JP2007100528A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 副燃料供給の実行中、要求燃焼燃料量および副燃料量を過不足なく決定できることで、燃費やドライバビリティを向上させることができるとともに、触媒の浄化能力を適切に発揮させることができる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】 排ガス浄化用の触媒15をその浄化能力を発揮させる所定の状態に制御すべく、膨張行程から排気行程までの間の所定の期間に気筒3a内に燃料を副燃料として供給する副燃料供給を行う内燃機関3の制御装置1は、副燃料供給の実行中、排ガスの酸素濃度が触媒15を所定の状態に制御可能な所定の酸素濃度になるように、要求全燃料量TCYL_1sttを算出し(ステップ31)、出力を得るために供給すべき要求燃焼燃料量TCYL_mainを決定し(ステップ25)、要求全燃料量TCYL_1sttと要求燃焼燃料量TCYL_mainとの偏差に基づき、副燃料の量TCYL_3rdを決定する(ステップ32)。
【選択図】 図10

Description

本発明は、排ガスを浄化する触媒をその浄化能力を発揮させるための所定の状態に制御するために、内燃機関の膨張行程から排気行程までの間の所定の期間に気筒内に燃料を副燃料として供給する副燃料供給を実行する内燃機関の制御装置に関する。
従来、この種の内燃機関の制御装置として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この内燃機関は、燃料を気筒内に直接噴射する筒内噴射式のものであり、その排気管には、排ガスを浄化するためのNOx触媒が設けられている。この制御装置では、NOx触媒に吸着されたイオウ成分が大きくなったときには、このイオウ成分を放出させ、NOx触媒の排ガス浄化能力を回復させるために、内燃機関の出力を得るための通常の燃料噴射に加えて、膨張行程中に燃料を噴射する膨張行程噴射を実行する。また、これらの出力用および膨張行程時用の噴射燃料量の総和は、排ガスがリッチ状態になるように算出されるとともに、両者の噴射燃料量の割合は、NOx触媒に要求される温度や内燃機関の回転数に従って決定される。
しかし、この従来の制御装置では、上述したように、膨張行程噴射の実行中、出力用および膨張行程時用の噴射燃料量の割合を、NOx触媒の要求温度や内燃機関の回転数に従って決定するので、出力用の噴射燃料量がそのときの吸入空気量に対して過小または過大になる場合がある。その場合には、膨張行程噴射の実行中に、燃費が悪化するとともに、内燃機関の所望の出力が得られず、ドライバビリティが悪化するおそれがある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、副燃料供給の実行中、出力を得るための要求燃焼燃料量および触媒の浄化能力を発揮させるための副燃料量をいずれも過不足なく適切に決定でき、それにより、燃費およびドライバビリティを向上させることができるとともに、触媒の浄化能力を適切に発揮させることができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
特開平11−107813号公報
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、排ガスを浄化する触媒15をその浄化能力を発揮させるための所定の状態に制御するために、内燃機関3の膨張行程から排気行程までの間の所定の期間に気筒3a内に燃料を副燃料として供給する副燃料供給を実行する内燃機関3の制御装置1であって、副燃料供給の実行中、排ガスの酸素濃度が触媒15を所定の状態に制御することが可能な所定の酸素濃度(実施形態における(以下、本項において同じ)ストイキ酸素濃度)になるように、要求全燃料量(ストイキ用燃料量TCYL_1stt)を算出する要求全燃料量算出手段(ECU2、ステップ31)と、内燃機関3の出力を得るために気筒3a内に供給すべき要求燃焼燃料量(膨張行程噴射時用の要求主噴射燃料量TCYL_main)を決定する要求燃焼燃料量決定手段(ECU2、ステップ25)と、要求全燃料量と要求燃焼燃料量との偏差に基づいて、副燃料の量(膨張行程噴射燃料量TCYL_3rd)を決定する副燃料量決定手段(ECU2、ステップ32)と、を備えることを特徴とする。
この内燃機関の制御装置によれば、排ガスの酸素濃度が触媒をその浄化能力を発揮させるための所定の状態に制御することが可能な所定の酸素濃度になるように、要求全燃料量が要求全燃料量算出手段によって算出される。また、内燃機関の出力を得るために気筒内に供給すべき要求燃焼燃料量が、要求燃焼燃料量決定手段によって決定され、要求全燃料量と要求燃焼燃料量との偏差に基づいて、副燃料の量が副燃料量決定手段によって決定される。このように、出力用の要求燃焼燃料量が、副燃料量とは独立して決定される。したがって、要求燃焼燃料量を、副燃料量に影響されることなく、過不足なく適切に決定できるので、燃費およびドライバビリティを向上させることができる。
