JP2007103292A - 赤外線電球及び加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、従来の炭素繊維により構成された発熱体を有する赤外線電球が持つ問題点を解決し、高出力で均一な発熱量を有する赤外線電球及びその赤外線電球を用いた加熱装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の赤外線電球は、炭素繊維により帯状に形成され、長手方向に延びる帯体を有する発熱体が、その長手方向と直交するように、発熱体の帯体の両側面から内側に向かって切り込みが形成された放熱領域と、繋がった炭素繊維が発熱体の両端部分に設けられた保持手段により吊設された発熱領域とにより構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種装置における加熱手段の熱源として使用される赤外線電球に関し、特に発熱体として炭素系物質を使用した赤外線電球及びその赤外線電球を用いた加熱装置に関するものである。
電気ストーブ、調理器、乾燥機、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の各種装置における熱源としては、例えば黒鉛などの結晶化炭素の基材に窒素化合物の抵抗値調整物質及びアモルファス炭素を加えた炭素系物質を棒状又は板状に成形した発熱体を用いた赤外線電球が広く使用されている(例えば、特許文献1参照。)。
上記のような炭素系物質を用いた板状の発熱体は、可撓性がほとんどなく、衝撃に弱く、破損しやすい構成であるため、取り扱い上及び使用上において注意が必要であった。したがって、赤外線電球を熱源として使用する装置において、可撓性を有し、優れた耐衝撃性を持つ発熱体の開発が望まれていた。
そこで、可撓性を有する炭素繊維を発熱体として用いた赤外線電球の開発が進められている。例えば、炭素繊維の表面に樹脂を塗布して焼成することにより炭化層を形成し、可撓性を損なうことなく発熱特性の調整が可能な発熱体が開発されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2001−351762号公報 特開2001−257058号公報
しかしながら、従来の赤外線電球において、炭素繊維を用いた発熱体は炭素系物質を棒状又は板上に形成した発熱体に比べて抵抗値が小さいため、同じ仕様においては高い温度にならないという問題がある。また、従来の赤外線電球では、炭素繊維織物を用いて発熱体が構成されているため、抵抗値が安定せず、製品間において発熱量にばらつきがあり、同一の熱源を構成することが非常に困難であった。
本発明は、従来の炭素繊維により構成された発熱体を有する赤外線電球が持つ問題点を解消させることを課題とし、高出力で均一な発熱量を有する赤外線電球及びその赤外線電球を用いた加熱装置を提供することを目的とする。
本発明における第1の観点の赤外線電球は、上記の課題を解決し、上記の目的を達成するために、
黒鉛結晶構造を持つ繊維状の炭素物質で形成された炭素繊維を有し、前記炭素繊維が長手方向に延びて帯状に形成された発熱体と、
前記発熱体の長手方向における両端部分に電気的に接続された保持手段と、
前記発熱体と前記保持手段を封入する絶縁管と、
前記保持手段に電気的に接続され前記絶縁管から導出されたリード手段と、を有して構成され、
前記発熱体は、前記発熱体の長手方向と直交するように前記発熱体の両側面から内側に向かって切り込みが形成された放熱領域と、繋がった炭素繊維が前記保持手段により吊設される発熱領域と、により構成されている。このように構成された赤外線電球は、発熱体がばらつきのない安定抵抗を有すると共に、発熱体が可撓性を有し、強度的にも強いため、張力や熱ストレス等による変形、ねじれ、伸びに対応可能な構成となる。
本発明における第2の観点の赤外線電球は、前記第1の観点における前記発熱体の両側面から内側に向かって形成された切り込みが、当該発熱体における長手方向と平行な中心線を超えない位置に形成されている。このように構成された赤外線電球は、放熱領域と発熱領域が発熱体に形成され、優れた放熱効果を有する発熱体を構成することができる。
本発明における第3の観点の赤外線電球は、前記第1の観点における前記発熱体の両側面から内側に向かって形成された切り込みを、互い違いに形成しても良い。
本発明における第4の観点の赤外線電球は、前記第1の観点における前記発熱体の両側面から内側に向かって形成された切り込みを、当該発熱体における長手方向と平行な中心線に対して対象に形成しても良い。
