JP2007098290A - 細破砕装置およびドラムドライヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 破砕装置を別途に設置することなく、乾燥処理物を細かい粒度に破砕できる細破砕装置およびドラムドライヤを提供すること。
【解決手段】 細破砕装置30は、粗破砕された乾燥処理物を細破砕する装置である。細破砕装置30は、乾燥処理物が供給され、乾燥処理物を搬送する搬送路32aを有すると共に、搬送路32aの端部に乾燥処理物を外部に排出する排出口32bが設けられたケーシング32と、このケーシング32内に回転自在に配置されると共に、ケーシング32内に供給された乾燥処理物を排出口32bへ送る螺旋翼33aを備えたスクリュ33と、このスクリュ33を回転させるスクリュ駆動装置34と、スクリュ33と共回りするように排出口32bの開口縁32cに隙間Lを介して設けられ、排出口32bの開口縁32cに沿って隙間Lを維持して回転する破砕部材35と、を備えている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば、米飯やうどん、パン、酒類の搾り粕等の澱粉質を多く含む食品廃棄物等を乾燥させて細破砕する細破砕装置およびドラムドライヤに関する。
従来から湿式の粉砕機等によって微細化されたペースト状の材料から食品、化成品、薬品等の乾燥品を製造するドラムドライヤでは、材料が薄膜状に付着されたドラムを熱媒体で加熱することで乾燥し、スクレーパで剥ぎ落とすドラムドライヤ(乾燥装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1のドラムドライヤでは、スクレーパで剥ぎ落した乾燥処理物をパドルコンベアのトラフ内に落下させ、断面が略U字状のトラフの内壁に設けた薄板と、トラフ内に回転軸に設置された羽根とで乾燥処理物を細破砕している。
特開2004−28480号公報(段落0029、図1〜図4)
しかしながら、特許文献1のドラムドライヤでは、パドル形状の羽根と薄板とからなるパドルコンベアによって、乾燥処理物を搬送しながら細破砕し、さらに、パドルコンベアの端部まで搬送された乾燥処理物を堰板に当接させて一時的に滞留させることによって発生する圧力で細破砕させている。このようなパドルコンベアでは、乾燥処理物が前記圧力による摩擦熱で熱軟化して羽根と薄板と堰板とに凝着し易く、また、その凝着した凝着物が、羽根と堰板との間や、羽根とケーシングとの間に噛み込まれて、乾燥処理物を滞留させたり、排出口を閉塞させたりするという問題点があった。
さらに、パドルコンベアは、羽根の外周部に乾燥処理物が付着するため、破砕処理能力を長時間維持することができないという問題点もあった。
また、パドルコンベアによって破砕処理されてドラムドライヤの本体出口に送られた乾燥処理物は、乾燥処理物の種類やドラムの温度斑等によって、フレーク状に細破砕されたり、または、小塊状に細破砕されたりすることがある。特に、乾燥処理物が小塊状に粉砕された場合には、粉状に破砕されていないので、最終製品として不適切であるため、別途粒度調整機や破砕機や粉砕機に投入して破砕処理して、粉状にしなければならないという問題点があった。
このような問題点を解消する対策としては、従来、スクレーパで剥ぎ取った乾燥処理物を搬送するパドルコンベアの羽根のスクリュピッチを変えたものに交換したり、羽根の外周部の形状が鋸刃状等に形成されているものに交換したりしていた。
しかしながら、これらの従来技術では、乾燥処理物の材料の状態変化に対応して破砕処理能力(粉砕処理能力)を適宜に調整することができず、交換作業に手間がかかるという問題点があった。
また、特許文献1のドラムドライヤのパドルコンベアでは、薄板と羽根とが設定された所定のピッチに固定されていることにより、ピッチを変更できないため、破砕処理された乾燥処理物の粒度が常に一定であった。このため、破砕される乾燥処理物の粒度を各種の使用目的に応じて自由に変更したり、乾燥処理物の性状の変化に対応してその粒度を適宜に調整したりすることができないという問題点もあった。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、破砕装置を別途に設置することなく、乾燥処理物を細かい粒度に破砕できる細破砕装置およびドラムドライヤを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の細破砕装置は、粗破砕された乾燥処理物を細破砕する細破砕装置において、前記乾燥処理物が供給され、前記乾燥処理物を搬送する搬送路を有すると共に、前記搬送路の先端部に前記乾燥処理物を外部に排出する排出口が設けられたケーシングと、このケーシング内に回転自在に配置されると共に、当該ケーシング内に供給された前記乾燥処理物を前記排出口へ送る螺旋翼を備えたスクリュと、このスクリュを回転させるスクリュ駆動装置と、前記スクリュと共回りするように前記排出口の開口縁に隙間を介して設けられ、前記排出口の開口縁に沿って前記隙間を維持して回転する破砕部材と、を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、細破砕装置は、粗破砕された乾燥処理物がケーシングの搬送路に供給されると、スクリュ駆動装置によって回転されたスクリュの螺旋翼が乾燥処理物を排出口へ搬送する。細破砕装置に供給された乾燥処理物は、供給量がばらついていても搬送中にスクリュの螺旋翼によって、均一化され排出される。
また、ケーシング内に比重が軽い澱粉質を多く含む乾燥処理物の小片、または、乾燥処理物の塊が供給されたとしても、それらの乾燥処理物は、螺旋翼が回転することによって、排出口側にスムーズに送られるため、排出口部分に滞留したり、流路を閉塞したりすることがない。
さらに、排出口まで送られた乾燥処理物は、スクリュと共回りする破砕部材と排出口の開口縁との隙間を通過して外部に排出される際に、回転する破砕部材によって細かく破砕される。
請求項2に記載の細破砕装置は、粗破砕された乾燥処理物を細破砕する細破砕装置において、前記乾燥処理物が供給され、前記乾燥処理物を搬送する搬送路を有すると共に、前記搬送路の先端部に前記乾燥処理物を外部に排出する排出口が設けられたケーシングと、このケーシング内に回転自在に設けられると共に、当該ケーシング内に供給された前記乾燥処理物を前記排出口へ送る螺旋翼を備えたスクリュと、このスクリュを回転させるスクリュ駆動装置と、前記排出口の開口縁に隙間を介して配置され、前記排出口の開口縁に沿って前記隙間を維持して回転する破砕部材と、この破砕部材を回転させる破砕部材駆動装置と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、細破砕装置は、粗破砕された乾燥処理物がケーシングの搬送路に供給されると、スクリュ駆動装置によって回転されたスクリュの螺旋翼が乾燥処理物を排出口へ送る。その排出口まで送られた乾燥処理物は、破砕部材と排出口の開口縁との隙間を通過して外部に排出される際に、破砕部材駆動装置によって回転された破砕部材によって細かく破砕される。