また、副燃料は、膨張行程から排気行程までの間の所定の期間に気筒内に供給されるので、内燃機関で燃焼せずに、出力を得るための燃料の燃焼により生成された排ガスとともに、内燃機関から排出された後、燃焼する。本発明によれば、上述したようにして算出した要求全燃料量と要求燃焼燃料量との偏差に基づいて副燃料量を決定するので、要求燃焼燃料量と副燃料量の総和が、排ガスの酸素濃度が触媒をその浄化能力を発揮させるための所定の状態に制御することが可能な所定の酸素濃度になるように決定される。これにより、副燃料量を過不足なく決定できるとともに、出力を得るための要求燃焼燃料量と副燃料量が燃焼した後の排ガスの酸素濃度を、所定の酸素濃度に適切に制御でき、それにより、触媒を所定の状態に制御できるので、触媒の浄化能力を適切に発揮させることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の内燃機関3の制御装置1において、内燃機関3は、互いに異なる空燃比の混合気をそれぞれ燃焼させる複数の燃焼モードを有し、副燃料の供給は、触媒15を昇温するために行われ、内燃機関3の運転状態を検出する運転状態検出手段(クランク角センサ21、ECU2、ステップ41)と、検出された運転状態(エンジン回転数NE、要求トルクPMCMD)に応じて、複数の燃焼モードのうちの1つに燃焼モードを決定する燃焼モード決定手段(ECU2、ステップ52〜56、図14)と、副燃料供給の実行中に、燃焼モード決定手段による燃焼モードの切換を禁止する燃焼モード切換禁止手段(ECU2、ステップ51)と、をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、検出された内燃機関の運転状態に応じて、複数の燃焼モードのうちの1つに、燃焼モードが燃焼モード決定手段によって決定され、副燃料供給の実行中には、この燃焼モード決定手段による燃焼モードの切換が、燃焼モード切換禁止手段によって禁止される。本発明では、複数の燃焼モード間で、燃焼される混合気の空燃比が異なることから、それに応じて、排ガスの温度も異なるため、触媒の昇温に必要な副燃料量は、燃焼モードごとに異なる。このため、副燃料の供給中に燃焼モードが切り換えられると、供給した副燃料の量が、必要な燃料量に対して過大または過小になるおそれがあり、前者の場合には燃費が悪化し、後者の場合には触媒を十分に昇温できない。本発明によれば、上述したように、副燃料供給の実行中は、燃焼モードの切換を禁止し、排ガスの温度を維持するので、副燃料を過不足なく供給でき、したがって、良好な燃費を達成できるとともに、触媒を適切に昇温することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について説明する。図1は、本実施形態による制御装置を適用した内燃機関3を概略的に示している。内燃機関(以下「エンジン」という)3は、車両(図示せず)に搭載された、例えば直列4気筒タイプのガソリンエンジンである。
各気筒3aのピストン3bとシリンダヘッド3cとの間には、燃焼室3d(1組のみ図示)が形成されている。また、シリンダヘッド3cには、吸気管4および排気管5が接続されるとともに、燃料噴射弁(以下「インジェクタ」という)6および点火プラグ7(図2参照)が、燃焼室3dに臨むように取り付けられており、インジェクタ6は、気筒3a内の点火プラグ7の近傍に、燃料を直接噴射するように構成されている。すなわち、エンジン3は、スプレーガイデッド式の直噴エンジンである。また、インジェクタ6の開弁時間および開弁タイミングと点火プラグ7の点火時期は、制御装置1のECU2からの駆動信号によって制御される。
エンジン3には、クランク角センサ21(運転状態検出手段)および水温センサ22が設けられている。クランク角センサ21は、マグネットロータおよびMREピックアップ(いずれも図示せず)で構成されており、クランクシャフト3eの回転に伴い、いずれもパルス信号であるCRK信号およびTDC信号を、ECU2に出力する。
このCRK信号は、所定のクランク角(例えば30゜)ごとに出力される。ECU2は、CRK信号に基づき、エンジン3の回転数(以下「エンジン回転数」という)NEを求める。上記のTDC信号は、各気筒3aのピストン3bが吸気行程開始時のTDC(上死点)付近の所定クランク角度位置にあることを表す信号であり、4気筒タイプの本例では、クランク角180゜ごとに出力される。
上記の水温センサ22は、エンジン3のシリンダブロック3f内を循環する冷却水の温度(以下「エンジン水温」という)TWを検出し、その検出信号をECU2に出力する。
吸気管4には、上流側から順に、エアーフローセンサ23、スロットル弁機構8および吸気温センサ24が、それぞれ設けられている。エアーフローセンサ23は、吸気管4内を流れる新気の流量(以下「新気流量」という)GINを検出し、その検出信号をECU2に出力する。吸気温センサ24は、気筒3aに吸入される空気の温度(以下「吸気温」という)TAを検出し、その検出信号をECU2に出力する。
