JP2007103433A - 発光ダイオード及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 1枚の基板からの取れ個数を増やすことで製造コストを低くできる発光ダイオード及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明に係る発光ダイオードの製造方法は、基板1の裏面に位置特定用のパターンを形成する工程と、前記基板1の表面上に、前記位置特定用のパターンを用いて位置を特定した開孔部32aを有する電流阻止層32を形成する工程と、前記開孔部内及び前記電流阻止層上に半導体層33を形成する工程と、前記半導体層上に、前記位置特定用のパターンを用いて位置を特定したパターンを有する上部層としての上部電極34を形成する工程と、を具備することを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、各種センサ、各種工学情報処理装置、各種光ポインタなどに使用される発光ダイオード及びその製造方法に関する。
発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を製造する過程においては、LPE(Liquid Phase Epitaxy;液相エピタキシャル)法やMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition;有機金属化学気相成長)などが主に利用されている。
LPE法は、成長層厚みの制御性はあまり良くないが、低コストで高品質の結晶が得られるという特徴がある。その一方、MOCVD法は、層の厚みの制御性においてはLPEと比べて良いが、同じ厚みの層を成長させるにはLPEに比べてコスト高である。
また、従来の発光ダイオードとしては、電流を特定の領域に集中させて点光源を得たり、発光効率を高めたりする電流阻止型の発光ダイオード、およびそれらを並べて配置した点光源アレイ型の発光ダイオードが知られている(例えば、特許文献1、非特許文献1、2参照)。また、素子構造としては、例えばAlGaAs系の場合、p型GaAs基板上に、p型AlGa1−xAs(ここで、0≦x≦1である。)からなる第1のクラッド層と、p型AlGa1−yAs(ここで、0≦y≦1である。)からなる活性層と、n型AlGa1−zAs(ここで、0≦z≦1である。)からなる第2のクラッド層の少なくとも3層から構成されるダブルへテロ構造が一般的である。
電流阻止型の発光ダイオード及びそれらを並べた点光源アレイ型の発光ダイオードの製造工程において、電流阻止層を内部に有する場合、発光ダイオードの上部に電極などのパターンを形成する際、内部の電流阻止層のパターンに合わせて形成する必要がある。このため、基板上の一部において、一度形成した素子をエッチングにより除去し、内部の電流阻止層のパターンを露出させ、それに合わせて上部に電極などのパターン形成する方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
上記の方法について図6を用いて説明する。図6(a)〜(f)は、従来の発光ダイオードの製造方法を示す断面図である。
図6(a)に示すように、p型GaAs基板21の上にn型GaAs結晶層22を成長させる。次いで、図6(b)に示すように、n型GaAs成長層22に穴部23を形成する。次いで、図6(c)に示すように、穴部23及びn型GaAs成長層22の上に連続的にp型GaAlAsクラッド層24、p型GaAlAs活性層25、n型GaAlAsクラッド層26を液相エピタキシャル結晶成長方法で形成する。
次に、図6(d)に示すように、基板の端部の少なくとも2個所についてAlを含む成長層をエッチング除去し、基板の上面から穴部23を確認できるようにする。次いで、図6(e)に示すように、基板の上面にオーム性電極27を形成し、基板の裏面にオーム性電極28を形成する。次いで、図6(f)に示すように、オーム性電極27に電極の窓29をエッチングにより形成する。この際、電極の窓29を穴部231の上方に位置させる。この位置合わせは、基板の端部の穴部23を基板の上面から確認することで行う(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−69540号公報(0044段落、図6及び8) 特公平5−78196号公報(第2図(e)) 今本浩史、柳ヶ瀬雅司、高岡元章著、「AlGaInP点光源LEDの信頼性評価」、社団法人電子情報通信学会 信学技報、R96−21(1996−11)p.11〜16 加藤俊宏、坂貴、廣谷真澄、曽根豪紀著、「ブラック反射鏡を用いた赤外点光源LEDの開発」、大同工業大学紀要 第34巻(1998)p.109〜111
上述した従来の発光ダイオードの製造方法では、位置合わせのために基板の端部の素子を除去しているため、その部分の素子を製品として取ることができない。その結果、1枚の基板からの製品の取れ個数が減少し、歩留まりが低下し、生産性が低下するので、製造コストが高くなる。
