JP2007101058A - 加湿ユニット - Google Patents

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静代 高石
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Abstract

【課題】ファンを共通化することによって製品コストおよび消費電力を低減することができる加湿ユニットを提供する。
【解決手段】加湿ユニット2は、室外に配置されている。加湿ユニット2は、バッチ式である。加湿ユニット2は、ダクトを介して室内に加湿空気を送る。加湿ユニット2は、吸着材4と、ファン7とを備えている。吸着材4は、空気中の水分を吸着する。ファン7は、吸着材の吸着および脱離のための空気を吸着材4へ供給する。ファン7は、ファンロータ71と、切換部材74とを有している。切換部材74は、第1状態と、第2状態とを切り換える。第1状態は、ファンロータ71からの遠心方向への送風を許容する状態である。第2状態は、遠心方向への送風を抑える状態である。
【選択図】図1

Description

本発明は、室外に配置され、ダクトを介して室内に加湿空気を送るバッチ式の加湿ユニットに関する。
従来より、吸着材を用いた無給水の加湿装置が知られている。特許文献1記載の加湿装置は、吸着材を含む回転ロータと、吸着ファンと、加湿ファンと、ヒータとを備えている。
回転ロータがその円板状表面の中心回りに回転することによって、円板状表面は除湿側(吸着側)通路および再生側(脱離側)通路を順に通過する。除湿側通路には、吸着ファンが配置され、再生側通路には、加湿ファンが配置されている。
回転ロータの円板状表面の一部が除湿側通路を通過するとき、吸着ファンによって吸着用室外空気が吸着材へ供給される。このとき、吸着用室外空気に含まれる水分は、吸着材に吸着される。
一方、回転ロータの円板状表面の一部が再生側通路を通過するとき、ヒータによって加熱された脱離用室外空気が、加湿ファンによって吸着材に供給される。吸着材が脱離用室外空気の熱によって加熱されることによって、吸着材から水分が脱離する。その結果、脱離用室外空気と吸着材から脱離された水分とが混合されることによって、加湿空気が生成される。加湿空気は、空気ダクトの内部を流れて室内に導かれる。
特許3438672号公報
しかし、従来の加湿装置では、吸着用空気および脱離用空気を吸着材へ供給するために、吸着ファンおよび加湿ファンがそれぞれ必要である。しかも、吸着ファンおよび加湿ファンは、吸着材の吸着および脱離にそれぞれ適した風量および圧力で空気を供給する必要がある。このため、ファンを共通化することができず、製品コストおよび消費電力を低減することが困難である。
本発明の課題は、ファンを共通化することによって製品コストおよび消費電力を低減することができる加湿ユニットを提供することにある。
第1発明の加湿ユニットは、室外に配置されている。加湿ユニットは、バッチ式である。加湿ユニットは、ダクトを介して室内に加湿空気を送る。加湿ユニットは、吸着材と、ファンとを備えている。吸着材は、空気中の水分を吸着する。ファンは、吸着材の吸着および脱離のための空気を吸着材へ供給する。ファンは、ファンロータと、切換部材とを有している。切換部材は、第1状態と、第2状態とを切り換える。第1状態は、ファンロータからの遠心方向への送風を許容する状態である。第2状態は、遠心方向への送風を抑える状態である。
ここでは、切換部材によってファンロータからの遠心方向への送風を許容する第1状態と遠心方向への送風を抑える第2状態とを切り換えることが可能である。これにより、吸着および脱離にそれぞれ適した圧力および風量の空気流れを1つのファンによって発生させることが可能である。
第2発明の加湿ユニットは、第1発明の加湿ユニットであって、切換部材は、吸着材の吸着時において、第1状態に切り換えることにより、ファンが低静圧で大風量の空気を吸着材へ供給することを可能にする。かつ、切換部材は、吸着材の脱離時において、第2状態に切り換えることにより、ファンが高静圧で小風量の空気を吸着材へ供給することを可能にする。
ここでは、吸着時において、切換部材が第1状態に切り換えることにより、ファンが低静圧で大風量の空気を吸着材へ供給することが可能である。脱離時において、切換部材が第2状態に切り換えることにより、ファンが高静圧で小風量の空気を吸着材へ供給することが可能である。
第3発明の加湿ユニットは、第2発明の加湿ユニットであって、切換部材は、遠心方向に対して交差する方向へ移動することにより、第1状態と第2状態とを切り換える。