スロットル弁機構8は、スロットル弁8aおよびこれを開閉駆動するTHアクチュエータ8bを有している。スロットル弁8aは、吸気管4内に回動自在に設けられており、その回動に伴う開度の変化により吸気管4内の新気流量GINを変化させる。THアクチュエータ8bは、モータにギヤ機構(いずれも図示せず)を組み合わせたものであり、ECU2からの駆動信号で駆動され、それにより、スロットル弁8aの開度(以下「スロットル弁開度」という)THが制御される。このスロットル弁開度THは、スロットル弁開度センサ25によって検出され、その検出信号はECU2に出力される。
排気管5には、上流側から順に、LAFセンサ26および触媒15がそれぞれ設けられている。LAFセンサ26は、理論空燃比よりもリッチな領域から極リーンまでの広範囲な空燃比の領域において、排気管5内を流れる排ガス中の酸素濃度をリニアに検出し、その検出信号をECU2に出力する。ECU2は、このLAFセンサ26で検出された酸素濃度に基づいて、燃焼室3dで燃焼した混合気の実際の空燃比を表す検出空燃比KACTを算出する。この場合、検出空燃比KACTは当量比として算出される。また、触媒15は、三元触媒およびNOx吸着触媒を組み合わせたものであり、エンジン3の排ガス中のNOx、COおよびHCを浄化する。
また、エンジン3には、EGR装置16が設けられている。このEGR装置16は、燃焼によって生成されるNOxの量を低減するために、排気管5内の排ガスを吸気管4内に還流させる外部EGR動作を実行するものであり、排気管5の触媒15よりも上流側と吸気管4のスロットル弁機構8よりも下流側に接続されたEGR管16aと、EGR管16aを開閉するEGR制御弁16bを有している。
EGR制御弁16bは、リニア電磁弁タイプのもので、ECU2による制御に基づいて供給される電流のデューティ比EGR_DUTYに応じて、そのリフト(以下「EGRリフト」という)がリニアに変化し、それにより、EGR管16aの開度すなわち排気還流量(以下「外部EGR量」という)を変化させる。また、EGR制御弁16bには、EGRリフトセンサ27が取り付けられており、EGRリフトセンサ27は、EGR制御弁16bの実際のEGRリフトLACTを検出し、その検出信号をECU2に出力する。
ECU2にはさらに、大気圧センサ28から、大気圧PAを表す検出信号が、アクセル開度センサ29から、アクセルペダルの操作量(以下「アクセル開度」という)APを表す検出信号が、それぞれ出力される。
ECU2は、I/Oインターフェース、CPU、RAMおよびROMなどからなるマイクロコンピュータで構成されている。また、ECU2は、前述した各種のセンサ21〜29からの検出信号に応じ、エンジン3の運転状態を判定するとともに、判定した運転状態に応じて、エンジン3の燃焼モードを決定するとともに、決定された燃焼モードに従って、膨張行程噴射を含むインジェクタ6の燃料噴射制御処理などを実行する。なお、本実施形態では、ECU2は、要求全燃料量算出手段、要求燃焼燃料量決定手段、副燃料量決定手段、運転状態検出手段、燃焼モード決定手段、および燃焼モード切換禁止手段に相当する。
上記の燃焼モードは、原則として、低負荷運転時には成層燃焼モードに、それ以外の運転時には均一燃焼モードにそれぞれ決定される。また、両燃焼モード間の切換時には、2回噴射燃焼モードに決定される。
上記の成層燃焼モードでは、燃料噴射を圧縮行程中に行うことによって、成層燃焼が行われる。また、成層燃焼モードでの混合気の空燃比A/Fは、スロットル弁8aをほぼ全開状態に制御することにより、理論空燃比よりも極めてリーンな空燃比A/F(例えば27〜60)に制御される。一方、均一燃焼モードでは、燃料噴射を吸気行程中に行うことによって、均一燃焼が行われる。この場合の空燃比A/Fは、成層燃焼モード時と比較して、スロットル弁8aを小さな開度に制御し、新気流量GINを小さくすることによって、リッチな空燃比A/F(例えば12〜22)に制御される。また、2回噴射燃焼モードでは、原則として1燃焼サイクルの吸気行程中と圧縮行程中の2回に分けて、燃料が噴射され、成層燃焼モードよりもリッチな空燃比A/F(例えば12〜22)で燃焼が行われる。
また、燃焼モードの決定は、図13の燃焼モード決定処理によって行われる。本処理は所定時間(例えば10msec)ごとに行われる。まず、ステップ51(「S51」と図示。以下同じ)では、膨張行程噴射フラグF_EXEMが「1」であるか否かを判別する。
