JP2007099623A - 動物忌避顆粒体 - Google Patents

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眞美 武川
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Abstract

【課題】 製造コストを大幅に削減した動物忌避顆粒体を提供する。
【解決手段】 木炭粉と、動物忌避性を有する、例えば、シトロネラ、ニーム、カプサイシンのハーブの植物精油エキスのいずれか1又は2以上を所定の混合比で混合し、この混合物を顆粒状に成形し、ハーブの植物精油エキスの揮発温度以下で乾燥して製造される動物忌避顆粒体10とすればよい。
また、本発明の動物忌避顆粒体10では、ベニガラ等の特定の動物に対する忌避作用がある色彩を有する顔料を混合すると、動物忌避効果が相乗される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、害虫、害獣、害鳥等の動物から、穀物、野菜、果実等の作物を保護する動物忌避顆粒体に関する。
特許文献1に開示されているように、森林における苗木や果樹等の樹木に対する害虫や害獣による被害対策、稲作における米の品質低下、畑作における苗床に植えた苗に対する被害防止のために動物忌避組成物が開発されている。
この特許文献1の動物忌避組成物は、動物忌避性を有するハーブの植物精油エキスをマイクロカプセルに封入し、封入された成分が時間をかけて徐々にカプセルから放出され、忌避効果を長い期間保つことができ、頒布回数を減らして、労力を削減できる効果を備えている。
特許文献2に開示されている農業用促進体は、おが屑、木炭等の所定の構成要素を混合して所定の大きさ、所定の形状、例えば、図3に示すように環状の本体部分20に小孔または小孔状の凹所20aを設けた形状に成型して、70℃〜200℃の温度で炭化炉又は不括釜で焼成し、これにハーブの植物精油エキスを含浸させ、害虫や害獣の忌避作用を発揮させるようにしている。
特願2005−132372 特願2004−169086
ところで、特許文献1の従来の動物忌避組成物は、動物忌避性を有するハーブの植物精油エキスをマイクロカプセルに封入して製造する関係上、マイクロカプセルのコストや、製造コストが増大する問題が不可避的である。
また、同様に、特許文献2の従来の農業用促進体では、おが屑、木炭等の所定の構成要素を混合して、所定の大きさ、所定の形状に成型し、所定の温度で焼成する関係上、製造工程の負荷が多く、製造コストが増大するという問題を備えている。
本発明は、上記従来の課題を解決し、製造コストを大幅に削減した動物忌避顆粒体を提供することを目的とする。
本発明の動物忌避顆粒体は、請求項1に記載のものでは、木炭粉と、動物忌避性を有する1又は2以上のハーブの植物精油エキスとを所定比率で混合し、この混合物を顆粒状に成形し、前記ハーブの植物精油エキスの揮発温度以下で乾燥してなる構成とした。
請求項2に記載の動物忌避顆粒体は、所定の大きさに破砕した蝙蝠の糞化石粉(Guano)と、動物忌避性を有する1又は2以上のハーブの植物精油エキスとを所定比率で混合し、この混合物を顆粒状に成形し、前記ハーブの植物精油エキスの揮発温度以下で乾燥してなる構成とした。
請求項3に記載の動物忌避顆粒体は、前記動物忌避顆粒体に、シトロネラ、ニーム、カプサイシン、又は、その他動物忌避性を有するハーブの植物精油エキスを、1種又は複数種混合してなる構成とした。
請求項4に記載の動物忌避顆粒体は、特定の動物に対する忌避作用がある色彩を有するベニガラ等、及び、その他顔料を混合した構成とした。
本発明の動物忌避顆粒体は、上述のように構成したために、以下のような優れた効果を有する。
(1)請求項1及び2に記載したように構成すると、動物忌避顆粒体の製造コストを大幅に削減でき、動物忌避顆粒体の普及に大きく貢献することが可能となる。
(2)具体的には、請求項3に記載したように構成すると、動物忌避について顕著な効果が認められるハーブの植物精油エキスを含んだ動物忌避顆粒体とすることができる。
(3)請求項4に記載したように構成すると、ハーブの植物精油エキスの臭いの他、色彩によっても動物忌避効果が相乗されるので、動物忌避について、より一層顕著な効果を発揮できる。
以下、本発明の動物忌避顆粒体の一実施の形態について、図1乃び図2を用いて説明する。
図1は、本発明の動物忌避顆粒体の外観形状を示す斜視図である。
図2は、本発明の動物忌避顆粒体の使用例を示す縦断側面図である。
先ず、本発明の動物忌避顆粒体10の構成について、図1を用いて説明する。
