JP2007096365A - シリアル信号判定回路 - Google Patents

シリアル信号判定回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2007096365A
JP2007096365A JP2005278828A JP2005278828A JP2007096365A JP 2007096365 A JP2007096365 A JP 2007096365A JP 2005278828 A JP2005278828 A JP 2005278828A JP 2005278828 A JP2005278828 A JP 2005278828A JP 2007096365 A JP2007096365 A JP 2007096365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
state
circuit
pulse
predetermined time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005278828A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4747761B2 (ja
Inventor
Motohiro Kimura
基浩 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2005278828A priority Critical patent/JP4747761B2/ja
Publication of JP2007096365A publication Critical patent/JP2007096365A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4747761B2 publication Critical patent/JP4747761B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 持続時間が互いに異なる複数の信号が多重化されたシリアル信号を伝送する非同期通信システムにおいて、受信したシリアル信号から上記複数の信号を誤検出することなく判別することができる簡易な構成のシリアル信号受信回路を提供する。
【解決手段】 入力したシリアル信号をサンプリング回路21でサンプリングし、アップ/ダウンカウンタ22で「H」または「L」の持続時間をカウントする。ステータス判定回路23は、カウント結果からステータス情報を判定する。立下り検出回路24は、ステータス判定回路23からのステータス判定信号を受けることにより、ステータス信号をパルス信号と誤検出することなく、パルス信号を判別することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、非同期シリアル信号で送受信動作を行う非同期シリアル送受信システムに関し、特に、シリアルデータを送受信する場合の受信側回路である非同期シリアル信号受信回路における、パルス信号とステータス信号を多重化して生成したシリアル信号から、パルス情報とステータス情報を判別する回路に関する。
ここで、「パルス信号」とは特定の幅を持つパルスにより情報を伝達する信号を意味しており、「ステータス信号」とはハイレベル「H」とローレベル「L」のいずれかの状態を表す信号であって、その状態の持続時間が比較的長い信号を意味している。「シリアル信号」とは、1つのステータス情報と1つ以上のパルス情報が1本の伝送路で多重されて伝送されている信号を意味している。
ステータス信号とパルス信号を1本の伝送路を介して非同期シリアル信号として送出し、受信側では、受信したシリアル信号からこのステータス信号とパルス信号の判定、パルス信号のパルス幅の識別を行うことにより、これらの信号を伝送する為のケーブル、インタフェース等を共用可能にしてハードウェア規模を削減する技術が特許文献1において提案されている。
図5は、パルス/ステータス判定装置を用いて、非同期シリアル信号からパルス信号とステータス信号を判別する、上記特許文献1に記載されているシリアル信号判定回路の構成例を示すブロック図である。
このパルス/ステータス判定装置は、立上り検出回路53と、パルス検出信号生成回路51と、ステータス検出信号生成回路52とで構成され、パルス検出信号生成回路51は、カウント回路511と、パルス検出信号出力回路512とで構成されており、立上り検出回路53とステータス検出信号生成回路52には、非同期シリアル信号(A3)が入力される。このシリアル信号(A3)は、送信側でステータス信号とパルス信号を多重化して生成されたものである。
図5に示すパルス/ステータス判定装置の動作について説明する前に、ステータス信号とパルス信号を多重化した非同期シリアル信号について説明する。
図3は、ステータス信号とパルス信号を多重化したシリアル信号の仕様の一例を示しており、この例では、ステータス信号(A1)は、H状態がtH1以上、L状態がtL1以上持続する信号であり、パルス信号(A2)は、パルス幅がtP1(<tH1)であって、ステータス信号(A1)がL状態の時のみパルス信号として送出されるものとしている。
また、ステータス信号(A1)の立下りからパルス信号(A2)の立上りまでの時間はtI11以上、パルス信号(A2)の立下りからステータス信号(A1)の立上りまでの時間はtI12以上、パルス信号(A2)の立下りからパルス信号(A2)の立上りまでの時間はtI13以上としている。図3では、2個のパルス信号(A2)が送出される場合の例を示しているが、その数はステータス信号(A1)がL状態の範囲内で1個以上の任意数のパルス信号(A2)を配置可能である。シリアル信号(A3)は、ステータス信号(A1)とパルス信号(A2)の排他的論理和により生成することが出来る。
図6は、図5に示すパルス/ステータス判定装置の動作を示すタイミングチャートであり、図3により説明したシリアル信号(A3)が入力されたときの動作例を示している。以下、従来のパルス/ステータス判定装置の動作について、図5〜図6を参照して説明する。
立上り検出回路53は、非同期シリアル信号(A3)が立ち上がると、この立上りを検出してパルスを生成し、立上り検出信号(B6)としてパルス検出信号生成回路51へ出力する。パルス検出信号生成回路51のカウント回路511には、立上り検出回路53から立上り検出信号(B6)が入力され、カウント回路511は入力信号中に立上り検出信号パルスを検出すると時間測定のためにカウントを開始し、所定の時間tS1(tP1<tS1<tP1+tI13、tP1<tS1<tP1+tI12、tS1<tH1)経過(所定のカウント数をカウント)した時点でカウントを終了してパルスを生成し、カウント終了信号(B7)として出力する。
パルス検出信号生成回路51のパルス検出信号出力回路512には、立上り検出回路53から供給される立上り検出信号(B6)と、カウント回路511から供給されるカウント終了信号(B7)が入力され、立上り検出信号(B6)パルスの立上りからカウント終了信号(B7)パルスの立上りまでの間のパルス幅(時間tS1)を有するパルス検出信号(B4)を出力する。
ステータス検出信号生成回路52には、非同期シリアル信号(A3)と、パルス検出信号出力回路512から供給されるパルス検出信号(B4)が入力され、パルス検出信号(B4)がLでかつ、シリアル信号(A3)がHの場合、Hレベルのステータス検出信号(B5)を出力する。即ち、ステータス検出信号生成回路52は、シリアル信号(A3)のH状態が一定時間(tS1)以上持続した場合にはステータス信号が入力されたとみなす。また、シリアル信号(A3)が立下ればステータス検出信号(B5)を停止(L状態に)する。以上により、シリアル信号(A3)からステータス情報とパルス情報を判定している。
特開平7−307651号公報
図5に示す従来のパルス/ステータス判定装置の場合、パルス検出信号生成回路51では、入力された非同期シリアル信号の立上りを検出してカウント回路511によるカウントを開始し、パルス検出信号出力回路512は、非同期シリアル信号の立上りと、時間tS1後にカウント回路511から出力されるカウント終了信号(B7)を検出してパルス幅tS1を有するパルス検出信号(B4)を出力する構成となっているために、ステータス信号(A1)の立上り時にもパルス検出信号が送出されてしまうという問題がある。
即ち図6に示す従来のパルス/ステータス判定装置の動作タイミングチャートのパルス検出信号(B4)を見れば分かるように、パルス信号(A2)のパルスが存在しない箇所に、パルス幅tS1のパルス(B8)が発生する。このパルス(B8)は、ステータス信号(A1)の立上りをパルス信号(A2)の立上りと誤検出したことにより発生したもので、ステータス信号(A1)が立ち上がる毎に発生する。
本発明の目的は、1本の伝送路を介して非同期シリアル信号として送出されたパルス信号とステータス信号のように、その持続時間が互いに異なる複数の信号が多重化されたシリアル信号を伝送する非同期通信システムにおいて、受信したシリアル信号から上記複数の信号を誤検出することなく判別することができる簡易な構成のシリアル信号伝送システム及びシリアル信号受信回路を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記非同期通信システムにおいて、ノイズの影響を受けにくいシリアル信号伝送システム及びシリアル信号受信回路を提供することにある。
