JP2007098286A - マルチメディア細断用カッターと紙とメディア細断用の複合型シュレッダー。 - Google Patents

マルチメディア細断用カッターと紙とメディア細断用の複合型シュレッダー。 Download PDF

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Abstract

【課題】紙と各種方式のデータメディアとを一台のシュレッダーで、細断処理することの出来る複合型シュレッダーを提供する。
【解決手段】カッター本体の摺り合わせない背方片面に、外周端縁に向けてテーパーを付け、対向して反対方向に回転駆動するカッター本体の細断刃における突切り刃部とこれに連続する凹切刃部とが互いに相対応するように組み合わせるとともに、駆動回転により対応する左右の突切り刃部の刃先間隔が厚さ各種メディアが挿入できる幅になったとき、当該メディアの先端部が対応する左右の凹切刃部が構成する噛込みスペース内に4mm以上挿入できるように構成し、且つ左右の凹切刃部の刃底における最小噛み合わせ部分が1mm以上となるように組合せ構成したマルチメディア細断用カッターである。また、当該マルチメディア細断用カッターと紙細断用カッターとの2種類を2本の平行軸にタンデムに配置軸着した複合型シュレッダー。
【選択図】 図14

Description

本発明は、紙と各種方式のデータメディアとを一台のシュレッダーで、細断処理することの出来るマルチメディア細断用カッターと、紙とメディア細断用の複合型シュレッダーに関する。
本発明は特に紙だけでなく、カード(CARD)、フロッピーディスク(FD)、光磁気ディスク(MO)、コンパクト・ディスク(CD)、デジタル・バサティル・ディスク(DVD)、データカートリッジ(DDS)などのマルチ・データメディアを処理することができる点に特徴がある。このように本発明は一台で何役もこなすことの出来る便利な装置であり、ペーパーレス時代の情報管理をサポートができ、機密漏洩を防止したり個人情報保護法対策にも適した複合型のシュレッダーである。
従来より、紙を細断処理するシュレッダーが主体であったが、近年フロッピーやコンパクトディスクなどのデータメディアを細断するシュレッダーが開発されるようになった。しかし、データメディアは、カード(CARD)、フロッピーディスク(FD)、光磁気ディスク(MO)、コンパクトディスク(CD)、デジタル・バサティル・ディスク(DVD)、データカートリッジ(DDS)など多種多様であり、その処理対象の寸法や形状や材質などが相違している。したがって、これらのいずれをも一台のカッターやシュレッターで細断、破壊処理するのは難しいとされている。
本発明者は、以前から文書細断用のシュレッターを開発し、製造・販売してきたこともあって紙の細断については、従来の紙用カッターを利用できるようになし(例えば、特許2045686号)、データメディアの細断についてだけ新たにマイクロメディア用のカッターを開発し、これを共通する軸体にタンデムに組み合わせて一体化して一台の装置で、紙とデータメディアとの両方を確実に細断することのできるような複合型シュレッダーを開発することにした。
特にマイクロメディア用のカッターの開発に当たっては、データメディアが種類によってその寸法や形状や材質が異なっているが、処理対象のデータメディアが変わっても同じマイクロメディア用のカッターで細断処理できるようにすることを目指すこととした。
データメディアは種類別に規格化され寸法や形状が統一されていることから、処理対象のデータメディアが変わっても確実に噛み込むことができるようにすること、処理対象のデータメディアがいずれに変わっても確実に細断できるだけのパワーと剛性があること、データメディアはいずれも固形物であり細断時の負荷が大きくなるので、余分な負荷が掛からないようにすること、といった技術課題を解消することによって、複数種類のデータメディアを同じカッターでも細断処理できることが解った。
本発明は、このような新たに得た技術的知見に基づいてマルチメディア細断用カッターと紙とメディア細断用の複合型シュレッダーを開発したものである。
特許を受けようとする第1発明は、円板状基板の中央部に軸体嵌合穴が穿設されており、その外周縁部に等間隔をおいて切り欠くことにより当該外周縁部に回転方向に指向する突切り刃部とこれに連続する凹切刃部とからなる細断刃を複数形成してなるカッター本体と、このカッター本体一対を互いに剪入重合して片面を摺り合わせるように2本の平行軸に多数軸架配列し固定してなるメディア細断用カッターにおいて、当該カッター本体の外周縁部に、そのカッター本体を平行軸に軸架配列し固定した際に摺り合わせない背方片面に、外周端縁に向けてテーパーを付けたことを特徴とするマルチメディア細断用カッターである。