ここでは、切換部材を遠心方向に対して交差する方向へ移動することにより、第1状態と第2状態とを容易かつ確実に切り換えることが可能である。
第4発明の加湿ユニットは、第3発明の加湿ユニットであって、ファンケーシングをさらに備えている。ファンケーシングは、ファンロータを収納する。切換部材は、ファンケーシングと接触する接合面にシール材を有している。
ここでは、切換部材がファンケーシングと接触する接合面にシール材を有しているので、第2状態において、切換部材がファンロータからの遠心方向への送風を抑えるときに、シール材によって、切換部材とファンケーシングとの接合面からの空気の洩れを抑えることが可能である。
第5発明の加湿ユニットは、第1発明から第4発明のいずれかの加湿ユニットであって、切換部材は、ディフューザである。
ここでは、切換部材がディフューザであるので、第1状態における遠心方向への空気流れを所定の風量および圧力に調整することが可能である。
第1発明によれば、吸着および脱離にそれぞれ適した圧力および風量の空気流れを1つのファンによって発生させることができる。したがって、ファンを共通化することができ、製品コストおよび消費電力を低減することができる。
第2発明によれば、吸着時において吸着材の吸着に適した低静圧で大風量の空気流れを発生することができ、かつ、脱離時において吸着材の脱離に適した高静圧で小風量の空気流れを発生することができる。
第3発明によれば、切換部材を遠心方向に対して交差する方向へ移動することにより、第1状態と第2状態とを容易かつ確実に切り換えることができる。
第4発明によれば、第2状態において切換部材とファンケーシングとの接合面からの空気の洩れを抑えることができる。
第5発明によれば、第1状態における遠心方向への空気流れを所定の風量および圧力に調整することができる。
<室外機1の全体構成>
図1に示される空気調和機の室外機1は、室外に配置され、加湿ユニット2と、室外空調ユニット3とから構成されている。加湿ユニット2は、加湿空気を生成する。室外空調ユニット3は、室外熱交換器21の内部を通る冷媒と室外空気との間で熱交換を行う。
<加湿ユニット2の構成>
図1〜図8に示される加湿ユニット2は、室外に配置され、ダクト8(図2参照)を介して室内に加湿空気を送るバッチ式の加湿ユニットである。
加湿ユニット2は、吸着材4と、ヒータ5と、ヒータカバー6と、ファン7と、ルーバダンパ9と、を備えている。
吸着材4は、空気中の水分を吸着する。また、吸着材4は、熱を受けたときに、吸着している水分を脱離する。吸着材4の詳細については、後段の<吸着材4の構成>で説明する。
ヒータ5は、吸着材4に吸着される水分を脱離するために吸着材4を加熱する。具体的には、吸着材4は、ヒータ5によって閉空間11の内部の空気を加熱して吸着材4へ供給することによる加熱、およびヒータ5による直接加熱によって、加熱される。
ヒータ5は、電熱線をセラミックで封止した複数の発熱体と、複数の発熱体を支持するサポート部材とから構成されている。複数の発熱体は、細長い吸着体4の上方に離間して等間隔に配置され、細長い吸着体4の幅方向に対して平行に配置されている。そのため、吸着材4に均一に熱を与えることが可能である。
ヒータ5は、図1および図8に示されるように、閉空間11の中に位置している。閉空間11は、閉空間11を取り囲む閉空間形成部材によって形成されている。閉空間形成部材は、吸着材4と、ヒータカバー6と、フィルタ4aとから構成されている。
ヒータカバー6は、ヒータ5を覆う。ヒータカバー6は、鋼板等を板金加工することによって製造されている。
ファン7は、吸着材4の吸着および脱離のための空気を吸着材4へ供給する。ファン7の詳細については、後段の<ファン7の構成>で説明する。
ルーバダンパ9は、図2および図3に示されるように、ファン7から排出された空気を室内へ向かうダクト8又は室外へ排出するためのケーシング10側部の排気口10aのいずれかに空気流れを切り換える。ルーバダンパ9は、図示されないステッピングモータの回転駆動力によって開閉される。
<吸着材4の構成>
吸着材4は、ハニカム状に形成された基材の表面に吸着剤を担持させることによって製造されている。基材としては、比熱の小さい材料、例えば、セラミック紙、ガラス繊維、セルロースを主成分とした有機化合物(例えば、紙)、金属、樹脂等の材料が好適に用いられる。吸着剤は、吸着性能と脱離性能の両方の特性を有する材料、例えば、疎水性ゼオライトなどが好適に用いられる。
