JP3177052U - 星型レンチ構造 - Google Patents

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坤輝工業有限公司
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Abstract

【課題】レンチ本体の強度及び締付トルクが高く、また、繰り返し使用することもできる星型レンチ構造を提供する。
【解決手段】
星型レンチ構造は、レンチ本体21、第1の作用セクション22及び第2の作用セクション23を備える。レンチ本体21は、L字状に一体成形されるとともに、星型断面を有する。第1の作用セクション22は、レンチ本体21の一端に設けられる。第2の作用セクション23は、レンチ本体21の他端に設けられるとともに、球型螺設部231及び逃げ凹部232を有する。第1の作用セクション22は、レンチ本体21と一体成形されて星型断面を有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、星型レンチ構造に関するものであり、さらに詳しくは、強度及び締付トルクが高く、繰り返し使用可能な星型レンチ構造に関するものである。
図3に示すように、一般に市販されている星型レンチ1は、レンチ本体11、第1の作用セクション12及び第2の作用セクション13を含む。レンチ本体11は、L字状の円柱体であり、星型の第1の作用セクション12及び第2の作用セクション13が切削加工により両端に形成されている。第2の作用セクション13は、球型螺設部131及び逃げ凹部132を含む。
この構成により、星型レンチ1の第1の作用セクション12は、星型凹部が設けられた螺合部材を締め付け又は緩和することができ、第2の作用セクション13には、螺設部131及び逃げ凹部132が異なる角度で形成された環状セクションを有し、螺合部材の押点が1つの面に形成されているため、使用するのに必要な時間を大幅に減らして螺合部材の使用寿命を延ばすことができる。
しかし、レンチ本体11は、L字状の円柱体であり、端部が切削されて星型の第1の作用セクション12に形成されているため、第1の作用セクション12とレンチ本体11との結合部分の強度が低く、当該箇所に締付トルクを加えると第1の作用セクション12が損壊し、使用し続けることが困難となることがある。
また、円柱体のレンチ本体11に第2の作用セクション13が設けられ、第2の作用セクション13を切削加工して球型螺設部131及び逃げ凹部132が形成されているため、星型レンチ1に力を加えると、直径が小さな逃げ凹部132が損壊して第2の作用セクション13を使用し続けることが困難となり、レンチ全体を廃棄しなければならず、コスト及び材料が無駄となる虞がある。
本考案の主な課題は、第1の作用セクションの強度及びレンチ本体の締付トルクを高めることができる星型レンチ構造を提供することにある。
本考案の第2の課題は、星型断面を有するレンチ本体の両端に、第1の作用セクション及び第2の作用セクションをそれぞれ形成し、第1の作用セクション及び第2の作用セクションが摩損したり損壊したりした場合、損壊部分を除去するだけで繰り返して使用することができる星型レンチ構造を提供することにある。
そこで、本考案者は、前記の本考案の課題を解決するため、鋭意検討を重ねた結果、主な課題については、星型断面をそれぞれ有するレンチ本体及び第1の作用セクションをL字状に一体成形することにより、また、第2の課題についても、L字状に一体成形することにより、それぞれ解決できることに着目し、かかる知見に基いて本考案に想到するに至った。
かくして、前記課題を解決するために、本考案によれば、レンチ本体、第1の作用セクション及び第2の作用セクションを備えた星型レンチ構造であって、前記レンチ本体は、L字状に一体成形されるとともに、星型断面を有し、前記第1の作用セクションは、前記レンチ本体の一端に設けられ、前記第2の作用セクションは、前記レンチ本体の他端に設けられるとともに、球型螺設部及び逃げ凹部を有することを特徴とする星型レンチ構造が提供される。
前記第1の作用セクションは、前記レンチ本体と一体成形されて星型断面を有することが好ましい。
本考案は、前記の通りの構成からなり、第1作用セクションを本体と一体成形したことにより、第1セクションの強度及び本体の締付トルクを向上させることができる。また、第1作用セクション及び第2作用セクションが摩損及び損壌した場合、損壌部分を除去すれば、継続使用が可能である。
以下、本考案の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、これによって本考案が限定されるものではない。
図1及び図2を参照する。図1及び図2に示すように、本考案の一実施形態に係る星型レンチ2は、少なくともレンチ本体21、第1の作用セクション22及び第2の作用セクション23から構成される。
レンチ本体21は、L字状に一体成形され、星型断面を有する。
第1の作用セクション22は、レンチ本体21の一端に設けられ、星型断面を有する。
第2の作用セクション23は、レンチ本体21の他端に設けられ、球型螺設部231及び逃げ凹部232を含む。
レンチ本体21は、L字状に一体成形され、星型断面を有する第1の作用セクション22及び第2の作用セクション23が両端にそれぞれ設けられている。そのため、レンチ本体21に力を加える際、星型断面により締付トルクを高めることができ、第1の作用セクション22は、レンチ本体21と一体成形されるとともに、星型断面を有し、第1の作用セクション22とレンチ本体21との結合部が切削加工による悪影響を受けることがないため、第1の作用セクション22の強度が高い。また、第2の作用セクション23により螺合部材を締め付けたり緩めたりする場合、第2の作用セクション23に、それぞれ異なる角度を有する球型螺設部231及び逃げ凹部232を含む環状セクションが形成されて螺合部材の押点を得て、逃げ凹部232の直径がレンチ本体21の外徑より小さいため、第2の作用セクション23が力を受けて損壊した場合、レンチ本体21の損壊部分を除去するだけで、星型断面を有する作用セクションを使用し続けることができる。このように、本考案の星型レンチ構造は、繰り返して使用することができるため、コスト及び材料が無駄にならないという利点がある。
以上、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
本考案の一実施形態に係る星型レンチ構造を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る星型レンチ構造を示す側面図である。 従来の星型レンチ構造を示す斜視図である。
1 星型レンチ
2 星型レンチ
11 レンチ本体
12 第1の作用セクション
13 第2の作用セクション
21 レンチ本体
22 第1の作用セクション
23 第2の作用セクション
131 螺設部
132 逃げ凹部
231 螺設部
232 逃げ凹部

Claims (2)

  1. レンチ本体、第1の作用セクション及び第2の作用セクションを備えた星型レンチ構造であって、
    前記レンチ本体は、L字状に一体成形されるとともに、星型断面を有し、
    前記第1の作用セクションは、前記レンチ本体の一端に設けられ、
    前記第2の作用セクションは、前記レンチ本体の他端に設けられるとともに、球型螺設部及び逃げ凹部を有することを特徴とする星型レンチ構造。
  2. 前記第1の作用セクションは、前記レンチ本体と一体成形されて星型断面を有することを特徴とする請求項1に記載の星型レンチ構造。
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