JP2007103137A - 燃料電池システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 循環装置への凝縮水の流入を防止する。
【解決手段】
気水分離器17と循環装置19との間に設けられ、気水分離器17で液水を分離除去した排出燃料ガスを循環装置19へと導く循環装置供給配管31、32を備え、当該燃料電池システム1の運転状態が、循環装置供給配管31又は32内で凝縮水の生成が推定される運転状態から、生成された凝縮水の循環装置19への流入が推定される運転状態へと移行したことに応じて、循環装置供給配管31、32のうち配管内を乾燥状態とされた配管が、気水分離器17で液水を分離除去した排出燃料ガスを循環装置19へと導く配管となるように切り換えることで実現する。
【選択図】 図2
【解決手段】
気水分離器17と循環装置19との間に設けられ、気水分離器17で液水を分離除去した排出燃料ガスを循環装置19へと導く循環装置供給配管31、32を備え、当該燃料電池システム1の運転状態が、循環装置供給配管31又は32内で凝縮水の生成が推定される運転状態から、生成された凝縮水の循環装置19への流入が推定される運転状態へと移行したことに応じて、循環装置供給配管31、32のうち配管内を乾燥状態とされた配管が、気水分離器17で液水を分離除去した排出燃料ガスを循環装置19へと導く配管となるように切り換えることで実現する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、燃料電池システムに関し、詳しくは、燃料電池システム内で生成される凝縮水による弊害を防止する燃料電池システムに関する。
化石燃料の枯渇危機、並びに化石燃料の燃焼による大気汚染、地球温暖化の問題に対応すべく、圧縮された燃料ガスを消費することで走行する車両が考案されている。このように燃料ガスを消費することで走行する車両としては、例えば、燃料ガスとして水素ガスを用い、水素ガスと空気ガス中の酸素との化学反応により発生させた電気エネルギーで走行する燃料電池車がある。
このような燃料電池車に搭載される燃料電池は、その発電原理上、燃料電池の電解質膜を十分に含水させた湿潤状態にする必要がある。例えば、燃料電池に供給する燃料ガス、空気ガスを加湿器により加湿して燃料電池に供給することで電解質膜の湿潤状態を保つようにする。
このように、燃料電池内は、電解質膜の電気伝導性を良好とするような湿潤状態にする必要があるため、燃料電池へ燃料ガス、空気ガスを供給する配管内では、ガス中に含まれる水蒸気が凝縮して凝縮水が生成されてしまう可能性が非常に高くなっている。
この凝縮水が、配管内に留まった場合には、配管中のガスの流れを阻害して安定した流量のガス供給を妨げたり、燃料電池のセルに流入した場合には、電解質膜付近での水分過多によるフラッディングなどを引き起こしてしまい、燃料電池の運転において様々な悪影響をもたらしてしまう。
そこで、加湿器から電池セルまでの配管内の温度を加湿器の温度よりも高くすることで、水蒸気の凝縮を防ぎ、凝縮水の電池セルへの侵入を防止するようにした固体高分子形燃料電池装置及びその運転方法が開示されている(特許文献1参照。)。
特開2000−251912号公報
しかしながら、特許文献1で開示されている手法を適用した場合、特許文献1では、配管に巻き付けたヒータにより配管を加熱することで、配管の温度を加湿器の温度よりも高く維持するようにしているため、凝縮水の生成を回避するためだけに余計なエネルギーを費やしてしまうといった問題がある。
ところで、燃料電池の燃料極に燃料ガスを循環させて供給する燃料電池システムでは、長時間のアイドリング放置後やアイドリングストップ後に、配管内に凝縮水が貯まってしまうことが多く、特に、燃料極から排出された燃料ガスの水蒸気を凝縮させて水分を分離する気水分離器と、燃料ガスを循環させる循環装置との間の配管内で生成された凝縮水は、除去不可能であり循環装置にそのまま流入してしまうことになる。
循環装置に凝縮水が流入してしまうと、循環装置の性能低下を引き起こしたり、例えば、燃料電池を零下起動させる際に凍結してしまうなど、様々な問題を引き起こしてしまう。
そこで、本発明は、上述したような問題を解決するために提案されたものであり、燃料電池の燃料極に燃料ガスを循環させて供給する燃料電池システムで生成される凝縮水の循環装置内への流入を防止することができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明は、上述した課題を解決するために、排出燃料ガス中の液水を分離除去する気水分離手段と、気水分離手段と循環手段との間に設けられ、気水分離手段で液水を分離除去した排出燃料ガスを循環手段へと導く複数の配管と、当該燃料電池システムの運転状態が、配管内で凝縮水の生成が推定される運転状態から、生成された凝縮水の循環手段への流入が推定される運転状態へと移行したことに応じて、複数の配管のうち配管内を乾燥状態とされた配管が、気水分離手段で液水を分離除去した排出燃料ガスを循環手段へと導く配管となるよう切り換える制御手段とを備えるようにした。