吸着材4は、ヒータカバー6とともに閉空間形成部材となる。また、吸着材4は、通気性を有する。吸着材4から脱離された水分は、吸着材4を通過して円滑に閉空間11の外へ排出される。吸着材4を通過した空気は、空気流路12を介してファン7へ向かう。
また、第1実施形態の吸着材4は、細長い矩形形状を呈している。吸着材4は、図7に示されるように、空気流れの下流側に位置する第1の端部4b、および第1の端部4bに対向する第2の端部4cを有している。ファン7の吸気口7aは、空気流路12に接続されている。吸気口7aは、吸着材4の第1の端部4bの近傍に配置されている。吸着材4は、ファン7から吸着材4の第2の端部4cまでの距離に基づいて吸気具合を変えるように製造されている。
<フィルタ4aの構成>
図1および図8に示されるように、吸着材4の一部は、閉空間11に導入される空気を濾過するフィルタ4aになっている。フィルタ4aは、図8に示されるように、吸着材4のうち、空気流路12よりも両側にはみ出ている部分である。したがって、フィルタ4aは、ヒータカバー6および吸着材4とともに閉空間形成部材となっている。これにより、閉空間11に導入される空気の清浄度を上げることができる。
<ファン7の構成>
ファン7は、図3〜図5に示されるように、吸着材4の吸着および脱離のための空気を吸着材4へ供給する。
ファン7は、ファンロータ71と、ファンモータ72と、ファンケーシング73と、ディフューザ74と、ディフューザ駆動部75とを備えている。
ファンロータ71は、ファンモータ72の回転軸72aに固定されている。ファンロータ71は、リング状の主板71aの内周縁部に多数のフィン71bが立設されたターボファン(具体的には、遠心+斜流の複合ファン)である。
ファンケーシング73は、スクロール形状を有するスクロールケーシングであり、下面側にファン7の吸気口7aが形成され、側部にファン7の排気口7bが形成されている。また、ファンケーシング73の上面側には、ディフューザ74によって開閉される開口7cが形成されている。
ディフューザ74は、ファンロータ71からの遠心方向への送風である吸着排気F3(図4〜図7参照)を許容する第1状態と、吸着排気F3を抑える第2状態とを切り換える切換部材である。
ディフューザ74によって開閉される開口7cは、第1状態における遠心方向への空気流れである吸着排気F3の吹出口となっている。開口7c近傍のファンケーシング73内側の空気流路は、ディフューザ74の内面とファンケーシング73の内面によって形成されている。したがって、ディフューザ74は、第1状態における遠心方向への空気流れである吸着排気F3を所定の風量および圧力に調整することが可能である。
ディフューザ74は、ファンケーシング73の上面側の開口7cを覆うように設けられている。ディフューザ74は、ディフューザ駆動部75によって、ファンロータ71の遠心方向(吸着排気F3の向き)に対して交差する方向、例えば回転軸72aの延びる方向D1に沿って往復移動することにより、開口7cを開閉することが可能である。これにより、ディフューザ74は、吸着材4の吸着時において、上方へ移動して開口7cを開放させて第1状態に切り換える。これにより、ファン7が低静圧で大風量の空気を吸着材4へ供給することを可能にする。一方、吸着材4の脱離時において、ディフューザ74は、下方へ移動して開口7cを閉じて第2状態に切り換えることにより、ファン7が高静圧で小風量の空気を吸着材4へ供給することを可能にする。
ディフューザ駆動部75は、図5に示されるように、駆動用モータ77と、駆動用ギア78と、ギア受け部79とを有している。駆動用モータ77は、駆動用ギア78を回転駆動するステッピングモータである。駆動用ギア78は、丸棒状の形態を有しており、その表面におねじ78aが形成されている。駆動用ギア78の下端部は、ファンケーシング73の中央固定部80に回転自在に支持されている。駆動用ギア78の上端部は、駆動用モータ77の駆動軸77aと連結されている。ギア受け部79は、円筒状の形態を有しており、その内面に駆動用ギア78のおねじ78aと螺合するめねじが形成されている。ギア受け部79は、ディフューザ74と一体に形成されている。
ディフューザ駆動部75では、駆動用モータ77が駆動用ギア78を正転または逆転させることにより、駆動用ギア78に螺合しているギア受け部79、およびギア受け部79と一体になっているディフューザ74を回転軸72aの延びる方向D1に沿って往復移動させることが可能である。これによって、ディフューザ74は、上記の第1状態と第2状態とを切り換えることが可能である。