請求項3に記載の細破砕装置は、請求項1または請求項2に記載の細破砕装置であって、前記排出口の開口縁と前記破砕部材との隙間を調整する調整手段を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、排出口の開口縁と破砕部材との隙間は、調整手段によって破砕部材を移動させて、適宜な位置に固定することができる。これにより、破砕される乾燥処理物の粒度を幅広く調整できる。
請求項4に記載の細破砕装置は、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の細破砕装置であって、前記ケーシングの排出口の開口縁または前記破砕部材の少なくともどちらか一方は、弾性材料によって形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、ケーシングの排出口の開口縁、または破砕部材のどちらかが弾性材料からなることにより、それらを外力がかかったときに撓んで弾性変形する。例えば、排出口に乾燥処理物の大きな塊や異物の塊が搬送されて来て、スクリュによってそれらがケーシングの開口縁、または破砕部材のどちらかに押圧された場合には、弾性材料が撓んでケーシングと破砕部材との隙間を広げて、排出口から外部へスムーズに排出することができる。
請求項5に記載の細破砕装置は、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の細破砕装置であって、前記破砕部材は、前記ケーシング側に前記排出口に向かって拡径するテーパ面を有し、前記テーパ面と前記排出口の開口縁とのより前記隙間を形成することを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、破砕部材は、乾燥処理物が送られて来るケーシング側に前記排出口に向かって拡径するテーパ面を有することにより、ケーシング内の流路断面積が排出口側に向かうのに伴って減少するようになる。このため、乾燥処理物が徐々に圧搾誘導されて送られるようになるため、排出口付近に乾燥処理物が貯留することを防止して、スムーズに排出口から細破砕されて流れ出るようになる。
請求項6に記載の細破砕装置は、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の細破砕装置であって、前記破砕部材は、前記排出口の開口縁に対向し前記隙間を介して配置されるせん断刃を備えていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、破砕部材は、ケーシングの排出口の開口縁に対向し隙間を介して配置されるせん断刃を備えたことにより、乾燥処理物が開口縁とせん断刃との間を通過する際に、乾燥処理物がせん断刃によって破砕される。
請求項7に記載のドラムドライヤは、加熱された熱媒体を内部に導入し表面に付着された薄膜状の材料を乾燥させる回転ドラムと、この回転ドラムによって乾燥された乾燥処理物を前記回転ドラムから剥ぎ取るスクレーパと、前記回転ドラムの下方に配置されて、前記スクレーパで剥ぎ取った前記乾燥処理物を粗破砕する粗破砕装置と、を備え、前記粗破砕装置の下方に配置され、前記粗破砕された乾燥処理物が供給される請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の細破砕装置を備えたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、ドラムドライヤは、ペースト状(液状)の材料を乾燥固化しスクレーパで剥ぎ落して乾燥品にした後、粗破砕装置で粗破砕し、さらに細破砕装置で細かく破砕できるため、1台のドラムドライヤで材料を最終的な乾燥した粉状または粒子状の商品に加工することができる。
本発明の請求項1に係る細破砕装置によれば、粗破砕された乾燥処理物は、スクリュ駆動装置のスクリュによって押圧されて排出口の開口縁と破砕部材との隙間を通過して外部にスムーズに排出され、乾燥処理物の滞留や排出口の閉塞を防止すると共に、排出される際に、回転する破砕部材によって細かく破砕される。その結果、細破砕装置は、別途破砕機を設けることなく、スクリュによって乾燥処理物を搬送する装置の排出口に、回転する破砕部材を設置した簡素な構造からなるため、装置全体をコンパクト化でき、装置の保管および輸送が行い易い。
本発明の請求項2に係る細破砕装置によれば、破砕部材は、スクリュを回転させるスクリュ駆動装置とは別途の破砕部材を回転させる破砕部材駆動装置によって回転されることにより、乾燥処理物の材質や状態等に応じた適宜な回転速度に調整して破砕効率を向上させることができる。
本発明の請求項3に係る細破砕装置によれば、破砕部材と排出口の開口縁との隙間が調整手段によって調整できることにより、破砕部材によって破砕される乾燥処理物の粒度を所望とする適宜な粒度に幅広く調整できる。
本発明の請求項4に係る細破砕装置によれば、塊によって排出口が詰まったり、それによって破砕装置に過負荷が生じたり、破砕処理不能となったりすることを、ケーシングの開口縁または破砕部材が弾性変形することにより、乾燥処理物を排出口と破砕部材との隙間からスムーズに排出できるようにするため、排出口や破砕部材が損傷することを防止できる。
本発明の請求項5に係る細破砕装置によれば、ケーシングと破砕部材との間から外部に流れ出る乾燥処理物は、ケーシング側に前記排出口に向かって拡径するテーパ面によってケーシング内の流路断面積が排出口に向かって徐々に減少することにより、ケーシングの内周側(開口縁側)へ案内されて、が徐々に圧搾誘導されて送られるようになるため、スムーズに搬送されるようになる。その結果、破砕効率(処理効率)が向上され、安定した状態に破砕された乾燥処理物を得ることができる。
本発明の請求項6に係る細破砕装置によれば、破砕部材は、ケーシングの排出口の開口縁に対向し隙間を介して配置されるせん断刃を備えたことにより、せん断刃が乾燥処理物を破砕するため、細破砕効率を高めることができる。
本発明の請求項7に係るドラムドライヤによれば、ペースト状(液状)の材料を乾燥固化し、最終的な細破砕状の乾燥商品に加工できることにより、1台のドラムドライヤで、数多くの工程を処理できるため、装置全体を小型化できると共に、装置の機能を向上させることができる。
以下、図面を参照して発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、ドラムドライヤは、高温の気体等の各種の熱媒体を使用可能であるが、一例として、飽和蒸気を使用した場合を説明する。
