JP2007097627A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 インナーパッドの交換時期を容易に判断できる吸収性物品を提供する。
【解決手段】 透液性の表面シート10aと、不透液性の裏面シート10bと、表面シート10aと裏面シート10bとの間に介装される吸収体12と、を備え、表面シート10a上にインナーパッドを配置する紙おむつ1において、インナーパッドの表面シート10a側には、体液を吸収したか否かを判別する体液吸収表示部が設けられており、吸収体12は、インナーパッドが当該紙おむつ1に配置された際に、体液吸収表示部が位置する部分の少なくとも一部に貫通穴部12fを備え、表面シート10aにおける貫通穴部12fに相当する位置に、体液吸収表示部が、裏面シート10b側から視認可能な第1視認部10cが形成され、裏面シート10bにおける貫通穴部12fに相当する位置に、体液吸収表示部が、外部から第1視認部10cを介して視認可能な第2視認部10dが形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、吸収性物品に関するものである。
従来、使い捨て紙おむつ等に代表される吸収性物品は、不透液性の裏面シートと、透液性の表面シートと、当該裏面シートと表面シートとの間に腹側部から背側部にかけて介装される吸収体等と、表面シートの吸収体の左右両端に相当する位置に長手方向に沿って設けられて当該表面シートから起立する立体ギャザーシート等を備えて構成されている。そして、表面シートの左右の立体ギャザーシートの間に長手方向に沿って設けられて当該表面シートから起立する左右一対の突出部を備え、当該左右の突出部の間にインナーパッドを配置できる紙おむつも知られている(例えば、特許文献1)。そして、当該インナーパッドを交換することにより、紙おむつを取り替える回数を低くしている。
また、裏面シートの吸収体側の面に濡れることによって色が変わる図柄模様からなるインジケータを設け、ユーザが交換時期を判断しやすくした吸収性物品も知られている(例えば、特許文献2)。
特開2004−024308号公報 特開2004−298571号公報
しかしながら、インナーパッドのバックシートにインジケータを設けても、紙おむつに配置すると当該インジケータを見ることができないため、インナーパッドの交換時期かどうかを調べるには、紙おむつをその度ごとに外さなければならず、面倒である。また、介護の場面で当該インナーパッド及び紙おむつが使用される場合では、介護者に負担をかけることとなる。
本発明の課題は、インナーパッドの交換時期を容易に判断できる吸収性物品を提供することである。
請求項1記載の発明は、例えば、図1、2、4に示すように、透液性の表面シート(10a)と、不透液性の裏面シート(10b)と、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装され、体液を吸収する吸収体(12)と、を備え、前記表面シート上にインナーパッド(P)が配置される吸収性物品(例えば、紙おむつ1)において、
当該吸収性物品に配置された前記インナーパッドの前記表面シート側には、体液を吸収したか否かを判別する体液吸収表示部(P4)が設けられており、
前記吸収体は、前記インナーパッドが当該吸収性物品に配置された際に、前記体液吸収表示部が位置する部分の少なくとも一部に貫通穴部(12f)を備え、
前記表面シートにおける前記吸収体の前記貫通穴部に相当する位置に、前記体液吸収表示部の少なくとも一部が、前記裏面シート側から視認可能となるように構成された第1視認部(10c)が形成され、
前記裏面シートにおける前記吸収体の前記貫通穴部に相当する位置に、前記体液吸収表示部の少なくとも一部が、外部から前記第1視認部を介して視認可能となるように構成された第2視認部(10d)が形成されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の吸収性物品において、
前記貫通穴部は、前記吸収体がくり貫かれて形成されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装され、体液を吸収する吸収体(120)と、を備え、前記表面シート上にインナーパッドが配置される吸収性物品(例えば、紙おむつ1a)において、
当該吸収性物品に配置された前記インナーパッドの前記表面シート側には、体液を吸収したか否かを判別する体液吸収表示部が設けられており、
前記吸収体は、前記インナーパッドが当該吸収性物品に配置された際に、前記体液吸収表示部が位置する部分の少なくとも一部に貫通穴部(120f)が形成された本体部(120e)と、前記本体部を包むように配置されたシート材(120d)と、を備え、
前記シート材の前記貫通穴部に相当する位置に、一方の面側から他方の面側を視認可能なシート材視認部(120g)を備え、
前記表面シートにおける前記吸収体の前記貫通穴部に相当する位置に、前記体液吸収表示部の少なくとも一部が、前記裏面シート側から視認可能となるように構成された第1視認部が形成され、
