JP2007097519A - 冷菓子およびその提供方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】取り扱い容易な容器に、液状の風味付加食材を入れて、アイスクリーム等の氷菓に付属させて提供でき、食する者が任意に容器から注出して氷菓にかけて一緒に味わうことができる冷菓子を提供する。
【解決手段】上部に開口2aを有する容器2にアイスクリーム等の氷菓3を盛り付け、この氷菓3内に、上部に開口を有する小容器4の下部を埋め込んで支持し、リキュールのような液状風味付加食材6を注入したスポイト5の先端部を小容器4に挿入して起立するように支持する。スポイト5の先端の開口5cに氷菓が詰まるのを防止ししつつ、スポイト5を氷菓3と一体化し、適時に、このスポイト5から液状風味付加食材6を注出し、氷菓3にかけて食することができるようにした。容器2および小容器4は、モナカ・コーン等、澱粉含有の焼き菓子のような可食容器で構成するのが好適である。
【選択図】図1
【解決手段】上部に開口2aを有する容器2にアイスクリーム等の氷菓3を盛り付け、この氷菓3内に、上部に開口を有する小容器4の下部を埋め込んで支持し、リキュールのような液状風味付加食材6を注入したスポイト5の先端部を小容器4に挿入して起立するように支持する。スポイト5の先端の開口5cに氷菓が詰まるのを防止ししつつ、スポイト5を氷菓3と一体化し、適時に、このスポイト5から液状風味付加食材6を注出し、氷菓3にかけて食することができるようにした。容器2および小容器4は、モナカ・コーン等、澱粉含有の焼き菓子のような可食容器で構成するのが好適である。
【選択図】図1
Description
この発明は、所望に応じて、リキュールのような液状の風味付加食材をかけながら食に供することができるように、当該風味付加食材を注入したスポイトを付属させたアイスクリームのような冷菓子とその提供方法に関する。
従来、アイスクリームに、リキュール、フルーツソースのような液状の風味付加食材をかけて店頭等で顧客に提供することが行われている。
上記従来のアイスクリームの提供方法にあっては、風味付加食材が、顧客への提供前にアイスクリームの上にかけられるので、食する初期の段階にしか、アイスクリームと共に風味付加食材を味わうことができない。風味付加食材を別の容器に入れて提供することもできるが、提供者および顧客の双方にとって、容器の取り扱いが煩雑である。また顧客が複数種の異なる風味付加食材を所望する場合、提供前にそれらを一時にアイスクリームにかけなければならないから、食材が混ざって風味を損なうおそれがある。
したがって、この発明は、取り扱いに煩雑さを感じさせない容器に、液状の風味付加食材を入れて、アイスクリーム等の氷菓に付属させて提供することができ、食する者が任意に容器から注出して氷菓にかけて一緒に味わうことができる冷菓子を提供することを課題としている。
したがって、この発明は、取り扱いに煩雑さを感じさせない容器に、液状の風味付加食材を入れて、アイスクリーム等の氷菓に付属させて提供することができ、食する者が任意に容器から注出して氷菓にかけて一緒に味わうことができる冷菓子を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、この発明においては、上部に開口2aを有する容器2にアイスクリーム等の氷菓3を盛り付け、この氷菓3内に、上部に開口4aを有する小容器4の下部を埋め込んで支持し、リキュールのような液状風味付加食材6を注入したスポイト5の先端部を小容器4に挿入して起立するように支持することにより、スポイト5の先端の開口5cに氷菓が詰まるのを防止ししつつ、スポイト5を氷菓3と一体化し、適時に、このスポイト5から液状風味付加食材6を注出し、氷菓3にかけて食することができるようにした。
氷菓3は、アイスクリーム、シャーベット、フローズンヨーグルトから選択するのが好適である。容器2および小容器4は、モナカ・コーン等、澱粉含有の焼き菓子のような可食容器で構成するのが好適である。液状風味付加食材6は、アルコール含有飲料、生クリーム、チョコレートソース、フルーツソースから選ばれるものとするのが好適である。
