JP2007100290A - 保護ヘルメット用バイザーの位置を制御するための装置 - Google Patents

保護ヘルメット用バイザーの位置を制御するための装置 Download PDF

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Abstract

【課題】オートバイドライバーのための保護ヘルメットのバイザーの位置を制御するための装置のメンテナンスの実行および交換を容易にし、信頼性を高くし、安全性を高める。
【解決手段】ヘルメットを保護するためのバイザー(1)を、ヘルメットの正面開口部に重なった状態から、部分的に外れた状態に回転させるようになっている制御装置は、正面開口部に対して、バイザーを少なくとも1つの位置に、ロックするための操作手段を備え、前記ロックするための手段は、ある程度の自由度をもって、バイザーに係止された制御要素(10)を備え、この制御要素(10)には、ヘルメットのキャップと一体的な、少なくとも1つのストッパー、またはシート(7b)に係合するための少なくとも1つの歯またはピン(11a、11b)が結合されている。
【選択図】図1a

Description

本発明は、保護ヘルメット用のバイザーの位置を制御するための装置に関し、より詳細には、ヘルメットの正面開口部に全体が重なった状態から、正面開口部から部分的に、または完全に外れた状態まで、バイザーを回転させることができ、かつバイザーを、前記正面開口部に対する1つ以上の位置に反転自在にロックするための手動手段も設けられているタイプの、オートバイ運転者のための保護ヘルメット用バイザーの位置を制御するための装置に関する。
関係の技術分野では、相対的キャップに対し、保護用ヘルメットのバイザーを係止し、前記正面開口部のエッジにあるヘルメットの側方領域において、キャップに締結された適当な機構に、前記バイザーの側端部を取り付けることは知られている。
必要な場合に、特定の工具を使って、一連の手動操作により、キャップからバイザーを外すことができる機構には、ピンが設けられており、このバイザーは、このピンを中心として回転し、バイザーは、その位置を制御するための装置をも備えているか、またはこの装置に連動でき、この制御装置は、ヘルメットの正面開口部に対して、バイザーを予め定められた位置に係止するための手段を有する。
ヘルメットの開口部に対して、所定位置にバイザーを保持するための最も簡単な公知の手段は、バイザーまたはキャップと一体的な弾性の歯、またはピンを備え、この歯またはピンは、キャップに対して、前記バイザーが回転する間、キャップまたはバイザーと、それぞれ一体的なラックに係合するようになっている。
ラックの凹部に、弾性歯またはピンが係合することによって、キャップに対するバイザーの安定した複数の位置が定まる。これらの位置は、ヘルメットの正面開口部に、バイザーが完全に、または部分的に重なったり、もしくは重ならない状態に対応している。
バイザーが、ある安定位置から別の安定位置に回転するには、弾性歯を変形するのに十分な力を加え、歯が、ラックの1つの凹部から、別の凹部に移動しなければならない。
例えば、凹部の間に、弾性的なセパレータを有するラックに、弾性的または弾性的ではない歯が係合するようになっている。
上記提案されている解決案に対して技術的に均等な解決案も、当技術分野で知られている。また、上記解決案とは異なるか、またはこの解決案に加えて、ヘルメットの正面開口部に対するバイザーの位置を決めるための制御装置も知られている。この制御装置では、前記歯またはピンの制御要素を操作することにより、ヘルメットのユーザーによって、バイザーと一体的な特定のシート(座)内、またはこのシートから、もしくは相対的なストッパーから、特定のピンまたは歯(キャップと共に回転し、通常弾性的である)を手動で係合させたり、外したりするようになっている。
キャップに対して、バイザーを回転させることができるように、相対的シートまたはストッパーから、歯またはピンを外すことは、相対的シートまたはストッパーから、前記歯またはピンを、ユーザーが手動で外したときだけでなく、ユーザーによって、バイザーに加えられた回転力が、例えば歯またはシートの弾性変形が生じるような所定のしきい値(このしきい値には、前記シートまたはストッパーのはずれが対応する)を越えたときでも、可能となるように、歯またはピン、および相対的なシートまたはストッパーの形状および位置が、通常定められている。
以下使用する「歯」または「ピン」なる用語は、シート内、または対応するストッパーと反転可能に係合自在であって、連動する可動要素の停止を、直接または間接に決定する、対向する要素を意味している。この意味において、「歯」は、相対的シートまたは相対的ストッパーと、効果的かつ反転自在に係合できるようにする任意の形状、例えば簡単なプリズム状、フック状またはクサビ状の突起とすることができる。
EDC社により出願されたヨーロッパ公開特許第EP-A-0783842号は、同様な装置について述べている。この装置は、バイザーと一体的なラックに係合するようになっているキャップと一体的な弾性ピンを備えるタイプの、バイザーを所定位置に保持するための手段の他に、バイザーを、ヘルメットの正面開口部に対して、完全に、または部分的に重なる位置に、反転可能に、かつ安定的に締結するための手動手段も備えている。
