JP2007095893A - 基板処理装置 - Google Patents

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雅 金岡
Koji Kanayama
幸司 金山
Satoshi Miyagi
聡 宮城
Kazushi Shigemori
和士 茂森
Shuichi Yasuda
周一 安田
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Abstract

【課題】雰囲気ガス中の特定成分により露光パターンの微細化が阻害されることが防止された基板処理装置を提供することである。
【解決手段】基板処理装置500の乾燥/現像処理ブロック12においては、露光処理後の基板Wの乾燥処理が行われる。乾燥/現像処理ブロック12には、複数の測定ポート12a,90a,95a、複数の窒素供給口12b,90b,95bが設けられる。測定ポート12a,90a,95aは配管221,222,223を介して外部ポート12A,90A,95Aに連通する。外部ポート12A,90A,95Aの各々から乾燥/現像処理ブロック12の各部の雰囲気ガスが採取され、濃度分析器400においてそれぞれのアンモニア濃度が測定される。この測定結果に基づいてメインコントローラの制御により窒素ガス供給源300から乾燥/現像処理ブロック12に窒素ガスが供給される。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板に処理を行う基板処理装置に関する。
半導体基板、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板等の各種基板に種々の処理を行うために、基板処理装置が用いられている。
このような基板処理装置では、一般に、一枚の基板に対して複数の異なる処理が連続的に行われる。特許文献1に記載された基板処理装置は、インデクサブロック、反射防止膜用処理ブロック、レジスト膜用処理ブロック、現像処理ブロックおよびインターフェイスブロックにより構成される。インターフェイスブロックに隣接するように、基板処理装置とは別体の外部装置である露光装置が配置される。
上記の基板処理装置においては、インデクサブロックから搬入される基板は、反射防止膜用処理ブロックおよびレジスト膜用処理ブロックにおいて反射防止膜の形成およびレジスト膜の塗布処理が行われた後、インターフェイスブロックを介して露光装置へと搬送される。露光装置において基板上のレジスト膜に露光処理が行われた後、基板はインターフェイスブロックを介して現像処理ブロックへ搬送される。現像処理ブロックにおいて基板上のレジスト膜に現像処理が行われることによりレジストパターンが形成された後、基板はインデクサブロックへと搬送される。
近年、デバイスの高密度化および高集積化に伴い、レジストパターンの微細化が重要な課題となっている。従来の一般的な露光装置においては、レチクルのパターンを投影レンズを介して基板上に縮小投影することによって露光処理が行われていた。しかし、このような従来の露光装置においては、露光パターンの線幅は露光装置の光源の波長によって決まるため、レジストパターンの微細化に限界があった。
そこで、露光パターンのさらなる微細化を可能にする投影露光方法として、液浸法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2の投影露光装置においては、投影光学系と基板との間に液体が満たされており、基板表面における露光光を短波長化することができる。それにより、露光パターンのさらなる微細化が可能となる。
特開2003−324139号公報 国際公開第99/49504号パンフレット
化学増幅型レジストを用いた場合には、露光処理により基板上のレジスト膜に特定の酸が発生し、この酸が触媒となり、露光部分の反応を増幅させる。それにより、露光パターンが効率良く形成される。
しかしながら、化学増幅型レジストを用いる場合、基板処理装置内の雰囲気ガス中のアルカリ成分(特にアンモニア)の濃度が高くなると、レジスト膜上の酸が中和される。これにより、液浸法による露光パターンの微細化が阻害される。
本発明の目的は、雰囲気ガス中の特定成分により露光パターンの微細化が阻害されることが防止された基板処理装置を提供することである。
(1)本発明に係る基板処理装置は、露光装置に隣接するように配置される基板処理装置であって、基板に処理を行うための処理部と、処理部と露光装置との間で基板の受け渡しを行うための受け渡し部と、雰囲気ガスを外部に取り出すための気体取り出し部とを備え、処理部は、基板に感光性材料からなる感光性膜を形成する感光性膜形成ユニットを含む第1の処理単位と、露光装置による露光処理後に基板の乾燥を行う乾燥処理ユニット、および基板を搬送する搬送手段が設けられる搬送領域を含む第2の処理単位と、第2の処理単位内の雰囲気ガスを気体取り出し部に導く第1のガス導出系とを含むものである。
本発明に係る基板処理装置においては、処理部において第1の処理単位の感光性膜形成ユニットにより基板上に感光性膜が形成された後、基板は受け渡し部を介して露光装置へと搬送される。露光装置において基板に露光処理が行われた後、基板は受け渡し部を介して処理部の第2の処理単位の乾燥処理ユニットへと搬送される。乾燥処理ユニットにおいて基板の乾燥が行われる。
第2の処理単位においては、第2の処理単位内の雰囲気ガスが第1のガス導出系を通して気体取り出し部へと導かれる。気体取り出し部へと導かれた雰囲気ガスは基板処理装置の外部に取り出される。
このように、乾燥処理ユニットにおいて基板の乾燥処理が行われることにより、露光装置で基板に液体が付着しても、その液体が基板処理装置内に落下することを防止することができる。
ここで、第2の処理単位内の雰囲気ガスが第1のガス導出系を通して気体取り出し部へと導かれる。この場合、気体取り出し部から第2の処理単位内の雰囲気ガスを容易に採取することができる。したがって、定期的または不定期に第2の処理単位内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度を測定することができるとともに、測定結果に基づいて第2の処理単位内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度を迅速に制御することが可能となる。その結果、露光処理後の基板の乾燥処理時に雰囲気ガス中の特定成分により露光パターンの微細化が阻害されることが防止される。
(2)第1のガス導出系は、乾燥処理ユニット内の雰囲気ガスを気体取り出し部に導いてもよい。
この場合、乾燥処理ユニット内の雰囲気ガスが気体取り出し部において基板処理装置の外部に取り出される。これにより、乾燥処理ユニット内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度を測定することができるとともに、測定結果にもとづいて乾燥処理ユニット内の特定成分の濃度を制御することが可能となる。
(3)第1のガス導出系は、搬送領域内の雰囲気ガスを気体取り出し部に導いてもよい。この場合、搬送領域内の雰囲気ガスが気体取り出し部において基板処理装置の外部に取り出される。これにより、搬送領域内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度を測定することができるとともに、測定結果にもとづいて搬送領域内の特定成分の濃度を制御することが可能となる。
(4)処理部は、第2の処理単位内に不活性ガスを供給する第1の不活性ガス供給手段をさらに含んでもよい。
この場合、第1の不活性ガス供給手段から第2の処理単位内に不活性ガスが供給されることにより、第2の処理単位内の雰囲気ガス中の特定成分が不活性ガスで置換される。これにより、第2の処理単位内において雰囲気ガス中の特定成分の濃度を低減させることができる。
(5)第1の不活性ガス供給手段は、乾燥処理ユニット内に不活性ガスを供給してもよい。
この場合、第1の不活性ガス供給手段から乾燥処理ユニット内に不活性ガスが供給されることにより、乾燥処理ユニット内の雰囲気ガス中の特定成分が不活性ガスで置換される。これにより、乾燥処理ユニット内において雰囲気ガス中の特定成分の濃度を低減させることができる。
(6)第1の不活性ガス供給手段は、搬送領域内に不活性ガスを供給してもよい。この場合、第1の不活性ガス供給手段から搬送領域内に不活性ガスが供給されることにより、搬送領域内の雰囲気ガス中の特定成分が不活性ガスで置換される。これにより、搬送領域内において雰囲気ガス中の特定成分の濃度を低減させることができる。
(7)第2の処理単位は、第2の処理単位内に清浄な雰囲気ガスを供給する第1の雰囲気ガス供給手段をさらに含み、第1の雰囲気ガス供給手段は、雰囲気ガス中の所定の物質を除去する第1の除去手段と、第1の除去手段を通して第2の処理単位内に雰囲気ガスを送る第1の送気手段とを含んでもよい。
この場合、第2の処理単位の外部の雰囲気ガスが第1の除去手段を通して第2の処理単位内に送られるので、第2の処理単位の外部において特定成分が発生しても、第2の処理単位内には特定成分が除去された清浄な雰囲気ガスが供給される。