当該第1発明は、カッター本体の外周縁部の背方片面に、テーパーを付けたことが特徴のマルチメディア細断用カッターである。これは図12(イ)に示すように、処理対象のデータメディアを細帯状に切断する際、細断刃カッター本体の細断刃の厚さがあると、処理対象のデータメディアが固形であるため、隣接するカッター本体の細断刃との間でねじれが生じる。このため細断時には処理対象のデータメディアが細断刃の厚さ部分に衝当し、細断力の作用点が分散して4箇所に増えるため、細断刃に対する負荷が大きくなるし、切れ味が低下する。しかるに本発明は、図12(ロ)に示すように、カッター本体の背方片面に外周縁部に向けてテーパーを付けることによって無駄な衝当を避けて細断力の作用点を集中させ、細断の際の負荷を低減し、切れ味を向上させたものである。
特許を受けようとする第2発明は、円板状基板の中央部に軸体嵌合穴が穿設されており、その外周縁部に等間隔をおいて切り欠くことにより当該外周縁部に回転方向に指向する突切り刃部とこれに連続する凹切刃部とからなる細断刃を複数形成したカッター本体と、このカッター本体一対を互いに剪入重合して摺り合わせるように2本の平行軸に多数軸架配列し固定してなるメディア細断用カッターにおいて、カッター本体の外周縁部に、そのカッター本体を平行軸に軸架配列し固定した際に摺り合わせない背方片面に、外周端縁に向けてテーパーを付けたことを特徴とするマルチメディア細断用カッターを用意する。そして、当該カッター本体一対を互いに剪入重合して片面が摺り合うように2本の平行軸にそれぞれ軸架配列し固定するが、この際、対向して反対方向に回転駆動するカッター本体の細断刃における突切り刃部とこれに連続する凹切刃部とが互いに相対応するように組み合わせるとともに、駆動回転により相対応する左右の突切り刃部の刃先間隔が厚さ10.5mmのデータカートリッジ(DDS)が挿入できる幅になったとき、当該データカートリッジ(DDS)の先端部が、相対応する左右の凹切刃部が構成する噛込みスペース内に4mm以上挿入できるように構成し、且つ左右の凹切刃部の刃底における最小噛み合わせ部分が1mm以上となるように組み合わせ構成したことを特徴とするマルチメディア細断用カッターである。
第2発明は、カード(CARD)、フロッピーディスク(FD)、光磁気ディスク(MO)、コンパクト・ディスク(CD)、デジタル・バサティル・ディスク(DVD)、データカートリッジ(DDS)などの各種データメディアを細断できるマルチメディア細断用カッターを具現化したものである。
そのために開発した第1発明のマルチメディア細断用のカッター本体を用意し、これを互いに剪入重合して片面が摺り合うように2本の平行軸にそれぞれ軸架配列し固定するのであるが、その際、処理対象となる各種データメディアのうちで、厚さが最も大きいデータカートリッジ(DDS)でも相対応する左右の凹切刃部が構成する噛込みスペース内に挿入でき、それを噛み込むことが出来るように構成するように構成したものである。これによって、データカートリッジ(DDS)より厚さの薄い各種データメディアの全てを噛込みスペース内に挿入でき、噛み込むことが出来るようにし、これらの全てを細断できるようにしたものである。すなわち、本発明は、一台六役のマルチメディア細断用カッターを具現化したものである。
特許を受けようとする第3発明は、円板状基板の中央部に軸体嵌合穴が穿設されており、その外周縁部に等間隔をおいて切り欠くことにより当該外周縁部に回転方向に指向する突切り刃部とこれに連続する凹切刃部とからなる細断刃を複数形成したカッター本体と、このカッター本体一対を互いに剪入重合して摺り合わせるように2本の平行軸に多数軸架配列し固定してなるメディア細断用カッターにおいて、カッター本体の外周縁部に、そのカッター本体を平行軸に軸架配列し固定した際に摺り合わせない背方片面に、外周端縁に向けてテーパーを付けたことを特徴とするメディア細断用カッターを用意する。そのうえで、そのカッター本体一対を互いに剪入重合して片面が摺り合うように2本の平行軸に軸架配列して固定するが、この際、対向して反対方向に回転駆動するカッター本体の細断刃における突切り刃部とこれに連続する凹切刃部とが互いに相対応するように組み合わせるとともに、回転駆動により相対応する左右の突切り刃部の刃先間隔が厚さ3.5mmのフロッピーデスク(FD)が挿入できる幅になったとき、当該フロッピーデスク(FD)の先端部が、相対応する左右の凹切刃部が構成する噛込みスペース内に2mm以上挿入できるように構成し、且つ左右の凹切刃部の刃底における最小噛み合わせ部分が1mm以上となるように組み合わせ構成したことを特徴とするマルチメディア細断用カッターである。
当該第3発明は、汎用性の高いカード(CARD)、フロッピーディスク(FD)、コンパクト・ディスク(CD)、デジタル・バサティル・ディスク(DVD)のいずれをも細断できるマルチメディア細断用カッターを具現化したものである。第2発明との相違は、光磁気ディスク(MO)やデータカートリッジ(DDS)が細断できないだけである。