本発明によれば、燃料電池の燃料極に燃料ガスを循環させて供給する燃料電池システムで生成される凝縮水の循環装置内への流入を良好に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、本発明の実施の形態について説明する前に、図1を用いて、燃料電池の燃料極に燃料ガスを循環させて供給する燃料電池システムの一般的な構成について説明をする。
図1に示すように、燃料電池システム60は、燃料電池本体である燃料電池スタック10と、燃料電池スタック10の燃料極であるアノード11に水素を供給する水素ガス循環供給系20と、燃料電池スタック10の酸化剤極であるカソード12に酸化剤ガスである空気ガスを供給する図示しない空気ガス供給系と、当該燃料電池システム60の運転を統括的に制御するシステムコントローラ30とを備えている。
燃料電池スタック10は、発電単位である単セルを複数積層することで構成され、アノード11に燃料ガスとして供給される水素ガスと、カソード12に供給される空気ガス中の酸素の化学反応により発電する。
例えば、燃料電池スタック10は、電解質として高分子電解質膜を用いた高分子電解質形燃料電池(PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cell)などであり、単セルの構造が、高分子電解質膜の両側に触媒層をそれぞれ設け、燃料極、酸化剤極が形成されたMEA(Membrane Electrode Assembly)として一体化されている。
水素ガス循環供給系20は、燃料ガスである水素ガスを貯蔵する高圧水素タンクといった水素タンク14、水素ガスの圧力調整をする水素ガス圧力調整弁15、水素ガスを加湿する加湿器16が設けられ、水素タンク14に貯蔵された水素ガスを燃料電池スタック10のアノード11に供給する水素ガス供給配管21と、アノード11から水素ガスを排出する水素ガス排出配管22と、排出された水素ガスの水蒸気を凝縮して水分を分離する気水分離器17、パージ弁18が設けられ、水素ガスを循環させる循環装置19へ水素ガスを導く循環装置供給配管23と、循環装置19で循環させる水素ガスを水素ガス供給配管21へ導く循環装置排出配管24とを備えている。
循環装置19は、例えば、循環ポンプやブロワなどであり、システムコントローラ30の指示に応じた循環装置コントローラ19cによって駆動制御される。循環装置19は、燃料電池システム60の運転時には、燃料電池スタック10で発電された電力を使用して駆動されるが、燃料電池システム60の起動時には、外部からの充電可能な燃料電池スタック10の補助電源である図示しない蓄電器などから供給される電力で駆動される。
このような水素ガス循環供給系で20は、水素ガス供給配管21の水素ガス圧力に応じたシステムコントローラ30の制御により、水素ガス圧力調整弁15の開度を制御することで、水素タンク14から水素ガス供給配管21を介して供給される水素ガスを、当該燃料電池システム60が運転できる範囲で定められた所定の圧力に調節して、燃料電池スタック10のアノード11へ供給する。
また、水素ガス循環供給系20では、システムコントローラ30の制御により、燃料電池スタック10のアノード11に供給する水素ガス流量を、出力電流に相当する反応水素ガス流量より当量比を大きくすることで、複数のセルで構成される燃料電池スタック10の各セルに、不足なく水素ガスが供給できるようにされている。
さらにまた、発電を継続するにつれて、燃料電池スタック10のアノード11には、水素ガス以外の不純物ガス、例えば窒素などが蓄積され、水素濃度を減少させてしまう。水素濃度が減少すると発電効率の低下、燃料電池スタック10の劣化を招くので、システムコントローラ30は、パージ弁18の開度を制御することで不純物ガスを排出するよう制御する。
一方、図示しない空気ガス供給系では、空気ガスを供給する空気供給配管の圧力に応じたシステムコントローラ30の制御により、圧力調整弁の開度、空気を圧縮して空気ガスとして供給するコンプレッサの回転数を制御することで、空気供給配管を介して供給される空気を、当該燃料電池システム60が運転できる範囲で定められた所定の圧力に調整して、燃料電池スタック10のカソード12へ供給する。
システムコントローラ30は、燃料電池システム60を統括的に制御する制御手段であり、上述したような燃料電池スタック10のアノード11の水素ガス圧力、カソード12の空気ガス圧力を制御しながらの、アノード11、カソード12への水素ガス、空気ガスの供給制御を行う。
燃料電池スタック10からの出力電力は、燃料電池システム60で電力供給を担う負荷へと供給される。例えば、この燃料電池システム60が車両に搭載されている場合、燃料電池スタック10からの出力電力は、DC/DCコンバータにて電力調整がなされ、負荷である車両モータや空気ガス供給系のコンプレッサ、複数の補機を駆動する補機駆動モータなどに供給される。
このような、図1に示す燃料電池システム60を踏まえ、本発明の実施の形態について以下に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図2を用いて、本発明の第1の実施の形態として示す燃料電池システム1の要部構成について説明をする。
