JP2007100489A - 排水パイプ - Google Patents

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Takumi Kobayashi
小林  巧
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Kobayashi Engineering Works Ltd
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Abstract

【課題】流水による負圧発生で引き起こされる自己サイフォン作用を制御することを可能とし、パイプのトラップ部に装着される通気弁取り付けの省スペース化、装着の容易性確保並びに装着後の排水のパイプからの漏れの危険性を解消せしめるトラップを提供する。
【解決手段】排水トラップ2次側パイプ11bの鉛直上方向部に通気弁1を装着したパイプを既存のトラップ2次側パイプと取り替えて、トラップ1次側パイプと容易な施工によって連結させることにより課題を解決するものである。さらに不要なシールドパッキンを使用することがないため設置完了後に振動等のシールド不良によるパイプからの排水漏れを防止することができる。
【選択図】図7

Description

発明の詳細な説明
産業上の利用分野
排水トラップにおける通気管のないループ通気方式あるいは伸頂通気方式による排水系統の場合の通気管は自己サイフォン作用が起こり、トラップ内の補給水が期待できず、封水欠陥を生じ、下水管の汚水の悪臭を排水トラップによる封水により遮断するという防臭効果を妨げることとなる。本発明はかかる場合の自己サイフォン作用を回避しうる排水パイプに関する。
S字トラップ式排水パイプにおいては図1に示すとおりS字トラップ部に溜まった水により封水効果を生じせしめる。そして、その封水効果によりその先の下水管等から生じる臭気を遮断するのである。しかし、図2に示す排水量があった場合は自己サイフォン作用により図3のとおりトラップ部分に浦給水が溜まることができず封水効果が生じない。かかる事態を回避するためには、すなわち、この自己サイフォン作用を起こさせないためには流水によるS字トラップ部に生じる負圧を除去する必要がある。
封水保護を達成するためには封水欠陥を引き起こす排水による自己サイフォン作用の発生、すなわち排水パイプ内の負圧を除去すべく、トラップ二次側のパイプに通気弁を装着するものであった。かかる通気弁を実施例として、負圧を除去する公知の弁体(以下「通気弁1」という。)を図4に示す。そして図5に示すとおり通気弁1を有する中間ユニオンをトラップ二次側のパイプを切断し、装着するものである。
ここで、実施例としての通気弁1について図4を参照して説明する。通気弁は排水パイプの通水部に直結した孔3と大気から空気を取り入れるための孔4と閉止コマ2を有し、配管接合用の内ネジソケット15と嵌合することのできる外ネジ部5を有する。排水パイプ内に負圧が発生していない場合には閉止コマ2は重力により閉止し、孔3と孔4とを遮断することになる。そして、排水パイプ内に負圧が生じると、すなわち孔3に負圧が生じるとその圧力により閉止コマ2は鉛直上方向に引き上げられ、大気が排水パイプ内に送り込まれることになる。
この作用によって、排水パイプ内の負圧が除去され排水パイプの自己サイフォン作用が起こらなくなる。すなわち、排水パイプのトラップ部に適量の水をため、封水保護が達成される。
通気弁1を装着するのに図5に示す通気弁1を有する中間ユニオンについて説明する。これは中間ユニオン本体6と中間ユニオンから枝分かれさせ延長させたパイプ7とその先端に通気弁1と漏水止めのシールドパッキン8とシールドパッキン8を締め付ける袋ナット9からなる。
これは排水トラップ2次側パイプ11の適当な部分を切断し、中間ユニオン本体6に差込み排水パイプ11aの外周と中間ユニオン本体との隙間にシールドパッキン8を挿入しこれに袋ナット9を締め付けることにより中間ユニオン本体6と排水トラップ2次側パイプ11との機密性を確保するものである。
従来技術の欠点
かかる中間ユニオン式においてはシンク下の排水パイプの収納部分に十分なスペースが必要となり、また排水パイプの切断という専門技術を要することとなる。
更に、この中間ユニオンはその構造から切断されたパイプの外周にキズの発生やパイプが変形することにより、中間ユニオンとパイプとの装着が不完全であると、中間ユニオンの装着部から排水パイプを流れる排水が漏れるおそれもある。
加えて、装着後、継時的に振動や中間ユニオンに何かが触れること等によりユニオンナットがゆるみ装着が不完全となり、同様に中間ユニオン本体6と排水トラップ2次側パイプ11aとの装着部から排水が漏れることにもなりかねない。
発明が解決しようとする課題
上述の技術では排水トラップの二次側パイプ11に図4に示す通気弁1を設置するにはかかる機能を有する図5に示す中間ユニオンが必要となる。これは通気弁1が弁の閉止を地球の重力により機能するものであることから鉛直方向に向ける必要があり、排水の逆流防止のため排水パイプのトラップ部より上部に設置されなければならない。