(8)第1の雰囲気ガス供給手段は、乾燥処理ユニットに設けられてもよい。この場合、乾燥処理ユニットの外部の雰囲気ガスが第1の除去手段を通して乾燥処理ユニット内に送られるので、乾燥処理ユニットの外部において特定成分が発生しても、乾燥処理ユニット内には特定成分が除去された清浄な雰囲気ガスが供給される。
(9)第1の雰囲気ガス供給手段は、搬送領域に設けられてもよい。この場合、搬送領域の外部の雰囲気ガスが第1の除去手段を通して搬送領域内に送られるので、搬送領域の外部において特定成分が発生しても、搬送領域内には特定成分が除去された清浄な雰囲気ガスが供給される。
(10)受け渡し部は、受け渡し部内の雰囲気ガスを気体取り出し部に導く第2のガス導出系を含んでもよい。
この場合、受け渡し部内の雰囲気ガスが第2のガス導出系を通して気体取り出し部へと導かれる。これにより、気体取り出し部から受け渡し部内の雰囲気ガスを容易に採取することができる。したがって、定期的または不定期に受け渡し部内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度を測定することができるとともに、測定結果に基づいて受け渡し部内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度を迅速に制御することが可能となる。その結果、処理部と露光装置との間での基板の受け渡し時に雰囲気ガス中の特定成分により露光パターンの微細化が阻害されることが防止される。
(11)受け渡し部は、受け渡し部内に不活性ガスを供給する第2の不活性ガス供給手段を含んでもよい。
この場合、第2の不活性ガス供給手段から受け渡し部内に不活性ガスが供給されることにより、受け渡し部内の雰囲気ガス中の特定成分が不活性ガスで置換される。これにより、受け渡し部内において雰囲気ガス中の特定成分の濃度を低減させることができる。
(12)受け渡し部は、受け渡し部内に清浄な雰囲気ガスを供給する第2の雰囲気ガス供給手段をさらに含み、第2の雰囲気ガス供給手段は、雰囲気ガス中の所定の物質を除去する第2の除去手段と、第2の除去手段を通して受け渡し部内に雰囲気ガスを送る第2の送気手段とを含んでもよい。
この場合、受け渡し部の外部の雰囲気ガスが第2の除去手段を通して受け渡し部内に送られるので、受け渡し部の外部において特定成分が発生しても、受け渡し部内には特定成分が除去された清浄な雰囲気ガスが供給される。
(13)処理部は、第1の処理単位内の雰囲気ガスを気体取り出し部に導く第3のガス導出系とをさらに含んでもよい。
この場合、第1の処理単位内の雰囲気ガスが第3のガス導出系を通して気体取り出し部へと導かれる。これにより、気体取り出し部から第1の処理単位内の雰囲気ガスを容易に採取することができる。したがって、定期的または不定期に第1の処理単位内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度を測定することができるとともに、測定結果に基づいて第1の処理単位内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度を迅速に制御することが可能となる。その結果、基板上の感光性膜が雰囲気ガス中の特定成分により悪影響を受けることが防止される。
(14)処理部は、第1の処理単位内に不活性ガスを供給する第3の不活性ガス供給手段をさらに含んでもよい。
この場合、第3の不活性ガス供給手段から第1の処理単位内に不活性ガスが供給されることにより、第1の処理単位内の雰囲気ガス中の特定成分が不活性ガスで置換される。これにより、第1の処理単位内において雰囲気ガス中の特定成分の濃度を低減させることができる。
(15)処理部は、基板の現像処理を行う現像処理ユニットを含む第3の処理単位をさらに含んでもよい。この場合、第3の処理単位において現像処理ユニットにより基板の現像処理が行われる。
(16)処理部は、第3の処理単位内の雰囲気ガスを気体取り出し部に導く第4のガス導出系をさらに含んでもよい。
この場合、第3の処理単位内の雰囲気ガスが第4のガス導出系を通して気体取り出し部へと導かれる。これにより、気体取り出し部から第3の処理単位内の雰囲気ガスを容易に採取することができる。したがって、定期的または不定期に第3の処理単位内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度を測定することができるとともに、測定結果に基づいて第3の処理単位内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度を迅速に制御することが可能となる。その結果、基板の現像処理時に雰囲気ガス中の特定成分により露光パターンの微細化が阻害されることが防止される。
(17)処理部は、第3の処理単位内に不活性ガスを供給する第4の不活性ガス供給手段を含んでもよい。
この場合、第4の不活性ガス供給手段から第3の処理単位内に不活性ガスが供給されることにより、第3の処理単位内の雰囲気ガス中の特定成分が不活性ガスで置換される。これにより、第3の処理単位内において雰囲気ガス中の特定成分の濃度を低減させることができる。
(18)第2の処理単位は、第3の処理単位と共通であってもよい。この場合、1つの処理単位において感光性膜の形成と現像処理とを行うことができるので、フットプリントを低減することができる。
(19)処理部は、感光性膜を保護する保護膜を形成する保護膜形成ユニットを含む第4の処理単位をさらに含んでもよい。
この場合、感光性膜上に保護膜が形成されるので、露光装置において基板が液体と接触した状態で露光処理が行われても、感光性膜の成分が液体中に溶出することが防止される。それにより、露光装置内の汚染を確実に防止することができる。
(20)処理部は、第4の処理単位内の雰囲気ガスを気体取り出し部に導く第5のガス導出系をさらに含んでもよい。
この場合、第4の処理単位内の雰囲気ガスが第5のガス導出系を通して気体取り出し部へと導かれる。これにより、気体取り出し部から第4の処理単位内の雰囲気ガスを容易に採取することができる。したがって、定期的または不定期に第4の処理単位内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度を測定することができるとともに、測定結果に基づいて第4の処理単位内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度を迅速に制御することが可能となる。その結果、基板上の感光性膜および保護膜が雰囲気ガス中の特定成分により悪影響を受けることが防止される。
(21)処理部は、第4の処理単位内に不活性ガスを供給する第5の不活性ガス供給手段を含んでもよい。
この場合、第5の不活性ガス供給手段から第4の処理単位内に不活性ガスが供給されることにより、第4の処理単位内の雰囲気ガス中の特定成分が不活性ガスで置換される。これにより、第4の処理単位内において雰囲気ガス中の特定成分の濃度を低減させることができる。
(22)処理部は、露光装置による露光処理後であって現像処理ユニットによる基板の現像処理前に保護膜を除去する保護膜除去ユニットを含む第5の処理単位をさらに含んでもよい。この場合、感光性膜上に形成された保護膜を確実に除去することができる。
(23)処理部は、第5の処理単位内の雰囲気ガスを気体取り出し部に導く第6のガス導出系をさらに含んでもよい。
この場合、第5の処理単位内の雰囲気ガスが第6のガス導出系を通して気体取り出し部へと導かれる。これにより、気体取り出し部から第5の処理単位内の雰囲気ガスを容易に採取することができる。したがって、定期的または不定期に第5の処理単位内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度を測定することができるとともに、測定結果に基づいて第5の処理単位内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度を迅速に制御することが可能となる。その結果、基板上の感光性膜が雰囲気ガス中の特定成分により悪影響を受けることが防止される。
(24)処理部は、第5の処理単位内に不活性ガスを供給する第6の不活性ガス供給手段をさらに含んでもよい。
この場合、第6の不活性ガス供給手段から第5の処理単位内に不活性ガスが供給されることにより、第5の処理単位内の雰囲気ガス中の特定成分が不活性ガスで置換される。これにより、第5の処理単位内において雰囲気ガス中の特定成分の濃度を低減させることができる。
(25)処理部は、感光性膜形成ユニットによる感光性膜の形成前に基板に反射防止膜を形成する反射防止膜形成ユニットを含む第6の処理単位をさらに含んでもよい。
この場合、基板上に反射防止膜が形成されるので、露光処理時に発生する定在波およびハレーションを低減させることができる。その結果、基板上のパターン欠陥の発生および歩留まりの低下を防止することができる。
