JP2007100837A - 耐圧ホースおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】必要な耐圧強度を確保しつつ軽量化を図ることができる耐圧ホースおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】耐圧ホースの螺旋状芯部の成形にあたり、筒状の樹脂通路の略中心にエアー通路を配置した金型15を用い、溶融樹脂および圧力が制御されたエアーをそれぞれの通路に供給することにより中空の硬質合成樹脂芯材3を押出し成形し、この押出し成形された半溶融状態の硬質合成樹脂芯材3の先端部を封止して芯材内の圧力を一定に保持するとともに、この硬質合成樹脂芯材3を任意ピッチで合成樹脂管2上に螺旋状に巻回することにより螺旋状芯部Spを形成することを要旨とする。
【選択図】図3

Description

本発明は水、油、空気等の流体や樹脂ペレット、セメント等の粉粒体を吸圧送するのに好適な耐圧ホースおよびその製造方法に関するものである。
従来、合成樹脂製円筒管の外周面に硬質合成樹脂製の補強線材を螺旋巻きした合成樹脂管が知られている。
図24において、この種の合成樹脂管50の製造方法は、押出機から半溶融状態で押し出された合成樹脂帯材51を成形軸の周面に螺旋状に巻回し、その巻回の際に、先に巻回した合成樹脂帯材51の縁部に対し後から巻回した合成樹脂帯材51の縁部が重なり合うようにして合成樹脂帯材51を供給することによりまず円筒状の管52を形成し、次に、その管52の外面に中実の線材53を別の押出機から押し出して螺旋状に巻回し、管52に融着させる(例えば、特許文献1参照)。
このような構成の合成樹脂管50によれば、管52の保形性と耐圧強度を高めることができる。
特開2005−195130号公報(図2)
しかしながら、上記合成樹脂管50では中実線材53が管52全体にわたって螺旋状に巻回されているため、耐圧強度を高めることができる反面、重量が増加して取り扱いが不便になる。
一方、上記合成樹脂管50の軽量化を図るため、中実線材53に代えて山形断面に成形した突条を管外周面に螺旋状に巻回したコルゲート管も知られている。ところが、この種のコルゲート管では管の外面に凹凸が顕著に現れるため、ホースとしては利用しづらい。また、各種ローラを用いて突条を成形しながら管に融着させなければならず、製造装置が複雑になる。
本発明は以上のような従来の合成樹脂管における課題を考慮してなされたものであり、必要な耐圧強度を確保しつつ軽量化を図ることができる耐圧ホースおよびその製造方法を提供するものである。
本発明の耐圧ホースは、中空に成形された硬質合成樹脂芯材を任意ピッチで螺旋状に巻回した螺旋状芯部と、螺旋状芯部の内壁および外壁のいずれか一方または両方に、螺旋状芯部の各隣接する硬質合成樹脂芯材に架設した状態で設けられる軟質合成樹脂からなる管部とを有することを要旨とする。
上記耐圧ホースにおいて、中空に成形された硬質合成樹脂芯材の断面輪郭は、例えば三角形状または半円状に形成することができる。
上記耐圧ホースにおいて、螺旋状芯部の内壁側に設けられる管部と当接する部分の硬質合成樹脂芯材に平坦部を有することが好ましい。それにより、硬質合成樹脂芯材を管部に対して安定した状態で設けることができる。
上記耐圧ホースにおいて、管部に補強材を埋設または付設すれば管部の肉厚を減少させることが可能になりより軽量化が図れる。
上記耐圧ホースにおいて、硬質合成樹脂芯材に補強用の充填剤を含むことができる。充填剤を配合することで、芯材を中空にしたことによる強度低下をカバーすることができる。