図1は、細破砕装置およびドラムドライヤを概略して示す正面図である。図2は、細破砕装置およびドラムドライヤを概略して示す側面図である。
≪被乾燥処理物≫
まず始めに、図1および図2に示すドラムドライヤ1によって乾燥される被乾燥処理物Aを説明する。被乾燥処理物Aは、穀物等の澱粉質食品廃棄物であり、例えば、米飯、うどん、そば、パスタ、芋類、とうもろこし、パン、澱粉のり等の澱粉を多く含むものである。この被乾燥処理物Aは、例えば、米飯を、供給装置(図示せず)によって投入口8aからドラム81とドラム82との間に投入されて、加熱されたドラム81,82の表面に付着して乾燥させられ、スクレーパ83,84で剥ぎ落すことで、略シート状の乾燥物となる。その後、被乾燥処理物Aは、ドラム81,82の下方に設置された粗破砕装置20によって粗い粒子に粗破砕され、さらに細破砕装置30で細かい粒子に細破砕して鋳物砂や猫砂等用のバインダ、工業用糊等の原料としてリサイクルされる。
なお、ドラムドライヤ1では、各種のスラッジを含んだ液体等、水分を含むペースト状または液状のものを加熱することによって乾燥固化できるものにも適用できる。
以下、被乾燥処理物Aを残飯等の米飯とした場合を例に挙げて本発明の実施形態を説明する。
≪ドラムドライヤの構成≫
図1に示すように、ドラムドライヤ1は、装置本体8に設けられ回転する一対のドラム81,82の内部に、飽和蒸気(熱媒体)を導入してドラム81,82の表面に付着・展延させた被乾燥処理物Aを乾燥させ、スクレーパ83,84で剥ぎ取ることよって乾燥品を製造する装置である。このドラムドライヤ1には、前記ドラム81,82と、前記スクレーパ83,84と、ボイラ2と、導入管P1と、減圧弁3と、制御弁4と、開閉バルブ6と、圧力検出器7と、調節制御部5と、ドレン排出管85,86と、排出管P2,P3と、スチームトラップ91,92と、ドラム回転駆動装置10、粗破砕装置20と、細破砕装置30等が備えられている。
以下、ドラムドライヤ1において、飽和蒸気が生成される上流側から外部に排出される下流側に向かってそれぞれ設置された各構成部材を順に説明する。
図1に示すように、ボイラ2は、例えば、燃料(プロパンガス)を燃焼させた熱等によって飽和蒸気を生成する装置であり、導入管P1の配管2aを介して減圧弁3に接続されている。
前記導入管P1は、ボイラ2で生成した飽和蒸気をドラム81,82内に送るための流路を形成するものであり、配管2aと、配管3aと、配管4aと、配管4cと、軸81bと、軸82bとから構成されている。この導入管P1は、ドラム81,82に飽和蒸気を均等な圧力および温度で送り込むために、ドラム81の上流の分岐点Bで2つに分岐しており、一方のドラム81内に飽和蒸気を送り込む配管(分岐管)4bと、他方のドラム82内に飽和蒸気を送り込む配管(分岐管)4cとを備えている。導入管P1には、中間部に減圧弁3と制御弁4と開閉バルブ6と圧力検出器7とが設けられて、飽和蒸気を大気圧以上の所定圧力でドラム81,82内に導入するように配設されている。
図1に示す減圧弁3は、下流側の配管3aの圧力を上流側の圧力より1段階減圧させるためのバルブである。この減圧弁3は、下流に設置される後記の制御弁4の上流側の圧力と下流側の圧力との圧力差をなるべく小さくして流量の制御精度を向上させるために設置されている。
制御弁4は、例えば、圧力検出器7で検出した一方の分岐管(配管4c)内の圧力検出値から演算した調節制御部5から出力信号に基づいて、内設された弁体(図示せず)の開度をPID(Proportional Integral Derivative)自動調節し、入力ポートと出力ポートとの間の流路断面積を変えることによって飽和蒸気の流量を調節するフィードバック制御する流量制御弁である。この制御弁4は、飽和蒸気の流量を自動調節してドラム81,82の入口側の圧力を設定値(0.18MPa)にすることによって間接的にドラム81,82の表面温度を適温(約115℃)に調節するためのものである。
図1に示す開閉バルブ6は、圧縮空気を生成するコンプレッサ(図示せず)に接続されて、弁体を開くことにより、配管4a,4b,4cからドラム81,82内に圧縮空気を送って、強制的にドラム81,82内のドレンDをドレン排出管85,86を介して配管81c,82cから外部に排出させるためのバルブである。
圧力検出器7は、ドラム81,82の入口側の導入管P1内の圧力を検出するセンサである。この圧力検出器7は、例えば、配管(分岐管)4cに設けられて、その配管4c内の圧力をダイヤフラムの変化量を歪みゲージよって検出し、電信信号に変換し増幅して調節制御部5に出力する。
図1に示す調節制御部5は、圧力検出器7で検出した圧力の電気信号から飽和蒸気によって加熱されるドラム81,82の温度が設定温度になるように、飽和蒸気の圧力と温度の相関関係から制御弁4の開度を演算し、その開度信号を制御弁4に出力して弁体の開度をPID自動調節する装置である。また、この調節制御部5は、ボイラ2と、モータM1,M2と、被乾燥処理物Aを投入口8aに投入する供給装置(図示せず)とをそれぞれ作動させるための操作盤兼自動制御装置の役目も果している。
この調節制御部5には、ボイラ2、モータM1,M2、および供給装置をそれぞれ作動させるための各スイッチと、圧力検出器7で検出した圧力の電気信号からドラム81,82の表面温度を適宜な温度にするために制御弁4の開度を所望の開度にするためのデータ記憶回路および演算回路と、が主に備えられている。
前記調節制御部5は、スイッチ(図示せず)をONしてボイラ2を暖機運転したときに、段階的に制御弁4の弁体の開度を上げて飽和蒸気を流通させ、ドラム81,82内を最終的な圧力値まで上昇させることで、ドラム81,82の表面温度を所定値まで徐々に上昇するように制御する。
また、調節制御部5は、モータM1および供給装置(図示せず)を作動させて被乾燥処理物Aを乾燥させる乾燥作業時に、圧力検出器7からの信号に基づいて制御弁4を自動開閉させて、ドラム81,82内を所定圧力に保って、ドラム81,82の表面温度が所望値になるように制御する。
すなわち、調節制御部5は、制御弁4の下流側に設けた圧力検出器7でドラム81,82および配管4bに連通して同じ圧力になっている配管4c内の圧力を検出し、制御弁4の弁体の開度を変えることによって飽和蒸気の流量を調節している。
次に、装置本体8を説明する。
図1に示すように、装置本体8は、被乾燥処理物Aが投入される投入口8aと、この投入口8aの下方に配設された2基のドラム81,82と、このドラム81,82から剥ぎ落された被乾燥処理物Aを集束して粗破砕装置20に送るためのシュート部8fと、を備えている。この装置本体8には、付着させた被乾燥処理物Aを乾燥させるためのドラム81,82と、その被乾燥処理物Aをドラム81,82から剥ぎ取るスクレーパ83,84と、このスクレーパ83,84で剥ぎ落した乾燥処理物を粗破砕する粗破砕装置20と、粗破砕した乾燥処理物を機外に搬送しながら細破砕する細破砕装置30と、前記導入管P1と、後記する排出管P2,P3と、ドラム81,82内に溜まったドレンDを排出するドレン排出管85,86と、ドラム81,82を回転させるためのドラム回転駆動装置10と、が主に備えられている。
