JP2007098273A - 有機酸生成方法及び有機酸生成装置 - Google Patents

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健治 山村
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Minoru Ishii
実 石井
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Abstract

【課題】有機酸の生成効率を向上する有機酸生成方法及び有機酸生成装置を提供すること。
【解決手段】前処理装置1で固液分離し酸素に曝しメタン菌の活性を抑制した分離汚泥を酸発酵槽2に導入し、この酸発酵槽2でメタン発酵を抑制しつつ酸発酵を行って有機酸を生成し、この酸発酵槽2で生成した有機酸溶液と酸生成菌体含有汚泥とを有機酸分離装置3で分離し、酸発酵を行う酸生成菌体含有汚泥を、曝露装置5で酸素に曝しメタン菌の活性を抑制して酸発酵槽2に導入し、当該酸発酵槽2で、導入する分離汚泥及び酸生成菌体含有汚泥のメタン発酵を抑制しつつ酸発酵を促進させて有機酸を効率的に生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、生汚泥から有機酸を生成する方法及び装置に関する。
従来、流入下水を最初沈殿池に導入し、この最初沈殿池に鉄又はアルミニウム系の無機凝集剤か有機高分子凝集剤を添加して固液分離し、沈降した汚泥を酸発酵槽に移送しpH調整して有機酸を生成する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−301499号公報
しかしながら、上記技術にあっては、有機酸の生成効率が十分では無い。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、有機酸の生成効率が向上される有機酸生成方法及び有機酸生成装置を提供することを目的とする。
ここで、本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、有機酸の生成効率が不十分なのは、酸発酵槽へ導入される汚泥にはメタン菌が生息しているため、当該酸発酵槽でメタン菌が活性化し、有機酸が生成してもさらにメタン発酵も進行してしまうからであることを見出した。
また、本発明者らは、このメタン発酵を抑止するには、汚泥を酸素に曝すことが特に有効であることを見出した。
そこで、本発明による有機酸生成方法は、生汚泥から有機酸を生成する有機酸生成方法において、生汚泥を固液分離中又は後に酸素に曝す第1工程と、この第一工程で処理した分離汚泥を酸発酵槽に導入して酸発酵し有機酸を生成する第2工程と、生成した有機酸溶液と酸生成菌体を含有する酸生成菌体含有汚泥とを分離して有機酸溶液を回収する第3工程と、酸生成菌体含有汚泥を酸素に曝して酸発酵槽に導入する第4工程と、を備えることを特徴としている。
また、本発明による有機酸生成装置は、生汚泥から有機酸を生成する有機酸生成装置において、生汚泥を、加圧浮上濃縮する又は固液分離してから酸素に曝す前処理装置と、この前処理装置で処理した分離汚泥を酸発酵し有機酸を生成する酸発酵槽と、この酸発酵槽で生成した有機酸溶液と酸生成菌体を含有する酸生成菌体含有汚泥とを分離する有機酸分離装置と、この有機酸分離装置で分離された有機酸溶液を回収する回収ラインと、酸生成菌体含有汚泥を酸素に曝す曝露装置と、この曝露装置で処理された酸生成菌体含有汚泥を酸発酵槽に導入する導入ラインと、を具備したことを特徴としている。
このような有機酸生成方法及び有機酸生成装置によれば、固液分離され酸素に曝されメタン菌の活性が抑制された分離汚泥が酸発酵槽に導入され、この酸発酵槽でメタン発酵が抑制されつつ酸発酵が行われて有機酸が生成され、この酸発酵槽で生成された有機酸溶液と酸生成菌体含有汚泥とが分離され、酸発酵を行う酸生成菌体含有汚泥が、酸素に曝されメタン菌の活性が抑制されて酸発酵槽に導入される。このため、酸発酵槽では、導入される分離汚泥及び酸生成菌体含有汚泥のメタン発酵が抑制されつつ酸発酵が促進され、有機酸が効率的に生成され、有機酸が効率的に回収される。
ここで、第1工程の好適な方法としては、具体的には、生汚泥を好気性雰囲気にて固液分離する方法が挙げられる。
また、第1工程の好適な方法として、より具体的には、生汚泥を加圧浮上濃縮し空気中の酸素に曝しながら固液分離する方法が挙げられる。
また、第4工程の好適な方法としては、具体的には、酸生成菌体含有汚泥を曝気して酸発酵槽に導入する方法が挙げられる。
また、第4工程の好適な他の方法としては、具体的には、酸生成菌体含有汚泥を重力濃縮しながら酸素に曝し酸発酵槽に導入する方法が挙げられる。
また、第4工程の好適な他の方法としては、具体的には、酸生成菌体含有汚泥を重力濃縮しながら酸素に曝し、この濃縮した酸生成菌体含有汚泥を酸素密封槽に導入した後に、酸発酵槽に導入する方法が挙げられる。
このように本発明によれば、有機酸の生成効率を向上することが可能となる。
以下、本発明による有機酸生成方法及び有機酸生成装置の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図において、同一の要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。図1は、本発明の実施形態に係る有機酸生成装置を備えた排水処理設備を示す概略構成図であり、例えば下水処理場等に採用されるものである。
図1に示すように、排水処理設備100は、下水に対して生物学的リン除去及び生物学的窒素除去を含む高度処理を行う設備である。この排水処理設備100は、最初沈殿池10、生物処理槽20、最終沈殿池30と共に有機酸生成装置50を備えている。
排水処理設備100にあっては、下水処理場の粗目スクリーンにて粗大な木切れ等が除去され、沈砂池で比較的粒径が大きい固形物が沈降分離され、布、空き缶、ビニール類等の篩渣がスクリーンにて除去され、ポンプ井よりポンプアップされた流入下水が、ラインL1を通じて最初沈殿池10に導入される。ラインL1からの流入下水は、大部分が嫌気性の状態で導入されるため、メタン菌が生殖している。このため、酸発酵を行う際には、メタン菌の活性を抑制する必要が生じてくる。
この流入下水は、ラインL1より最初沈殿池10に導入され、重力沈降により最初沈殿池10の底部に沈降する生汚泥とそれ以外の上澄み液とに分離される。この最初沈殿池10は、重力沈降分離が十分に行われる表面積負荷を要した容量に構成されている。ここで分離された生汚泥は図示しない汚泥掻寄機で汚泥溜まり部に掻き寄せられて、ラインL11を通じて有機酸生成装置50に送られ、一方、上澄み液は被処理水としてラインL2を通じて生物処理槽20に送られる。詳細は後述するが、有機酸生成装置50は、生汚泥を酸発酵し、例えば、酢酸、プロピオン酸、酪酸といった有機酸を含んだ有機酸溶液をラインL20から排出する。
生物処理槽20は、例えば、A2O法と呼ばれる活性汚泥法による生物処理を行う槽であり、嫌気槽20a、無酸素槽20b、好気槽20cをこの順に備えている。ラインL2から嫌気槽20aに導入された上澄み液である被処理水は、嫌気槽20a、無酸素槽20b、好気槽20cの順に送られながら、それぞれの槽で嫌気性処理、無酸素処理、好気性処理が行われ、この嫌気槽20aに、有機酸生成装置50からラインL20を通じて有機酸溶液が供給されることで脱リンが促進され、好気槽20cの滞留液が無酸素槽20bに導入されることで生物学的脱窒が促進される。
ラインL3を介して最終沈殿池30に送られた生物処理水は、浮遊する活性汚泥を沈降分離させた後、ラインL5を通じて排出され、図示しない設備において三次処理や滅菌処理が行われた後、河川等に放流される。沈降した活性汚泥の一部はラインL4を通じて嫌気槽20aに導入され、残りは、図示しない汚泥処理槽に送られて処理される。
上記有機酸生成装置50は、加圧浮上濃縮槽1、酸発酵槽2、有機酸分離槽3をこの順にラインL7、ラインL8を介して備えると共に、この有機酸分離槽3の分離液側にラインL9を介して有機酸貯槽4を、分離汚泥側にラインL10を介して汚泥曝気槽5を各々備えている。この汚泥曝気槽5には、ラインL12を介して酸発酵槽2が接続され、有機酸貯槽4には、上記ラインL20を介して嫌気槽20aが接続され、さらに、酸発酵槽2及び有機酸分離槽3の排出側にはラインL13が接続されている。
加圧浮上濃縮槽(前処理装置)1は、導入される生汚泥を空気中の酸素に曝しながら固液分離するもので、大別して全量加圧法、部分加圧法、循環加圧法によるものがある。
全量加圧法によるものは、生汚泥を加圧ポンプで加圧して圧縮空気と混合し、浮上槽1に導入して浮上濃縮するものであり、部分加圧法によるものは、生汚泥の一部を加圧ポンプで加圧して圧縮空気と混合した後、生汚泥の残量と共に、浮上槽1に導入して浮上濃縮するものであり、循環加圧法によるものは、浮上槽1で分離された分離液を加圧ポンプで加圧して圧縮空気と混合した後、例えばエジェクター等により生汚泥と混合して浮上槽1に導入して浮上濃縮するものであり、生汚泥の採取量等によりランニングコストを低減する方法が適宜採用される。
酸発酵槽2は、加圧浮上濃縮槽1からの分離汚泥を槽内に導入し、撹拌機により撹拌しながら、汚泥中の有機物を酸生成菌により酸発酵させて有機酸を生成するものである。
有機酸分離槽(有機酸分離装置)3は、ここでは沈殿槽であり、酸発酵槽2で生成した有機酸溶液と酸生成菌体を含有する酸生成菌体含有汚泥とを分離するものである。なお、この沈殿槽に代えて例えば膜分離槽(膜分離装置)等の固液分離装置を用いることができる。
有機酸貯槽4は、有機酸分離槽3で分離された有機酸溶液を回収し一旦貯留するためのものであり、上流の有機酸分離槽3と有機酸貯槽4とを接続するラインL9が、有機酸溶液を回収する回収ラインに相当する。
汚泥曝気槽(曝露装置)5は、有機酸分離槽3で分離された酸生成菌体含有汚泥を曝気するものであり、この汚泥曝気槽5と酸発酵槽2とを接続するラインL12が、曝気した酸生成菌体含有汚泥を酸発酵槽2に導入する導入ラインに相当する。
また、酸発酵槽2及び有機酸分離槽3に接続されるラインL13は、酸発酵槽2及び有機酸分離槽3の残渣を系外へ排出するためのものである。この残渣は、例えば脱水―焼却等の処理に供される。
このように構成された有機酸生成装置50にあっては、ラインL11を介して加圧浮上濃縮槽1に生汚泥が導入される。この生汚泥には、前述したように、メタン菌が生息しており、加圧浮上濃縮槽1において、空気中の酸素に曝されながら固液分離される。
このように生汚泥が加圧浮上濃縮槽1での固液分離時に酸素に曝されるため、メタン菌の活性が抑制される。その理由について以下に説明する。
図2は、本発明者らによる実験結果であって、曝気した生汚泥の酸化還元電位の差によるメタンガス発生状況を経時的に示す線図である。横軸は時間(h)を表し、縦軸はメタンガス発生量(ml)を表している。この図中にあって、×印は、曝気をせずに酸化還元電位が−400mVの場合を、黒三角印は、酸化還元電位を−70mVに保持して曝気した場合を、三角印は、酸化還元電位を−50mVに保持して曝気した場合を、四角印は酸化還元電位を−23mVに保持して曝気した場合を各々示している。
図2より明らかなように、汚泥を曝気しない×印の場合には、メタン菌が直ぐ増殖し始め、約15時間後には殆どがメタンガス化する。一方、酸化還元電位を−70mVに保持した黒三角印の場合には、徐々にメタン菌が増殖し、約15時間後には、曝気しない場合の約1/6までメタンガスの発生が抑制され、約45時間後においても、曝気しない場合の約1/3のメタンガスの発生となる。また、酸化還元電位を−50mVに保持した三角印、酸化還元電位を−23mVに保持した四角印の場合には、メタンガスの発生が極端に少なく、曝気しない場合の約1/10までメタンガスの発生が抑制される。
このように、酸素雰囲気下では、汚泥中のメタン菌の活性が抑制されているのが分かる。
そして、加圧浮上濃縮槽1は、汚泥の分離回収とメタン菌の活性の抑制を一度に両方できるため好適である。
この加圧浮上濃縮槽1からのメタン菌の活性が抑制された分離汚泥は、図1に示すように、ラインL7を介して酸発酵槽2に導入され、当該酸発酵槽2でメタン発酵が抑制されつつ酸発酵が促進されて有機酸が効率的に生成される。
この酸発酵槽2で生成された有機酸溶液は、ラインL8を介して有機酸分離槽3に導入され、当該有機酸分離槽3で、有機酸溶液と酸生成菌体含有汚泥とに分離され、分離液である有機酸溶液はラインL9を介して回収され、ラインL20を介して嫌気槽20aに供給されて脱リンに利用される。
一方、有機酸分離槽3での分離汚泥である酸生成菌体含有汚泥は、ラインL10を介して汚泥曝気槽5に導入され、当該汚泥曝気槽5で曝気されて酸素に曝される。従って、嫌気性状況にある酸発酵槽2、有機酸分離槽3を経る間にメタン菌が増殖している虞がある酸生成菌体含有汚泥中のメタン菌は、その活性が抑制される。
そして、酸発酵を行う酸生成菌体含有汚泥は、メタン菌の活性が抑制されて、ラインL12を介して酸発酵槽2に導入される。従って、当該酸発酵槽2では、ラインL7を通して導入される分離汚泥及びラインL12を通して導入される酸生成菌体含有汚泥のメタン発酵が抑制されつつ酸発酵が促進されて有機酸が効率的に生成され、この効率的に生成された有機酸がラインL9を通して回収される。
このように、本実施形態においては、酸発酵槽2に導入される分離汚泥及び酸生成菌体含有汚泥を、酸素に曝してから導入するようにしているため、酸発酵槽2では、分離汚泥及び酸生成菌体含有汚泥のメタン発酵が抑制されつつ酸発酵が促進されて有機酸が効率的に生成される。このため、有機酸を効率的に回収できる。
図3は、本発明の他の実施形態に係る有機酸生成装置を示す概略構成図である。この実施形態の有機酸生成装置60が先の実施形態の有機酸生成装置50と違う点は、汚泥曝気槽5に代えて、重力濃縮装置(曝露装置)6を用いた点である。
この重力濃縮装置6は、機械式重力濃縮装置であり、ここでは、ベルト走行式の濃縮装置が用いられている。このベルト走行式濃縮装置6は、複数のプーリー6aにより回転する濾布6b上に、ラインL10からの酸生成菌体含有汚泥を導入し、当該酸生成菌体含有汚泥を空気中の酸素に曝しながら重力濃縮し濃縮汚泥を酸発酵槽2に導入するものである。また、このベルト走行式濃縮装置6で生じる濾液は、濾液パン6cに集合されて酸発酵槽2に導入される。
このように構成しても、先の実施形態と同様に、酸発酵槽2に導入される酸生成菌体含有汚泥が、酸素に曝されてから導入されるため、先の実施形態と同様な効果を得ることができるというのはいうまでもない。なお、重力濃縮装置は他の重力濃縮装置であっても勿論良い。
図4は、本発明のさらに他の実施形態に係る有機酸生成装置を示す概略構成図である。この実施形態の有機酸生成装置70が先の実施形態の有機酸生成装置60と違う点は、重力濃縮装置6と酸発酵槽2との間に、酸素密封槽(曝露装置)7を設けた点である。
そして、この第3実施形態によれば、重力濃縮装置6で酸素に曝された濃縮汚泥が、酸素密封槽7にてさらに酸素に曝されてラインL12を通して酸発酵槽2に導入されるため、先の実施形態に比して、一層メタン菌の活性が抑制され、その結果、有機酸が一層効率的に生成される。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態においては、酸生成菌体含有汚泥を酸発酵槽2に直接導入するようにしているが、例えば、加圧浮上濃縮槽1と酸発酵槽2とを接続するラインL7に導入するようにしても良い。
また、上記実施形態においては、汚泥の分離回収とメタン菌の活性の抑制を一度に両方でき特に好適であるとして加圧浮上濃縮槽1を用いているが、この加圧浮上濃縮槽1に代えて、生汚泥を固液分離する固液分離手段と、この固液分離手段で分離された分離汚泥を酸素に曝す曝露手段とを有する前処理装置を用いることも可能である。
本発明の実施形態に係る有機酸生成装置を備えた排水処理設備を示す概略構成図である。 曝気した生汚泥の酸化還元電位の差によるメタンガス発生状況を経時的に示す線図である。 本発明の他の実施形態に係る有機酸生成装置を示す概略構成図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る有機酸生成装置を示す概略構成図である。
符号の説明
1…加圧浮上濃縮装置(前処理装置)、2…酸発酵槽、3…有機酸分離装置、5…汚泥曝気槽(曝露装置)、6…重力濃縮装置(曝露装置)、7…酸素密封槽(曝露装置)、50,60,70…有機酸生成装置、100…排水処理設備、L9…回収ライン、L12…導入ライン。

Claims (7)

  1. 生汚泥から有機酸を生成する有機酸生成方法において、
    前記生汚泥を固液分離中又は後に酸素に曝す第1工程と、この第一工程で処理した分離汚泥を酸発酵槽に導入して酸発酵し有機酸を生成する第2工程と、生成した有機酸溶液と酸生成菌体を含有する酸生成菌体含有汚泥とを分離して有機酸溶液を回収する第3工程と、前記酸生成菌体含有汚泥を酸素に曝して前記酸発酵槽に導入する第4工程と、を備えることを特徴とする有機酸生成方法。
  2. 前記第1工程は、前記生汚泥を好気性雰囲気にて固液分離することを特徴とする請求項1記載の有機酸生成方法。
  3. 前記第1工程は、前記生汚泥を加圧浮上濃縮し空気中の酸素に曝しながら固液分離することを特徴とする請求項1又は2記載の有機酸生成方法。
  4. 前記第4工程は、前記酸生成菌体含有汚泥を曝気して前記酸発酵槽に導入することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の有機酸生成方法。
  5. 前記第4工程は、前記酸生成菌体含有汚泥を重力濃縮しながら酸素に曝し前記酸発酵槽に導入することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の有機酸生成方法。
  6. 前記第4工程は、前記酸生成菌体含有汚泥を重力濃縮しながら酸素に曝し、この濃縮した酸生成菌体含有汚泥を酸素密封槽に導入した後に、前記酸発酵槽に導入することを特徴とする請求項5記載の有機酸生成方法。
  7. 生汚泥から有機酸を生成する有機酸生成装置において、
    前記生汚泥を、加圧浮上濃縮する又は固液分離してから酸素に曝す前処理装置と、
    この前処理装置で処理した分離汚泥を酸発酵し有機酸を生成する酸発酵槽と、
    この酸発酵槽で生成した有機酸溶液と酸生成菌体を含有する酸生成菌体含有汚泥とを分離する有機酸分離装置と、
    この有機酸分離装置で分離された有機酸溶液を回収する回収ラインと、
    前記酸生成菌体含有汚泥を酸素に曝す曝露装置と、
    この曝露装置で処理された酸生成菌体含有汚泥を前記酸発酵槽に導入する導入ラインと、を具備した有機酸生成装置。
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