本発明の第一実施形態のシリアル信号伝送システムは、第1の状態(例えばH状態)と第2の状態(例えばL状態)の2つの状態をとり、前記第1の状態の持続時間があらかじめ決められた第1の既定時間よりも長い第1の信号と、前記第1の状態と前記第2の状態の2つの状態をとり、かつ前記第1の信号が前記第2の状態のときに前記第1の既定時間よりも短い持続時間で前記第1の状態となる第2の信号を多重した多重信号を一本の伝送路を介して受信側へ送出する送信部と、受信された前記多重信号が前記第1の状態を示しているとき、該第1の状態の持続時間を測定し、前記多重信号が前記第2の状態を示しているとき、前記測定時間を0にセットする測定手段と、前記測定回路による前記第1の状態の持続時間測定値が前記第1の既定時間に達したことを検出した時に、前記第1の信号が受信されていると判定して前記第1の状態を出力し、前記測定時間が0にセットされているとき、および前記持続時間測定値が前記第1の既定時間よりも小さい値のときには、前記第2の状態を出力することにより前記第1の信号を判定する判定手段と、前記多重号と前記判定手段からの信号を入力し、前記判定手段から入力された前記第1の信号が前記第2の状態を示しているときに、前記多重信号が前記第1の状態から前記第2の状態へ変化したことを検出して前記第2の信号が受信されたこと示す信号を出力する検出手段を備えた受信部と、から構成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、1本の伝送路を介して非同期シリアル信号として送出されたパルス信号とステータス信号のように、その持続時間が互いに異なる複数の信号が多重化されたシリアル信号を伝送する非同期通信システムにおいて、受信したシリアル信号から上記複数の信号を誤検出することなく判別することができ、かつパルス信号は、シリアル信号のH状態からL状態(またはL状態からH状態)への変化のみを検出する簡易な構成の回路により実現することができる。
また、本発明の第二実施形態のシリアル信号伝送システムは、第1の状態と第2の状態の2つの状態をとり、それぞれの状態が所定の時間間隔で交互に繰り返される第1の信号と、前記第1の信号の状態切換時点から予め決められた第1の既定時間(前記第1の信号の状態判定時間)の間、および前記第1の信号の状態切換直前の前記第1の既定時間よりも短い予め決められた第2の既定時間(tP3MAX)の間を除く時間内で、前記第1の信号が前記第1の状態のときに前記第2の既定時間(tP3MAX)以下の持続時間のパルス幅で前記第2の状態をとり、前記第1の信号が前記第2の状態のときに前記第2の既定時間(tP3MAX)以下の持続時間のパルス幅で前記第1の状態をとる第2の信号を多重した多重信号を一本の伝送路を介して受信側へ送出する送信部と、受信された前記多重信号が前記第1の状態を示しているときは、該第1の状態の持続時間を測定し、前記多重信号が前記第2の状態を示しているときは、該第2の状態の持続時間を測定する測定手段と、該測定手段による前記第1の状態の持続時間測定値が前記第1の既定時間に達したことを検出した時に前記第1の信号の前記第1の状態が受信されていると判定して、以後前記第1の状態を出力し、前記測定手段による前記第2の状態の持続時間測定値が前記第1の既定時間に達したことを検出した時に前記第1の信号の前記第2の状態が受信されていると判定して、以後前記第2の状態を出力することにより前記第1の信号の状態を判定する判定手段と、前記多重信号と前記判定手段からの信号を入力し、前記判定手段が前記第2の状態を出力しているときに、前記多重信号から前記第1の状態を検出したとき、および前記判定手段が前記第1の状態を出力しているときに、前記多重信号から前記第2の状態を検出したときに、それぞれ前記第2の信号が受信されたこと示す信号を出力する検出手段を備えた受信部と、から構成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、1本の伝送路を介して非同期シリアル信号として送出されたパルス信号とステータス信号のように、その持続時間が互いに異なる複数の信号が多重化されたシリアル信号を伝送する非同期通信システムにおいて、ステータス信号がH状態とL状態のいずれの状態のときにもパルス信号を送出することが可能となり、受信側は、受信したシリアル信号から上記複数の信号を誤検出することなく判別することができる簡易な構成の回路により実現可能である。
本発明の第一実施形態のシリアル信号受信回路は、前記第一実施形態の送信側から入力された前記多重信号が前記第1の状態を示しているとき、該第1の状態の持続時間を測定し、前記多重信号が前記第2の状態を示しているとき、前記測定時間を0にセットする測定回路と、前記測定回路による前記第1の状態の持続時間測定値が前記第1の既定時間に達したことを検出した時に、前記第1の信号が受信されていると判定して前記第1の状態を出力し、前記測定時間が0にセットされているとき、および前記持続時間測定値が前記第1の既定時間よりも小さい値のときには、前記第2の状態を出力することにより前記第1の信号を判定する判定回路と、前記多重信号と前記判定回路からの信号を入力し、前記判定回路から入力された前記第1の信号が前記第2の状態を示しているときに、前記多重信号が前記第1の状態から前記第2の状態へ変化したことを検出して前記第2の信号が受信されたこと示す信号を出力する検出回路と、を備えていることを特徴とする。
この実施形態の具体例としては、パルス信号とステータス信号を多重して生成されたシリアル信号を前記パルス信号のパルス幅より短い周期のクロック信号のタイミングでサンプリングするサンプリング回路と、前記サンプリング回路から出力されるサンプリングされた信号のH状態(またはL状態)を前記クロック信号のタイミングでカウントするカウンタと、前記カウンタのカウント値があらかじめ決められた第1の既定値となったことを検出した時に、前記ステータス信号が受信されていると判定してH状態(またはL状態)の信号を出力し、前記カウント値がリセットされたとき、および前記カウント値が前記第1の既定値よりも小さい値のときには、L状態(またはH状態)の信号を出力することにより前記ステータス信号を判定するステータス信号判定回路と、前記サンプリングされたシリアル信号と前記判定回路からの信号を入力し、前記判定回路から入力された前記ステータス信号が前記L状態(またはH状態)を示しているときに、前記サンプリングされたシリアル信号がH状態からL状態(またはL状態からH状態)へ変化したことを検出して前記パルス信号が受信されたこと示す信号を出力するパルス信号検出回路とによって構成できる。
本発明の第一実施形態のシリアル信号受信回路の他の実施例では、入力された前記多重信号が前記第1の状態を示しているとき、該第1の状態の持続時間を測定し、前記多重信号が前記第2の状態を示しているとき、前記測定時間を0にセットする測定回路と、前記測定回路による前記第1の状態の持続時間測定値が前記第1の既定時間となったことを検出した時に、前記第1の信号が受信されていると判定して前記第1の状態を出力し、前記測定時間が0にセットされているとき、および前記持続時間測定値が前記第1の既定時間よりも小さい値のときには、前記第2の状態を出力することにより前記第1の信号を判定する判定回路と、前記多重信号と前記判定回路からの信号を入力し、前記判定回路が前記第2の状態を出力しているときに、前記多重信号から前記第1の状態を検出して前記第2の信号が受信されたこと示す信号を出力する検出回路と、を備えていることを特徴としている。
この実施例の場合、前記第2の信号として、パルス幅がそれぞれ異なり、かつ互いに隔てられてシリアルに配列された複数種類のパルス信号が用いられる場合にも適用可能であり、その場合、前記検出回路は、前記第1の状態の持続時間を測定する手段を備えることによって、前記複数種類のパルス信号をそれぞれ判別する構成となる。
また、本発明の第二実施形態のシリアル信号受信回路は、前記第二実施形態の送信側から入力された前記多重信号が前記第1の状態を示しているとき、該第1の状態の持続時間を測定し、前記多重信号が前記第2の状態を示しているとき、該第2の状態の持続時間を測定する測定回路と、該測定回路による前記第1の状態の持続時間測定値が前記第1の既定時間に達したことを検出した時に前記第1の信号の前記第1の状態が受信されていると判定して、以後前記第1の状態を出力し、前記測定回路による前記第2の状態の持続時間測定値が前記第1の既定時間に達したことを検出した時に前記第1の信号の前記第2の状態が受信されていると判定して、以後前記第2の状態を出力することにより前記第1の信号の状態を判定する判定回路と、前記多重信号と前記判定回路からの信号を入力し、前記判定回路が前記第2の状態を出力しているときに、前記多重信号から前記第1の状態を検出したとき、および前記判定回路が前記第1の状態を出力しているときに、前記多重信号から前記第2の状態を検出したときに、それぞれ前記第2の信号が受信されたこと示す信号を出力する検出回路と、を備えていることを特徴とする。