前記裏面シートにおける前記吸収体の前記貫通穴部に相当する位置に、前記体液吸収表示部の少なくとも一部が、外部から前記第1視認部を介して視認可能となるように構成された第2視認部が形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の吸収性物品において、
前記シート材における、前記表面シート側の前記シート材視認部と前記裏面シート側の前記シート材視認部とが接着されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の吸収性物品において、
前記第1視認部は、透明若しくは半透明のシートにより形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の吸収性物品において、
前記第2視認部は、透明若しくは半透明のシートにより形成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の吸収性物品において、
前記第2視認部(100d)に、所定の模様(M)が形成されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載の吸収性物品において、
前記裏面シート(100b)に、前記第2視認部を覆う蓋部(300)が開閉自在に設けられていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、インナーパッドが吸収性物品に配置された際に、吸収体の貫通穴部と、表面シートの第1視認部と、裏面シートの第2視認部と、を介して、インナーパッドの体液吸収表示部の少なくとも一部が外部から視認可能となるように構成されているので、吸収性物品を外さずとも、体液を吸収したか否かを判別する体液吸収表示部を確認することができることとなって、インナーパッドの交換時期を容易に判断することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、特に、貫通穴部は、吸収体がくり貫かれて形成されるので、吸収体に貫通穴部を容易に形成することができる。また、貫通穴部は、吸収体がくり貫かれて形成されるので、既存の吸収体を用いることができることとなって、製造設備の大幅な改造をしなくとも製造できる。
請求項3記載の発明によれば、インナーパッドが吸収性物品に配置された際に、吸収体の本体部に形成された貫通穴部と、シート材のシート材視認部と、表面シートの第1視認部と、裏面シートの第2視認部と、を介して、インナーパッドの体液吸収表示部の少なくとも一部が外部から視認可能となるように構成されているので、吸収性物品を外さずとも、体液を吸収したか否かを判別する体液吸収表示部を確認することができることとなって、インナーパッドの交換時期を容易に判断することができる。
また、予め貫通穴部が形成された吸収体の本体部を用いるので、吸収体をくり貫いて貫通穴部を形成する場合に比べて、無駄を少なくすることができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、特に、シート材において、表面シート側のシート材視認部と裏面シート側のシート材視認部とが接着されているので、シート材のシート材視認部が密着されることでインナーパッドの体液吸収表示部がより視認しやすくなることとなって、インナーパッドの交換時期をより容易に判断することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、特に、第1視認部は、透明若しくは半透明のシートにより形成されているので、当該第1視認部を介してインナーパッドの体液吸収表示部を確実に視認できることとなって、インナーパッドの交換時期をさらに容易に判断することができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、特に、第2視認部は、透明若しくは半透明のシートにより形成されているので、当該第2視認部を介してインナーパッドの体液吸収表示部を確実に視認できることとなって、インナーパッドの交換時期をさらに容易に判断することができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項1〜6の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、特に、第2視認部に、所定の模様が形成されているので、当該模様により体液吸収表示部を適度に隠すことができることとなって、当該吸収性物品の着用者の着用に対する抵抗感を低減することができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項1〜7の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、特に、裏面シートに、第2視認部を覆う蓋部が開閉自在に設けられているので、当該蓋部により必要でない場合には、外部からインナーパッドの体液吸収表示部が視認されないこととなって、当該吸収性物品の着用者の着用に対する抵抗感をより低減することができる。
