JP2007099817A - 揮発性有機化合物の回収方法及び揮発性有機化合物の回収システム - Google Patents

揮発性有機化合物の回収方法及び揮発性有機化合物の回収システム Download PDF

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Abstract

【課題】 揮発性有機化合物が大気中に放出されることを抑制できると共に資源の有効活用を図ることができる揮発性有機化合物の回収方法及び揮発性有機化合物の回収システムを提供する。
【解決手段】 第1の原油から発生し揮発性有機化合物を含むガスと、第2の原油とを吸収塔16に供給することにより、ガスに含まれる揮発性有機化合物を第2の原油に吸収させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、揮発性有機化合物の回収方法及び揮発性有機化合物の回収システムに関する。
炭化水素等の揮発性有機化合物(VOC)を含むガスは、例えば、地上の原油タンクから海上の原油タンカーに原油を積み込む際に原油タンカーから発生する。原油タンカーに原油を積み込むと原油タンカー内のガスが押し出される。原油タンカー内のガスは、原油から発生したガスであり、揮発性有機化合物を含む。揮発性有機化合物を含むガスは、通常、原油タンカーの「ベント」と呼ばれる煙突から大気中に放出される。
また、揮発性有機化合物を含むガスを焼却処理する焼却装置が知られている。焼却装置としては、例えばフレアスタック、グランドフレア等が挙げられる(非特許文献1参照)。
日本石油株式会社編集、「石油便覧」、1988年、p.462
しかしながら、揮発性有機化合物を含むガスを大気中に放出すると、異臭等の問題が生じるおそれがある。また、揮発性有機化合物を含むガスを全て焼却することは、資源の有効利用の観点からは好ましくない。さらに、温暖化ガスである二酸化炭素(CO)、及び大気汚染物質である窒素酸化物(NO)が大量に発生するおそれがある。
そこで本発明は、揮発性有機化合物が大気中に放出されることを抑制できると共に資源の有効活用を図ることができる揮発性有機化合物の回収方法及び揮発性有機化合物の回収システムを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明の揮発性有機化合物の回収方法は、第1の原油から発生し揮発性有機化合物を含むガスと、第2の原油とを吸収塔に供給することにより、前記ガスに含まれる揮発性有機化合物を前記第2の原油に吸収させる工程を含む。
本発明の揮発性有機化合物の回収方法によれば、吸収塔において揮発性有機化合物を第2の原油に吸収させることができる。このため、揮発性有機化合物が大気中に放出されることを抑制できると共に資源の有効活用を図ることができる。
また、上記揮発性有機化合物の回収方法は、前記第2の原油を、前記吸収塔と、前記第2の原油を供給するための原油供給源との間で循環させる工程を更に含むことが好ましい。この場合、第2の原油を有効利用することができる。
また、前記第2の原油のAPI度が18〜45であることが好ましい。ここで、API度は、下記式(1)で表される。API度が45を超えると、第2の原油中の軟質留分が多くなり過ぎるため、揮発性有機化合物の吸収効率が低下する傾向にある。一方、API度が18未満であると、採算性が低下する傾向にある。
API度=141.5/G−131.5 (1)
式(1)中、Gは、15.6℃(60°F)における石油の比重を示す。「比重」とは、JIS K 2249に規定される「原油及び石油製品の密度試験方法ならびに密度・質量・容量換算表」に準拠して測定される比重を意味する。
本発明の揮発性有機化合物の回収システムは、第1の原油から発生し揮発性有機化合物を含むガスと、第2の原油とが供給されることにより、前記ガスに含まれる揮発性有機化合物が前記第2の原油に吸収される吸収塔を備える。
本発明の揮発性有機化合物の回収システムによれば、吸収塔において揮発性有機化合物を第2の原油に吸収させることができる。このため、揮発性有機化合物が大気中に放出されることを抑制できると共に資源の有効活用を図ることができる。