また、位置合わせのための基板端部の素子をエッチングによって除去するため、そのエッチングした面は荒れてしまい、そのような荒れた面を用いて位置合わせをするのは難しい場合があり、その結果、加工精度が落ちる場合がある。
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、1枚の基板からの取れ個数を増やすことで製造コストを低くするとともに、基板上の素子をエッチングしないことで加工精度を向上できる発光ダイオード及びその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る発光ダイオードの製造方法は、基板の裏面に位置特定用のパターンを形成する工程と、
前記基板の表面上に、前記位置特定用のパターンを用いて位置を特定した開孔部を有する電流阻止層を形成する工程と、
前記開孔部内及び前記電流阻止層上に半導体層を形成する工程と、
前記半導体層上に、前記位置特定用のパターンを用いて位置を特定したパターンを有する上部層を形成する工程と、
を具備することを特徴とする。
上記発光ダイオードの製造方法によれば、基板の裏面に位置特定用のパターンを形成し、この位置特定用のパターンを用いて位置を特定した開孔部を有する電流阻止層を形成し、位置特定用のパターンを用いて位置を特定したパターンを有する上部層を形成している。これにより、従来技術のように基板表面から発光素子の一部を除去する必要がなくなる。従って、従来技術に比べて1枚の基板からの製品の取れ個数を増加させることができ、その結果、歩留まりが向上し、生産性が向上し、製造コストを低減することができる。また、従来技術のような位置合わせのために基板端部の素子をエッチングによって除去する必要がないため、従来技術のように荒れたエッチング面を用いて位置合わせをする必要がなく、その結果、加工精度を向上させることができる。
本発明に係る発光ダイオードの製造方法は、基板の表面上に開孔部を有する電流阻止層を形成する工程と、
前記基板の裏面に、前記開孔部を用いて位置を特定した位置特定用のパターンを形成する工程と、
前記開孔部内及び前記電流阻止層上に半導体層を形成する工程と、
前記半導体層上に、前記位置特定用のパターンを用いて位置を特定したパターンを有する上部層を形成する工程と、
を具備することを特徴とする。
また、本発明に係る発光ダイオードの製造方法において、前記基板の表面と前記電流阻止層との間に、金属層、絶縁層及び半導体層のいずれか一つ以上の層が形成されていることも可能である。
また、本発明に係る発光ダイオードの製造方法において、前記位置特定用のパターンが凹部又は凸部により形成されていることが好ましい。
また、本発明に係る発光ダイオードの製造方法において、前記上部層は、電極、コンタクト層、配線、防湿層、及び素子分離用の溝に形成された絶縁膜のいずれか一つ以上であることが好ましい。
また、本発明に係る発光ダイオードの製造方法において、前記位置特定用のパターンは、前記基板の裏面の偶数個所に形成されたパターンからなることが好ましい。
本発明に係る発光ダイオードは、基板と、
前記基板の表面上に形成された開孔部を有する電流阻止層と、
前記開孔部内及び前記電流阻止層上に形成された半導体層と、
前記半導体層上に形成されたパターンを有する上部層と、
を具備し、
前記開孔部を有する電流阻止層と前記半導体層上に形成されたパターンを有する上部層との加工精度が5μm以内である。
上記発光ダイオードによれば、加工精度が5μm以内であるため、発光効率を上げることができる。つまり、電流阻止層は電流を絞る役割を担っており、電流阻止層で絞った電流は電流阻止層の開孔部の直上又は直下で発光するため、電流阻止層の開孔部と上部層のパターンの位置ずれが大きくなると有効な発光面積が減少して出力が低下する。言い換えると、電流阻止層と上部層との加工精度を5μm以内にすることにより発光出力を向上させることができる。
本発明に係る発光ダイオードは、基板の裏面に形成された位置特定用のパターンと、
前記基板の表面上に形成された開孔部を有する電流阻止層と、
前記電流阻止層の上部に形成されたパターンを有する上部層と、
を具備することを特徴とする。
上記発光ダイオードによれば、基板の裏面に位置特定用のパターンを形成しているため、この位置特定用のパターンによって電流阻止層の開口部及び上部層のパターンそれぞれの位置を特定することができる。これにより、電流阻止層の開孔部と上部層のパターンの位置ずれを小さくすることができ、その結果、有効な発光面積を増大させて発光出力を向上させることができる。
以上説明したように本発明によれば、1枚の基板からの取れ個数を増やすことで製造コストを低くするとともに、基板上の素子をエッチングしないことで加工精度を向上できる発光ダイオード及びその製造方法を提供することができる。
発明を実施するための形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