以上のように構成された冷菓子1は、予め作製された半固形の氷菓3を容器2に盛り付け、当該容器2に盛り付けられた氷菓3に、上部に開口4aを有する小容器4の下部を埋め込んで支持し、複数種の液状風味付加食材6のうちから顧客の要望に応じて選択された食材をスポイト5に注入し、このスポイト5の先端部を小容器4に挿入して起立支持し、顧客に提供することができる。
氷菓3は、アイスクリーム、シャーベット、フローズンヨーグルトから選択するのが好適である。容器2および小容器4は、モナカ・コーン等、澱粉含有の焼き菓子のような可食容器で構成するのが好適である。液状風味付加食材6は、アルコール含有飲料、生クリーム、チョコレートソース、フルーツソースから選ばれるものとするのが好適である。
以上のように構成された冷菓子1は、予め作製された半固形の氷菓3を容器2に盛り付け、当該容器2に盛り付けられた氷菓3に、上部に開口4aを有する小容器4の下部を埋め込んで支持し、複数種の液状風味付加食材6のうちから顧客の要望に応じて選択された食材をスポイト5に注入し、このスポイト5の先端部を小容器4に挿入して起立支持し、顧客に提供することができる。
この発明は、上記のような手段により、以下の効果を有する。(1)複数種の風味付加食材を個別のスポイト入れて、相互に混合することなく提供することができる。(2)スポイトを氷菓と一体化して、取り扱い容易に提供できる。(3)所望の時にスポイトを小容器から抜き取って風味付加食材を注出することで、よりおいしく冷菓子を食することができる。(4)食材を注出した後は、再度スポイトを小容器に戻して氷菓と一体化できるので、取り扱いが容易で、スポイトがじゃまにならない。(5)スポイトの先端を直接氷菓に差すと、氷菓がスポイトの開口に詰まって、スムーズな食材の注出が妨げられるが、本発明においては、スポイトの先端部が小容器内に差し込まれるので、氷菓が詰まって食材の注出を阻害することがない。
図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の冷菓子の斜視図、図2は本発明の冷菓子の分解斜視図、図3は本発明の冷菓子の断面図である。
本発明に係る冷菓子1は、容器2と、氷菓3と、小容器4と、スポイト5と、スポイト5に注入された液状風味付加食材6とを具備する。
容器2は、略円錐筒状のもので、上部に開口2aを有する。上部に開口2aを有するものであれば、形状はこれに限定されない。ガラス容器、陶磁器容器、合成樹脂容器、紙容器のいずれであってもよいが、可食容器が好適である。可食容器は、モナカ・コーン等、澱粉含有の焼き菓子で構成するのが好適である。一般に、アイスクリームに用いられるモナカ・コーンは小麦粉やとうもろこし粉などの穀物の粉を主原料とし、コーンスターチ、油脂、膨脹剤、着色料等を適宜配合したものに適量の水を加えて混合した水種生地を金型内に入れて焼成することにより製造される。モナカ・コーンは、焼菓子特有の香ばしい風味を有する。
氷菓3は、アイスクリーム、シャーベット、フローズンヨーグルト等から選択できる。好ましくは、半固形状態で容器に盛り付けられる。
小容器4は、半固形状態の氷菓3内に、下部を埋め込んで支持される。図示の実施形態において、小容器4は略円錐筒状のもので、上部に開口4aを有する。上部に開口4aを有し、下部が閉じていれば、形状はこれに限定されないが、下すぼまりのものであれば、下部を氷菓3に差し込むのに好都合である。ガラス容器、陶磁器容器、合成樹脂容器、紙容器のいずれであってもよいが、可食容器が好適である。可食容器は、上記容器2と同様、モナカ・コーン等、澱粉含有の焼き菓子で構成するのが好適である。やや変形した円錐筒状の焼き菓子である市販のスナック菓子を利用することもできる。
スポイト5は、弾性合成樹脂製で、細長棒状の管5aと、その基端側に一体に設けられたバルン5bとを有する。管5aの先端には吸入、注出用の開口5cを有する。スポイト5内には、氷菓3にかけて食するのに適したアルコール含有飲料、生クリーム、チョコレートソース、フルーツソース等の液状風味付加食材6が注入される。風味付加食材6はこれに限定されるものではない。