まず、図2を用いて、本発明の第1の実施の形態として示す燃料電池システム1の要部構成について説明をする。
図2に示すように、本発明の第1の実施の形態として示す燃料電池システム1は、図1に示した燃料電池システム60の1本の循環装置供給配管23に換えて、2本の循環装置供給配管31、32を備えた構成となっている。それ以外の構成については、図1に示した燃料電池システム60と全く同じであるため、重複する箇所については説明を省略する。
循環装置供給配管31は、循環装置19側にバルブ40を、気水分離器17側にバルブ41を備えている。一方、循環装置供給配管32は、循環装置19側にバルブ42を、気水分離器17側にバルブ43を備えている。循環装置供給配管31、32は、必ずどちらか一方の配管を乾燥状態とし、循環装置19を駆動させてアノード11から排出された水素ガスを循環装置19へと流入させる際には、必ず乾燥状態となった配管を水素ガスが通過するようにシステムコントローラ30によって各バルブの開閉制御がなされる。
例えば、燃料電池システム1の運転時において、循環装置供給配管31を使用する場合には、バルブ40、41を開状態とし、バルブ42、43を閉状態となるように制御する。このとき、循環装置供給配管32の内部は乾燥状態に保たれている。
このような状態で、燃料電池システム1を長時間アイドルさせたり、運転を停止してアイドルストップした場合、アノード11から排出された水素ガスを通過させていた循環装置供給配管31内には、凝縮水が生成されている可能性が高い。
そこで、長時間のアイドルやアイドルストップされた状態から、燃料電池システム1の運転を再開する場合、システムコントローラ30は、バルブ40、41を閉じて、凝縮水が貯まっている可能性の高い循環装置供給配管31の使用をやめ、バルブ42、43を開き、乾燥状態となっている循環装置供給配管32を使用するように制御する。
このように、凝縮水が生成される可能性の高い、長時間のアイドルやアイドルストップとされた状態といった燃料電池システム1の運転状態から、燃料電池システム1の運転を再開させる際に、使用する循環装置供給配管31、32を交互に切り換えることで、循環装置19への凝縮水の流入を防止することができる。
図2では、循環装置19に水素ガスを供給する配管として2本の循環装置供給配管31、32を設けているが、循環装置供給配管31、32と同様のバルブを設けた複数の循環装置供給配管を用意するようにしてもよい。循環装置供給配管を複数用意する場合は、若干コストが増加してしまうが、バルブが開かれ使用される順番が回ってくるまでの時間をより多く稼ぐことができるため、待機している間に配管内を確実に乾燥状態とすることができる。
[第2の実施の形態]
続いて、図3を用いて、本発明の第2の実施の形態として示す燃料電池システム2の要部構成について説明をする。
続いて、図3を用いて、本発明の第2の実施の形態として示す燃料電池システム2の要部構成について説明をする。
図3に示すように第2の実施の形態として示す燃料電池システム2は、図2に第1の実施の形態として示した燃料電池システム1の水素タンク14から燃料電池スタック10へと水素ガスを供給する水素ガス供給配管21を、水素ガス供給配管21a、21bとに分岐し、分岐した水素ガス供給配管21aを、分岐配管33、34を介して循環装置供給配管31、32と気水分離器17側で接続し、同じく分岐した水素ガス供給配管21bを、分岐配管35、36を介して循環装置供給配管31、32と循環装置19側で接続するように構成されている。このとき、分岐配管33と、循環装置供給配管31との接続箇所は、バルブ41により近い位置とされ、分岐配管34と、循環装置供給配管32との接続箇所は、バルブ43に近い位置とされる。また、分岐配管35と、循環装置供給配管31との接続箇所は、バルブ40により近い位置とされ、分岐配管36と、循環装置供給配管32との接続箇所は、バルブ42に近い位置とされる。
また、分岐配管33、34、35、36には、それぞれバルブ44、45、46、47が設けられている。
第2の実施の形態として示す燃料電池システム2では、第1の実施の形態として示した燃料電池システム1と同様に、循環装置19へ水素ガスを供給する配管として、2本の循環装置供給配管31、32を設けている。第2の実施の形態として示す燃料電池システム2では、循環装置供給配管31、32の、どちらか一方の配管を常に乾燥状態とするために、循環装置19へ水素ガスを供給する際に使用されていない、一方の配管を、水素タンク14から燃料電池スタック10のアノード11へと供給される、乾いた水素ガスを経由させる水素ガス供給流路として用いるようにする。
例えば、燃料電池システム2の運転時において、循環装置供給配管31を使用する場合には、バルブ40、41を開状態とし、バルブ42、43を閉状態となるように制御する。 そして、バルブ44、46を閉じて、水素ガス供給配管21aと循環装置供給配管31との接続、水素ガス供給配管21bと循環装置供給配管31との接続を遮断する。