以下、図を参照して、本発明に係る吸収性物品を実施するための最良の形態を詳細に説明する。本実施形態では、吸収性物品として、特に、成人用の使い捨て紙おむつを一例として、以下で説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る使い捨て紙おむつを展開した斜視図である。また、図2は、使い捨て紙おむつの着用時の状態に組立てた斜視図であり、図3は、平面展開図である。また、図4(a)に図1のA−A矢視断面図を示し、図4(b)に図1のB−B矢視断面図を示す。
図1〜図3に示すように、使い捨て紙おむつ(以下、紙おむつという。)1は、紙おむつ本体10と、この紙おむつ本体10を人体に装着するための止着部20,20と、止着部20を係止させるための被着部30とを備えている。
紙おむつ本体10は、例えば、人体との接触面側に設けられる透液性の不織布等からなる表面シート10a、着用時に外部側に設けられる不透液性の裏面シート10b、表面シート10aと裏面シート10bとの間に介装される吸収体12、表面シート10a上の吸収体12の両側部に紙おむつ本体10の長手方向に沿って備えられるギャザーシート13,13、このギャザーシート13,13よりも紙おむつ本体10の幅方向の内側の表面シート10a上に紙おむつ本体10の長手方向に沿うように備えられる突出部14,14等を備えて構成される。
ここで、内側とは、紙おむつ10の幅方向の中央側をいい、外側とは、紙おむつ10の幅方向の中央から離れる側をいう。
紙おむつ本体10は、人体の股部を腹側から背側にかけて覆うように、一方の端部に腹側部15が形成され、他方の端部に背側部16が形成されている。また、腹側部15と背側部16との間が股下部17となっている。股下部17の両縁部は、内側に凹むように形成され、紙おむつ1が着用された際に着用者の脚の周りを囲む脚開口部18,18となっている。
そして、紙おむつ本体10の腹側部15の端部151と、背側部16の端部161とは、紙おむつ1が着用された際に、胴周りを形成するようになっている。特に、胴周りを形成する部分として、腹側部15において股下部17よりも両外側に延出した腹側延出部152,152と、背側部16において股下部17よりも両外側に延出した背側延出部162,162と、が形成されている。また、背側部16の背側延出部162,162の側縁部163,163には、それぞれ外側に突出した止着部20,20が設けられている。
また、背側部16の長手方向の縁部164の中央部には、糸ゴム等の弾性部材164aが幅方向に沿って設けられ、この弾性部材164aにより平面ギャザー165が形成され、着用者の胴周りにフィットするように伸縮自在な構造となっている。
吸収体12は、紙おむつ1の使用時に、体液としての尿等の水様成分を吸収するものであり、例えば、図4に示すように、綿やパルプ等の吸収性繊維素材や、高吸収性ポリマーのような高吸水性樹脂とが組み合わされて形成された本体部12eがシート材12dにより包まれて構成されている。尚、本体部12eは、単層構造であっても良いし、複数層に分かれた構造でも構わない。また、シート材12dは、例えば、透液性のクレープ紙,透液性のフィルム等である。
吸収体12は、例えば、図1,図3に示すように、腹側部15から背側部16に亘る長さに形成されている。また、吸収体12の幅方向の長さは、股下部17の形状に合わせて中央部12aが狭く、長手方向の腹側端部12b、背側端部12cは、腹側部15の腹側延出部152、背側部16の背側延出部162の形状に合わせて、中央部12aよりも幅が広く形成されている。
また、吸収体12は、後述するインナーパッドPが紙おむつ1の表面シート10a上に配置された際に、インナーパッドPの体液吸収表示部P4(後述)が位置する部分の少なくとも一部に、略矩形状の貫通穴部12fを備えている。より具体的には、吸収体12は、例えば、図4(b)に示すように、中央部12aの腹側部15側がくり貫かれており、略矩形状の貫通穴部12fが形成されている。
ここで、貫通穴部12fの形成方法についてより詳細に説明する。
まず、吸収性繊維素材と高吸収性樹脂とを所定の割合で配合したものを固着させた本体部12eをシート材12dで包んで形状を保持することにより、貫通穴部12fのない吸収体12を製造する。次いで、例えば、打ち抜き加工等により、この吸収体12の中央部12aの腹側部15側をくり貫くことによって、略矩形状の貫通穴部12fを形成する。
表面シート10aは、有孔または無孔の不織布や、多孔性プラスチックシート、また不織布にプラスチックシートがラミネートされたシートなどにより形成されており、尿などの体液を透過させることができる素材である。このような不織布を構成する素材繊維としては、例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。また、不織布を製造する方法としては、公知の方法を適宜用いることができ、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブロー法、ニードルパンチ法、或いはこれらを組み合わせた方法等によって不織布を製造することができる。
