JP2007095914A - インダクタ - Google Patents

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Takanori Aizawa
貴紀 相沢
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Tokin Corp
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NEC Tokin Corp
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Abstract


【課題】 分割された磁性体コア間での、接合固着力を引張り接着強さだけでなく、引張りせん断接着強さを合わせることができ、接合固着強度を従来の引張り接着強さのみより向上させることができ、基板実装時等の熱ストレスにて、分割された磁性材コアが剥がれず、電磁気特性が維持できる、小型化に適し、分割された磁性材コア同士の組合せ時、位置合わせも容易になるインダクタを得る。
【解決手段】 分割された磁性体コアを合わせた磁芯と、巻線6と、前記巻線6の引き出し線が接続された端子とで構成されるインダクタにおいて、前記分割された磁性体コアの少なくとも1つは、接合界面に切り欠け段差を有し、前記磁性体コアの段差11a,11bに、接合剤9が充填され、前記分割された磁性体コアが接合されたインダクタとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主として携帯端末、電源機器等に使用されるのに好適なインダクタに関する。
従来のコイル、トランス等のインダクタは、複数の磁性体コアと巻線と、端子、前記複数の磁性体コアを接合する接合剤とで構成されている。ここで、前記複数の磁性体コアは、プレート型とポット型、E型とE型、ドラム型とリング型の分割タイプに大別されるのが一般的である。
図3は、従来のインダクタの一部を示す斜視図である。図3(a)は、プレート型の磁性体コアに、ポット型の磁性体コアを接合する前の状態の説明図であり、図3(b)は、ポット型の磁性体コアの説明図である。
この従来のインダクタは、プレート型の磁性体コア1、ポット型の磁性体コア2と巻線部6とインダクタ用端子3a、3bとで構成される。前記インダクタ用端子3a、3bは、前記磁性体コアのプレート型の磁性体コア1に配置され、このインダクタ用端子3aは、固定部分4と前記固定部分4から略直角に折り曲げられたワイヤー保持部5とで構成され、ワイヤー保持部5は、コの字型形状であって、前記巻線部6のワイヤー端部7aが、前記ワイヤー保持部5のコの字型形状の部分にかしめられ、半田8にて半田処理されている。
前記プレート型の磁性体コア1の面1aと前記ポット型の磁性体コア2の面2aには、切り欠け段差は有していない形状である。
図4は、従来のインダクタの磁性体コアの固定方法の説明図である。図4(a)は、粘着テープ10でポット型の磁性体コア2とプレート型の磁性体コア1を固定する方法の説明図、図4(b)は、金属固定物11でポット型の磁性体コア2とプレート型の磁性体コア1を固定する方法の説明図である。図4(c)は、接合剤9でポット型の磁性体コア2とプレート型の磁性体コア1を固定する方法の説明図である。
特許文献1には、E型コアとE型コアを合わせて巻線を挟み込み、前記2個のE型コアをテープにより接合したインダクタについて記載している。
特開2001−267154号公報
今日の社会において、社会全体が地球環境を考えた運動を進めており、電子部品に対しても厳しい条件が掲げられ、小型インダクタの鉛フリー対応仕様に対し、耐熱性向上の改善要求がある。しかしながら、従来のインダクタには以下の問題点がある。第1に、従来の鉛入り半田に比べ、鉛フリー半田は、融点が高い。このため、分割された磁性体コアで分割部同士が接合剤を介し、固定されたインダクタにおいて、基板実装時等の熱ストレスにて、接合剤が劣化し、分割された磁性体コアが剥がれ、電子部品の電磁気特性が維持できないという問題がある。また、第2に、接合剤を使用せず、粘着テープ、又は金属固定物にて、固定する方法もあるが、インダクタの寸法が、磁性体コアの外形寸法より大幅に大きくなり、小型化には適さないという問題がある。
従って、本発明の目的は、分割された磁性体コア間での、接合固着力を引張り接着強さだけでなく、引張りせん断接着強さを合わせることができ、接合固着強度を従来の引張り接着強さより向上させることができ、基板実装時等の熱ストレスにて、分割された磁性体コアが剥がれず、電磁気特性が維持できる、小型化に適し、磁性体コア同士の位置合わせも容易になるインダクタを提供することにある。
本発明のインダクタは、分割された磁性体コアと、巻線(部)と(インダクタ用)端子とで構成されるコイル部と、又は巻線部からワイヤー端部を直接引き出し、更にフォーミングして端子としたコイル部とで構成されるインダクタにおいて、前記コイル部は前記分割された磁性体コアに配置され、前記分割された磁性体コアは接合界面に切り欠け段差を有し、前記磁性体コアの切り欠け段差に、接合剤が充填され、前記分割された磁性体コアが固定されたインダクタである。
ここで、前記分割された磁性体コアは、フェライト系磁性材料とするインダクタである。ここで、前記分割された磁性体コアの一方が、金属粉末圧粉磁心材料とするインダクタである。
また、前記分割された磁性体コアは、接合界面に切り欠け段差を有することで、分割された磁性体コア同士の組合せ時、位置合わせが容易になるインダクタである。