また、バルブ45、47を開いて、水素ガス供給配管21aと循環装置供給配管32との接続、水素ガス供給配管21bと循環装置供給配管32とを接続させ、循環装置供給配管32を水素タンク14から燃料電池スタック10へと乾燥した水素ガスを供給するための水素ガス供給流路として使用する。これにより、燃料電池システム2の運転時には、循環装置供給配管32の乾燥状態を良好に保つことができる。
このような状態で、燃料電池システム2を長時間アイドルさせたり、運転を停止してアイドルストップした場合、アノード11から排出された水素ガスを通過させていた循環装置供給配管31内には、凝縮水が生成されている可能性が高い。
そこで、長時間のアイドルやアイドルストップされた状態から、燃料電池システム2の運転を再開する場合、システムコントローラ30は、バルブ40、41を閉じて、凝縮水が貯まっている可能性の高い循環装置供給配管31の使用やめ、バルブ42、43を開き、バルブ45、47を閉じて、良好な乾燥状態となっている循環装置供給配管32を、循環装置19へ水素ガスを供給する配管として使用するように制御する。
また、システムコントローラ30は、バルブ44、46を開き、水素ガス供給配管21a、21bと、凝縮水の貯まっている可能性の高い循環装置供給配管31とを、分岐配管33、35を介して連通させ、循環装置供給配管31を水素タンク14から燃料電池スタック10へと乾燥した水素ガスを供給するための水素ガス供給流路として使用する。これにより凝縮水が貯まっている可能性の高い循環装置供給配管31内を、水素タンク14から供給される乾燥した水素ガスにより乾燥させることができる。
このように、凝縮水が生成される可能性の高い、長時間のアイドルやアイドルストップとされた状態といった燃料電池システム2の運転状態から、燃料電池システム2の運転を再開させる際に、使用する循環装置供給配管31、32を交互に切り換えることで、循環装置19への凝縮水の流入を防止することができる。そして、長時間のアイドルやアイドルストップされた状態により凝縮水が貯まっている可能性の高い循環装置供給配管31又は32を水素タンク14から燃料電池スタック10へ乾燥した水素ガスを供給する水素ガス供給流路として使用することで、新たに乾燥用の装置を用意することなく常に良好な乾燥状態を保つことができる。したがって、低コストとしながら、循環装置供給配管31又は32を介して循環装置19への凝縮水の流入を確実に防止することができる。
図3では、循環装置19に水素ガスを供給する配管として2本の循環装置供給配管31、32を設けているが、循環装置供給配管31、32と同様のバルブを設けた複数の循環装置供給配管を用意するようにしてもよい。このとき、各配管には、水素ガス供給配管21aから水素ガスを導く分岐配管33、34と同様のバルブを設けた分岐配管、燃料電池スタック10へ水素ガスを導く分岐配管35、36と同様のバルブを設けた分岐配管を備えるようにする。
循環装置供給配管を複数用意する場合は、若干コストが増加してしまうが、バルブが開かれ使用される順番が回ってくるまでの時間をより多く稼ぐことができるため、待機している間に配管内を確実に乾燥状態とすることができる。
[第3の実施の形態]
続いて、図4を用いて、本発明の第3の実施の形態として示す燃料電池システム3の要部構成について説明をする。
続いて、図4を用いて、本発明の第3の実施の形態として示す燃料電池システム3の要部構成について説明をする。
図4に示すように第3の実施の形態として示す燃料電池システム3は、図3に第2の実施の形態として示した燃料電池システム2の水素ガス供給配管21aと水素ガス供給配管21bとを水素ガス供給配管37で直接接続するように構成されている。水素ガス供給配管37には、バルブ48が設けられている。
図4に第3の実施の形態として示す燃料電池システム3は、燃料電池スタック10で水素ガスを多量に必要とする、例えば、燃料電池システム3の通常運転時や、高負荷運転時において、循環装置供給配管31又は32を経由せずに、バルブ48を開くことで水素ガス供給配管37を介して水素ガス供給配管21aと水素ガス供給配管21bとを連通させ、水素ガスを水素タンク14から燃料電池スタック10に対して供給する。
これにより、上述したような多量の水素ガスを必要とする場合に、水素ガス供給における圧力損失を低減することができるため効率のよい運転を可能とする。
多量の水素ガスを必要としない、例えば、アイドル状態となった場合には、バルブ48を閉じて、水素タンク14からの水素ガスを循環装置供給配管31又は32のうち、循環装置19への水素ガスの供給流路として使用されていなかった方を経由してバイパスさせ、配管内を乾燥させる。そして、アイドル状態からの復帰後には、再び、バルブ48を開き、バルブ44乃至47を全て閉じ、乾燥された循環装置供給配管31又は32を循環装置19への水素ガスの供給流路として使用する。
例えば、燃料電池システム3の通常運転時に循環装置供給配管31を循環装置19への水素ガスの供給流路として使用する場合、システムコントローラ30の制御によりバルブ48、40、41が開状態とされ、バルブ42乃至47が閉状態とされる。