特許を受けようとする第4発明は、両方の軸端側でそれぞれの支持部材によって回転自在に支持される2本の平行軸に、円板状基板の外周縁部に等間隔をおいて切り欠くことにより当該外周縁部に回転方向に指向する突切り刃部とこれに連続する凹切刃部とからなる細断刃を複数形成したカッター本体と、このカッター本体一対を互いに剪入重合して摺り合わせるように多数軸架配列した細断用カッターを装着したことを特徴とするシュレッダーにおいて、前記2本の平行軸に装着可能な紙細断用カッターと、請求項2又は請求項3に記載するマルチメディア細断用カッターとを用意する。そのうえで、当該紙細断用カッターと、請求項2又は請求項3に記載するマルチメディア細断用カッターとの2種類を前記2本の平行軸にタンデムに配置軸着するが、その際、当該2本の平行軸の左右両端側と、紙細断用カッターと前記マルチメディア細断用カッターの間との3ヶ所で、支持部材により回転自在に支持するとともに、前記支持部材は基枠に装着してあり、駆動時の負荷により紙細断用カッターと複合型メディア細断用カッターがねじれたり、変形したりするのを防止することの出来るように構成する。更に、前記2本の平行軸の左右両端部にそれぞれ一対の歯車を設け、当該左右両端部の一対の歯車を噛合するように構成して、駆動源から一方の軸体に設けられた歯車に付与された駆動回転力が他方の軸体に設けられた歯車の噛合によって他方の軸体に確実に伝達して反対方向に協働回転するようにしたことを特徴とする紙とメディア細断用の複合型シュレッダーである。
当該第4発明は、紙とメディア細断用の複合型シュレッダーである。本発明の基本構成は、紙細断用カッターとマルチメディア細断用カッターとの2種類を、共通する2本の平行軸にタンデムに配置軸着して一体化したことを特徴とする複合型シュレッダーである。特にマルチメディア細断用カッターは、多種類のデータメディアを細断できるので、一台のシュレッダーで、紙とマルチメディアの細断処理が可能となった。しかし、このように多種類の処理対象を細断するときの負荷が大きくなったり小さくなったりするなど多様化するので、当該細断用カッターにゆがみやひねりなどの変形が生じることがある。このような細断作業中の細断用カッターの変形や狂いにより、予定している設計性能を発現できなくなり、細断能力が低下したり、詰まりや異常運転や異常停止などの不具合が起こる可能性がある。これでは安定した細断作業を行うことができなくなる。本発明はこのような難点を解消するため、前記2本の平行軸の左右両端側と、紙細断用カッターと前記マルチメディア細断用カッターの間との3ヶ所で、支持部材により回転自在に支持するとともに、前記支持部材は基枠に装着して、駆動時の負荷により紙細断用カッターと複合型メディア細断用カッターがねじれたり、揺動したりするのを防止するように構成した。
また、前記2本の平行軸へ駆動回転力を付与する方法として、平行軸の左右両端部にそれぞれ一対の歯車を設け、当該左右両端部の一対の歯車を噛合するように構成して、駆動源から一方の軸体に設けられた歯車に付与された駆動回転力が他方の軸体に設けられた歯車の噛合によって他方の軸体に確実に伝達して反対方向に協働回転するように構成した。これは2本の平行軸が安定的に協働回転できるようにするためである。
以上のように、本発明に係る紙とメディア細断用の複合型シュレッダーは、紙細断用カッターとマルチメディア細断用カッターとを一体化して一台で何役もの処理ができる多機能化を実現したが、同時に、どのような処理対象の場合でも安定的な作動により確実に細断処理が出来るようにしたことが特徴である。
第1発明は、カッター本体の外周縁部の背方片面に、テーパーを付けたことが特徴のマルチメディア細断用カッターである。処理対象のデータメディアが固形であるため、これを細帯状に切断する際、細断刃カッター本体の細断刃の厚さがあると、隣接するカッター本体の細断刃との間でねじれが生じ、細断時には処理対象のデータメディアが細断刃の厚さ部分に衝当し、細断刃に対する負荷が大きくなり、切れ味が低下する。本発明は、カッター本体の外周縁部の背方片面にテーパーを付けて無駄な衝当を避け、細断力の作用点を集中させることができるので、細断の際の負荷を低減し切れ味を向上させることができるようになった。
第2発明は、2本の平行軸に多数軸架配列し固定してなるメディア細断用カッターにおいて、一台でカード(CARD)、フロッピーディスク(FD)、光磁気ディスク(MO)、コンパクト・ディスク(CD)、デジタル・バサティル・ディスク(DVD)、データカートリッジ(DDS)などの各種データーメディアを細断できるマルチメディア細断用カッターを具現化したものである。
第3発明は、2本の平行軸に多数軸架配列し固定してなるメディア細断用カッターにおいて、汎用性の高いカード(CARD)、フロッピーディスク(FD)、コンパクト・ディスク(CD)、デジタル・バサティル・ディスク(DVD)のいずれをも細断できるマルチメディア細断用カッターを具現化したものである。