図1〜図4は、本発明の実施の形態1による発光ダイオードの製造方法を説明する図であり、図1は図2(B)の基板裏面を示す平面図であり、図2(A)〜(E)、図3(A)〜(C)及び図4(A)〜(C)それぞれは断面図であり、図4(D)は平面図である。
まず、図2(A)に示すように、キャリア密度が2×1018cm−3のp型GaAs基板1の上にMOCVD法でn型GaAs層からなる電流阻止層2を成長させる。MOCVD法のキャリアガスとしては水素を用い、このときの成長温度は700℃、成長圧力は75Torrとする。また、GaAs原料としてトリメチルガリウム(TMG)及びアルシン(AsH)を用いる。n型のドーパントには硫黄(S)を用い、その供給源を硫化水素(HS)とする。このようにしてキャリア密度が1×1019cm−3、厚さtが2μm程度のn型GaAs層よりなる電流阻止層2を形成する(第1工程)。
次に、第1工程で得られた電流阻止層2を有するp型GaAs基板1の裏面に、フォトリソグラフィー法により直径15μmの円形パターン3aと幅100μmのストライプ状パターン3bを開孔したレジストパターン(図示せず)を形成する(図1参照)。このレジストパターンをマスクとしてp型GaAs基板1の裏面をエッチングし、前記レジストパターンを除去することにより、図2(B)に示すように、p型GaAs基板1の裏面には位置特定用のパターンとなる凹部3a,3bが形成される(第2工程)。この凹部3a,3bのパターン形状は図1に示すものとなる。なお、前記エッチングの際は、リン酸(HPO)−H−HO系のエッチング液を用いる。また、本実施の形態では、電流阻止層2を形成した後に位置特定用のパターンである凹部3a,3bを形成しているが、電流阻止層2を形成する前に位置特定用のパターンである凹部3a,3bを形成することも可能である。
次に、図2(C)に示すように、電流阻止層2の上に、両面マスクアライナーを用いたフォトリソグラフィー法により直径L3が15μmの円形パターン3aと幅L4が100μmのストライプ状パターン3bを開孔したレジストパターン4を形成する。この円形パターン3aとストライプ状パターン3bは、図1に示すパターン形状と同様であり且つp型GaAs基板1の裏面の凹部3a,3bに対向する位置に形成される。詳細には、レジストパターン4を形成するためのレジスト膜を露光する際に、露光マスクの円形パターン及びストライプ状パターンに対してp型GaAs基板裏面の凹部である円形パターン3a及びストライプ状パターン3bを一致させるアライメントを両面マスクアライナーによって行う。そして、アライメントされた露光マスクを用いて前記レジスト膜を露光し、現像することにより、電流阻止層2の上にはレジストパターン4が形成される。なお、両面マスクアライナーとは、基板の裏面と表面の両方に光軸を合わせて、顕微鏡により両面を同時に観察できるものである。
次いで、このレジストパターン4をマスクとして電流阻止層2をエッチングすることにより、電流阻止層2には開孔部2a,2bが形成される(第3工程)。この開孔部2a,2bのパターン形状は、円形パターン2aとストライプ状パターン2bからなるものである。円形パターン2aとストライプ状パターン2bは、図1に示すパターン形状と同様であり且つp型GaAs基板1の裏面の凹部3a,3bに対向する位置に形成される。なお、前記エッチングの際は、リン酸(HPO)−H−HO系のエッチング液を用いる。前記開孔部2a,2bは、後述する第4工程で形成されるLED構造の電流通路となる部分である。
次に、図2(D)に示すように、レジストパターン4を除去した後、電流阻止層2を有するp型GaAs基板1の上にLPE法により、順に、例えばp型Al0.3Ga0.7As層からなる厚さ約2μmのp型クラッド層5を成長させ、例えばp型Al0.03Ga0.97As層からなる厚さ約1μmの活性層6を成長させ、例えばn型Al0.3Ga0.7As層からなる厚さ約2μmのn型クラッド層7を成長させる。これにより、ダブルへテロ型のLED構造を形成することができる(第4工程)。
次に、n型クラッド層7の上に、両面マスクアライナーを用いたフォトリソグラフィー法によりレジストパターン(図示せず)を形成する。このレジストパターンは、電極及び素子分離用の溝を形成するための幅50μmのストライプ状パターンを開孔したものである。このストライプ状パターンは、凹部3aと凹部3bとの間に形成される。詳細には、前記レジストパターンを形成するためのレジスト膜を露光する際に、露光マスクのストライプ状パターンに対してp型GaAs基板裏面の凹部である円形パターン3aとストライプ状パターン3bとの間に一致させるアライメントを両面マスクアライナーによって行う。そして、アライメントされた露光マスクを用いて前記レジスト膜を露光し、現像することにより、n型クラッド層7の上にはレジストパターンが形成される。このレジストパターンをマスクとしてn型クラッド層7、活性層6、p型クラッド層5、電流阻止層2及びp型GaAs基板1をエッチングし、前記レジストパターンを除去する。これにより、図2(E)に示すように、n型クラッド層7、活性層6、p型クラッド層5、電流阻止層2及びp型GaAs基板1には、幅50μmのストライプ状パターンからなる溝8が形成される(第5工程)。この溝8は、凹部3aと凹部3bとの間に形成される。