ドラム81,82の表面温度は、ドラム81,82内に送り込まれた飽和蒸気によって、米飯の乾燥処理に最適な設定温度(例えば、約115℃)に加熱された後、乾燥作業中、そのドラム81,82内に送り込まれて来る飽和蒸気の圧力を制御弁4で自動調節することにより、その設定温度に一定に保たれる。すなわち、ドラム81,82内の飽和蒸気の圧力は、圧力検出器7および調節制御部5によって制御弁4を所望圧力(例えば、0.18MPa)に調整することによって、ドラム81,82が設定温度になるように調整される。
なお、ドラム81,82は、特許請求の範囲に記載の「回転ドラム」に相当する。
図2に示すように、軸筒管81a,82aおよび軸81b,82bは、ドラム81,82を基体8bに回転自在に軸支させるための回転軸の役目を果すものであり、軸筒管81a,82aは、さらにドラム81,82内に蒸気を流通させるためのパイプの役目を果すものである。これらの軸筒管81a,82aおよび軸81b,82bのうち少なくとも軸筒管81a,82aは、例えば、鋼管等の円筒状の金属によって形成されている。
軸筒管81a,82aは、ドラム81,82の一端側の側壁の中央部にそれぞれ接続されており、軸81b,82bは、もう他端側の側壁の中央部にそれぞれ接続されている。この軸筒管81a,82aは、ドラム81,82の側壁に接続される基端部において固定され、中央部が軸受部材81d,81eを介して基体8bに軸支されている。
また、軸筒管81a,82aは、ドラム81,82の側壁に接続される基端部において固定され、中央部が軸受部材82d,82eを介して基体8bに軸支されている。
蒸気が導入される軸筒管81a,82aの先端には、それぞれロータリージョイントが取付けられている。このロータリージョイントのアウターパイプ(ロータ)に通じる接続ポートには、配管4b,4cが接続され、アウターパイプを介して軸筒管81a,82aに対して蒸気を導入するように構成されており、インナーパイプ(図示せず)に通じる接続ポートには、配管81c,82cが接続され、ドレン排出管85,86からインナーパイプを介してドレンDを排出するように構成されている。
図2に示すように、ドラム回転駆動装置10は、ドラム81,82を下方へ向けて噛み込むように互いに逆方向に回転させるための装置であり、例えば、減速機構付きのモータMと、このモータMの回転軸と同軸に設けられた駆動スプロケットMaと、軸81bと同軸に設けられた従動スプロケット81fと、駆動スプロケットMaと従動スプロケット81fに巻き掛けられた無端チェーン10aとから構成されている。従動スプロケット81fは、一方の軸81bに駆動力を伝達する。一方の軸81bに伝達された駆動力は、両ドラム81,82を互いに逆方向に同一回転数で回転させるベく互いに噛合するように両ドラム81,82の軸81b,82bに設けられた一対の歯車(図示せず)を介して、他方のドラム82の軸(回転軸)82bに伝達される。
なお、モータMには、必要に応じて減速機構を設けることもできる。また、無端チェーン10aとスプロケット(Ma,10a)に変えて無端ベルトとプーリによって動力を伝達するようにしてもよく、歯車を介さず動力伝達の全てをチェーンとスプロケットあるいは無端ベルトとプーリで行うようにしてもよい。
<スクレーパの構成>
図1に示すように、スクレーパ83,84は、ドラム81の外周面に付着されて乾燥固化された被乾燥処理物Aを略シート状に剥ぎ取るナイフ状のものであり、ドラム81,82の上側にドラム81,82の回転方向に向けて密接するように押し当てた状態に設けられている。
図1に示す排出管P2,P3は、各ドラム81,82内の飽和蒸気とドレンDとを外部に排出するための流路を構成するものであり、例えば、鋼管等の金属管からなる。
排出管P2は、後記するドレン排出管85と、前記軸筒管81aと、上流側にドレン排出管85および軸筒管81aを接続し下流側から飽和蒸気およびドレンDを排出する配管81cと、スチームトラップ91とを備えてなる。
排出管P3は、後記するドレン排出管86と、前記軸筒管82aと、上流側にドレン排出管86および軸筒管82aを接続し下流側から飽和蒸気およびドレンDを排出する配管82cと、スチームトラップ92と、を備えてなる。
図2に示すように、ドレン排出管85,86は、前記開閉バルブ6から取り込んだ圧縮空気によってドラム81,82内のドレンDを押し出して、このドレン排出管85,86内に流し込み、下流側端部に接続された配管81c,82cから外部に排出するように設置されている。このドレン排出管85,86は、上流側端部がドラム81,82の内底にそれぞれ配置され、下流側が軸筒管81a,82aを遊挿し、ロータリージョイント(図示せず)を介して配管81c,82cにそれぞれ接続されている。
≪粗破砕装置の構成≫
図1に示すように、粗破砕装置20は、前記ドラム81,82によって乾燥固化され、スクレーパ83,84で剥ぎ落された紙状の乾燥処理物を粗破砕する装置であり、シュート部8fと細破砕装置30との間に設置されている。粗破砕装置20は、シュート部8fの下側に連設され、下側開口部が細破砕装置30への供給口21bに配設されたホッパ形状の内ケース21と、この内ケース21内に回転自在に設置された粗破砕パドル22,23と、この粗破砕パドル22,23を回転させるパドル駆動装置25(図2参照)とから構成されている。
前記内ケース21は、比較的薄い金属板によってシュート状に形成された部材からなり、破砕される乾燥処理物の流路を形成している。この内ケース21は、上端部に、ドラム81,82から剥ぎ落された乾燥処理物を取り込むための開口部を有し、下端部に、スクリュ33によって搬送される乾燥処理物をガイドするスクリュハウジング部21aと、乾燥処理物を細破砕装置30のケーシング32内に送り込むための供給口21b(図3参照)とを有する。内ケース21には、上方部に回転自在に懸架された粗破砕パドル22,23と、側面視して略V字形状に形成された底面部のスクリュハウジング部21aに回転自在に懸架されたスクリュ33と、が内設されている。
粗破砕パドル22,23は、略板状の乾燥処理物を粗く砕く解砕歯24を有する歯車状のものからなり、解砕歯24を互いに噛合させた状態でパドル駆動装置25によって回転されることで、粗破砕パドル22,23間に送り込まれた乾燥処理物を略粒状に粗く砕く。
図2に示すように、パドル駆動装置25は、例えば、モータM2の回転をベルト伝達機構または歯車伝達機構を介して粗破砕パドル22,23を互いに逆方向に回転させる装置である。
≪細破砕装置の構成≫