第4発明は、紙細断用カッターとマルチメディア細断用カッターとの2種類を、共通する2本の平行軸にタンデムに配置軸着して一体化したことを特徴とする複合型シュレッダーである。本発明に係る紙とメディア細断用の複合型シュレッダーは、紙細断用カッターCとマルチメディア細断用カッターA又はBとを一体化して一台で何役もの処理ができる多機能化を実現したが、同時に、紙でも各種のデータメディアのいずれを細断処理する場合でも常に安定的な作動により確実に細断処理が出来るようにしたものである。
円板状基板の中央部に軸体嵌合穴2が穿設されており、その外周縁部に等間隔をおいて切り欠くことにより当該外周縁部に回転方向に指向する突切り刃部とこれに連続する凹切刃部とからなる細断刃を複数形成したカッター本体と、このカッター本体一対を互いに剪入重合して摺り合わせるように2本の平行軸に多数軸架配列し固定してなるメディア細断用カッターにおいて、次のように構成にしたことを特徴とする。
第1に、カッター本体の中央部に軸体嵌合穴が穿設されており、その外周縁部に、そのカッター本体を平行軸に軸架配列し固定した際に摺り合わせない背方片面に、外周端縁に向けてテーパーを付ける。
第2に、当該カッター本体一対を互いに剪入重合して片面が摺り合うように2本の平行軸にそれぞれ軸架配列し固定するが、この際、対向して反対方向に回転駆動するカッター本体の細断刃における突切り刃部とこれに連続する凹切刃部とが互いに相対応するように組み合わせる。
第3に、駆動回転により相対応する左右の突切り刃部の刃先間隔が厚さ10.5mmのデータカートリッジ(DDS)が挿入できる幅になったときに、当該データカートリッジ(DDS)の先端部が、相対応する左右の凹切刃部が構成する噛込みスペース内に4mm以上挿入できるように構成する。
第4に、左右の凹切刃部の刃底における最小噛み合わせ部分が1mm以上となるように組み合わせ構成した。
以上のように構成したマルチメディア細断用カッターを用いて、マルチメディア細断用シュレッダーにしても良いが、更に、紙とメディア細断用の複合型シュレッダーを具現化することが出来る。
第5に、紙とメディア細断用の複合型シュレッダーの場合には、前記のように構成したマルチメディア細断用カッターと、既存の紙細断用カッターとの2種類を前記2本の平行軸にタンデムに配置軸着して一体化した複合型細断用カッターを構成し、これを用いて紙と各種メディアを一台で細断処理できるシュレッダーを具現化することが出来る。
第6に、その際、当該2本の平行軸の左右両端側と、紙細断用カッターと前記マルチメディア細断用カッターの間との3ヶ所で、支持部材により回転自在に支持するとともに、前記支持部材は基枠に装着して、駆動時の負荷により紙細断用カッターと複合型メディア細断用カッターがねじれたり、平行軸間の拡がり(たわみ)など変形するのを防止することが出来るように構成する。
第7に、前記2本の平行軸の左右両端部に設けられた歯車を噛合するように構成して、駆動源から一方の軸体に設けられた歯車に付与された駆動回転力が他方の軸体に設けられた歯車への噛合によって他方の軸体に伝達して確実に反対方向に協働回転するようにした。
以上のように、紙とメディア細断用の複合型シュレッダーの場合には、多機能になる反面、負荷のかかり方が多様化して、安定した細断処理が困難になる技術課題が発生するので、この技術課題を解消するため前記第1〜第7までの特徴ある構成を採用し、これによって効率的、安定的に紙とマルチメディアを細断できるようにした複合型シュレッダーを具現化したのである。
以下、本発明にかかるマルチメディア細断用カッターと紙とメディア細断用の複合型シュレッダーについて、図示実施例に基づいて説明する。
図1は、カッター本体の一実施例を示す正面図であり、図2は、カッター本体の一実施例を示す平面図である。図3は、カッター本体の一実施例を用いて構成したメディア細断用カッターの第1実施例にデータメディア(DDS,MO,FD,CD)を挿入させた状態を示す正面図と平面図であり、図4は、同メディア細断用カッターにデータカートリッジ(DDS)が挿入できる幅になったときの状態を示す正面説明図であり、図5は、同メディア細断用カッターにデータカートリッジ(DDS)が噛み込まれた状態を示す正面説明図である。
図6は、カッター本体の他実施例を用いて構成したメディア細断用カッターの第2実施例を示す正面図と平面図であり、図7は、カッター本体の他実施例を用いて構成したメディア細断用カッターの第2実施例にデータメディアが挿入させた状態を示す正面説明図と平面図である。