次に、図3(A)に示すように、n型クラッド層7を含む全面上にRFプラズマCVD法により厚さ0.3μmのシリコン酸化膜(SiO膜)9を堆積させる。この際の成膜条件は、原料ガスとしてシラン(SiH)ガスと一酸化二窒素(NO)ガスを流し、基板温度を350℃とし、圧力を0.5Torrとし、高周波電力を500Wとする。その後、シリコン酸化膜9の上に、両面マスクアライナーを用いたフォトリソグラフィー法によりレジストパターン(図示せず)を形成する。このレジストパターンは、pコンタクト部となる開孔部10を形成するためのストライプ状パターンを開孔したものである。このストライプ状パターンは凹部3bに対向する位置に形成される。詳細には、前記レジストパターンを形成するためのレジスト膜を露光する際に、露光マスクのストライプ状パターンに対してp型GaAs基板裏面の凹部であるストライプ状パターン3bを一致させるアライメントを両面マスクアライナーによって行う。そして、アライメントされた露光マスクを用いて前記レジスト膜を露光し、現像することにより、シリコン酸化膜9の上にはレジストパターンが形成される。このレジストパターンをマスクとしてシリコン酸化膜9をフッ素系のエッチング液によりエッチングし、前記レジストパターンを除去する。これにより、図3(A)に示すように、シリコン酸化膜9には、凹部3bに対向するストライプ状パターンからなるpコンタクト部となる開孔部10が形成される(第6工程)。
次に、第6工程で得られた基板とZnAs(二砒化亜鉛)を石英製容器内に収容し、水素雰囲気中600℃の温度で2時間熱処理する。これにより、図3(B)に示すように、n型クラッド層7、活性層6及びp型クラッド層5に開孔部10から亜鉛(Zn)を拡散させ、p型領域からなるpコンタクト部11を形成する(第7工程)。このpコンタクト部11のp型領域は電極として機能する。
次に、シリコン酸化膜9の上に、両面マスクアライナーを用いたフォトリソグラフィー法によりレジストパターン(図示せず)を形成する。このレジストパターンは、nコンタクト部12となる開孔部を形成するためのパターンを開孔したものである。このパターンは凹部3aに対向する領域を囲む位置に形成される。詳細には、前記レジストパターンを形成するためのレジスト膜を露光する際に、露光マスクのパターンに対してp型GaAs基板裏面の凹部である円形パターン3aの周囲を一致させるアライメントを両面マスクアライナーによって行う。そして、アライメントされた露光マスクを用いて前記レジスト膜を露光し、現像することにより、シリコン酸化膜9の上にはレジストパターンが形成される。このレジストパターンをマスクとしてシリコン酸化膜9をフッ素系のエッチング液によりエッチングし、前記レジストパターンを除去する。これにより、図3(C)に示すように、シリコン酸化膜9には、凹部3aに対向する領域を囲むように位置するパターンからなるnコンタクト部12となる開孔部が形成される(第8工程)。前記溝8内にもシリコン酸化膜9が形成されており、このシリコン酸化膜9は素子分離膜として機能する。
次に、図4(A)に示すように、シリコン酸化膜9の上に、両面マスクアライナーを用いたフォトリソグラフィー法によりパターン13aとストライプ状パターン13bを開孔したレジストパターン13を形成する。このパターン13aはp型GaAs基板1の裏面の凹部3aに対向する領域を囲む位置に形成され、ストライプ状パターン13bは凹部3bに対向する位置に形成される。詳細には、レジストパターン13を形成するためのレジスト膜を露光する際に、露光マスクのパターンに対してp型GaAs基板裏面の凹部である円形パターン3aの周囲を一致させるとともに露光マスクのストライプ状パターンに対して凹部であるストライプ状パターン3bを一致させるアライメントを両面マスクアライナーによって行う。そして、アライメントされた露光マスクを用いて前記レジスト膜を露光し、現像することにより、シリコン酸化膜9の上にはレジストパターン13が形成される。
次いで、図4(B)に示すように、レジストパターン13を含む全面上に蒸着法により電極材料膜14を形成する。次いで、図4(C)に示すように、アセトン中で煮沸することでレジストパターン13を剥離する、所謂リフトオフ法により、nコンタクト部12上には前記電極材料膜からなるn電極15が形成されるとともにpコンタクト部11上には前記電極材料膜からなるp電極16が形成される(第9工程)。このようにして凹部3aに対向する基板表面に発光部17が形成される。
次に、n電極15及びp電極16を含む全面上にAl合金膜を堆積させ、このAl合金膜上に、両面マスクアライナーを用いたフォトリソグラフィー法によりレジストパターン(図示せず)を形成する。このレジストパターンをマスクとしてAl合金膜をエッチングし、前記レジストパターンを除去する。これにより、図4(D)に示すように、n電極15に接続されたAl合金配線18が形成される(第10工程)。このようにしてフリップチップタイプの1次元のアレイ型LEDチップ20が製造される。