従って、本発明によれば、分割された磁性体コア間での、接合固着力を引張り接着強さだけでなく、引張りせん断接着強さを合わせることができ、接合固着強度を従来の引張り接着強さより向上させることができ、基板実装時等の熱ストレスにて、分割された磁性体コアが剥がれず、電磁気特性が維持できる、小型化に適し、分割された磁性体コア同士の位置合わせも容易になるインダクタを提供できる。
本発明のインダクタは、分割された磁性体コアを合わせた磁芯と、巻線と、前記巻線の引き出し線が接続された端子とで構成されるインダクタにおいて、前記分割された磁性体コアの少なくとも1つは、接合界面に切り欠け段差を有し、前記磁性体コアの切り欠け段差に、接合剤が充填され、前記分割された磁性体コアが固定された構造とする。
ここで、前記分割された磁性体コアは、フェライト系磁性材料とするか、あるいは前記分割された磁性体コアの一方が、金属粉末圧粉磁性材料とするが、これに限られない。
前記分割された磁性体コアは、接合界面に切り欠け段差を有することで、分割された磁性体コア同士の組合せ時、位置合わせが容易になる。
図1は、本発明の実施例によるインダクタの説明図。図1(a)は、プレート型の磁性体コアに、ポット型の磁性体コアを接合する前の状態の説明図、図1(b)は、ポット型の磁性体コアの説明図である。また、図2は、本発明の実施例によるインダクタの断面図。図2(a)は、プレート型の磁性体コアと、ポット型の磁性体コアとの接合の状態の説明図であり、図2(b)は、図2(a)での一部の拡大図である。
本実施例のインダクタは、プレート型の磁性体コア1aとポット型の磁性体コア2とでなる磁性体コアと、巻線6と端子3a,3bとで構成されるインダクタである。前記巻線6とインダクタ用端子3a,3bは、前記プレート型の磁性体コア1aに配置される。前記インダクタ用端子3a3bは、固定部分4と前記固定部分から略直角に折り曲げられたワイヤー保持部5とで構成され、ワイヤー保持部5にて、ワイヤー端部をかしめ、半田8によって半田処理を行う。
図2に示すように、前記プレート型の磁性体コア1aが、ポット型の磁性体コア2と接合する面は、プレート型の磁性体コア1aの端に設けられた段差11a,11bとなっている。段差11aと段差11b内でプレート型の磁性体コア1aとポット型の磁性体コア2は、接合剤9で接合されている。ここで、接合剤9は、直交する2面にわたって充填されている。直交する2面で接合されているため、剥がれに対しては、引っ張りと引っ張り剪断の2つの接着力が働いている。
本発明のインダクタは、従来に比べて、以下の改善がある。分割された磁性体コアの接合界面に凹凸状の切り欠け段差を有すことで、前記磁性体コアの分割部に接合剤を介し固定させ、接合固着力を引張り接着強さのみならず引張りせん断接着強さを合わせることにて接合固着強度を向上し、基板実装時等の熱ストレスにて、分割された磁性体コアが剥がれに関し強固になり、電磁気特性が維持でき、且つ粘着テープ、又は金属固定物の固定を使用しないため小型化に適し、磁性体コア同士の組合せ時、位置合わせも容易にできる。
本発明の実施例によるインダクタの説明図。図1(a)は、プレート型の磁性体コアにポット型の磁性体コアを接合する前の状態の説明図、図1(b)は、ポット型の磁性体コアの説明図。 本発明の実施例によるインダクタの断面図。図2(a)は、プレート型の磁性体コアと、ポット型の磁性体コアとの接合の状態の説明図、図2(b)は、図2(a)の一部の拡大図。 従来のインダクタの一部を示す斜視図。図3(a)は、プレート型の磁性体コアにポット型磁性体コアを接合する前の状態の説明図、図3(b)は、ポット型の磁性体コアの説明図。 従来のインダクタの磁性体コアの固定方法の説明図。図4(a)は、粘着テープでポット型の磁性体コアとプレート型の磁性体コアを固定する方法の説明図、図4(b)は、金属固定物でポット型の磁性体コアとプレート型の磁性体コアを固定する方法の説明図。図4(c)は、接合剤でポット型の磁性体コアとプレート型の磁性体コアを固定する方法の説明図。
符号の説明
1,1a プレート型の磁性体コア
2 ポット型の磁性体コア
2a 接合面
3a,3b インダクタ用端子
4 固定部分
5 ワイヤー保持部
6 巻線
7a,7b 巻線端部
8 半田
9 接合剤
10 粘着テープ
11 金属固定物
11a,11b 段差
13 空隙

Claims (3)

  1. 分割された磁性体コアを合わせた磁芯と、巻線と、前記巻線の引き出し線が接続された端子とで構成されるインダクタにおいて、前記分割された磁性体コアの少なくとも1つは、接合界面に切り欠け段差を有し、前記磁性体コアの切り欠け段差に、接合剤が充填され、前記分割された磁性体コアが接合されたことを特徴とするインダクタ。
  2. 前記分割された磁性体コアは、フェライト系磁性材料とすることを特徴とする請求項1に記載のインダクタ。
  3. 前記分割された磁性体コアの一方が、金属粉末圧粉磁性材料とすることを特徴とする請求項1に記載のインダクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102012218715A1 (de) 2011-10-18 2013-04-18 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Magnetischer Kern und Induktionsvorrichtung
DE102012218714A1 (de) 2011-10-18 2013-04-18 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Magnetischer kern und induktionsvorrichtung

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