そして、表面シート10aは、例えば、図4(b)に示すように、吸収体12の貫通穴部12fに相当する部分に、インナーパッドPの体液吸収表示部P4の少なくとも一部が裏面シート10b側から視認可能となるように構成された第1視認部10cを備えている。第1視認部10cは、例えば、透明若しくは半透明の透液性のシート等で形成され、第1視認部10cと表面シート10aの他の部分とは一体的に形成されているが、別々の材料のものを貼り合わせたものであってもよい。ここで、透明若しくは半透明の透液性のシートとは、例えば、光透過率の高い(例えば、30〜100%、より好ましくは、60〜100%)不織布又はフィルム等である。また、光透過率の高い不織布とは、エアスルー不織布やスパンボンド不織布等であって、その目付が15(g/m)以下である不織布であって、より好ましくは、10〜15(g/m)である不織布である。
なお、表面シート10aの貫通穴部12fに相当する位置に孔径0.2〜6mmの開孔が多数設けられることにより、第1視認部10cが設けられてもよい。
裏面シート10bは、ポリエチレン等の少なくとも遮水性を有し、尿などの体液を透過させることができないシートにより形成されている。また、ムレ防止の観点から透湿性を有するシートであることが好ましく、この遮水性と透湿性とを具備するシートとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートが好適に用いられる。
そして、裏面シート10bは、例えば、吸収体12の貫通穴部12fに相当する部分に、インナーパッドPの体液吸収表示部P4の少なくとも一部が、外部から第1視認部10cを介して視認可能となるように構成された第2視認部10dを備えている。第2視認部10dは、例えば、透明若しくは半透明の不透液性のシート等により形成されており、第2視認部10dと裏面シート10bの他の部分と一体的に形成されているが、別々の材料のものを貼り合わせたものであってもよい。ここで、透明若しくは半透明の不透液性のシートとは、例えば、光透過率の高い(例えば、30〜100%、より好ましくは、60〜100%)不織布又はフィルム等である。また、光透過率の高い不織布とは、エアスルー不織布やスパンボンド不織布等であって、その目付が15(g/m)以下である不織布であって、より好ましくは、10〜15(g/m)である不織布である。
ギャザーシート13,13は、表面シート10a側に吸収体12の中央部12aを挟む幅方向の両側部に、腹側部15の長手方向の縁部154から背側部16の長手方向の縁部164に亘ってそれぞれ備えられている。
このギャザーシート13,13の幅方向外側の部分は、図4に示すように、裏面シート10bの表面シート10a側の面に固着されており、吸収体12の側方で表面シート10a側に周り込むようにして表面シート10aの上面に固着されている。そして、このギャザーシート13の幅方向内側の部分は、表面シート10aに固定されておらず自由部131となっている。
そして、ギャザーシート13の自由部131は、図4に示すように、当該自由部131の幅方向外側の第1折り返し部13aにおいて幅方向外側に折り返されるとともに、幅方向中央より内側の第2折り返し部13bにおいて幅方向内側に折り返されている。さらに、第2折り返し部13bに一本と、自由部131の先端の自由端部134に二本、計三本の糸ゴム13cが長手方向に沿って設けられており、自由部131は、断面略く字状に表面シート10aから立ち上がった立体ギャザーを形成している。
図5に、紙おむつ1の背側部16の一部を拡大した断面斜視図を示す。
腹側部15、背側部16におけるギャザーシート13の自由部131の幅方向の長さは、図1,図3,図5に示すように、吸収体12の形状に合わせて、股下部17の幅方向の長さよりも大きくなっている。これにより、ギャザーシート13と表面シート10aとの間にポケット部100,100,100,100が、腹側部15、背側部16とにそれぞれ2つずつ、計4つ形成されている。
また、ギャザーシート13と裏面シート10bとの固着部分において、ギャザーシート13,13と裏面シート10bとの間に、脚開口部18,18の両縁部から腹側部15の腹側延出部152,152、及び背側部16の背側延出部162,162にかけて、脚開口部18,18の両側縁部の湾曲形状に合わせて糸ゴム等の弾性部材13dがそれぞれ設けられ、この弾性部材13dにより平面ギャザー137,137が形成されている。
また、紙おむつ1の背側部16には、図1、図3、図5に示すように、不透液性の不織布等からなるバックギャザーシート19の幅方向の端部19a、19bが左右のギャザーシート13,13の間を掛け渡すように固着されている。そして、このバックギャザーシート19の長手方向背側端部19cが、裏面シート10bに固着され、縁部164において平面ギャザー165を形成している。また、バックギャザーシート19の長手方向腹側端部19dは、固定されておらず、表面シート10a上を一部覆う様に延出しており、その先端部分に糸ゴムが幅方向に沿って設けられ、伸縮可能に形成されている。そして、このバックギャザーシート19と、表面シート10aとの間の隙間に、後ポケット部200が形成されている。