上記実施の形態1によれば、基板裏面に位置合わせ用のパターンである凹部3a,3bを形成し、両面マスクアライナーを用いて基板裏面の凹部3a,3bの位置に合わせて、電流阻止層2及び発光ダイオード上部の電極などのパターン形成を行っている。これにより、従来技術のように基板表面から発光素子の一部を除去する必要がなくなる。従って、従来技術に比べて1枚の基板からの製品の取れ個数を増加させることができ、その結果、歩留まりが向上し、生産性が向上し、製造コストを低減することができる。
また、本実施の形態では、従来技術のような位置合わせのために基板端部の素子をエッチングによって除去する必要がないため、従来技術のように荒れたエッチング面を用いて位置合わせをする必要がなく、その結果、加工精度を向上させることができる。従って、より複雑なLEDアレイの設計が可能になり、また、素子を小型化して発光面積を小さくでき、それにより発光強度を向上させることができる。
(実施の形態2)
図5(A)〜(G)は、本発明の実施の形態2による発光ダイオードの製造方法を示す断面図である。
まず、図5(A)に示すように、p型GaAs基板1の裏面に、フォトリソグラフィー法により後述する電流阻止層32に形成される開孔部のパターン32aと同様のパターンを開孔したレジストパターン(図示せず)を形成する。次いで、このレジストパターンをマスクとしてp型GaAs基板1の裏面をエッチングし、前記レジストパターンを除去することにより、図5(A)に示すように、p型GaAs基板1の裏面には位置特定用のパターンとなる凹部1aが形成される(第1工程)。この凹部1aのパターン形状は後述する図5(D)に示すパターン32aと同様のものとなる。
次に、図5(B)に示すように、p型GaAs基板1の表面上に半導体層31を形成する(第2工程)。次に、図5(C)に示すように、半導体層31の上にMOCVD法、MBE法又はLPE法でn型GaAs層からなる電流阻止層32を成長させる(第3工程)。なお、本実施の形態では、電流阻止層32としてn型GaAs層を用いているが、電流阻止層32は絶縁膜であっても良い。また、本実施の形態では、p型GaAs基板1上に半導体層31を形成しているが、この半導体層31を形成せずにp型GaAs基板1上に直接電流阻止層32を形成することも可能である。
次に、電流阻止層32の上に、両面マスクアライナーを用いたフォトリソグラフィー法によりパターン32aを開孔したレジストパターン(図示せず)を形成する。このパターン32aは、p型GaAs基板裏面に形成した凹部のパターン1aの形状と同様であり且つp型GaAs基板裏面の凹部1aに対向する位置に形成される。詳細には、レジストパターンを形成するためのレジスト膜を露光する際に、露光マスクのパターンに対してp型GaAs基板裏面の凹部であるパターン1aを一致させるアライメントを両面マスクアライナーによって行う。そして、アライメントされた露光マスクを用いて前記レジスト膜を露光し、現像することにより、電流阻止層32の上にはレジストパターンが形成される。次いで、このレジストパターンをマスクとして電流阻止層32をエッチングすることにより、図5(D)に示すように、電流阻止層32には開孔部32aが形成される(第4工程)。この開孔部32aのパターン形状は、凹部1aのパターン形状と同様であり且つ凹部1aに対向する位置に形成される。
次に、図5(E)に示すように、前記レジストパターンを除去した後、電流阻止層32を含む全面上にLPE法によりエピタキシャル成長層33を形成する。詳細には、電流阻止層32を含む全面上に、順に、p型クラッド層、p型活性層及びn型クラッド層を成長させる。これにより、電流阻止層32上及び開孔部32a内には、p型クラッド層、p型活性層及びn型クラッド層からなるエピタキシャル成長層33が形成される(第5工程)。このようにしてダブルへテロ型のLED構造を形成することができる。なお、第5工程で得られたエピタキシャル成長層33に両面マスクアライナー及びフォトリソグラフィー法を用いてパターンを形成しても良い。
次に、エピタキシャル成長層33の上に電極材料膜を形成する。次いで、この電極材料膜の上に、両面マスクアライナーを用いたフォトリソグラフィー法によりパターン34aを開孔したレジストパターン(図示せず)を形成する。このパターン34aは、p型GaAs基板裏面に形成した凹部のパターン1aの形状と同様であり且つp型GaAs基板裏面の凹部1aに対向する位置に形成される。詳細には、レジストパターンを形成するためのレジスト膜を露光する際に、露光マスクのパターンに対してp型GaAs基板裏面の凹部であるパターン1aを一致させるアライメントを両面マスクアライナーによって行う。そして、アライメントされた露光マスクを用いて前記レジスト膜を露光し、現像することにより、エピタキシャル成長層33の上にはレジストパターンが形成される。次いで、このレジストパターンをマスクとして前記電極材料膜をエッチングすることにより、図5(F)に示すように、前記電極材料膜には開孔部34aが形成され、この開孔部34aによって分離された上部電極34が形成される(第6工程)。この開孔部34aのパターン形状は、凹部1aのパターン形状と同様であり且つ凹部1aに対向する位置に形成される。