図3は、細破砕装置を概略して示す要部拡大断面図である。
図3に示すように、細破砕装置30は、粗破砕装置20によって粗破砕された乾燥処理物をスクリュコンベア31で搬送しながら破砕部材35で細破砕して粒子状または粉末状にする装置である。細破砕装置30は、スクリュコンベア31と、破砕部材35と、破砕部材駆動装置36とから主に構成されている。
<スクリュコンベアの構成>
スクリュコンベア31は、粗破砕装置20の底面部のスクリュハウジング部21aに落下した粒状ないしフレーク状の乾燥処理物を破砕部材35が配置されたケーシング32の排出口32bに連続的に搬送しながら破砕すると共に、その乾燥処理物を破砕部材35に押し付けて破砕させる装置である。スクリュコンベア31は、スクリュ33と、このスクリュ33が配置されるスクリュハウジング部21aおよびケーシング32と、スクリュ33と一体の回転軸33bを回転させるための破砕部材駆動装置36とから構成されている。
<ケーシングの構成>
ケーシング32は、スクリュ33によって乾燥処理物を搬送する搬送路32aを形成する断面がU字トラフ型の部材であり、前記スクリュハウジング部21aおよび供給口21bに連通して水平に真っ直ぐに形成されている。ケーシング32は、入口側の基端部が基体8bに固定され、排出口32bの開口縁32cが隙間Lを介して破砕部材35のせん断刃35bに対向して配置されて、片持ち梁状に固定されている。このケーシング32は、合成樹脂やゴム等の弾性を有する材料によって形成されている。
なお、ケーシング32は、主に、金属製の管状部材から形成して、排出口32bの開口縁32c付近を合成樹脂やゴム等の弾性を有する材料によって形成してもよく、また、断面がU字トラフ型状に限らず円筒管状であってもよい。
<スクリュの構成>
図3に示すように、スクリュ33は、粗破砕装置20の内ケース21の内底から乾燥処理物を排出口32bに搬送するためのものであり、回転軸33bの周面に螺旋状に設けた板材の螺旋翼33aを備えている。
スクリュ33の軸心である回転軸33bは、破砕部材駆動装置36によって回転され、基端部が、基体8bに回転自在に軸支され、先端部が、基体8bと一体の軸支部8gに回転自在に軸支されている。
回転軸33bの先端部側には、破砕部材35および調整ナット38a,38bが螺合するねじ部33cが形成され、このねじ部33cの先端側には、軸支部8gを挿通してプーリ36aが固定されている。
螺旋翼33aは、ケーシング32の内壁に僅かな間隔を介して回転自在に挿通して配置されている。
<スクリュ駆動装置の構成>
図3に示すように、スクリュ駆動装置34は、スクリュ33を回転させる装置であり、例えば、モータM3(図2参照)と、モータM3の回転を回転軸33bのプーリ36aに伝達するベルト伝達機構や、歯車伝達機構からなる。なお、このスクリュ駆動装置34と、破砕部材35を回転させる破砕部材駆動装置36とは、ここでは、同じモータM3、プーリ36a、および回転軸33bによって共回りするように兼用されている。
<破砕部材の構成>
破砕部材35は、スクリュ33と共回りするように排出口32bの開口縁32cに隙間Lを介して設けられ、ケーシング32の排出口32bの開口縁(開口端面)32cに沿って隙間Lを維持して回転し、せん断刃35bと開口縁32cとによって、乾燥処理物を細かく粉砕する部材である。破砕部材35は、開口縁32cの端面と、それに対向して配置されたせん断刃35bとの隙間Lを調整手段38によって調整することにより、細砕破される乾燥処理物の粒度を調整できるようになっている。この破砕部材35は、例えば、合成樹脂等の弾性を有する弾性材料によってスプロット形状に形成されて、隙間Lを流れる乾燥処理物によって所定以上の押圧力が負荷されると撓むことによって、塊をケーシング32外へ通過可能になっている。
なお、破砕部材35は、金属、セラミック等の硬質材料、またはゴム、合成樹脂等の弾性材料によって全体を形成してもよい。また、破砕部材35は、外周部側を前記弾性材料で形成し、軸心側を前記硬質材料で形成するなどして複合させた複合体であってもよい。
せん断刃35bは、乾燥処理物を破砕するためのものであり、例えば、平板形スプロケットの歯形形状に形成されてなる。このせん断刃35bは、前記硬質材料または前記弾性材料によって破砕部材35の外周部に形成されている。
<調整手段>
図3に示す調整手段38は、破砕部材35とケーシング32の開口縁32cとの隙間Lを調整することによって前記乾燥処理物の粒度を調整するものである。この調整手段38は、例えば、排出口32b付近の回転軸33bに形成されたねじ部33cと、このねじ部33cに嵌入にされた破砕部材35と、この破砕部材35を軸方向に移動してその位置を調整可能な状態に固定する調整ナット38a,38bとから構成されている。
なお、調整ナット38aは、ねじ部33cの基端部側(スクリュ33側)に螺合され、調整ナット38bは、ねじ部33cの先端側(プーリ36a側)に配置されて、2つの調整ナット38a,38bによって破砕部材35の両側から挟み込んで保持している。
前記隙間Lは、例えば、炊飯米を乾燥した被乾燥処理物Aを5kg/h程度で細破砕処理し、スクリュ33の外径が40mmで、破砕部材35が厚さ8mmのゴム製の円板からなる場合、5〜10mm程度であり、特に8mmが最適である。この場合、乾燥処理物の粒度は、直径が3〜10mm程度であり、このときのスクリュ駆動装置34のモータM3の電流値は、0.54A程度の定格以下である。
<破砕部材駆動装置の構成>
図3に示すように、破砕部材駆動装置36は、破砕部材35を回転させて乾燥処理物の細破砕作業を行う装置であり、例えば、モータM3(図2参照)と、このモータM3の回転をスクリュ33の回転軸33bに設けたプーリ36aにベルト36bによって伝達するベルト伝達機構または歯車伝達機構と、から構成されている。この破砕部材駆動装置36の回転軸33bには、この回転軸33bの位置を微調整して、ケーシング32と破砕部材35との隙間Lを調整する調整手段38が設置されている。
≪ドラムドライヤおよび細破砕装置の動作≫
次に、図1〜図3を参照しながら本発明の実施形態に係る細破砕装置およびドラムドライヤの動作を説明する。
まず、図1に示すように、ボイラ2からの飽和蒸気は、減圧弁3に流れて、減圧弁3によって、1段階減圧され、制御弁4を介してドラム81,82内に流れる。
このとき、圧力検出器7が制御娩の下流において、配管4c内の圧力を検出して、この圧力に基づいて調節制御部5がシーケンス制御して、制御弁4を流れる飽和蒸気の流量を適宜に調整するフィードバック制御を行うことにより、ドラム81,82内の圧力が段階的に徐々に上昇し、これに伴ってドラム81,82内外の温度も上昇する。そして、ドラムドライヤ1を起動して暖機運転開始から20〜30分程度で、ドラム81,82の外周面の温度が設定温度(約115℃)になり、暖機運転が完了して、直ぐに操業運転させて、被乾燥処理物Aを乾燥できるようになる。