突出部14,14は、吸収体12上面の、ギャザーシート13,13よりも幅方向内側に、長手方向に沿って設けられている。この突出部14,14は、表面シート10aを長手方向に沿って二つ折りにした部分を固着させることにより表面シート10aの一部を突出させて形成される。
止着部20,20は、例えば、不織布等で形成されており、背側部16の延出部162,162の左右側方に突出するように、備えられている。そして、止着部20,20には、例えば、それぞれファスニングテープ21,・・・が設けられており、腹側部15の裏面シート10b上の被着部30は、ファスニングテープ21,・・・を係止するための面ファスナ等から形成されている。そして、この4つのファスニングテープ21,・・・が被着部30に係止するようになっている。
また、紙おむつ1は、表面シート10aの上に、インナーパッドPを配置して使用される。図6に、インナーパッドPをバックシートP2(後述)側から見た平面図を示し、図7に、インナーパッドPが配置された紙おむつ1のA−A矢視断面図を示し、図8に、インナーパッドPが配置された紙おむつ1の背側部16の一部を拡大した断面斜視図を示す。
インナーパッドPは、例えば、尿取りパッド、失禁パッド等であり、体液の吸収に対して紙おむつ1を補助するためのものであると共に、紙おむつ1そのものの取換え頻度を少なくすることにより使用コストを抑えるためのものでもある。インナーパッドPは、例えば、図7に示すように、透液性のトップシートP1,不透液性のバックシートP2,当該トップシートP1とバックシートP2との間に介装される吸収部P3等を備えて、紙おむつ1の吸収体12と略同形状に形成されている。吸収部P3は、本体部12eと同様、例えば、綿やパルプ等の吸収性素材や、高吸収性ポリマーのような高吸水性樹脂とが組み合わされて形成された本体部12eが、透液性のクレープ紙等のシート材12dにより包まれて覆われたものにより構成されており、体液としての尿等の水様成分を吸収するものである。
また、例えば、図6,図7に示すように、インナーパッドPのバックシートP2には、体液に濡れることにより変色して、体液を吸収したか否かを判別する体液吸収表示部P4が設けられている。体液吸収表示部P4は、例えば、図6に示すように、インナーパッドPの略中央部に当該インナーパッドPの長手方向に沿って直線状に3本設けられている。
体液吸収表示部P4は、例えば、バックシートP2の内面に水溶性インク、ホットメルト接着剤による印刷などにより形成される。
そして、図7に示すように、インナーパッドPは、例えば、紙おむつ1の表面シート10a上に、ギャザーシート13,13の間に配置される。ギャザーシート13,13は略く字状に立ち上がっており、インナーパッドPの側部がギャザーシート13,13により固定されるようになっている。固定方法としては、例えば、インナーパッドPのバックシートP2に粘着部(図示省略)を設け、この粘着部に表面シート10aを着脱自在に接着させる。
また、例えば、図6,図8に示すように、インナーパッドPは、紙おむつ1の背側部16に相当する部分が幅方向外側に延出した形状となっており、インナーパッドPの当該延出した部分が、ポケット部100,100に挿入され、インナーパッドPがずれにくいようになっている。同様に、インナーパッドPは、紙おむつ1の腹側部15に相当する部分が幅方向外側に延出した形状となっており、インナーパッドPの当該延出した部分が、ポケット部100,100に挿入され、インナーパッドPがずれにくいようになっている。
また、インナーパッドPの背側部16側の端部は、後ポケット部200に挿入されるようになっており、これにより、インナーパッドPがずれにくいようになっている。図9に、インナーパッドPが配置された紙おむつ1の着用時の状態に組み立てた斜視図を示す。
そして、図9に示すように、上述のようにして紙おむつ1に配置されたインナーパッドPの体液吸収表示部P4の一部は、紙おむつ1が着用者に着用された際に、表面シート10aの第1視認部10c,吸収体12の貫通穴部12f,裏面シート10bの第2視認部10d等を介して視認できるようになっている。
以上に説明した、第1の実施形態による紙おむつ1によれば、インナーパッドPが紙おむつ1に配置された際に、吸収体12の貫通穴部12fと、表面シート10aの第1視認部10cと、裏面シート10bの第2視認部10dと、を介して、インナーパッドPの体液吸収表示部P4の少なくとも一部が外部から視認可能となるように構成されているので、紙おむつ1を外さずとも、体液を吸収したか否かを判別する体液吸収表示部P4を確認することができることとなって、インナーパッドPの交換時期を容易に判断することができる。
また、貫通穴部12fは、吸収体12がくり貫かれて形成されるので、吸収体12に貫通穴部12fを容易に形成することができる。また、貫通穴部12fは、吸収体12がくり貫かれて形成されるので、既存の吸収体を用いることができることとなって、製造設備の大幅な改造をしなくとも製造できる。