本発明の耐圧ホースの製造方法は、上記構成を有する耐圧ホースの螺旋状芯部の成形にあたり、筒状の樹脂通路の略中心にエアー通路を配置した金型を用い、溶融樹脂および圧力が制御されたエアーをそれぞれの通路に供給することにより中空の硬質合成樹脂芯材を押出し成形し、この押出し成形された半溶融状態の硬質合成樹脂芯材の先端部を封止して芯材内の圧力を一定に保持するとともに、硬質合成樹脂芯材を任意ピッチで螺旋状に巻回することにより螺旋状芯部を形成することを要旨とする。
上記耐圧ホースの製造方法において、管部を二層に分けて成形するとともに、各層の間に補強材を挟み込むことができる。
上記耐圧ホースの製造方法において、螺旋状芯部の内壁側に設けられる管部と当接する部分の硬質合成樹脂芯材に平坦部を形成することが好ましい。
なお、本発明において螺旋状芯部を形成する硬質合成樹脂としては、ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等に強化剤を添加したものを使用することができ、管部を形成する軟質合成樹脂としてはポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等、熱可塑性エラストマー等に可塑剤を添加したものを使用することができる。
また、本発明において補強材とは、配糸盤より複数の補強糸を供給することによって耐圧ホース製造時に編み込まれたものであってもよく、予め編み状に成形された補強糸であってもよい。補強糸としてはポリエステル、ポリアミド、ビニロン、アラミド等を使用することができる。
また、本発明において補強用の充填剤としてはタルク,炭酸カルシウム等を使用することができる。
本発明の耐圧ホースおよびその製造方法によれば、必要な耐圧強度を確保しつつ軽量化を図ることができるという長所を有する。
以下、図面に示した実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
〈 耐圧ホースの構成 〉
図1は本発明に係る耐圧ホースの構成について一部断面を用いて示したものである。
同図において耐圧ホース1は、合成樹脂管(管部)2と、この合成樹脂管2の外周面に所定の間隔(管軸方向に)を空けて巻回けされる中空芯材(硬質合成樹脂芯材)3とを有している。
上記合成樹脂管2はポリオレフィン系エラストマー、例えばポリプロピレンに軟化剤として熱可塑性エラストマーを配合したものからなり、後述する押出機から帯状に押し出し成形された帯材を成形軸に対し螺旋状に巻き付ける周知の方法によって管状に形成されている。
また、図1のA部を拡大した図2に示すように、成形軸に巻き付ける際には、先に巻回した帯材2aの縁部2bに対し、後から巻回した帯材2aの縁部2cが重なり合うようにして帯材2a,2a,2a……を供給することにより円筒状の管壁2dを形成している。
合成樹脂管2の外周面2eに形成される各中空芯材3は、ポリオレフィン系エラトマー、例えばポリプロピレンに増強剤としてタルク(充填剤)を配合したものからなり、合成樹脂管2の成形と同時にその合成樹脂管2の外周面2eに巻回される。
上記中空芯材3は、合成樹脂管2成形用の押出機とは別の押出機(後述する)から中空状態で且つ半溶融状態で押し出され、合成樹脂管2に巻回されることによってその合成樹脂管2の外周面に融着され螺旋状芯部Sp(図1参照)を構成する。
中空芯材3を半溶融状態で中空構造にすると、合成樹脂管2の外周面2eに巻回する際にその中空構造を維持することが極めて難しい。そこで、中空構造の芯材を形成する場合、従来は芯材の内部に型材を挿入し、その型材とともに芯材を合成樹脂管の外面に巻回し、芯材が冷却され硬化してからその型材を芯材から抜き取るなどして中空構造を得ていた。
しかしながら、このように型材を抜き取ってさらに次の成形に利用する製造方法では、耐圧ホースの製造速度を高めるのに限界があり、製造工程も多くなる。