本実施例においても、前記第2の信号として、前記パルス幅がそれぞれ異なり、かつ互いに前記第2の既定時間(tP3MAX)以上隔てられてシリアルに配列された複数種類のパルス信号を用いることができ、その場合、前記検出回路は、前記判定回路が前記第2の状態を出力しているときには前記第1の状態の持続時間を測定し、前記判定回路が前記第1の状態を出力しているときには前記第2の状態の持続時間を測定する手段を備えることにより、前記複数種類のパルス信号をそれぞれ判別する構成となる。
また、前記検出回路は、前記判定回路から出力される前記第1の信号の状態を示す信号と、前記サンプリング回路から出力される前記サンプリングした多重信号を入力して、その排他的論理和を出力する排他的論理和回路と、該排他的論理和回路からの出力信号を前記クロック信号のタイミングに合わせてシフトすることによって前記第2の既定時間に相当するカウント数+2ビットのパラレル信号を出力するパラレル変換回路と、該パラレル変換回路から出力される前記カウント数+2ビットのパターンを、予め前記複数種類のパルス信号と対応させてそれぞれ設定されているパターンと比較して一致するパルス信号を検出するパルス信号判定回路を備えた構成とすることができ、単純な回路によって、シリアル信号に多少ノイズが混入してもそれを除外する機能を付加するとともに、複数種類のパルスの判定を行うことが出来る。
本発明は、1本の伝送路を介して非同期シリアル信号として送出されたパルス信号とステータス信号のように、その持続時間が互いに異なる複数の信号が多重化されたシリアル信号を伝送する非同期通信システムにおいて、パルス信号検出回路にステータス信号判定情報を入力し、ステータス信号がL状態(またはH状態)時のみパルス信号を検出する構成としているので、ステータス信号をパルス信号と誤検出することがなく、かつ簡易な構成でシリアル信号中のパルス信号を正確に検出することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態としてのシステム全体構成を示すブロック図である。
なお本実施形態では、上記背景技術で用いた「シリアル信号」(図3参照)が伝送されているものとして説明する。また本発明において、「立上り」とは信号レベルのベースラインからトップラインへの遷移を意味し、「立下り」とはトップラインからベースラインへの遷移を意味する。実施例では、信号の極性を正(すなわちベースラインがローレベル、トップラインがハイレベル)としているが、実際には極性の正負はいずれに定めても構わない。
図1において、送信回路11はシリアル信号を生成して送信する回路であり、ステータス信号(A1)とパルス信号(A2)を入力して多重化することによりシリアル信号を生成し、非同期シリアル信号(A3)として一本の伝送路を介してシリアル信号受信回路12へ送出する。本実施形態で用いる、ステータス信号(A1)、パルス信号(A2)、シリアル信号(A3)の仕様(図3)は「背景技術」において説明しているので、ここでの説明は省略する。
シリアル信号受信回路12は、クロック供給回路121とシリアル信号判定回路122から構成される。クロック供給回路121は、周期tC2のクロックを生成し、シリアル信号判定回路122へクロック信号(A4)を供給する。
本回路構成では、シリアル信号(A3)をクロック信号(A4)のタイミングに合わせてサンプリングし、H状態の連続する回数をカウントすることにより、ステータス情報、パルス情報の判定を行っている。そこで、クロック信号(A4)の周期tC2の条件は、シリアル信号(A3)に含まれるパルス信号(A2)を1回以上サンプリングする必要があるため、
C2<tP1
に設定される。また、L状態を1回以上サンプリングする必要があるため、
C2<tI11、tC2<tI12、tC2<tI13
に設定される。
また、ステータス信号(A1)がHの時に検出されるHのサンプリング個数は、パルス信号(A2)がHの時に検出されるHのサンプリング個数より1個以上多い必要があり、サンプリング時のタイミングの違いによるHの検出数の変動(タイミングにより検出数が1個減少することがある)を考慮して、
RUP(tH1/tC2)−RUP(tP1/tC2)≧2
に設定される(ここで、RUP(k)はkを切り上げた自然数である)。
シリアル信号判定回路122には、送信回路11から送信されるシリアル信号(A3)と、クロック供給回路121から供給されるクロック信号(A4)が入力され、ステータス情報、パルス情報を判定して、ステータス検出信号(A5)と、パルス検出信号(A6)を出力する。
図2は、図1に示す第1の実施形態のシリアル信号判定回路122の一例を示すブロック図である。
図2において、サンプリング回路21は、例えばD型フリップフロップ回路で構成され、クロック信号(A4)の立上りと同期してシリアル信号(A3)をサンプリングし、サンプリング結果をアップ/ダウンカウンタ22と立下り検出回路24へ出力する。
アップ/ダウンカウンタ22は、サンプリング回路21から供給されるサンプリング信号(A7)の入力に応じてクロック信号(A4)の周期で0〜Cまでアップ/ダウンカウントするカウンタである。ただし、後述するように、本実施形態の場合、ダウンカウントは行わないので、最大カウント値Cを超えたときにこの最大カウント値Cを保持する機能を有する適宜のカウンタに置き換えることができる。
本実施形態においては、アップ/ダウンカウンタ22が最大カウント値Cに達したことを検出してステータス状態を判定するので、カウンタの最大値Cは、パルス信号(A2)をサンプリングしたパルスが入力されてもカウント値が最大値にならないようにする必要がある。そのため、
>RUP(tP1/tC2
である。また、ステータスH信号が入力されたときにはカウント値がカウント最大値Cとなる必要があるため、
<RUP(tH1/tC2
となるように設定される。
アップ/ダウンカウンタ22のカウント条件は、サンプリング回路21から入力されるサンプリング信号(A7)がHであればクロック信号(A4)が入力される毎に1ずつアップカウントし、サンプリング信号(A7)がLとなった時点で、カウント値を0にリセットする。ただし、カウント値(A8)が最大値Cに達した時点でもサンプリング信号(A7)がHのときには、それ以上クロック信号(A4)が入力されても、カウント値(A8)として最大値Cを保持するものとする。また、サンプリング回路21から入力されるサンプリング信号(A7)がLの間は、カウント動作を行わず、カウント値(A8)を0に保持する。
アップ/ダウンカウンタ22から出力されるカウント値(A8)はステータス判定回路23へ供給される。ステータス判定回路23は、アップ/ダウンカウンタ22から入力されるカウント値(A8)が最大値Cであるときのみ、ステータス検出信号(A5)としてHを出力し、アップ/ダウンカウンタ22から入力されるカウント値(A8)が最大値C以外の値のときには、ステータス検出信号(A5)としてLを出力する。このステータス検出信号(A5)は、立下り検出回路24へも出力される。
立下り検出回路24には、ステータス判定回路23から出力されるステータス検出信号(A5)と、サンプリング回路21から出力されるサンプリング信号(A7)が入力され、ステータス判定回路23から入力されたステータス検出信号(A5)がL状態を示している時に、サンプリング回路21からのサンプリング信号(A7)がH状態からL状態へ立下ったことを検出したとき、クロック信号(A4)のタイミングでパルス検出信号(A6)を出力する。
図4は、本実施形態におけるシリアル信号判定回路の動作を示すタイミングチャートである。以下、図1〜図4を参照して、本実施形態のシリアル信号判定回路の動作について説明する。
送信回路11には、図3〜図4に示されているステータス信号(A1)(本実施例ではtH1≧80ms)、パルス信号(A2)(本実施例ではtP1=50ms)が入力され、送信回路11では、入力したステータス信号(A1)と、パルス信号(A2)を、たとえば排他的論理和回路により多重し、非同期シリアル信号(A3)としてシリアル信号受信回路12へ送信する。
シリアル信号受信回路12において、クロック供給回路121は、周期tC2(本実施例では40msとする)のクロック信号(A4)を生成し、シリアル信号判定回路122へ供給する。シリアル信号判定回路122において、サンプリング回路21には、非同期シリアル信号(A3)とクロック信号(A4)が入力され、サンプリング回路21は、クロック信号(A4)の立上りでサンプリングしたシリアル信号(A3)をサンプリング信号(A7)として生成し、アップ/ダウンカウンタ22と、立下り検出回路24へ供給する。
アップ/ダウンカウンタ22は、0〜Cまでカウントするカウンタ(本実施例では0〜3)であり、入力されたサンプリング信号(A7)がH状態のとき、クロック信号(A4)のタイミングに合わせてカウントアップし、サンプリング信号(A7)がLに変化した時0にリセットする。アップ/ダウンカウンタ22から出力されるカウント値(A8)はステータス判定回路23へ供給される。
ステータス判定回路23は、ダウンカウンタ22から入力されるカウント値(A8)によりステータス状態を判定する。即ち、カウント値(A8)がRUP(tP1/tC2)+1(本実施例では3のとき)であればHを、RUP(tP1/tC2)以下(本実施例では2以下)であればLを、ステータス検出信号(A5)として出力する。