この膨張行程噴射フラグF_EXEMは、後述するように、膨張行程噴射の実行条件が成立し、その実行中であるときに、「1」にセットされるものである。この答がNOで、膨張行程噴射の実行中でないときには、次のステップ52以降において、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDに応じ、図14に示す燃焼モード決定マップに基づいて燃焼モードを決定する。この要求トルクPMCMDは、図11のステップ41において、エンジン回転数NEおよびアクセル開度APに応じ、図12に示すPMCMDマップを検索することによって算出される。このPMCMDマップでは、要求トルクPMCMDは、エンジン回転数NEが大きいほど、また、アクセル開度APが大きいほど、より大きな値に設定されている。
まず、ステップ52では、NEおよびPMCMDが燃焼モード決定マップの成層燃焼域にあるか否かを判別する。この答がYESのときには、燃焼モードを成層燃焼モードに決定し、そのことを表すために、燃焼モードモニタST_EMODを「2」にセットする(ステップ53)。一方、上記ステップ52の答がNOのときには、NEおよびPMCMDが均一燃焼域のうちのリーン燃焼域にあるか否かを判別し(ステップ54)、その答がYESのときには、燃焼モードをリーン燃焼モードに決定し、燃焼モードモニタST_EMODを「1」にセットする(ステップ55)。
一方、上記ステップ54の答がNOのとき、すなわち、NEおよびPMCMDが均一燃焼域のうちのストイキ燃焼域にあるときには、燃焼モードをストイキ燃焼モードに決定し、燃焼モードモニタST_EMODを「0」にセットする(ステップ56)。なお、ストイキ燃焼域は、混合気を主として理論空燃比で燃焼させる領域に加えて、混合気を理論空燃比よりもリッチな空燃比で燃焼させるリッチ燃焼域も含むように設定されている。
一方、前記ステップ51の答がYESで、膨張行程噴射の実行中であるときには、そのまま本処理を終了する。このように、膨張行程噴射の実行中には、燃焼モードモニタST_EMODがそれまでの値に維持され、それにより、燃焼モードの切換が禁止される。
前記膨張行程噴射は、触媒15を昇温し、活性化するために行われるものであり、膨張行程中に燃料をインジェクタ6から気筒3a内に噴射することにより、未燃燃料を排ガス中に含ませ、触媒15で燃焼させることによって、触媒15を昇温することで、その活性化が行われる。
また、ECU2は、外部EGR量を制御する。具体的には、まず、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDに応じ、目標EGR量マップ(図示せず)を検索することによって目標EGR量を算出する。そして、算出した目標EGR量に基づいて、EGR制御弁16bに供給する電流のデューティ比EGR_DUTYを算出する。これにより、外部EGR量が目標EGR量に制御される。
この目標EGR量マップでは、目標EGR量は、エンジン回転数NEが第1所定回転数NE1(例えば1000rpm)以下の極低回転域では、小さな値に設定され、第2および第3の所定回転数NE2,NE3(例えばそれぞれ、1500、2000rpm)の間の低〜中回転域では、大きな値に設定され、第4所定回転数NE4(例えば3500rpm)以上の中〜高回転域では、値0に設定されている。これは、極低回転域では、燃焼が安定していないので、多量の外部EGR量の導入による燃焼のさらなる不安定化を防止するためであり、低〜中回転域では、燃焼が安定しているので、多量の外部EGR量の導入によって、NOxの抑制を図るためであり、中〜高回転域では、エンジン3の高い出力を安定して確保するためである。また、目標EGR量は、要求トルクPMCMDが大きいほど、より小さな値に設定されている。これは、エンジン3の高い出力を安定して確保するためである。
次に、図3を参照しながら、インジェクタ6の燃料噴射を制御する処理について説明する。本処理は、TDC信号の発生に同期して実行される。まず、ステップ1では、還流燃料量TEXJOUTを算出する。この還流燃料量TEXJOUTは、膨張行程噴射によって排ガス中に含まれた未燃燃料のうち、EGR装置16による外部EGR動作に伴って気筒3a内に還流する燃料の量を表す。
図4は、この還流燃料量TEXJOUTの算出処理を示している。まず、ステップ11では、触媒流入割合KCATを算出する。この触媒流入割合KCATは、膨張行程噴射された燃料量(以下「膨張行程噴射燃料量」という)のうちの、触媒15に流入する燃料量の割合を表す。具体的には、触媒流入割合KCATは、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDに応じ、図5に示すKCATマップを検索することによって算出される。
このKCATマップでは、触媒流入割合KCATは、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDに対し、前述した目標EGR量とは逆の傾向に設定されている。具体的には、前述したエンジン3の極低回転域では、1.0未満の比較的大きな値に設定され、低〜中回転域では、最も小さな値に設定され、中〜高回転域では、値1.0に設定され、また、PMCMDが大きいほど、より大きな値に設定されている。これは、前述したように、目標EGR量は、EGR管16aを介して気筒3a内に還流する排ガスの量の目標値であるのに対し、触媒流入割合KCATは、膨張行程噴射燃料量のうちの、EGR管16aに流入しない残りの排ガスとともに触媒15に流入する燃料量の割合を表すためである。