これに対し、本発明の耐圧ホース1の製造方法では、合成樹脂管2の成形と同時に半溶融状態の中空芯材3を型材なしで巻回することに特徴がある。
〈 耐圧ホースの製造装置 〉
図3は本発明に係る耐圧ホース1の製造装置を示したものである。
同図において、10は帯材2aを成形するための第1押出機である。
この第1押出機10にはスリット状吐出口が水平方向に形成された成形ダイ11が備えられており、その成形ダイ11から帯状に押し出し成形された半溶融状態の帯材2aはローラ12を介して成形軸13に巻回される。
成形軸13は、複数本の中空軸を管軸方向から見て円周上に配列するとともに、管軸方向には平行に配置することによって籠状に構成した従来公知のものであり、各中空軸は、成形軸13の軸心に配置され回転力が伝達される支軸に対し傾斜した状態で配置されている。したがって、成形軸13に対して帯材2aを供給していくと、供給された帯材2aは成形軸13の中空軸に巻き取られて螺旋状に巻回される。
一方、第1押出機10の下流側(耐圧ホース1進行方向において)は中空芯材3を成形するための第2押出機14が配置されている。
この第2押出機14には成形ダイ15が備えられており、その成形ダイ15から筒状に押し出された半溶融状態の中空芯材3はローラ16を介して合成樹脂管2の外周面に螺旋状に巻回されていく。
上記成形ダイ15にはエアー供給源としての例えばコンプレッサ(図示しない)がエアー供給管17を介して接続されており、圧力の制御されたエアーを成形ダイ15に導入するようになっている。なお、図中18はエアー供給流路を開閉するためのバルブである。
図4は上記成形ダイ15の内部構成を示したものである。
同図において、成形ダイ15は中空構造の本体15aと、その本体15a内に配置されるマンドレル15bと、このマンドレル15bをダイ本体15a内に固定するためのスパイダ15cを有し、ダイ本体15aの内壁15dとマンドレル15b外面との間に形成されるギャップSは溶融樹脂Rが矢印B方向に流れる樹脂通路となっている。
マンドレル15bの中心にはエアー通路15eが形成されている。このエアー通路15eの一方はスパイダ15cとダイ先端部15fを貫通してエアー供給管17と連通し、他方は成形ダイ15先端に形成されているノズル15gの先端で開口している。
図5はそのノズル15gの端面を示したものである。
ノズル15gの略中心に三角状のエアー導入筒15hが配置され、ノズル内壁15iとエアー導入筒15hとの間に三角形状の樹脂吐出口15jが形成されている。そして上記エアー導入筒15hの中心に断面円形のエアー通路15eが形成されている。なお、樹脂吐出口15jはその一辺を下側且つ水平にして配置されている。
〈 耐圧ホースの製造方法 〉
次に、図3に示した製造装置による耐圧ホース1の製造方法について説明する。
第1押出機10から帯材2aを押し出し成形し、先に説明したように、巻回される帯材2aの縁部が重なり合うようにしてその帯材2aを成形軸13に供給することにより合成樹脂管2を形成していく。
この合成樹脂管2の成形と同時に第2押出機14から中空芯材3を押し出し、その中空芯材3を合成樹脂管2の外周面に螺旋状に巻回していく。ただし、押し出される中空芯材3の先端は押し潰しておき、エアーの漏れを封じておく。
それにより、第2押出機14から押し出される中空芯材3内には常に所定の圧力が作用していることになり、中空芯材3を合成樹脂管2に巻回する過程においても中空構造は保持される。
また、中空芯材3には上述したように増強剤としてタルクを配合しているため、内部に所定の圧を作用させても中空芯材3の輪郭が崩れることなく断面形状は三角形に保持される。
このようにして断面形状が三角形に保持された状態で押し出される中空芯材3は、第1押出機10から押し出された半溶融状態の合成樹脂管2の外周面に巻回され、互いに接触する部分は融着し一体化される。