立下り検出回路24には、ステータス検出信号(A5)と、サンプリング信号(A7)が入力され、ステータス検出信号(A5)がLの時にサンプリング信号(A7)の立下りを検出すると、図4に示すが如く、クロック信号(A4)のタイミングに合わせてパルス(本実施例ではtC2幅のHパルス)を生成し、パルス検出信号(A6)として出力する。
このように、本実施形態では、カウンタを用いてシリアル信号(A3)のHの持続時間を測定することにより、ステータス状態の判定を行っているため、入力するパルス幅が変動する信号でも、パルス信号とステータス信号をそれぞれ正確に判別する事が出来る。さらに、パルス信号の判定時に、ステータス検出信号によりマスク処理を行っているため、ステータス信号をパルス信号と誤検出することなく、パルス信号を判別することができる。
なお、上記実施形態では、パルス信号を検出する手段として立下り検出回路24を用いているが、立下り検出回路24の代わりに、パルス幅を検出するパルス幅検出回路を設けることにより、幅の異なる複数種類のパルス信号を伝送してそれらを判別可能に構成することができる。
例えば、ステータス検出信号(A5)がLであるときに、サンプリング信号(A7)がLからHに変化してアップ/ダウンカウンタ22がサンプリング信号(A7)のカウントアップを開始した後、そのカウント値が最大値Cに達する前に0にリセットされたときには、このサンプリング信号(A7)のLからHへの変化はパルス信号による変化であると判定できるので、サンプリング信号(A7)の代わりに、そのときアップ/ダウンカウンタ22から出力されるカウント値をパルス幅検出回路へ出力するように構成すれば、幅の異なる複数種類のパルス信号の判別が可能となる。
図7は、本発明の第2の実施形態としてのシステム全体構成を示すブロック図である。本実施形態の基本的構成は第1の実施形態と同様であるが、本実施形態では、さらに下記の点について工夫している。
即ち、本実施形態では、ステータス信号がHおよびLの両方の状態のときにそれぞれパルス信号を送出可能とし、また、パルス信号検出時にパルス幅の測定を行うことにより、パルス幅の異なる複数種類のパルスが多重された場合、それらを判別可能とするとともに、送信されたパルス信号のパルス幅に該当しないような幅の短いパルス状のノイズを除去可能としている。
図7において、送信回路71はシリアル信号を生成する回路であり、ステータス信号(C1)、パルス1信号(C2)およびパルス2信号(C3)が入力されると、これらを多重したシリアル信号を生成し、非同期シリアル信号(C4)として一本の伝送路を介してシリアル信号受信回路72へ送出する。
図10は、本実施形態で用いられるステータス信号(C1)、パルス1信号(C2)、パルス2信号(C3)、およびシリアル信号(C4)の仕様を示している。ステータス信号(C1)は、H状態がtH3以上、L状態がtL3以上持続する信号である(なお、以下の説明では便宜上、ステータス信号(C1)のH状態およびL状態の持続時間はいずれもtHL3以上としている)。
パルス1信号(C2)は、パルス幅が、tP31S〜tP31L(tP31S<tP31L、tP31L<tHL3)であり、ステータス信号(C1)の状態切換えからパルス1信号(C2)の立上りまでの間隔はtCHG以上である。また、このパルス信号の立下りからステータス信号(C1)の状態切換えまでの間隔はtI31以上である。
パルス1信号(C2)の立下りから、他のパルス(本実施例ではパルス2信号(C3))の立上りまでの間隔はtI32以上である。パルス1信号(C2)は、ステータス信号(C1)の状態切換え後tCHGの間と、他のパルス(本実施例ではパルス2)の送出時には送出されることが無いものとする。ここで、パルス幅最大のパルス信号のパルス幅をtP3MAXとすると、tI31>tP3MAX、tI32>tP3MAX、tCHG>tP3MAXである。このtP3MAXは、本実施形態において第2の既定時間を規定する。
パルス2信号(C3)は、パルス幅がtP32S〜tP32L(tP32S<tP32L、tP32L<tHL3)であり、このパルス信号の立下りからステータス信号(C1)の状態切換えまでの間隔はtI31以上である。また、ステータス信号(C1)の状態切換えからパルス2信号(C3)の立上りまでの間隔はtCHG以上である。パルス2信号(C3)の立下りと、他のパルス(図10では、2個のパルス信号の場合であって、パルス2信号(C3)の後続パルス無い例を示している)の立上りとの間隔はtI32以上である。パルス2信号(C3)は、ステータス信号(C1)の切換え後tCHGの間と、他のパルス(本実施例ではパルス1)の送出時には送出されることが無いものとする。
即ち、ステータス信号(C1)が第1の状態または第2の状態に切換わった時点からtCHGの間、およびステータス信号(C1)が第2の状態または第1の状態に切換わるまでのtI31の間は、パルス信号(図10の例ではパルス1信号(C2)とパルス2信号(C3))は送出されず、かつ各パルス信号は互いに重ならないように先に送出されるパルス信号の立下りと後から送出されるパルス信号の立上りの間隔はtI32以上とする。更に、パルス信号の最大パルス幅をtP3MAXとするとき、tP3MAXは、tCHG、tI31、tI32のいずれよりも小さい値にする。
シリアル信号(C4)は、ステータス信号(C1)、パルス1信号(C2)、パルス2信号(C3)を多重した信号であり、排他的論理和等で生成することが出来る。ここでは、パルス信号の種類が2種類の例を述べたが、実際にはパルスの数は1以上の任意の数に設定可能である。シリアル信号受信回路72は、クロック供給回路721とシリアル信号判定回路722から構成される。クロック供給回路721は、周期がtC3のクロックを生成し、シリアル信号判定回路722へクロック信号(C5)を供給する。
本回路構成では、シリアル信号(C4)をクロック信号(C5)のタイミングに合わせてサンプリングし、このサンプリング信号のHが連続している間はクロック信号(C5)のカウントアップ動作を行い、Lが連続している間はカウントダウン動作を行うことにより、ステータス情報、パルス1情報、パルス2情報を判定する。
そこで、クロック信号(C5)の周期tC3の条件は、最低幅パルスを1回以上サンプリングする必要があるため、
C3<tP31S
に設定される。ここで、kは自然数とし、tC3
C3<tP31S/(1+k
とすると、
P31S>(1+k)tC3
となるので、幅がkC3以下のパルスとパルス信号との識別が可能となり、従って、幅がkC3以下のパルスがノイズとして入力された場合であっても、それらのノイズをパルス信号と誤判定することを防止できる。
ステータス信号(C1)がHからLまたはLからHに変化した時点から検出されるLまたはHのカウント値は、最大幅(tP3MAX)のパルス信号により検出されるLまたはHのカウント値より1個以上多い必要があり、サンプリング時のタイミングによるL、Hの検出数(カウント数)の変動(タイミングにより検出数が1個減少することがある)を考慮すると、
RUP(tCHG/tC3)−RUP(tP3MAX/tC3)≧2
である必要がある(ここで、RUP(k)はkを切り上げた自然数である)。
同様に、パルス信号の立下りからステータス信号の変化検出時までに検出されるL、Hのカウント個数は、ステータス状態切換時点におけるアップ/ダウンカウンタのカウント値を最小値0または最大値に保持しておく必要があるから、最大幅(tP3MAX)のパルス信号により検出されるL、Hのカウント個数より1個以上多くする必要があり、サンプリング時のタイミングによるL、Hの検出数の変動(タイミングにより検出数が1個減少することがある)を考慮すると、
RUP(tI31/tC3)−RUP(tP3MAX/tC3)≧2
とするのが好ましい。
また、パルス信号を誤ってステータス信号と判定しないように、各パルス信号の立ち上がり時点におけるアップ/ダウンカウンタのカウント値を最小値0または最大値に保持しておく必要があるから、パルス信号の立下りから他のパルス信号の立上りまでに検出されるL、Hのカウント個数は、最大幅(tP3MAX)のパルス信号により検出されるL、Hのカウント個数より1個以上多い必要があり、サンプリング時のタイミングによるL、Hの検出数の変動(タイミングにより検出数が1個減少することがある)を考慮すると、
RUP(tI32/tC3)−RUP(tP3MAX/tC3)≧2
とするのが好ましい。
さらに、パルス幅が最も近い2つのパルスをパルス(z)、パルス(z+1)((パルス(z+1)の最小幅tP3(z+1)S)>(パルスzの最大幅tP3zL)、zは自然数)とすると、両者を識別するために、パルス(z+1)発生時に検出されるL、Hのカウント個数は、パルスz発生時に検出されるL、Hのカウント個数より1個以上多いことが必要である。また、サンプリング時のタイミングによるL、Hの検出数の変動(タイミングにより検出数が1個減少することがある)を考慮して、
RUP(tP3(z+1)S/tC3)−RUP(tP3zL/tC3)≧2
とするのが好ましい。
シリアル信号判定回路722には、送信回路71からシリアル信号(C4)が、クロック供給回路72からクロック信号(C5)が入力され、ステータス情報、パルス1情報、パルス2情報を判定して、ステータス検出信号(C6)と、パルス1検出信号(C7)と、パルス2検出信号(C8)を出力する。