(26)処理部は、第6の処理単位内の雰囲気ガスを気体取り出し部に導く第7のガス導出系をさらに含んでもよい。
この場合、第6の処理単位内の雰囲気ガスが第7のガス導出系を通して気体取り出し部へと導かれる。これにより、気体取り出し部から第6の処理単位内の雰囲気ガスを容易に採取することができる。したがって、定期的または不定期に第6の処理単位内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度を測定することができるとともに、測定結果に基づいて第6の処理単位内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度を迅速に制御することが可能となる。その結果、基板上の反射防止膜が雰囲気ガス中の特定成分により悪影響を受けることが防止される。
(27)処理部は、第6の処理単位内に不活性ガスを供給する第7の不活性ガス供給手段をさらに含んでもよい。
この場合、第7の不活性ガス供給手段から第6の処理単位内に不活性ガスが供給されることにより、第6の処理単位内の雰囲気ガス中の特定成分が不活性ガスで置換される。これにより、第6の処理単位内において雰囲気ガス中の特定成分の濃度を低減させることができる。
(28)基板処理装置は、気体取り出し部において取り出された雰囲気ガス中の特定成分の濃度を測定する測定手段をさらに備えてもよい。
この場合、測定手段において基板処理装置内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度が測定される。それにより、測定手段による測定値に基づいて、基板処理装置内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度を制御することが可能となる。したがって、基板処理装置内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度が常に一定の値より低くなるように調整することができる。
(29)基板処理装置は、測定手段により得られた測定値を取得するとともに、測定値に基づいて不活性ガスの供給により雰囲気ガス中の特定成分の濃度を制御する制御手段をさらに備えてもよい。
この場合、測定手段により得られた測定結果が高い場合には、基板処理装置内に不活性ガスが供給される。これにより、雰囲気ガス中の特定成分が不活性ガスで置換され、特定成分の濃度が低減される。
このように、制御手段により基板処理装置内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度が自動的に制御される。その結果、露光パターンの微細化が阻害されることが防止される。
本発明によれば、気体取り出し部から第2の処理単位内の雰囲気ガスを容易に採取することができる。それにより、定期的または不定期に第2の処理単位内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度を測定することができるとともに、測定結果に基づいて第2の処理単位内の雰囲気ガス中の特定成分の濃度を迅速に制御することが可能となる。その結果、露光処理後の基板の乾燥処理時に雰囲気ガス中の特定成分により露光パターンの微細化が阻害されることが防止される。
以下、本発明の実施の形態に係る基板処理装置について図面を用いて説明する。以下の説明において、基板とは、半導体基板、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板等をいう。
(1)基板処理装置の構成
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。
図1以降の各図には、位置関係を明確にするために互いに直交するX方向、Y方向およびZ方向を示す矢印を付している。X方向およびY方向は水平面内で互いに直交し、Z方向は鉛直方向に相当する。なお、各方向において矢印が向かう方向を+方向、その反対の方向を−方向とする。また、Z方向を中心とする回転方向をθ方向としている。
図1に示すように、基板処理装置500は、インデクサブロック9、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、乾燥/現像処理ブロック12およびインターフェースブロック13を含む。インターフェースブロック13に隣接するように露光装置14が配置される。露光装置14においては、液浸法により基板Wの露光処理が行われる。
以下、インデクサブロック9、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、乾燥/現像処理ブロック12およびインターフェースブロック13の各々を処理ブロックと呼ぶ。
インデクサブロック9は、各処理ブロックの動作を制御するメインコントローラ(制御部)30、複数のキャリア載置台60およびインデクサロボットIRを含む。インデクサロボットIRには、基板Wを受け渡すためのハンドIRHが設けられる。
反射防止膜用処理ブロック10は、反射防止膜用熱処理部100,101、反射防止膜用塗布処理部70および搬送エリア102を含む。反射防止膜用塗布処理部70は、搬送エリア102を挟んで反射防止膜用熱処理部100,101に対向して設けられる。搬送エリア102には第1のセンターロボットCR1が設置される。第1のセンターロボットCR1には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH1,CRH2が上下に設けられる。
また、搬送エリア102には複数の測定ポート10aが設けられ、反射防止膜用塗布処理部70には複数の測定ポート70aが設けられる(図1には模式的に1つの測定ポート10aおよび1つの測定ポート70aが記載される)。測定ポート10a,70aはそれぞれ配管201,202を介して基板処理装置500の側面の取り出し部100Aに設けられた外部ポート10A,70Aに連通する。これにより、搬送エリア102内の雰囲気ガスは測定ポート10aから配管201を通して外部ポート10Aに導かれ、反射防止膜用塗布処理部70内の雰囲気ガスは測定ポート70aから配管202を通して外部ポート70Aに導かれる。
また、搬送エリア102には複数の窒素ガス供給口10bが設けられ、反射防止膜用塗布処理部70には複数の窒素ガス供給口70bが設けられる(図1には模式的に1つの窒素ガス供給口10bおよび1つの窒素ガス供給口70bが記載される)。窒素ガス供給口10b,70bは配管314を介して窒素ガス供給源300に接続される。測定ポート10a,70a、配管201,202および窒素ガス供給口10b,70bの詳細については後述する。
インデクサブロック9と反射防止膜用処理ブロック10との間には、雰囲気遮断用の隔壁15が設けられる。この隔壁15には、インデクサブロック9と反射防止膜用処理ブロック10との間で基板Wの受け渡しを行うための基板載置部PASS1,PASS2が上下に近接して設けられる。上側の基板載置部PASS1は、基板Wをインデクサブロック9から反射防止膜用処理ブロック10へ搬送する際に用いられ、下側の基板載置部PASS2は、基板Wを反射防止膜用処理ブロック10からインデクサブロック9へ搬送する際に用いられる。
また、基板載置部PASS1,PASS2には、基板Wの有無を検出する光学式のセンサ(図示せず)が設けられている。それにより、基板載置部PASS1,PASS2において基板Wが載置されているか否かの判定を行うことが可能となる。また、基板載置部PASS1,PASS2には、固定設置された複数本の支持ピンが設けられている。なお、上記の光学式のセンサおよび支持ピンは、後述する基板載置部PASS3〜PASS10にも同様に設けられる。
レジスト膜用処理ブロック11は、レジスト膜用熱処理部110,111、レジスト膜用塗布処理部80および搬送エリア112を含む。レジスト膜用塗布処理部80は、搬送エリア112を挟んでレジスト膜用熱処理部110,111に対向して設けられる。搬送エリア112には第2のセンターロボットCR2が設置される。第2のセンターロボットCR2には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH3,CRH4が上下に設けられる。
また、搬送エリア112には複数の測定ポート11aが設けられ、レジスト膜用塗布処理部80には、複数の測定ポート80aが設けられる(図1には模式的に1つの測定ポート11aおよび1つの測定ポート80aが記載される)。測定ポート11a,80aはそれぞれ配管211,212を介して基板処理装置500の側面の取り出し部110Aに設けられた外部ポート11A,80Aに連通する。これにより、搬送エリア112内の雰囲気ガスは測定ポート11aから配管211を通して外部ポート11Aに導かれ、レジスト膜用塗布処理部80の雰囲気ガスは測定ポート80aから配管212を通して外部ポート80Aに導かれる。
また、搬送エリア112には複数の窒素ガス供給口11bが設けられ、レジスト膜用塗布処理部80には窒素ガス供給口80bが設けられる(図1には模式的に1つの窒素ガス供給口11bおよび1つの窒素ガス供給口80bが記載される)。窒素ガス供給口11b,80bは配管314を介して窒素ガス供給系300に接続される。測定ポート11a,80a、配管211,212および窒素ガス供給口11b,80bの詳細については後述する。