図8は、データメディアを所定幅に帯状に細断できるメディア細断用カッターの実施態様例を示す平面図であり、図9は、図8に記載したメディア細断用カッターを用いてデータメディアを細断する状態を示す平面図である。また、図10は、データメディアを中央部を避けて所定幅に帯状に細断できるメディア細断用カッターの他実施態様例を示す平面図であり、図11は、図10に記載したメディア細断用カッターを用いてデータメディアを細断する状態を示す平面図である。図12の(イ)は、従来のカッター本体の組み合わせと、細断作業状態を示す要部説明図であり、同(ロ)は、本件発明のカッター本体の組み合わせと、細断作業状態を示す要部説明図である。図13は、紙細断用カッターの組み合わせ状態を示す正面説明図である。図14は、本発明に係るメディア細断用カッターを用いたと紙とメディア細断用の複合型シュレッダーの一実施例を示す平面図と紙細断用カッターの組み合わせ状態を示す正面説明図であり、図15は、本発明に係る他のメディア細断用カッターを用いた紙とメディア細断用の複合型シュレッダーの他実施例を示す平面図と紙細断用カッターの組み合わせ状態を示す正面説明図である。
実施例1は、図1、図2に示すカッター本体4aと図3に示すようにこれを2本の平行軸5a, 5bに多数軸架配列し固定してなるメディア細断用カッターである。
実施例2は、図6に示すカッター本体4bと図7に示すようにこれを2本の平行軸5a, 5bに多数軸架配列し固定してなるメディア細断用カッターである。
当該カッター本体4a(第1実施例),4b(第2実施例)は、円板状基板1の中央部に軸体嵌合穴2が穿設されており、その外周縁部には、等間隔をおいて切り欠きにより細断刃3,3,…が複数形成されている。当該細断刃3,3,…は、当該外周縁部に回転方向に指向する突切り刃部3aとこれに連続する凹切刃部3bとからなる細断刃3,3,…を複数形成してなるものである。この第1実施例カッター本体4a,4a若しくは第1実施例カッター4b,4bを一対を対向させ
、そのカッター本体4a,4a若しくは4b,4bを互いに剪入重合して片面を摺り合わせるように2本の平行軸5a,5bに数軸架配列し固定してメディア細断用カッターA(第1実施例),B(第2実施例)を構成する。
本発明は、当該カッター本体4a(第1実施例),4b(第2実施例)の摺り合わせない背方片面に、外周端縁に向けてテーパー6を付けておくことが特徴である。
実施例1は、一台で6種類のデータメディアを細断できるマルチメディア細断用カッターである。当該細断処理が可能なデータメディアは、カード(CARDの厚さ0.8mm)、フロッピーディスク(FDの厚さ3.5mm)、光磁気ディスク(MOの厚さ6mm)、コンパクト・ディスク(CDの厚さ1.2mm)、デジタル・バサティル・ディスク(DVDの厚さ1.2mm)、データカートリッジ(DDSの厚さ10.5mm)の6種類である。この実施例1のマルチメディア細断用カッターA,Bの構成は、図1、図2に示すカッター本体4aと図3、図4、図5に示すようにこれを2本の平行軸5a,
5bに多数軸架配列し固定してなるものである。
円板状基板1の中央部に軸体嵌合穴2が穿設されており、その外周縁部に等間隔をおいて切り欠くことにより当該外周縁部に回転方向に指向する突切り刃部3aとこれに連続する凹切刃部3bとからなる細断刃3を複数形成したカッター本体4aと、このカッター本体4a一対を互いに剪入重合して摺り合わせるように2本の平行軸5a,5bに多数軸架配列し固定してなるメディア細断用カッターA,Bにおいて、カッター本体4a,の外周縁部に、そのカッター本体4aを平行軸5a,
5bに軸架配列し固定した際に摺り合わせない背方片面に、外周端縁に向けてテーパー6を付けたことを特徴とするマルチメディア細断用カッターA,Bを用意する。
当該カッター本体4a,4a一対を対向させ、互いに剪入重合して片面が摺り合うように2本の平行軸5a,
5bにそれぞれ軸架配列し固定した。この際、対向して反対方向に回転駆動するカッター本体4a,4aの細断刃3,3,…における突切り刃部3aとこれに連続する凹切刃部3bとが互いに相対応するように組み合わせ構成する(図3、図4、図5)。尚、この細断刃の組み合わせ方は、紙細断用カッターC(図13)の場合とは大きく相違する。
また図4に示すように駆動回転により相対応する左右の突切り刃部3a, 3aの刃先間隔が厚さ10.5mmのデータカートリッジ(DDS)が挿入できる幅になったとき、当該データカートリッジ(DDS)の先端部が、相対応する左右の凹切刃部3b,3bが構成する噛込みスペース7内に4mm以上挿入できるように構成し、且つ左右の凹切刃部3b,3bの刃底における最小噛み合わせ部分が1mm以上となるように組み合わせ構成したことを特徴とするマルチメディア細断用カッターである。
本実施例1における細断刃3,3の組み合わせ状態の特定基準をデータカートリッジ(DDS)で規定したのは、各種データメディアのうち、当該データカートリッジ(DDS)の寸法(810.5mm)が一番大きく、この基準であればカード(CARD)、フロッピーディスク(FD)、光磁気ディスク(MO)、コンパクト・ディスク(CD)、デジタル・バサティル・ディスク(DVD)、データカートリッジ(DDS)のいずれも細断処理できることになるからである。