この発明に係る冷菓子1は、店頭で作って顧客に提供するのに好適である。この場合には、予め作製されたアイスクリームのような半固形の氷菓3を顧客の要望に応じて容器2に盛り付ける。容器2に盛り付けられた氷菓3に、小容器4の下部を埋め込んで支持する。予め作製した複数種の液状風味付加食材のうちから顧客の要望に応じて選択された食材をスポイト5に注入し、スポイト5の先端部を小容器4に挿入することによって起立支持する。このようにして、氷菓3に顧客の好みの液状風味付加食材6を一体に付属させて提供する。顧客はこれを持って任意の場所で食することができる。スポイト5に入った好みの風味付加食材6を適宜、適量、氷菓3にかけ、風味を変えて楽しむことができる。複数種の風味付加食材6を個別のスポイト5入れて、相互に混合することなく提供することができる。適量の風味付加食材6を注出した後、再度スポイト5を小容器4に戻して氷菓3と一体化できるので、取り扱いが容易で、スポイト5が食事のじゃまにならない。スポイト5の先端部が、小容器4内に差し込まれるので、直接氷菓3に触れることがなく、したがって、氷菓3が先端の開口5aに詰まって食材6の注出を阻害することがない。容器2および支持容器4を可食容器とすれば、顧客は冷菓子1を廃棄するところなく、全て食することができ、廃棄物の発生を最小限に止めることができる。
この発明は、例えば、店頭で顧客の要望に応じて作製し、その場で食に供させるような方法で提供するアイスクリームのような冷菓子に適用することにより優れた効果がある。
1 冷菓子
2 容器
2a 開口
3 氷菓
4 小容器
4a 開口
5 スポイト
5a 管
5b バルン
5c 開口
6 液状風味付加食材
2 容器
2a 開口
3 氷菓
4 小容器
4a 開口
5 スポイト
5a 管
5b バルン
5c 開口
6 液状風味付加食材
Claims (8)
- 上部に開口を有する容器と;この容器に盛り付けられる氷菓と;この氷菓内に下部を埋め込まれて支持される、上部に開口を有する小容器と;開口を有する先端部を前記小容器に挿入されて起立するように支持されるスポイトと;このスポイトに注入される液状風味付加食材と、を具備することを特徴とする冷菓子。
- 前記氷菓がアイスクリーム、シャーベット、フローズンヨーグルトから選ばれるものであることを特徴とする請求項1に記載の冷菓子。
- 前記容器が、可食容器であることを特徴とする請求項1または2に記載の冷菓子。
- 前記小容器が下すぼまり形状の可食容器であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の冷菓子。
- 前記液状風味付加食材が、アルコール含有飲料、生クリーム、チョコレートソース、フルーツソースから選ばれるものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の冷菓子。
- 前記容器および小容器が、澱粉含有の焼き菓子であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の冷菓子。
- 予め作製された半固形の氷菓を容器に盛り付け、当該容器に盛り付けられた氷菓に、上部に開口を有する小容器の下部を埋め込んで支持し、複数種の液状風味付加食材のうちから要望に応じて選択された食材をスポイトに注入し、当該スポイトの先端部を前記小容器に挿入することによって起立支持して提供することを特徴とする冷菓子の提供方法。
- 前記小容器が下すぼまりの可食容器であることを特徴とする請求項7に記載の冷菓子の提供方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005293824A JP2007097519A (ja) | 2005-10-06 | 2005-10-06 | 冷菓子およびその提供方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
KR200479399Y1 (ko) | 2015-06-05 | 2016-01-25 | (주) 실버스푼 | 토핑주사기가 구비된 아이스크림세트 |
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-
2005
- 2005-10-06 JP JP2005293824A patent/JP2007097519A/ja active Pending
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