次に、被乾燥処理物Aを乾燥固化にする操業運転を開始する。まず、図1および図2に示すドラム回転駆動装置10でドラム81,82を回転させる。ドラム回転駆動装置10は、モータM1が回転すると減速回転機構(図示せず)によって駆動スプロケットMaが減速回転して、無端チェーン10a、従動スプロケット81f、軸81b,82bを介してドラム81,82をゆっくりと回転させる。
そして、供給装置から被乾燥処理物Aが投入口8aに落し込まれる。この投入口8aに落し込まれた被乾燥処理物Aは、ドラム81,82上に送り出され、ドラム81,82間で互いに押圧されて外周面に付着・展延される。
その被乾燥処理物Aは、飽和蒸気によって内側から加熱されているドラム81,82と共にゆっくりと回転しながら乾燥されて水分が蒸発し、スクレーパ83,84(図1および図2参照)が設置されている地点までには略薄紙状に完全に乾燥して固化される。
この被乾燥処理物Aを乾燥する乾燥作業を行っている最中、図1に示すように、ドラム81,82は、ボイラ2からの飽和蒸気を圧力検出器7や調節制御部5や制御弁4等によって、表面温度が常に、適温に維持されるように制御されている。
乾燥後の被乾燥処理物Aである乾燥処理物は、スクレーパ83,84によって剥ぎ取られて、下側に落下し、シュート部8fにガイドされて粗破砕装置20の粗破砕パドル22,23の間の上に導かれる。
粗破砕装置20は、パドル駆動装置25(図2参照)によって粗破砕パドル22,23が回転して、その粗破砕パドル22,23上に落下した乾燥処理物を解砕歯24によって所望の大きさに粗破砕して粒子状ないしフレーク状にする。粗破砕された乾燥処理物は、下側に落下してホッパ形状の内ケース21によって細破砕装置30(図3参照)のスクリュ33上に導かれる。
図3に示すように、細破砕装置30では、スクリュ駆動装置34によって搬送路32a内のスクリュ33が回転し、破砕部材駆動装置36(スクリュ駆動装置34)によって破砕部材35が回転されている。スクリュ33上の乾燥処理物(図1および図2参照)は、螺旋状のスクリュ33が回動することにより、螺旋翼33aの側面に押圧されながら排出口32b側に搬送されて、その排出口32bと破砕部材35との間から押し出される。
乾燥処理物は、ケーシング32内を移動するとき、スクリュ33とケーシング32の内壁との間を摺動するときの圧縮力や、搬送時の乾燥処理物同士の擦れ合いによって破砕される。このため、ケーシング32は、内壁の摩擦抵抗を大きくすることにより、乾燥処理物を細破砕する破砕効果を向上させることが可能である。
乾燥処理物は、スクリュ33によって排出口32bと破砕部材35との間から押し出されて排出される際に、排出口32bの開口縁32cと破砕部材35との隙間Lが狭いため、せん断刃35bに押し付けられて細破砕されたり、押圧されて乾燥処理物同士が互いに擦れ合って細破砕されたりして、粉末状になる。
このため、ケーシング32の排出口32bの開口縁32cや、破砕部材35のケーシング32側の表面の摩擦係数を大きくすることにより、乾燥処理物を細破砕する破砕効果を向上させることが可能である。
なお、ケーシング32は、弾性材料によって形成されていることにより、乾燥処理物に押圧されると弾性変形するため、スクリュ33によって搬送されて排出口32bから排出される乾燥処理物の脈動を吸収し、順時に均一化して搬送することができる。その結果、乾燥処理物が破砕部材35の手前のケーシング32内に滞留することを解消し、乾燥処理物の流れをスムーズにするため、隙間Lを小さく調整して細破砕される乾燥処理物の粒度を小さくすることが可能となる。
なお、乾燥処理物は、スクリュ33によって順次に破砕部材35に押圧するように搬送されるため、この破砕部材35の近傍には、スクリュ33を設置しなくてもよい。
また、破砕部材35は、弾性部材によって形成されていることにより、スクリュ33によって搬送されて来た乾燥処理物が大きな塊であった場合に、その塊の乾燥処理物に押圧されて弾性変形して排出口32bから排出させるため、詰まることが少ない。
このように、前記破砕部材35および破砕部材35の開口縁32cは、両者が弾性部材で形成されていることにより、乾燥処理物が隙間Lに詰まって開口縁32cや破砕部材35に大きな圧力がされると、撓むことによって破損することを防止できる。
細破砕された乾燥処理物の粒度は、破砕部材35の両側に配置された調整手段38の調整ナット38a,38bを回動して隙間Lを調整することにより、使用目的に合った適宜な大きさに破砕することができる。
隙間Lは、搬送されて来る粗破砕された乾燥処理物の粒度や性状により、開き過ぎると粒度が大きくなる。そして、隙間Lを小さくして閉め過ぎると、スクリュ33に過負荷が発生したり、過負荷によりスクリュ33が破損したり、乾燥処理物が詰まったり、スクリュ33およびケーシング32が熱を持ったり、乾燥処理物がその熱で変質したりする原因ともなる。これは、隙間Lを調整することによって解消することができる。
そして、排出口32bから排出された乾燥処理物は、収容容器40に収納されて包装されて製品となる。この製品は、例えば、工業用糊等の原料としてリサイクルされる。
そして、調節制御部5の各スイッチをOFFにすることにより、ボイラ2、モータM1,M2、供給装置(図示せず)、粗破砕装置20および細破砕装置30が停止して乾燥作業が終了する。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造および変更が可能であり、本発明はこれら改造および変更された発明にも及ぶことは勿論である。
≪変形例≫
図4は、破砕部材の位置を調整する調整手段の変形例を示す図であり、(a)は2つのナットによる第1変形例を示す要部拡大断面図、(b)は止めねじによる第2変形例を示す要部拡大断面図、(c)はシュリングディスクによる第3変形例を示す要部拡大断面図である。
前記実施形態では、図3に示すように、破砕部材35の両側に調整ナット38a,38bを配設した調整手段38について例示したが、調整手段38は、これに限定されるものではない。
<調整手段の第1変形例>
例えば、図4(a)に示すように、調整手段38Aは、調整ナット38c,38dを破砕部材35Aの先端側に配置したものでもよい。そして、調整ナット38cは破砕部材35Aに一体形成したものでもよい。この場合、破砕部材35Aと一体の調整ナット38cと、調整ナット38dとは,互いに近づく側に締めることによりロックされて、破砕部材35Aの移動を防止することができる。
なお、前記実施形態では、図3に示すように、破砕部材35の外径をケーシング32の外径よりやや大きい程度または同寸法としたが、図4(a)に示す破砕部材35Aのように、外径d1をケーシング32の外径d2より若干小さく形成してもよい。このようにすることにより、乾燥処理物が排出流路を通過する長さが短くなるため、スクリュ33によって排出口32bに搬送された乾燥処理物が通過し易くなり排出口32bに詰まることが防止される。