次に、図5(G)に示すように、p型GaAs基板1の裏面に下部電極35を形成する。このようにして発光ダイオードが形成される。この発光ダイオードは、上部電極34と下部電極35に電圧を印加することにより発光するものである。
上記実施の形態2においても実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
すなわち、基板裏面に位置特定用のパターンである凹部1aを形成し、両面マスクアライナーを用いて基板裏面の凹部1aの位置に合わせて、電流阻止層32及び上部電極34などのパターン形成を行っている。従って、従来技術に比べて1枚の基板からの製品の取れ個数を増加させることができ、その結果、製造コストを低減することができる。また、本実施の形態では、従来技術のような位置合わせのために基板端部の素子をエッチングによって除去する必要がないため、従来技術のように荒れたエッチング面を用いて位置合わせをする必要がなく、その結果、加工精度を向上させることができる。
また、電流阻止層は電流を絞る役割を担っている。具体的には、発光ダイオード内の活性層(発光層、半導体層)の一部の領域に電流を集中させて発光効率を上げる役割を担っている。電流阻止層で絞った電流は多少の拡散はするが、電流阻止層の開孔部の直上又は直下の位置にある活性層(半導体層)で発光する。従って、電流阻止層の開孔部と発光部(上部層を形成していない領域)との位置ずれが大きくなるほど有効な発光面積が減少して出力が低下する。言い換えると、前記位置ずれを小さくすること、即ち加工精度を向上させることにより、電流阻止層の開孔部を小さくすることができ、発光層への電流密度を向上させて発光効率を向上させることができる。さらに上部層が電極の場合、電流阻止層の開孔部の位置と発光部の位置を同一にすることで、電極面積が大きくなる。これにより、より大電流を流すことができるため、さらに発光出力を上げることができる。
なお、上記実施の形態2では、p型GaAs基板1を用いているが、他の基板を用いることも可能であり、他の基板は半導体基板以外の基板を含むものである。
また、本実施の形態のように、p型GaAs基板1の裏面の位置特定用のパターンとなる凹部1aを、基板1を挟んで電流阻止層32の開孔部32aと対向する位置で形状、面積を一致させたパターンにより形成すると、上部層を形成する際に電流阻止層の開孔部の位置が容易に特定可能となり好ましいが、これに限定されるものではない。例えば、上部層を加工する際に、基板裏面の位置特定用のパターンの情報を元に前記上部層の位置を特定することができるものであれば、電流阻止層のパターンとは異なる位置、形状、面積とすることも可能である。
さらに、基板裏面の位置特定用のパターンを電流阻止層の開孔部全てに対向する位置に形成することは必ずしも必須ではない。すなわち、この位置特定用のパターンの形成個数は、電流阻止層の開孔部が特定できる必要最低限の個数であっても良く、例えば、基板表面の素子配列に対して1直線状になる位置に2箇所以上の位置特定用のパターンを設置すると、電流阻止層の開孔部と上部層の加工誤差を5μm以内の精度とすることができる。ここでいう5μm以内の加工誤差とは、電流阻止層と上部層との位置ずれが5μm以内であることをいう。さらに好ましくは、基板表面の素子配列に対して3つ以上の直線上に各々2箇所以上の位置特定用のパターンを設置することで、電流阻止層などの上部層の加工誤差を1μm程度の精度まで高めることができる。
また、パターン形状又は異なるパターン配置を位置特定用のパターン(凹部)に用いることも可能であり、例えば電流阻止層のパターンの一部を基板裏面に位置特定用のパターンとして形成することも可能である。このような変更実施は、後述する第1工程〜第4工程の順序を変更する実施に対しても同様に適用できる。
また、本実施の形態では、位置特定用のパターンを凹部1aによって形成したエッチング量の少ない好ましい形態であるが、これに限定されるものではなく、位置特定用のパターンはLEDの内部に埋め込まれた電流阻止層32の位置が分かるようにしたものであって電流阻止層より上部層を形成する際の基準となるものであれば良く、位置特定用のパターンを凸部又はマーカー等によって形成することも可能である。また、位置特定用のパターンの凹部又は凸部の厚さは、基板裏面を観察した際に位置特定用のパターンの位置が判別できる厚さであれば良く、例えば約1μm程度の厚さがあれば良い。
従来の素子側をエッチングする際は、エッチング量が大きく、パターンの形状制御が難しいため加工精度が落ちるが、本実施の形態の位置特定用のパターンは1μm程度深さの凹部とすることで、エッチング量が少なく、パターンの形状制御が可能となり、加工精度が向上する。
また、前記半導体層31及び前記エピタキシャル成長層33は、発光層になりうるもの(例えば、発光層を含む半導体層)、バッファー層、反射層(活性層で発光した光を反射する層)等であり、前記半導体層31及び前記エピタキシャル成長層33のいずれか一方が発光層を含む半導体層であれば良い。