また、第1視認部10c及び第2視認部10dは、透明若しくは半透明のシートにより形成されているので、当該第1視認部10c及び第2視認部10dを介してインナーパッドPの体液吸収表示部P4を確実に視認できることとなって、インナーパッドPの交換時期をさらに容易に判断することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る紙おむつ1aは、吸収体120の構成のみが、第1の実施形態に係る紙おむつ1と異なるので、第1の実施形態に係る紙おむつ1と同様の構成については、同一の符号を用いるとともにその説明を省略する。図10(a)に、第2の実施形態に係る紙おむつ1aのA−A矢視断面図を示し、図10(b)に、第2の実施形態に係る紙おむつ1aのB−B矢視断面図を示す。
吸収体120は、紙おむつ1aの使用時に、体液としての尿等の水様成分を吸収するものであり、例えば、例えば、綿やパルプ等の吸収性繊維素材や、高吸収性ポリマーのような高吸水性樹脂とが組み合わされて形成された本体部120eがシート材120dにより包まれて構成されている。尚、本体部120eは、単層構造であっても良いし、複数層に分かれた構造でも構わない。また、シート材120dは、例えば、透液性のクレープ紙,透液性のフィルム等である。
吸収体120は、腹側部15から背側部16に亘る長さに形成されている。また、吸収体120の幅方向の長さは、股下部17の形状に合わせて中央部120aが狭く、長手方向の腹側端部120b、背側端部120cは、腹側部15の腹側延出部152、背側部16の背側延出部162の形状に合わせて、中央部120aよりも幅が広く形成されている。
また、本体部120eは、例えば、図10(b)に示すように、インナーパッドPが紙おむつ1aの表面シート10a上に配置された際に、体液吸収表示部P4が位置する部分の少なくとも一部に、略矩形状の貫通穴部120fを備えている。より具体的には、吸収体120の本体部120eは、貫通穴部120fを備える形状に成形され、当該本体部120eがシート材120dにより包まれることにより、吸収体120が形成される。
また、シート材120dは、貫通穴部120fに相当する部分に一方の面側から他方の面側を視認可能なシート材視認部120gを備えている。シート材視認部120gは、例えば、表面シート10aと同様の透明又は半透明の透液性のシート等により形成されており、シート材120dの他の部分と一体的に形成されているが、別々の材料のものを貼り合わせたものであってもよい。そして、シート材120dにおいて、表面シート10a側のシート材視認部120gと、裏面シート10b側のシート材視認部120gとは、例えば、透明若しくは半透明のホットメルト等のヒートシールにより接着されている。なお、シート材視認部120gは、シート材120dの貫通穴部120fに相当する部分に孔径0.2〜6mmの開孔を多数設けることにより、形成されてもよい。
ここで、貫通穴部120fの形成方法についてより詳細に説明する。
まず、吸収性繊維素材と高吸収性樹脂とを所定の割合で配合したものを、貫通穴部120fを備える形状に固着することにより本体部120eを形成し、当該本体部120eをシート材視認部120gを備えるシート材120dで包んで保持する。次いで、シート材120dにおいて、表面シート10a側のシート材視認部120gと、裏面シート10b側のシート材視認部120gとを、例えば、透明若しくは半透明のホットメルト等のヒートシールにより接着することにより、吸収体120に貫通穴部120fを形成する。
以上に説明した第2の実施形態に係る紙おむつ1aによれば、インナーパッドPが紙おむつ1aに配置された際に、吸収体120の本体部120eに形成された貫通穴部120fと、シート材120dのシート材視認部120gと、表面シート10aの第1視認部10cと、裏面シート10bの第2視認部10dと、を介して、インナーパッドPの体液吸収表示部P4の少なくとも一部が外部から視認可能となるように構成されているので、紙おむつ1aを外さずとも、体液を吸収したか否かを判別する体液吸収表示部P4を確認することができることとなって、インナーパッドPの交換時期を容易に判断することができる。
また、予め貫通穴部120fが形成された吸収体120の本体部120eを用いるので、吸収体12をくり貫いて貫通穴部12fを形成する場合に比べて、無駄を少なくすることができる。より具体的には、吸収体12をくり貫いて貫通穴部12fを形成する場合には、吸収体12のくり貫かれて取り除かれた部分が無駄となってしまうが、本実施形態の吸収体120fは、予め本体部120eを成形する際に貫通穴部120fが形成されるので、当該無駄を省くことができる。
また、シート材120dにおいて、表面シート10a側のシート材視認部120gと裏面シート10b側のシート材視認部120gとが接着されているので、シート材120dのシート材視認部120gが密着されることでインナーパッドPの体液吸収表示部P4がより視認しやすくなることとなって、インナーパッドPの交換時期をより容易に判断することができる。
また、第1視認部10c及び第2視認部10dは、透明若しくは半透明のシートにより形成されているので、当該第1視認部10c及び第2視認部10dを介してインナーパッドPの体液吸収表示部P4を確実に視認できることとなって、インナーパッドPの交換時期をさらに容易に判断することができる。