また、前記実施形態では、図3に示すように、破砕部材35のケーシング32との対向面にせん断刃35bを形成したが、図4(a)に示す破砕部材35Aのように、せん断刃35bを備えていないものでもよい。この場合、乾燥処理物は、破砕部材35Aとケーシング32の開口縁32cとの摩擦によって石臼で挽くように細破砕される。
<調整手段の第2変形例>
また、図4(b)に示すように、調整手段38Bは、破砕部材35Bに軸筒部35dを形成し、軸筒部35dを止めねじ38eで固定するようにしたものでもよい。この場合、止めねじ38eは、軸筒部35dにねじ込むことにより、先端が回転軸33bの表面に圧接して破砕部材35Bに回り止めとなる。
なお、止めねじ38eは、しっかりと固定するために、複数の止めねじ38eで複数箇所を固定するようにしてもよい。
<調整手段の第3変形例>
さらに、図4(c)に示すように、調整手段38Cは、破砕部材35Cの軸筒部35eに三角形状の傾斜面を有する突起35fを形成し、この突起35fを挟み込むように2つのリングを設けて、両リングを近付ける方向にねじ部材を締め付けることにより、軸筒部35eを回転軸33bに圧接して固定されるシュリングディスク38fによるものであってもよい。
また、調整手段38Cは、シュリングディスク38f以外の摩擦締結要素によって破砕部材35Cを固定するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、図3に示すように、せん断刃35bを有する破砕部材35について例示したが、破砕部材35はこれに限定されるものではない。
例えば、図4(a)、(b)、(c)に示す破砕部材35A,35B,35Cのようにせん断刃35b(図3参照)を備えていない円板状のものでもよい。
図5は、細破砕装置の変形例を示す図であり、(a)は細破砕装置の第1変形例を示す要部断面図、(b)は(a)のE−E断面図、(c)は細破砕装置の第2変形例を示す要部断面図、(d)は(c)のF−F断面図、(e)は細破砕装置の第3変形例を示す要部断面図、(f)は(e)のG−G断面図、(g)は細破砕装置の第4変形例を示す要部断面図、(h)は(g)のH−H断面図である。
<細破砕装置の第1変形例>
細破砕装置30は、図3に示すような構造のものに限定されるものではなく、図5(a)〜(h)に示すような細破砕装置30A〜30Dであってもよい。
例えば、図5(a)、(b)に示す細破砕装置30Aのように、スクリュ33Aは、回転軸33eを螺旋翼33dの端部のみに設置してもよい。
また、その回転軸33eの先端面、回転軸33eの周辺のケーシング32の内面、および破砕部材35Dのケーシング32側の表面は、小さい凹凸aを設けて表面粗さを粗くするなどして摩擦抵抗を高くし、破砕効果を向上させてもよい。
<細破砕装置の第2変形例>
また、図5(c)、(d)に示す細破砕装置30Bのように、破砕部材35Eは、外径d1を、ケーシング32の外径d2より大きく形成して、乾燥処理物の流動抵抗を小さくし、スクリュ33Aによってケーシング32の排出口32bに搬送された乾燥処理物をスムーズに排出できるようにしてもよい。この場合、ケーシング32の排出口32bには、ケーシング32の外径d2より大きな補助ケーシング32dを設置する。このようにすることにより、排出口32bから排出される乾燥処理物の排出抵抗を低減できる。
<細破砕装置の第3変形例>
図5(e)、(f)に示す細破砕装置30Cのように、破砕部材35Fは、ケーシング32の排出口32b側に向かって拡径するテーパ面(破砕面)35gを有する円錐台形状のものであってもよい。この場合、テーパ面35gの先端側が排出口32b内に配置されて、隙間Lは、テーパ面35gと排出口32bの開口縁32cとの間の距離となる。
テーパ面35gを有する破砕部材35は、ケーシング32の供給口21b側の先端部近傍において、ケーシング32内の流路断面積が排出口32b側に向かうのに伴って徐々に減少するようになる。
<細破砕装置の第4変形例>
図5(g)、(h)に示す細破砕装置30Dのように、破砕部材35Gに対してケーシング32を移動させて隙間Lを調整するようにしてもよい。この場合、ケーシング32には、このケーシング32に軸方向に移動自在に嵌合された位置調整用筒体38gと、この位置調整用筒体38gをケーシング32に固定する止めねじ等の固定部材38hと、からなる調整手段38Dを備えている。位置調整用筒体38gと破砕部材35Gとの隙間Lは、この調整手段38Dによって調整できるようになっている。
<細破砕装置の第5変形例>
図6は、細破砕装置の第5変形例を示す図であり、(a)は細破砕装置の第5変形例を示す要部断面図、(b)は側面図である。
また、図6(a)、(b)に示す細破砕装置30Eのように、破砕部材35Hは、ケーシング32Aの排出口32Abに、この排出口32Abを閉塞する方向にばね力を有する可動式の蓋体を設けて、スクリュ33Aによって搬送されて来る乾燥処理物に押圧されて排出口32Abを開口するようにしてもよい。この場合、ケーシング32Aは、例えば、U字トラフ型のものからなり、排出口32Abの開口縁32Acの上側に、破砕部材35Hが設置される。細破砕装置30Eは、ケーシング32A内に設けたスクリュ33Aによって搬送されて来る乾燥処理物が押圧する押圧力が破砕部材35Hのばね力(閉塞力)より大きくなると、破砕部材35Hを押圧して排出口32Abが開口され、細破砕された乾燥処理物がケーシング32A外に排出される。これにより、細破砕装置30Eは、過負荷や乾燥処理物の詰まりを防止できる。
そして、ケーシング32A内の乾燥処理物が排出されること等によって、乾燥処理物が破砕部材35Hを押圧する押圧力が前記ばね力より小さくなっているときには、破砕部材35Hのばね力によって排出口32Abが閉塞された状態となる。
なお、破砕部材35Hは、ばね力で排出口32Abを閉塞する押圧力が、調節できるものがより好ましい。
また、破砕部材35Hは、所定の力で排出口32Abに押し付けることができるものであれば、ばね力によるもの以外のものでもよい。例えば、破砕部材35Hは、蓋体の下側に錘を付ける等して、排出口32Abを自動的に閉塞するようにしたものであってもよい。
<スクリュ駆動装置の変形例>
図7は、細破砕装置のスクリュを回転させるスクリュ駆動装置の変形例を概略して示す側面図である。図8は、細破砕装置のスクリュを回転させるスクリュ駆動装置の変形例を概略して示す要部断面図である。
前記実施形態では、図2に示すように、スクリュ33と破砕部材35とを1つのモータM3によって回転させるスクリュ駆動装置34兼破砕部材駆動装置36としたが、図7に示すように、スクリュ33Bは、破砕部材35を回転させるための破砕部材駆動装置36とは別のモータM2によって回転させるスクリュ駆動装置37としてもよい。