反射防止膜用処理ブロック10とレジスト膜用処理ブロック11との間には、雰囲気遮断用の隔壁16が設けられる。この隔壁16には、反射防止膜用処理ブロック10とレジスト膜用処理ブロック11との間で基板Wの受け渡しを行うための基板載置部PASS3,PASS4が上下に近接して設けられる。上側の基板載置部PASS3は、基板Wを反射防止膜用処理ブロック10からレジスト膜用処理ブロック11へ搬送する際に用いられ、下側の基板載置部PASS4は、基板Wをレジスト膜用処理ブロック11から反射防止膜用処理ブロック10へ搬送する際に用いられる。
乾燥/現像処理ブロック12は、現像用熱処理部120,121、現像処理部90、乾燥処理部95および搬送エリア122を含む。現像用熱処理部121はインターフェースブロック13に隣接し、後述するように、基板載置部PASS7,PASS8を備える。現像処理部90および乾燥処理部95は、搬送エリア122を挟んで現像用熱処理部120,121に対向して設けられる。搬送エリア122には第3のセンターロボットCR3が設置される。第3のセンターロボットCR3には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH5,CRH6が上下に設けられる。
また、搬送エリア122には複数の測定ポート12aが設けられる。現像処理部90には複数の測定ポート90aが設けられ、乾燥処理部95には複数の測定ポート95aが設けられる(図1には模式的に1つの測定ポート12a、1つの測定ポート90aおよび1つの測定ポート95aが記載される)。測定ポート12a,90a,95aはそれぞれ配管221,222,223を介して基板処理装置500の側面の取り出し部120Aに設けられた外部ポート12A,90A,95Aに連通する。これにより、搬送エリア122内の雰囲気ガスは測定ポート12aから配管221を通して外部ポート12Aに導かれ、現像処理部90内の雰囲気ガスは測定ポート90aから配管222を通して外部ポート90Aに導かれる。乾燥処理部95内の雰囲気ガスは測定ポート95aから配管223を通して外部ポート95Aに導かれる。
また、搬送エリア122には窒素ガス供給口12bが設けられる。現像処理部90には窒素ガス供給口90bが設けられ、乾燥処理部95内には窒素ガス供給口95bが設けられる(図1には模式的に1つの窒素ガス供給口12b、1つの窒素ガス供給口90bおよび1つの窒素ガス供給口95bが記載される)。窒素ガス供給口12b,90b,95bは配管314を介して窒素ガス供給系300に接続される。
測定ポート12a,90a,95a、配管221,222,223および窒素ガス供給口12b,90b,95bの詳細については後述する。
レジスト膜用処理ブロック11と乾燥/現像処理ブロック12との間には、雰囲気遮断用の隔壁17が設けられる。この隔壁17には、レジスト膜用処理ブロック11と乾燥/現像処理ブロック12との間で基板Wの受け渡しを行うための基板載置部PASS5,PASS6が上下に近接して設けられる。上側の基板載置部PASS5は、基板Wをレジスト膜用処理ブロック11から乾燥/現像処理ブロック12へ搬送する際に用いられ、下側の基板載置部PASS6は、基板Wを乾燥/現像処理ブロック12からレジスト膜用処理ブロック11へ搬送する際に用いられる。
インターフェースブロック13は、バッファSBF、エッジ露光部EEWおよび搬送エリア132を含む。また、エッジ露光部EEWの下側には、後述する戻りバッファ部RBF1、基板載置部PASS9,PASS10および戻りバッファ部RBF2が設けられている。搬送エリア132には、第4のセンターロボットCR4およびインターフェース用搬送機構IFRが設置される。第4のセンターロボットCR4には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH7,CRH8が上下に設けられる。
また、搬送エリア132には測定ポート13aが設けられ、エッジ露光部EEWには,測定ポート50aが設けられる(図1には模式的に1つの測定ポート13aおよび1つの測定ポート50aが記載される)。測定ポート13a,50aはそれぞれ配管231,232を介して基板処理装置500の側面の取り出し口130Aに設けられた外部ポート13A,50Aに連通する。これにより、搬送路内の雰囲気ガスは測定ポート13aから配管231を通して外部ポート13Aに導かれ、エッジ露光部EEW内の雰囲気ガスは測定ポート50aから配管232を通して外部ポート50Aに導かれる。
また、搬送エリア132には窒素ガス供給口13bが設けられ、エッジ露光部EEWには窒素ガス供給口50bが設けられる(図1には模式的に1つの窒素ガス供給口13bおよび1つの窒素ガス供給口50bが記載される)。窒素ガス供給口13b,50bは配管314を介して窒素ガス供給系300に接続される。
測定ポート13a,50a、配管231,232および窒素ガス供給口13b,50bの詳細については後述する。
インターフェース用搬送機構IFRは、基板Wを受け渡すためのハンドH5およびハンドH6を有する。インターフェース用搬送機構IFRは、基板載置部PASS9と露光装置14との間、露光装置14と乾燥処理部95との間および乾燥処理部95と基板載置部PASS10との間で基板Wの受け渡しを行う。インターフェース用搬送機構IFRの詳細については後述する。
本実施の形態に係る基板処理装置500においては、Y方向に沿ってインデクサブロック9、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、乾燥/現像処理ブロック12およびインターフェースブロック13が順に並設されている。
図2は、図1の基板処理装置500を+X方向から見た側面図である。
反射防止膜用処理ブロック10の反射防止膜用塗布処理部70(図1参照)には、3個の塗布ユニットBARCが上下に積層配置されている。各塗布ユニットBARCは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック71およびスピンチャック71上に保持された基板Wに反射防止膜の塗布液を供給する供給ノズル72を備える。また、測定ポート70aおよび窒素ガス供給口70bが各塗布ユニットBARCの上部にそれぞれ配置される。配管202は各測定ポート70aのそれぞれに接続される。配管314は窒素ガス供給口70bのそれぞれに接続されるように分岐する。詳細は後述する。
レジスト膜用処理ブロック11のレジスト膜用塗布処理部80(図1参照)には、3個の塗布ユニットRESが上下に積層配置されている。各塗布ユニットRESは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック81およびスピンチャック81上に保持された基板Wにレジスト膜の塗布液を供給する供給ノズル82を備える。また、測定ポート80aおよび窒素ガス供給口80bが各塗布ユニットRESの上部にそれぞれ配置される。配管212は各測定ポート80aのそれぞれに接続される配管314は窒素ガス供給口80bのそれぞれに接続されるように分岐する。詳細は後述する。
乾燥/現像処理ブロック12には現像処理部90および乾燥処理部95が上下に積層配置されている。現像処理部90には、3個の現像処理ユニットDEVが上下に積層配置されている。各現像処理ユニットDEVは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック91およびスピンチャック91上に保持された基板Wに現像液を供給する供給ノズル92を備える。また、測定ポート90aおよび窒素ガス供給口90bが各現像処理ユニットDEVの上部にそれぞれ配置される。配管222は各測定ポート90aのそれぞれに配置される。配管314は窒素ガス供給口80bのそれぞれに接続されるように分岐する。詳細は後述する。
また、乾燥処理部95には、2個の乾燥処理ユニットDRYが上下に積層配置されている。この乾燥処理ユニットDRYでは、基板Wの洗浄および乾燥処理が行われる。乾燥処理ユニットDRYの詳細については後述する。
また、測定ポート95aおよび窒素ガス供給口95bが各乾燥処理ユニットDRYの上部にそれぞれ配置される。配管223は各測定ポート95aのそれぞれに配置される。配管314は窒素ガス供給口95bのそれぞれに接続されるように分岐する。詳細は後述する。
インターフェースブロック13には、2個のエッジ露光部EEW、戻りバッファ部RBF1、基板載置部PASS9,PASS10および戻りバッファ部RBF2が上下に積層配置されるとともに、第4のセンターロボットCR4(図1参照)およびインターフェース用搬送機構IFRが配置される。各エッジ露光部EEWは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック98およびスピンチャック98上に保持された基板Wの周縁を露光する光照射器99を備える。また、測定ポート50aおよび窒素ガス供給口50bが各エッジ露光部EEWの上部にそれぞれ配置される。測定ポート13aおよび窒素ガス供給口13bはインターフェースブロック13の搬送エリア132の複数の位置に配置される。配管231,232は各測定ポート13a,50aそれぞれに配置される。配管314は窒素ガス供給口13b,50bのそれぞれに接続されるように分岐する。詳細は後述する。