上記引用した公開特許は、相対的アームの端部によって形成されるストッパーの歯を、どのようにして製造するかを教示している。このストッパーの歯は、バイザーおよびキャップに対して回転するノブによって制御されると共に、ノブがバイザー上のストッパーに係合し、バイザーの回転を防止する位置と、前記歯が前記ストッパーから外れ、従って、バイザーの回転を妨害しない位置との間を、移動自在となっている。
このストッパーの歯は、回転ノブにも係止された弾性ピンとも一体的であり、弾性ピンにも一体的であり、弾性ピンは、キャップと一体的なスリーブ内に製造されたシート内に取り外し自在に係合し、前記ストッパー要素が、予め選択した位置に安定的に停止し、バイザーをキャップに対する特定の位置に保持できるようになっている。
ストッパーピンに関連するピンの弾性、その形状、および対応するピンの形状によっても、バイザーのストッパーに係合する位置から、前記ストッパーの歯をユーザーが解放し、ユーザーが制御ノブを回転させて、ストッパーから歯を把持した場合、または更にユーザーがバイザーに十分な回転力を加えた場合でも、前記バイザーの回転を再開することが可能となっている。
上記EDC社の解決方法は、使用上かなり効果的で、かつ安全であるが、複数の機械部品を使用しなければならず、これらの部品の組み立ては、困難であり、また部品の公差を注意深くチェックしなければならないので面倒である。
更に、キャップに対してバイザーが回転する間、ストッパー要素に連動する弾性ピンを、スリーブおよび相対的シートに連続的に係合させることにより、前記ピンの弾性特性が失われ、また相互にスライドする部品が、若干摩耗することがある。
ヨーロッパ公開特許出願第EP-A-0686357号(この出願も、EDC社によって出願されたものである)は、ヘルメットの正面開口部に対するバイザーの位置を制御するための装置について述べている。この装置では、バイザーが顎ガードに当接する領域において、ヘルメットの顎ガードに取り付けられたスライダーがバイザーに係合する位置と、バイザーから外れる位置との間で、スライドするようになっている。
より詳細に説明すれば、スライダーは、バイザーの下端部に設けられた外側の突起に係合できる歯を備えている。バイザーが、顎ガード上の正面開口部を完全に閉じ、スライダーが前記外れ位置にあるときに、前記係合位置において、前記スライダーをスライドさせると、前記歯は、バイザーの外側突起に当接し、バイザーが上に上がるのが防止される。
バイザーが、正面開口部に完全に重なる位置にはなく、スライダーが、上記係合位置に位置している場合に、バイザーを下げると、相対的な突起がスライダーの歯に当接し、バイザーの完全な閉鎖は防止され、ヘルメットの内部に空気を流入させるためのギャップが生じる。
このEDC社の解決案でも、バイザーが、スライダーの歯によって閉じられた状態に保持されている場合に、より大きい力を加えても、スライダーと一体的な歯およびバイザーの突起の特定の形状によって、ユーザーは、バイザーを上に上げることができる。
このような場合でも、ヨーロッパ公開特許第EP-A-0686357号によって提案されている解決案は、極めて効果的かつ安全であるが、相互にスライドする複数の機械部品を使用しなければならず、これらの機械部品は、摩耗を生じ、かつ部品の製造および組み立ては、複雑であり、コスト高を招くこととなる。
更に、バイザーを位置決めするためのこの制御装置を交換しなければならない場合、顎ガードから装置全体、および場合によっては、バイザー自体も取り外し、これを、手動操作で交換しなければならないが、このような操作は、平均的なユーザーにとって、常に容易に実施できるとは限らない。
ショウエイ社を出願人とするヨーロッパ公開特許第EP-A-1260148号は、キャップに対するバイザーの位置を制御するための装置を、どのように製造するかについて述べている。この装置では、レバーと一体的に回転するストッパーの歯が、バイザーに形成された相対的ストッパーと係合し、バイザーが、ヘルメットの正面開口部に対する少なくとも所定の回転角度に達する第1位置と、ストッパーの歯が、ストッパーを妨害しない位置との間で、前記バイザーの回転軸線に対して、平行な軸に沿って、キャップに対して枢動される制御レバーを、ユーザーが回転できるようになっている。
ショウエイ社の装置は、キャップと一体的な弾性歯と、バイザーと一体的なラックとを備えるタイプのものであって、バイザーを、所定位置に一時しのぎに保持するための通常の手段の他に、前記制御レバーによっても回転させられるようになっているショルダーも備え、このショルダーの機能は、ヘルメットの正面開口部に完全に重なる位置から、数度だけ、バイザーを持ち上げることができるようになっている。
バイザーが、部分的に、わずかに持ち上げられたこの位置では、ストッパーの歯は、バイザーの相対的ストッパーには係合しないので、相対的ストッパーにより、バイザーがストッパーの歯に係合していないときに、バイザーを回転させるのに必要な通常の力よりも大きい力を必要とすることなく、ユーザーによって、バイザーを更に閉じるように回転させることができる。