次いで、むだ時間τを算出する(ステップ12)。このむだ時間τは、膨張行程噴射された燃料が、その噴射後、EGR管16aに流入するまでのむだ時間を、その間に発生するTDC信号の数で表したものである。具体的には、むだ時間τは、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDに応じ、図6に示すτマップを検索することによって算出される。
このマップでは、むだ時間τは、エンジン回転数NEが低いほど、また、要求トルクPMCMDが大きいほど、より小さな値に設定されている。これは、エンジン回転数NEが低いほど、TDC信号の発生間隔が長くなるので、排ガスの流速を一定とすれば、同じむだ時間に対して、TDC信号の発生回数が少なくなるためである。また、要求トルクPMCMDが大きいほど、排ガスの流速がより高くなるためである。
次に、前記ステップ11および12でそれぞれ算出した触媒流入割合KCATおよびむだ時間τを用い、次式(1)によって、流入燃料量TEXJINを算出する(ステップ13)。この流入燃料量TEXJINは、膨張行程噴射燃料量のうち、EGR管16aに流入した燃料量(以下「流入燃料量」という)を表し、TEXJIN(n)は、その今回値である。
TEXJIN(n)=(1−KCAT)・TCYL_3rd(n−τ)
……(1)
ここで、TCYL_3rdは、実際の膨張行程噴射燃料量であり、後述するようにして算出される。また、記号(n)付きの各離散データは、TDC信号の発生ごとに算出またはサンプリングされたデータであることを示している。なお、以下の説明では、今回値であることを示す(n)を適宜、省略する。
前述した触媒流入割合KCATの定義から、式(1)中の(1−KCAT)は、膨張行程噴射燃料量に対する流入燃料量の割合を表す。また、前述したむだ時間τの定義から、膨張行程噴射燃料量TCYL_3rd(n−τ)は、むだ時間τ前に膨張行程噴射された実際の燃料量を表す。したがって、式(1)によって、今回の流入燃料量TEXJIN(n)を適切に算出することができる。
次いで、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDに応じ、図7に示すαマップを検索することによって、直接流入割合αを算出する(ステップ14)。この直接流入割合αは、流入燃料量のうちの、気筒3aに直接流入する燃料量の割合を表す。
このαマップでは、直接流入割合αは、エンジン回転数NEが高いほど、また、要求トルクPMCMDが大きいほど、より小さな値に設定されている。これは、NEが高いほど、また、PMCMDが大きいほど、新気流量GINが大きいことから、EGR管16aに流入した燃料が気筒3aに直接流入しにくいためである。
次に、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDに応じ、図8に示すβマップを検索することによって、間接流入割合βを算出する(ステップ15)。この間接流入割合βは、EGR管16aに流入した後、気筒3aに直接流入せずに、EGR管16a内や吸気管4内に滞留している燃料量(以下「滞留燃料量」という)のうちの、気筒3aに流入する燃料量の割合を表す。
このβマップでは、間接流入割合βは、エンジン回転数NEが高いほど、また、要求トルクPMCMDが大きいほど、より小さな値に設定されている。これは、NEが高いほど、また、PMCMDが大きいほど、新気流量GINがより大きいことから、EGR管16a内などに滞留している燃料が気筒3aに流入しにくいためである。
次いで、前記ステップ13〜15でそれぞれ算出した流入燃料量TEXJIN(n)、直接流入割合αおよび間接流入割合βを用い、次式(2)によって、還流燃料量TEXJOUTを算出する(ステップ16)。
TEXJOUT(n)=α・TEXJIN(n)+β・TEXJ(n−1)
……(2)
ここで、TEXJは滞留燃料量である。
次に、滞留燃料量の今回値TEXJ(n)を、その前回値TEXJ(n−1)、流入燃料量TEXJIN(n)、直接流入割合αおよび間接流入割合βを用い、次式(3)によって算出し(ステップ17)、本処理を終了する。
TEXJ(n)=(1−α)・TEXJIN(n)
+(1−β)・TEXJ(n−1) ……(3)
前述した直接流入割合αおよび間接流入割合βの定義から明らかなように、式(3)中の(1−α)・TEXJIN(n)は、今回の流入燃料量TEXJIN(n)のうち、EGR管16a内などに滞留する滞留燃料量を表し、(1−β)・TEXJ(n−1)は、前回の滞留燃料量TEXJ(n−1)のうち、引き続き滞留する滞留燃料量を表す。したがって、式(3)によって、今回の滞留燃料量TEXJ(n)を適切に算出することができる。