図3は、図1の基板処理装置500を−X方向から見た側面図である。
反射防止膜用処理ブロック10の反射防止膜用熱処理部100には、2個の受け渡し部付き熱処理ユニットPHP(以下、単に熱処理ユニットと呼ぶ。)と3個のホットプレートHPが上下に積層配置され、反射防止膜用熱処理部101には、2個の密着強化剤塗布処理部AHLおよび4個のクーリングプレートCPが上下に積層配置される。また、反射防止膜用熱処理部100,101には、最上部に熱処理ユニットPHP、ホットプレートHP、密着強化剤塗布処理部AHLおよびクーリングプレートCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
また、反射防止膜用処理ブロック10の外側の側面の下部に取り出し口100Aが配置される。取り出し口100Aには複数の外部ポート10A,70Aが開口する。
レジスト膜用処理ブロック11のレジスト膜用熱処理部110には、6個の熱処理ユニットPHPが上下に積層配置され、レジスト膜用熱処理部111には、4個のクーリングプレートCPが上下に積層配置される。また、レジスト膜用熱処理部110,111には、最上部に熱処理ユニットPHPおよびクーリングプレートCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。また、レジスト膜用処理ブロック11の外側の側面の下部に取り出し口110Aが配置される。取り出し口110Aには複数の外部ポート11A,80Aが開口する。
乾燥/現像処理ブロック12の現像用熱処理部120には、4個のホットプレートHPおよび4個のクーリングプレートCPが上下に積層配置され、現像用熱処理部121には4個の熱処理ユニットPHP、基板載置部PASS7,PASS8、1個の熱処理ユニットPHPおよびクーリングプレートCPが上下に積層配置されている。また、現像用熱処理部120,121には、最上部に熱処理ユニットPHP、ホットプレートHPおよびクーリングプレートCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。また、乾燥/現像処理ブロック12の外側の側面の下部に取り出し口120Aが配置される。取り出し口120Aには複数の外部ポート12A,90A,95Aが開口する。
インターフェイスブロック13の外側の側面の下部に取り出し口130Aが配置される。取り出し口130Aには複数の外部ポート13A,50Aが開口する。
(2)各処理部
(2−1)各処理部の構成の詳細
次に、上記の反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、乾燥/現像処理ブロック12およびインターフェースブロック13の詳細な構成について説明する。ここでは、一例として乾燥/現像処理ブロック12の詳細な構成について説明する。
図4は図1〜図3の乾燥/現像処理ブロック12をY方向から見た側面図である。
図4に示すように、搬送エリア122の−X方向側に現像用熱処理部120,121が設けられ、搬送エリア122のX方向側に現像処理部90および乾燥処理部95が上下に設けられる。搬送エリア122の中央部には第3のセンターロボットCR3が設置される。
搬送エリア122の上方には送風機301および化学吸着フィルタ(以下、ケミカルフィルタと呼ぶ)302が設けられる。送風機301は上方から供給される雰囲気ガスをケミカルフィルタ302を通過させて搬送エリア122内に導く。ケミカルフィルタ302は所定の物質を中和することにより吸着する粒子を含む。それにより、上方から供給された雰囲気ガス中の上記所定の物質が除去される。
ここで、上方から供給される雰囲気ガスは清浄な空気のダウンフローである。また、雰囲気ガス中の所定の物質は、所定のアルカリ成分または所定の酸成分であり、本実施の形態では、アミン(例えばアンモニア)である。
また、搬送エリア122の上部、中部および下部には測定ポート12aが配置される。各測定ポート12aは配管221を介して基板処理装置500の側面の取り出し口120Aの外部ポート12Aに連通する。外部ポート12A,90Aは−X方向に開口する。
これにより、搬送エリア122内の各部における雰囲気ガスは各測定ポート12aから配管221を通して外部ポート12Aに導かれる。
また、搬送エリア122の上部および中部に窒素ガス供給口12bが配置される。各窒素ガス供給口12bは配管314を介して窒素ガス供給源300に接続される。各窒素ガス供給口12bの上流側の配管314の部分にはバルブ314aが介挿される。図1〜図3のメインコントローラ30によりバルブ314aをそれぞれ制御することにより、窒素ガス供給口12bの各々から供給される窒素ガスの供給量が調整される。
現像処理部90には3個の現像処理ユニットDEVが上下に積層配置され、乾燥処理部95には2個の乾燥処理ユニットDRYが上下に積層配置される。各現像処理ユニットDEVおよび各乾燥処理ユニットDRYの上部には送風機311およびケミカルフィルタ312が設けられる。送風機311およびケミカルフィルタ312の機能は上記の送風機301およびケミカルフィルタ302と同様である。これにより、上方から供給される雰囲気ガスが常時清浄な状態で各現像処理ユニットDEVおよび各乾燥処理ユニットDRYに供給される。
各現像処理ユニットDEV内の上部には測定ポート90aが配置され、各乾燥処理ユニットDRY内の上部には測定ポート95aが配置される。各測定ポート90aは配管222を介して基板処理装置500の側面の取り出し口120Aに設けられた外部ポート90Aに連通する。各測定ポート95aは配管223を介して基板処理装置500の側面の取り出し口120Aの外部ポート95Aに連通する。外部ポート90A,95Aは上記の配管221と同様に−X方向に開口する。
また、各現像処理ユニットDEVの上部には窒素ガス供給口90bが配置され、各乾燥処理ユニットDRYの上部には窒素ガス供給口95bが配置される。各窒素ガス供給口90bおよび各窒素ガス供給口95bは上記の窒素ガス供給口12bと同様に配管314を介して窒素ガス供給源300に接続される。各窒素ガス供給口90b,95bの上流の配管314の部分にバルブ314bが介挿される。図1〜3のメインコントローラ30によりバルブ314bがそれぞれ制御され、窒素ガス供給口90b,95bの各々から供給される窒素ガスの供給量が調整される。
なお、測定ポート12aの数および配置は、搬送エリア122の構造および容積等により適宜変更してもよい。また、測定ポート90a,95aの数および配置は、現像処理ユニットDEVまたは乾燥処理ユニットDRYの数および構造等により適宜変更してもよい。
また、配管221,222,223の配置は、測定ポート12a,90a,95aの数および各部の構造等により適宜決定される。
また、窒素ガス供給口12bの数および配置は、搬送エリア122の構造および容積等により適宜変更してもよい。また、窒素ガス供給口90b,95bの数および配置は、現像処理ユニットDEVまたは乾燥処理ユニットDRYの数および構造等により適宜変更してもよい。
また、配管314の配置は、窒素ガス供給口12b,90b,95bの数および各部の構造等により適宜決定される。
図2の反射防止膜用処理ブロック10の搬送エリア102の上方、レジスト膜用処理ブロック11の搬送エリア112の上方およびインターフェースブロック13の搬送エリア132の上方にも、図4の乾燥/現像処理ブロック12と同様に送風機301およびケミカルフィルタ302が設けられる。また、反射防止膜用処理ブロック10の各塗布ユニットBARCの上部、レジスト膜用処理ブロック11の各塗布ユニットRESの上部およびインターフェースブロック13の各エッジ露光部EEWの上部にも、図4の乾燥/現像処理ブロック12と同様に送風機311およびケミカルフィルタ312が設けられる。
また、反射防止膜用処理ブロック10の窒素ガス供給口10b,70b、レジスト膜用処理ブロック11の窒素ガス供給口11b,80b、インターフェースブロック13の窒素ガス供給口13b,50bの上流の配管314の部分にも、乾燥/現像処理ブロック12と同様にバルブ314a,314bが介挿される。
また、本実施の形態では、図1〜図3のインデクサブロック9において、送風機、ケミカルフィルタ、測定ポートおよび窒素ガス供給管は設けられていないが、インデクサブロック9の構造および容量等により送風機、ケミカルフィルタ、測定ポートおよび窒素ガス供給管のうちの少なくとも1つを設けてもよい。
(2−2)雰囲気ガスの分析
上記の構成により、基板処理装置500内の各部の雰囲気ガスが取り出し口100A,110A,120A,130Aに導かれる。取り出し口100A,110A,120A,130Aでは基板処理装置500内の各部の雰囲気ガスが外部ポート10A〜13A,50A,70A,80A,90A,95Aの各々から採取され、濃度分析器400においてそれぞれのアンモニア濃度が測定される。
図5は濃度分析器400の構成の一例を示すブロック図である。図5の濃度分析器400はイオンクロマトグラフ分析システムである。図5の濃度分析器400は、濃度分析部401、記憶部402、演算処理部403、入力部404および出力部405を備える。
濃度分析部401は、基板処理装置500内の各部から取り出し口100A,110A,120A,130Aに導かれた雰囲気ガス中のアンモニア濃度を測定する機能を有する。入力部401は例えばキーボードからなり、出力部405はCRT(陰極線管)等のモニタおよびプリンタ等の出力機器からなる。記憶部402には、演算処理部403のための制御プログラムおよび各種データが格納される。
図5の濃度分析システム400においては、基板処理装置500内の各部から導かれた雰囲気ガス中のアンモニア濃度が濃度分析部401により測定される。測定結果は出力部405のモニタに表示され、または出力機器に出力される。
また、図6は濃度分析器400の構成の他の例を示すブロック図である。図6の濃度分析器400は、透明パイプ451,452、pH試験紙(pH指示薬)453、光源454、受光素子455および比較器456を含む。
pH試験紙453は、透明パイプ451の一端部と透明パイプ452の一端部との間に挟みこまれている。取り出し口100A,110A,120A,130Aから採取された基板処理装置500内の各部の雰囲気ガスが透明パイプ41を通してpH試験紙43に導かれる。
光源454から透明パイプ451,452間のpH試験紙453に光が照射され、その反射光が受光素子455により受光される。受光素子455は受光量に対応した出力信号を比較器456に与える。アンモニアを含む雰囲気ガスが透明パイプ451,452間のpH試験紙453に供給されると、pH試験紙453の色が変化する。pH試験紙453の色の濃度は雰囲気ガス中のアンモニアの濃度に応じて変化するので、pH試験紙453からの反射光の光量に基づいて雰囲気ガス中のアンモニア濃度を測定することができる。
このようにして、基板処理装置500内の各部におけるアンモニア濃度がそれぞれ測定される。この測定結果に基づいて窒素ガス供給源300から基板処理装置500内の各部に窒素ガスが供給される。これにより、基板装置500内の各部におけるアンモニア濃度の調整を行うことができる。
(2−3)窒素ガスの供給
本実施の形態においては、図1〜図3のメインコントローラ30による制御により基板処理装置500内のアンモニア濃度の調整を行うことができる。以下に、アンモニア濃度の調整動作の一例を説明する。
図7は、メインコントローラ30による窒素ガス供給処理の一例を示すフローチャートである。
まず、メインコントローラ30は、濃度分析器400により測定された基板処理装置500内の各部におけるアンモニア濃度値を取得する(ステップS1)。アンモニア濃度値の取得は所定時間ごとに定期的に行われる。
次に、メインコントローラ30は、ステップS1で取得した各部のアンモニア濃度値がそれぞれ予め設定されたしきい値以上か否かを判別する(ステップS2)。
アンモニア濃度値のいずれかがしきい値以上の場合には、メインコントローラ30は、バルブ314a,314bを制御することにより基板処理装置500内の該当する空間に窒素ガス供給源300から窒素ガスを供給する(ステップS3)。その後、ステップS1〜S3の処理を繰り返す。
これにより、基板処理装置500内の該当する空間において、雰囲気ガス中のアンモニアが窒素で置換される。その結果、基板処理装置500の各空間内のアンモニア濃度が一定値以下に低減される。
このように、本実施の形態では、基板処理装置500内の各部のアンモニア濃度が定期的に測定され、アンモニア濃度がしきい値以上となった空間に窒素ガスが供給される。これにより、基板処理装置500内のアンモニア濃度が常に一定の値より低くなるように調整される。その結果、基板処理装置500内の雰囲気ガス中のアンモニア濃度の上昇が抑制され、基板上の露光パターンの微細化が実現される。
なお、本実施の形態では、濃度分析器400により基板処理装置500内の各部におけるアンモニア濃度が定期的に測定されるが、濃度分析器400により基板処理装置500内の各部におけるアンモニア濃度が不定期に測定されてもよい。
(3)基板処理装置の動作
次に、本実施の形態に係る基板処理装置500の動作について説明する。
インデクサブロック9のキャリア載置台60の上には、複数枚の基板Wを多段に収納するキャリアCが搬入される。インデクサロボットIRは、ハンドIRHを用いてキャリアC内に収納された未処理の基板Wを取り出す。その後、インデクサロボットIRは±X方向に移動しつつ±θ方向に回転移動し、未処理の基板Wを基板載置部PASS1に移載する。
本実施の形態においては、キャリアCとしてFOUP(front opening unified pod)を採用しているが、これに限定されず、SMIF(Standard Mechanical Inter Face)ポッドや収納基板Wを外気に曝すOC(open cassette)等を用いてもよい。さらに、インデクサロボットIR、第1〜第4のセンターロボットCR1〜CR4およびインターフェース用搬送機構IFRには、それぞれ基板Wに対して直線的にスライドさせてハンドの進退動作を行う直動型搬送ロボットを用いているが、これに限定されず、関節を動かすことにより直線的にハンドの進退動作を行う多関節型搬送ロボットを用いてもよい。
基板載置部PASS1に移載された未処理の基板Wは、反射防止膜用処理ブロック10の第1のセンターロボットCR1のハンドCRH1により受け取られる。第1のセンターロボットCR1は、ハンドCRH1により基板Wを反射防止膜用熱処理部100,101に搬入する。
その後、第1のセンターロボットCR1は、ハンドCRH2により反射防止膜用熱処理部100,101から熱処理済みの基板Wを取り出し、反射防止膜用塗布処理部70に搬入する。この反射防止膜用塗布処理部70では、露光時に発生する定在波やハレーションを減少させるために、塗布ユニットBARCによりフォトレジスト膜の下部に反射防止膜が塗布形成される。
その後、第1のセンターロボットCR1は、ハンドCRH1により反射防止膜用塗布処理部70から塗布処理済みの基板Wを取り出し、反射防止膜用熱処理部100,101に搬入する。次に、第1のセンターロボットCR1は、ハンドCRH2により反射防止膜用熱処理部100,101から熱処理済みの基板Wを取り出し、基板載置部PASS3に移載する。
反射防止膜用熱処理部101の密着強化剤塗布処理部AHLにおいては、基板Wの表面に密着強化剤であるHMDS(ヘキサメチルジシラサン)が供給される。HMDSは水分と接触することによりアンモニアを発生する性質を有する。これにより、密着強化剤塗布処理部AHPで使用されるHMDSが雰囲気中の水分と接触することでアンモニアが発生し、基板処理装置500内の雰囲気ガス中のアンモニア濃度が上昇する。本実施の形態では、上記のように、アンモニア濃度の定期的または不定期の測定および窒素ガスによるアンモニアの置換によりアンモニア濃度が低減される。
基板載置部PASS3に移載された基板Wは、レジスト膜用処理ブロック11の第2のセンターロボットCR2のハンドCRH3により受け取られる。第2のセンターロボットCR2は、ハンドCRH3により基板Wをレジスト膜用熱処理部110,111に搬入する。
その後、第2のセンターロボットCR2は、ハンドCRH4によりレジスト膜用熱処理部110,111から熱処理済みの基板Wを取り出し、レジスト膜用塗布処理部80に搬入する。このレジスト膜用塗布処理部80では、塗布ユニットRESにより反射防止膜が塗布形成された基板W上にフォトレジスト膜が塗布形成される。
その後、第2のセンターロボットCR2は、ハンドCRH3によりレジスト膜用塗布処理部80から塗布処理済みの基板Wを取り出し、レジスト膜用熱処理部110,111に搬入する。次に、第2のセンターロボットCR2は、ハンドCRH4によりレジスト膜用熱処理部110,111から熱処理済みの基板Wを取り出し、基板載置部PASS5に移載する。
基板載置部PASS5に移載された基板Wは、現像処理ブロック12の第3のセンターロボットCR3のハンドCRH5により受け取られる。第3のセンターロボットCR3は、ハンドCRH5により基板Wを基板載置部PASS7に移載する。基板載置部PASS7に移載された基板Wは、インターフェースブロック13の第4のセンターロボットCR4のハンドCRH7により受け取られる。第4のセンターロボットCR4は、ハンドCRH7により基板Wをエッジ露光部EEWに搬入する。このエッジ露光部EEWにおいては、基板Wの周縁部に露光処理が施される。