この場合、回転軸33fの基端部には、モータM2の駆動プーリ25aに巻き掛け、回動するベルト25bにプーリ37aを設けて、モータM2によってスクリュ33Bが回転するようにする。そして、回転軸33fの先端面には、図8に示すように、破砕部材35の回転軸35aの先端面に突設した連結部35cが、進退および回動自在に軸支される連結穴33gを形成する。このようにすることにより、スクリュ33Bと破砕部材35とを別々の駆動源によって、それぞれ適宜な回転速度で回転させることができる。
そして、破砕部材35の回転方向とスクリュ33Bの回転方向を逆にしたり、破砕部材35の破砕効率を上げることも可能となる。
また、前記実施形態では、ドラム81,82が2基からなるダブルドラムドライヤを説明したが、ドラムを1基だけにしてもよい。この場合は、投入口8aに投入された被乾燥処理物Aを前記1基のドラムに押し当てて付着させるためのガイド部材を配設すればよい。このようにすることにより、ドラムドライヤ1のコンパクト化を図ることができる。
本発明に係る細破砕装置およびドラムドライヤを概略して示す正面図である。 本発明に係る細破砕装置およびドラムドライヤを概略して示す側面図である。 本発明に係る細破砕装置を概略して示す要部拡大断面図である。 本発明に係る破砕部材の位置を調整する調整手段の変形例を示す図であり、(a)は2つのナットによる第1変形例を示す要部拡大断面図、(b)は止めねじによる第2変形例を示す要部拡大断面図、(c)はシュリングディスクによる第3変形例を示す要部拡大断面図である。 本発明に係る細破砕装置の変形例を示す図であり、(a)は細破砕装置の第1変形例を示す要部断面図、(b)は(a)のE−E断面図、(c)は細破砕装置の第2変形例を示す要部断面図、(d)は(c)のF−F断面図、(e)は細破砕装置の第3変形例を示す要部断面図、(f)は(e)のG−G断面図、(g)は細破砕装置の第4変形例を示す要部断面図、(h)は(g)のH−H断面図である。 細破砕装置の第5変形例を示す図であり、(a)は細破砕装置の第5変形例を示す要部断面図、(b)は側面図である。 本発明に係る細破砕装置のスクリュを回転させるスクリュ駆動装置の変形例を概略して示す側面図である。 本発明に係る細破砕装置のスクリュを回転させるスクリュ駆動装置の変形例を概略して示す要部断面図である。
符号の説明
1 ドラムドライヤ
20 粗破砕装置
21b 供給口
30,30A〜30E 細破砕装置
32,32A ケーシング
32a 搬送路
32c,32Ac 開口縁
32d 排出口
33,33A,33B スクリュ
33a,33d 螺旋翼
34,37 スクリュ駆動装置
35,35A〜35H 破砕部材
35b せん断刃
35g テーパ面
36 破砕部材駆動装置
38,38A〜38D 調整手段
81,82 ドラム(回転ドラム)
83,84 スクレーパ
A 被乾燥処理物
L 隙間

Claims (7)

  1. 粗破砕された乾燥処理物を細破砕する細破砕装置において、
    前記乾燥処理物が供給され、前記乾燥処理物を搬送する搬送路を有すると共に、前記搬送路の先端部に前記乾燥処理物を外部に排出する排出口が設けられたケーシングと、
    このケーシング内に回転自在に配置されると共に、当該ケーシング内に供給された前記乾燥処理物を前記排出口へ送る螺旋翼を備えたスクリュと、
    このスクリュを回転させるスクリュ駆動装置と、
    前記スクリュと共回りするように前記排出口の開口縁に隙間を介して設けられ、前記排出口の開口縁に沿って前記隙間を維持して回転する破砕部材と、を備えたことを特徴とする細破砕装置。
  2. 粗破砕された乾燥処理物を細破砕する細破砕装置において、
    前記乾燥処理物が供給され、前記乾燥処理物を搬送する搬送路を有すると共に、前記搬送路の先端部に前記乾燥処理物を外部に排出する排出口が設けられたケーシングと、
    このケーシング内に回転自在に設けられると共に、当該ケーシング内に供給された前記乾燥処理物を前記排出口へ送る螺旋翼を備えたスクリュと、
    このスクリュを回転させるスクリュ駆動装置と、
    前記排出口の開口縁に隙間を介して配置され、前記排出口の開口縁に沿って前記隙間を維持して回転する破砕部材と、
    この破砕部材を回転させる破砕部材駆動装置と、を備えたことを特徴とする細破砕装置。
  3. 前記排出口の開口縁と前記破砕部材との隙間を調整する調整手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の細破砕装置。
  4. 前記ケーシングの排出口の開口縁または前記破砕部材の少なくともどちらか一方は、弾性材料によって形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の細破砕装置。
  5. 前記破砕部材は、前記ケーシング側に前記排出口に向かって拡径するテーパ面を有し、前記テーパ面と前記排出口の開口縁とのより前記隙間を形成することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の細破砕装置。
  6. 前記破砕部材は、前記排出口の開口縁に対向し前記隙間を介して配置されるせん断刃を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の細破砕装置。
  7. 加熱された熱媒体を内部に導入し表面に付着された薄膜状の材料を乾燥させる回転ドラムと、
    この回転ドラムによって乾燥された乾燥処理物を前記回転ドラムから剥ぎ取るスクレーパと、
    前記回転ドラムの下方に配置されて、前記スクレーパで剥ぎ取った前記乾燥処理物を粗破砕する粗破砕装置と、を備え、
    前記粗破砕装置の下方に配置され、前記粗破砕された乾燥処理物が供給される前記請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の細破砕装置を備えたことを特徴とするドラムドライヤ。
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CN105698515A (zh) * 2016-04-06 2016-06-22 温州任和教育科技有限责任公司 一种焦炭烘干设备
CN110078399A (zh) * 2019-04-16 2019-08-02 华南理工大学 一种混凝土内养护材料的制备方法与设备
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CN113695035A (zh) * 2021-08-16 2021-11-26 广州磊耀佳百货有限公司 一种高效食品研磨装置

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