が濾過しやすいように第2容器2の下部から専用の回転機器(図示せず)でスクリュー13を回転させ、図示しないセンサによって前記所定空間部の間隔を検出しながら第1容器1を上下動させる。また、第1容器1を上下に揺動させてフィルタ5上に堆積したノロを均一に散らすことで、ノロの局所的な堆積による濾過能力の低下を回復させることができ、さらに目詰まりしにくくなる。
ノロ水の回収濾過によりフィルタ5に堆積したノロを廃棄等する場合は、第2容器2の天板14を開放して、内部容器4のみを引き上げて外部に出し、容易にノロの廃棄、フィルタ5の交換等を行うことができる。
本装置においても気密、液密を必要とする密閉容器は、第2容器2の1個だけで済むのでコストも低く抑えることができる。
また、実施例では第1容器1用の第1の負圧発生装置(図1の3a)と、第2容器2用の第2の負圧発生装置(同3b)を別々に設けて説明したが、第1容器1、第2容器2を1個の負圧発生装置に連結し、その連結路にバルブ等を設け、それぞれタイミングをずらして負圧制御させる方法でも良い。
また、実施例ではフィルタ5を第1容器1の底面上部に設けているが、底面下部側にフィルタ装着部を設けた構成にしても良い。
ノロ水の回収濾過装置の構成外略図である。 ノロ水の回収濾過装置の側面図である。 図2のA−A線上の断面図である。
符号の説明
1 第1容器
2 第2容器
3a、3b 負圧発生装置
4 内部容器
5 フィルタ
6 貫通孔
7 第1容器用供給口
8 第1容器用負圧口
9 第2容器用負圧口
10 第2容器用送給口
11 供給ポンプ
12 ノロ水
13 スクリュー
14 天板
15 バネ

Claims (2)

  1. ノロ水を回収する容器であって、上部は閉じられ、底部にフィルタを有する第1容器と、
    第1容器の外部に第1容器を包含する態様で配置され、第1容器で濾過された濾過水を溜める密閉された第2容器とを有し、
    第1容器を第1の負圧発生装置に、第2容器を第2の負圧発生装置に各々連結し、
    第1容器の負圧P1を第2容器の負圧P2より高く設定して、第1容器の底部のフィルタにより吸引濾過を行う
    ことを特徴とするノロ水の回収濾過装置。
  2. 上記第1容器の内側に更に内側容器を配置し、この内側容器の底部に上記フィルタを設置し、
    上記第1容器の底面に多数の貫通孔を設け、この底面に上記フィルタを配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載のノロ水の回収濾過装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016092589A1 (ja) * 2014-12-09 2017-09-14 株式会社ロキテクノ 脱着式フィルタ容器およびそれを用いた濾過装置
CN108126385A (zh) * 2017-12-25 2018-06-08 安徽天健环保股份有限公司 一种清理餐饮隔油设备的真空处理系统及其真空处理方法
CN110384977A (zh) * 2019-06-20 2019-10-29 盐城恒泽水环境治理有限公司 一种污水处理辅助装置

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