図8は、図7に示す第2の実施形態のシリアル信号判定回路722の一例を示すブロック図である。
図8において、サンプリング回路81は、例えばD型プリップフロップで構成され、クロック信号(C5)と同期してシリアル信号(C4)をサンプリングし、サンプリング信号(C9)をアップ/ダウンカウンタ82、パルス判定回路84へ出力する。
アップ/ダウンカウンタ82は、カウント値0〜Cの範囲でサンプリング信号(C9)からの入力に応じてアップカウントまたはダウンカウントするカウンタである。このアップ/ダウンカウンタ82が0からCまでカウントする時間は、ステータス状態を判定するための時間に設定され、本実施形態における第1の既定時間を設定するものである。従って、カウンタの最大値Cは、パルス1信号(C2)またはパルス2信号(C3)が入力されたときのカウント値が最大カウント値C(ダウンカウント時には最小カウント値0)にならないようにする必要があるので、
>RUP(tP3MAX/tC3
に設定される。
また、ステータス信号がLからHへ切り換わった後に0からカウントアップを開始したカウント値がカウント最大値C(またはステータス信号がHからLへ切り換わった後に最大値Cからカウントダウンを開始したカウント値がカウント最小値0)となって、ステータス状態が切換わったことを判定する必要があるため、
<RUP(tCHG/tC3
に設定される。また、kを自然数とし、カウント値を
>RUP(tP3MAX/tC3)+2k
とすることで、ステータス切換え時に混入する幅kC3以下のパルスを取り除くことが出来る。
アップ/ダウンカウンタ82のカウント条件は、サンプリング信号(C9)がHであればクロック信号(C5)のタイミングでアップカウントし、サンプリング信号(C9)がLであればクロック信号(C5)のタイミングでダウンカウントして、そのカウンタ値(C10)をステータス判定回路83へ供給する。ただし、カウンタ値が最大値Cとなった時にサンプリング信号(C9)が依然としてHである場合や、カウンタ値が最小値0となった時にサンプリング信号(C9)が依然としてLである場合には、カウント動作を停止して最大もしくは最小カウント値(Cもしくは0)を保持するものとする。
ステータス判定回路83には、上記アップ/ダウンカウンタ82から出力されるカウンタ値(C10)が入力され、ステータス判定回路83は、カウンタ値(C10)がCであればHを出力し、0であればLを出力する。カウンタ値(C10)として上記以外の値が入力されている間は直前のHまたはL状態をステータス検出信号(C6)として出力する。このステータス検出信号(C6)はパルス判定回路84へも出力される。
例えば、アップ/ダウンカウンタ82に入力されたサンプリング信号(C9)がステータス信号(C1)である場合には、アップ/ダウンカウンタ82はサンプリング信号(C9)がHからL(またはLからH)に変化した時点からtCHG以上の間、ダウンカウント(またはアップカウント)動作となるが、C<RUP(tCHG/tC3)に設定されているので、カウント値(C10)はそのカウント動作中に0(またはC)となり、その後L(またはH)が継続している間はカウント値として0(またはC)を保持する。ステータス判定回路83は、カウント値(C10)が0(またはC)となった時点でステータス検出信号(C6)出力をHからL(またはLからH)へ切換える。
その後、パルス信号によりサンプリング信号(C9)がLからH(またはHからL)に変化すると、アップ/ダウンカウンタ82は保持していたカウント値0からのアップカウント(またはCからのダウンカウント)を開始するが、C>RUP(tP3MAX/tC3)に設定されているので、パルス信号の場合には、アップ/ダウンカウンタ82のカウント値がC(または0)に達する前にサンプリング信号(C9)はHからL(またはLからH)に変化するため、その時点でアップ/ダウンカウンタ82のカウント動作は再びダウンカウント(またはアップカウント)に切換わる。従って、ステータス判定回路83は、ステータス検出信号(C6)出力として直前のL(またはH)状態を保持したままである。
上記パルス信号と次のパルス信号(もしくはステータス信号)間の時間(tI32(もしくはtI31))では、アップ/ダウンカウンタ82はダウンカウント(またはアップカウント)動作を行うが、パルス信号の最大パルス幅(tP3MAX)は、tI31、tI32のいずれよりも小さい値であるので、アップ/ダウンカウンタ82のカウント値(C10)はそのカウント動作中に0またはCに戻ってしまいその状態でカウント動作を停止する。従って、ステータス判定回路83は、ステータス検出信号(C6)出力として直前のLまたはH状態を維持する。
パルス判定回路84には、上記サンプリング回路81から供給されるサンプリング信号(C9)と、上記ステータス判定回路83から供給されるステータス検出信号(C6)が入力され、パルス1、パルス2を検出してパルス1検出信号(C7)、パルス2検出信号(C8)にパルスを出力する。
図9は、図8に示すパルス判定回路84の一例を示すブロック図である。
図9において、排他的論理和回路91には、ステータス判定回路83から供給されるステータス検出信号(C6)と、サンプリング回路81から供給されるサンプリング信号(C9)が入力され、ステータス検出信号(C6)とサンプリング信号(C9)の排他的論理和出力をパルス検出用信号(C11)として、パラレル変換回路92へ供給する。
パラレル変換回路92は、本実施例ではRUP(tP3MAX/tC3)段のシフトレジスタ回路で構成されており、排他的論理和回路91から供給されるパルス検出用信号(C11)と、クロック供給回路721から供給されるクロック信号(C5)が入力され、クロック信号(C5)のタイミングに合わせて、パルス検出用信号(C11)を1bitずつ(RUP(tP3MAX/tC3)+1)bitまで遅らせた信号をそれぞれ(RUP(tP3MAX/tC3)+2)列のパラレル信号(C12)としてパルス1判定回路93とパルス2判定回路94へ出力する。
パルス1判定回路93は、第1の特定パターン(図12参照)を検出する回路となっており、パラレル変換回路92から供給されるパラレル信号(C12)と、クロック供給回路721から供給されるクロック信号(C5)が入力され、パラレル信号(C12)に第1の特定パターンを検出したらパルス1が発生したとみなして、クロック信号(C5)のタイミングに合わせて、パルス1検出信号(C7)としてのパルスを出力する。
パルス2判定回路94は、第2の特定パターン(図12参照)を検出する回路となっており、パラレル変換回路92から供給されるパラレル信号(C12)と、クロック供給回路721から供給されるクロック信号(C5)が入力され、パラレル信号(C12)に第2の特定パターンを検出したらパルス2が発生したとみなして、クロック信号(C5)のタイミングに合わせて、パルス2検出信号(C8)としてのパルスを出力する。
図11は、本実施形態におけるシリアル信号判定回路の動作を示すタイミングチャートである。また図12は、本実施形態におけるパルス判定回路84において互いにパルス幅の異なるパルス信号を識別して判定する動作例を示す説明図である。以下、図7〜図12を参照して、本実施形態のシリアル信号判定回路の動作について説明する。
図7の送信回路71には、図10〜図11に示す、ステータス信号(C1)、パルス1信号(C2)、パルス2信号(C3)が入力される。ここでの本実施例では、ステータス信号(C1)の状態判定のための時間tCHGを130ms、パルス1信号(C2)幅tP31を20ms<tP31<40ms、パルス2信号(C3)幅tP32を50ms<tP32<70ms、ステータス信号(C1)の立上りと直前のパルス信号の立下りの間隔tI31、および直前のパルス信号の立下りと直後のパルス信号の立上りの間隔tI32をそれぞれ90msとする。
送信回路71は、入力したステータス信号(C1)と、パルス1信号(C2)と、パルス2信号(C3)を、たとえば排他的論理和回路(XOR回路)により多重し、非同期シリアル信号(C4)としてシリアル信号受信回路72へ送信する。シリアル信号受信回路72において、クロック供給回路721は、図11に示す周期tC3(本実施例では10ms)のクロック信号(C5)を生成し、シリアル信号判定回路722へ供給する。
シリアル信号判定回路722では、サンプリング回路81は、クロック信号(C5)のタイミングに合わせて入力されたシリアル信号(C4)をサンプリングし、サンプリング結果を、サンプリング信号(C9)として、アップ/ダウンカウンタ82と、パルス判定回路84へ供給する。アップ/ダウンカウンタ82は、0〜Cまでカウントするカウンタ(本実施例では0〜11)であり、入力されたサンプリング信号(C9)がHであれば、クロック信号(C5)のタイミングに合わせてアップカウントし、入力されたサンプリング信号(C9)がLであれば、クロック信号(C5)のタイミングに合わせてダウンカウントして、そのカウント値(C10)をステータス判定回路83へ供給する。
ステータス判定回路83は、入力されたカウント値(C10)がC(本実施例では11のとき)であればHを、カウント値(C10)が0であればLを、カウント値(C10)がそれ以外であれば直前の値(HまたはL)をそのまま、ステータス検出信号(C6)として出力する。ステータス判定条件を上記の様に設定することで、ノイズ等の影響で一時的にステータスを誤判定しても一定時間以内に正常に戻る。