次に、第4のセンターロボットCR4は、ハンドCRH8によりエッジ露光部EEWからエッジ露光処理済みの基板Wを取り出す。その後、第4のセンターロボットは、ハンドCRH7により現像用熱処理部121のクーリングプレートCPから冷却後の基板Wを受け取るとともに、ハンドCRH8により上記のエッジ露光処理済みの基板Wを現像用熱処理部121のクーリングプレートCPに搬入する。その後、第4のセンターロボットCR4は、ハンドCRH7により、上記の冷却後の基板Wを基板載置部PASS9に移載する。
基板載置部PASS9に移載された基板Wは、インターフェース用搬送機構IFRにより露光装置14に搬入される。露光装置14において基板Wに露光処理が施された後、インターフェース用搬送機構IFRは、基板Wを乾燥処理ユニットDRYに搬送する。乾燥処理ユニットDRYにおいて基板Wに洗浄および乾燥処理が施された後、インターフェース用搬送機構IFRは、基板Wを基板載置部PASS10に移載する。なお、インターフェース用搬送機構IFRの詳細については後述する。
基板載置部PASS10に移載された基板Wは、インターフェースブロック13の第4のセンターロボットCR4のハンドCRH8により受け取られる。第4のセンターロボットCR4は、ハンドCRH8により基板Wを乾燥/現像処理ブロック12の現像用熱処理部121に搬入する。現像用熱処理部121においては、基板Wに対して熱処理が行われる。その後、第4のセンターロボットCR4は、ハンドCRH8により現像用熱処理部121から基板Wを取り出し、基板載置部PASS8に移載する。
基板載置部PASS8に移載された基板Wは、乾燥/現像処理ブロック12の第3のセンターロボットCR3のハンドCRH6により受け取られる。第3のセンターロボットCR3は、ハンドCRH6により基板Wを現像処理部90に搬入する。現像処理部90においては、露光された基板Wに対して現像処理が施される。
その後、第3のセンターロボットCR3は、ハンドCRH5により現像処理部90から現像処理済みの基板Wを取り出し、現像用熱処理部120に搬入する。
次に、第3のセンターロボットCR3は、ハンドCRH6により現像用熱処理部120から熱処理後の基板Wを取り出し、レジスト膜用処理ブロック11に設けられた基板載置部PASS6に移載する。
なお、故障等により現像処理部90において一時的に基板Wの現像処理ができないときは、現像用熱処理部121において基板Wに熱処理を施した後、インターフェースブロック13の戻りバッファ部RBF1に基板Wを一時的に収納保管することができる。
基板載置部PASS6に移載された基板Wは、レジスト膜用処理ブロック11の第2のセンターロボットCR2のハンドCRH4により基板載置部PASS4に移載される。基板載置部PASS4に移載された基板Wは反射防止膜用処理ブロック10の第1のセンターロボットCR1のハンドCRH2により基板載置部PASS2に移載される。
基板載置部PASS2に移載された基板Wは、インデクサブロック9のインデクサロボットIRによりキャリアC内に収納される。これにより、基板処理装置における基板Wの各処理が終了する。
(4)本実施の形態の効果
本実施の形態においては、基板処理装置500内の各部に測定ポートが設けられ、各部の雰囲気ガス中のアンモニア濃度が定期的または不定期に測定される。アンモニア濃度がしきい値以上となった空間には窒素ガスが供給される。これにより、基板処理装置500内のアンモニア濃度が常に一定の値より低くなるように調整される。その結果、基板処理装置500内の雰囲気ガス中のアンモニア濃度の上昇が抑制され、基板上の露光パターンの微細化が実現される。
また、反射防止膜用処理ブロック10の各塗布ユニットBARCの上部、レジスト膜用処理ブロック11の各塗布ユニットRESの上部、乾燥/現像処理ブロック12の各現像処理ユニットDEVの上部、各乾燥処理ユニットDRYの上部、およびインターフェースブロック13の各エッジ露光部EEWの上部には、送風機311およびケミカルフィルタ312が設けられる。
この場合、上方から供給されるダウンフローが上下に積層配置された各処理ユニット内を上方から下方へ順次通過する。その際に、上方からのダウンフローは各処理ユニットの上部に設けられたケミカルフィルタ312を通して各処理ユニット内に供給される。これにより、上方の処理ユニット内においてアンモニアが発生した場合でも、下方の処理ユニットにはアンモニア濃度が低減された清浄な空気のダウンフローが供給される。
また、反射防止膜用処理ブロック10の搬送エリア102の上方、レジスト膜用処理ブロック11の搬送エリア112の上方、乾燥/現像処理ブロック12の搬送エリア122の上方、およびインターフェースブロック13の搬送エリア132の上方には、送風機301およびケミカルフィルタ302が設けられる。
この場合、上方からのダウンフローがケミカルフィルタ302を通して基板処理装置500内の搬送エリア102,112,122,132に供給される。これにより、基板処理装置500の外部においてアンモニアが発生した場合でも、アンモニア濃度が低減された清浄な空気のダウンフローが基板処理装置500内の搬送エリア102,112,122,132に供給される。
これらの結果、基板処理装置500内の雰囲気ガス中のアンモニア濃度の上昇が抑制され、基板上の露光パターンの微細化が実現される。
(5)乾燥処理ユニット
ここで、上記の乾燥処理ユニットDRYについて図面を用いて詳細に説明する。
(5−1)乾燥処理ユニットの構成
まず、乾燥処理ユニットDRYの構成について説明する。図8は乾燥処理ユニットDRYの構成を説明するための図である。
図8に示すように、乾燥処理ユニットDRYは、基板Wを水平に保持するとともに基板Wの中心を通る鉛直な回転軸の周りで基板Wを回転させるためのスピンチャック621を備える。
スピンチャック621は、チャック回転駆動機構636によって回転される回転軸625の上端に固定されている。また、スピンチャック621には吸気路(図示せず)が形成されており、スピンチャック621上に基板Wを載置した状態で吸気路内を排気することにより、基板Wの下面をスピンチャック621に真空吸着し、基板Wを水平姿勢で保持することができる。
スピンチャック621の外方には、第1の回動モータ660が設けられている。第1の回動モータ660には、第1の回動軸661が接続されている。また、第1の回動軸661には、第1のアーム662が水平方向に延びるように連結され、第1のアーム662の先端に洗浄処理用ノズル650が設けられている。
第1の回動モータ660により第1の回動軸661が回転するとともに第1のアーム662が回動し、洗浄処理用ノズル650がスピンチャック621により保持された基板Wの上方に移動する。
第1の回動モータ660、第1の回動軸661および第1のアーム662の内部を通るように洗浄処理用供給管663が設けられている。洗浄処理用供給管663は、バルブVaおよびバルブVbを介して洗浄液供給源R1およびリンス液供給源R2に接続されている。このバルブVa,Vbの開閉を制御することにより、洗浄処理用供給管に供給する処理液の選択および供給量の調整を行うことができる。図8の構成においては、バルブVaを開くことにより、洗浄処理用供給管663に洗浄液を供給することができ、バルブVbを開くことにより、洗浄処理用供給管663にリンス液を供給することができる。
洗浄処理用ノズル650には、洗浄液またはリンス液が、洗浄処理用供給管663を通して洗浄液供給源R1またはリンス液供給源R2から供給される。それにより、基板Wの表面へ洗浄液またはリンス液を供給することができる。洗浄液としては、例えば、純水、純水に錯体(イオン化したもの)を溶かした液またはフッ素系薬液などが用いられる。リンス液としては、例えば、純水、炭酸水、水素水、電解イオン水およびHFE(ハイドロフルオロエーテル)のいずれかが用いられる。
スピンチャック621の外方には、第2の回動モータ671が設けられている。第2の回動モータ671には、第2の回動軸672が接続されている。また、第2の回動軸672には、第2のアーム673が水平方向に延びるように連結され、第2のアーム673の先端に乾燥処理用ノズル670が設けられている。
第2の回動モータ671により第2の回動軸672が回転するとともに第2のアーム673が回動し、乾燥処理用ノズル670がスピンチャック21により保持された基板Wの上方に移動する。
第2の回動モータ671、第2の回動軸672および第2のアーム673の内部を通るように乾燥処理用供給管674が設けられている。乾燥処理用供給管674は、バルブVcを介して不活性ガス供給源R3に接続されている。このバルブVcの開閉を制御することにより、乾燥処理用供給管674に供給する不活性ガスの供給量を調整することができる。
乾燥処理用ノズル670には、不活性ガスが、乾燥処理用供給管674を通して不活性ガス供給源R3から供給される。それにより、基板Wの表面へ不活性ガスを供給することができる。不活性ガスとしては、例えば、窒素ガス(N2 )が用いられる。
基板Wの表面へ洗浄液またはリンス液を供給する際には、洗浄処理用ノズル650は基板の上方に位置し、基板Wの表面へ不活性ガスを供給する際には、洗浄処理用ノズル650は所定の位置に退避される。