図3に戻り、前記ステップ1に続くステップ2では、膨張行程噴射フラグF_EXEMが「1」であるか否かを判別する。ここで、膨張行程噴射の実行条件は、成層燃焼モード中であって、触媒15の推定温度が第1所定温度(例えば500℃)以下のときに成立していると判定される。なお、この触媒15の温度の推定は、エンジン回転数NEや要求トルクPMCMDに基づいて行われる。さらに、膨張行程噴射は、触媒15の推定温度が第1所定温度よりも高い第2所定温度(例えば600℃)に達したとき、または、膨張行程噴射の開始後、所定時間(例えば1sec)が経過したときに終了し、それに伴い、膨張行程噴射フラグF_EXEMが「0」にリセットされる。
上記ステップ2の答がNOで、膨張行程噴射の実行条件が成立していないときには、膨張行程噴射を行わない通常運転時用の要求主噴射燃料量TCYL_2ndtを次式(4)によって算出する(ステップ3)。この要求主噴射燃料量TCYL_2ndtは、通常運転時に、エンジン3の所要の出力や排ガス特性などを得るために燃焼させるべき燃料の量である。
TCYL_2ndt=TIM・KCMD・KAF・KTOTAL ……(4)
この式(4)において、TIM、KCMD、KAFおよびKTOTALはそれぞれ、基本燃料噴射量、目標空燃比、空燃比補正係数および総補正係数である。なお、基本燃料噴射量TIMは、新気流量GINに応じて、目標空燃比KCMDは、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDに応じて、それぞれ算出される。空燃比補正係数KAFは、検出空燃比KACTが目標空燃比KCMDになるように、所定のフィードバック制御アルゴリズムによって算出される。総補正係数KTOTALは、エンジン水温TW、吸気温TAおよび大気圧PAなどに応じて算出される。
次いで、算出した要求主噴射燃料量TCYL_2ndtと前記ステップ1で算出した還流燃料量TEXJOUTを用い、次式(5)によって、実主噴射燃料量TCYL_2ndを算出する(ステップ4)。
TCYL_2nd=TCYL_2ndt−TEXJOUT ……(5)
インジェクタ6の開弁時間および開弁タイミングは、算出した実主噴射燃料量TCYL_2ndに従って制御される。
次に、膨張行程噴射燃料量TCYL_3rdを値0に設定し(ステップ5)、本処理を終了する。これにより、膨張行程噴射が停止される。
一方、前記ステップ2の答がYES(F_EXEM=1)で、膨張行程噴射の実行条件が成立しているときには、膨張行程噴射時用の要求主噴射燃料量TCYL_mainを算出する(ステップ6)。この要求主噴射燃料量TCYL_mainは、膨張行程噴射時に、エンジン3の所要の出力や排ガス特性などを得るために燃焼させるべき燃料の量である。
図9は、この要求主噴射燃料量TCYL_mainの算出処理を示している。まず、ステップ21では、膨張行程噴射フラグの前回値F_EXEMZが「0」であるか否かを判別する。この答がYESのとき、すなわち、今回が膨張行程噴射を開始した直後のループであるときには、要求トルクの前回値PMCMD(n−1)を、直前要求トルクPMEXEMINとして設定する(ステップ22)とともに、前回のループで算出された通常運転時用の要求主噴射燃料量TCYL_2ndtを、直前要求燃料量TCYLEXEMINとして設定し(ステップ23)、ステップ24に進む。一方、上記ステップ21の答がNOのときには、上記ステップ22および23をスキップし、ステップ24に進む。
このステップ24では、係数KNEを、エンジン回転数NEに応じ、マップ(図示せず)を検索することによって算出する。このマップでは、係数KNEは、エンジン回転数NEが高いほど、より大きな値に設定されている。
次いで、要求トルクPMCMD、上記ステップ22〜24でそれぞれ求めた直前要求トルクPMEXEMIN、直前要求燃料量TCYLEXEMINおよび係数KNEを用い、次式(6)によって、要求主噴射燃料量TCYL_mainを算出し(ステップ25)、本処理を終了する。
TCYL_main=(PMCMD−PMEXEMIN)・KNE
+TCYLEXEMIN ……(6)
このように、膨張行程噴射時用の要求主噴射燃料量TCYL_mainは、膨張行程噴射の開始直前の要求主噴射燃料量TCYL_2ndt(TCYLEXEMIN)および要求トルクPMCMD(PMEXEMIN)をベースとして、今回の要求トルクPMCMDに応じて算出される。
図3に戻り、前記ステップ6に続くステップ7では、算出した要求主噴射燃料量TCYL_mainおよび還流燃料量TEXJOUTを用い、次式(7)によって、実主噴射燃料量TCYL_2ndを算出する(ステップ7)。
TCYL_2nd=TCYL_main−TEXJOUT ……(7)
インジェクタ6の開弁時間および開弁タイミングは、算出した実主噴射燃料量TCYL_2ndに従って制御される。