本発明における第5の観点の赤外線電球は、黒鉛結晶構造を持つ繊維状の炭素物質で形成された炭素繊維を有し、前記炭素繊維が長手方向に延びて帯状に形成された発熱体と、
前記発熱体の長手方向における両端部分に電気的に接続された保持手段と、
前記発熱体と保持手段を封入する絶縁管と、
前記保持手段に電気的に接続され前記絶縁管から導出されたリード手段と、を有して構成され、
前記発熱体における長手方向と平行な中心線上に貫通した開口が形成され、且つ前記発熱体の両側面側において繋がった前記炭素繊維が前記保持手段により吊設されるよう構成されている。このように構成された赤外線電球は、発熱体が可撓性を有すると共に、強度的にも強いため、張力や熱ストレス等による変形、ねじれ、伸びに対応可能な構成となる。
本発明における第6の観点の赤外線電球は、前記第1の観点及び第5の観点の構成における前記発熱体を、軟性充填剤として導電性粒子を用いて形成しても良い。
本発明における第7の観点の赤外線電球は、前記第1の観点及び第5の観点の構成における前記軟性充填剤が、グラファイト又はカーボンブラックのいずれかであっても良い。
本発明における第8の観点の赤外線電球は、前記第1の観点及び第5の観点の構成における前記発熱体を、軟性充填剤として不揮発性の高分子化合物を用いて形成しても良い。
本発明における第9の観点の赤外線電球は、前記第1の観点及び第5の観点の構成における前記軟性充填剤が、不揮発性のオリゴマー又はポリマー化合物のいずれかであっても良い。
本発明における第10の観点の赤外線電球は、前記第1の観点及び第5の観点の構成における前記軟性充填剤が、デンプン、ポリエチレン、又はカルボキシメチルセルロースのいずれかでも良い。
本発明における第11の観点の赤外線電球は、前記第1の観点及び第5の観点の構成における前記保持手段が、前記発熱体との接合部分に良熱伝導性を有する放熱部を持つ構成でも良い。このように構成した赤外線電球は、保持手段における発熱部との接合部分の温度上昇を抑えることができ、発熱体と保持手段との取付け部分の信頼性が飛躍的に向上する。
本発明における第12の観点の赤外線電球は、前記第1の観点及び第5の観点の構成における前記絶縁管が硝子管で構成され、前記硝子管の中に不活性ガスが封入されている。不活性ガスとしては、例えばアルゴンガス、窒素ガス、又はアルゴンガスと窒素ガスの混合ガスを封入する構成としても良い。このように構成した赤外線電球は、アーク放電しにくく炭素繊維により構成された発熱体の酸化が防止され、寿命の長い熱源となる。
本発明における第13の観点の加熱装置は、前記第1の観点乃至第12の観点の赤外線電球と、前記赤外線電球に電力を供給制御する制御手段と、を有して構成される。このように構成された加熱装置は、赤外線電球の発熱体がばらつきのない安定抵抗を有すると共に、発熱体が可撓性を有し、強度的にも強いため、張力や熱ストレス等による変形、ねじれ、伸びに対応可能な、信頼性の高い熱源装置となる。
本発明における第14の観点の加熱装置は、前記第13の観点の前記赤外線電球における帯状の発熱体の平面側を、加熱対象と対向するよう当該加熱装置の正面側に配置し、前記赤外線電球の背面側に反射手段を設けて、前記赤外線電球からの熱を当該加熱装置から加熱対象に対して効率高く放射するよう構成とすることが可能である。
本発明によれば、発熱体を構成する炭素繊維の少なくとも一部が繋がった状態で発熱体の両端部分にある保持手段により吊設され、発熱体に放熱領域が形成されているため、発熱体が可撓性を有し、強度的にも強く、抵抗値のばらつきのない安定した値に構成でき、熱源としての安定した赤外線電球及び加熱装置を提供することができる。また、本発明によれば、張力、熱ストレス等による発熱体の変形、ねじれ、伸びが吸収され、発熱体の破損が防止され、寿命の長い赤外線電球及び加熱装置を提供することができる。
以下、本発明に係る赤外線電球の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ説明する。
《実施の形態1》
図1は本発明に係る実施の形態1の赤外線電球の構成を示す側面図である。図1において、実施の形態1の赤外線電球は、長い帯状の発熱体1と、この発熱体1の両端を保持する保持手段10が絶縁管である硝子管2の内部に収納され、不活性ガス9が封入されている。各保持手段10にはリード手段11が接続されており、このリード手段11の一部は硝子管1の両端側から外部に導出している。