このとき、燃料電池システム3が、通常運転状態からアイドル状態となった場合には、システムコントローラ30の制御により、バルブ48を閉じて、バルブ45、47を開き、水素ガス供給配管21aと水素ガス供給配管21bとを循環装置供給配管32を介して連通させる。これにより、水素タンク14から乾燥した水素ガスが循環装置供給配管32を通過して燃料電池スタック10へと供給されるため、循環装置供給配管32をアイドル時において、乾燥させることができる。
燃料電池システム3が、アイドル状態から通常運転へと復帰した場合には、システムコントローラ30の制御により、バルブ40、41、45、47を閉じて、バルブ48、42、43を開くことで、循環装置19へ水素ガスを供給する配管として、循環装置供給配管31からアイドル時に良好に乾燥された循環装置供給配管32へと切り換える。
また、燃料電池システム3の通常運転時に循環装置供給配管32を循環装置19への水素ガスの供給流路として使用する場合、システムコントローラ30の制御によりバルブ48、42、43が開状態とされ、バルブ40、41、バルブ44乃至47が閉状態とされる。
このとき、燃料電池システム3が、通常運転状態からアイドル状態となった場合には、システムコントローラ30の制御により、バルブ48を閉じて、バルブ44、46を開き、水素ガス供給配管21aと水素ガス供給配管21bとを循環装置供給配管31を介して連通させる。これにより、水素タンク14から乾燥した水素ガスが循環装置供給配管31を通過して燃料電池スタック10へと供給されるため、循環装置供給配管31をアイドル時において、乾燥させることができる。
燃料電池システム3が、アイドル状態から通常運転へと復帰した場合には、システムコントローラ30の制御により、バルブ42、43、44、46を閉じて、バルブ48、40、41を開くことで、循環装置19へ水素ガスを供給する配管として、循環装置供給配管32からアイドル時に良好に乾燥された循環装置供給配管31へと切り換える。
このように、多量の水素ガスを必要としない場合に、水素ガス供給配管37を経由する流路に対するバイパス流路となる循環装置供給配管31又は32のいずれか一方に、水素タンク14から供給される乾燥した水素ガスを通過させることで、アイドル状態の復帰前に良好な乾燥状態とした配管を用意することができる。
したがって、凝縮水が生成される可能性の高いアイドル状態から、燃料電池システム3の運転状態を復帰させる度に、循環装置19へ水素ガスを供給する配管を、乾燥された循環装置供給配管31又は32のいずれかに切り換えるよう制御することで、循環装置19への凝縮水の流入を効率よく確実に防止することができる。
このとき、水素タンク14と、燃料電池スタック10とを連通させる水素ガス供給配管37を備えることで、多量の水素ガスを必要とする場合での、水素ガス供給における圧力損失を低減することができるため効率のよい運転が可能となる。
また、図4に第3の実施の形態として示す燃料電池システム3で、アイドルトップ状態とする場合には、アイドル状態の段階で、上述したような循環装置供給配管31又は32内の乾燥を実行してからアイドルストップへと移行するように制御することで、運転状態を復帰させた場合における循環装置19への凝縮水の流入を確実に防止することができる。
図4では、循環装置19に水素ガスを供給する配管として2本の循環装置供給配管31、32を設けているが、循環装置供給配管31、32と同様のバルブを設けた複数の循環装置供給配管を用意するようにしてもよい。このとき、各配管には、水素ガス供給配管21aから水素ガスを導く分岐配管33、34と同様のバルブを設けた分岐配管、燃料電池スタック10へ水素ガスを導く分岐配管35、36と同様のバルブを設けた分岐配管を備えるようにする。
循環装置供給配管を複数用意する場合は、若干コストが増加してしまうが、バルブが開かれ使用される順番が回ってくるまでの時間をより多く稼ぐことができるため、待機している間に配管内を確実に乾燥状態とすることができる。
[第4の実施の形態]
続いて、図5を用いて、本発明の第4の実施の形態として示す燃料電池システム4の要部構成について説明をする。
続いて、図5を用いて、本発明の第4の実施の形態として示す燃料電池システム4の要部構成について説明をする。
図5に示すように、第4の実施の形態として示す燃料電池システム4は、図4に第3の実施の形態として示した燃料電池システム3の循環装置供給配管31、32、それぞれに配管内のガス温度を測定するガス温度測定装置50、51を設け、燃料電池システム4の外気温度を測定する外気温測定装置52を設けた構成となっている。ガス温度測定装置50、51、外気温測定装置52で測定された各測定温度値は、システムコントローラ30に出力される。
システムコントローラ30は、ガス温度測定装置50、51、外気温測定装置52から出力される各測定温度値を用いて、アイドル状態やアイドルストップ状態となった場合などに生成される凝縮水の生成量を予測する。システムコントローラ30は、算出した凝縮水予測生成量が、循環装置19へ流入する凝縮水の許容量を超えた場合のみ、アイドル状態、アイドルストップ状態からの復帰に際して、循環装置供給配管31、32のいずれかを循環装置19へ水素ガスを供給する配管として切り換えるようにする。