また、中空芯材3において三角形の底辺が平坦部Fl(図2参照)を構成しており、合成樹脂管2の外周面に接触するように中空芯材3を合成樹脂管2に供給しているため、中空芯材3は極めて座りの良い状態で合成樹脂管2に融着する。一方、合成樹脂管2に融着していない部分の中空芯材3は合成樹脂管2の外周側に向けて鋭角をなしているため、最小曲げ半径(中心半径)を小さくすることができる。
上記中空芯材3が巻回された合成樹脂管2は、次いで冷却水によって徐冷され、さらに冷却用の水槽に浸漬されることによって硬化が完了する。
図6は上記製造方法によって製造された耐圧ホース断面構造の要部を示したものであり、断面三角形の中空芯材3の内部に三角形の筒穴Cが形成されている。
〈 耐圧ホースにおける中空芯材の変形例 〉
耐圧ホースにおける中空芯材3は、例えば使用環境や要求される耐圧強度に応じてその断面形状を変えることができる。
図7および図8は中空芯材3の変形例を示したものである。なお、以下に示す各図において同じ構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図7に示す中空芯材20は、エアー導入筒の断面形状を円形にすることにより、輪郭が三角形で内部に円形の筒孔Dを有するものである。
図8に示す中空芯材21は、ノズルにおける樹脂吐出口の断面形状を略半円形にすることにより、輪郭が略半円形で内部に円形の筒孔Eを有するものである。
〈 耐圧ホースにおける合成樹脂管の変形例 〉
また、本発明の耐圧ホース1は、中空芯材3の変形例を含む以外に合成樹脂管2についてもその肉厚を変えた変形例を含むことができる。
図9に示す耐圧ホース1は、中空芯材3が螺旋状に巻回されている間隔Lの範囲について合成樹脂管22を円弧状に減肉したものである。このような構成の耐圧ホース1によれば、図6〜図8に示した耐圧ホース1に比べ可撓性をより高めることができるという利点がある。
図10に示す耐圧ホース1は、円形の筒孔を有する中空芯材20を螺旋状に巻回し、図9と同様に、合成樹脂管22を円弧状に減肉したものである。
図11に示す耐圧ホース1は、断面形状が略半円形の中空芯材21を螺旋状に巻回し、中空芯材21の間隔L′について合成樹脂管22の肉厚を薄く形成したものである。
上述した各実施形態では、合成樹脂管2(または22)の外周面に中空芯材3(または20,21)を螺旋状に巻回したが、図12に示すように、中空芯材3を予め螺旋状に巻回し、その外側から帯材2aを供給し螺旋状に巻回することにおって合成樹脂管23を形成することもできる。
この場合、合成樹脂管23は中空芯材3の輪郭に沿って巻き付けられるため中空芯材3と確実に接着される。また、合成樹脂管23の内側に中空芯材3を配置すれば湾曲して曲がりやすくなるという利点がある。
図13に示す耐圧ホース1は、図12に示した中空芯材3を中空芯材20に変えたものであり、図14に示す耐圧ホース1は、同じく中空芯材3を中空芯材21に変えたものである。
〈 耐圧ホースにおける合成樹脂管の補強 〉
図15〜図17は、合成樹脂管2に補強材を埋設して合成樹脂管2を補強したものである。
図15に示す耐圧ホース1では、帯材2aを螺旋状に巻回してまず、合成樹脂管2の内壁を構成する第一層2fを形成し、次に、この第一層2fの外面に補強材としての補強糸24を付設している。
具体的には、図示しない配糸盤の複数のボビンから供給される例えばポリエステル、ポリアミド、ビニロン、アラミド等からなる補強糸24を、第一層2fの回転速度よりも速い速度と遅い速度で巻回し、それにより、第一層2fの外面に補強糸24をネット状に編み込む。