ショウエイ社の解決案は、ある程度の有効性がないわけではないが、その機構は、必要な部品の数、および部品の形状、および往復動する干渉運動のために、かなり複雑であり、更に前記制御レバーを使用して得られる、上昇位置にバイザーをロックするための手段がないので、この位置にあるとき、大きな力を加えなくても、バイザーが妄りに閉じてしまうことがあり得る。
最後に、部品、特にストッパー歯の回避できない摩耗のために、バイザーの位置を制御するための装置を交換しなければならない場合、ショウエイ社の機構では、ユーザーが、バイザーおよび制御機構を外し、かつこれらを取り付けるという困難な作業を行わなければならない。
本発明の目的は、上記のような欠点がなく、機械的に簡単であり、メンテナンスの実施および交換が容易であり、信頼性が極めて高く、安全である、上記タイプであって、特にオートバイ運転者のための保護ヘルメットのバイザーの位置を制御するための装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、ヘルメットの正面開口部に完全に重なった位置に対して、バイザーを、部分的かつわずかに上昇させる位置へ、ユーザーが手動で反転自在にブロックできるようになっている、保護ヘルメットのバイザーの位置を制御するための装置を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、信頼性が高く、摩耗が少なく、使用が極めて安全であり、ユーザーによって簡単に操作できる、保護ヘルメットのバイザーの位置を制御するための装置を提供することにある。
上記およびそれ以外の目的は、独立請求項、およびその後の従属項に記載の、保護ヘルメットのバイザーを位置決めするための制御装置によって達成される。
本発明によれば、ヘルメットを保護するためのバイザーが、保護ヘルメットの正面開口部に完全に重なった状態から、前記正面開口部から、部分的にまたは安全に外れた少なくとも1つの状態に回転自在となっているタイプの保護ヘルメットのためのバイザーを位置決めするための制御装置は、前記正面開口部に対して、前記バイザーを少なくとも1つの位置に反転自在にロックするための手動操作手段を備えている。
バイザーをロックするための手段は、バイザーに少なくともある程度の自由度をもって係止された制御要素を備え、この制御要素には、ヘルメットのキャップと直接または間接的に一体的な少なくとも1つのストッパーまたはシートと係合するようになっている、少なくとも1つの歯またはピンが結合されていることが好ましい。
この制御要素は、バイザーが更に回転するのを防止するよう、歯またはピンと、ストッパーまたはシートとの係合を制御する、少なくとも1つの第1安定位置と、キャップに対して、バイザーが回転する通常の可能性を再開するように、相対的ストッパーまたはシートから、歯またはピンを外すのを制御する、少なくとも1つの中立安定位置との間で、移動自在である。
キャップに対して、バイザーを手動的にロックするための手段、または制御要素、および相対的ストッパー歯は、バイザー自身に直接係止されていることにより、バイザーを位置決めするための制御装置を簡略化し、前記装置を、バイザーの現在の枢動機構に適用することが可能となり、前記装置を交換する操作も、容易となっている。
バイザーをロックする前記手動手段は、バイザーに対して枢動する2本のアームを備えた簡単なレバーから形成でき、アームの端部にてレバーには、すくなくとも1つのストッパーの歯が設けられ、このストッパーの歯は、例えば、既にバイザーの予め存在する枢動機構にあるキャップと一体的な相対的シート内に係合するようになっている。
更に、部品の間のスライド摩擦により、バイザーをロックする手段を交換しなければならなくなった場合に、バイザーの他にキャップに係止されている部品を外さなくても、バイザーと共に、これらの部品を容易に交換できる。
本発明に係わる装置のある特徴によれば、制御要素の一部の壁、またはバイザーの弾性変形に従う連動運動により、前記制御要素は、バイザーに取り外し自在に係止されている。この場合、摩耗が生じた際の制御要素の交換は、バイザーをするだけでなく、これを、単に制御要素から外すことによっても行うことができる
本発明の好ましい特徴によれば、前記制御要素は、2つの対応するシートに係合するようになっている2つのストッパーの歯またはキャップと一体的な2つの対応するストッパーに対応しているので、バイザーがヘルメットの正面開口部に、部分的または完全に重なった状態で、キャップに対する所定の2つの位置に、バイザーを安定的に保持することができる。
この場合、制御要素は、2つの歯のうちの1つと相対的なストッパーまたはシートとの係合を制御する第1安定位置と2つの歯のうちの他方と、相対的ストッパーまたはシートとの係合を制御する第2安定位置と双方の歯が相対的ストッパー、またはシートから外れることを制御する中立安定位置との間で移動できる。
本発明の好ましい実施例では、前記第1安定位置は、キャップの正面開口部にバイザーが完全に重なった状態にある構造と対応し、前記第2安定位置は、前記バイザーがキャップの正面開口部に、一部しか重なっていない状態の構造と対応している。
特に、バイザーが、正面開口部に部分的に重なっているい第2安定位置は、バイザーがほとんど完全に正面開口部に重なり、バイザーと正面開口部との間に、狭いギャップしか形成せず、ドライバーのために曇り止め、または冷却機能を達成し、かつバイザーと前記正面開口部との間に、制限された量の空気を流すことができるように選択できる。