実施例2は、一台で4種類のデータメディアを細断できるマルチメディア細断用カッターである。当該細断処理が可能なデータメディアは、汎用性のあるカード(CARDの厚さ0.8mm)、フロッピーディスク(FDの厚さ3.5mm)、コンパクト・ディスク(CDの厚さ1.2mm)、デジタル・バサティル・ディスク(DVDの厚さ1.2mm)の4種類である。この実施例2のマルチメディア細断用カッターBの構成は、図6に示すカッター本体4bを図7に示すように2本の平行軸5a,
5bに多数軸架配列し固定したものである。
それは、円板状基板1の中央部に軸体嵌合穴2が穿設されており、その外周縁部に等間隔をおいて切り欠くことにより当該外周縁部に回転方向に指向する突切り刃部3aとこれに連続する凹切刃部3bとからなる細断刃3を複数形成したカッター本体4bと、このカッター本体4bを一対、互いに剪入重合して摺り合わせるように2本の平行軸5a,5bに多数軸架配列し固定してなるメディア細断用カッターである。当該カッター本体4bの外周縁部に、そのカッター本体4bを平行軸5a,
5bに軸架配列し固定した際に摺り合わせない背方片面に、外周端縁に向けてテーパー6を付けてある。
当該カッター本体4b ,4b 一対を対向させ、互いに剪入重合して片面が摺り合うように2本の平行軸5a,
5bにそれぞれ軸架配列し固定した。この際、対向して反対方向に回転駆動するカッター本体4b,4bの細断刃3,3,…における突切り刃部3aとこれに連続する凹切刃部3bとが互いに相対応するように組み合わせて構成する(図6、図7)。尚、この組み合わせ方は、紙細断用カッター(図13)の場合とは、大きく相違する。
また図7に示すように駆動回転により相対応する左右の突切り刃部3a, 3aの刃先間隔が厚さ3.5mmのフロッピーデスク(FD)やコンパクト・ディスク(CD)が挿入できる幅になったとき、当該フロッピーデスク(FD)やコンパクト・ディスク(CD)の先端部が、相対応する左右の凹切刃部3b,3bが構成する噛込みスペース7内に2mm以上挿入できるように構成し、且つ左右の凹切刃部3b,3b刃底における最小噛み合わせ部分が1mm以上となるように組み合わせ構成したことを特徴とするマルチメディア細断用カッターBである。
本実施例1における細断刃3,3の組み合わせ状態の特定基準を3.5mmのフロッピーディスク(FD)で規定したのは、この基準であればカード(CARD)、フロッピーディスク(FD)、コンパクト・ディスク(CD)、デジタル・バサティル・ディスク(DVD)のいずれも細断処理できることになるからである。
前記実施例1と実施例2とは、カッター本体4a,4bの細断刃の形状の相違いにより区別したマルチメディア細断用カッターA、Bであるが、当該カッター本体4a,4bを2本の平行軸5a,5bに複数軸架配列する際の配列の仕方によって異なる実施態様のマルチメディア細断用カッターを設計することができる。図8と図10がそのマルチメディア細断用カッターBである。
図8に記載した態様のマルチメディア細断用カッターAは、隣接するカッター本体の間に所定の幅のスペーサ17を介在させて、一対のカッター本体を組み合わせた細断用刃部を所定の幅に配設したものである。この図8態様のマルチメディア細断用カッターを用いて各種データメディアを細断した場合には、図9に示すように、ほぼ均一な帯状に細断されることになる。
図10に記載した態様のマルチメディア細断用カッターBは、平行軸5a,5bの左右両側に3組のカッター本体4b,4b一対を軸架配列し、中央部へは配設しないように設計したものである。これはフロッピーディスクのシャッター部や中央部が金属製のものがあり、その部分を細断しようとすると、カッター本体4b,4bの細断刃3,3が刃こぼれを起し易くなるので、この部分の細断を避けるようにしたものである。この態様のマルチメディア細断用カッターBを用いてデータメディアを細断すると、図11に示すように中央部を避けて裁断することになるが、それでもデータメディアの廃棄処分には充分である。
前記実施例に係るマルチメディア細断用カッターを利用して、これに紙細断用カッターを組み合わせて、紙とメディア細断用の複合型シュレッダーを具現化したものである。本発明の基本構成は、図14,図15に示すように紙細断用カッターCとマルチメディア細断用カッターA又はBとの2種類を、共通する2本の平行軸5a,5bにタンデムに配置軸着して一体化したことを特徴とする複合型シュレッダーである。当該複合型シュレッダーは、マルチメディア細断用カッターA,Bの部分で、4種類、6種類のデータメディアを細断できるようになるうえ、紙細断用カッターCの部分で紙も細断することが可能となった。尚、紙細断用カッターは、既存のものでよい。このように一台のシュレッダーで、紙と各種マルチメディアの細断を共通する軸線上で出来るような方式にした点が特徴である。
図14に示した複合型シュレッダーは、機外枠8内に2本の平行軸5a,5bを内装するが、当該2本の平行軸5a,5bは、その左右両方の軸端側でそれぞれの支持部材9,10によって回転自在に支持されている。尚、図中15は、平行軸5a,5bと支持部材9,10の間に介在するベアリングである。このため、平行軸5a,5bは、回転自在に支持装着されている。