また、本実施の形態では、基板1と電流阻止層32との間に半導体層31を配置しているが、例えば電極として作用する金属層又は絶縁層を基板1と電流阻止層32との間に配置することも可能である。
また、本実施の形態では、エピタキシャル成長層33の上に上部電極34を形成しているが、エピタキシャル成長層の上にコンタクト層又は防湿層を形成することも可能である。
また、本実施の形態では、第1工程〜第6工程を順に実施している、エピタキシャル膜成長後のエッチング回数が少ない好ましい例であるが、第1工程〜第4工程の順序を第2工程、第3工程、第4工程、第1工程のように変更することも可能である。
詳細には、p型GaAs基板1の表面上に半導体層31を形成し(第2工程)、この半導体層31の上に電流阻止層32を成長させ(第3工程)、この電流阻止層32に開孔部32aを形成し(第4工程)、p型GaAs基板1の裏面に凹部1aを形成する(第1工程)。この場合、p型GaAs基板1の裏面に凹部1aを形成する第1工程で、両面マスクアライナーを用いる。すなわち、p型GaAs基板1の裏面に、両面マスクアライナーを用いたフォトリソグラフィー法によりパターン1aを開孔したレジストパターン(図示せず)を形成する。このパターン1aは、p型GaAs基板上に形成した電流阻止層32の開孔部のパターン32aの形状と同様であり且つ開孔部32aに対向する位置に形成される。具体的には、レジストパターンを形成するためのレジスト膜を露光する際に、露光マスクのパターンに対して電流阻止層32の開孔部であるパターン32aを一致させるアライメントを両面マスクアライナーによって行う。そして、アライメントされた露光マスクを用いて前記レジスト膜を露光し、現像することにより、p型GaAs基板1の裏面にはレジストパターンが形成される。次いで、このレジストパターンをマスクとしてp型GaAs基板1の裏面をエッチングすることにより、前記裏面には凹部1aが形成される(第1工程)。この凹部1aのパターン形状は、開孔部32aのパターン形状と同様であり且つ開孔部32aに対向する位置に形成される。
また、本実施の形態では、第1工程〜第6工程を順に実施しているが、第1工程〜第4工程の順序を第2工程、第3工程、第1工程、第4工程のように変更することも可能である。
詳細には、p型GaAs基板1の表面上に半導体層31を形成し(第2工程)、この半導体層31の上に電流阻止層32を成長させ(第3工程)、p型GaAs基板1の裏面に凹部1aを形成し(第1工程)、電流阻止層32に開孔部32aを形成する(第4工程)。この場合、p型GaAs基板1の裏面に凹部1aを形成する第1工程で、両面マスクアライナーを用いる。
また、本実施の形態では、第1工程〜第6工程を順に実施しているが、第1工程〜第4工程の順序を第2工程、第1工程、第3工程、第4工程のように変更することも可能である。この変更例においても、位置特定用のパターンを、電流阻止層の開孔部の位置を反映できるように加工している。
また、本実施の形態では、第1工程〜第6工程を順に実施しているが、第1工程〜第4工程を、第2工程を省略して第1工程、第3工程、第4工程のように変更することも可能である。
詳細には、p型GaAs基板1の裏面に凹部1aを形成し(第1工程)、このp型GaAs基板1の上に電流阻止層32を成長させ(第3工程)、この電流阻止層32に開孔部32aを形成する(第4工程)。この場合、電流阻止層32に開孔部32aを形成する第4工程で、両面マスクアライナーを用いる。すなわち、電流阻止層32の表面に、両面マスクアライナーを用いたフォトリソグラフィー法によりパターン32aを開孔したレジストパターン(図示せず)を形成する。このパターン32aは、p型GaAs基板の裏面に形成した凹部のパターン1aの形状と同様であり且つ凹部1aに対向する位置に形成される。具体的には、レジストパターンを形成するためのレジスト膜を露光する際に、露光マスクのパターンに対してp型GaAs基板の凹部であるパターン1aを一致させるアライメントを両面マスクアライナーによって行う。そして、アライメントされた露光マスクを用いて前記レジスト膜を露光し、現像することにより、電流阻止層32の上にはレジストパターンが形成される。次いで、このレジストパターンをマスクとして電流阻止層32をエッチングすることにより、前記電流阻止層32には開孔部32aが形成される(第4工程)。この開孔部32aのパターン形状は、凹部1aのパターン形状と同様であり且つ凹部1aに対向する位置に形成される。
また、本実施の形態では、第1工程〜第6工程を順に実施しているが、第1工程〜第4工程を、第2工程を省略して第3工程、第4工程、第1工程のように変更することも可能である。
詳細には、p型GaAs基板1の上に電流阻止層32を成長させ(第3工程)、この電流阻止層32に開孔部32aを形成し(第4工程)、p型GaAs基板1の裏面に凹部1aを形成する(第1工程)。この場合、p型GaAs基板1の裏面に凹部1aを形成する第1工程で、両面マスクアライナーを用いる。