また、ディフューザ74の周縁部には、ディフューザ74を閉めたときにディフューザ74とファンケーシング73との隙間から空気が洩れないように、発泡ゴムなどからなるシール材76が設けられている。
ファン7は、吸着材4の吸着時および脱離時それぞれにおいて回転数が異なるようにファンロータ71が回転するように設定されている。
<室外空調ユニット3の構成>
室外空調ユニット3は、図1に示されるように、室外熱交換器21と、室外熱交換器21に空気を供給する室外ファン22と、室外ファン22と加湿ユニット2の閉空間11との間を連通する空気流路23と、空気流路を開閉する開閉部24とを備えている。これにより、室外ファン22と加湿ユニット2の閉空間11との間を連通する空気流路23における空気流れによって、加湿ユニット2における空気流れを補助することが可能である。また、開閉部24を閉じることによって、空気流路23における空気流れを停止することも可能である。
<加湿ユニット2の動作手順>
図6のタイムチャートおよび図7の空気流れを示す図を用いて説明する。加湿ユニット2は、吸着動作および加湿動作を交互に行うバッチ運転を行う。
○吸着動作
吸着動作のときには、ファン7で室外空気を取り込み、水分を吸着材4に吸着させる。この吸着動作のときには、加湿ユニット2は、図6の状態Iになる。すなわち、
・吸加湿用のファン7の回転は、水分を吸着材4に吸着させるのに適した低静圧大風量を得るために低回転である。
・ヒータ5は、停止している。
・ディフューザ74は、低静圧大風量を得るために開口7c(図3参照)を開放するために開いている。したがって、開放された開口7cから出た吸着排気F3(図7参照)の大部分は、遠心方向に吹き出す。
・ルーバダンパ9は、吸着材4を通過した吸着排気F3の残りである残存排気F33を排気口10a(図2参照)から室外へ排出するために開いている。
・ディフューザ用のステッピングモータ(STモータ)である駆動用モータ77は、ディフューザ74を開くために逆転する。
・ルーバダンパ用のステッピングモータ(STモータ)は、ルーバダンパ9を開くために逆転する。
○加湿動作
加湿動作のときには、吸着材4をヒータ5で加熱して水分を脱離させ、脱離された水分と室外空気を混合して生成された加湿空気をファン7によって吸い込む。加湿空気は、ファン7によってダクト8を介して空気調和機の室内機(図示せず)へ送り込まれる。この加湿動作のときには、加湿ユニット2は、図6の状態IIになる。すなわち、
・ファン7の回転は、水分を吸着材4から脱離させるのに適した高静圧小風量を得るために高回転である。
・ヒータ5は、通電されている。したがって、吸着材4はヒータ5によって加熱される。
・ディフューザ74は、高静圧小風量を得るために閉じている。
・ルーバダンパ9は、加湿空気F4(図7参照)をダクト8を介して室内へ導入するために閉じている。
・ディフューザ用のステッピングモータである駆動用モータ77は、ディフューザ74を閉じるために正転する。
・ルーバダンパ用のステッピングモータは、ルーバダンパ9を閉じるために正転する。
<図7および図8を用いた空気流れの説明>
図7および図8に示されるように、ケーシング10の内部に導入される空気である吸気F1は、まず、吸着材4の両端部であるフィルタ4aから閉空間11の内部に下方から導入される。
ついで、閉空間11に導入された空気は、通気性を有する吸着材4を通過して空気流路12に進む(吸着材通過空気F2参照)。
そののち、吸着材通過空気F2は、空気流路12を通って吸着材4の下流側の第1の端部4bに配置されたファン7の吸気口7aを通してファン7の内部に導入される。
そののち、吸着動作の場合には、ディフューザ74およびルーバダンパ9が開いているので、吸着排気F3として開口7cから遠心方向に外部へ吹き出すとともに残存排気F33が排気口7bから室外へ吹き出す。
また、加湿動作の場合には、ディフューザ74およびルーバダンパ9が閉じているので、加湿空気F4として排気口7bからダクト8を介して室内へ送られる。
<特徴>
(1)
上記実施形態の加湿ユニット2では、切換部材であるディフューザ74によって、ファンロータ71からの遠心方向への送風である吸着排気F3を許容する第1状態と吸着排気F3を抑える第2状態とを切り換えることが可能である。これにより、吸着および脱離にそれぞれ適した圧力および風量の空気流れを1つのファン7によって発生させることが可能である。その結果、吸着用ファンおよび脱離用ファンを共通化することができ、製品コストおよび消費電力を低減することが可能である。
