JP2007097663A - 内視鏡用クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】最適な結紮が確認できるまではクリップ爪の開き直しが可能であり、最適な結紮が確認できた後に、組織の結紮状態を維持し、確実かつ長期間に渡り生体組織を把持することができる内視鏡用クリップを提供すること。
【解決手段】先端に本体先端爪部210を有し、基端部より延出するとともに、自己拡開性により開腕した両腕部220を備える本体200と、本体200の基端部500に挿通し、進退可能な締付けリング300とを備え、締付けリング300は、本体200の先端側へ移動することにより開腕した両腕部220を閉腕させる機能を有する内視鏡用クリップ1であって、両腕部220には、自己拡開性により締付けリング300を基端側へ押し戻し、閉腕した両腕部220を開腕させる湾曲部600を有するとともに、湾曲部600先端側には、締付けリング300の進入を規制する規制部224を有していることを特徴とする内視鏡用クリップ1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、内視鏡用クリップに関する。
近年の内視鏡的処置法の発達に伴い、内視鏡下に処置可能な部位が増え、早期癌処置ではESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)などにより、大きな病変を一括切除し、処置後の再発率が低下してきているが、しかし半面、無理な切開等により、出血や穿孔を起こす例が増加している。そのため、簡単、迅速に対応・処置が可能であり、組織挫滅の危険が少ない内視鏡を用いたクリップ装置が使用されてきている。
このような内視鏡を用いたクリップ装置に使用されるクリップは一般的に、バネ性のある一枚の板材を曲げて形成されており、一対の腕部がその基端側連結部付近を変形させることにより、開閉するクリップと、上記クリップの基端連結部付近に係合し、上記腕部を閉じた状態に維持するクリップ閉じリングからなる。
このようなクリップとしては、図13に示すようなクリップ900が紹介されている(例えば特許文献1)。このクリップ900は、ステンレス製の薄い帯板を真中部分で曲げ、その曲げ部分を基端部としてなり、この基端部から延びた両腕部910を互いに交差させ、α状に形成されている。さらに各腕部910の先端縁部に向き合うように折り曲げてこれを爪部911とした形状になっている。また、クリップの爪部911を開閉する手段として、基端部側から締付け部材920が嵌め込まれている。クリップ900は、クリップ基端部912に図示されていない操作部材を接続し、クリップ900を締付け部材920内部に引き込むと、クリップ基端部912が変形することにより、爪部911が開く。さらにクリップ900が締付け部材920内に引き込まれると、締付け部材920先端部が腕部910を基端部背面から押すことにより、爪部911が閉じる。
また、クリップ基端部をα状に交差させていないクリップとして、クリップ900と同様に、クリップを後端側から締付け部材内に引き込み、クリップ基端部を変形させてクリップ爪を開き、更にクリップを締付け部材に引き込むことで、締付け部材がクリップ腕を基端側背面から押してクリップ爪を閉じる仕様がある(例えば特許文献2)。
止血目的の結紮では、止血点を確実に結紮することができれば1個のクリップで止血処置は完了するが、露出血管からの出血を除いて、内視鏡画像では止血点の場所を判断できない場合が少なくない。また、裂創などの縫縮目的の結紮では、広い範囲の組織を寄せてくる際、クリップ爪が組織表面を滑って、目的とする組織を寄せて来られずに処置が失敗する場合もある。これまでのクリップはクリップ基端部を変形させて、クリップ爪の開閉を行うため、クリップ基端部と締付け部材内壁の係合が強く、クリップ爪を一度閉じかけると、再び開き直すことが困難な仕様となっている。そのため、結紮処置に失敗すると、新しいクリップで再度処置を試みる必要があるだけでなく、処置に失敗したクリップが組織を把持した状態で残った場合、術野、視野の妨げとなって、手技の妨げとなる問題があった。
実開昭50−11589号公報 特開2002−360591号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、最適な結紮が確認できるまではクリップの開き直しが可能である内視鏡用クリップを提供すること。
本発明による内視鏡用クリップは、基端部と、基端部より延出し自己拡開性により開腕する両腕部とを有する本体と、
前記本体に、進退可能に挿通された締付け部材とを備え、
前記締付け部材は、前記本体の先端側へ移動することにより前記開腕した両腕部を閉腕させる機能を有する内視鏡用クリップであって、
前記両腕部には、前記自己拡開性により前記締付け部材を基端側へ押し戻し、閉腕した前記両腕部を開腕させる湾曲部を有するとともに、前記湾曲部先端側には、前記締付け部材の進入を規制する規制部を有することを特徴とする。
本発明に係る内視鏡用クリップは、締付け部材が湾曲部にあるとき、自己拡開性を有する両腕部を有するため、締付け部材を基端側へ押し戻し、両腕部を開腕することができる。こうすることにより、最適な結紮が確認できるまではクリップの開き直しが可能であり、組織の結紮状態を維持し、確実に生体組織を把持することができる内視鏡用クリップとすることができる。
また、本発明によれば、前記規制部は、前記両腕部の少なくとも一方の腕部の一部に設けられた爪で形成されていてもよい。これにより、確実に湾曲部の領域に締付け部材を止めておくことができる。
また、前記爪は、前記腕部の基端側から、外方向に向かって広がっていてもよい。また、前記締付け部材は、前記規制部を乗り越えることにより、前記両腕部の閉腕を維持するようにしてもよい。
さらに、湾曲部の先端側に、締付け部材の基端部側への移動を規制する第一の段差部が設けられ、係合部のさらに先端側に、締付け部材の先端側への移動を規制する第二の段差部が設けられ、締付け部材が第一の段差部から第二の段差部の間の領域にあるとき、両腕部が閉腕する構成としてもよい。これにより、最適な結紮が確認できたあとに、体組織の結紮を確実に維持することができ、また、締付け部材が、本体の先端側に進みすぎ締付け部材が、先端側から脱落することを防止できる。
本発明によれば、最適な結紮が確認できるまではクリップの開き直しが可能である内視鏡用クリップを提供することができる。
以下本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、共通する構成要素には同一符号を付し、以下の説明において詳細な説明を適宜省略する。
本実施形態に係る内視鏡用クリップは、基端部と、基端部より延出し自己拡開性により開腕する両腕部とを有する本体と、前記本体に、進退可能に挿通された締付け部材とを備え、前記締付け部材は、前記本体の先端側へ移動することにより前記開腕した両腕部を閉腕させる機能を有する内視鏡用クリップであって、前記両腕部には、前記自己拡開性により前記締付け部材を基端側へ押し戻し、閉腕した前記両腕部を開腕させる湾曲部を有するとともに、前記湾曲部先端側には、前記締付け部材の進入を規制する規制部を有する。
本実施形態に係る内視鏡用クリップ1を図1に示す。この内視鏡用クリップ1は、先端に本体先端爪部210を有し、基端部より延出するとともに、自己拡開性により開腕した両腕部220を備える本体200と、本体200の基端部500に挿通し、進退可能な締付けリング300とを備える。締付けリング300は、本体200の先端側へ移動することにより開腕した両腕部220を閉腕させる機能を有する。両腕部220には、自己拡開性により締付けリング300を基端側へ押し戻し、閉腕した両腕部220を開腕させる湾曲部600を有するとともに、湾曲部600先端側には、締付けリング300の進入を規制する規制部224を有している。なお、本実施形態では、締付け部材300として、締付けリング300でもって説明する。
以下、内視鏡用クリップの各部の構成について説明する。
本体200は、基端部500と、基端部500より先端側に位置し、腕部の外側方向へ湾曲している湾曲部600と、湾曲部600と本体先端爪部210との間である組織把持腕部700とからなり、基端部500には凸部221、組織把持腕部700には係合部222、拡径部223が設けられており、湾曲部600と係合部222の境界には板材の一部を腕部に対して垂直方向に折り曲げることにより形成されている規制部224が設けられている。なお、規制部224は、両腕部の両辺に設けてもよいし、どちらか一方であってもよい。
向かい合う本体先端爪部210は自己拡開性により開いており、基端部500の凸部221より先端側には締付けリング300が進退自在に装着されている。凸部221は締付けリング300が通り抜けられない幅に形成されている。締付けリング300の基端部500側からの装着は、基端部500を閉腕させる方向に閉じ、締付けリング300の直径部の大きい部分を利用できるようにできるだけ中心付近を通過させる。これによって、締付けリング300装着後、所定の幅に基端部500が復元したあとは、容易に基端部側からは締付けリング300が脱落することがなくなる。
また、湾曲部600の自己拡開性は締付けリング300の自重よりも強く成形されている。そのため、締付けリング300は、湾曲部600を変形させて、先端側へ移動することもなく、爪部開き幅Lを狭めることもない。
図2には、生体組織を把持する場合の内視鏡用クリップ装置の一部をしめしたものである。操作ワイヤ410の先端に自己拡開機能が付与された一対の鉤420が付設されており、この一対の鉤420を本体基端コの字状部230内面に引っ掛け(図2)、操作部材430の内腔にある前後移動可能な操作ワイヤ410を引張ることで締付けリング300は操作部材430の先端に突き当たり、更に操作ワイヤ410を引張ることで本体200は、クリップの基端部側から締付けリング300の内腔に徐々に引き込まれ、クリップは閉腕していく(図3)。クリップ閉腕の際、締付けリング300先端の位置が湾曲部600にある状態では(図3)、締付けリング内壁とクリップの接触面積が非常に小さく、摩擦によるリング位置の固定がなされないため、操作ワイヤ410による引張状態から開放されると、クリップの自己拡開性により締付けリング300をクリップ基端側へ押し戻し、クリップは閉腕操作前の本体先端爪部210が開いた状態に戻る(図1)。
湾曲部600先端側境界まで引き込まれると、本体先端爪部210が合わさり係合され、図3に示すように生体組織を把持した状態となる。またこのとき、湾曲部600先端側境界に設けられている規制部224が締付けリング先端と当接し、締付けリング300の本体先端側への移動が規制される。この状態においてクリップは、本体先端爪部210同士が当接し、組織をしっかりと結紮した状態にあるため、本クリップ閉腕操作による止血、縫縮などの結紮効果を確認することができる。もし、最適な結紮状態でなければ、操作ワイヤ410による引張状態からクリップを開放することで、クリップは自己拡開性能により開腕し、再度組織を掴み直すことができるようになる。
そして、最適な結紮状態であることを確認した後に、操作ワイヤ410を更に強い力で引張ることで、締付けリング300は規制部224を折り、または変形させながら本体先端側へ移動し、図4に示す状態になる。この状態では、リングの影にあり図示されていない係合部222において、締付けリング300内壁と、腕部220の接触面積が大きくなり、摩擦力が増加するため、締付けリング300がクリップ基端側へ戻ることがなくなる。拡径部223の基端側は、締付けリング300内径よりも広い幅に成形されているため、拡径部223を越えて本体200が締付けリング300に引き込まれることはない。
そして次に操作ワイヤ410を引き込んだ方向と反対に方向に戻せば、一対の鉤420には自己拡開機能が付与されているため、クリップ後端から一対の鉤420が外れる。本体200を保持している締付けリング300は前述のとおり、係合部222に位置しており、本体200と締付けリング300内壁の接触面積が大きく、強く係合しているため、本体200は生体組織をしっかりと把持でき、すぐに外れてしまうことがなく、生体組織を把持した状態を維持することができる。
本体200の材質としては消化液などによる劣化が少なく、外力を付与しない状態では開いた状態を維持していなければならないため、弾性に富む板バネ材などの金属製板が好ましく、例えばステンレスやチタンなどが挙げられる。本体先端爪部210は、生体組織をしっかりと把持するために、先端部を内面に折り曲げ、折り曲げた先端部がクリップ閉成の際には隙間無く合わさり接合するようにし、更にその接合部に凹凸を設けることが好ましい。特に限定はされないが、本体先端爪部210の曲げ角度θ1は、クリップの組織把持状態維持を目的とするマーキング用途には、クリップ閉成時、組織と本体先端爪部の接触角度がほぼ直角となる角度であることが好ましく、また、止血や縫縮などの組織結紮を目的とする用途では、本体先端爪部が組織に入り込み、組織表面を滑らずに寄せてくる必要があるため、開口状態のクリップを把持目的の組織に押し付けた際、組織と本体先端爪部の接触角度がほぼ直角であることが好ましい。
また規制部224の形状は、湾曲部600先端側境界付近にあり、締付けリング300先端と当接する形状であればよく、両腕部220の少なくとも一方の腕部220の一部に設けられた爪で形成されていることが好ましい。また、爪は、腕部220の基端側から、外方向に向かって広がっていることが好ましい。次に、その強度は、クリップ閉腕操作に必要な第一の外力よりも強く、また、第一の外力よりも強い第二の外力で締付けリング300内に引き込まれた際には折れ、または変形して締付けリング300の本体先端方向へのスライド移動を許す強度であれば特に限定はされない。
また本体先端爪部部開き幅Lは、腕部220の長さと、湾曲部600の曲げの強弱によって自由に決定でき、特に限定はされないが、クリップ閉成時における締付けリング300先端からクリップ先端までの長さNの2倍以下が好ましく、この開腕幅のとき、寄せてきた組織をしっかりと把持することができる。
また締付けリング300の材質としては本体200を閉じた状態に維持できる剛性があり、そして消化液などによる劣化の少ない材質、例えば金属やプラスチックが好ましい。
次に、第二の実施形態について説明する。
図5に示すように、本クリップ腕部220には、クリップ閉腕時、向かい合う腕の角度を補正する閉腕角度補正部材225が設けられている。本実施形態の内視鏡用クリップ1は、第一の外力による閉腕操作時、向かい合う湾曲部600の内面が当接するが、閉腕角度補正部材が湾曲部600に設けられていると、図6に示すようにクリップ開腕部の間隔は閉腕角度補正部材225同士が当接する距離より短くなることがなく、本体先端爪部当接時の向かい合う腕部先端高さMを短くすることができる。本体先端爪部当接時の向かい合う腕部先端高さMが短ければ、クリップ先端爪長さを短く設定でき、硬性組織の結紮や、広い範囲の組織を寄せてくる際のクリップ先端爪角度θ1の変形を抑えることができ、より確実に結紮することができる。
また、向かい合う閉腕角度補正部材225のクリップ垂直方向高さの和が本体先端爪部当接時の向かい合う腕部先端高さMと等しければ、図7に示すようにクリップ閉成時、向かい合う組織把持腕部700は略平行になり、この組織把持腕部700でも組織を均等に結紮でき、長期に渡り生体組織を把持した状態を維持できる。
また、閉腕角度補正部材225の形状は、特に限定されないが、向かい合う閉腕角度補正部材225の形状が同じである必要はなく、一方の閉腕角度補正部材225の頭頂部が凸状であれば、もう一方の閉腕角度補正部材225の頭頂部は凹状にして受けの機能を持たせた方が、両閉腕角度補正部材225当接時の頭頂部滑りによる腕のずれが生じにくくなって良い。
さらに、図8に示すように本体200の組織把持腕部700に腕補強部材240が設けられていても良い。腕補強部材240の腕部220延出方向の長さは、特に限定はされないが、湾曲部600と組織把持腕部700の境界付近まで設けられているいることが好ましい。これにより、締付けリング300が、拡径部223に当接したとき、締付けリング300内に内包されている領域も腕補強部材240で補強されていることになり、これにより硬性組織結紮時、および結紮後の組織把持腕部700の変形を抑えることができ、組織をしっかりと把持することができる。
次に、第三の実施形態について説明する。
図9に示すように、規制部224は図示されているようにクリップ板面に対して水平に設けられていてもよい。この形態の規制部224は、締付けリング300先端との当接面積が大きく、確実に締付けリング300の本体先端方向へのスライド移動を係止できる。また、第二の外力が掛かった際、クリップ先端方向に曲がった規制部224が締付けリング300の本体先端方向へのスライド移動を妨げないように係合部222に規制部224が収まる凹部226が設けられていても良い。また、規制部224は締付けリング300と当接し、締付けリング300の本体先端側への移動を規制する形状であればよく、例えば、図示していないが、腕部外表面に形成されたの突起であってもよい。この規制部224は、第一の外力により、クリップが閉腕するとともに締付けリング300先端と当接し、締付けリング300の本体先端側への移動を規制する。そして、最適な結紮を確認した後に第二の外力により、本体腕部が向かい合う腕部内側方向へ撓むことにより、締付けリング300は規制部224を越えて本体先端側へ移動し、係合部222と締付けリング内径が係合することにより結紮状態を維持することができる。
次に、第四の実施形態について説明する。
図10〜図12に示すように、規制部224は腕部220外側方向にある必要はなく、内側方向に形成されていても良い。本実施形態のクリップに係合させる締付けリング300は、特に限定はされないが、例えば図11に示すように規制部224と当接する締付けリング側係止部310が設けられていることが好ましい。本実施形態のクリップに前記締付けリング300を図11に示す左側面から係合させると、第一の外力により図12(a)に示すように規制部224と締付けリング側係止部310が当接し、締付けリング300の本体先端側への進行が一時係止され、最適な結紮を確認した後に、第二の外力により規制部224と締付けリング側係止部310の少なくとも一方が変形、または折れることにより、締付けリング300が本体先端側へ進行して係合部222と強く係合し、図12(b)に示すようにクリップの閉成状態が維持される。
また、締付けリング側係止部310の形状は、特に限定はされないが、締付けリング側係止部の高さRは、クリップ閉腕操作時に締付けリング側係止部310が通過するクリップ断面における向かい合う腕部220内面の最小幅Tのより低く、また、向かい合う締付けリング側係止部の間隔Sは閉腕角度補正部材の幅Pよりも広く、かつ本体最小腕幅Qよりも狭く成形されていると、回転による本体200と締付けリング300のずれが抑えられ、締付けリング側係止部310は規制部224と当接するまで他所に引っ掛ることなくスムーズに閉腕操作を行うことができて好ましい。また、本体基端部平面227の板幅は、特に限定はされないが、締付けリング側係止部310の形状に凹にくびれて成形されていると、締付けリング300の本体200への装着が行い易くなり、好ましい。
本発明の第一の実施形態となる内視鏡用クリップの正面図、平面図、左側 面図である。 内視鏡用クリップ装置により、本発明の内視鏡用クリップを装着している 状態を示した概略図である。 本体が締付け部材により閉腕した状態を示す正面図、平面図、左側面図で ある。 本体が締付け部材が係合し、閉腕が維持された状態を示す正面図、平面図、 左側面図である。 本発明の第二の実施形態となる内視鏡用クリップの正面図、平面図、左側 面図である。 第二の実施形態の本体が締付け部材により閉腕した状態を示す正面図、底 面図、左側面図である。 第二の実施形態となる内視鏡用クリップの本体が締付け部材が係合し、閉 腕が維持された状態を示す正面図、平面図、左側面図である。 第二の実施形態で組織把持部が補強された内視鏡用クリップの閉腕が維持 された状態を示す正面図、平面図、左側面図である。 第三の実施形態となる内視鏡用クリップの正面図、平面図、左側面図である。 第四の実施形態となる本体の正面図、平面図、左側面図である。 他の実施形態となる締付け部材の正面図、左側面図、右側面図である。 他の実施形態となる内視鏡用クリップが閉腕した状態を示す正面図である。 従来品を示した概略図である。
符号の説明
1 内視鏡用クリップ
200 本体
210 本体先端爪部
220 腕部(両腕部)
221 凸部
222 係合部
223 拡径部
224 規制部
225 閉腕角度補正部材
226 凹部
227 本体基端部平面
228 スリット状係止部
230 本体基端コの字状部
240 腕補強部材
300 締付け部材(締付けリング)
310 締付けリング側係止部
410 操作ワイヤ
420 一対の鉤
430 操作部材
500 基端部
600 湾曲部
700 組織把持腕部
900 クリップ
910 腕部
911 爪部
912 クリップ基端部
920 締付け部材
L 本体先端爪部開き幅
M 本体先端爪部当接時の向かい合う腕部先端高さ
N クリップ閉成時における締付け部材先端からクリップ先端までの長さ
P 閉腕角度補正部材の幅
Q 本体最小腕幅
R 締付けリング側係止部の高さ
S 向かい合う締付けリング側係止部の間隔
T クリップ閉腕操作時に締付けリング側係止部が通過するクリップ断面に
おける向かい合う腕部内面の最小幅

Claims (5)

  1. 基端部と、基端部より延出し自己拡開性により開腕する両腕部とを有する本体と、
    前記本体に、進退可能に挿通された締付け部材とを備え、
    前記締付け部材は、前記本体の先端側へ移動することにより前記開腕した両腕部を閉腕させる機能を有する内視鏡用クリップであって、
    前記両腕部には、前記自己拡開性により前記締付け部材を基端側へ押し戻し、閉腕した前記両腕部を開腕させる湾曲部を有するとともに、前記湾曲部先端側には、前記締付け部材の進入を規制する規制部を有することを特徴とする内視鏡用クリップ。
  2. 前記規制部は、前記両腕部の少なくとも一方の腕部の一部に設けられた爪で形成されている請求項1に記載の内視鏡用クリップ。
  3. 前記爪は、前記腕部の前記基端側から、外方向に向かって広がっている請求項1または2に記載の内視鏡用クリップ。
  4. 前記締付け部材は、前記規制部を乗り越えることにより、前記両腕部の閉腕を維持する請求項1ないし3のいずれかに記載の内視鏡用クリップ。
  5. 前記湾曲部の先端側に、前記締付け部材の基端部側への移動を規制する第一の段差部が設けられ、
    前記係合部のさらに先端側に、前記締付け部材の先端側への移動を規制する第二の段差部が設けられ、
    前記締付け部材が前記第一の段差部から前記第二の段差部の間の領域にあるとき、前記両腕部が閉腕するように構成された、請求項1ないし4のいずれかに記載の内視鏡用クリップ。
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