また、本実施の形態では、第1工程〜第6工程を順に実施しているが、第1工程〜第4工程を、第2工程を省略して第3工程、第1工程、第4工程のように変更することも可能である。
詳細には、p型GaAs基板1の上に電流阻止層32を成長させ(第3工程)、p型GaAs基板1の裏面に凹部1aを形成し(第1工程)、電流阻止層32に開孔部32aを形成する(第4工程)。この場合、電流阻止層32に開孔部32aを形成する第4工程で、両面マスクアライナーを用いる。
また、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。
本発明の実施の形態1による発光ダイオードの製造方法を説明する平面図である。 (A)〜(E)は、本発明の実施の形態1による発光ダイオードの製造方法を説明する断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の実施の形態1による発光ダイオードの製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態1による発光ダイオードの製造方法を説明する図であり、(A)〜(C)は断面図であり、(D)は(C)の次の工程を示す平面図である。 (A)〜(G)は、本発明の実施の形態2による発光ダイオードの製造方法を示す断面図である。 (a)〜(f)は、従来の発光ダイオードの製造方法を示す断面図である。
符号の説明
1…p型GaAs基板
1a…凹部(凹部のパターン)
2…電流阻止層
2a,2b…開孔部
3a…円形パターン(凹部)
3b…ストライプ状パターン(凹部)
4…レジストパターン
5…p型クラッド層
6…活性層
7…n型クラッド層
8…溝
9…シリコン酸化膜(SiO膜)
10…開孔部
11…pコンタクト部
12…nコンタクト部
13…レジストパターン
13a…パターン
13b…ストライプ状パターン
14…電極材料膜
15…n電極
16…p電極
17…発光部
18…Al合金配線
20…アレイ型LEDチップ
31…半導体層
32…電流阻止層
32a…開孔部(パターン)
33…エピタキシャル成長層
34…上部電極
34a…開孔部(パターン)
35…下部電極

Claims (8)

  1. 基板の裏面に位置特定用のパターンを形成する工程と、
    前記基板の表面上に、前記位置特定用のパターンを用いて位置を特定した開孔部を有する電流阻止層を形成する工程と、
    前記開孔部内及び前記電流阻止層上に半導体層を形成する工程と、
    前記半導体層上に、前記位置特定用のパターンを用いて位置を特定したパターンを有する上部層を形成する工程と、
    を具備することを特徴とする発光ダイオードの製造方法。
  2. 基板の表面上に開孔部を有する電流阻止層を形成する工程と、
    前記基板の裏面に、前記開孔部を用いて位置を特定した位置特定用のパターンを形成する工程と、
    前記開孔部内及び前記電流阻止層上に半導体層を形成する工程と、
    前記半導体層上に、前記位置特定用のパターンを用いて位置を特定したパターンを有する上部層を形成する工程と、
    を具備することを特徴とする発光ダイオードの製造方法。
  3. 請求項1又は2において、前記基板の表面と前記電流阻止層との間に、金属層、絶縁層及び半導体層のいずれか一つ以上の層が形成されていることを特徴とする発光ダイオードの製造方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項において、前記位置特定用のパターンが凹部又は凸部により形成されていることを特徴とする発光ダイオードの製造方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項において、前記上部層は、電極、コンタクト層、配線、防湿層、及び素子分離用の溝に形成された絶縁膜のいずれか一つ以上であることを特徴とする発光ダイオードの製造方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項において、前記位置特定用のパターンは、前記基板の裏面の偶数個所に形成されたパターンからなることを特徴とする発光ダイオードの製造方法。
  7. 基板と、
    前記基板の表面上に形成された開孔部を有する電流阻止層と、
    前記開孔部内及び前記電流阻止層上に形成された半導体層と、
    前記半導体層上に形成されたパターンを有する上部層と、
    を具備し、
    前記開孔部を有する電流阻止層と前記半導体層上に形成されたパターンを有する上部層との加工精度が5μm以内である発光ダイオード。
  8. 基板の裏面に形成された位置特定用のパターンと、
    前記基板の表面上に形成された開孔部を有する電流阻止層と、
    前記電流阻止層の上部に形成されたパターンを有する上部層と、
    を具備することを特徴とする発光ダイオード。
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