パルス判定回路84において、排他的論理和回路91には、ステータス検出信号(C6)とサンプリング信号(C9)が入力される。従って図11に示すように、排他的論理和回路91から出力されるパルス検出用信号(C11)は、ステータス検出信号(C6)がLの時には、サンプリング信号(C9)がそのままパルス検出用信号(C11)として出力されるが、ステータス検出信号(C6)がHの時には、サンプリング信号(C9)の反転信号が、パルス検出用信号(C11)として出力される。
排他的論理和回路91から出力されるパルス検出用信号(C11)はパラレル変換回路92に入力される。パラレル変換回路92は、入力されたパルス検出用信号(C11)を、クロック信号(C5)のタイミングに合わせて(RUP(tP3MAX/tC3)+2)列のパラレル信号(C12)に変換して、パルス1判定回路93と、パルス2判定回路94へ供給する。
本実施例では、クロック周期tC3は10ms、パルス1信号(C2)のパルス幅tP31は20ms<tP31<40ms、パルス2信号(C3)のパルス幅tP32は50ms<tP32<70msであるので、パルス1信号(C2)は2〜4ビットH(“1”)が連続している信号として出力され、パルス2信号(C3)は5〜7ビットH(“1”)が連続している信号として出力される。また、パルス信号の最大パルス幅(tP3MAX)は70msであるので、パラレル信号(C12)として7ビットとその前後1ビットを加えた9ビットのデータを1ビットずつシフトしながら並列に判定することにより、パルス1信号とパルス2信号を識別することができる。
パルス1判定回路93は、図12に示されている第1の特定パターン(本実施例の場合“011xx0000”、xは不定ビット)を判定する回路であり、パラレル変換回路92からクロック信号(C5)のタイミングで1ビットずつシフトされながら供給されるパラレル信号(C12)中にこの第1の特定パターンと一致するパターンを検出したとき、パルス1信号が送出されたと判定して、tC3幅のHパルスをパルス1検出信号(C7)として送出する。
パルス2判定回路94は、図12に示されている第2の特定パターン(本実施例の場合“011111xx0”、xは不定ビット)を判定する回路であり、パラレル変換回路92からクロック信号(C5)のタイミングで1ビットずつシフトされながら供給されるパラレル信号(C12)中にこの第2の特定パターンと一致するパターンを検出したとき、パルス2信号が送出されたと判定して、tC3幅のHパルスをパルス2検出信号(C8)として送出する。
このように、本実施形態では、シリアル信号(C4)をステータス検出信号(C6)により正/反転したパルス検出用信号(C11)を基にパルスを検出しているので、ステータスがH/Lレベル時共にパルスを伝送する事ができるという効果が得られる。また、パルス1判定回路93、パルス2判定回路94は特定パターンのパルスを検出する回路であるので、パルス幅がtC3幅以下のノイズが混入してもパルス信号であると誤検出されることは無い。
さらに、本実施形態では、パルスの判定に、パルス幅を検出するパルス判定回路を用いているため、幅の違う複数種類のパルスを判定できるという効果が得られ、また、パルス判定回路を変更する事により、検出するパルスの種類を増やしたり、パルスへ混入したノイズを除去してパルスを検出することができる。
また本実施形態において、各ステータス状態におけるパルス信号が1種類である場合には、パルス信号検出手段として、第1の実施形態で用いられている立下り検出手段を採用することができる。その場合、立下り検出回路は、ステータス判定回路83の出力がLのときにはシリアル信号(C4)がHからLに変化したとき、またステータス判定回路83の出力がHのときにはシリアル信号(C4)がLからHに変化したときに、それぞれパルス信号を検出したことを示すパルスを出力する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等は本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の第1の実施形態としてのシステム全体構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のシリアル信号判定回路の一例を示すブロック図である。 ステータス信号とパルス信号を多重化したシリアル信号の仕様の一例を示す説明図である。 本実施形態におけるシリアル信号判定回路の動作を示すタイミングチャートである。 従来のシリアル信号判定回路の構成例を示すブロック図である。 従来のシリアル信号判定回路の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態としてのシステム全体構成を示すブロック図である。 第2の実施形態のシリアル信号判定回路の一例を示すブロック図である。 図8に示すパルス判定回路一例を示すブロック図である。 本実施形態で用いられるステータス信号とパルス信号を多重化したシリアル信号の仕様の一例を示す説明図である。 本実施形態におけるシリアル信号判定回路の動作を示すタイミングチャートである。 本実施形態におけるパルス判定回路において互いにパルス幅の異なるパルス信号を識別して判定する動作例を示す説明図である。
符号の説明
11 送信回路
12 シリアル信号受信回路
121 クロック供給回路
122 シリアル信号判定回路
21 サンプリング回路
22 アップ/ダウンカウンタ
23 ステータス判定回路
24 立下り検出回路
51 立上り検出回路
52 パルス検出信号生成回路
521 カウント回路
522 パルス検出信号出力回路
53 ステータス検出信号生成回路
71 送信回路
72 シリアル信号受信回路
721 クロック供給回路
722 シリアル信号判定回路
81 サンプリング回路
82 アップ/ダウンカウンタ
83 ステータス判定回路
84 パルス判定回路
91 排他的論理和回路
92 パラレル変換回路
93 パルス1判定回路
94 パルス2判定回路

Claims (11)

  1. 第1の状態と第2の状態の2つの状態をとり、前記第1の状態の持続時間があらかじめ決められた第1の既定時間よりも長い第1の信号と、前記第1の状態と前記第2の状態の2つの状態をとり、かつ前記第1の信号が前記第2の状態のときに前記第1の既定時間よりも短い持続時間のパルス幅で前記第1の状態となる第2の信号と、を多重した多重信号を一本の伝送路を介して受信側へ送出する送信部と、
    受信された前記多重信号が前記第1の状態を示しているとき、該第1の状態の持続時間を測定し、前記多重信号が前記第2の状態を示しているとき、前記測定時間を0にセットする測定手段と、前記測定手段による前記第1の状態の持続時間測定値が前記第1の既定時間に達したことを検出した時に、前記第1の信号が受信されていると判定して前記第1の状態を出力し、前記測定時間が0にセットされているとき、および前記持続時間測定値が前記第1の既定時間よりも小さい値のときには、前記第2の状態を出力することにより前記第1の信号を判定する判定手段と、前記多重信号と前記判定手段からの信号を入力し、前記判定手段から入力された前記第1の信号が前記第2の状態を示しているときに、前記多重信号が前記第1の状態から前記第2の状態へ変化したことを検出して前記第2の信号が受信されたこと示す信号を出力する検出手段を備えた受信部と、
    から構成されていることを特徴とするシリアル信号伝送システム。
  2. 第1の状態と第2の状態の2つの状態をとり、それぞれの状態が所定の時間間隔で交互に繰り返される第1の信号と、前記第1の信号の状態切換時点から予め決められた第1の既定時間の間、および前記第1の信号の状態切換直前の前記第1の既定時間よりも短い予め決められた第2の既定時間の間を除く時間内で、前記第1の信号が前記第1の状態のときに前記第2の既定時間以下のパルス幅で前記第2の状態をとり、前記第1の信号が前記第2の状態のときに前記第2の既定時間以下のパルス幅で前記第1の状態をとる第2の信号と、を多重した多重信号を一本の伝送路を介して受信側へ送出する送信部と、
    受信された前記多重信号が前記第1の状態を示しているときは、該第1の状態の持続時間を測定し、前記多重信号が前記第2の状態を示しているときは、該第2の状態の持続時間を測定する測定手段と、該測定手段による前記第1の状態の持続時間測定値が前記第1の既定時間に達したことを検出した時に前記第1の信号の前記第1の状態が受信されていると判定して、以後前記第1の状態を出力し、前記測定手段による前記第2の状態の持続時間測定値が前記第1の既定時間に達したことを検出した時に前記第1の信号の前記第2の状態が受信されていると判定して、以後前記第2の状態を出力することにより前記第1の信号の状態を判定する判定手段と、前記多重信号と前記判定手段からの信号を入力し、前記判定手段が前記第2の状態を出力しているときに前記多重信号から前記第1の状態を検出したとき、および前記判定手段が前記第1の状態を出力しているときに前記多重信号から前記第2の状態を検出したとき、それぞれ前記第2の信号が受信されたこと示す信号を出力する検出手段を備えた受信部と、
    から構成されていることを特徴とするシリアル信号伝送システム。
