JP2007098588A - 鉛筆 - Google Patents

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JP2007098588A JP2005287525A JP2005287525A JP2007098588A JP 2007098588 A JP2007098588 A JP 2007098588A JP 2005287525 A JP2005287525 A JP 2005287525A JP 2005287525 A JP2005287525 A JP 2005287525A JP 2007098588 A JP2007098588 A JP 2007098588A
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Takashi Nishida
剛史 西田
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Abstract

【課題】非定型の軸断面形状を有する鉛筆において、指当たりの良さと指の位置決めの容易さとを兼ね備えつつ、片削りを防止することのできる軸断面形状を得る。
【解決手段】軸11の表面にその長手方向の全長に亘り突出するただ1つの突条部20が形成され、前記軸11の表面において前記突条部20の反対側から同突条部20の先端に至るまでは凸曲面のみ又は凸曲面及びこの凸曲面から連続的に移行する平面にて形成されるとともに、軸11の横断面において当該突条部20の先端を通る最長径の半分の位置に芯12の中心が位置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、断面形状に工夫を加え握りやすくかつ芯の片削りを防止した鉛筆に関する。
従来、鉛筆の軸の断面はほとんどの場合正六角形であるが、円形、正三角形、正方形の製品も存在する。これら以外のいわば非定型の軸断面形状の鉛筆については、たとえば、下記の各特許文献に開示されているものがある。すなわち、特許文献1には軸の断面を扇形にした鉛筆が開示されている。また、特許文献2には、軸の断面が長方形で、芯の位置が断面の重心からずれている鉛筆が開示されている。さらに、軸断面が凸レンズ状のもの(特許文献3)及び楕円形のもの(特許文献4)もある。
実開昭55−70288号公報 実開昭56−108573号公報 実開昭52−87333号公報 実開昭50−53026号公報
通常、軸断面が円形の鉛筆は手で把持した際の指当たりは良いが、軸表面の形状が一様であるので指の位置が決まりにくいという問題点がある。一方、軸断面が正六角形、正三角形又は正方形の場合、軸表面に平面があるのでこの平面に指を当てることで指の位置が決まりやすいものの、持ち方によっては角が指に当たり痛くなることがあるという問題点がある。
また、非定型の軸断面形状の鉛筆の場合、手回し式又は電動式の鉛筆削り機で削る際に、軸を把持するチャックの回転中心と芯の位置とが一致しないことがある。そのため、削った鉛筆の先端部分から芯がずれるという現象が起こることがある。この現象を「片削り」と称する。
本発明は、非定型の軸断面形状を有する鉛筆において、指当たりの良さと指の位置決めの容易さとを兼ね備えつつ、片削りを防止することのできる軸断面形状を得ることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る鉛筆10は、軸11の表面にその長手方向の全長に亘り突出するただ1つの突条部20が形成され、前記軸11の表面において前記突条部20の反対側から同突条部20の先端に至るまでは凸曲面のみ又は凸曲面及びこの凸曲面から連続的に移行する平面にて形成されるとともに、軸11の横断面において当該突条部20の先端を通る最長径の半分の位置に芯12の中心が位置することを特徴とする。
すなわち、軸11の断面において、「突条部20」に相当する部分のみが突出構造を呈していることになる。そして、軸11の表面において、この突条部20とは反対側から、同突条部20の先端に至るまでの面は、下記の(イ)又は(ロ)のいずれかの態様を示す。
(イ)凸曲面のみで形成される。
ここで、本発明において「凸曲面」とは、外側に凸な曲面のことをいう。
(ロ)凸曲面及びこの凸曲面から連続的に移行する平面にて形成される。
ここで、この(ロ)の態様においては、凸曲面と「平面」とが連続的に移行していればよく、たとえば、凸曲面から平面に移行し、またさらに凸曲面に移行して突条部20の先端に至ることとしてもよい。
すなわち、上記(イ)及び(ロ)のいずれの態様においても、軸11の表面においてはいかなる凹部も存在しないことになる。
本発明においては、突条部20の両側で指の位置が決められるとともに、その指の位置する部分が少なくとも凹部にはなっていないので、指当たりも良くなっている。
さらに、この鉛筆10を手回し式又は電動式の鉛筆削り機で削る際には、チャックが突条部20の先端とその反対端とを把持することにより軸11が固定されることになる。ここで、本発明においては、軸11の横断面において突条部20の先端を通る最長径の半分の位置に芯12が設けられているので、チャックの回転中心と芯12とが一致することになる。よって、削った後の先端部と芯12とがずれることなく、片削りが防止されることとなる。