つまり、凝縮水予測生成量が、循環装置19へ流入する凝縮水の許容量を超えない場合には、凝縮水の生成があったとしても循環装置供給配管31、32を切り換えずにそのまま使用する。
図6に示すフローチャートを用いて、第4の実施の形態として示す燃料電池システム4の処理動作について説明をする。
まず、ステップS1において、システムコントローラ30は、当該燃料電池システム4の運転状況からアイドル状態又はアイドルストップ状態であるかどうかを判断する。システムコントローラ30は、アイドル状態又はアイドルストップ状態である場合には、ステップS2へと進み、そうでない場合には、待機状態を継続する。
ステップS2において、システムコントローラ30は、外気温測定装置52で測定された燃料電池システム4の外気温度を取得する。
ステップS3において、システムコントローラ30は、ガス温度測定装置50、51で測定された循環装置供給配管31、32内のガス温度を取得する。
ステップS4において、システムコントローラ30は、ガス温度測定装置50、51、外気温測定装置52から取得した各測定温度値を用いて、アイドル状態やアイドルストップ状態となった場合に生成される凝縮水の生成量を予測した凝縮水予測生成量を算出する。そして、算出した凝縮水予測生成量と、循環装置19への凝縮水流入許容量と比較し、凝縮水予測生成量が、凝縮水流入許容量を超えた場合、ステップS5へと進み、超えなかった場合、ステップS6へと進む。
ステップS5において、凝縮水予測生成量が、凝縮水流入許容量を超えたことに応じて、システムコントローラ30は、アイドル状態又はアイドルストップ状態からの復帰時に、循環装置供給配管31と循環装置供給配管32とを切り換える。
ステップS6において、凝縮水予測生成量が、凝縮水流入許容量を超えなかったことに応じて、システムコントローラ30は、アイドル状態又はアイドルストップ状態からの復帰時であっても、循環装置供給配管31と循環装置供給配管32とを切り換えない。
このように、循環装置供給配管31、循環装置供給配管32のうち、乾燥状態とされた配管を凝縮水予測生成量と凝縮水流入許容量との比較結果に応じて、アイドル状態、アイドルストップ状態からの復帰時に、循環装置19へ水素ガスを供給する配管となるように切り換えるか、切り換えないかを判断することで、不必要な切り換え制御動作の実行回数を減少させることができるため、効率化を図ると同時に、燃料電池システム4の信頼性を向上させることができる。
また、図5に示すように、システムコントローラ30がアイドル時間、アイドルストップ時間を計時するタイマ30Tを備え、上述したガス温度測定装置50、51、外気温測定装置52から取得した各測定温度値に加え、アイドル時間やアイドルストップ時間を加味して、アイドル状態やアイドルストップ状態となった場合に生成される凝縮水の生成量を予測することもできる。
タイマ30Tによりアイドル時間、アイドルストップ時間を測定する場合、燃料電池システム4の処理動作は、図7に示すフローチャートのようになる。なお、図7に示すフローチャートは、上述した図6に示したフローチャートにおいて、ステップS3の後段にステップS3Aが挿入され、ステップS4において凝縮水予測生成量を算出する際に、アイドル時間、アイドルストップ時間が考慮されるだけである。
したがって、図7に示すフローチャートで示される処理動作のうち、図6に示すフローチャートと異なるステップについてのみ説明をする。
ステップS3Aにおいて、システムコントローラ30は、アイドル状態、アイドルストップ状態となったことに応じてタイマ30Tで測定が開始されるアイドル時間、アイドルストップ時間を取得する。
ステップS4において、システムコントローラ30は、ガス温度測定装置50、51、外気温測定装置52から取得した各測定温度値、タイマ30Tで測定されたアイドル時間、アイドルストップ時間を用いて、アイドル状態やアイドルストップ状態となった場合に生成される凝縮水の生成量を予測した凝縮水予測生成量を算出する。そして、算出した凝縮水予測生成量と、循環装置19への凝縮水流入許容量と比較し、凝縮水予測生成量が、凝縮水流入許容量を超えた場合、ステップS5へと進み、超えなかった場合、ステップS6へと進む。
このように、凝縮水予測生成量を算出するにあたり、システムコントローラ30はタイマ30Tで測定されるアイドル時間、アイドルストップ時間を考慮することで、より正確な凝縮水予測生成量を算出することができる。したがって、システムコントローラ30によってなされる循環装置供給配管31、循環装置供給配管32のうち、乾燥状態とされた配管を凝縮水予測生成量と凝縮水流入許容量との比較結果に応じて、アイドル状態、アイドルストップ状態からの復帰時に、循環装置19へ水素ガスを供給する配管となるように切り換えるか、切り換えないかの判断の精度を向上させることができるため、効率化を図ると同時に、燃料電池システム4の信頼性をさらに向上させることができる。
なお、第4の実施の形態として示した燃料電池システム4に設けたガス温度測定装置50、51、外気温測定装置52、タイマ30Tは、第1の実施の形態として示した燃料電池システム1、第2の実施の形態として示した燃料電池システム2に設けることもでき、システムコントローラ30により凝縮水予測生成量を算出して、凝縮水流入許容量との比較に応じた、循環装置供給配管31、32を切り換えるかどうかの判断も同じように実行することができる。