このようにネット状に編み込まれた補強糸24の上からさらに第一層2fの成形方法と同じ方法で第二層2gを巻回し、補強糸24を第一層2fおよび第二層2gで挟み込んだサンドイッチ構造の合成樹脂管2を形成する。
このようにして形成された合成樹脂管2の外面に、上記したように中空芯材3を管軸方向に所定のピッチで螺旋状に巻回する。
このように合成樹脂管2中にネット状の補強糸24を埋設して補強すれば、同等の偏平強度を確保しながら合成樹脂管2の厚みを薄くすることが可能になる。
図16に示す耐圧ホース1は中空芯材3を中空芯材20に変え、合成樹脂管2を補強糸24で補強したものである。
図17に示す耐圧ホース1は、中空芯材3を断面略半円の中空芯材21に変え、合成樹脂管2を補強糸24で補強したものである。
なお、合成樹脂管2を補強するにあたり上記実施形態では合成樹脂管2を第一層2fと第二層2gからなる2層構造としたが、これに限らず、合成樹脂管2の内側または外側に、断面の一部が埋設される状態で補強糸24を付設したものであってもよい。
〈 耐圧ホースに外管を付設した例 〉
図18〜図23に示した耐圧ホース30は内管と外管を有し、それらの管の間に中空芯材を設けたものである。
図18において、31は上記した合成樹脂管2と同じ製造方法で形成される内管である。この内管31の外周面に半溶融状態の中空芯材3を螺旋状に巻回し内管31と融着させる。この内管31および中空芯材3の外側からさらに半溶融状態の帯材を螺旋状に巻回することにより外管32を形成する。それにより、内管31と中空芯材3と外管32がそれぞれ融着されて一体化される。ただし、内管31と外管32の肉厚の合計は、上記した合成樹脂管2の肉厚と同じかそれ以下に設定するものとする。
このような外管を有する耐圧ホース30によれば、耐圧ホース30に曲げ力が加わった場合に、外管32において中空芯材3間に形成されている湾曲部F全体がその曲げ力を分散させるように機能するため、曲げ力に対して対抗性を持たせることができる。
また、中空芯材3の内側、外側をそれぞれ合成樹脂管で被覆しているため、耐圧ホース30の内側では流路抵抗を小さくすることができ、外側では配管時等の引き込み抵抗を小さくすることができるという利点がある。
図19は図18に示した耐圧ホース30の変形例であり、三角形の筒孔Cを有する中空芯材3を円形筒孔Dを有する中空芯材20に変えたものである。
図20は同じく中空芯材3を断面略半円形の中空芯材21に変えたものである。
図21は、図18に示した内管31を第一層31aおよび第二層31bからなる二層で構成し、それらの層の間に補強糸24をメッシュ状に編み込んで補強したものである。この構成によれば、内管31の肉厚を薄くしてさらに軽量化が図れる。
図22および図23は図21の変形例であり、図22は中空芯材3を中空芯材20に変えたものであり、図23は中空芯材3を中空芯材21に変えたものである。
なお、中空芯材の断面輪郭は上記以外に矩形、方形であってもよい。
また、上記した各実施形態において合成樹脂管2、22、23、31、外管32、補強糸24をそれぞれ透明または透光性を有する素材で構成すれば、耐圧ホース内を流れる流体を目視で確認することができ、例えば食品製造ラインでも好適に使用することができる。
また、合成樹脂管2,22,23,32は上記実施形態では帯材を螺旋状に巻回することにより管に成形したが、これに限らず、押出成形機から筒状に押し出し成形された管で構成することもできる。
また、上記各実施形態に示される耐圧ホースは、土木工事における泥水の吸圧送用として、水、食料品、油、製造中間物である流体の輸送用として、樹脂ペレットやセメント等の粉粒体の吸圧送用として、また、穀物の吸圧送用として適用することができる。