図1に示すように、保持手段10は、発熱体1の両端に接続された保持部材3a,3bと、保持部材3a,3bの外周面に巻着された放熱部4a,4bと、弾性を有するスプリング部5a,5bと、により構成されている。リード手段11は、スプリング部5a,5bに接続された内部リード線6a,6bと、硝子管2の外部に導出される外部リード線8a,8bと、硝子管2の封止部分に埋設され内部リード線6a,6bと外部リード線8a,8bとを接続するモリブデン箔7a,7bにより構成されている。なお、放熱部4a,4bとスプリング部5a,5bと内部リード線6a,6bは、例えばモリブデンやタングステン等の金属線により一体的に形成されている。
保持部材3a,3bは、円筒状の形状を有し、発熱体1の端部を挟着できるようスリットがその一端に形成されている。発熱体1の両端部は保持部材3a,3bの一端に形成されたスリットに挿入され接着剤により固着されている。保持部材3a,3bは、発熱体1からの熱を放熱する機能を有し、導電性と熱伝導性を有する材料、例えば黒鉛等により形成されている。保持部材3a,3bは、発熱体1からの熱を放熱し、コイル状の放熱部4a,4bへの熱伝導を抑制するよう構成されている。保持部材3a,3bは、モリブデンやタングステン等の弾性を有する金属線を螺旋状に成形した放熱部4a,4bに挿入され固着される。放熱部4a,4bは保持部材3a,3bの外周面に対して密着して巻き付けられており、両者は電気的に接続状態である。放熱部4a,4bは弾性を有するスプリング部5a,5bを経て内部リード線6a,6bに接続されている。内部リード線6a,6bと放熱部4a,4bとの間にスプリング部5a,5bを設けることにより、発熱体1の膨張による寸法変化を吸収する構成である。
発熱体1は、黒鉛結晶構造を持つ繊維状の炭素物質で形成されている。実施の形態1の発熱体1は、PAN系炭素繊維で形成されており、樹脂繊維を耐炎化処理、炭素化処理したものであり、縦糸と横糸による織物状態の炭素繊維帯体により構成されている。発熱体1は複数本の縦糸と複数本の横糸を格子状に織られた織物に添着剤を塗布して焼成したものである。この発熱体1の寸法は、例えば、帯幅Wが7mm、帯厚Tが1.2mm、長さが400mmである。発熱体1は、帯厚と帯幅との比が1:5以上であるのが望ましい。帯板幅Wを帯厚Tより大きくすることにより、板幅Wを有する面から出る熱が板厚Tを有する面から出る熱より多くなり、熱源としての発熱体1は指向性を有する放熱が可能となる。
上記のように構成された実施の形態1の赤外線電球においては、発熱体1が、その長手方向と直交するように、帯状の発熱体の両側面(図1における発熱体1の上下の側面)から内側に向かって切り込み(スリット)1aが互い違いの位置に形成されている。この切り込み1aの最奥位置は発熱体1の長手方向の中心線を超えない位置である。
以下の実施の形態1の説明において、発熱体1に切り込み1aが形成された両側の領域を発熱体1の放熱領域B(図2参照)と呼ぶ。また、発熱体1の両端部分に設けられた保持部材3a,3bにより、繋がった炭素繊維が吊設される領域を発熱領域A(図2参照)と呼ぶ。したがって、発熱体1は帯体における両側面側の放熱領域Bと、これらの放熱領域Bに挟まれた領域であって炭素繊維が発熱体1の両端部分(図1における発熱体1の左右端)まで繋がった炭素繊維で構成された発熱領域Aとにより構成されている。図2は発熱体1の部分拡大図であり、図2において左右方向が発熱体1の長手方向である。
図2は本発明に係る実施の形態1における発熱体1の一部を模式的に拡大して示した図である。図2に示すように、発熱体1は複数の炭素繊維で帯状に構成された縦糸群と横糸群とを交差させて交互に織られたものであり、発熱領域Aの横糸群における各横糸は発熱体1の両端部分まで繋がった状態で配設されている。また、発熱領域Aの両側面側には放熱領域Bが形成されている。この放熱領域Bは、発熱体1の長手方向と直交するように、発熱体1の両側面から内側に向かって切り込み1aが形成された領域であり、発熱領域Aの両側面側の領域である。このように構成された発熱体1は、発熱体1の両端部分に設けられた保持手段10により吊設されて、電力が供給されるよう構成されている。
図3は図2におけるIII−III線による断面図である。図3に示すように、発熱体1の両側面側には放熱領域Bが形成されており、この放熱領域Bにおける横糸群の炭素繊維は切り込み1aにおいて切断されている。放熱領域Bの間に形成された発熱領域Aにおいては炭素繊維の横糸群が繋がった状態であり、電流流路がこれらの繋がった横糸群の炭素繊維により確保されている。なお、図2,3においては、説明を容易なものとするため、発熱体1を構成する縦糸群と横糸群とを単純な構成で記載している。