なお、本発明においては、軸11の横断面において、前記突条部20の反対側に位置し少なくとも半円の円弧を形成する曲率半径R1の大曲率部30と、前記大曲率部30の両縁から長さL1に亘り前記突条部20の先端に向かう曲率半径R2の小曲率部40と、前記突条部20の先端に対して対称な長さL2でかつ曲率半径R3の円弧である端縁部60と、前記小曲率部40の両縁と前記端縁部60の両縁とをそれぞれ連結する平面である平面部50とを備えるとともに、
R3<R2<R1、かつ、L2<L1<0.5πR1
であることが望ましい。
すなわち、軸11の表面の少なくとも半分が曲率半径R1の大曲率部30により構成されており、そこからより曲率半径を減じてR2とした小曲率部40に滑らかに移行する。このように滑らかに移行するために、この小曲率部40は、大曲率部30の曲率半径R1を半径とする円周の4分の1(すなわち、0.5πR1)未満の長さであることが望ましい。この小曲率部40を経て、平面部50に滑らかに移行し、さらにR2より小な曲率半径R3の端縁部60に至る。すなわち、平面部50と端縁部60とにより突条部20が形成されている。そして、軸11の横断面において、突条部20の先端(すなわち端縁部60の先端)と大曲率部30の曲率中心(すなわち、半径R1の円の中心)とを通る最長径の半分の位置に芯12が設けられることになる。よって、芯12は大曲率部30の曲率中心より端縁部60寄りに位置することになる。
本発明によると、非定型の軸断面形状を有する鉛筆において、指当たりの良さと指の位置決めの容易さとを兼ね備えつつ、片削りを防止することのできる軸断面形状を得ることができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の1の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る鉛筆10を斜視図で示したものである。本実施の形態に係る鉛筆10は、大曲率部30の反対側に、ただ1つの突条部20を有している。
図2は、本実施の形態に係る鉛筆10の端面を示したものである。軸11の断面においては、曲率半径3.6mmの半円径の大曲率部30から、曲率半径2.93mmの小曲率部40を経て、長さ2.88mmの平面部50に至り、さらに曲率半径1mmの端縁部60で終わる。端縁部60は、突条部20の先端Pに対して対称に形成されている。すなわち、平面部50と端縁部60とで突条部20が形成されている。そして、突条部20の先端Pと大曲率部30の曲率中心C1とを通る最長径Lは8mmとなっており、その半分の4mmの位置に芯の中心C2が一致することとなっている。
そして、たとえば、この鉛筆10を親指、人指し指及び中指の3本の指で把持する場合、2つの平面部50,50に親指及び人指し指がそれぞれ当たることになり、突条部20の先端は親指と人指し指との間に収まることになる。一方、中指は大曲率部30を押さえることになる。
本実施の形態に係る鉛筆10は、図2の断面において最長径Lを通る面で二分割した軸木の間に芯12を挟めて合わせることにより製造することができる。また、適当な形状の軸木の間に芯12を挟めて合わせた後で、所望形状に切削することで製造することとしてもよい。なお、本実施の形態に係る鉛筆10の製造については、軸木を、図2の断面において最長径Lを通る面と直交する面で二分割することとしてもよい。
本発明の1の実施の形態に係る鉛筆を斜視図で示したものである。 本発明の1の実施の形態に係る鉛筆の端面を示したものである。
符号の説明
10 鉛筆 11 軸 12 芯
20 突条部 30 大曲率部 40 小曲率部
50 平面部 60 端縁部
P 突条部の先端 C1 大曲率部の曲率中心 C2 芯の中心
L 最長径

Claims (2)

  1. 軸の表面にその長手方向の全長に亘り突出するただ1つの突条部が形成され、
    前記軸の表面において前記突条部の反対側から同突条部の先端に至るまでは凸曲面のみ又は凸曲面及びこの凸曲面から連続的に移行する平面にて形成されるとともに、
    軸の横断面において当該突条部の先端を通る最長径の半分の位置に芯の中心が位置することを特徴とする鉛筆。
  2. 軸の横断面において、
    前記突条部の反対側に位置し少なくとも半円の円弧を形成する曲率半径R1の大曲率部と、
    前記大曲率部の両縁から長さL1に亘り前記突条部の先端に向かう曲率半径R2の小曲率部と、
    前記突条部の先端に対して対称な長さL2でかつ曲率半径R3の円弧である端縁部と、
    前記小曲率部の両縁と前記端縁部の両縁とをそれぞれ連結する平面である平面部とを備えるとともに、
    R3<R2<R1、かつ、L2<L1<0.5πR1
    であることを特徴とする請求項1記載の鉛筆、
JP2005287525A 2005-09-30 2005-09-30 鉛筆 Pending JP2007098588A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63170278U (ja) * 1987-04-27 1988-11-07

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63170278U (ja) * 1987-04-27 1988-11-07

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