当該2本の平行軸5a,5bには、マルチメディア細断用カッターAと紙細断用カッターCとがタンデムに配置軸着して一体化されているのである。その際、紙細断用カッターCと前記マルチメディア細断用カッターAの間にも、支持部材11を設け、これにも回転自在に支持するように構成する。即ち、2本の平行軸5a,5bにはマルチメディア細断用カッターAと紙細断用カッターCとがタンデムに配置軸着し一体化された細断用カッターを構成しているが、この一体型細断用カッターは、左右両端部と中央部との3ヶ所で前記支持部材9,10,11により支持されているのである。当該3ヶ所の支持部材9,10,11は更に機外枠8に固定されている基枠12に装着してあり、駆動時の負荷により紙細断用カッターCと複合型メディア細断用カッターA,Cがねじれたり、変形したり、ごねりが生ずるのを防止することの出来るようになった。
このような支持部材9,10,11の基枠12への装着は、材質や形状や大きさに相違する多種類の処理対象を細断するときの負荷の多様化によって生じる、当該細断用カッターA,Cのねじれや変形やごねりを防止するものである。本発明は、このように細断作業中の細断用カッターの変形や狂いにより生じる細断性能の低下や、詰まり、異常運転、異常停止などの不具合を予防し、実用性を高めているのである。
また、前記2本の平行軸5a,5bの左右両端部には、それぞれ一対の歯車13a,13b,14a,14bを設け、当該左右両端部の一対の歯車13a,13b,14a,14bを噛合するように構成して、駆動源16から2本の平行軸5a,5bの一方の軸体5aに設けられた歯車13a,13bに付与された駆動回転力が他方の軸体5bに設けられた歯車13a,13bへの噛合によって他方の軸体5bに伝達して反対方向に協働回転するように構成した。これも協働回転力の円滑化を図るものである。
このように、本発明に係る紙とメディア細断用の複合型シュレッダーは、紙細断用カッターCとマルチメディア細断用カッターAとを一体化して一台で何役もの処理ができる多機能化を実現したが、同時に、紙を細断処理する場合でも又は各種のデータメディアのいずれを細断処理する場合でも常に安定的な作動により確実に細断処理が出来るようにした点が特徴である。
図15に示した複合型シュレッダーは、図14に記載したものと別態様のマルチメディア細断用カッターBと紙細断用カッターCとを用いて、製造した他実施例の複合型シュレッダーである。しかし、その発明の特徴は、図14に記載したものと同じであるので、対応する部材の番号説明も図14と同じである。したがって、ここでの詳細な説明は省略する。
カッター本体の一実施例を示す正面図である。 カッター本体の一実施例を示す平面図である。 カッター本体の一実施例を用いて構成したメディア細断用カッターの第1実施例にデータメディアを挿入させた状態を示す正面図と平面図である。 同メディア細断用カッターにデータカートリッジ(DDS)が挿入できる幅になったときの状態を示す正面説明図である。 同メディア細断用カッターにデータカートリッジ(DDS)が噛み込まれた状態を示す正面説明図である。 カッター本体の他実施例を用いて構成したメディア細断用カッターの第2実施例を示す正面図と平面図である。 カッター本体の他実施例を用いて構成したメディア細断用カッターの第2実施例にデータメディアが挿入させた状態を示す正面説明図と平面図である。 データメディアを所定幅に帯状に細断できるメディア細断用カッターの実施態様例を示す平面図である。 図8に記載したメディア細断用カッターを用いてデータメディアを細断する状態を示す平面図である。 データメディアを中央部を避けて所定幅に帯状に細断できるメディア細断用カッターの他実施態様例を示す平面図である。 、図10に記載したメディア細断用カッターを用いてデータメディアを細断する状態を示す平面図である。 (イ)は、従来のカッター本体の組み合わせと、細断作業状態を示す要部説明図であり、同(ロ)は、本件発明のカッター本体の組み合わせと、細断作業状態を示す要部説明図である。 紙細断用カッターの組み合わせ状態を示す正面説明図である。 本発明に係るメディア細断用カッターを用いたと紙とメディア細断用の複合型シュレッダーの一実施例を示す平面図である。 本発明に係る他のメディア細断用カッターを用いた紙とメディア細断用の複合型シュレッダーの他実施例を示す平面図である。
符号の説明
1:円板状基板
2:軸体嵌合穴
3:細断刃
3a:突切り刃部
3b:凹切刃部
4a:カッター本体
4b:カッター本体
5a:平行軸
5b:平行軸
6:テーパー
7:噛込みスペース
8:機外枠
9:支持部材
10:支持部材
11:支持部材
12:基枠
13a:歯車
13b:歯車
14a:歯車
14b:歯車
15:ベアリング
16:駆動源
A:メディア細断用カッター
B:メディア細断用カッター
C:紙細断用カッター

Claims (4)