実施の形態1の赤外線電球では、炭化処理された炭素繊維の織物により帯状に形成される発熱体1が軟性充填剤として導電性粒子、例えば、グラファイト、カーボンブラック等を用いて形成されている。なお、発熱体1は、軟性充填剤として不揮発性の高分子化合物、例えば、デンプン、ポリエチレン、カルボキシメチルセルロース等の不揮発性のオリゴマー又はポリマー化合物を用いても形成することもできる。
実施の形態1の赤外線電球における硝子管2には、不活性ガス9、例えば、アルゴンガス、窒素ガス、アルゴンガスと窒素ガスの混合ガス等が封入されている。このため、アーク放電が発生しにくく、炭素繊維により構成された発熱体1の酸化が防止され、長寿命の赤外線電球となる。
なお、実施の形態1の赤外線電球において、発熱体1の具体的な寸法は、長さが400mm、帯幅が7mm、帯厚が1.2mmであった。また、発熱体1における、切り込み1aの幅(G)は0.15mm、切り込み1aの長さ(D)は2.2mm、切れ込み1aの間隔(H)は3.8mmであった。
上記のように構成された実施の形態1の赤外線電球において、発熱体1の長手方向の中心線上の中央領域である発熱領域Aにおいては、横糸の炭素繊維が繋がった状態である。すなわち、炭素繊維が切断されていない領域が電流流路となり、発熱領域Aとなる。この結果、実施の形態1の赤外線電球は、発熱体1が強度的に強いのは勿論のこと、可撓性を有しているため、発熱体1に対する張力や熱ストレスによる変形、ねじれ、伸び等の力を吸収して破損することがない。
さらに、実施の形態1の赤外線電球の発熱体1においては、発熱領域Aの両側に放熱領域Bが形成されているため、発熱領域Aを流れる電流により生じた熱が、電流のほとんど流れない放熱領域Bに熱伝導して、放熱されるよう構成されている。したがって、実施の形態1の発熱体1を構成する炭素繊維の直径を細く構成して抵抗値を大きく設定し、高温度の熱量を発生させることが可能な熱源となる。
実施の形態1において用いた発熱体1において帯体の幅(W)7mm、帯厚1.2mmに対する切込み1aの深さ(D)2.2mm、切れ込み1aの間隔(H)3.8mmとしたがこの寸法に限るものではなく製品仕様に応じ任意に設定しても本発明の効果に影響するものではない。
実施の形態1における発熱体1は、充填剤や添着剤が添加されて形成された炭素繊維による帯体で構成されており、炭素繊維間には充填剤や添着剤が形成されている。したがって、もし、発熱体の両端部分の間を炭素繊維が繋いだ状態でない場合、炭素繊維間の点接触と充填剤や添着剤を介して発熱体の両端部分の間が接続された状態となる。このような接続状態においては、発熱体の抵抗値の不均一が発生し、また強度的にも弱く、張力や熱ストレス等による変形、ねじれ、伸び等の力により破損するという問題が発生する。しかし、本発明に係る実施の形態1においては、発熱体1の発熱領域Aにおいては、発熱体1の両端部分間を炭素繊維のみにより繋いだ状態であるため、発熱体1の抵抗値が均一化し、強度的にも強く、張力や熱ストレス等による変形、ねじれ、伸び等に起因して破損する大幅に抑制されている。
上記のように、実施の形態1における発熱体1では、炭素繊維における充填剤や添着剤を介して接続状態を確保するのではなく、発熱領域Aにおいて繋がった炭素繊維のみにより電流流路が確保されているため、電流流路が充填剤や添着剤の添加量に影響されることがなく、安定した抵抗値を設定することができる。したがって、充填剤や添着剤の添加を精度高く行う必要が無くなり、発熱体製造における充填剤や添着剤の添加量の管理が容易になる。
また、実施の形態1における発熱体1の長手方向と平行な中心線近傍の発熱領域Aにおいてのみ炭素繊維が繋がった状態であり、この発熱領域Aが実質的な電流流路となり、発熱する。一方、発熱領域Aの外側にある放熱領域Bには炭素繊維が繋がった状態ではないため実質的な電流流路とはならず発熱せず、発熱領域Aからの熱を放熱する機能を有する。
実施の形態1の赤外線電球においては、発熱体1が発熱領域Aと放熱領域Bとを有する構成であるため、発熱体1に用いる炭素繊維の直径を細く設定することが可能となり、発熱領域Aの電流流路における抵抗値を高くして、高温度の赤外線電球を提供することが可能となる。また、実施の形態1の赤外線電球においては、発熱体1の電流流路が発熱領域Aの繋がった炭素繊維のみにより構成されているため、電流流路の抵抗値が安定し、製品間にばらつきのない信頼性の高い赤外線電球を供給できる。
《実施の形態2》
図4は本発明に係る実施の形態2の赤外線電球の構成を示す側面図である。図4に示す実施の形態2の赤外線電球において、前述の図1に示した実施の形態1の赤外線電球と異なる点は、発熱体13における切り込み(スリット)13aの形成位置である。したがって、実施の形態2の説明においては、実施の形態1の赤外線電球における要素と同じ機能、構成を有するものには同じ符号を付して、その説明は実施の形態1の説明を適用する。
図4に示すように、実施の形態2の赤外線電球において、発熱体13には、その長手方向と直交するように、帯状の発熱体13の両側面(図4における発熱体13の上下の側面)から内側に向かって切り込み13aが対向する位置に形成されている。すなわち、帯状の発熱体13の両側面において、その長手方向の中心軸に関して対称の位置に切り込み13aが形成されている。この切り込み13aの最奥位置は発熱体13の長手方向の中心線を超えない位置であり、対向する両側の切り込み13aの最奥位置は所定距離を有して対向している。
実施の形態2においては、上記のように発熱体13において切り込み13aが形成されている両側の領域を放熱領域Bと呼び、両側の放熱領域Bに挟まれた中心軸近傍の領域を発熱領域Aと呼ぶ。発熱領域Aは、繋がった炭素繊維により形成されており、発熱体13の両端部分に設けられた保持部材3a,3bにより吊設されている。
上記のように、実施の形態2における発熱体1は、帯体における両側面側の放熱領域Bと、これらの放熱領域Bに挟まれた領域であって炭素繊維が発熱体13の両端部分(図4における発熱体13の左右端)繋がった炭素繊維で構成された発熱領域Aとにより構成されている。図5は実施の形態2における発熱体13の部分拡大図であり、図5において左右方向が発熱体13の長手方向である。なお、図5においては、説明を容易なものとするため、発熱体13を構成する縦糸群と横糸群とを単純な構成で記載している。
図5に示すように、実施の形態2における発熱体13は複数の炭素繊維で帯状に構成された縦糸群と横糸群とを交差させて交互に織られたものであり、発熱領域Aの横糸群における各横糸は発熱体13の両端部分まで繋がった状態で配設されている。また、発熱領域Aの両側面側には放熱領域Bが形成されている。この放熱領域Bは、発熱体13の長手方向と直交するように、発熱体13の両側面から内側に向かって切り込み13aが形成された領域であり、発熱領域Aの両側面側の領域である。このように構成された発熱体13は、発熱体13の両端部分に設けられた保持手段10により吊設されている。
なお、実施の形態2の赤外線電球において、発熱体13の具体的な寸法は、長さが400mm、帯幅が7mm、帯厚が1.2mmであった。また、発熱体13aにおける、切り込み13aの幅(J)は0.15mm、切り込み13aの長さ(E)は2.2mm、切れ込み13aの間隔(K)は3.8mmであった。
上記のように構成された実施の形態2の赤外線電球においては、前述の実施の形態1の赤外線電球における効果と同様の効果を奏すると共に、発熱体13の両側面から内側に向かって対向する位置に切り込み13aが形成されているため、発熱領域Aと放熱領域Bとの区分けが明確となる。実施の形態2においては、対向する切り込み13aにおける最奥位置が所定距離を有して対向しており、電流流路が対向する切り込み13aにより明確に規定されている。このため、電流流路と発熱領域Aが確実に一致しており、放熱領域Bには電流流路が形成されない構成である。この結果、実施の形態2における発熱体13においては、放熱領域Bが放熱機能のみを有する構成となる。
また、実施の形態2の赤外線電球における発熱体13は、上記のように構成されているため、実施の形態1の構成と同様の強度を有し、発熱体13に対する張力や熱ストレスによる変形、ねじれ、伸び等の力を素早く吸収して破損することがなく、優れた特性を有する。特にねじれに対しては実施の形態1の構成に比べより優れた特性を有する。
さらに、実施の形態2の赤外線電球の発熱体13においては、発熱領域Aの両側に放熱領域Bが形成されているため、発熱領域Aを流れる電流により生じた熱が、電流のほとんど流れない放熱領域Bに熱伝導して、放熱されるよう構成されている。したがって、実施の形態2の発熱体13を構成する炭素繊維の直径を細く構成して抵抗値を大きく設定し、高温度の熱量を発生させることが可能な熱源となる。
実施の形態2において用いた発熱体1において帯体の幅(W)7mm、帯厚1.2mmに対する切込み13aの幅(J)0.15mm、切れ込み13aの長さ(E)2.2mm、切れ込み13aの間隔(K)3.8mmとしたがこの寸法に限るものではなく製品仕様に応じ任意に設定しても本発明の効果に影響するものではない。
《実施の形態3》
図6は本発明に係る実施の形態3の赤外線電球の構成を示す側面図である。図6に示す実施の形態3の赤外線電球において、前述の図1に示した実施の形態1の赤外線電球と異なる点は、発熱体14の形状である。実施の形態3における発熱体14には、切り込み(スリット)が設けられておらず、開口14aが形成されている。したがって、実施の形態3の説明においては、実施の形態1の赤外線電球における要素と同じ機能、構成を有するものには同じ符号を付して、その説明は実施の形態1の説明を適用する。
図6に示すように、実施の形態3の赤外線電球において、発熱体14には複数の開口14aが形成されている。複数の開口14aは発熱体14の長手方向の中心線に沿って一列に形成されており、その形状は長孔形状である。開口14aは、その長孔の長軸方向が発熱体14の長手方向と同一方向である。図7は実施の形態3の赤外線電球における発熱体14の開口14aの近傍を拡大して示した側面図である。なお、図7においては、説明を容易なものとするため、発熱体14を構成する縦糸群と横糸群とを単純な構成で記載している。
上記のように実施の形態3における発熱体14が構成されているため、帯状の発熱体14における両側面(図6及び図7における発熱体14の上下の側面)側にある両側面側の領域が繋がった横糸を有しており、2つの電流流路が形成される。この結果、実施の形態3の構成においては、発熱体14の両側面側の領域が発熱領域Aとなる。また、実施の形態3においては、発熱体14の中心線上(中央領域)に複数の開口14aが1列に並んで形成されているため、この中央領域には実質的な電流流路が形成されず、両側面側の領域である発熱領域Aからの熱を効率的に放熱する放熱領域Cとなる。さらに、この放熱領域Cを発熱体14の中央領域に形成することにより、帯状の発熱体14が両側面側の領域にある繋がった炭素繊維により、実質的に上下2カ所において吊設される構成となる。この結果、実施の形態3の赤外線電球においては、発熱体14に対する張力や熱ストレスによる変形、ねじれ、伸び等の力に対して優れた対応力を有し、特にねじれに対しては前述の実施の形態1,2の構成に比してさらに優れた効果を有する。
上記のように、実施の形態3における発熱体14では、炭素繊維における充填剤や添着剤を介して電気的な接続状態を確保するのではなく、2つの発熱領域Aにおいて繋がった炭素繊維のみにより電流流路が確保されているため、電流流路が充填剤や添着剤の添加量に影響されることがなく、安定した抵抗値を設定することができる。したがって、充填剤や添着剤の添加を精度高く行う必要が無くなり、炭素繊維製造における充填剤や添着剤の添加量の管理が容易になる。
実施の形態3における発熱体14は、その長手方向と平行な両側面近傍の2つの発熱領域Aにおいてのみ炭素繊維が繋がった状態であり、これらの発熱領域Aが実質的な電流流路となり、発熱する。2つの発熱領域Aの間にある放熱領域Cには炭素繊維が繋がった状態ではないため実質的な電流流路とはならず発熱せず、放熱の機能とともに変形、ねじれ、伸び等のストレスに対する吸収機能を有する。
実施の形態3の赤外線電球においては、発熱体14が発熱領域Aと放熱領域Cとを有する構成であるため、発熱体14に用いる炭素繊維の直径を細く設定することが可能となり、発熱領域Aの電流流路における抵抗値を高くして、高温度の赤外線電球を提供することが可能となる。また、実施の形態3の赤外線電球においては、発熱体14の電流流路が発熱領域Aの繋がった炭素繊維のみにより構成されているため、電流流路の抵抗値が安定し、製品間にばらつきのない信頼性の高い赤外線電球を供給できる。
実施の形態3において用いた発熱体1において帯体の幅(W)7mm、帯厚1.2mmに対する開口14aの間隔(M)4.5mm、長軸側の長さ(L)4.5mm、短軸側の長さ2.5mmとしたがこの寸法に限るものではなく製品仕様に応じ任意に設定しても本発明の効果に影響するものではない。
《実施の形態4》
図8は本発明に係る実施の形態4の加熱装置を示す斜視図である。図8に示す実施の形態4の加熱装置においては、前述の実施の形態1から実施の形態3において説明した赤外線電球のいずれの構成でも用いることができる装置である。
実施の形態4の加熱装置は、熱源としての赤外線電球12と、赤外線電球12の背面側から放射された熱線を反射して、正面側に対して実質的に平行に放射する反射板15と、電源に接続され、赤外線電球12の入力電流を制御する制御部16とを有して構成されている。
前述のように実施の形態1から実施の形態3において説明した赤外線電球においては、発熱体が帯状であるため、帯体の平面側から放射される熱量が側面側から放射される熱量に比して飛躍的に大きいため、発熱体の平面側が加熱装置の正面側と背面側となるよう配置されている。したがって、実施の形態4の加熱装置においては、発熱体の平面側から放射される熱線が加熱装置の正面側から確実に放射される構成である。
なお、実施の形態4の加熱装置においては赤外線電球12の背面側に反射板15を配設した構成であるが、赤外線電球12の硝子管背面に反射膜を直接形成した赤外線電球を用いて、反射板を不要とした加熱装置を構成することも可能である。
上記のように構成された実施の形態4の加熱装置は、実施の形態1乃至実施の形態3の赤外線電球を用いているため、高精度な温度管理が容易な熱源制御装置となる。また、実施の形態4の構成によれば、赤外線電球12の発熱体が張力や熱ストレスによる変形、ねじれ、伸び等の力を素早く吸収する構成であるため、故障等の事故が発生しない信頼性の高い加熱装置となる。さらに、実施の形態4の構成によれば、加熱装置に対して振動や衝撃が加わった場合においても赤外線電球において振動や衝撃等を吸収できる構造を有しているため、安全性の高い加熱装置を提供することが可能となる。
本発明の赤外線電球は、実施の形態1から実施の形態3において説明したように、発熱体に切り込み(スリット)又は開口を形成して放熱領域B,Cを設ける構成であり、繋がった炭素繊維により発熱領域Aが構成されている。このため、切り込み(スリット)又は開口の寸法精度が実質的に放熱バラツキに影響するのみで抵抗値のバラツキにはほとんど影響しないため、本発明の赤外線電球は、切り込み(スリット)又は開口の形成において高精度の加工を必要とせず、製作が容易な赤外線電球となる。
また、図1に示した実施の形態1及び図4に示した実施の形態2においては、発熱体1,13に切り込み(スリット)を形成した構成で示したが、本発明は発熱体に切り込みやスリットを形成して放熱領域Bを形成したものに限定されるものではなく、炭素繊維を切断して放熱領域Bを形成する構成であれば、実施の形態1と実施の形態2の構成と同じ効果を得ることができる。
また、図6に示した実施の形態3においては、発熱体14の中央領域に開口を形成して両側面側の領域において繋がった炭素繊維を設けた構造としたが、本発明はこのような構造に限定されるものではなく、発熱体14の中央領域に形成される孔形状は炭素繊維を切断して放熱領域Cを形成する構成であれば、実施の形態3の構成と同じ効果を得ることができる。
本発明の赤外線電球は、図1に示した実施の形態1において説明した保持手段10が保持部材3a,3b、放熱部4a,4b、及びスプリング部5a,5bにより構成された例で説明したが、このような構成に限定されるものではなく、発熱体を保持し振動を吸収できる構成であれば本発明に含まれる。また、実施の形態1においては保持手段10を発熱体10の両側に設けた例で説明したが、保持手段10を発熱体の一方だけに設けて他方には単に発熱体とリード手段11とを電気的に接続する構成でも良い。
本発明の赤外線電球は、繋がった炭素繊維で構成された発熱領域が発熱体において形成されているため、発熱体が強度的に強い構造を有している。この結果、本発明においては、従来における発熱体に用いられていた炭素繊維より細い炭素繊維を用いても、従来の炭素繊維を用いた発熱体と実質的に同じ抵抗値に設定することが可能となり、実質的に同じ電流を流すことができる。ただし、このように構成された本発明の赤外線電球における発熱体は、従来の発熱体と比べて抵抗値が実質的に同一であっても、実質的な体積が減少しているため、単位面積あたりの発熱温度が上昇する。しかし、このような温度上昇に対して、本発明の発熱体には発熱領域Aに隣接して放熱領域B,Cが形成されているため、発熱領域Aの温度上昇は確実に放熱領域B,Cに伝導され放熱される。したがって、本発明の赤外線電球における発熱体は、従来の赤外線電球の発熱体と同じ寸法であっても、同じ出力を安定して、信頼性高く形成することが可能となる。
また、実施の形態4において説明したように、本発明によれば、赤外線電球を熱源として使用することにより、強度的にも強く、変形、ねじれ、伸び等が発生してもこれらを低減することが可能であり、長寿命で且つ、安定した抵抗値を有する加熱装置を提供することが可能となる。
なお、本発明の加熱装置は実施の形態4の構成に限定されるものではなく、所望の方向を確実に熱を放射するための熱源を必要とする各種装置、例えば電気ストーブ、調理器、乾燥機、複写機、ファクシミリ、プリンタ等に適用することにより、それぞれの装置の機能、特性を向上させることが可能となる。
本発明は、赤外線電球を熱源とする装置、例えば電気ストーブ、調理器、乾燥機、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の各種装置に適用できる。
本発明に係る実施の形態1の赤外線電球の構成を示す側面図 本発明に係る実施の形態1における発熱体の一部を模式的に拡大して示した図 図2におけるIII−III線による断面図 本発明に係る実施の形態2の赤外線電球の構成を示す側面図 本発明に係る実施の形態2における発熱体の部分拡大図 本発明に係る実施の形態3の赤外線電球の構成を示す側面図 実施の形態3の赤外線電球における発熱体の開口の近傍を拡大して示した側面図 本発明に係る実施の形態4の加熱装置を示す斜視図
符号の説明
1 発熱体
1a 切り込み
2 硝子管
3a,3b 保持部材
4a,4b 放熱部
5a,5b スプリング部
6a,6b 内部リード線
7a,7b モリブデン箔
8a,8b 外部リード線
9 不活性ガス
10 保持手段
11 リード手段
12 赤外線電球
13 発熱体
13a 切り込み
14 発熱体
14a 開口
15 反射板
16 制御部

Claims (14)

  1. 黒鉛結晶構造を持つ繊維状の炭素物質で形成された炭素繊維を有し、前記炭素繊維が長手方向に延びて帯状に形成された発熱体と、
    前記発熱体の長手方向における両端部分に電気的に接続された保持手段と、
    前記発熱体と前記保持手段を封入する絶縁管と、
    前記保持手段に電気的に接続され前記絶縁管から導出されたリード手段と、を有して構成され、
    前記発熱体は、前記発熱体の長手方向と直交するように前記発熱体の両側面から内側に向かって切り込みが形成された放熱領域と、繋がった炭素繊維が前記保持手段により吊設される発熱領域と、により構成された赤外線電球。
  2. 前記発熱体の両側面から内側に向かって形成された切り込みが、当該発熱体における長手方向と平行な中心線を超えない位置に形成された請求項1に記載の赤外線電球。
  3. 前記発熱体の両側面から内側に向かって形成された切り込みが、互い違いに形成された請求項1に記載の赤外線電球。
  4. 前記発熱体の両側面から内側に向かって形成された切り込みが、当該発熱体における長手方向と平行な中心線に対して対象に形成された請求項1に記載の赤外線電球。
  5. 黒鉛結晶構造を持つ繊維状の炭素物質で形成された炭素繊維を有し、前記炭素繊維が長手方向に延びて帯状に形成された発熱体と、
    前記発熱体の長手方向における両端部分に電気的に接続された保持手段と、
    前記発熱体と保持手段を封入する絶縁管と、
    前記保持手段に電気的に接続され前記絶縁管から導出されたリード手段と、を有して構成され、
    前記発熱体における長手方向と平行な中心線上に貫通した開口が形成され、且つ前記発熱体の両側面側において繋がった前記炭素繊維が前記保持手段により吊設されるよう構成した赤外線電球。
  6. 前記発熱体において、軟性充填剤として導電性粒子を用いて形成された請求項1乃至5のいずれか一項に記載の赤外線電球。
  7. 前記軟性充填剤が、グラファイト又はカーボンブラックのいずれかである請求項1乃至5のいずれか一項に記載の赤外線電球。
  8. 前記発熱体において、軟性充填剤として不揮発性の高分子化合物を用いて形成された請求項1乃至5のいずれか一項に記載の赤外線電球。
  9. 前記軟性充填剤が、不揮発性のオリゴマー又はポリマー化合物のいずれかである請求項1乃至5のいずれか一項に記載の赤外線電球。
  10. 前記軟性充填剤が、デンプン、ポリエチレン、及びカルボキシメチルセルロースから選ばれた一つである請求項1乃至5のいずれか一項に記載の赤外線電球。
  11. 前記保持手段が、前記発熱体との接合部分に良熱伝導性を有する放熱部を有する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の赤外線電球。
  12. 前記絶縁管が硝子管で構成され、前記硝子管の中に不活性ガスが封入された請求項1乃至5のいずれか一項に記載の赤外線電球。
  13. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の赤外線電球、及び
    前記赤外線電球に電力を供給制御する制御手段、を具備する加熱装置。
  14. 前記赤外線電球における帯状の発熱体の平面側が加熱対象と対向するよう当該加熱装置の正面側に配置され、前記赤外線電球の背面側に反射手段が設けられた請求項13に記載の加熱装置。
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