(2)
上記実施形態の加湿ユニット2では、吸着時において、ディフューザ74が第1状態に切り換えることにより、ファン7が低静圧で大風量の空気を吸着材4へ供給することが可能である。脱離時において、ディフューザ74が第2状態に切り換えることにより、ファン7が高静圧で小風量の空気を吸着材4へ供給することが可能である。
(3)
上記実施形態の加湿ユニット2では、ディフューザ74を遠心方向(吸着排気F3の向き)に対して交差する方向である、回転軸72aの延びる方向D1へ移動することにより、第1状態と第2状態とを容易かつ確実に切り換えることが可能である。
(4)
上記実施形態の加湿ユニット2では、ディフューザ74がファンケーシング73と接触する接合面にシール材76を有しているので、第2状態において、ディフューザ74がファンロータ71からの遠心方向への送風である吸着排気F3を抑えるときに、シール材76によって、ディフューザ74とファンケーシングとの接合面からの空気の洩れを抑えることが可能である。
(5)
上記実施形態の加湿ユニット2では、切換部材としてディフューザ74が採用されているので、第1状態における遠心方向への空気流れである吸着排気F3を所定の風量および圧力に調整することが可能である。
<変形例>
(A)
上記実施形態では、ディフューザ74を回転軸72aの延びる方向D1へ移動する態様を例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ディフューザ74を遠心方向(吸着排気F3の向き)に対して交差する方向へ移動するのであれば、いずれの交差方向においても第1状態と第2状態とを容易かつ確実に切り換えることが可能である。
本発明は、バッチ式の加湿ユニット、およびそれを用いた空気調和機の室外機に利用することが可能である。
本発明の第1実施形態に係わる加湿ユニットを有する空気調和機の室外機の構成図。 図1の加湿ユニットの拡大斜視図。 図1のファンの拡大斜視図。 図1のファンの平面図。 図4のファンのA−A線断面図。 図1の加湿ユニットの吸着動作および加湿動作を交互に行うバッチ運転を示すタイムチャート。 図1の加湿ユニットにおける空気の流れを示す平面図。 図1の加湿ユニットにおける空気の流れを示す縦断面図。
符号の説明
1 室外機
2 加湿ユニット
3 室外空調ユニット
4 吸着材
5 ヒータ
6 ヒータカバー
7 ファン
11 閉空間
21 室外熱交換器
22 室外ファン
71 ファンロータ
73 ファンケーシング
74 ディフューザ
76 シール材

Claims (5)

  1. 室外に配置され、ダクトを介して室内に加湿空気を送るバッチ式の加湿ユニット(2)であって、
    空気中の水分を吸着する吸着材(4)と、
    前記吸着材(4)の吸着および脱離のための空気を前記吸着材(4)へ供給するファン(7)と
    を備えており、
    前記ファン(7)は、
    ファンロータ(71)と、
    前記ファンロータ(71)からの遠心方向への送風を許容する第1状態と、前記遠心方向への送風を抑える第2状態とを切り換える切換部材(74)と
    を有している、
    加湿ユニット(2)。
  2. 前記切換部材(74)は、前記吸着材(4)の吸着時において、前記第1状態に切り換えることにより、前記ファン(7)が低静圧で大風量の空気を前記吸着材(4)へ供給することを可能にし、かつ、前記吸着材(4)の脱離時において、前記第2状態に切り換えることにより、前記ファン(7)が高静圧で小風量の空気を前記吸着材(4)へ供給することを可能にする、
    請求項1に記載の加湿ユニット(2)。
  3. 前記切換部材(74)は、前記遠心方向に対して交差する方向へ移動することにより、前記第1状態と前記第2状態とを切り換える、
    請求項2に記載の加湿ユニット(2)。
  4. 前記ファンロータ(71)を収納するファンケーシング(73)をさらに備え、
    前記切換部材(74)は、前記ファンケーシング(73)と接触する接合面にシール材(76)を有している、
    請求項3に記載の加湿ユニット(2)。
  5. 前記切換部材(74)は、ディフューザである、
    請求項1から4のいずれかに記載の加湿ユニット(2)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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