  3. 第1の状態と第2の状態の2つの状態をとり、前記第1の状態の持続時間があらかじめ決められた第1の既定時間よりも長い第1の信号と、前記第1の状態と前記第2の状態の2つの状態をとり、かつ前記第1の信号が前記第2の状態のときに前記第1の既定時間よりも短い持続時間のパルス幅で前記第1の状態となる第2の信号とを含む多重信号が入力され、該多重信号から前記第1の信号と前記第2の信号を判別する非同期型のシリアル信号受信回路において、
    入力された前記多重信号が前記第1の状態を示しているとき、該第1の状態の持続時間を測定し、前記多重信号が前記第2の状態を示しているとき、前記測定時間を0にセットする測定回路と、
    前記測定回路による前記第1の状態の持続時間測定値が前記第1の既定時間に達したことを検出した時に、前記第1の信号が受信されていると判定して前記第1の状態を出力し、前記測定時間が0にセットされているとき、および前記持続時間測定値が前記第1の既定時間よりも小さい値のときには、前記第2の状態を出力することにより前記第1の信号を判定する判定回路と、
    前記多重信号と前記判定回路からの信号を入力し、前記判定回路から入力された前記第1の信号が前記第2の状態を示しているときに、前記多重信号が前記第1の状態から前記第2の状態へ変化したことを検出して前記第2の信号が受信されたこと示す信号を出力する検出回路と、
    を備えていることを特徴とするシリアル信号受信回路。
  4. 第1の状態と第2の状態の2つの状態をとり、前記第1の状態の持続時間があらかじめ決められた第1の既定時間よりも長い第1の信号と、前記第1の状態と前記第2の状態の2つの状態をとり、かつ前記第1の信号が前記第2の状態のときに前記第1の既定時間よりも短い持続時間のパルス幅で前記第1の状態となる第2の信号とを含む多重信号が入力され、該多重信号から前記第1の信号と前記第2の信号を判別する非同期型のシリアル信号受信回路において、
    入力された前記多重信号が前記第1の状態を示しているとき、該第1の状態の持続時間を測定し、前記多重信号が前記第2の状態を示しているとき、前記測定時間を0にセットする測定回路と、
    前記測定回路による前記第1の状態の持続時間測定値が前記第1の既定時間に達したことを検出した時に、前記第1の信号が受信されていると判定して前記第1の状態を出力し、前記測定時間が0にセットされているとき、および前記持続時間測定値が前記第1の既定時間よりも小さい値のときには、前記第2の状態を出力することにより前記第1の信号を判定する判定回路と、
    前記多重信号と前記判定回路からの信号を入力し、前記判定回路が前記第2の状態を出力しているときに、前記多重信号から前記第1の状態を検出して前記第2の信号が受信されたこと示す信号を出力する検出回路と、
    を備えていることを特徴とするシリアル信号受信回路。
  5. 前記第2の信号は、前記パルス幅がそれぞれ異なり、かつ互いに隔てられてシリアルに配列された複数種類のパルス信号からなっており、前記検出回路は、前記第1の状態の持続時間を検出する手段を備えることにより、前記複数種類のパルス信号を判別可能に構成されていることを特徴とする請求項4に記載のシリアル信号受信回路。
  6. 入力された前記多重信号を前記第2の信号のパルス幅より短い周期のクロック信号のタイミングでサンプリングした多重信号を出力するサンプリング回路を備え、
    前記測定回路は、前記サンプリングした多重信号が前記第1の状態を示しているときに前記クロック信号のタイミングでカウントアップを続け、前記サンプリングした多重信号が前記第2の状態を示しているときはリセット状態となるカウンタにより構成され、
    前記判定回路は、前記カウンタのカウント値が、前記第1の既定時間に相当する値となったことを検出した時に、前記第1の信号が受信されていると判定して前記第1の状態を出力し、前記カウンタのカウント値が、リセット状態であるとき、および前記第1の既定時間に相当する値よりも小さい値のときには、前記第2の状態を出力する機能を有している、
    ことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載のシリアル信号受信回路。
  7. 第1の状態と第2の状態の2つの状態をとり、それぞれの状態が所定の時間間隔で交互に繰り返される第1の信号と、前記第1の信号の状態切換時点から予め決められた第1の既定時間の間、および前記第1の信号の状態切換直前の前記第1の既定時間よりも短い予め決められた第2の既定時間の間を除く時間内で、前記第1の信号が前記第1の状態のときに前記第2の既定時間以下のパルス幅で前記第2の状態をとり、前記第1の信号が前記第2の状態のときに前記第2の既定時間以下のパルス幅で前記第1の状態をとる第2の信号を多重した多重信号が入力され、該多重信号から前記第1の信号と前記第2の信号を判別する非同期型のシリアル信号受信回路において、
    入力された前記多重信号が前記第1の状態を示しているとき、該第1の状態の持続時間を測定し、前記多重信号が前記第2の状態を示しているとき、該第2の状態の持続時間を測定する測定回路と、
    前記測定回路による前記第1の状態の持続時間測定値が前記第1の既定時間に達したことを検出した時に前記第1の信号の前記第1の状態が受信されていると判定して、以後前記第1の状態を出力し、前記測定回路による前記第2の状態の持続時間測定値が前記第1の既定時間に達したことを検出した時に前記第1の信号の前記第2の状態が受信されていると判定して、以後前記第2の状態を出力することにより前記第1の信号の状態を判定する判定回路と、
    前記多重信号と前記判定回路からの信号を入力し、前記判定回路が前記第2の状態を出力しているときに前記多重信号が前記第1の状態から前記第2の状態へ変化したことを検出したとき、および前記判定回路が前記第1の状態を出力しているときに前記多重信号が前記第1の状態から前記第2の状態へ変化したことを検出したときに、それぞれ前記第2の信号が受信されたこと示す信号を出力する検出回路と、
    を備えていることを特徴とするシリアル信号受信回路。
  8. 第1の状態と第2の状態の2つの状態をとり、それぞれの状態が所定の時間間隔で交互に繰り返される第1の信号と、前記第1の信号の状態切換時点から予め決められた第1の既定時間の間、および前記第1の信号の状態切換直前の前記第1の既定時間よりも短い予め決められた第2の既定時間の間を除く時間内で、前記第1の信号が前記第1の状態のときに前記第2の既定時間以下のパルス幅で前記第2の状態をとり、前記第1の信号が前記第2の状態のときに前記第2の既定時間以下のパルス幅で前記第1の状態をとる第2の信号を多重した多重信号が入力され、該多重信号から前記第1の信号と前記第2の信号を判別する非同期型のシリアル信号受信回路において、
    入力された前記多重信号が前記第1の状態を示しているとき、該第1の状態の持続時間を測定し、前記多重信号が前記第2の状態を示しているとき、該第2の状態の持続時間を測定する測定回路と、
    前記測定回路による前記第1の状態の持続時間測定値が前記第1の既定時間に達したことを検出した時に前記第1の信号の前記第1の状態が受信されていると判定して、以後前記第1の状態を出力し、前記測定回路による前記第2の状態の持続時間測定値が前記第1の既定時間に達したことを検出した時に前記第1の信号の前記第2の状態が受信されていると判定して、以後前記第2の状態を出力することにより前記第1の信号の状態を判定する判定回路と、
    前記多重信号と前記判定回路からの信号を入力し、前記判定回路が前記第2の状態を出力しているときに、前記多重信号から前記第1の状態を検出したとき、および前記判定回路が前記第1の状態を出力しているときに、前記多重信号から前記第2の状態を検出したときに、それぞれ前記第2の信号が受信されたこと示す信号を出力する検出回路と、
    を備えていることを特徴とするシリアル信号受信回路。
  9. 前記第2の信号は、前記パルス幅がそれぞれ異なり、かつ互いに前記第2の既定時間よりも長い間隔でシリアルに配列された複数種類のパルス信号からなっており、前記検出回路は、前記判定回路が前記第2の状態を出力しているときには前記第1の状態の持続時間を測定し、前記判定回路が前記第1の状態を出力しているときには前記第2の状態の持続時間を測定する手段を備えることにより、前記複数種類のパルス信号を判別可能に構成されていることを特徴とする請求項8に記載のシリアル信号受信回路。
  10. 入力された前記多重信号を前記第2の信号のパルス幅より短い周期のクロック信号のタイミングでサンプリングした多重信号を出力するサンプリング回路を備え、
    前記測定回路は、前記サンプリングした多重信号が前記第1の状態を示しているときには前記クロック信号のタイミングでカウントアップを続け、前記第1の既定時間に相当する値に設定された最大カウント値(C)に達したときにはカウントアップを停止して前記最大カウント値(C)を保持し、前記サンプリングした多重信号が前記第2の状態を示しているときには前記クロック信号のタイミングでカウントダウンを続け、最小カウント値(0)に達したときにはカウントダウンを停止して前記最小カウント値(0)を保持する機能を有するアップ/ダウンカウンタにより構成され、
