JP2022044343A - コイル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実装不良が少ないコイル装置を提供すること。【解決手段】コイル装置1は、巻芯部12,14に繋がる鍔部16を有するコア10と、巻芯部12,14に巻回されるワイヤ100と、コア10に固定されている端子電極60,80と、を有する。端子電極60,80は、ワイヤ100のリード部101が接続される継線部70,90を有し、継線部70,90においてリード部101は、鍔部16の上面20から所定高さで離れた位置で、端子電極60,80と接続してある。【選択図】図1A

Description

本発明は、たとえば回路基板などに実装されて好適なコイル装置に関する。
コイル装置としては、たとえば特許文献1に示すコイル装置が知られている。一般的なコイル装置では、ワイヤのリード部をハンダやレーザなどを用いて端子電極に接続している。ワイヤのリード部を端子電極に接続する際には、たとえばレーザ接合の際の熱が端子電極に伝わり易いと言う課題を有している。
端子電極の実装部の近くにまで高熱が伝達する場合には、端子電極の外面に形成してある錫メッキ層が一部溶融して除去されるおそれがある。端子電極の実装部の近くに位置する端子電極の外面に形成してある錫メッキ層が一部除去されると、その部分にハンダフィレットが形成されにくくなり、回路基板に対するコイル装置の実装不良が生じるおそれがある。
特開2006-173203号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、実装不良が少ないコイル装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
巻芯部に繋がる鍔部を有するコアと、
前記巻芯部に巻回されるワイヤと、
前記鍔部に装着してある端子電極と、を有するコイル装置であって、
前記端子電極は、前記ワイヤのリード部が接続される継線部を有し、
前記継線部に接続してあるリード部は、前記鍔部の上面から所定高さで離れて配置してある。
本発明に係るコイル装置では、継線部に接続してあるリード部は、前記鍔部の上面から所定高さで離れて配置してあるため、リード部を端子電極に接続する際に発生する熱が、端子電極の実装部の付近まで高熱で伝達することを防止できる。したがって、端子電極の実装部の近くにおいて、端子電極の外面に形成してある錫メッキ層などのハンダ付着強化層が一部溶融して除去されるおそれが少なくなる。その結果、ハンダフィレットが形成され易くなり、回路基板などに対するコイル装置の実装不良を低減することができる。
また、ワイヤのリード部が継線部に接続される部分が、鍔部から離れているため、ワイヤのリード部を継線部に接続するための熱が、コアにも伝達し難くなり、コアの劣化も防止することができる。また、同様な理由から、ワイヤのリード部を継線部に接続する(レーザ溶接または熱圧着接合)ための作業が容易になる。
好ましくは、前記継線部は、
前記鍔部の上方に配置されている継線用ベース片と、
前記継線用ベース片に繋がり、前記継線用ベース片から折り返して延びている折返片と、を有し、
前記ワイヤのリード部は、前記折返片に接続される。
このように構成することで、ワイヤのリード部を折返片に接続するための熱が、折返片から、折返片と継線用ベース片とを結ぶ部分(たとえば立上片)へと伝達する際に放熱され、継線用ベース片および端子主部から実装部へと伝達し難くなる。その結果、実装部近くに位置する端子主部と実装部の外面に形成してあるハンダ付着強化層(たとえばスズ含有層)が熱で劣化するおそれが少なくなり、実装時における回路基板と端子電極との接合強度が向上する。
また、ワイヤのリード部が端子電極に接続される部分が、鍔部から離れるため、ワイヤのリード部を折返片に接続するための熱が、コアにも伝達し難くなり、コアの劣化も防止することができる。また、同様な理由から、ワイヤのリード部を折返片に接続する(レーザ溶接または熱圧着接合)ための作業が容易になる。
好ましくは、前記継線用ベース片と前記折返片との間には、前記ワイヤが存在しない空間隙間が形成してある。継線用ベース片と折返片との間にワイヤのリード部が入り込む場合には、その空間隙間に入り込んでいるワイヤのリード部が伝熱部材となり、リード部を接合するための熱が、ワイヤから継線用ベースに直接に伝達するおそれがある。しかしながら、継線用ベース片と折返片との間が、空間隙間(ワイヤが存在しない)となっている場合には、空間隙間に入り込んでいるワイヤのリード部からの継線用ベース片への伝熱を有効に防止することができる。
また、空間隙間があることで、折返片にワイヤのリード部を接続するための治具などを、この隙間空間に挿入することもできる。
好ましくは、前記空間隙間の幅(継線用ベース片と折返片との間の距離)が、前記ワイヤの線径の0.3倍以上である。空間隙間の幅が大きいほど、放熱性が高まると共に、折返片から継線用ベース片への伝熱が低減されるが、コイル装置の高さ制限に基づき制限される。
好ましくは、前記鍔部の外端面に対応する前記継線用ベース片の位置から前記折返片の先端に向かう前記空間隙間の内面に沿った全長の長さが、前記鍔部の幅の2倍以上である。折返片の先端部で、ワイヤのリード部が接合されることから、折返片の先端部で発生する熱は、空間隙間の内面に沿った全長に沿って、折返片の先端から継線用ベース片へと伝達され、十分な長さで放熱されることができる。
好ましくは、前記リード部は、前記巻芯部から前記折返片の上部に向かって引き出され、前記折返片の上部に沿って外側に向けて延びている。このように構成することで、リード部は、前記空間隙間に入り込むことなく、折返片の先端部に接続させることができ、放熱性が向上する。
好ましくは、前記折返片の先端で前記リード部が接続してある接合部分の少なくとも一部が前記鍔部の外端面より突出している。このように構成することで、折返片にワイヤのリード部を接続するための作業が容易になると共に、折返片にワイヤのリード部を接続するための熱が継線用ベース片まで伝達し難くなる。
好ましくは、前記継線用ベース片と前記鍔部の上面との間に所定隙間が形成してある。継線用ベース片と鍔部の上面との隙間により、継線用ベース片から鍔部への伝熱が抑制される。また、継線用ベース片自体の放熱性も向上する。
好ましくは、前記折返片は、前記ワイヤのリード部を保持するカシメ片を有する。カシメ片でワイヤのリード部を保持することで、リード部を継線部に接続するための作業が容易になる。
好ましくは、前記端子電極は、
前記端子主部の一端に具備される実装部と
前記継線部に他端が繋がり前記鍔部の外端面に配置してある端子主部とを、さらに有し、
前記実装部に近い前記端子主部には、前記鍔部の外端面から離れる方向に突出している突出部を有する。
実装部に近い端子主部に、鍔部の外端面から突出している突出部が形成してあることで、たとえば回路基板に生じる応力は、端子電極の実装部に伝わるが、実装部から突出部を通して端子主部に伝達する際に、突出部が応力の緩衝機能を果たし、コアには伝達し難くなる。そのため、コアに伝達する応力を軽減し、コアに亀裂などが発生することを有効に防止することができ、耐久性が向上する。
また、突出部は、鍔部の外端面から突出しているため、コイル装置の端子電極の実装部を回路基板にハンダなどで接続する際に、実装部に付着しているハンダが実装部から突出部の外側に沿って這い上がりハンダフィレットが形成される。突出部の外側に、ハンダフィレットが形成されることにより、回路基板に接続されたコイル装置を上から見た(平面視)場合に、ハンダフィレットの状態を確認し易くなり、実装不良を効率的に抑制することができる。
好ましくは、前記鍔部の外端面と前記端子電極の突出部との間には所定隙間が形成してある。所定隙間を形成することで、応力の緩衝機能が向上すると共に、端子電極とコアとの接触面積も少なくなり、基板からの応力が、コアに対して、より伝達し難くなり、耐久性が向上する。
好ましくは、前記端子電極は、導電性板片で構成してある。導電性板片は、板厚が略一定であることが好ましく、たとえば金属板片で構成される。前記導電性板片には、前記端子主部と前記実装部とが一体的に成形してあり、好ましくは、前記実装部と前記端子主部との間の位置で、前記突出部が前記実装部から前記端子主部に連続している。
前記実装部と前記鍔部の実装側下面との間の隙間は0であっても、0より大きくともよく、好ましくは実装部と鍔部の下面とは接着されていない。端子電極の実装部と鍔部の実装側下面とは、相対移動自在であることが好ましい。このように構成することで、回路基板などからの応力は、端子電極の実装部からコアの下面には直接には伝達せず、応力の緩衝機能も向上する。なお、端子電極の実装部と鍔部の実装側下面とは、部分的に接触してもよい。
前記コアは、前記巻芯部と並列に配置されて前記鍔部に繋がる他の巻芯部をさらに有していてもよい。たとえばコアは、環状のコアであってもよい。その場合に、コイル装置は、二つの鍔部の間で、2列の巻芯部にワイヤが並列に巻き付けられているコイル装置であってもよい。このように構成してあるコイル装置は、コモンモードフィルタ、コモンモードチョークコイルなどとして好適に用いることができる。
さらに、コイル装置は、前記巻芯部と前記他の巻芯部との間には、前記鍔部の内端面に装着される仕切部をさらに有していてもよい。また、コイル装置は、前記ワイヤが巻回してある巻芯部の上方を覆うように、前記鍔部に装着されるカバーをさらに有していてもよい。カバーには、仕切部が一体的に成形してあってもよい。
好ましくは、前記カバーには、前記継線部が入り込む切り欠きが形成してある。この切り欠き内に継線部を収容することで、継線部におけるリード部との接続部を有効に保護することができると共に、この切り欠きの深さに応じて、継線部におけるリード部との接続部の高さを高くすることができ、放熱性も向上する。
図1Aは本発明に係る一実施形態に係るコイル装置の斜視図である。 図1Bは本発明の他の実施形態に係るコイル装置の斜視図である。 図2は図1Aに示すコイル装置の分解斜視図である。 図3は図1Aに示すIII-III線に沿うコイル装置の断面図である。 図4は図3に示すコイル装置の実装時における一部拡大側面図である。 図5は図1Aに示すコイル装置の端子電極部分の斜視図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。なお、図面において、X軸、Y軸およびZ軸は、相互に略垂直である。
第1実施形態
図1Aに示す本発明の一実施形態に係るコイル装置1は、たとえばコモンモードフイルタ、コモンモードチョークコイルなどとして好適に用いられ、コア10と、ワイヤ100,100と、端子電極60,80とを有する。本実施形態では、コイル装置1は、さらにカバー50を有する。
図2に示すように、コア10は、Y軸方向に所定間隔離れてX軸方向に沿って平行に配置(並列)してある2つの巻芯部12,14を有する。二つの巻芯部12,14のX軸に沿っての一端には、一方の鍔部16が連結してあり、二つの巻芯部12,14のX軸に沿っての他端には、他方の鍔部16が連結してある。本実施形態では、コア10は、環状のコアであり、一体に成形してあってもよく、成形体が組み合わされて環状のコアに組み立てられていてもよい。
それぞれの巻芯部12,14には、それぞれワイヤ100,100が巻回されて各コイル部が形成してある。ワイヤ100としては、特に限定されず、たとえば銅などで構成される平角線、丸線、撚り線、リッツ線、編組線などの導電性芯線、あるいはこれらの導電性芯線を絶縁被覆してあるワイヤなどを用いることができる。ワイヤ100の線径は、特に限定されないが、本実施形態では、端子電極60,80の板厚よりも大きな外径を有し、たとえば端子電極60,80の板厚の1.2~5倍程度の外径を有する。
本実施形態では、それぞれの巻芯部12,14に相互に逆回転方向にワイヤ100,100が同じ巻き数(または異なる巻き数)で巻回してある。各鍔部16には、それぞれ二つの端子電極60,80が装着される。
図2においてY軸に沿って手前側に配置される一方の巻芯部12に巻回してあるワイヤ100の一方の端部(図2で左側)であるリード部101は、一方の鍔部16に配置される端子電極60に接続される。また、そのワイヤ100の他方の端部(図2で右側)であるリード部101は、他方の鍔部16に配置される端子電極80に接続される。同様に、図2においてY軸に沿って奥側に配置される他方の巻芯部12に巻回してあるワイヤ100の一方の端部であるリード部101は、一方の鍔部16に配置される端子電極80に接続され、そのワイヤ100の他方の端部であるリード部101は、他方の鍔部16に配置される端子電極60に接続される。
コア10のX軸に沿って相互に反対側に配置される鍔部16,16は、相互に点対称な構成を有している。各鍔部16,16は、コア10のX軸に沿った端に位置する外端面24と、その反対側に位置する内端面25と、実装側下面22と、その反対側に位置する上面20と、コア10のY軸に沿った両端に位置する第1および第2側面26,28とを有する。
各鍔部16の外端面24は、Y軸方向の中央部に位置する中央外端面24aと、そのY軸方向の両側に位置する側方外端面30,32とを有する。側方外端面30,32は、中央外端面24aよりもX軸に沿って段差状に少し凹んでいるが、これらの外端面24a,30,32は、Z軸およびY軸を含む平面に略平行である。中央外端面24aと側方外端面30または32との間のX軸に沿う段差高さは、0でもよいが、好ましくは端子電極60または80の板厚程度以下である。
各鍔部16の内端面25には、巻芯部12,14のそれぞれ一方のX軸端が一体的に連結してある。各鍔部16の内端面25のY軸方向の中央部には、鍔部16の上面20から、実装側下面22に向けてZ軸に沿って延びる溝部38が形成してある。溝部38は、巻芯部12,14が鍔部16に繋がっている部分の中間に位置している。
図3に示すように、各鍔部16の内端面25のZ軸下方には、実装側下面22にかけて面取り部25αが形成してあり、外端面24のZ軸下方にも、実装側下面22にかけて面取り部24αが形成してある。これらの面取り部24αおよび25αがあることで、コア10の成形(型抜き)が容易になると共に、図4に示すハンダ5のコア10への付着も抑制することができる。
図3に示すように、本実施形態では、各鍔部16の上面20は、巻芯部12のZ軸に沿った最大高さよりも所定の段差高さ(好ましくは端子電極60または80の板厚の0.5~5倍)で低くなっているが、段差高さはなくても良い。また、各鍔部16の上面20は、巻芯部12のZ軸に沿った最大高さよりも高く構成してあってもよい。
図2に示すように、各鍔部16のY軸方向の両端では、第1側面26および第2側面28のZ軸下端が切り欠かれており、それぞれ係止受部34および36が形成してある。各係止受部34,36には、カバー50の4角にそれぞれ具備してある各脚部52,53の下端に形成してある係止爪54,55が着脱自在に係合するようになっている。
各鍔部16のY軸方向の両端下方に切り欠き状の係止受部34,35を形成するため、実装側下面22のY軸方向の幅は、上面20のY軸方向の幅よりも狭く形成してある。ただし、実装側下面22のY軸方向の幅は、中央外端面24aのY軸方向の幅よりも大きく、側方外端面30,32の実装側下面22側の幅W1を十分な寸法で確保できるように決定される。
図2に示すように、カバー50は、平板状の蓋部51と、蓋部51のY軸に沿う両端から、それぞれX軸に沿って分岐した後にZ軸の下方にそれぞれ突出する脚部52,53とを有する。各脚部52,53のZ軸に沿う下端には、前述した係止爪54,55がそれぞれ一体的に成形してある。
また、カバー50は、蓋部51のY軸に沿った中央からX軸に沿う両側に突出する一対の凸状ブロック部58も有している。各凸状ブロック部58は、各鍔部16の上面20のY軸に沿う中央部に当接可能になっている。Y軸に沿う中央に位置する蓋部51の下面には、一対の凸状ブロック部58を掛け渡すように、板状の仕切部56が一体化して形成してある。
板状の仕切部56のZ軸に沿う下端は、凸状ブロック部58のZ軸に沿う下端よりもさらに下側に突出しており、板状の仕切部56のX軸に沿う両側端は、鍔部16の内端面25に形成してある溝部38に上下スライド可能に取り付けられる。仕切部56は、各巻芯部12,14にコイル状にそれぞれ巻回してあるワイヤ100,100が接触することを有効に防止し、これらの絶縁を確保することができる。なお、カバー50の蓋部51の上面は平坦であり、吸着ノズルなどに吸着され、コイル装置1の搬送が容易となる。
カバー50の蓋部51には、凸状ブロック部58のY軸方向の両側位置で、後述する端子電極60,80の継線部70,90が入り込む切り欠き57が形成してある。この切り欠き57内に継線部70,90を収容することで、継線部70,90におけるリード部101との接続部を有効に保護することができると共に、この切り欠き57の深さ(凸状ブロック58のZ軸高さ)に応じて、継線部70,90におけるリード部101との接続部の高さを高くすることができ、放熱性も向上する。
カバー50は、たとえば樹脂等の非磁性体材料で構成してあるが、樹脂には、金属磁性体またはフェライドなどの磁性体が含有してあってもよい。また、カバー50は、コア10と同様に、金属磁性体またはフェライトなどの磁性体で構成されていてもよい。カバー50が磁性体で構成される場合、あるいはカバー50が磁性体を含む場合には、カバー50は、コア10と共に閉磁路を構成することになる。
図5に示すように、各端子電極60,80は、それぞれ端子主片(端子主部)62,82と、突出片(突出部)64,84と、実装片(実装部)66,86と、継線部70,90とを有し、これらは、板厚が略一定な一枚の金属片を折り曲げて成形されている。なお、端子電極60と端子電極80とは、それぞれ左右対称の形状をしている。各継線部70,90は、図3に示すように、ワイヤ100のリード部101が接続される部分であり、本実施形態では、継線用ベース片68,88と、立ち上げ片72,92と、折返片74,94と、カシメ片76,96とを有する。
各継線用ベース片68,88は、それぞれの鍔部16,16の上面20,20に対して、所定隙間で略平行に配置されるように、端子主片62,82のZ軸に沿う上端から鍔部16,16の上面20,20に向けて略垂直に折り曲げ成形しある。なお、各継線用ベース片68,88は、それぞれの鍔部16,16の上面20,20に対して、好ましくは所定隙間で略平行に配置されるが、上面20,20に接触していてもよい。
各立ち上げ片72,92は、鍔部16,16の内端面25に近い上面20,20の位置で、継線用ベース片68,88のX軸に沿う内側端(コイル装置1の中心に近い側)からZ軸に沿う上方に直線状(または曲線状またはジグザグ状)に折曲成形して形成してある。また、各各立ち上げ片72,92のZ軸に沿う上端からは、折返片74,94がX軸に沿って外側(コイル装置1の中心から外側)に向けて略垂直に折曲成形して形成してある。各折返片74,94は、各継線用ベース片68,88と略平行に配置され、これらの間には、ワイヤ100が存在しない空間隙間が形成してある。
図5に示すように、各折返片74,94のX軸に沿っての途中には、カシメ片76,96が、各折返片74,94のY軸に沿っての側端から各折返片74,94の上で折り返すように、一体的に折り曲げて成形してある。図3に示すように、各折返片74,94と各カシメ片76,96との間で、ワイヤ100のリード101を挟み込むことが可能になっている。
ワイヤ100のリード101と、各折返片74,94および/または各カシメ片76,96とは、レーザ溶接、ハンダ接続、熱圧着接合、アーク溶接、抵抗溶接などの方法で接続される。好ましくは、ワイヤ100のリード101は、折返片74,84の先端部付近で接続してあり、その接合先端部は、各鍔部16,16の外端面24からX軸方向の外側に少し飛び出していることが好ましい。接続作業が容易になると共に、接続時のレーザ光や熱などからコアを有効に保護しやすい。
図3に示すように、各端子主片62,82は、各鍔部16,16の外端面24,24に向き合うように配置してあり、実装片66,86は、各鍔部16,16の実装側下面22と向き合うように配置してある。本実施形態では、実装片66,86は、各鍔部16,16の実装側下面22と当接して配置してあるが、それに限らず、多少の隙間で、各鍔部16,16の実装側下面22と向き合うように配置してもよい。好ましくは実装片66,86と鍔部16の下面22とは接着されていない。
本実施形態では、各実装片66,86に近い端子主片62,82には、各鍔部16,16の外端面24,24から離れる方向に突出している突出片(突出部)64,84が、各片62,66(82,86)と一体的に成形してある。突出片(突出部)64,84と各鍔部16,16の外端面24,24との間には、所定の隙間が形成してある。
本実施形態では、図1Aに示すように、各端子主片62,82は、鍔部16の外端面24のY軸方向の両側に位置する側方外端面30,32にそれぞれ接着剤を用いて接着している。鍔部16の外端面24への各端子主片62,82の接着は、突出片64,84から離れた上方位置で行われることが好ましい。
次に、図4に基づき詳細に説明するが、図4では、端子電極60のみが図示してあり、端子電極60のみに言及して主として説明するが、端子電極80についても同様であり、その説明は省略する。
本実施形態では、突出片64の内面60bと鍔部16の外端面24との間には、所定幅W3の隙間空間が形成してある。その所定幅W3は。突出片64の厚さT1の0.5倍以上の幅であることが好ましく、さらに、突出片64の厚さT1の5倍以下、さらに好ましくは3倍以下の幅である。また、突出片64のZ軸に沿う高さL1は、鍔部16の高さHに対して、好ましくは1/5倍以上、さらに好ましくは1/4倍以上であり、好ましくは2/3倍以下、さらに好ましくは、1/2倍以下である。
また、継線用ベース片68のX軸に沿う長さL2は、鍔部16のX軸に沿う幅T0よりも小さいことが好ましいが、同等以上であってもよく、L2/T0は、好ましくは1/2以上、さらに好ましくは3/4以上、特に好ましくは4/5以上である。また、継線用ベース片68は、鍔部16の上面20に対して、幅W4の隙間を空けて向き合って配置してあることが好ましく、幅W4は、好ましくは0以上、さらに好ましくは継線用ベース片68の厚み(=T1)の0.1倍以上である。
折返片74のX軸に沿う長さL4は、継線用ベース片68のX軸に沿う長さL2と同等以上、あるいはそれよりも長いことが好ましい。また、折返片74と継線用ベース片68との間の隙間幅L3は、ワイヤの直径Dに比較して、好ましくは0.3倍以上、さらに好ましくは0.5倍以上、特に好ましくは1倍以上である。隙間幅L3の上限は、コイル装置1の高さ制限などから決定され、たとえば3倍以下である。また、本実施形態では、L2+L4+L3の合計長さは、鍔部16のX軸に沿う幅T0の好ましくは2倍以上であることが好ましい。
本実施形態では、折返片74の先端部は、突出片84のX軸方向の外面60aと略同程度に、各鍔部16の外端面24からX軸方向の外側に少し飛び出しているが、突出片84のX軸方向の外面60aよりも引っ込んで配置してあってもよく、さらに飛び出していてもよい。
端子電極60は、たとえばタフピッチ鋼、リン青銅、黄銅、鉄、ニッケル、ニッケルアロイ、ステンレスなどの金属で構成される。端子電極60は、導電性を持つ金属板を、打ち抜きプレス加工して折曲成形することなどにより一体成形することができる。また、端子電極60の外面60aには、ハンダ付着強化層としてスズまたはスズを含む合金などのめっき膜が形成してあることが好ましい。
本実施形態に係るコイル装置1では、ワイヤ100のリード部101を折返片74に接続するための熱が、折返片74から、折返片74と継線用ベース片68とを結ぶ部分(たとえば立上片72)へと伝達する際に放熱され、継線用ベース片68および端子主片62から突出片64へと伝達し難くなる。その結果、突出片64の外面に形成してあるハンダ付着強化層(たとえばスズ含有層)が熱で劣化するおそれが少なくなり、実装時における回路基板3と端子電極60との接合強度が向上する。
また、ワイヤ100のリード部101が端子電極60に接続される部分が、鍔部16から離れるため、ワイヤ100のリード部101を折返片74に接続するための熱が、コア10の鍔部16にも伝達し難くなり、コア16の劣化も防止することができる。また、同様な理由から、ワイヤ100のリード部101を折返片74に接続する(たとえばレーザ溶接または熱圧着接合)ための作業が容易になる。
特に、本実施形態では、リード部101が端子電極60に接続する部分は、鍔部16の上面から所定高さL3以上で離れているため、ワイヤ100のリード部101を端子電極60に接続するための熱が、端子主片62の下方にまで伝達し難いと共に、鍔部16にも伝達し難い。
また、本実施形態では、継線用ベース片68と折返片74との間には、ワイヤ100のリード部101が存在しない空間隙間が形成してある。継線用ベース片68と折返片74との間にワイヤ100のリード部101が入り込む場合には、その空間隙間に入り込んでいるワイヤ100のリード部101が伝熱部材となり、リード部101を接合するための熱が、リード部から継線用ベース68に直接に伝達するおそれがある。
しかしながら、継線用ベース片68と折返片74との間が、ワイヤ100のリード部101が存在しない空間隙間となっている場合には、空間隙間に入り込んでいるワイヤのリード部101からの継線用ベース片68への伝熱を有効に防止することができる。また、空間隙間があることで、折返片にワイヤのリード部を接続するための治具などを、この隙間空間に挿入することもでき、接続作業性が向上する。
本実施形態では、鍔部16の外端面24に対応する継線用ベース片68の位置から折返片74の先端に向かう空間隙間の内面に沿った全長の長さ(L2+L3+L4)が、鍔部16の幅T0の2倍以上であることが好ましい。折返片74の先端部で、ワイヤ100のリード部101が接合されることから、折返片74の先端部で発生する熱は、空間隙間の内面に沿った全長に沿って、折返片74の先端から継線用ベース片68へと伝達され、十分な長さで放熱されることができる。
また、リード部101は、巻芯部12から折返片74の上部に向かって引き出され、折返片74の上部に沿って外側に向けて延びている。このように構成することで、リード部101は、空間隙間に入り込むことなく、折返片74の先端部に接続させることができ、放熱性が向上する。
さらに、折返片74と継線用ベース片68との空間隙間の幅L3は、たとえばワイヤ100の太さDの0.3倍以上の間隔がある。また、折返片74と継線用ベース片68の間にリード部101が入り込まず、リード部101は巻芯部12から折返片74の上に直接に案内される。このような構成では、リード部101から直接的に継線用ベース片68などに熱が伝達せず放熱性が向上する。
さらに、本実施形態では、折返片74の先端でリード部101が接続してある接合部分の少なくとも一部が鍔部16の外端面24より突出している。このように構成することで、折返片74にワイヤ100のリード部101を接続するための作業が容易になると共に、折返片74にワイヤ100のリード部101を接続するための熱が継線用ベース片68まで伝達し難くなる。
さらに、継線用ベース片68と鍔部16の上面20との間に所定幅W4の隙間が形成してある。この隙間W4により、継線用ベース片68から鍔部16への伝熱が抑制される。また、継線用ベース片68自体の放熱性も向上する。
また、折返片74は、ワイヤ100のリード部101を保持するカシメ片76を有する。カシメ片76でワイヤ100のリード部101を保持することで、リード部101を継線部70に接続するための作業が容易になる。
また、本実施形態では、実装片66に近い端子主片62には、鍔部16の外端面24から突出している突出片64が形成してある。そのため、たとえば回路基板3などに生じる応力は、端子電極60の実装片66に伝わるが、実装片66から突出片64を通して端子主片62に伝達する際に、突出片64が応力の緩衝機能を果たし、コア10の鍔部16には伝達し難くなる。そのため、本実施形態に係るコイル装置1では、コア10に伝達する応力を軽減し、コア10に亀裂などが発生することを有効に防止することができ、耐久性が向上する。
また、突出片64は、鍔部16の外端面24(実際には側方外端面30または32)から突出しているため、端子電極60の実装片66を回路基板3のランド4などにハンダ5などで接続する際に、実装片66に付着しているハンダ5が実装片66から突出片64の外面60aに沿って這い上がりハンダフィレットが形成される。突出片64の外面60aに、ハンダフィレットが形成されることにより、回路基板3に接続されたコイル装置1を上から見た(平面視)場合に、ハンダフィレットの状態を確認し易くなり、実装不良を効率的に抑制することができる。
また本実施形態では、鍔部16の外端面24と端子電極62の突出片64との間には所定幅W2の隙間が形成してある。所定幅W2の隙間を形成することで、応力の緩衝機能が向上すると共に、端子電極60とコア10との接触面積も少なくなり、基板3からの応力が、コア10に対して、より伝達し難くなり、耐久性が向上する。
また、本実施形態では、突出片64よりも継線部70に近い位置で、端子主片62が鍔部16の外端面24に接着してある。このように構成することで、端子電極60とコア10との接着位置が、実装片66から遠くなり、回路基板3などからの端子電極60を通してのコア10への応力伝達がさらに低減され、耐久性がさらに向上する。
また本実施形態では、端子電極60の実装片66と鍔部16の実装側下面22とは、相対移動自在であるため、回路基板3などからの応力は、端子電極60の実装片66からコア10の鍔部16の下面22には直接には伝達せず、応力の緩衝機能も向上する。なお、端子電極60の実装片66と鍔部16の実装側下面22とは、部分的に接触してもよい。
また本実施形態において、実装片66が鍔部16の実装側下面22に接触している場合では、端子電極60をコア10の鍔部16に固定する際の位置決めを容易にすることができる。一方、実装片66と鍔部16の下面22とに隙間がある場合では、基板3に生じた応力のコア10への伝達をさらに有効に防止することができる。
また本実施形態では、図2に示すように、側方外端面30の実装側下面22側の幅W1は、端子電極60の実装片66の幅W2よりも小さく設計されている。そのため、図4に示すハンダ5が、図2に示す鍔部16の側面26側から鍔部16へと回り込んで、鍔部16に接触することを有効に防止することができる。
第2実施形態
図1Bに示す本発明の他の実施形態に係るコイル装置2は、上述した第1実施形態に係るコイル装置1の変形例であり、以下に示す以外は、同様な構成および作用効果を有する。以下では、主として、第1実施形態に係るコイル装置1と異なる部分について説明し、重複する部分の説明は省略する。ただし、一部の説明は重複する。
図1Bに示すように、本実施形態のコイル装置2では、端子電極60,80は、突出片を有していない。端子主片62,82が、鍔部16の実装側下面22まで延びており、実装片66,86と直接的に繋がっている。
本実施形態に係るコイル装置2でも、継線部70に接続してあるリード部101は、鍔部16の上面20から所定高さで離れて配置してあるため、リード部101を端子電極60に接続する際に発生する熱が、端子電極60の実装片66の付近まで高熱で伝達することを防止できる。したがって、端子電極60,80の実装片66,88の近くにおいて、端子電極60,80の外面に形成してある錫メッキ層などのハンダ付着強化層が一部溶融して除去されるおそれが少なくなる。その結果、ハンダフィレットが形成され易くなり、回路基板などに対するコイル装置2の実装不良を低減することができる。
また、ワイヤ100のリード部101が継線部70,90に接続される部分が、鍔部16から離れているため、ワイヤ100のリード部101を継線部70,90に接続するための熱が、コア10にも伝達し難くなり、コア10の劣化も防止することができる。また、同様な理由から、ワイヤ100のリード部101を継線部70,90に接続する(レーザ溶接または熱圧着接合)ための作業が容易になる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえば、上述の実施形態では、コイル装置1,2の各巻芯部12,14には、ワイヤ100が、それぞれ逆向きに巻回してあるが、コイル装置1,2の用途によっては、同じ向きに巻回してあってもよい。また、コイル装置は、単一のみの巻芯部12または14を有していてもよく、あるいは、3つ以上の巻芯部を有していてもよい。コイル装置の用途としては、コモンモードフイルタ、コモンモードチョークコイルなどに限らず、バルントランス、パルストランス、チョークコイル、信号トランス、巻線製品などとしても用いられることができる。
1,2…コイル装置
3…基板
4…ランド
5…ハンダ
10…コア
12,14…巻芯部
16…鍔部
20…上面
22…実装側下面
24…外端面
24a…中央外端面
25…内端面
26…第1側面
28…第2側面
30,32…側方外端面
34,36…係止受け部
38…溝部
50…カバー
51…蓋部
52,53…脚部
54,55…係止爪
56…仕切り部
57…切り欠き
58…凸状ブロック部
60,80…端子電極
60a,80a…外面
60b,80b…内面
62,82…端子主片(端子主部)
64,84…突出片(突出部)
66,86…実装片(実装部)
68,88…継線用ベース片
70,90…継線部
72,92…立ち上げ片
74,94…折返片
76,96…カシメ片
100…ワイヤ
101…リード部

Claims (13)

  1. 巻芯部に繋がる鍔部を有するコアと、
    前記巻芯部に巻回されるワイヤと、
    前記鍔部に装着してある端子電極と、を有するコイル装置であって、
    前記端子電極は、前記ワイヤのリード部が接続される継線部を有し、
    前記継線部に接続してあるリード部は、前記鍔部の上面から所定高さで離れて配置してあるコイル装置。
  2. 前記継線部は、
    前記鍔部の上方に配置されている継線用ベース片と、
    前記継線用ベース片に繋がり、前記継線用ベース片から折り返して延びている折返片と、を有し、
    前記ワイヤのリード部は、前記折返片に接続される請求項1に記載のコイル装置。
  3. 前記継線用ベース片と前記折返片との間には、前記ワイヤが存在しない空間隙間が形成してあり、
    前記空間隙間の幅が、前記ワイヤの線径の0.3倍以上である請求項2に記載のコイル装置。
  4. 前記鍔部の外端面に対応する前記継線用ベース片の位置から前記折返片の先端に向かう前記空間隙間の内面に沿った全長の長さが、前記鍔部の幅の2倍以上である請求項2または3に記載のコイル装置。
  5. 前記リード部は、前記巻芯部から前記折返片の上部に向かって引き出され、前記折返片の上部に沿って外側に向けて延びている請求項2~4のいずれかに記載のコイル装置。
  6. 前記折返片の先端で前記リード部が接続してある接合部分の少なくとも一部が前記鍔部の外端面より突出している請求項2~5のいずれかに記載のコイル装置。
  7. 前記継線用ベース片と前記鍔部の上面との間に所定隙間が形成してある請求項2~6のいずれかに記載のコイル装置。
  8. 前記折返片は、前記ワイヤのリード部を保持するカシメ片を有する請求項2~7のいずれかに記載のコイル装置。
  9. 前記端子電極は、
    前記端子主部の一端に具備される実装部と
    前記継線部に他端が繋がり前記鍔部の外端面に配置してある端子主部とを、さらに有し、
    前記実装部に近い前記端子主部には、前記鍔部の外端面から離れる方向に突出している突出部を有する請求項1~8のいずれかに記載のコイル装置。
  10. 前記鍔部の外端面と前記端子電極の突出部との間には所定隙間が形成してある請求項9に記載のコイル装置。
  11. 前記コアは、前記巻芯部と並列に配置されて前記鍔部に繋がる他の巻芯部をさらに有する請求項1~9のいずれかに記載のコイル装置。
  12. 前記ワイヤが巻回してある巻芯部の上方を覆うように、前記鍔部に装着されるカバーをさらに有する請求項1~11のいずれかに記載のコイル装置。
  13. 前記カバーには、前記継線部が入り込む切り欠きが形成してある請求項12に記載のコイル装置。
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