以下、添付図面を参照し、本発明の好ましい実施例を、本発明を制限しない例として説明する。
図1aおよび図1bは、ヘルメットの正面開口部の側端部において、オートバイ運転者のための保護ヘルメットのキャップに対し、バイザー1を枢動させるための機構の一部を示す。
本願出願人によるヨーロッパ公開特許第EP-A-1397969号により、それ自体公知である、図示の機構は、例えばネジ手段によって、保護ヘルメットのキャップに締結されるようになっているベース2と、このベース2に一体的に係止され、溝7a、7bが設けられ、バイザー1を、前記機構に回転自在に係止するようになっている中間体3と、この中間体3と、バイザー1の側面に形成された対応する円形孔4と係合し、バイザー1が回転する際の回転軸線を構成する弾性ピン5とを備えている。
前記ヨーロッパ公開特許第EP-A-1397969号に詳しく記載されているような弾性ピン5は、軸方向にスライド可能に、保護ヘルメットのキャップに弾性的に取り付けられており、溝7a、7bと共に、バイザーの回転軸の機能を奏するだけではなく、前記キャップに対する位置に応じて、前記溝7a、7bと干渉したり、干渉しないようになっており、前記バイザー1の手動の取り付けおよび取り外しも可能にしている。
図示の保護ヘルメットは、バイザー1をヘルメットの正面開口部に対して、1つ以上の位置に反転自在にロックするための、手動で操作される手段8、9、10、7aを備えるタイプの、正面開口部に対するバイザー1の位置を制御するための装置も備えている。
前記手段は、図7a、図7b、図3および図4に示すように、バイザー1に対し、少なくともある自由度で係止され、相対的なストッパーまたはシート7bと係合するように、少なくとも1つの歯11a、11bと係合し、ヘルメットのキャップと一体的になっている制御要素10と係合するようになっている。
この制御要素10は、相対的ストッパーまたはシート7bと、歯11a、11bとの係合を制御する少なくとも1つの第1安定位置と、歯11a、11bを前記ストッパーまたはシート7bから外すことを制御する少なくとも1つの安定した中立位置との間で、移動自在となるような形状となっている。
より詳細には、図示の特定の実施例では、制御要素10は、2本のアーム13a、13bを有するレバーから構成されており、このレバーは、支持フレーム9によりバイザー1に形成された有形スロット8内に取り付けられており、中心まわりに枢動するようになっている。
フレーム9とスロット8とは、例えば前記フレーム9に形成された弾性突起により、干渉して、往復動作自在に結合するように形成されており、これらフレームとスロット8とを、互いに一体にするようになっているが、他方、レバー10には、ピン12a、12bが設けられ、このピンは、例えばフレーム9の内部に存在する、対応する孔14bの内部で、前記ピン12a、12bの弾性変形に従うように挿入されており、2本のアーム13a、13bに対するピボットとして働くようになっている。
相対的寸法、従って往復動する干渉だけでなく、フレーム9とスロット8との形状も、ユーザーが本明細書で説明するバイザー1の位置を制御するために、装置における部品を交換したり、またはメンテナンスを行いたい場合に、ユーザーが所定の力を加えることにより、バイザー1から、フレーム9および従って、レバー10を取り外すことができるようにすることが好ましい。
これとは異なり、既に述べたように、バイザー1全体を交換することにより、レバー10およびフレーム9を交換することができる。
アーム13a、13bの内側部分、例えば前記フレーム9を通して、バイザー1にレバー10を取り付けたときに、ヘルメットのキャップに向いた部分にも、歯11a、11bが設けられている。これら歯は、キャップと一体的なそれぞれのシート、すなわちストッパー表面と係合するようになっている。
このストッパー表面は、本明細書に示されている本発明の特定の実施例では、前記キャップに対するバイザー1の枢動機構の中間体3に形成された溝7bの上位および下位端部領域から形成されている。
レバー10、従って、フレーム9ならびにスロット8の平面におけるカーブした形状の目的は、溝7b(この溝もカーブしている)、および特に上位および下位端部壁と、歯11a、11bとの結合を可能にすることである。スロット8は、バイザー1の回転孔4と同心状にも位置しているので、前記溝7bに対応している。
組み立て時のバイザー1上のスロット8の位置、またはフレーム9および制御レバー10の位置は、ユーザーが、前記レバー10を位置決めし、操作することが容易となるよう、バイザー1の回転軸線の近く、またはバイザー1の相対的枢動機構に係止する領域内に位置していることが好ましい。
相互接触する機械部品、従って、摩耗が生じかつ機械部品は、本明細書に記載の案では、フレーム9の相対的な孔14bと係合するピン12a、12b、すなわち、更に有力なローリング摩擦を受ける部品だけに限定される。
これらの部品は、この場合、より大きく、かつスライド摩擦を受けるので、ピン12a、12bにより、フレーム9に対して共に回転自在に係止され、次に、バイザー1のスロット8内に嵌合されたレバー10を使用することは、前記バイザーでスライドするスライダーを、別の態様で使用することに関して有利である。
