JP2007098588A - 鉛筆 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】軸11の表面にその長手方向の全長に亘り突出するただ1つの突条部20が形成され、前記軸11の表面において前記突条部20の反対側から同突条部20の先端に至るまでは凸曲面のみ又は凸曲面及びこの凸曲面から連続的に移行する平面にて形成されるとともに、軸11の横断面において当該突条部20の先端を通る最長径の半分の位置に芯12の中心が位置する。
【選択図】図2
Description
また、非定型の軸断面形状の鉛筆の場合、手回し式又は電動式の鉛筆削り機で削る際に、軸を把持するチャックの回転中心と芯の位置とが一致しないことがある。そのため、削った鉛筆の先端部分から芯がずれるという現象が起こることがある。この現象を「片削り」と称する。
すなわち、軸11の断面において、「突条部20」に相当する部分のみが突出構造を呈していることになる。そして、軸11の表面において、この突条部20とは反対側から、同突条部20の先端に至るまでの面は、下記の(イ)又は(ロ)のいずれかの態様を示す。
ここで、本発明において「凸曲面」とは、外側に凸な曲面のことをいう。
(ロ)凸曲面及びこの凸曲面から連続的に移行する平面にて形成される。
ここで、この(ロ)の態様においては、凸曲面と「平面」とが連続的に移行していればよく、たとえば、凸曲面から平面に移行し、またさらに凸曲面に移行して突条部20の先端に至ることとしてもよい。
すなわち、上記(イ)及び(ロ)のいずれの態様においても、軸11の表面においてはいかなる凹部も存在しないことになる。
さらに、この鉛筆10を手回し式又は電動式の鉛筆削り機で削る際には、チャックが突条部20の先端とその反対端とを把持することにより軸11が固定されることになる。ここで、本発明においては、軸11の横断面において突条部20の先端を通る最長径の半分の位置に芯12が設けられているので、チャックの回転中心と芯12とが一致することになる。よって、削った後の先端部と芯12とがずれることなく、片削りが防止されることとなる。
なお、本発明においては、軸11の横断面において、前記突条部20の反対側に位置し少なくとも半円の円弧を形成する曲率半径R1の大曲率部30と、前記大曲率部30の両縁から長さL1に亘り前記突条部20の先端に向かう曲率半径R2の小曲率部40と、前記突条部20の先端に対して対称な長さL2でかつ曲率半径R3の円弧である端縁部60と、前記小曲率部40の両縁と前記端縁部60の両縁とをそれぞれ連結する平面である平面部50とを備えるとともに、
R3<R2<R1、かつ、L2<L1<0.5πR1
であることが望ましい。
図1は、本実施の形態に係る鉛筆10を斜視図で示したものである。本実施の形態に係る鉛筆10は、大曲率部30の反対側に、ただ1つの突条部20を有している。
図2は、本実施の形態に係る鉛筆10の端面を示したものである。軸11の断面においては、曲率半径3.6mmの半円径の大曲率部30から、曲率半径2.93mmの小曲率部40を経て、長さ2.88mmの平面部50に至り、さらに曲率半径1mmの端縁部60で終わる。端縁部60は、突条部20の先端Pに対して対称に形成されている。すなわち、平面部50と端縁部60とで突条部20が形成されている。そして、突条部20の先端Pと大曲率部30の曲率中心C1とを通る最長径Lは8mmとなっており、その半分の4mmの位置に芯の中心C2が一致することとなっている。
本実施の形態に係る鉛筆10は、図2の断面において最長径Lを通る面で二分割した軸木の間に芯12を挟めて合わせることにより製造することができる。また、適当な形状の軸木の間に芯12を挟めて合わせた後で、所望形状に切削することで製造することとしてもよい。なお、本実施の形態に係る鉛筆10の製造については、軸木を、図2の断面において最長径Lを通る面と直交する面で二分割することとしてもよい。
20 突条部 30 大曲率部 40 小曲率部
50 平面部 60 端縁部
P 突条部の先端 C1 大曲率部の曲率中心 C2 芯の中心
L 最長径
Claims (2)
- 軸の表面にその長手方向の全長に亘り突出するただ1つの突条部が形成され、
前記軸の表面において前記突条部の反対側から同突条部の先端に至るまでは凸曲面のみ又は凸曲面及びこの凸曲面から連続的に移行する平面にて形成されるとともに、
軸の横断面において当該突条部の先端を通る最長径の半分の位置に芯の中心が位置することを特徴とする鉛筆。 - 軸の横断面において、
前記突条部の反対側に位置し少なくとも半円の円弧を形成する曲率半径R1の大曲率部と、
前記大曲率部の両縁から長さL1に亘り前記突条部の先端に向かう曲率半径R2の小曲率部と、
前記突条部の先端に対して対称な長さL2でかつ曲率半径R3の円弧である端縁部と、
前記小曲率部の両縁と前記端縁部の両縁とをそれぞれ連結する平面である平面部とを備えるとともに、
R3<R2<R1、かつ、L2<L1<0.5πR1
であることを特徴とする請求項1記載の鉛筆、
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005287525A JP2007098588A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 鉛筆 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005287525A JP2007098588A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 鉛筆 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007098588A true JP2007098588A (ja) | 2007-04-19 |
Family
ID=38026023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005287525A Pending JP2007098588A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 鉛筆 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007098588A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63170278U (ja) * | 1987-04-27 | 1988-11-07 |
-
2005
- 2005-09-30 JP JP2005287525A patent/JP2007098588A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63170278U (ja) * | 1987-04-27 | 1988-11-07 |
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Effective date: 20080619 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080825 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100616 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
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