本発明に係る耐圧ホースの構成を示す一部切欠きを有する側面図である。 図1のA部拡大断面図である。 耐圧ホース製造装置の構成図である。 図3に示す成形ダイの内部構成を示す断面図である。 図4に示すノズル先端の端面図である。 図3の製造装置によって製造された耐圧ホースの要部断面図である。 耐圧ホースにおける中空芯材の変形例を示す図6相当図である。 耐圧ホースにおける中空芯材の変形例を示す図6相当図である。 耐圧ホースにおける合成樹脂管の変形例を示す図6相当図である。 耐圧ホースにおける合成樹脂管の変形例を示す図6相当図である。 耐圧ホースにおける合成樹脂管の変形例を示す図6相当図である。 耐圧ホースにおける中空芯材の外側に合成樹脂管を設けた図6相当図である。 中空芯材の外側に合成樹脂管を設けた耐圧ホースの変形例を示す図12相当図である。 中空芯材の外側に合成樹脂管を設けた耐圧ホースの変形例を示す図12相当図である。 耐圧ホースにおける合成樹脂管の補強例を示す図6相当図である。 耐圧ホースにおける合成樹脂管の補強例を示す図6相当図である。 耐圧ホースにおける合成樹脂管の補強例を示す図6相当図である。 耐圧ホースに外管を備えた構成を示す図6相当図である。 外管を備えた耐圧ホースの変形例を示す図18相当図である。 外管を備えた耐圧ホースの変形例を示す図18相当図である。 図18の内管の補強例を示す図18相当図である。 補強された内管を有する耐圧ホースの変形例を示す図18相当図である。 補強された内管を有する耐圧ホースの変形例を示す図18相当図である。 従来の耐圧ホースの構成を示す一部切欠きを有する側面図である。
符号の説明
1 耐圧ホース
2 合成樹脂管(管部)
2a 帯材
2b,2c 縁部
2d 管壁
2e 外周面
3 中空芯材(硬質合成樹脂芯材)
Fl 平坦部
Sp 螺旋状芯部
10 第1押出機
11 成形ダイ
12 ローラ
13 成形軸
14 第2押出機
15 成形ダイ(金型)
15a ダイ本体
15b マンドレル
15c スパイダ
15d 内壁
15e エアー通路
15f ダイ先端部
15g ノズル
15h エアー導入筒
15i ノズル内壁
15j 樹脂吐出口
16 ローラ
17 エアー供給管
18 バルブ

Claims (7)

  1. 中空に成形された硬質合成樹脂芯材を任意ピッチで螺旋状に巻回した螺旋状芯部と、
    上記螺旋状芯部の内壁および外壁のいずれか一方または両方に、上記螺旋状芯部の各隣接する上記硬質合成樹脂芯材に架設した状態で設けられる軟質合成樹脂からなる管部とを有することを特徴とする耐圧ホース。
  2. 上記螺旋状芯部の内壁側に設けられる上記管部と当接する部分の上記硬質合成樹脂芯材に平坦部を有する請求項1記載の耐圧ホース。
  3. 上記管部に補強材が埋設または付設されている請求項1または2記載の耐圧ホース。
  4. 上記硬質合成樹脂芯材に補強用の充填剤が含まれている請求項1から3のいずれか1項に記載の耐圧ホース。
  5. 請求項1に係る耐圧ホースの上記螺旋状芯部の成形にあたり、筒状の樹脂通路の略中心にエアー通路を配置した金型を用い、溶融樹脂および圧力が制御されたエアーをそれぞれの通路に供給することにより中空の硬質合成樹脂芯材を押出し成形し、
    この押出し成形された半溶融状態の硬質合成樹脂芯材の先端部を封止して芯材内の圧力を一定に保持するとともに、上記硬質合成樹脂芯材を任意ピッチで螺旋状に巻回することにより螺旋状芯部を形成することを特徴とする耐圧ホースの製造方法。
  6. 上記管部を二層に分けて成形するとともに、各層の間に補強材を挟み込む請求項5記載の耐圧ホースの製造方法。
  7. 上記螺旋状芯部の内壁側に設けられる上記管部と当接する部分の上記硬質合成樹脂芯材に平坦部を形成する請求項5または6に記載の耐圧ホースの製造方法。
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