図示した本発明の実施例におけるレバー10、および溝7bの歯11a、11bの寸法、および形状は、ユーザーが操作すると、歯11aと溝7bの下位領域(図1aおよび1b参照)との係合に対応する位置、歯11bと溝7bの上位領域との係合位置、および双方の歯11a、11bが溝7bから外れる位置(レバー10の中立位置に対応する)にそれぞれ交互に対応する3つの安定位置に、レバー10が到達できるようにする寸法および形状となっている。
従って、歯11a、11bが、溝7bのそれぞれの端部領域に交互に係合することによって、恒久的ではないが、2つの所定位置において、保護ヘルメットの正面開口部に対するバイザー1のロックが生じる。
図示されている本発明の特定の実施例では、これら所定の位置のうちの1つは、ヘルメットの正面開口部に、バイザー全体が重なるバイザー1の位置に対応しているが、別の所定の位置は、全体開口部と全体バイザー1との間にギャップが形成され、ヘルメット内に制御された限られた量の空気が流入できるように、正面開口部にバイザーの一部が重なるバイザー1の位置に対応する。
この場合、溝7bの下位端部壁は、ヘルメットの正面開口部に対するバイザー1の上昇運動に対応する回転方向への、望ましくないすべての運動を防止できる歯11aに対するストッパーを形成するが、一方、溝7bの上位端部壁は、前記正面開口部に対してバイザー1が更に降下することを防止できる歯11bに対するストッパーを形成する。
本明細書に示されている実施例とは異なり、歯11a、11bの一方または他方を挿入し、バイザー1の回転を一時的にロックできるシートを構成するように、溝7bの前記端部領域のうちの1つまたは他方に、一例として適当なノッチまたは突起を形成できることが理解できるはずである。従って、これらノッチおよび突起は、内部に係合する歯11a、11bに対する2つの対向するストッパー壁を構成する機能を有することができ、歯11a、11bが一体的となっているバイザー1の回転を防止できる。
更に、図示のレバー10および相対的フレーム9の好ましい実施例では、レバー10には、2つのタブ16a、16bも設けられている。これらタブは、アーム13a、13bの端部に実質的に位置しており、フレーム9の上位エッジに当接するか、または前記フレーム9の側壁に形成された、対応する係合スロット17a、17bに交互に挿入されるようになっている。
図示されている本発明の実施例において、相対的スロット17a、17bに、前記タブ16a、16bを挿入することは、前記スロット17a、17bの壁の弾性またはレバー10、またはそのアーム13a、13bが弾性変形できることによって可能になっている。この挿入は、前記タブ16a、16bが弾性変形できることによっても、可能になり、または容易になる。
より詳細には、ユーザーが、アーム13a、13bのうちの1つを操作することにより、相対的な歯11a、11bが、溝7bの対応する下位および上位端部壁に係合し、レバー10の回転に対する更なる障害を形成したときにしか、タブ16a、16bは、それぞれのスロット17a、17bに係合するように推進されない。この場合、レバー10は、キャップに対してバイザー1をロックするための上記2つの所定位置のうちの任意の1つに位置する。
その代わりに、レバー10が前記中立位置にあるとき、かかるタブ16a、16bは、それぞれのスロット17a、17bから外れ、フレーム9の上位エッジに当接するので、バイザー1をロックする所定の2つの位置のうちの1つにあるレバー10の回転が、これらタブ16aまたは16bの一方または他方によって生じる抵抗力によって防止される。
本発明の別の特定の好ましい態様によれば、ユーザーが、ピン12a、12b(図1aも参照)を中心として、レバー10を一方向または他方向に回転させると、前記歯11a、11bのうちの1つと溝7bの対応するストッパーの壁とが係合するように、歯11a、11bには、端部に向かうテーパがつけられており、かつクサビ状となっていることが好ましい。
換言すれば、溝7bの相対的なストッパー壁に当接する歯11a、11bの壁の傾きにより、相対的ストッパーに係合している歯17aまたは17bを、溝7bから外し、その結果、レバー10を、その中立位置まで回転させるのに十分な回転力を、ユーザーがバイザー1に加えた場合に、ユーザーが、前記歯11a、11bを前記溝7bのそれぞれのストッパーから外すことができるようになっている。
この場合、バイザー11のこの回転力は、バイザーが係合するフレーム9の対応するスロット7aまたは7bから、タブ16aまたは16bを外すのに十分大きくなければならない。すなわち、対応するスロット17aまたは17bの係合する壁の弾性変形を生じさせることができるか、またはレバー10を回転した後に、前記タブ16aまたは16bを相対的スロット17a、または17bから解放できるように、レバー10全体の弾性変形も生じさせることができなければならない。
本発明の別の特徴によれば、バイザー1の位置を制御するための装置は、バイザー1と共に回転するように、一体的となっているラック15(図1b)も備え、このラック15は、ヘルメットのキャップに対して、前記バイザー1を枢動させるための機構の中間体3と一体的な弾性歯6と係合している。