なお、シート材120dにおいて、表面シート10a側のシート材視認部120gと裏面シート10b側のシート材視認部120gとが接着されていなくてもよい。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る紙おむつ1bは、第2視認部100dの構成のみが、第1の実施形態に係る紙おむつ1と異なるので、第1の実施形態に係る紙おむつ1と同様の構成については、同一の符号を用いるとともにその説明を省略する。図11に、第3の実施形態に係る紙おむつ1bを着用時の状態に組立てた斜視図を示す。
第3の実施形態に係る第2視認部100dには、例えば、所定の模様Mが形成されている。より具体的には、第2視認部100dには、透明若しくは半透明の部分と不透明の部分とが組み合わされた模様Mが施されている。当該模様Mは、例えば、透明又は半透明な不織布等により形成される第2視認部100dのうち不透明にしたい部分を熱処理等することにより、形成される。なお、模様Mは、図示例に限られるものではない。
以上に説明した第3の実施形態に係る紙おむつ1bによれば、第1の実施形態に係る紙おむつ1及び第2の実施形態に係る紙おむつ1aと同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、第2視認部100dに、所定の模様Mが形成されているので、当該模様Mにより体液吸収表示部P4を適度に隠すことができることとなって、当該紙おむつ1bの着用者の着用に対する抵抗感を低減することができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係る紙おむつ1cは、裏面シート100b及び裏面シート100bに設けられた蓋部300の構成のみが、第1の実施形態に係る紙おむつ1と異なるので、第1の実施形態に係る紙おむつ1と同様の構成については、同一の符号を用いるとともにその説明を省略する。図12に、第4の実施形態に係る紙おむつ1cを着用時の状態に組立てた斜視図を示す。
裏面シート100bは、例えば、吸収体12の貫通穴部12fに相当する部分に、インナーパッドPの体液吸収表示部P4の少なくとも一部が、外部から第1視認部10cを介して視認可能となるように構成された第2視認部10dを備えている。第2視認部10dは、例えば、透明若しくは半透明の不透液性の不織布又はフィルム等により形成されており、第2視認部10dと裏面シート100bの他の部分とは一体的に形成されているが、別々の材料のものを貼り合わせたものであってもよい。
また、裏面シート100bには、第2視認部10dを覆う蓋部300が開閉自在に設けられている。図12(a)に、蓋部300が閉じられた状態の紙おむつ1cを示し、図12(b)に、蓋部300が開かれた状態の紙おむつ1cを示す。
蓋部300は、例えば、不透明な不透液性の不織布等から形成され、当該蓋部300の股下部17側の端部301が裏面シート100bの外面に固着され、蓋部300の腹側部15側の端部302が裏面シート100bに着脱可能となるように設けられている。より具体的には、蓋部300の腹側部15側の端部302には、面ファスナ303,303が設けられており、裏面シート100bの第2視認部10dの腹側部15の端部151側には、面ファスナ303,303を係止するためのファスニングテープ304が設けられており、当該面ファスナ303,303とファスニングテープ304とが係止されることにより、蓋部300が閉じられるようになっている。
また、裏面シート100b及び蓋部300の外面には図柄zが施されており、蓋部300が閉じられた際、裏面シート100bの図柄zと蓋部300の図柄zとが連続するようになっている。例えば、図12(a)に示すように、蓋部300が閉じられた際、裏面シート100bの図柄zと蓋部300の図柄zとが連続することにより、紙おむつ1cがブリーフのように見えるように施された図柄zが施されている。なお、図柄zは、これに限られるものではなく、例えば、花柄や幾何学的な模様等であってもよい。
以上に説明した第4の実施形態に係る紙おむつ1cによれば、第1の実施形態に係る紙おむつ1及び第2の実施形態に係る紙おむつ1aと同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、裏面シート100bに、第2視認部10dを覆う蓋部300が開閉自在に設けられているので、当該蓋部300により必要でない場合には、外部からインナーパッドPの体液吸収表示部P4が視認されないこととなって、当該紙おむつ1cの着用者の着用に対する抵抗感をより低減することができる。
また、紙おむつ1cには、ブリーフのように見えるよう図柄zが施されるので、当該紙おむつ1cを下着感覚で着用することができ、紙おむつ1cの着用者の着用に対する抵抗感をさらに低減することができる。
なお、上記の実施形態は、本発明を例示したに過ぎず、適宜変更可能である。例えば、インナーパッドPは、突出部14,14の間に配置されるものであってもよい。
また、貫通穴部12fの形状は略矩形状に限られるものではなく、体液吸収表示部P4が視認できる形状であればよい。
また、インナーパッドPの体液吸収表示部P4は、直線に限られるものではなく、例えば、花柄や幾何学的な模様等であってもよい。