本発明の動物忌避顆粒体10は、木炭粉と、動物忌避性を有する、例えば、シトロネラ、ニーム、カプサイシンのハーブの植物精油エキスのいずれか1又は2以上を所定の混合比で混合し、この混合物を顆粒状に成形し、ハーブの植物精油エキスの揮発温度以下(例えば50℃以下)で乾燥して製造される。
なお、図1には、楕円体又は球体に成型された動物忌避顆粒体10の例が図示してある。
また、本実施の形態の動物忌避顆粒体10では、ベニガラ等の特定の動物に対する忌避作用がある色彩を有する顔料を混合する。
木炭粉はそれ自体が清浄機能を有する他、ここでは、建築廃材等の木炭粉を用いるようにすると、本発明の動物忌避顆粒体10の製造コストを削減できるばかりではなく、資源の有効活用にも貢献できる。
また、ハーブの植物精油エキスとしてシトロネラやニーム(NEEM)を用いるが、シトロネラは殺寄生虫作用、殺虫作用、刺激作用、消毒作用が認められ、害虫忌避作用を有する。
ニームは、害虫には有害な作用を発揮するが、農業に大事なミミズやミツバチに影響を与えないという優れた害虫忌避作用を備えている。
カプサイシンもそれ自体動物忌避性を有しているが、その刺激臭により他の動物忌避性を有するハーブの植物精油エキスの動物忌避効果を高めることができる。
次に、以上の構成で、本発明の動物忌避顆粒体10の使用形態について、図2を用いて説明する。
図2に示すように、例えば、畑Gの苗床の間に、本発明の動物忌避顆粒体10頒布するようにすれば、害虫や害獣等に対して忌避作用を発揮し、苗Pを害虫や害獣から容易に保護することができる。
即ち、本発明の動物忌避顆粒体10では、従来の動物忌避組成物や農業用促進体20(図3参照)と同様の害虫や害獣の忌避効果を得られる他、製造工程を大幅に簡略化できるので製造コストが削減できる。
従って、動物忌避顆粒体10の原価を抑えることができるので、普及の促進が図られ、農作業の省力化に大いに貢献することとなる。
また、本実施の形態の動物忌避顆粒体10では、ベニガラ等の特定の動物に対する忌避作用がある色彩を有する顔料を混合する。
例えば、虫が嫌う黄色の顔料を混合し、動物忌避顆粒体10の外観色を黄色とすれば、特に、害虫の忌避作用に著効を発揮する。
従って、ハーブの植物精油エキスの臭いの他、色彩によっても動物忌避効果が相乗されるので、動物忌避について、一層有効である。
本発明の動物忌避顆粒体は上記実施の形態に限定されず種々の変更が可能であ
る。
上記実施の形態では、木炭粉と、動物忌避性を有するハーブの植物精油エキスとを所定比率で混合するもので説明したが、木炭粉の代わりに、所定の大きさに破砕した蝙蝠の糞化石粉(Guano)を用いるようにしてもよい。
また、動物忌避性を有するハーブの植物精油エキスとして、シトロネラ、ニーム、カプサイシンを例示したが、これらの他の植物精油エキスを混合するようにしてもよい。
更に、混合する顔料に関しても、ベニガラに限定されるものではない。
また、本発明の動物忌避顆粒体は、製造過程における乾燥温度、及び、外観形状やその利用方法については、図示したものに限定されないのは勿論のことである。
本発明の動物忌避顆粒体の一実施の形態における外観形状を示す斜視図である。 本発明の動物忌避顆粒体の使用例を示す縦断側面図である。 従来の農業用促進体の外観形状を示す斜視図である。
符号の説明
10:動物忌避顆粒体
G:畑
P:苗

Claims (4)

  1. 木炭粉と、動物忌避性を有する1又は2以上のハーブの植物精油エキスとを所定比率で混合し、この混合物を顆粒状に成形し、前記ハーブの植物精油エキスの揮発温度以下で乾燥してなることを特徴とする動物忌避顆粒体。
  2. 所定の大きさに破砕した蝙蝠の糞化石粉(Guano)と、動物忌避性を有する1又は2以上のハーブの植物精油エキスとを所定比率で混合し、この混合物を顆粒状に成形し、前記ハーブの植物精油エキスの揮発温度以下で乾燥してなることを特徴とする動物忌避顆粒体。
  3. 前記動物忌避顆粒体に、シトロネラ、ニーム、カプサイシン、又は、その他動物忌避性を有するハーブの植物精油エキスを、1種又は複数種混合してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の動物忌避顆粒体。
  4. 特定の動物に対する忌避作用がある色彩を有するベニガラ等、及び、その他顔料を混合したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の動物忌避顆粒体。
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