弾性歯6が、ラック15の凹部に位置しているとき、バイザー1は、安定位置にあり、ユーザーは歯が挿入されている凹部から弾性歯6を外し、その後、隣接する凹部に係合させるための所定の力を加え、バイザー1をキャップに対して、一方向また他の方向に回転させなければならない。
上記のように、溝7bのそれぞれのストッパー壁内に歯11a、11bが係合することにより、バイザー1がロックされている位置は、バイザー1が正面開口部に完全に重なっている(すなわち、開口部が完全に閉じている)第1位置、およびバイザーがほとんど完全に重なっている第2位置(すなわち、正面開口部が完全に閉じている位置からバイザー1がわずかに上昇している位置)に、それぞれ一致している場合、ラック1の凹部の間の距離および弾性歯6に対するラックの形状は、正面開口部を閉じる前記第1位置に到達した際に弾性歯6がラック15のスロットのうちの1つに嵌合し、一方、バイザーがわずかに上昇した第2位置に到達したときには、弾性歯6はスロットに挿入されず、従って安定平衡位置にないように選択できる。
このように、溝7bと対応する歯11bとの係合によって生じる制限がなくなると、バイザー1は、弾性歯6がラック15の凹部のうちの1つに挿入されるまで回転するように働く。この場合、前記部品の寸法を注意深く定める結果、歯6は、バイザー1によるヘルメットの正面開口部が完全に閉鎖する位置に対応するラック15の凹部に推進される。
次に、図5、図6および図7を参照し、上記キャップに対するバイザー1の位置を制御するための装置の作動について説明する。
ユーザーが、保護ヘルメットの正面開口部に対し、バイザー1を回転しようとするとき、ユーザーは、アーム13a、13bのうちの一方、または他方の上のレバー10の初期構造に従って作動させるよう、レバー10を、図5に示された中立位置とする。
この中立位置では、歯11a、11bは、溝7bにより定められた相対的ストッパーから外れ、レバー10のタブ16a、16bは、前記レバー10のフレーム9の外側エッジ(すなわちキャップに対して外側に向いたエッジ)に当接する。この場合、ユーザーは、保護ヘルメットのキャップに対し、バイザーを自由に回転させることができ、ラック15の1つのスロットから、別のスロットに移動するときに、弾性歯6によって生じるわずかな抵抗力に打ち勝つことができる力を加えるだけでよい。
ヘルメットの正面開口部にバイザー1が完全に重なった位置に、バイザーが到達したときに、ユーザーがバイザー1をこの位置に保持することを決定すれば、ユーザーは、歯11aを溝7bの下位端部壁に係合し、同時に、前記スロット17aの壁またはレバー10全体の弾性変形に従って、フレーム9の対応するスロット17aへのタブ16aの挿入を行うことができる。
換言すれば、バイザー1が、ヘルメットの正面開口部を完全に閉じる状態に到達すると、ユーザーは、前記歯11aが溝7bの前記下位端部壁に係合し、フレーム9の相対的スロット17aにタブ16aが挿入されるまで、ユーザーはアーム13aを押すことができる。
この状態(図6に示す)において、ヘルメットの正面開口部の完全閉鎖位置から、バイザー1を上昇させる方向の不意の回転は、ラック15の相対的最終凹部内に弾性歯6が係合していることだけでなく、溝7bの下位ストッパー壁の係合、およびタブ16aの、スロット17aへの係合によっても防止される。
次に、ユーザーが上記完全閉鎖位置から、バイザー1を持ち上げたい場合、ユーザーによって、レバー10のアーム13bにわずかな圧力を加えることにより、レバー10の中立位置(図5)に達することができるので、上記のように、バイザー1を自由に回転することが可能となる。
この場合、レバー10が回転することにより、歯11aが溝7bから外れるだけでなく、スロット17aまたはレバー10全体の弾性変形も生じ、これによって、タブ16aを相対的スロット17aから解放できるので、レバー10はピン12a、12bを中心として自由に回転する。
更に、レバー10が回転運動する際に、前記タブ16aに対向する対向16bは、フレーム9の外側エッジに当接するので、レバー10が中立位置にある時、このレバー10が更に回転するのが防止される。
バイザー1が正面開口部から一部または完全に外れた位置にある状態からスタートすると、ユーザーにより、レバー10のアーム13bにかかる適当な圧力は、溝7b内へのレバー10の歯11bの予備的挿入を決定するが、前記溝7bの上位ストッパー壁に係合せず、スロット17bにタブ16bが対応して係合する。
一方、この状況でスタートすると、ユーザーがバイザー1を下げるようにその後回転させると、歯11bは、溝7b(図7)の上位ストッパー壁に当接し、よって、バイザー1と正面開口部との間のギャップの開口部の解放に対応する上記安定位置に到達する。
更にバイザー1を下げる方向に回転することは、バイザーをキャップに対して枢動させる機構の溝7bの上位壁と歯17bとの係合、およびタブ16bと相対的ストッパー17bとの係合により防止される。しかし、バイザー1の上昇運動は、溝7bへの歯11bの係合またはスロット17b内に位置するタブ16bによって防止されることはない。