この場合も、不必要な切り換え制御動作の実行回数を減少させることができるため、効率化を図ると同時に、燃料電池システムの信頼性を向上させることができる。
また、図5では、循環装置19に水素ガスを供給する配管として2本の循環装置供給配管31、32を設けているが、循環装置供給配管31、32と同様のバルブを設けた複数の循環装置供給配管を用意するようにしてもよい。このとき、各配管には、水素ガス供給配管21aから水素ガスを導く分岐配管33、34と同様のバルブを設けた分岐配管、燃料電池スタック10へ水素ガスを導く分岐配管35、36と同様のバルブを設けた分岐配管を備えるようにする。
循環装置供給配管を複数用意する場合は、若干コストが増加してしまうが、バルブが開かれ使用される順番が回ってくるまでの時間をより多く稼ぐことができるため、待機している間に配管内を確実に乾燥状態とすることができる。
[第5の実施の形態]
続いて、図8を用いて、本発明の第5の実施の形態として示す燃料電池システム5の要部構成について説明をする。
続いて、図8を用いて、本発明の第5の実施の形態として示す燃料電池システム5の要部構成について説明をする。
図8に示すように、第5の実施の形態として示す燃料電池システム5は、図5に第4の実施の形態として示した燃料電池システム4の水素タンク14と、水素ガス供給配管37との間に水素タンク14から供給される水素ガスを温める熱交換器53を設けた構成となっている。
水素タンク14から供給される水素ガスは、断熱膨脹により温度が下がっている。このような低温の水素ガスが循環装置供給配管31、32に流入すると配管内にたまっている凝縮水を凍結させてしまうことになる。このように配管内の水分が凍結してしまうと配管内径が小さくなり圧損の増加原因となりかねないといった問題が発生してしまう。
そこで、上述したように熱交換器53を設けることで、熱交換器53で温められた水素ガスを循環装置供給配管31、32へと導くことができるため、配管内にたまった凝縮水の凍結を防止することができる。
また、この熱交換器53を、燃料電池スタック10を冷却する冷却水を循環させるように構成すると、燃料電池スタック10の排熱を水素ガスを温めるのに利用することができるため、非常に効率のよい熱交換を実現できる。
この熱交換器53は、図5の第4の実施の形態として示した燃料電池システム4ばかりだけではなく、図3、図4に第2乃至第3の実施の形態として示した燃料電池システム2、3にも用いることができる。
図5では、循環装置19に水素ガスを供給する配管として2本の循環装置供給配管31、32を設けているが、循環装置供給配管31、32と同様のバルブを設けた複数の循環装置供給配管を用意するようにしてもよい。このとき、各配管には、水素ガス供給配管21aから水素ガスを導く分岐配管33、34と同様のバルブを設けた分岐配管、燃料電池スタック10へ水素ガスを導く分岐配管35、36と同様のバルブを設けた分岐配管を備えるようにする。
循環装置供給配管を複数用意する場合は、若干コストが増加してしまうが、バルブが開かれ使用される順番が回ってくるまでの時間をより多く稼ぐことができるため、待機している間に配管内を確実に乾燥状態とすることができる。
このようにして、本発明の実施の形態として示す燃料極であるアノード11に燃料ガスを循環させて供給する燃料電池システムは、燃料電池システムで生成される凝縮水の循環装置19内への流入を防止することができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
1 燃料電池システム
2 燃料電池システム
3 燃料電池システム
4 燃料電池システム
5 燃料電池システム
10 燃料電池スタック
14 水素タンク
17 気水分離器
19 循環装置
20 水素ガス循環供給系
30 システムコントローラ
30T タイマ
31,32 循環装置供給配管
37 水素ガス供給配管
50 ガス温度測定装置
52 外気温測定装置
53 熱交換器
2 燃料電池システム
3 燃料電池システム
4 燃料電池システム
5 燃料電池システム
10 燃料電池スタック
14 水素タンク
17 気水分離器
19 循環装置
20 水素ガス循環供給系
30 システムコントローラ
30T タイマ
31,32 循環装置供給配管
37 水素ガス供給配管
50 ガス温度測定装置
52 外気温測定装置
53 熱交換器
Claims (10)
- 燃料電池の燃料極に燃料ガスを供給すると共に、前記燃料極から排出された排出燃料ガスを循環手段により循環させて供給する燃料ガス循環供給系を有する燃料電池システムにおいて、
前記排出燃料ガス中の液水を分離除去する気水分離手段と、
前記気水分離手段と前記循環手段との間に設けられ、前記気水分離手段で液水を分離除去した排出燃料ガスを前記循環手段へと導く複数の配管と、
当該燃料電池システムの運転状態が、前記配管内で凝縮水の生成が推定される運転状態から、生成された凝縮水の前記循環手段への流入が推定される運転状態へと移行したことに応じて、前記複数の配管のうち配管内を乾燥状態とされた配管が、前記気水分離手段で液水を分離除去した排出燃料ガスを前記循環手段へと導く配管となるよう切り換える制御手段とを備えること
を特徴とする燃料電池システム。 - 前記燃料電池の燃料極に燃料ガスを供給する燃料ガス供給源から、燃料ガスを前記複数の配管へと導く第1の流路を備え、
前記第1の流路から前記複数の配管内へと導かれた燃料ガスにより、前記配管内を乾燥状態とすること
を特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。 - 前記燃料ガス供給源から前記第1の流路を介して前記複数の配管内へと導かれ、配管内を乾燥状態とした燃料ガスを、前記燃料電池の燃料極へと導く第2の流路を備えること
を特徴とする請求項2記載の燃料電池システム。 - 前記第1の流路、前記配管、前記第2の流路を経て前記燃料電池の燃料極へ燃料ガスを供給する流路を、前記燃料ガス供給源から前記燃料電池の燃料極へ燃料ガスを直接供給する燃料ガス供給流路に対するバイパス流路とすること
を特徴とする請求項3記載の燃料電池システム。 - 前記制御手段は、当該燃料電池システムの運転状態が、多量の燃料ガスを要求する運転状態となった場合に、前記燃料ガス供給源から前記燃料ガス供給流路を介して前記燃料電池の燃料極へ燃料ガスを供給するように制御し、
当該燃料電池システムの運転状態が、少量の燃料ガスを要求する運転状態となった場合に、前記燃料ガス供給源から前記バイパス流路を介して前記燃料電池の燃料極へ燃料ガスを供給するように制御すること
を特徴とする請求項4記載の燃料電池システム。 - 前記制御手段は、当該燃料電池システムの運転状態が、アイドル状態又はアイドルストップ状態から多量の燃料ガスを要求する運転状態へと移行する毎に、前記気水分離手段で液水を分離除去した排出燃料ガスを前記循環手段へと導く配管を、乾燥状態とされた配管へと切り換えること
を特徴とする請求項5記載の燃料電池システム。 - 当該燃料電池システムの外気温度を測定する外気温度測定手段と、前記複数の配管内のガス温度を測定するガス温度測定手段とを備え、
前記制御手段は、前記外気温度測定手段で測定された当該燃料電池システムの外気温度、前記ガス温度測定手段で測定された前記複数の配管内のガス温度から求められる凝縮水予測生成量に基づき、前記複数の配管の切り換え制御を実行するかどうかを判断すること
を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の燃料電池システム。 - 当該燃料電池システムの運転状態がアイドル状態又はアイドルストップ状態となったことに応じて計時を開始し、アイドル時間又はアイドルストップ時間を計時する計時手段を備え、
前記制御手段は、前記外気温度測定手段で測定された当該燃料電池システムの外気温度、前記ガス温度測定手段で測定された前記複数の配管内のガス温度、前記計時手段によって計時されたアイドル時間又はアイドルストップ時間から求められる凝縮水予測生成量に基づき、前記複数の配管の切り換え制御を実行するかどうかを判断すること
を特徴とする請求項7記載の燃料電池システム。 - 前記燃料ガス供給源から供給される燃料ガスを、前記複数の配管へと流入する前段で昇温する昇温手段を備えること
を特徴とする請求項2乃至請求項8のいずれか1項に記載の燃料電池システム。 - 前記昇温手段は、前記燃料電池の冷却用に用いられ、前記燃料電池の排熱により昇温された冷却水を循環させることで、前記燃料ガス供給源から供給される燃料ガスを昇温する熱交換手段であること
を特徴とする請求項9記載の燃料電池システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005290424A JP2007103137A (ja) | 2005-10-03 | 2005-10-03 | 燃料電池システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005290424A JP2007103137A (ja) | 2005-10-03 | 2005-10-03 | 燃料電池システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007103137A true JP2007103137A (ja) | 2007-04-19 |
Family
ID=38029884
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005290424A Pending JP2007103137A (ja) | 2005-10-03 | 2005-10-03 | 燃料電池システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007103137A (ja) |
-
2005
- 2005-10-03 JP JP2005290424A patent/JP2007103137A/ja active Pending
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