本発明によれば、揮発性有機化合物が大気中に放出されることを抑制できると共に資源の有効活用を図ることができる揮発性有機化合物の回収方法及び揮発性有機化合物の回収システムが提供される。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号を用い、重複する説明を省略する。
図1は、実施形態に係る揮発性有機化合物の回収システムを模式的に示すブロック図である。揮発性有機化合物としては、例えば、炭素数1〜7の炭化水素等が挙げられる。図1に示される揮発性有機化合物の回収システム10(以下、単に回収システム10という。)は吸収塔16を備える。吸収塔16には、第1の原油から発生し揮発性有機化合物を含むガス(以下、「ガスG」という。)が例えば原油タンカー2から供給される。第1の原油としては、例えば、アラビアンライト原油、スマトラライト原油、イラニアンヘビー原油等が挙げられる。一実施例において、ガスG中の揮発性有機化合物の組成比は下記の通りである。
CH:0.7体積%
:4.8体積%
:26.9体積%
10:39.4体積%
12:21.2体積%
14:6.7体積%
16:0.3体積%
また、吸収塔16には、例えば原油タンク30(原油供給源)から第2の原油が供給される。これにより、吸収塔16において、ガスGに含まれる揮発性有機化合物が第2の原油に吸収される。第2の原油としては、例えば、アラビアンライト原油、スマトラライト原油、イラニアンヘビー原油等が挙げられる。
第2の原油のAPI度は、18〜45であることが好ましく、19〜42であることがより好ましく、20〜40であることが特に好ましい。ここで、API度は、下記式(1)で表される。API度が45を超えると、原油中の軟質留分が多くなり過ぎるため、揮発性有機化合物の吸収効率が低下する傾向にある。一方、API度が18未満であると、原油の採算性が低下する傾向にある。
API度=141.5/G−131.5 (1)
式(1)中、Gは、15.6℃(60°F)における石油の比重を示す。「比重」とは、JIS K 2249に規定される「原油及び石油製品の密度試験方法ならびに密度・質量・容量換算表」に準拠して測定される比重を意味する。
吸収塔16内には、例えばガラス製、セラミック製又はステンレス製のラシヒリング等の充填物16aが収容されている。ガラス製又はセラミック製のラシヒリングは、耐腐食性に優れ、ステンレス製のラシヒリングは、破損し難く機械的強度に優れる。充填物16aにおいてガスGと第2の原油とが気液接触する。ガスGと第2の原油とは、同方向に進行してもよいし、逆方向に進行してもよい。
接触時間は、10秒〜10分であることが好ましく、15秒〜8分であることがより好ましく、20秒〜5分であることが特に好ましい。接触時間が10秒未満であると、揮発性有機化合物の吸収効率が低下する傾向にある。一方、接触時間が10分を越えると、吸収塔16の建設費が上昇する傾向にある。
気液比(第2の原油の15℃での体積/ガスGの標準状態(0℃、1atm)での体積)は、10〜200L/Nmであることが好ましく、12〜180L/Nmであることがより好ましく、15〜150L/Nmであることが特に好ましい。気液比が10L/Nm未満であると、吸収効率が低下する傾向にある。一方、気液比が200L/Nmを超えると、吸収塔16の建設費が上昇する傾向にある。
吸収塔16内の温度は、40℃以下であることが好ましく、38℃以下であることがより好ましく、35℃以下であることが特に好ましい。吸収塔16内の温度が40℃を超えると、第2の原油の一部がガス化することにより吸収効率が低下する傾向にある。
吸収塔16内の圧力は、9.8×10Pa(1kgf/cm)以上であることが好ましく、1.1×10Pa以上であることがより好ましく、1.2×10Pa以上であることが特に好ましい。吸収塔16内の圧力が9.8×10Pa未満であると、吸収塔16が減圧になり第2の原油の一部がガス化するために吸収効率が低下する傾向にある。
回収システム10では、例えば、原油タンカー2に原油を積み込む際に、原油タンカー2から揮発性有機化合物を含むガスGが外に押し出される。ガスGは、例えば、原油タンカー2に以前収容されていた原油、又は原油タンカー2に積み込んでいる原油等の第1の原油から発生する。
原油タンカー2は、配管L2によってローディングアーム4に密閉系で接続されていることが好ましい。この場合、ガスGが大気中に漏れ出すことはない。また、ローディングアーム4は、配管L4によって吸収塔16に接続されていることが好ましい。
一方、原油タンク30は、配管L34によって吸収塔16に接続されていることが好ましい。これにより、原油タンク30内に備蓄された第2の原油が配管L34を通って吸収塔16に供給される。また、原油タンク30は、揮発性有機化合物を吸収した第2の原油を回収するための配管L36によって吸収塔16に接続されていることが好ましい。これにより、第2の原油を、吸収塔16と原油タンク30との間で循環させることができるので、第2の原油を有効利用することができる。
さらに、吸収塔16には、揮発性有機化合物が吸収された後のガスを放出するための配管L14が接続されていることが好ましい。
本実施形態の回収システム10によれば、吸収塔16において揮発性有機化合物を第2の原油に吸収させることができる。このため、揮発性有機化合物が大気中に放出されることを抑制できると共に資源の有効活用を図ることができる。第2の原油における揮発性有機化合物の含有割合は、第1の原油における揮発性有機化合物の含有割合よりも小さいことが好ましい。これにより、揮発性有機化合物の吸収効率が向上する。
本実施形態に係る揮発性有機化合物の回収方法は、上述の回収システム10を用いて好適に実施される。この回収方法では、原油タンカー2から発生したガスGと、原油タンク30から供給される第2の原油とを吸収塔16に供給することにより、ガスGに含まれる揮発性有機化合物を第2の原油に吸収させる。吸収塔16内の圧力を高めると共に冷却することにより、揮発性有機化合物を効率良く第2の原油に吸収させることができる。なお、吸収塔16内を常温常圧としてもよい。ガスGと第2の原油とは、例えば以下のようにして吸収塔16に供給される。
ガスGは、配管L2を通ってローディングアーム4に到達する。その後、ガスGは、配管L4を通って吸収塔16に供給される。配管L4を通るガスG中における揮発性有機化合物の濃度は、例えば22.7体積%である。この濃度は、例えばガスクロマトグラフィーを用いて測定可能である。一方、第2の原油は、配管L34を通って吸収塔16に供給される。
本実施形態に係る揮発性有機化合物の回収方法によれば、吸収塔16において揮発性有機化合物を第2の原油に吸収させることができる。このため、揮発性有機化合物が大気中に放出されることを抑制できると共に資源の有効活用を図ることができる。
また、吸収塔16から配管L14を通って放出されるガスには、例えば、更なる原油による吸収、焼却、吸着等の処理が施されることが好ましい。配管L14を通るガス中における揮発性有機化合物の濃度は、例えば4体積%である。
また、第2の原油を、吸収塔16と原油タンク30との間で循環させることが好ましい。この場合、第2の原油を有効利用することができる。第2の原油は、原油タンク30から配管L34を通って吸収塔16に供給された後、吸収塔16から配管L36を通って原油タンク30に戻る。
第2の原油が吸収塔16から原油タンク30に戻るのに要する時間は、7分以下であることが好ましく、6分以下であることがより好ましく、5分以下であることが特に好ましい。この時間が7分を超えると、第2の原油に吸収された揮発性有機化合物が再び気化する傾向にある。
また、第2の原油を循環させる場合に、第2の原油を使用する日数は、15〜60日であることが好ましく、17〜55日であることがより好ましく、19〜52日であることが特に好ましい。この日数が60日を越えると、揮発性有機化合物の吸収効率が低下する傾向にある。一方、この日数が15日未満であると、第2の原油の使用量が増大するため、コストが上昇する傾向にある。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。
上記実施形態に係る揮発性有機化合物の回収システム及び揮発性有機化合物の回収方法は、例えば、石油備蓄基地又は原油出荷基地において用いられることが好ましい。石油備蓄基地の中でも、周辺に製油所がない基地(「製油所非連結型の基地」ともいう。)がより好ましい。
石油備蓄基地又は原油出荷基地において、従来よく用いられている吸収剤(例えば灯油等)を用いると、製油所から吸収剤を大量に輸送しなければならない。また、揮発性有機化合物を吸収させた吸収剤は性状がスペックアウトして製品として使用できないため、吸収剤を再度製油所へタンカーで輸送し、製油所において再び精製処理する必要がある。よって、輸送費、精製処理費等が発生するため経済性が悪くなる。
一方、第2の原油を用いると、石油備蓄基地等に備蓄されている原油を活用できる。また、揮発性有機化合物を吸収させた第2の原油は、本来輸送させる予定の製油所で通常の精製処理をするだけで済む。よって、特別な費用が発生しないため経済性に優れる。
以下、実施例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
まず、表1に示す原油1〜原油3を準備して、実験を行った。
Figure 2007099817
(実施例1)
揮発性有機化合物を含むガスGと原油1とを吸収塔16に供給することにより、揮発性有機化合物を回収した。
(実施例2)
原油1に代えて原油2を用いたこと以外は実施例1と同様にして、揮発性有機化合物を回収した。
(実施例3)
原油1に代えて原油3を用いたこと以外は実施例1と同様にして、揮発性有機化合物を回収した。
(実験結果)
実施例1〜3の実験結果を表2に示す。
Figure 2007099817
次に、表3に示すVOC1及びVOC2を準備して、実験を行った。
Figure 2007099817
(実施例4)
表3に示すVOC1を揮発性有機化合物として含むガスGとアラビアンライトとを吸収塔16に供給することにより、揮発性有機化合物を回収した。吸収塔16内の温度を23℃、吸収塔16内の圧力を9.8×10Pa、接触時間を60秒、気液比を100L/Nm、吸収塔16から原油タンク30に戻るのに要する時間を2分とした。アラビアンライトとしては、原油タンク30を置換してから20日経過したものを用いた。
(実施例5)
アラビアンライトに代えてラタウイーを用いて、吸収塔16内の温度を34℃としたこと以外は実施例4と同様にして、揮発性有機化合物を回収した。
(実施例6)
吸収塔16から原油タンク30に戻るのに要する時間を4分としたこと以外は実施例4と同様にして、揮発性有機化合物を回収した。
(実施例7)
VOC1に代えてVOC2を揮発性有機化合物として含むガスGを用いて、接触時間を30秒としたこと以外は実施例4と同様にして、揮発性有機化合物を回収した。
(実施例8)
アラビアンライトとして、原油タンク30を置換してから35日経過したものを用いたこと以外は実施例4と同様にして、揮発性有機化合物を回収した。
(実施例9)
アラビアンライトに代えてノースウエストコンデンセート(API度:60.7)を用いたこと以外は実施例4と同様にして、揮発性有機化合物を回収した。
(実施例10)
吸収塔16から原油タンク30に戻るのに要する時間を10分としたこと以外は実施例4と同様にして、揮発性有機化合物を回収した。
(実施例11)
アラビアンライトとして、原油タンク30を置換してから90日経過したものを用いたこと以外は実施例4と同様にして、揮発性有機化合物を回収した。
(実施例12)
接触時間を5秒、気液比を5L/Nmとしたこと以外は実施例4と同様にして、揮発性有機化合物を回収した。
(実験結果)
実施例4〜8の実験結果を表4に示す。
Figure 2007099817
実施例9〜12の実験結果を表5に示す。
Figure 2007099817
実施形態に係る揮発性有機化合物の回収システムを模式的に示すブロック図である。
符号の説明
2…原油タンカー、10…揮発性有機化合物の回収システム、16…吸収塔、30…原油タンク(原油供給源)。

Claims (4)

  1. 第1の原油から発生し揮発性有機化合物を含むガスと、第2の原油とを吸収塔に供給することにより、前記ガスに含まれる揮発性有機化合物を前記第2の原油に吸収させる工程を含む、揮発性有機化合物の回収方法。
  2. 前記第2の原油を、前記吸収塔と、前記第2の原油を供給するための原油供給源との間で循環させる工程を更に含む、請求項1に記載の揮発性有機化合物の回収方法。
  3. 前記第2の原油のAPI度が18〜45である、請求項1又は2に記載の揮発性有機化合物の回収方法。
  4. 第1の原油から発生し揮発性有機化合物を含むガスと、第2の原油とが供給されることにより、前記ガスに含まれる揮発性有機化合物が前記第2の原油に吸収される吸収塔を備える、揮発性有機化合物の回収システム。
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