最後に、既に述べたように、歯11a、11bおよび溝7b内に構成された相対的ストッパー壁の形状によって、ユーザーが、歯11a、11bを前記ストッパーから外すことが可能となるが、このことは、ユーザーがバイザー1に十分な上昇力または降下力を加え、歯11a、11bまたは相対的ストッパー壁、およびレバー10または相対的スロット17a、17bの壁の若干の弾性変形を可能にし、この変形によって、前記歯11a、11bは、ストッパー壁に対して並進運動して、ストッパー壁から外れ、更に中立位置まで移動するように、ピボット12a、12bに対するレバー10の回転も生じる。
バイザー1に前記回転力が加えられ、適当な形状の歯11a、11b、タブ16aまたは16bにより、レバー10の同時回転が生じると、相対的スロット17aまたは17bに係合していないタブ16aまたは16bは、フレーム9の外側エッジに当接するので、中立位置にあるときのレバー10の更なる回転を防止し、よって、前記レバー10の前記中立位置の設定を実質的に促進しながら、バイザーの所定のロック位置のうちの一方または他方が不意に設定されるのを防止する。
このように、バイザー1が、ヘルメットの正面開口部を完全に閉じた位置にあって、バイザーをこの位置にロックした状態にあるときに、ユーザーが、レバー10を操作すると、レバーは、図6に示された状態となるが、歯11aと溝7bの下位端部壁との係合は、スロット17a内にタブ16bが係合している場合のように、前記バイザー1を上昇させる方向への回転を防止する。
ユーザーが、十分な回転力を加えると、歯11aの傾斜壁、相対的ストッパー壁に対する傾斜壁の相対的なスライド、その上昇運動、レバー10またはスロット17aの壁、および前記スロット17aからのタブ16aの弾性変形に起因し、更にフレーム9の外側エッジへの他方のタブ16bのその後の当接によって、このような回転が生じるので、レバー10の中立位置が設定され、ユーザーにより、バイザー1を上昇させるように更に回転させることが可能となる。
同じように、ユーザーが、ヘルメットの正面開口部に対して限られた上昇位置にバイザー1を位置決めし、溝7b(図7)内に歯11bを係合させることにより、バイザー1をこの位置にロックさせ、バイザー1が前記正面開口部を閉じるように更に降下するのを防止した場合、バイザー1に十分な下方回転力が加えられると、溝7bのストッパー壁に対する歯11bのスライド、その上昇運動、スロット17bからのタブ16bの外れ、フレーム9の外側エッジに当接するタブ16bによって促進される中立位置でのレバー10の回転を決定し、よって、バイザー1が更に回転し、ヘルメットの正面開口部を閉じることができる。
当業者には明らかであると思われるこの解決案は、本発明に係わる装置の使用時の安全性を高め、万が一にも、レバー10が、バイザー1の回転を阻害することを防止できる。
本発明の特徴に係わる、バイザーを位置決めするための制御装置と連動する、バイザーの枢動機構のある角度の視角から見た分解図である。 本発明の特徴に係わる、バイザーを位置決めするための制御装置と連動する、バイザーの枢動機構の、図1bとは180度異なる視角から見た分解図である。 本発明の好ましい特徴に係わる、図1aに示されたバイザーの位置を制御するための装置のストッパー歯の制御要素の斜視図である。 本発明の好ましい特徴に係わる、図1aに示されたバイザーの位置を制御するための装置のストッパー歯の制御要素の平面図である。 保護ヘルメットのバイザー上の、図2aおよび図2bに示された制御要素の支持取り付けフレームの斜視図である。 図2a、図2bおよび図3に示された制御要素、および相対的フレームの斜視図である。 中立位置、すなわちバイザーの回転を解放する、前の図に示された、バイザーを反転可能にロックするための手段の側断面図である。 バイザーの第1ロック位置にあるときの、前の図に示されたバイザーを反転自在にロックするための手段の側断面図である。 バイザーの回転をロックする第2位置にあるときの、前の図に示された、バイザーを反転自在にロックするための手段の側断面図である。
符号の説明
1 バイザー
2 ベース
3 中間体
4 円形孔
5 弾性ピン
7a、7b 溝
8 スロット
9 フレーム
10 制御要素
11a、11b 歯
12a、12b ピン
13a、13b アーム
14b 孔
15 ラック
16a、16b タブ
17a、17b スロット

Claims (18)

  1. ヘルメットを保護するためのバイザー(1)は、保護ヘルメットの正面開口部に完全に重なった状態から、前記正面開口部から、部分的に、または安全に外れた少なくとも1つの状態に回転自在であり、前記正面開口部に対して、前記バイザーを少なくとも1つの位置に反転自在にロックするための手動操作手段を備えた、保護ヘルメットのためのバイザー(1)を位置決めするための制御装置において、
    前記バイザーをロックするための手段は、少なくともある程度の自由度をもって、前記バイザーに係止された制御要素(10)を備え、この制御要素(10)には、前記ヘルメットのキャップと一体的な、少なくとも1つのストッパーまたはシート(7b)に係合するための少なくとも1つの歯またはピン(11a、11b)が結合されており、前記制御要素は、前記少なくとも1つの歯またはピンと、前記ストッパーまたはシートとの係合を制御する、少なくとも1つの第1安定位置と、前記少なくとも1つの歯またはピンの前記ストッパーまたはシートからの外れを制御する、少なくとも1つの中立位置との間で移動自在であることを特徴とする、保護ヘルメットのためのバイザーを位置決めするための制御装置。