次いで、膨張行程噴射燃料量TCYL_3rdを算出し(ステップ8)、本処理を終了する。図10は、この膨張行程噴射燃料量TCYL_3rdの算出処理を示している。まず、ステップ31では、ストイキ用燃料量TCYL_1sttを算出する。この算出は、前記ステップ3で用いた基本燃料噴射量TIMや総補正係数KTOTALを用い、次式(8)によって行われる。
TCYL_1stt=TIM・KREF・KTOTAL ……(8)
ここで、KREFは、前記ステップ3で用いた、空燃比を理論空燃比に制御しているときに学習された空燃比補正係数KAFの学習値である。この学習値KREFは、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDに対応させて、ECU2のRAMに記憶されており、上記のストイキ用燃料量TCYL_1sttの算出には、そのときのエンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDに対応した学習値KREFが用いられる。これにより、ストイキ用燃料量TCYL_1sttは、空燃比が理論空燃比になるように算出される。
次に、算出したストイキ用燃料量TCYL_1sttと、前記ステップ25で算出した要求主噴射燃料量TCYL_mainと、触媒流入割合KCATを用い、次式(9)によって、膨張行程噴射燃料量TCYL_3rdを算出し(ステップ32)、本処理を終了する。以上のように膨張行程噴射燃料量TCYL_3rdが算出されると、その分の燃料が膨張行程中に噴射されるように、インジェクタ6の開弁時間および開弁タイミングが制御され、それにより、膨張行程噴射が行われる。
TCYL_3rd=(TCYL_1stt−TCYL_main)
/KCAT ……(9)
膨張行程噴射燃料量TCYL_3rdを上記のようにして算出するのは、次の理由による。すなわち、触媒15を速やかに昇温し、活性化するためには、できるだけ多くの燃料を触媒15で燃え残りを発生させずに完全に燃焼させるのが有効であり、そのためには、触媒15で燃料が燃焼した後の排ガスの酸素濃度が、理論空燃比の混合気が燃焼したときに生成される排ガスの酸素濃度(以下「ストイキ酸素濃度」という)になるように、触媒15で燃焼させる燃料量を決定するのが好ましい。
したがって、式(9)に示すように、膨張行程噴射燃料量TCYL_3rdのうちの触媒15に流入する燃料量(TCYL_3rd・KCAT)と要求主噴射燃料量TCYL_mainとの総和が、ストイキ用燃料量TCYL_1sttになるように、膨張行程噴射燃料量TCYL_3rdを算出し、膨張行程噴射を行うことによって、膨張行程噴射した燃料が触媒15で燃焼した後の排ガスの酸素濃度を、ストイキ酸素濃度になるように制御することができる。
以上のように、本実施形態によれば、上記式(9)によって、膨張行程噴射燃料量TCYL_3rdを、ストイキ用燃料量TCYL_1sttと要求主噴射燃料量TCYL_mainとの偏差に基づいて算出する。したがって、要求主噴射燃料量TCYL_mainを、膨張行程噴射燃料量TCYL_3rdに影響されることなく、過不足なく適切に決定できるので、燃費およびドライバビリティを向上させることができる。また、式(9)によって、膨張行程噴射した燃料が触媒15で燃焼した後の排ガスの酸素濃度がストイキ酸素濃度になるように、膨張行程噴射燃料量TCYL_3rdを算出する。したがって、膨張行程噴射燃料量TCYL_3rdを過不足なく適切に算出できるので、触媒15を速やかに昇温し、活性化することができる。
さらに、前記ステップ51によって、膨張行程噴射の実行中は、燃焼モードの切換を禁止するので、膨張行程噴射燃料量TCYL_3rdを過不足なく供給できる。したがって、良好な燃費を達成することができるとともに、触媒15を適切に昇温することができる。
また、前記式(6)によって、膨張行程噴射時用の要求主噴射燃料量TCYL_mainを、今回の要求トルクPMCMDに応じて算出するので、エンジン3の出力トルクを、その時点での要求トルクPMCMDに見合うように制御することができる。さらに、要求主噴射燃料量TCYL_mainを、直前要求トルクPMEXEMINおよび直前要求燃料量TCYLEXEMINをベースとして算出するので、膨張行程噴射の実行開始の前後において、出力トルクを、その段差を生じることなく、なめらかに制御することができる。以上により、膨張行程噴射の実行中に、出力トルクを、変動させることなく要求トルクPMCMDに見合うように適切に制御でき、それにより、ドライバビリティを向上させることができる。
また、膨張行程噴射時に、要求主噴射燃料量TCYL_mainから還流燃料量TEXJOUTを減算することによって、実主噴射燃料量TCYL_2ndを算出するので、外部EGR動作が膨張行程噴射の実行中に行われた場合でも、安定したエンジン3の出力トルクを得ることができ、それにより、ドライバビリティを向上させることができる。さらに、還流燃料量TEXJOUTを、むだ時間τ、直接流入割合αおよび間接流入割合βに応じて算出するので、この算出を、膨張行程噴射された燃料の実際の挙動を反映させながら、適切に行うことができる。