本発明の目的は通気弁を装着するに際し、設置工法が容易でありいかなる場合にも設置が完全になされ、設置後にも排水の漏水など不具合の発生を防止し、かかる機能を最小限のスペースで達成すべくコンパクト化を目指すものである。
課題を解決するための手段
通気弁1は排水トラップ2次側パイプ11のトラップ部より上部に、かつ鉛直方向に位置する必要があるため、図7に示す、排水トラップ2次側パイプ11bの上部に通気弁を装着した排水パイプを図6に示す既存の排水トラップ2次側パイプ11と交換して取り替えるものである。
発明実施の態様
まず、排水トラップ1次側および2次側のパイプの接続について以下図6を参照して説明する。
排水パイプのトラップ部分は分割されており排水トラップ1次側パイプには2次側パイプと連結するための外ネジ部14を有し、排水トラップ2次側パイプは1次側パイプと連結するためのユニオン部13および袋ナット12を有し、袋ナット12を外ネジ部14に締め付けることにより接合されることになる。このネジの嵌合は、原則的に統一した規格により定められているためパイプの取替えは容易にすることができる。
次に発明の実施形態を、図7を参照して説明する。なお、排水トラップ1次側のパイプ10については既存のものをそのまま使用するため排水トラップ2次側パイプ11bについてのみ説明する。
本発明は、図6における排水トラップ2次側パイプ11と同様に1次側パイプと連結するためのユニオン部13および袋ナット12を有し、排水トラップ2次側パイプ11bのトラップカーブの上方部に通気弁1を装着するための内ネジソケット15を有し、この内ネジソケットには通気弁1がねじ込み装着される。また、この内ネジソケット15は排水トラップ2次側パイプ11bのトラップカーブの上方部にパイプ内部からソケットに通気できるように孔を明け、ソケットとパイプに隙間がなく漏水のないように溶接等を施す。
なお、本発明は既存のトラップ式排水パイプについて排水トラップ2次側パイプ11aを取り替えるということで課題解決を図るものであるが、図8に示す排水トラップの1次側と2次側が連結ではなく一体となって構成されているパイプにおいては一体のS字パイプの2次側トラップの鉛直上部に負圧除去弁を有するトラップ式パイプを用いることで後付けによる工法の容易性は満たされないが省スペース化および設置後の排水の排水パイプからの漏れの解消という課題解決には十分な作用効果を有するものである。
排水器具の排水トラップが封水機能を有することにより排水層からの臭気を遮断し得る状態を示したものである。 排水器具の流水時の状態を示したものである。 排水器具の流水後に流水によるサイフォン作用によって排水トラップが水封不能になった状態を示したものである。 通気弁の断面図を示したものである。
符号の説明
1通気弁
2閉止コマ
3排水パイプの通水部に直結した孔
4大気から空気を取り入れるための孔
5内ネジソケットに接合するための外ネジ
図5
排水パイプに通気弁を装着するための中間ユニオンを排水器具に装着した状態を示したものである。
6中間ユニオン本体
7中間ユニオンへの負圧除去弁取り付け用パイプ
8シールドパッキン
9締め付け袋ナット
11a排水トラップ2次側パイプ
図6
S字トラップを有する排水パイプを示したものである。
10排水トラップ1次側パイプ
11排水トラップ2次側パイプ
12排水トラップの1次側と2次側のパイプを連結する袋ナット
13排水トラップの1次側と2次側のパイプを連結するユニオン部
14排水トラップの1次側と2次側のパイプを連結する外ネジ部
図7
排水トラップ2次側のパイプ11bに通気弁1を取り付けた状態を示したものである。
11b排水トラップ2次側パイプ
15通気弁1を取り付けるための内ネジソケット
図8
排水トラップの1次側と2次側とが一体となっている排水器具での本発明の実施態様を示したものである。

Claims (1)

  1. 防臭機能を有する排水トラップ用のパイプであって、排水トラップ2次側パイプの鉛直上方向にパイプ内の負圧発生を解消する通気弁を有する排水器具。
JP2005320088A 2005-10-04 2005-10-04 排水パイプ Pending JP2007100489A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011169052A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Bridgestone Corp 排水トラップ及びユニットバスの排水構造
CN112707525A (zh) * 2020-12-28 2021-04-27 武汉联渔机械设备有限公司 一种旋流除污器

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