  1. 円板状基板の中央部に軸体嵌合穴が穿設されており、その外周縁部に等間隔をおいて切り欠くことにより当該外周縁部に回転方向に指向する突切り刃部とこれに連続する凹切刃部とからなる細断刃を複数形成してなるカッター本体と、このカッター本体一対を互いに剪入重合して片面を摺り合わせるように2本の平行軸に多数軸架配列し固定してなるメディア細断用カッターにおいて、
    当該カッター本体の外周縁部に、そのカッター本体を平行軸に軸架配列し固定した際に摺り合わせない背方片面に、外周端縁に向けてテーパーを付けたことを特徴とするマルチメディア細断用カッター。
  2. 円板状基板の中央部に軸体嵌合穴が穿設されており、その外周縁部に等間隔をおいて切り欠くことにより当該外周縁部に回転方向に指向する突切り刃部とこれに連続する凹切刃部とからなる細断刃を複数形成したカッター本体と、このカッター本体一対を互いに剪入重合して摺り合わせるように2本の平行軸に多数軸架配列し固定してなるメディア細断用カッターにおいて、
    カッター本体の外周縁部に、そのカッター本体を平行軸に軸架配列し固定した際に摺り合わせない背方片面に、外周端縁に向けてテーパーを付けたことを特徴とするマルチメディア細断用カッターを用意し、
    当該カッター本体一対を互いに剪入重合して片面が摺り合うように2本の平行軸にそれぞれ軸架配列し固定するが、この際、対向して反対方向に回転駆動するカッター本体の細断刃における突切り刃部とこれに連続する凹切刃部とが互いに相対応するように組み合わせるとともに、
    駆動回転により相対応する左右の突切り刃部の刃先間隔が厚さ10.5mmのデータカートリッジ(DDS)や光磁気ディスク(MO)が挿入できる幅になったとき、当該データカートリッジ(DDS)や光磁気ディスク(MO)の先端部が、相対応する左右の凹切刃部が構成する噛込みスペース内に4mm以上挿入できるように構成し、且つ左右の凹切刃部の刃底における最小噛み合わせ部分が1mm以上となるように組み合わせ構成したことを特徴とするマルチメディア細断用カッター。
  3. 円板状基板の中央部に軸体嵌合穴が穿設されており、その外周縁部に等間隔をおいて切り欠くことにより当該外周縁部に回転方向に指向する突切り刃部とこれに連続する凹切刃部とからなる細断刃を複数形成したカッター本体と、このカッター本体一対を互いに剪入重合して摺り合わせるように2本の平行軸に多数軸架配列し固定してなるメディア細断用カッターにおいて、
    カッター本体の外周縁部に、そのカッター本体を平行軸に軸架配列し固定した際に摺り合わせない背方片面に、外周端縁に向けてテーパーを付けたことを特徴とするメディア細断用カッターを用意し、
    そのカッター本体一対を互いに剪入重合して片面が摺り合うように2本の平行軸に軸架配列して固定するが、この際、対向して反対方向に回転駆動するカッター本体の細断刃における突切り刃部とこれに連続する凹切刃部とが互いに相対応するように組み合わせるとともに、
    回転駆動により相対応する左右の突切り刃部の刃先間隔が厚さ3.5mmのフロッピーデスク(FD)が挿入できる幅になったとき、当該フロッピーデスク(FD)の先端部が、相対応する左右の凹切刃部が構成する噛込みスペース内に2mm以上挿入できるように構成し、且つ左右の凹切刃部の刃底における最小噛み合わせ部分が1mm以上となるように組み合わせ構成したことを特徴とするマルチメディア細断用カッター。
  4. 両方の軸端側でそれぞれの支持部材によって回転自在に支持される2本の平行軸に、円板状基板の外周縁部に等間隔をおいて切り欠くことにより当該外周縁部に回転方向に指向する突切り刃部とこれに連続する凹切刃部とからなる細断刃を複数形成したカッター本体と、このカッター本体一対を互いに剪入重合して摺り合わせるように多数軸架配列した細断用カッターを装着したことを特徴とするシュレッダーにおいて、
    前記2本の平行軸に装着可能な紙細断用カッターと、請求項2又は請求項3に記載するマルチメディア細断用カッターとを用意し、
    当該紙細断用カッターと、請求項2又は請求項3に記載するマルチメディア細断用カッターとの2種類を前記2本の平行軸にタンデムに配置軸着するが、
    その際、当該2本の平行軸の左右両端側と、紙細断用カッターと前記マルチメディア細断用カッターの間との3ヶ所で、支持部材により回転自在に支持するとともに、前記支持部材は基枠に装着してあり、駆動時の負荷により紙細断用カッターと複合型メディア細断用カッターがねじれたり、変形したりするのを防止することの出来るように構成し、
    前記2本の平行軸の左右両端部にそれぞれ一対の歯車を設け、当該左右両端部の一対の歯車を噛合するように構成して、駆動源から一方の軸体に設けられた歯車に付与された駆動回転力が他方の軸体に設けられた歯車への噛合によって他方の軸体に伝達して反対方向に協働回転するようにしたことを特徴とする紙とメディア細断用の複合型シュレッダー。
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