  2. 前記制御要素(10)は、前記キャップと一体的な2つの相対的ストッパーまたはシートと係合するための2つの歯(11a、11b)と係合しており、前記制御要素は、前記歯のうちの1つと、前記相対的なストッパーまたはシート(7b)との係合を制御する第1安定位置と、前記歯のうちの他方と、相対的ストッパーまたはシートとの係合を制御する第2安定位置と、前記相対的ストッパーまたはシートからの前記歯の外れを制御する中立位置との間で移動自在となっていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記制御要素は、特定のハウジング(8、9)内で、前記バイザー(1)に対して枢動(12a、12b)するレバー(10)を備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記レバー(10)は、中心ピボット(12a、12b)を備える2本のアーム(13a、13b)を有するタイプであり、前記2本のアーム(13a、13b)には、それぞれ、前記2つの歯(11a、11b)のうちの1つが支持されていることを特徴とする、請求項2または3に記載の装置。
  5. 前記レバー(10)は、前記レバー(10)のための支持フレーム(9)が介在することにより、前記バイザー(1)に対して共に回転するように枢動(12a、12b)することを特徴とする、請求項3または4に記載の装置。
  6. 前記フレーム(9)は、前記スロット(8)に対して取り外し自在に係止されていることを特徴とする、請求項5に記載の装置。
  7. 前記少なくとも1つの歯またはピンと、前記ストッパーまたはシートとの係合を制御する、少なくとも前記第1安定位置に前記制御要素があるときに、前記バイザー(1)に対して、前記制御要素(10)を取り外し自在に係止するための手段(16a、16b、17a、17b)を含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の装置。
  8. 前記制御要素(10)を取り外し自在に係止するための前記手段(16a、16b、17a、17b)は、前記制御要素と共に運動する弾性変形可能で、かつ一体的な少なくとも1つのタブ(16a、16b)を備え、前記タブは、前記バイザー(1)と一体的な相対的スロット(17a、17b)に取り外し可能に係合していることを特徴とする、請求項7に記載の装置。
  9. 前記少なくとも1つのストッパーまたはシート(7b)は、前記バイザーを前記キャップに係止/枢動させるための機構(2、3、5)を介して、前記キャップと一体的となっていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の装置。
  10. 前記少なくとも1つのストッパーまたはシートは、前記係止/ピボット機構に設けられたハウジング(7b)により構成されていることを特徴とする、請求項9に記載の装置。
  11. 前記少なくとも1つの歯は、前記相対的ストッパーまたはシートの対応するストッパー表面に対して実質的に傾斜する、相対的ストッパーまたはシートと係合するための表面を有することを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の装置。
  12. 前記少なくとも1つの歯は、実質的にクサビ状であることを特徴とする、請求項11に記載の装置。
  13. 前記少なくとも1つの第1安定位置は、前記キャップの正面開口部に完全に重なった前記バイザーの状態、または前記キャップの正面開口部に一部しか重なっていない前記バイザーの状態に対応している、請求項1〜12のいずれかに記載の装置。
  14. 前記第2の安定位置は、前記キャップの正面開口部に、一部しか重なっていないバイザーの状態、または前記キャップの正面開口部に完全に重なったバイザーの状態に対応していることを特徴とする、請求項2または13に記載の装置。
  15. バイザーまたはキャップと一体的であり、前記キャップに対してバイザーが回転する間、前記キャップまたはバイザーと一体的な、対応するラック(15)の凹部に、安定的に係合しうる少なくとも1つの弾性歯(6)も備える、請求項13または14に記載の装置において、前記少なくとも1つの安定位置または前記第2安定位置は、前記少なくとも1つの弾性歯が、前記ラックの凹部のうちの1つに挿入されない、前記キャップに対するバイザーの状態に対応している、請求項13または14に記載の装置。
  16. 前記少なくとも1つの弾性歯(6)またはラックは、前記バイザーをキャップに係止/枢動させるための機構(2、3、5)を介して、前記キャップと一体的となっていることを特徴とする、請求項15に記載の装置。
  17. 前記制御要素(10)は、前記バイザー(1)に対して取り外し自在に係止されていることを特徴とする、請求項1〜16のいずれかに記載の装置。
  18. 前記制御要素(10)は、前記バイザーの回転軸線の近くにおいて、前記バイザー(1)上に位置していることを特徴とする、請求項1〜16のいずれかに記載の装置。
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