本発明を適用した紙おむつの展開斜視図である。 図1の紙おむつの着用時における斜視図である。 図1の紙おむつの展開平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る紙おむつの図1のA−A矢視断面図(図4(a)),図1のB−B矢視断面図(図4(b))である。 図1の背側部の一部を拡大した断面斜視図である。 本発明に係るインナーパッドの平面図である。 インナーパッドを配置した場合のA−A断面図である。 インナーパッドを配置した場合の背側部の一部を拡大した断面斜視図である。 インナーパッドを配置した本発明に係る紙おむつの着用時における斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る紙おむつの図1のA−A矢視断面図(図10(a)),B−B矢視断面図(図10(b))である。 本発明の第3の実施形態に係る紙おむつの着用時における斜視図である。 インナーパッドを配置した本発明の第4の実施形態に係る紙おむつの着用時における斜視図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c 紙おむつ(吸収性物品)
10a 表面シート
10b,100b 裏面シート
10c 第1視認部
10d,100d 第2視認部
12,120 吸収体
12d,120d シート材
12e,120e 本体部
12f,120f 貫通穴部
120g シート材視認部
300 蓋部
M 模様
P インナーパッド
P4 体液吸収表示部

Claims (8)

  1. 透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装され、体液を吸収する吸収体と、を備え、前記表面シート上にインナーパッドが配置される吸収性物品において、
    当該吸収性物品に配置された前記インナーパッドの前記表面シート側には、体液を吸収したか否かを判別する体液吸収表示部が設けられており、
    前記吸収体は、前記インナーパッドが当該吸収性物品に配置された際に、前記体液吸収表示部が位置する部分の少なくとも一部に貫通穴部を備え、
    前記表面シートにおける前記吸収体の前記貫通穴部に相当する位置に、前記体液吸収表示部の少なくとも一部が、前記裏面シート側から視認可能となるように構成された第1視認部が形成され、
    前記裏面シートにおける前記吸収体の前記貫通穴部に相当する位置に、前記体液吸収表示部の少なくとも一部が、外部から前記第1視認部を介して視認可能となるように構成された第2視認部が形成されていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記貫通穴部は、前記吸収体がくり貫かれて形成されることを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装され、体液を吸収する吸収体と、を備え、前記表面シート上にインナーパッドが配置される吸収性物品において、
    当該吸収性物品に配置された前記インナーパッドの前記表面シート側には、体液を吸収したか否かを判別する体液吸収表示部が設けられており、
    前記吸収体は、前記インナーパッドが当該吸収性物品に配置された際に、前記体液吸収表示部が位置する部分の少なくとも一部に貫通穴部が形成された本体部と、前記本体部を包むように配置されたシート材と、を備え、
    前記シート材の前記貫通穴部に相当する位置に、一方の面側から他方の面側を視認可能なシート材視認部を備え、
    前記表面シートにおける前記吸収体の前記貫通穴部に相当する位置に、前記体液吸収表示部の少なくとも一部が、前記裏面シート側から視認可能となるように構成された第1視認部が形成され、
    前記裏面シートにおける前記吸収体の前記貫通穴部に相当する位置に、前記体液吸収表示部の少なくとも一部が、外部から前記第1視認部を介して視認可能となるように構成された第2視認部が形成されていることを特徴とする吸収性物品。
  4. 前記シート材における、前記表面シート側の前記シート材視認部と前記裏面シート側の前記シート材視認部とが接着されていることを特徴とする請求項3に記載の吸収性物品。
  5. 前記第1視認部は、透明若しくは半透明のシートにより形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記第2視認部は、透明若しくは半透明のシートにより形成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の吸収性物品。
  7. 前記第2視認部に、所定の模様が形成されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の吸収性物品。
  8. 前記裏面シートに、前記第2視認部を覆う蓋部が開閉自在に設けられていることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の吸収性物品。
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