また、膨張行程噴射時以外の通常運転時に、要求主噴射燃料量TCYL_2ndtから還流燃料量TEXJOUTを減算することによって、実主噴射燃料量TCYL_2ndを算出する。これにより、膨張行程噴射の終了後、膨張行程噴射された燃料がEGR管16a内などに滞留し続けているような場合でも、エンジン3の出力トルクを適切に制御できる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、触媒として、三元触媒およびNOx吸着触媒を組み合わせたものを用いているが、排ガスを浄化するものであれば、これに限らず、適当なものを用いてもよいことはもちろんである。また、実施形態では、膨張行程噴射を、触媒15を昇温し、活性化するために行っているが、膨張行程中に燃料を噴射することによって、触媒をその浄化能力を発揮させる所定の状態に制御するものであれば、他の目的、例えば、NOx吸着触媒に吸着されたイオウ成分を放出させるために行うものでもよい。さらに、実施形態では、膨張行程中に燃料を噴射する膨張行程噴射を行っているが、膨張行程から排気行程までの間の所定の期間に燃料を噴射してもよい。
また、実施形態は、本発明をガソリンエンジンに適用した例であるが、本発明は、これに限らず、ガソリンエンジン以外の各種のエンジン、例えば、ディーゼルエンジンやクランク軸を鉛直方向に配置した船外機などのような船舶推進機用エンジンに適用可能である。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
本実施形態による制御装置を適用した内燃機関を概略的に示す図である。 制御装置の概略構成を示すブロック図である。 燃料噴射制御処理を示すフローチャートである。 図3のステップ1におけるTEXJOUT算出処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図4の処理で用いられるKCATマップの一例である。 図4の処理で用いられるτマップの一例である。 図4の処理で用いられるαマップの一例である。 図4の処理で用いられるβマップの一例である。 図3のステップ6におけるTCYL_main算出処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図3のステップ8におけるTCYL_3rd算出処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 PMCMD算出処理を示すフローチャートである。 図11の処理で用いられるPMCMDマップの一例である。 燃焼モード決定処理を示すフローチャートである。 図13の処理で用いられる燃焼モード決定マップの一例である。
符号の説明
1 制御装置
2 ECU(要求全燃料量算出手段、要求燃焼燃料量決定手段、副燃料量決定手段、運
転状態検出手段、燃焼モード決定手段、燃焼モード切換禁止手段)
3 エンジン
3a 気筒
15 触媒
21 クランク角センサ(運転状態検出手段)
TCYL_1stt ストイキ用燃料量(要求全燃料量)
TCYL_main 膨張行程噴射時用の要求主噴射燃料量(要求燃焼燃料量)
TCYL_3rd 膨張行程噴射燃料量(副燃料量)
NE エンジン回転数(内燃機関の運転状態)
PMCMD 要求トルク(内燃機関の運転状態)

Claims (2)

  1. 排ガスを浄化する触媒をその浄化能力を発揮させるための所定の状態に制御するために、内燃機関の膨張行程から排気行程までの間の所定の期間に気筒内に燃料を副燃料として供給する副燃料供給を実行する内燃機関の制御装置であって、
    前記副燃料供給の実行中、排ガスの酸素濃度が前記触媒を前記所定の状態に制御することが可能な所定の酸素濃度になるように、要求全燃料量を算出する要求全燃料量算出手段と、
    前記内燃機関の出力を得るために前記気筒内に供給すべき要求燃焼燃料量を決定する要求燃焼燃料量決定手段と、
    前記要求全燃料量と前記要求燃焼燃料量との偏差に基づいて、前記副燃料の量を決定する副燃料量決定手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記内燃機関は、互いに異なる空燃比の混合気をそれぞれ燃焼させる複数の燃焼モードを有し、
    前記副燃料の供給は、前記触媒を昇温するために行われ、
    前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
    当該検出された運転状態に応じて、前記複数の燃焼モードのうちの1つに燃焼モードを決定する燃焼モード決定手段と、
    前記副燃料供給の実行中に、前記燃焼モード決定手段による前記燃焼モードの切換を禁止する燃焼モード切換禁止手段と、をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
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