    前記判定回路は、前記第2の状態を出力中に前記アップ/ダウンカウンタから前記最大カウント値(C)が入力されたとき、その判定出力を前記第1の状態に切換え、前記第1の状態を出力中に前記アップ/ダウンカウンタから前記最小カウント値(0)が入力されたとき、その判定出力を前記第2の状態に切換える機能を有している、
    ことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載のシリアル信号受信回路。
  11. 前記検出回路は、前記判定回路から出力される前記第1の信号の状態を示す信号と、前記サンプリング回路から出力される前記サンプリングした多重信号を入力して、その排他的論理和を出力する排他的論理和回路と、該排他的論理和回路からの出力信号を前記クロック信号のタイミングに合わせてシフトすることによって前記第2の既定時間に相当するカウント数+2ビットのパラレル信号を出力するパラレル変換回路と、該パラレル変換回路から出力される前記カウント数+2ビットのパターンを、予め前記複数種類のパルス信号と対応させてそれぞれ設定されているパターンと比較して一致するパルス信号を検出するパルス信号判定回路を備えていることを特徴とする請求項9に記載のシリアル信号受信回路。
JP2005278828A 2005-09-26 2005-09-26 シリアル信号判定回路 Expired - Fee Related JP4747761B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005278828A JP4747761B2 (ja) 2005-09-26 2005-09-26 シリアル信号判定回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005278828A JP4747761B2 (ja) 2005-09-26 2005-09-26 シリアル信号判定回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007096365A true JP2007096365A (ja) 2007-04-12
JP4747761B2 JP4747761B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=37981586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005278828A Expired - Fee Related JP4747761B2 (ja) 2005-09-26 2005-09-26 シリアル信号判定回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4747761B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63190457A (ja) * 1986-10-02 1988-08-08 Yazaki Corp シリアルデ−タ伝送装置
JPH04255138A (ja) * 1991-01-30 1992-09-10 Toshiba Corp 遠方監視装置
JPH07307651A (ja) * 1994-05-10 1995-11-21 Fujitsu Ltd パルス/ステータス判定装置
JPH0951358A (ja) * 1995-08-09 1997-02-18 Mitsubishi Electric Corp Pwm通信システム
JP2002171295A (ja) * 2000-12-04 2002-06-14 Nec Microsystems Ltd 非同期シリアル・データ通信方式
JP2002261845A (ja) * 2000-12-28 2002-09-13 Denso Corp データ受信装置
JP2004214851A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Yamaha Corp デジタルデータ送信および受信回路装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63190457A (ja) * 1986-10-02 1988-08-08 Yazaki Corp シリアルデ−タ伝送装置
JPH04255138A (ja) * 1991-01-30 1992-09-10 Toshiba Corp 遠方監視装置
JPH07307651A (ja) * 1994-05-10 1995-11-21 Fujitsu Ltd パルス/ステータス判定装置
JPH0951358A (ja) * 1995-08-09 1997-02-18 Mitsubishi Electric Corp Pwm通信システム
JP2002171295A (ja) * 2000-12-04 2002-06-14 Nec Microsystems Ltd 非同期シリアル・データ通信方式
JP2002261845A (ja) * 2000-12-28 2002-09-13 Denso Corp データ受信装置
JP2004214851A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Yamaha Corp デジタルデータ送信および受信回路装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4747761B2 (ja) 2011-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI298223B (en) Data recovery circuit, phase detection circuit and method for detecting and correcting phase conditions
US8605912B2 (en) Biphase mark code decoder and method of operation
US8842793B2 (en) Communication circuit and method of adjusting sampling clock signal
WO2013001631A1 (ja) 伝送装置、伝送回路、伝送システムおよび伝送装置の制御方法
US8064534B2 (en) Single-wire asynchronous serial interface
US7133482B2 (en) Decoding method and Manchester decoder
US7844020B2 (en) Transmission system, transmitter, receiver, and transmission method
US10257795B2 (en) Signal conversion apparatus, signal restoration apparatus and information processing apparatus
US5717728A (en) Data/clock recovery circuit
US6933866B1 (en) Variable data rate receiver
JP4747761B2 (ja) シリアル信号判定回路
JP2008172657A (ja) 受信装置
CN105376041B (zh) 异步串行数据采集装置以及异步串行数据采集方法
EP1860808A1 (en) Frame synchronization and clock recovery using preamble data that violates a bi-phase mark coding rule
KR100513275B1 (ko) 데이터의 위치 정보 탐색을 통한 데이터 복원 방법 및상기 알고리즘을 적용한 직렬 데이터 수신기
US9020012B1 (en) Oversampled receiver for transition encoded signaling
JP2005142615A (ja) マンチェスタ符号データ受信装置
JPH04336724A (ja) シリアル受信装置
JPH08233890A (ja) ケーブル誤接続検出装置
JP2008236178A (ja) シリアルデータ受信回路
JP2008005044A (ja) 送信装置及び受信装置
KR950006319B1 (ko) 고유정보(id)와 동기정보의 무작위 전송 및 동시 인식장치
KR940008743B1 (ko) 비터비 오류정정장치의 기저값 결정회로
KR100212051B1 (ko) 데이타 수신 장치 및 방법
JP2004247856A (ja) データ受信装置及びデータ送受信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080818

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20090702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110401

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees