JP2007097732A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】演出表示に意外性を持たせることができる構成を備えた弾球遊技機を提出する。
【解決手段】遊技盤3の前面に遊技球が流下する遊技領域を有する弾球遊技機であって、一部の遊技領域の正面側に設けられて表示内容を異ならせることが可能な液晶表示装置6aと、前記液晶表示装置6aの周りに配置されている装飾部材6bとを備え、前記装飾部材6bは、その一部が、前記液晶表示装置6aの表示面の周りに沿って膨張することにより現出する態位と収縮することにより消滅する態位とを現出態位選択手段22dによって選択される構成B1〜B5であることを特徴としている。
【選択図】図2
【解決手段】遊技盤3の前面に遊技球が流下する遊技領域を有する弾球遊技機であって、一部の遊技領域の正面側に設けられて表示内容を異ならせることが可能な液晶表示装置6aと、前記液晶表示装置6aの周りに配置されている装飾部材6bとを備え、前記装飾部材6bは、その一部が、前記液晶表示装置6aの表示面の周りに沿って膨張することにより現出する態位と収縮することにより消滅する態位とを現出態位選択手段22dによって選択される構成B1〜B5であることを特徴としている。
【選択図】図2
Description
本発明は、弾球遊技機に係り、詳しくは、透視可能な状態を現出できる液晶表示装置を用いた弾球遊技機に関するものである。
周知のように、弾球遊技の代表的なものであるパチンコ遊技においては、パチンコ遊技機に装備されている遊技盤面の遊技領域に設けられている各種入賞口にパチンコ球が入賞すると、その入賞口に設定されている所定数の賞球が払出されるようになっている。
パチンコ遊技機においては、遊技盤中央に液晶パネルなどを用いた図柄変動表示装置を設けたものがあり、入賞に応じて抽選状態や抽選結果などの図柄を変動表示することができるようになっている。
パチンコ遊技機においては、遊技盤中央に液晶パネルなどを用いた図柄変動表示装置を設けたものがあり、入賞に応じて抽選状態や抽選結果などの図柄を変動表示することができるようになっている。
この図柄を表示する表示装置には、その周囲を囲む装飾部材が設けられ、この装飾部材には、演出の内容に応じて点滅するランプや、動くキャラクターが設けられているものもある。また、演出用として図柄変動表示装置の他に液晶パネルが設けられているものも存在する(例えば、特許文献1)。
従来の弾球遊技機においては、上記特許文献1にも開示されているように、液晶パネルが平面的な表示面であることが原因して表現内容をいろいろな形式とした場合でも表示自体が平面的であり、趣向性や新鮮みにおいて欠けるという印象は否めない。
従来の弾球遊技機においては、上記特許文献1にも開示されているように、液晶パネルが平面的な表示面であることが原因して表現内容をいろいろな形式とした場合でも表示自体が平面的であり、趣向性や新鮮みにおいて欠けるという印象は否めない。
そこで、液晶パネルとその周辺部に液晶パネルとは別の発光素子を配列するスペースを有した枠体を設け、この枠体の後方に液晶パネル表示面を配置して、いわゆる、液晶パネル表示面から枠体を突出させて立体的な表示部を構成することが提案されている(例えば、特許文献2)。
一方、液晶パネルの表示面では、遊技内容によって液晶の表示部を分割することもあり、上記特許文献2には、発光素子が配列される枠体を7セグメントの表自体として構成するために、後方に位置する液晶表示面の縦方向中央部を横断する位置に一つのセグメントを構成する枠体を配置して液晶表示面を縦方向で2分する構成が開示されている。
一方、液晶パネルの表示面では、遊技内容によって液晶の表示部を分割することもあり、上記特許文献2には、発光素子が配列される枠体を7セグメントの表自体として構成するために、後方に位置する液晶表示面の縦方向中央部を横断する位置に一つのセグメントを構成する枠体を配置して液晶表示面を縦方向で2分する構成が開示されている。
また、液晶表示面を分割する構成として、液晶パネルの表示面を複数設けて分割表示する構成も提案されている(例えば、特許文献3)。
特開2004−57655号公報(段落「0032」欄)
特開2002−239116号公報(段落「0020」、「0024」欄)
特開2000−355号公報(段落「0024」欄)
しかし、上記特許文献に開示されている構成には、次のような問題がある。液晶表示あるいは発光素子の点灯表示のみで抽選結果を表示することからその表示内容の意味するところが遊技者、特に初心者などによって理解できないような場合には遊技者に期待を持たせるような演出ができないことがある。
例えば、抽選過程においてその抽選状態が大当たりに繋がる場合なのかあるいは普通の当たり状態であるのかが液晶パネルの表示内容において理解できないと遊技者は抽選結果を予想しにくくこれによって期待度が低下する場合もある。
例えば、抽選過程においてその抽選状態が大当たりに繋がる場合なのかあるいは普通の当たり状態であるのかが液晶パネルの表示内容において理解できないと遊技者は抽選結果を予想しにくくこれによって期待度が低下する場合もある。
確かに、特許文献2に開示されているように、液晶表示内容とは別の表示を行うことで液晶パネルでの表示以外の特別な表示が発現することで通常とは異なる当たり状態を期待できることもあるが、表示演出という観点からするといずれも明示表現のみであることから演出に意外性を持たせることは少ないといえる。
本発明の目的は、上記従来の弾球遊技機、特に表示演出における不具合に鑑み、演出表示に意外性を持たせることができる構成を備えた弾球遊技機を提出することをと目的としている。
本発明の目的は、上記従来の弾球遊技機、特に表示演出における不具合に鑑み、演出表示に意外性を持たせることができる構成を備えた弾球遊技機を提出することをと目的としている。
以上のような問題を解決するため、本発明は以下の構成を有している。
(1)外枠の開口全面に開閉自在に装着された前枠と、前記前枠に保持された遊技盤と、前記前枠の前面側に位置し、透視可能な覆い部材を保持する開閉枠とを備え、前記遊技盤の前面に遊技球が流下する遊技領域を有する弾球遊技機であって、
一部の遊技領域の正面側に設けられて表示内容を異ならせることが可能な液晶表示装置と、
前記液晶表示装置の周りに配置されている装飾部材とを備え、
前記装飾部材は、その一部が、前記液晶表示装置の表示面の周りに沿って膨張することにより現出する態位と収縮することにより消滅する態位とを現出態位選択手段によって選択される構成であることを特徴とする弾球遊技機。
(1)外枠の開口全面に開閉自在に装着された前枠と、前記前枠に保持された遊技盤と、前記前枠の前面側に位置し、透視可能な覆い部材を保持する開閉枠とを備え、前記遊技盤の前面に遊技球が流下する遊技領域を有する弾球遊技機であって、
一部の遊技領域の正面側に設けられて表示内容を異ならせることが可能な液晶表示装置と、
前記液晶表示装置の周りに配置されている装飾部材とを備え、
前記装飾部材は、その一部が、前記液晶表示装置の表示面の周りに沿って膨張することにより現出する態位と収縮することにより消滅する態位とを現出態位選択手段によって選択される構成であることを特徴とする弾球遊技機。
(2)
前記現出態位選択手段は、抽選あるいは遊技内容に応じて前記装飾部材の一部の膨縮態位を選択することを特徴とする(1)に記載の弾球遊技機。
前記現出態位選択手段は、抽選あるいは遊技内容に応じて前記装飾部材の一部の膨縮態位を選択することを特徴とする(1)に記載の弾球遊技機。
(3)
前記装飾部材の一部は、前記液晶表示装置の表示面の周りに沿って配置されて給排気設定により膨縮可能なバルーン部材で構成され、通常時、膨張することで表示面の周りに沿って現出し、収縮することで表示面外に移動する構成であることを特徴とする(1)又は(2)に記載の弾球遊技機。
前記装飾部材の一部は、前記液晶表示装置の表示面の周りに沿って配置されて給排気設定により膨縮可能なバルーン部材で構成され、通常時、膨張することで表示面の周りに沿って現出し、収縮することで表示面外に移動する構成であることを特徴とする(1)又は(2)に記載の弾球遊技機。
(4)
前記装飾部材の一部は、膨張時に前記表示面の周りに沿った形状を記憶する部材で構成され、収縮した際には前記記憶形状が崩れて前記表示面外に取り除かれる構成であることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載の弾球遊技機。
前記装飾部材の一部は、膨張時に前記表示面の周りに沿った形状を記憶する部材で構成され、収縮した際には前記記憶形状が崩れて前記表示面外に取り除かれる構成であることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載の弾球遊技機。
(5)
前記装飾部材の一部は前記表示面の周りに沿って複数分割された空気部屋を連続させて構成され、伸張方向先端に位置する空気部屋内部には給排気用開口を有する伸縮可能かつ可撓性部材からなるチューブが挿入され、該チューブは、膨張状態にある装飾部材の一部を収縮させた際に前記装飾部材の一部が前記給排気用開口を塞ぐことにより自身の収縮動作によって前記装飾部材の一部を前記表示面外に変位させる構成であることを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかに記載の弾球遊技機。
前記装飾部材の一部は前記表示面の周りに沿って複数分割された空気部屋を連続させて構成され、伸張方向先端に位置する空気部屋内部には給排気用開口を有する伸縮可能かつ可撓性部材からなるチューブが挿入され、該チューブは、膨張状態にある装飾部材の一部を収縮させた際に前記装飾部材の一部が前記給排気用開口を塞ぐことにより自身の収縮動作によって前記装飾部材の一部を前記表示面外に変位させる構成であることを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかに記載の弾球遊技機。
本発明は、従来の液晶表示装置における単純な明示表示とは違って、液晶表示装置とは異なる装飾部材を用いて今までの液晶表示装置による表示形態とは全く異なる演出表示を行うことが可能となる。
特に請求項1および2記載の発明によれば、液晶表示装置における表示面の周りに沿って装飾部材の一部が膨張あるいは収縮という今までにはない動作によって表示面への現出あるいは消滅を行わせる構成とすることで既存の装飾部材にはない斬新な演出が可能となる。
特に請求項1および2記載の発明によれば、液晶表示装置における表示面の周りに沿って装飾部材の一部が膨張あるいは収縮という今までにはない動作によって表示面への現出あるいは消滅を行わせる構成とすることで既存の装飾部材にはない斬新な演出が可能となる。
請求項3および4記載の発明によれば、装飾部材の一部が給排気制御による膨縮が可能なバルーン部材で構成され、特に請求項4記載の発明においては、装飾部材の一部が膨張時での形状を記憶できる部材であるので、給排気制御という簡単な方法を用いるだけで斬新な演出が可能となる。
請求項5記載の発明によれば、装飾部材の一部が表示面の周りに素手複数分割された空気部屋を連続させて構成され、伸張方向先端の空気部屋には九拝機械工を有する伸縮かつ撓み変形可能なチューブが挿入されているので、伸張時には装飾部材の伸張方向先端から順に現出し、また、収縮時にはその伸張方向先端が最後に表示面から退避することで連続した装飾部材の現出および消滅状態への移行演出が可能となる。
請求項5記載の発明によれば、装飾部材の一部が表示面の周りに素手複数分割された空気部屋を連続させて構成され、伸張方向先端の空気部屋には九拝機械工を有する伸縮かつ撓み変形可能なチューブが挿入されているので、伸張時には装飾部材の伸張方向先端から順に現出し、また、収縮時にはその伸張方向先端が最後に表示面から退避することで連続した装飾部材の現出および消滅状態への移行演出が可能となる。
以下、図面に示す実施例に基づき本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、弾球遊技機に相当するパチンコ遊技機100の正面全体図であり、同図において、パチンコ遊技機100は、外郭方形枠サイズに形成された縦長の固定保持枠を構成する外枠1の開口前面にて開閉自在に装着された前枠2を備えている。
前枠2は、外枠1の正面右側上下に取り付けられたヒンジ金具3A、3Bにより外枠1に対して開閉可能に取り付けられ、さらに、外枠1の正面左側に設けられた施錠装置4によって閉鎖状態に保持されるようになっている。前枠2の内側には、遊技盤3が収容支持されている。
遊技盤3は、所定板厚の積層合板の裏側にセルを貼り付けてルーター(役物取り付け孔)加工した化粧板を基板とし、その前面側には図示しないが、環状に取り付けられたガイドレールに囲まれて略円形状の遊技領域6が設けられている。
前枠2は、外枠1の正面右側上下に取り付けられたヒンジ金具3A、3Bにより外枠1に対して開閉可能に取り付けられ、さらに、外枠1の正面左側に設けられた施錠装置4によって閉鎖状態に保持されるようになっている。前枠2の内側には、遊技盤3が収容支持されている。
遊技盤3は、所定板厚の積層合板の裏側にセルを貼り付けてルーター(役物取り付け孔)加工した化粧板を基板とし、その前面側には図示しないが、環状に取り付けられたガイドレールに囲まれて略円形状の遊技領域6が設けられている。
遊技領域6には、略中央部に表示部6aが設けてあり、表示部6aは、液晶表示装置(以下、液晶表示装置を符号6aで示す)が用いられている。表示部として用いられる液晶表示装置6aの周りには装飾部材6bや始動入賞口6cおよび特別入賞口6dなどがそれぞれ配置されている。遊技領域下部にはアウト球を回収するアウト口6eも設けられており、始動入賞口6cや特別入賞口6dに入賞せずに落下したアウト球を遊技盤3の背面側から機外に排出できるようになっている。
また、前枠2には、覆い部材であるガラスなどの透明板2Aが取り付けられる透明板支持枠22が一体化されて上述したヒンジ金具3A、3Bを介して開閉可能に設けられている。
前枠2の前面下部側で透明板支持枠22の下方には、球受け皿を構成している皿ユニットDUが背面板(図示されず)に設けられており、背面板は前枠2に対して開閉支持され、通常は図示しない施錠装置により閉鎖状態に保持されている。
皿ユニットDUには、遊技球が存在する皿部8だけでなく、皿部の正面右側下部には発射ハンドル9が、そして正面左側下部には灰皿10などが設けられている。
前枠2の前面下部側で透明板支持枠22の下方には、球受け皿を構成している皿ユニットDUが背面板(図示されず)に設けられており、背面板は前枠2に対して開閉支持され、通常は図示しない施錠装置により閉鎖状態に保持されている。
皿ユニットDUには、遊技球が存在する皿部8だけでなく、皿部の正面右側下部には発射ハンドル9が、そして正面左側下部には灰皿10などが設けられている。
表示部6aに用いられる液晶表示装置は、装飾部材6bによりその周りを覆われているが、装飾部材6bは、液晶表示装置6aにおける表示面に対して露呈する態位と消滅する態位とを選択されるようになっている。以下、この構成について説明する。
本実施例では、装飾部材6bが遊技盤3側に固定されているが、その一部が液晶表示装置6aの表示面に位置している。
本実施例では、装飾部材6bが遊技盤3側に固定されているが、その一部が液晶表示装置6aの表示面に位置している。
液晶表示装置6aの表示面側に位置する装飾部材6bの一部は、図2において符号A1〜A4,B1〜B5、C1、D1〜D5、E1〜E4で示すように表示面に周りに沿って複数分割された空気部屋が連続する膨縮可能なバルーン部材B1,B2,B3,B4,B5で構成されている。なお、符号B3で示す部分は、単一のバルーン部材で構成されている。
バルーン部材B1〜B5は、膨張することで表示面に対して現出し、収縮することで表示面から消滅する構成を備えている。
バルーン部材B1〜B5は、膨張することで表示面に対して現出し、収縮することで表示面から消滅する構成を備えている。
図2(A)において、各バルーン部材が表示面に現出する位置には、表示面前方に透明体からなるガイド部材(便宜上、図2(B)においてバルーン部材B1の空気部屋A4を対象として符号G1で示す)G1〜G2(図2(B)参照)が設けられており、図2(B)に示すように、ガイド部材G1には、バルーン部材B1の底部に設けてある摺動部材A1aが取り付けられている。この構成により、後述する給排気機構からの空圧制御によってバルーン部材B1を膨張あるいは収縮する方向に摺動させることができるようになっている。
なお、図2(A)においては、上記したガイド部材G1の他にも各バルーン部材を対象として設けられているが、便宜上、符号G2〜G5のみでその配置位置を示す。
バルーン部材B1〜B5における伸張方向後端側には、表示面の外側に格納室C1〜C5が設けられており、格納室CL1〜CL5は、収縮時のバルーン部材を収容するための箇所であり、バルーン部材B1〜B5に連通している。
なお、図2(A)においては、上記したガイド部材G1の他にも各バルーン部材を対象として設けられているが、便宜上、符号G2〜G5のみでその配置位置を示す。
バルーン部材B1〜B5における伸張方向後端側には、表示面の外側に格納室C1〜C5が設けられており、格納室CL1〜CL5は、収縮時のバルーン部材を収容するための箇所であり、バルーン部材B1〜B5に連通している。
格納室CL1〜CL5には、給排気機構におけるパイプが接続されている。
給排気機構は、送気ポンプAP1および排気ポンプAP2と、各格納室CL1〜CL5に対する空気供給方向前方側に配置された方向切換弁DL1〜DL5と、分流器DV1〜DV5とを主要部として備えており、送気ポンプAP1,排気ポンプAP2は分流器DV1〜DV5を介して各方向切換弁DL1〜DL5に接続されている。
給排気機構は、送気ポンプAP1および排気ポンプAP2と、各格納室CL1〜CL5に対する空気供給方向前方側に配置された方向切換弁DL1〜DL5と、分流器DV1〜DV5とを主要部として備えており、送気ポンプAP1,排気ポンプAP2は分流器DV1〜DV5を介して各方向切換弁DL1〜DL5に接続されている。
方向切換弁DL1〜DL5は、電磁駆動式の2ポート3位置方向切換弁が用いられ、バルーン部材B1〜B5の膨張時には送気ポンプAP1から各格納室に対する給気が行える位置に切り換えられた後、中立位置に切り換えられ、また、バルーン部材B1〜B5の収縮時には排気ポンプAP2を介して各格納室から排気が行える位置に切り換えられ、排気が完了してバルーン部材B1〜B5が格納室内に収納された時点で中立位置に切り換えられるようになっている。
各バルーン部材B1〜B5は、格納室SL1〜CL5に向けて収縮変形して格納されることにより表示面から退避して、図3に示すように、あたかも表示面側に位置する装飾部材6bの一部が消滅した印象を与えるようになっている。なお、図3において二点鎖線は、膨張により表示面に現出していたバルーン部材B1からB5の位置を示している。なお、上述した構成においては、バルーン部材B1〜B5の膨縮による表示面への現出および消滅動作をガイド部材G1〜G5に沿った摺動により行うようになっているが、これに代えて、バルーン部材B1〜B5自体に形状記憶が可能な材料を用いることで膨張時での形状を記憶できるようにしてガイド部材を不要にすることも可能である。例えば、バルーン部材B1〜B5における袋体の周面で厚さを異ならせることで膨張率を一様としないことにより膨張時での形状設定を行うようにすることによっても形状の記憶が可能である。これにより、収縮時には形状が崩れて表示面外に退避して取り除かれた状態とすることができる。
方向切換弁DL1〜DL5は、後述する遊技制御手段により態位設定される。一方、バルーン部材B1〜B5の膨縮状態を設定するための機構としては、図4以降の図に示す構成とすることも可能である。
図4に示す構成は図2に示す構成と違って、バルーン部材の内部に給排気用のチューブが挿入されている。なお、図4以降の図において図2に示した部材と同じものは同符号により示してある。
図4に示す構成は図2に示す構成と違って、バルーン部材の内部に給排気用のチューブが挿入されている。なお、図4以降の図において図2に示した部材と同じものは同符号により示してある。
図4において、バルーン部材B1〜B5には、その内部に蛇腹などの伸縮可能でかつ可撓性を有するチューブT1〜T5が挿入されており、チューブT1〜T5の先端は、伸張方向先端に位置する空気部屋A1,B1,C1,D1,E1に位置している。なお、図4では、バルーン部材B1,B2のみを対象としてチューブT1,T2が示され、その他のバルーン部材C1〜C5に関しては配置状態を一点鎖線で示している。
空気部屋A1、B1に位置するチューブT1,T2の先端は、空気部屋A1を対象として説明すると、図5に示すように、開口部が先端を波状としたメッシュ部材T1A、T2Aにより覆われており、その開口近傍の周面には複数の通気口T1Bが形成されている。また、通気口T1Bを覆う状態でバルーン部材B1の空気部屋A1部分の口が一体化されて空気部屋A1を閉鎖空間としている。
メッシュ部材T1Aおよび通気口T1Bは、いずれも空気の流通部として用いられる部分であり、また、チューブT1〜T5は伸張方向先端に位置する空気部屋側と反対側の端部が方向切換弁DL1〜DL5に接続されている。
チューブT1〜T5における伸張方向先端側では、方向切換弁DL1〜DL5側からの給気が行われると、図5(A)に示すように、空気部屋A1内に空気が導入されて空気部屋A1が膨張し、また方向切換弁DL1〜DL5により排気が行われると、図5(B)に示すように、空気部屋A1が収縮変形する。
チューブT1〜T5における伸張方向先端側では、方向切換弁DL1〜DL5側からの給気が行われると、図5(A)に示すように、空気部屋A1内に空気が導入されて空気部屋A1が膨張し、また方向切換弁DL1〜DL5により排気が行われると、図5(B)に示すように、空気部屋A1が収縮変形する。
空気部屋A1が収縮変形した状態でさらに排気が継続されると、チューブT1内の空気が吸引されることでチューブT1自体が収縮変形する、これにより、チューブT1が収縮変形して、例えば格納室SL1に向け変位すると、この変位に伴いバルーン部材B1は、伸張方向先端の空気部屋A1の位置がチューブT1とともに移動するのに合わせて伸張方向で先端位置の空気部屋A1の次段に位置する各空気部屋が順次連続して収縮変形し、チューブT1の動きに連動して格納室CL1に向け移動する。
一方、チューブT1に対して給気が行われる場合には、チューブT1およびバルーン部材B1がともに膨張するのに合わせて表示面の周りに沿って空気部屋A1が移動することでバルーン部材B1が表示面に現出することになる。
一方、チューブT1に対して給気が行われる場合には、チューブT1およびバルーン部材B1がともに膨張するのに合わせて表示面の周りに沿って空気部屋A1が移動することでバルーン部材B1が表示面に現出することになる。
図6は、各バルーン部材が収縮して格納室CL1〜CL5に収納された状態を示しており、この場合には、表示面において、図4に示した場合のように、今まで隠れていた図柄表示位置が露呈する。
なお、チューブT1〜T5は、空気の流れる方向に応じて伸縮動作を行うようになっているが、例えば、図示しないが、伸張時での補助機構として、図示しないが、プッシュロッドのような部材を設けて強制的に伸張態位を設定するようにすることも可能である。また、バルーン部材B1〜B5は、図2に示した構成と同様にガイド部材を利用して表示面への現出位置および格納室への移動による消滅位置に向けた移動をそれぞれ規定されることも可能である。
なお、チューブT1〜T5は、空気の流れる方向に応じて伸縮動作を行うようになっているが、例えば、図示しないが、伸張時での補助機構として、図示しないが、プッシュロッドのような部材を設けて強制的に伸張態位を設定するようにすることも可能である。また、バルーン部材B1〜B5は、図2に示した構成と同様にガイド部材を利用して表示面への現出位置および格納室への移動による消滅位置に向けた移動をそれぞれ規定されることも可能である。
これら給排気機構における方向切換弁DL1〜DL5の電磁弁の駆動制御は、図7に示す遊技制御手段によって行われる。
図7は、本遊技機における遊技制御を行う遊技制御手段の構成を示すブロック図であり、次の構成とされている。
図7は、本遊技機における遊技制御を行う遊技制御手段の構成を示すブロック図であり、次の構成とされている。
(遊技制御手段)
図7において、遊技制御手段200は、遊技の進行や演出等を含むパチンコ遊技機100全体を統括制御する手段である。
遊技制御手段200は、演算等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROMと、CPUが各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等とを備える。
図7において、遊技制御手段200は、遊技の進行や演出等を含むパチンコ遊技機100全体を統括制御する手段である。
遊技制御手段200は、演算等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROMと、CPUが各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等とを備える。
遊技制御手段200は、遊技盤3の背面側に設けられた制御基板上に設けられている。ここで、遊技制御手段200は、1つの制御基板上に限らず、複数の制御基板上にわたって設けられていても良い。例えば、主として遊技の進行に直接係わる部分の制御を担当するメイン制御基板と、このメイン制御基板に電気的に接続され、主として演出に係わる部分(画像表示、ランプ類の点灯、及びサウンドの出力および本実施例の特徴である装飾部材6bの一部における可逆変色動作等)の制御を担当するサブ制御基板とを設けることが挙げられる。このようにする場合、上述した背面側表示装置6j及び正面側表示装置6kは、サブ制御基板と電気的に接続される。また、メイン制御基板とサブ制御基板とは、中継基板などを介して接続される構成とすることもできる。
本実施例において遊技制御手段200は、以下の各手段を備える。
(入賞球検出手段)
入賞球検出手段21は、始動入賞口6c及び特別入賞口6dに遊技球が入賞したときに、その入賞を検出するものである。これらの始動入賞口6c及び特別入賞口6dには、それぞれ始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsが設けられ、それぞれ入賞球検出手段21に電気的に接続されている。
すなわち、これらの始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsは、それぞれ、本実施例のパチンコ遊技機100における遊技球の入賞を検知する遊技球検知センサの1つである。
(入賞球検出手段)
入賞球検出手段21は、始動入賞口6c及び特別入賞口6dに遊技球が入賞したときに、その入賞を検出するものである。これらの始動入賞口6c及び特別入賞口6dには、それぞれ始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsが設けられ、それぞれ入賞球検出手段21に電気的に接続されている。
すなわち、これらの始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsは、それぞれ、本実施例のパチンコ遊技機100における遊技球の入賞を検知する遊技球検知センサの1つである。
始動入賞口センサ6csは、始動入賞口6cの入口部分に設けられ、始動入賞口6cへの遊技球の入賞を常時監視しているセンサである。始動入賞口6cに遊技球が入賞すると、始動入賞口センサ6csを通過する。これにより、始動入賞口センサ6csから、そのときの検出信号が入賞球検出手段21に送信される。この検出信号を受信したときに、入賞球検出手段21は、始動入賞口6cに遊技球が入賞したことを検出する。
同様に、特別入賞口センサ6dsは、特別入賞口6dの所定位置に設けられ、特別入賞口6dへの遊技球の入賞を常時監視しているセンサである。特別入賞口6dに遊技球が入賞すると、特別入賞口センサ6dsを通過する。これにより、特別入賞口センサ6dsから、そのときの検出信号が入賞球検出手段21に送信される。この検出信号を受信したときに、入賞球検出手段21は、特別入賞口6dに遊技球が入賞したことを検出する。この検出信号を受信したときに、入賞球検出手段21は、特別入賞口6dに遊技球が入賞したものとして作動し、後述する抽選手段22により行われ抽選開始の契機とされる。
(抽選手段)
抽選手段22は、入賞球検出手段21により、始動入賞口6cへの遊技球の入賞が検出されたことを条件として、可変表示手段である図柄変動表示装置6jに表示する停止図柄に関する抽選を行うものであり、本実施形態では、「1」当選/非当選の有無、「2」図柄変動表示装置6jの図柄の変動表示後の停止図柄、及び「3」図柄の変動表示中の変動パターンの抽選を行う。抽選手段22は、これらの「1」〜「3」の抽選を行うべく、当たり抽選手段22aと、停止図柄抽選手段22bと、変動パターン抽選手段22cとを備える。
抽選手段22は、入賞球検出手段21により、始動入賞口6cへの遊技球の入賞が検出されたことを条件として、可変表示手段である図柄変動表示装置6jに表示する停止図柄に関する抽選を行うものであり、本実施形態では、「1」当選/非当選の有無、「2」図柄変動表示装置6jの図柄の変動表示後の停止図柄、及び「3」図柄の変動表示中の変動パターンの抽選を行う。抽選手段22は、これらの「1」〜「3」の抽選を行うべく、当たり抽選手段22aと、停止図柄抽選手段22bと、変動パターン抽選手段22cとを備える。
(当たり抽選手段)
当たり抽選手段22aは、本実施形態では、当たり判定用乱数発生手段と、当たり判定用乱数取得手段と、当たり判定手段とを備える。当たり判定用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期(例えば、16ビット乱数による0〜65535の周期)を有する当たり判定用乱数を発生させる。当たり判定用乱数取得手段は、当たり判定用乱数発生手段によって発生した当たり判定用乱数のうち1の当たり判定用乱数を、所定の時、本実施形態では始動入賞口センサ6csから送信された検出信号を入賞球検出手段21が受信した時に取得する。
当たり抽選手段22aは、本実施形態では、当たり判定用乱数発生手段と、当たり判定用乱数取得手段と、当たり判定手段とを備える。当たり判定用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期(例えば、16ビット乱数による0〜65535の周期)を有する当たり判定用乱数を発生させる。当たり判定用乱数取得手段は、当たり判定用乱数発生手段によって発生した当たり判定用乱数のうち1の当たり判定用乱数を、所定の時、本実施形態では始動入賞口センサ6csから送信された検出信号を入賞球検出手段21が受信した時に取得する。
当たり判定手段は、当たり判定用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数に基づいて、当選であるか非当選であるかを判定する。当たり判定用乱数発生手段が発生させる所定の周期の当たり判定用乱数のうち、当選に該当する乱数が予め定められている。そして、当たり抽選用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数が、当選に該当する乱数と一致する場合には当選と判定し、一致しない場合には非当選と判定する。
ここで、本実施例では、遊技状態が通常遊技状態又は後述する時間短縮遊技状態のときは、当選確率は、1/327に設定されている。
これに対し、後述する確率変動遊技状態では、当選確率は、1/51に設定されている。
ここで、本実施例では、遊技状態が通常遊技状態又は後述する時間短縮遊技状態のときは、当選確率は、1/327に設定されている。
これに対し、後述する確率変動遊技状態では、当選確率は、1/51に設定されている。
(停止図柄抽選手段)
停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段の判定結果に基づいて、図柄変動表示装置6jに停止表示すべき停止図柄を抽選するものである。ここで、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により、当選と判定された場合には、複数の当選図柄から、いずれか1の当選図柄を抽選によって選択する。
当たり抽選手段22aの当たり判定手段により当選と判定された場合に用いられるものとして、停止図柄抽選手段22bは、当選図柄選択用乱数発生手段と、当選図柄選択用乱数取得手段と、当選図柄選択手段とを備える。
停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段の判定結果に基づいて、図柄変動表示装置6jに停止表示すべき停止図柄を抽選するものである。ここで、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により、当選と判定された場合には、複数の当選図柄から、いずれか1の当選図柄を抽選によって選択する。
当たり抽選手段22aの当たり判定手段により当選と判定された場合に用いられるものとして、停止図柄抽選手段22bは、当選図柄選択用乱数発生手段と、当選図柄選択用乱数取得手段と、当選図柄選択手段とを備える。
当選図柄選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する当選図柄選択用乱数を発生させる。そして、当選図柄選択用乱数取得手段は、当選図柄選択用乱数発生手段によって発生した当選図柄選択用乱数のうち1の当選図柄選択用乱数を取得する。次いで、当選図柄選択手段は、当選図柄選択用乱数取得手段で取得した当選図柄選択用乱数に対応する当選図柄を選択する。
本実施例では、表示部に相当する液晶表示装置6aの画面に停止表示される識別情報としての停止図柄は、左、中及び右の3図柄(数字)から構成されており、「000」〜「999」までの1000通り有する。そして、予め定められた3つの図柄の組み合わせを当選図柄(例えば、「777」、「331」「531」など)に設定している。本実施例では、停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により当選と判定された場合には、3つの図柄が同じである、「000」、「111」、「222」、・・「999」までの10通りの当選図柄のうち、いずれか1を選択するようにする。このような識別情報である図柄は、数字に代表される文字に限らず、記号、図形、又はこれらの組み合わせであってもよい。
なお、本実施例では、「000」、「111」、「222」、・・「999」までの10通りの当選図柄は、全て同一確率で選択される。すなわち、各当選図柄の選択確率は、それぞれ1/10に設定されている。これにより、当選図柄として奇数図柄(「111」、「333」等)が選択される確率と、偶数図柄(「000」、「222」等)が選択される確率とは、ともに1/2となる。
ここで、本実施例のパチンコ遊技機100では、遊技状態として、通常遊技状態、確率変動遊技状態、時間短縮遊技状態の3種類が設けられている。
「確率変動遊技状態」とは、液晶表示装置6aにより停止表示された図柄が当選図柄のうちの奇数図柄(例えば「111」)となった場合に、その特別遊技が終了した後の遊技で、次の特別遊技が開始されるまでに設定される遊技状態であって、当選確率が通常遊技状態及び時間短縮遊技状態より高い遊技状態(上述のように、1/51の当選確率を有する遊技状態)をいう。
「確率変動遊技状態」とは、液晶表示装置6aにより停止表示された図柄が当選図柄のうちの奇数図柄(例えば「111」)となった場合に、その特別遊技が終了した後の遊技で、次の特別遊技が開始されるまでに設定される遊技状態であって、当選確率が通常遊技状態及び時間短縮遊技状態より高い遊技状態(上述のように、1/51の当選確率を有する遊技状態)をいう。
また、「時間短縮遊技状態」とは、確率変動遊技状態のときに液晶表示装置6aにより停止表示された図柄が当選図柄のうちの偶数図柄(例えば「222」)となった場合に、その特別遊技の終了後の遊技において、所定遊技回数(例えば100遊技)間だけ設定される遊技状態をいう。そして、時間短縮遊技状態で所定遊技回数が行われると、時間短縮遊技状態が終了し、通常遊技状態に移行する。
ここで、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、液晶表示装置6aによる図柄の変動開始から停止表示されるまでの時間が通常遊技状態より短い時間に設定される。
なお、通常遊技状態又は時間短縮遊技状態のときに液晶表示装置6aにより停止表示された図柄が当選図柄のうちの偶数図柄(例えば「222」)となった場合には、その特別遊技が終了した後の遊技は、通常遊技状態となる。通常遊技状態及び時間短縮遊技状態は、上述したように、1/327の当選確率を有する遊技状態である。
なお、通常遊技状態又は時間短縮遊技状態のときに液晶表示装置6aにより停止表示された図柄が当選図柄のうちの偶数図柄(例えば「222」)となった場合には、その特別遊技が終了した後の遊技は、通常遊技状態となる。通常遊技状態及び時間短縮遊技状態は、上述したように、1/327の当選確率を有する遊技状態である。
また、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により非当選と判定された場合に用いられるものとして、停止図柄抽選手段22bは、非当選図柄選択用乱数発生手段と、非当選図柄選択用乱数取得手段と、非当選図柄選択手段とを備える。
非当選図柄選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する非当選図柄選択用乱数を発生させる。そして、非当選図柄選択用乱数取得手段は、非当選図柄選択用乱数発生手段によって発生した非当選図柄選択用乱数のうち1の非当選図柄選択用乱数を取得する。次いで、非当選図柄選択手段は、非当選図柄選択用乱数取得手段で取得した非当選図柄選択用乱数に対応する非当選図柄を選択する。
非当選図柄選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する非当選図柄選択用乱数を発生させる。そして、非当選図柄選択用乱数取得手段は、非当選図柄選択用乱数発生手段によって発生した非当選図柄選択用乱数のうち1の非当選図柄選択用乱数を取得する。次いで、非当選図柄選択手段は、非当選図柄選択用乱数取得手段で取得した非当選図柄選択用乱数に対応する非当選図柄を選択する。
本実施例では、非当選と判定された場合には、左図柄、中図柄及び右図柄ごとに、それぞれ独立して上述の非当選図柄選択用乱数発生手段により乱数を取得し、その取得した乱数に基づいて、左図柄、中図柄及び右図柄を選択する。
ここで、停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により非当選と判定された場合には、「000」〜「999」までの1000個の停止図柄のうち、「000」、「111」、・・、「999」の10個の当選図柄とならないように、非当選図柄を選択する。
ここで、停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により非当選と判定された場合には、「000」〜「999」までの1000個の停止図柄のうち、「000」、「111」、・・、「999」の10個の当選図柄とならないように、非当選図柄を選択する。
(変動パターン抽選手段)
変動パターン抽選手段22cは、液晶表示装置6aに表示すべき図柄の変動パターンを抽選するものである。変動パターン抽選手段22cは、変動パターン選択用乱数発生手段と、変動パターン選択用乱数取得手段と、変動パターン選択手段とを備える。
変動パターン選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する変動パターン選択用乱数を発生させる。そして、変動パターン選択用乱数取得手段は、変動パターン選択用乱数発生手段によって発生した変動パターン選択用乱数のうち1の変動パターン選択用乱数を取得する。次いで、変動パターン選択手段は、変動パターン選択用乱数取得手段で取得した変動パターン選択用乱数と、当たり抽選手段22aの当たり判定手段での判定結果に基づいて、複数種類の図柄の変動パターンを記憶したデータテーブルを参照して、いずれか1つの変動パターンを選択する。
変動パターン抽選手段22cは、液晶表示装置6aに表示すべき図柄の変動パターンを抽選するものである。変動パターン抽選手段22cは、変動パターン選択用乱数発生手段と、変動パターン選択用乱数取得手段と、変動パターン選択手段とを備える。
変動パターン選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する変動パターン選択用乱数を発生させる。そして、変動パターン選択用乱数取得手段は、変動パターン選択用乱数発生手段によって発生した変動パターン選択用乱数のうち1の変動パターン選択用乱数を取得する。次いで、変動パターン選択手段は、変動パターン選択用乱数取得手段で取得した変動パターン選択用乱数と、当たり抽選手段22aの当たり判定手段での判定結果に基づいて、複数種類の図柄の変動パターンを記憶したデータテーブルを参照して、いずれか1つの変動パターンを選択する。
本実施例では、当選時用と非当選時用との2つの(変動パターン選択用の)データテーブルを設けておき、当たり判定手段により当選と判定されたときは、当選時用のデータテーブルを用いて、取得した変動パターン選択用乱数に対応する変動パターンを選択する。同様に、当たり判定手段により非当選と判定されたときは、非当選時用のデータテーブルを用いて、取得した変動パターン選択用乱数に対応する変動パターンを選択する。
ここで、本実施例では、図柄の変動表示の開始時には、3つの図柄の全てを変動表示した後、左図柄、右図柄、中図柄の順に停止表示させ、最終的に、3つの図柄の全てを停止表示する。
このとき、3つの図柄のうち、左図柄及び右図柄が同一であるときには、リーチ状態である旨の表示を行うように制御する。ここで、リーチ状態とは、左図柄及び右図柄が停止し、中図柄が未だ変動表示中の場合に、左図柄と右図柄とが同じ図柄となっている状態をいう。
このとき、3つの図柄のうち、左図柄及び右図柄が同一であるときには、リーチ状態である旨の表示を行うように制御する。ここで、リーチ状態とは、左図柄及び右図柄が停止し、中図柄が未だ変動表示中の場合に、左図柄と右図柄とが同じ図柄となっている状態をいう。
例えば、選択された停止図柄が「333」や「777」のように当選図柄であるとき、又は「313」や「787」のように、左及び右の図柄が同一であるが中図柄が同一でないときには、左及び右の図柄を停止表示させるとともに、中の図柄を変動表示して、リーチ状態である旨を表示する。そして、このような停止図柄が選択されたときには、リーチ状態である旨の表示を行う変動パターンが選択される。この変動パターンには、最終的に当選図柄で停止表示される信頼度が異なる複数の変動パターンが予め設けられている。例えば、当選図柄で停止表示される確率が低い変動パターン1と、当選図柄で停止表示される確率が高い変動パターン2とを設けることが挙げられる。
この場合に、停止図柄抽選手段22bによって当選図柄が選択されたときには、変動パターン抽選手段22cは、変動パターン1よりも変動パターン2の方を高い確率で選択するようにする。
これに対し、停止図柄抽選手段22bによって非当選図柄が選択されたときには、変動パターン抽選手段22cは、変動パターン2よりも変動パターン1の方を高い確率で選択するようにする。
これに対し、停止図柄抽選手段22bによって非当選図柄が選択されたときには、変動パターン抽選手段22cは、変動パターン2よりも変動パターン1の方を高い確率で選択するようにする。
(現出態位選択制御段)
現出態位選択制御手段22dは、抽選手段22において実行される液晶表示装置6aでの図柄の変動表示の際の演出の一つとして、表示面側に位置して装飾部材6bの一部に相当するバルーン部材B1〜B5の膨縮状態を選択するための手段であり、図柄停止までの間で図柄の一致状態により各装飾部材の一部を連続的に格納させる態位および復元して現出させる態位を選択する。この場合の格納させる態位とは、バルーン部材B1〜B5が収縮変形して格納室CL1からCL5に収容される状態を意味し、復元して現出する態位とはバルーン部材B1〜B5が膨張変形して表示面の周りに沿ってその表示面の一部を覆う状態に現出する状態を意味する。
本実施例では、抽選時において、いわゆる、リーチ状態が発生するのに応じて全てのバルーン部材B1〜AB5を格納する状態が選択され、また演出内容によっては、バルーン部材B1〜B5のいずれかの一部のみを表示面に現出させる状態あるいは退避と現出とを繰り返す状態などが選択できるようになっている。
現出態位選択制御手段22dは、抽選手段22において実行される液晶表示装置6aでの図柄の変動表示の際の演出の一つとして、表示面側に位置して装飾部材6bの一部に相当するバルーン部材B1〜B5の膨縮状態を選択するための手段であり、図柄停止までの間で図柄の一致状態により各装飾部材の一部を連続的に格納させる態位および復元して現出させる態位を選択する。この場合の格納させる態位とは、バルーン部材B1〜B5が収縮変形して格納室CL1からCL5に収容される状態を意味し、復元して現出する態位とはバルーン部材B1〜B5が膨張変形して表示面の周りに沿ってその表示面の一部を覆う状態に現出する状態を意味する。
本実施例では、抽選時において、いわゆる、リーチ状態が発生するのに応じて全てのバルーン部材B1〜AB5を格納する状態が選択され、また演出内容によっては、バルーン部材B1〜B5のいずれかの一部のみを表示面に現出させる状態あるいは退避と現出とを繰り返す状態などが選択できるようになっている。
(図柄表示制御手段)
図柄表示制御手段23は、始動入賞口6cへの遊技球の入賞により、入賞球検出手段21が検出信号を受信したことを条件として、液晶表示装置6aの図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御するものである。
図柄表示制御手段23は、抽選手段22の抽選結果に基づいて、図柄の変動表示及び停止表示を制御する。すなわち、図柄表示制御手段23は、停止図柄抽選手段22bによって選択された停止図柄、及び変動パターン抽選手段22cによって選択された変動パターンに従い、図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御する。
図柄表示制御手段23は、始動入賞口6cへの遊技球の入賞により、入賞球検出手段21が検出信号を受信したことを条件として、液晶表示装置6aの図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御するものである。
図柄表示制御手段23は、抽選手段22の抽選結果に基づいて、図柄の変動表示及び停止表示を制御する。すなわち、図柄表示制御手段23は、停止図柄抽選手段22bによって選択された停止図柄、及び変動パターン抽選手段22cによって選択された変動パターンに従い、図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御する。
(特別遊技制御手段)
特別遊技制御手段24は、当たり抽選手段22aの当たり判定用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数が当選の乱数と一致し、図柄変動表示装置6jにより停止表示された図柄が当選図柄(例えば「777」)となった場合に、特別遊技に移行させ、その終了条件を満たすまで特別遊技を実行するものである。ここで「特別遊技」とは、通常遊技以上に遊技球が入賞しやすい状態が作り出され、具体的には、特別入賞口6dが開放され、遊技球を受け入れ易い状態となるこで、それまで以上に賞球の獲得が期待できる遊技である。
特別遊技制御手段24は、当たり抽選手段22aの当たり判定用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数が当選の乱数と一致し、図柄変動表示装置6jにより停止表示された図柄が当選図柄(例えば「777」)となった場合に、特別遊技に移行させ、その終了条件を満たすまで特別遊技を実行するものである。ここで「特別遊技」とは、通常遊技以上に遊技球が入賞しやすい状態が作り出され、具体的には、特別入賞口6dが開放され、遊技球を受け入れ易い状態となるこで、それまで以上に賞球の獲得が期待できる遊技である。
特別遊技中は、特別遊技制御手段24は、特別入賞口6dの開放及び閉鎖動作を行うための特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御する。
特別遊技制御手段24は、特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御して特別入賞口6dを開放しつつ、特別入賞口6dの開放時間や特別入賞口6dに入賞した球数のカウント等を行う。そして、所定の条件を満たしたと判別したときは、特別入賞口6dを一旦閉鎖するように特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御する。
特別遊技制御手段24は、特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御して特別入賞口6dを開放しつつ、特別入賞口6dの開放時間や特別入賞口6dに入賞した球数のカウント等を行う。そして、所定の条件を満たしたと判別したときは、特別入賞口6dを一旦閉鎖するように特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御する。
そしてまた、再度、特別入賞口6dの開放条件を満たすと判別したときは、特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御して特別入賞口6dを開放しつつ、特別入賞口6dの開放時間や特別入賞口6dに入賞した球数のカウント等を行う。
具体的には、特別入賞口6dに所定数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、又は所定時間(例えば30秒間)経過するまで1回の開放状態を維持する。この動作は、所定回数(例えば15回)まで連続するように設定されている。
具体的には、特別入賞口6dに所定数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、又は所定時間(例えば30秒間)経過するまで1回の開放状態を維持する。この動作は、所定回数(例えば15回)まで連続するように設定されている。
尚、これに加えて、以下の構成を含めてもよい。即ち、特別入賞口6d内に設けられた特定領域(開放を継続する権利を獲得するための領域をいう。図示せず。)を通過したときは、再度、上記の開放状態が繰り返される。特別遊技中は、この動作は、特定領域を通過したことを条件として、上記所定回数(例えば15回)まで連続するように設定されている。特別入賞口6d内の特定領域には、遊技球の通過を検出するためのセンサ(図示せず)が設けられており、そのセンサの検出結果が特別遊技制御手段24に送信されるように構成されている。
そして、特別遊技制御手段24は、特別遊技中に、特別遊技の終了条件を満たすか否かを判別し続け、特別遊技の終了条件を満たすと判別したときには、特別遊技を終了するように制御する。
そして、特別遊技制御手段24は、特別遊技中に、特別遊技の終了条件を満たすか否かを判別し続け、特別遊技の終了条件を満たすと判別したときには、特別遊技を終了するように制御する。
(球搬出制御手段)
球搬出制御手段25は、賞球の払出し等を行うための球搬出装置25dの駆動を制御するものである。上述したように、始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsからの検出信号を入賞球検出手段21が受信したときに、その入賞に対応する数の賞球を払い出すように、球搬出装置25dを制御する。球搬出装置25dは、駆動されると、球をパチンコ遊技機100の受け皿8に払い出す。
球搬出制御手段25は、賞球の払出し等を行うための球搬出装置25dの駆動を制御するものである。上述したように、始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsからの検出信号を入賞球検出手段21が受信したときに、その入賞に対応する数の賞球を払い出すように、球搬出装置25dを制御する。球搬出装置25dは、駆動されると、球をパチンコ遊技機100の受け皿8に払い出す。
(普通図柄制御手段)
普通図柄制御手段26は、上述した普通図柄変動表示装置264dの変動表示及び停止表示を制御するためのものであり、以下の各手段を備える。
(入球検出手段)
入球検出手段262は、有効となっている普通図柄始動口6iを遊技球が通過したときに、それを検出するものである。
ここで、普通図柄始動口センサ6isは、普通図柄始動口6iの遊技球の通過領域の少なくとも一部に配置されており、普通図柄始動口6iの遊技球の通過を常時監視しているセンサである。
普通図柄始動口6iを遊技球が通過すると、普通図柄始動口センサ6isから、そのときの検出信号が入球検出手段262に送信される。この検出信号を受信したときに、入球検出手段262は、普通図柄始動口6iを遊技球が通過したことを検出する。
普通図柄制御手段26は、上述した普通図柄変動表示装置264dの変動表示及び停止表示を制御するためのものであり、以下の各手段を備える。
(入球検出手段)
入球検出手段262は、有効となっている普通図柄始動口6iを遊技球が通過したときに、それを検出するものである。
ここで、普通図柄始動口センサ6isは、普通図柄始動口6iの遊技球の通過領域の少なくとも一部に配置されており、普通図柄始動口6iの遊技球の通過を常時監視しているセンサである。
普通図柄始動口6iを遊技球が通過すると、普通図柄始動口センサ6isから、そのときの検出信号が入球検出手段262に送信される。この検出信号を受信したときに、入球検出手段262は、普通図柄始動口6iを遊技球が通過したことを検出する。
(普通図柄抽選手段)
普通図柄抽選手段263は、有効となっている普通図柄始動口6iを遊技球が通過したことを条件として、普通図柄変動表示装置264dに停止表示すべき図柄を抽選によって決定するものである。
普通図柄抽選手段263は、上述した当たり抽選手段22aと同様に、当たり判定用乱数発生手段と、当たり判定用乱数値取得手段と、当たり判定手段とを備える。
普通図柄抽選手段263は、有効となっている普通図柄始動口6iを遊技球が通過したことを条件として、普通図柄変動表示装置264dに停止表示すべき図柄を抽選によって決定するものである。
普通図柄抽選手段263は、上述した当たり抽選手段22aと同様に、当たり判定用乱数発生手段と、当たり判定用乱数値取得手段と、当たり判定手段とを備える。
すなわち、普通図柄抽選手段263は、例えばソフトウェア乱数によって所定の周期を有する当たり判定用乱数を発生させ、有効となっている普通図柄始動口6iの遊技球の通過時に、当たり判定用乱数値を取得し、その当たり判定用乱数値に基づいて当選であるか非当選であるかを判定する。
さらに、普通図柄抽選手段263は、上記の当選であるか非当選であるかの判定結果に基づいて、普通図柄変動表示装置264dに停止表示すべき図柄を決定する停止図柄決定手段を備える。
さらに、普通図柄抽選手段263は、上記の当選であるか非当選であるかの判定結果に基づいて、普通図柄変動表示装置264dに停止表示すべき図柄を決定する停止図柄決定手段を備える。
普通図柄抽選手段263は、取得された当たり判定用乱数値が当選と判定されたときには、停止表示すべき図柄を「7」に決定する。また、普通図柄抽選手段263は、取得された当たり判定用乱数値が非当選と判定されたときには、停止表示すべき図柄を「5」又は「6」に決定する。
ここで、「5」又は「6」のいずれの図柄を選択するかは、停止図柄選択用乱数発生手段で停止図柄選択用乱数を発生させ、停止図柄選択用乱数値取得手段で1の停止図柄選択用乱数値を取得する。次いで、取得した停止図柄選択用乱数値に対応する停止図柄(「5」又は「6」のいずれか)を選択する。
ここで、「5」又は「6」のいずれの図柄を選択するかは、停止図柄選択用乱数発生手段で停止図柄選択用乱数を発生させ、停止図柄選択用乱数値取得手段で1の停止図柄選択用乱数値を取得する。次いで、取得した停止図柄選択用乱数値に対応する停止図柄(「5」又は「6」のいずれか)を選択する。
また、普通図柄抽選手段263は、有効となっている普通図柄始動口6iの状態に応じて、すなわち通常確率か高確率かで、当選であるか非当選であるかの判定方法が異なるように制御する。通常確率と高確率とで、ともに普通図柄始動口6iの遊技球の通過時に当たり判定用乱数値を取得する点は同じであるが、当選確率が異なるようにする。本実施例では、通常確率では1/2の確率で当選となるように設定され、高確率では9/10の確率で当選となるように設定されている。すなわち、通常確率時及び高確率時は、それぞれ、取得される当たり判定用乱数値のうち1/2、及び9/10が当選と判定される乱数値となる。
(普通図柄変動制御手段)
普通図柄変動制御手段264は、普通図柄始動口6iを遊技球が通過したときに、普通図柄抽選手段263の抽選結果に基づいて、普通図柄変動表示装置264dの図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御するものである。
普通図柄変動制御手段264は、普通図柄変動表示装置264dの図柄を所定時間変化させた後、最終的には、普通図柄抽選手段263によって決定された図柄を普通図柄変動表示装置264dに停止表示させる。
普通図柄変動制御手段264は、普通図柄始動口6iを遊技球が通過したときに、普通図柄抽選手段263の抽選結果に基づいて、普通図柄変動表示装置264dの図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御するものである。
普通図柄変動制御手段264は、普通図柄変動表示装置264dの図柄を所定時間変化させた後、最終的には、普通図柄抽選手段263によって決定された図柄を普通図柄変動表示装置264dに停止表示させる。
(球誘導装置制御手段)
球誘導装置制御手段265は、普通図柄抽選手段263の抽選結果に基づいて、球誘導装置265dの作動を制御するものである。具体的には、普通図柄抽選手段263による抽選で当選したときには、球誘導装置265dを作動させるように制御する。これとは逆に、普通図柄抽選手段263による抽選で非当選であったときは、球誘導装置265dを作動させない。
作動させる時期としては、普通図柄変動表示装置264dの図柄が所定時間変動し、普通図柄抽選手段263によって決定された図柄が普通図柄変動表示装置264dに停止表示された直後である。
球誘導装置制御手段265は、普通図柄抽選手段263の抽選結果に基づいて、球誘導装置265dの作動を制御するものである。具体的には、普通図柄抽選手段263による抽選で当選したときには、球誘導装置265dを作動させるように制御する。これとは逆に、普通図柄抽選手段263による抽選で非当選であったときは、球誘導装置265dを作動させない。
作動させる時期としては、普通図柄変動表示装置264dの図柄が所定時間変動し、普通図柄抽選手段263によって決定された図柄が普通図柄変動表示装置264dに停止表示された直後である。
普通図柄抽選手段263による抽選で当選したときには、普通図柄変動表示装置264dには、最終的に「7」の図柄が停止表示される。その直後に、球誘導装置制御手段265は、球誘導装置265dを作動させて、始動入賞口6cの入口部分の電動チュリップ6hを拡大させる。
また、本実施例では、普通図柄変動制御手段264は、遊技状態に応じて、普通図柄変動表示装置264dの図柄の変動時間を変化させるように制御する。
また、本実施例では、普通図柄変動制御手段264は、遊技状態に応じて、普通図柄変動表示装置264dの図柄の変動時間を変化させるように制御する。
先ず、通常遊技状態では、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動が開始されてから停止するまでの時間を30秒に設定する。そして、普通図柄抽選手段263の抽選で当選したときに、球誘導装置制御手段265は、球誘導装置265dを作動させる時間を0.5秒に設定する。
すなわち、30秒間、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動表示が行われ、図柄が停止表示された後、当選時には、0.5秒間、球誘導装置265dが作動して、始動入賞口6cに遊技球が入賞しやすくなる状態が形成される。
これに対し、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、普通図柄変動制御手段264は、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動が開始されてから停止するまでの時間を5秒に設定する。そして、球誘導装置制御手段265は、普通図柄抽選手段263の抽選で当選したときに、球誘導装置265dを作動させる時間を3秒に設定する。
これに対し、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、普通図柄変動制御手段264は、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動が開始されてから停止するまでの時間を5秒に設定する。そして、球誘導装置制御手段265は、普通図柄抽選手段263の抽選で当選したときに、球誘導装置265dを作動させる時間を3秒に設定する。
すなわち、5秒間、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動表示が行われ、図柄が停止表示された後、当選時には、3秒間、球誘導装置265dが作動して、始動入賞口6cに遊技球が入賞しやすくなる状態が形成される。なお、普通図柄変動表示装置264dによる図柄変動表示に対しても、前述した横断位置選択手段22dを用いることも可能である。
以上により、通常遊技状態では、始動入賞口6cへの遊技球の入賞しやすさは、ほとんど変化しない。しかし、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、始動入賞口6cへの遊技球の入賞しやすさが通常遊技状態より大幅に高くなる。
以上により、通常遊技状態では、始動入賞口6cへの遊技球の入賞しやすさは、ほとんど変化しない。しかし、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、始動入賞口6cへの遊技球の入賞しやすさが通常遊技状態より大幅に高くなる。
(画像表示制御手段)
画像表示制御手段27は、液晶表示装置6aでの各マトリックスでの表示形態を制御するための信号を液晶表示装置の駆動部800に出力する。なお、この場合の表示形態には、抽選のための図柄表示だけでなく、演出内容に応じた図柄表示のための表示形態を含む。
画像表示制御手段27は、液晶表示装置6aでの各マトリックスでの表示形態を制御するための信号を液晶表示装置の駆動部800に出力する。なお、この場合の表示形態には、抽選のための図柄表示だけでなく、演出内容に応じた図柄表示のための表示形態を含む。
(現出態位駆動手段)
現出態位駆動手段29は、方向切換弁DL1〜DL5の電磁弁の駆動を制御する手段であり、現出態位選択手段22dからの態位選択情報に応じて切り換え方向を設定する。
以上のような実施例においては、通常、バルーン部材B1〜B5が膨張することにより伸張されて表示面の周りに沿って装飾部材6Bの一部が現出した状態とされる。
現出態位駆動手段29は、方向切換弁DL1〜DL5の電磁弁の駆動を制御する手段であり、現出態位選択手段22dからの態位選択情報に応じて切り換え方向を設定する。
以上のような実施例においては、通常、バルーン部材B1〜B5が膨張することにより伸張されて表示面の周りに沿って装飾部材6Bの一部が現出した状態とされる。
この状態において現出態位選択手段22dからの指令に応じて現出態位駆動手段29が動作すると、方向切換弁CL1〜CL5における切り換え方向が設定されて、膨張していたバルーン部材B1〜B5の内部から排気が行われてバルーン部材B1からB5が収縮変形して格納室CL1からCL5に収容されることにより表示面から装飾部材の一部が消滅した状態とされる。
このように、今まで存在していた装飾部材の一部が消滅することによって表示内容以外での演出が可能となり、遊技者にとっては既存の固定部材である装飾部材の変化を注視することで抽選内容への期待や趣向性を高めることができる。
このように、今まで存在していた装飾部材の一部が消滅することによって表示内容以外での演出が可能となり、遊技者にとっては既存の固定部材である装飾部材の変化を注視することで抽選内容への期待や趣向性を高めることができる。
100 パチンコ遊技機
1 外枠
12 施錠装置
2 前枠
3 遊技盤
6 遊技領域
6a 液晶表示装置(表示部)
6b 装飾部材
6c 始動入賞口
6d 特別入賞口
22d 現出態位選択手段
29 現出態位駆動手段
A1〜A5 バルーン部材の空気部屋の一部
B1〜B5 バルーン部材
CL1〜CL5 格納室
T1〜T5 チューブ
200 遊技制御手段
1 外枠
12 施錠装置
2 前枠
3 遊技盤
6 遊技領域
6a 液晶表示装置(表示部)
6b 装飾部材
6c 始動入賞口
6d 特別入賞口
22d 現出態位選択手段
29 現出態位駆動手段
A1〜A5 バルーン部材の空気部屋の一部
B1〜B5 バルーン部材
CL1〜CL5 格納室
T1〜T5 チューブ
200 遊技制御手段
Claims (5)
- 外枠の開口全面に開閉自在に装着された前枠と、前記前枠に保持された遊技盤と、前記前枠の前面側に位置し、透視可能な覆い部材を保持する開閉枠とを備え、前記遊技盤の前面に遊技球が流下する遊技領域を有する弾球遊技機であって、
一部の遊技領域の正面側に設けられて表示内容を異ならせることが可能な液晶表示装置と、
前記液晶表示装置の周りに配置されている装飾部材とを備え、
前記装飾部材は、その一部が、前記液晶表示装置の表示面の周りに沿って膨張することにより現出する態位と収縮することにより消滅する態位とを現出態位選択手段によって選択される構成であることを特徴とする弾球遊技機。 - 前記現出態位選択手段は、抽選あるいは遊技内容に応じて前記装飾部材の一部の膨縮態位を選択することを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
- 前記装飾部材の一部は、前記液晶表示装置の表示面の周りに沿って配置されて給排気設定により膨縮可能なバルーン部材で構成され、通常時、膨張することで表示面の周りに沿って現出し、収縮することで表示面外に移動する構成であることを特徴とする請求項1又は2記載の弾球遊技機。
- 前記装飾部材の一部は、膨張時に前記表示面の周りに沿った形状を記憶する部材で構成され、収縮した際には前記記憶形状が崩れて前記表示面外に取り除かれる構成であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の弾球遊技機。
- 前記装飾部材の一部は前記表示面の周りに沿って複数分割された空気部屋を連続させて構成され、伸張方向先端に位置する空気部屋内部には給排気用開口を有する伸縮可能かつ可撓性部材からなるチューブが挿入され、該チューブは、膨張状態にある装飾部材の一部を収縮させた際に前記装飾部材の一部が前記給排気用開口を塞ぐことにより自身の収縮動作によって前記装飾部材の一部を前記表示面外に変位させる構成であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の弾球遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005289381A JP2007097732A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005289381A JP2007097732A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 弾球遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007097732A true JP2007097732A (ja) | 2007-04-19 |
Family
ID=38025263
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005289381A Pending JP2007097732A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 弾球遊技機 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007097732A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009028060A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
JP2010268947A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Okumura Yu-Ki Co Ltd | パチンコ機 |
JP2010268957A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Okumura Yu-Ki Co Ltd | パチンコ機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003325776A (ja) * | 2002-05-09 | 2003-11-18 | Fuji Shoji:Kk | 遊技機 |
JP2005261716A (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Maruhon Ind Co Ltd | パチンコ遊技機 |
-
2005
- 2005-09-30 JP JP2005289381A patent/JP2007097732A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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Legal Events
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