また、基板Wの表面へ洗浄液またはリンス液を供給する際には、乾燥処理用ノズル670は所定の位置に退避され、基板Wの表面へ不活性ガスを供給する際には、乾燥処理用ノズル670は基板Wの上方に位置する。
スピンチャック621に保持された基板Wは、処理カップ623内に収容される。処理カップ623の内側には、筒状の仕切壁633が設けられている。また、スピンチャック621の周囲を取り囲むように、基板Wの処理に用いられた処理液(洗浄液またはリンス液)を排液するための排液空間631が形成されている。さらに、排液空間631を取り囲むように、処理カップ623と仕切壁633の間に基板Wの処理に用いられた処理液を回収するための回収液空間632が形成されている。
排液空間631には、排液処理装置(図示せず)へ処理液を導くための排液管634が接続され、回収液空間632には、回収処理装置(図示せず)へ処理液を導くための回収管635が接続されている。
処理カップ623の上方には、基板Wからの処理液が外方へ飛散することを防止するためのガード624が設けられている。このガード624は、回転軸625に対して回転対称な形状からなっている。ガード624の上端部の内面には、断面く字状の排液案内溝641が環状に形成されている。
また、ガード624の下端部の内面には、外側下方に傾斜する傾斜面からなる回収液案内部642が形成されている。回収液案内部642の上端付近には、処理カップ623の仕切壁633を受け入れるための仕切壁収納溝643が形成されている。
このガード624には、ボールねじ機構等で構成されたガード昇降駆動機構(図示せず)が設けられている。ガード昇降駆動機構は、ガード624を、回収液案内部642がスピンチャック621に保持された基板Wの外周端面に対向する回収位置と、排液案内溝641がスピンチャック621に保持された基板Wの外周端面に対向する排液位置との間で上下動させる。ガード624が回収位置(図8に示すガードの位置)にある場合には、基板Wから外方へ飛散した処理液が回収液案内部642により回収液空間632に導かれ、回収管635を通して回収される。一方、ガード624が排液位置にある場合には、基板Wから外方へ飛散した処理液が排液案内溝641により排液空間631に導かれ、排液管634を通して排液される。以上の構成により、処理液の排液および回収が行われる。
(5−2)乾燥処理ユニットの動作
次に、上記の構成を有する乾燥処理ユニットDRYの処理動作について説明する。なお、以下に説明する乾燥処理ユニットDRYの各構成要素の動作は、図1のメインコントローラ30により制御される。
まず、基板Wの搬入時には、ガード624が下降するとともに、図1のインターフェース用搬送機構IFRが基板Wをスピンチャック621上に載置する。スピンチャック621上に載置された基板Wは、スピンチャック621により吸着保持される。
次に、ガード624が上述した廃液位置まで移動するとともに、洗浄処理用ノズル650が基板Wの中心部上方に移動する。その後、回転軸625が回転し、この回転にともないスピンチャック621に保持されている基板Wが回転する。その後、洗浄処理用ノズル650から洗浄液が基板Wの上面に吐出される。これにより、基板Wの洗浄が行われる。なお、基板W上への洗浄液の供給は、2流体ノズルを用いたソフトスプレー方式により行ってもよい。
所定時間経過後、洗浄液の供給が停止され、洗浄処理用ノズル650からリンス液が吐出される。これにより、基板W上の洗浄液が洗い流される。
さらに所定時間経過後、回転軸625の回転速度が低下する。これにより、基板Wの回転によって振り切られるリンス液の量が減少し、図9(a)に示すように、基板Wの表面全体にリンス液の液層Lが形成される。なお、回転軸625の回転を停止させて基板Wの表面全体に液層Lを形成してもよい。
本実施の形態においては、洗浄液処理用ノズル650から洗浄液およびリンス液のいずれをも供給できるように、洗浄液の供給およびリンス液の供給に洗浄液処理用ノズル650を共用する構成を採用しているが、洗浄液供給用のノズルとリンス液供給用のノズルとを別々に分けた構成を採用してもよい。
また、リンス液を供給する場合には、リンス液が基板Wの裏面に回り込まないように、基板Wの裏面に対して図示しないバックリンス用ノズルから純水を供給してもよい。
なお、基板Wを洗浄する洗浄液に純水を用いる場合には、リンス液の供給を行う必要はない。
次に、リンス液の供給が停止され、洗浄処理用ノズル650が所定の位置に退避するとともに乾燥処理用ノズル670が基板Wの中心部上方に移動する。その後、乾燥処理用ノズル670から不活性ガスが吐出される。これにより、図9(b)に示すように、基板Wの中心部のリンス液が基板Wの周縁部に移動し、基板Wの周縁部のみに液層Lが存在する状態になる。
次に、回転軸625(図8参照)の回転数が上昇するとともに、図9(c)に示すように乾燥処理用ノズル670が基板Wの中心部上方から周縁部上方へと徐々に移動する。これにより、基板W上の液層Lに大きな遠心力が作用するとともに、基板Wの表面全体に不活性ガスを吹き付けることができるので、基板W上の液層Lを確実に取り除くことができる。その結果、基板Wを確実に乾燥させることができる。
次に、不活性ガスの供給が停止され、乾燥処理ノズル670が所定の位置に退避するとともに回転軸625の回転が停止する。その後、ガード624が下降するとともに図1のインターフェース用搬送機構IFRが基板Wを乾燥処理ユニットDRYから搬出する。これにより、乾燥処理ユニットDRYにおける処理動作が終了する。
なお、洗浄および乾燥処理中におけるガード624の位置は、処理液の回収または廃液の必要性に応じて適宜変更することが好ましい。
(5−3)乾燥処理ユニットの他の例
また、図8に示した乾燥処理ユニットDRYにおいては、洗浄処理用ノズル650と乾燥処理用ノズル670とが別個に設けられているが、図10に示すように、洗浄処理用ノズル650と乾燥処理用ノズル670とを一体に設けてもよい。この場合、基板Wの洗浄処理時または乾燥処理時に洗浄処理用ノズル650および乾燥処理用ノズル670をそれぞれ別々に移動させる必要がないので、駆動機構を単純化することができる。
また、乾燥処理用ノズル670の代わりに、図11に示すような乾燥処理用ノズル770を用いてもよい。
図11の乾燥処理用ノズル770は、鉛直下方に延びるとともに側面から斜め下方に延びる分岐管771,772を有する。乾燥処理用ノズル770の下端および分岐管771,772の下端には不活性ガスを吐出するガス吐出口770a,770b,770cが形成されている。各吐出口770a,770b,770cからは、それぞれ図11の矢印で示すように鉛直下方および斜め下方に不活性ガスが吐出される。つまり、乾燥処理用ノズル770においては、下方に向かって吹き付け範囲が拡大するように不活性ガスが吐出される。
ここで、乾燥処理用ノズル770を用いる場合には、洗浄/乾燥処理ユニットSDは以下に説明する動作により基板Wの乾燥処理を行う。
図12は、乾燥処理用ノズル770を用いた場合の基板Wの乾燥処理方法を説明するための図である。
まず、図10で説明した方法により基板Wの表面に液層Lが形成された後、図12(a)に示すように、乾燥処理用ノズル770が基板Wの中心部上方に移動する。その後、乾燥処理用ノズル770から不活性ガスが吐出される。これにより、図12(b)に示すように、基板Wの中心部のリンス液が基板Wの周縁部に移動し、基板Wの周縁部のみに液層Lが存在する状態になる。なお、このとき、乾燥処理用ノズル770は、基板Wの中心部に存在するリンス液を確実に移動させることができるように基板Wの表面に近接させておく。
次に、回転軸625(図8参照)の回転数が上昇するとともに、図12(c)に示すように乾燥処理用ノズル770が上方へ移動する。これにより、基板W上の液層Lに大きな遠心力が作用するとともに、基板W上の不活性ガスが吹き付けられる範囲が拡大する。その結果、基板W上の液層Lを確実に取り除くことができる。なお、乾燥処理用ノズル770は、図8の第2の回動軸672に設けられた回動軸昇降機構(図示せず)により第2の回動軸672を上下に昇降させることにより上下に移動させることができる。
また、乾燥処理用ノズル770の代わりに、図13に示すような乾燥処理用ノズル870を用いてもよい。図13の乾燥処理用ノズル870は、下方に向かって徐々に直径が拡大する吐出口870aを有する。この吐出口870aからは、図13の矢印で示すように鉛直下方および斜め下方に不活性ガスが吐出される。つまり、乾燥処理用ノズル870においても、図11の乾燥処理用ノズル770と同様に、下方に向かって吹き付け範囲が拡大するように不活性ガスが吐出される。したがって、乾燥処理用ノズル870を用いる場合も、乾燥処理用ノズル770を用いる場合と同様の方法により基板Wの乾燥処理を行うことができる。
また、図8に示す乾燥処理ユニットDRYの代わりに、図14に示すような乾燥処理ユニットDRYaを用いてもよい。
図14に示す乾燥処理ユニットDRYaが図8に示す乾燥処理ユニットDRYと異なるのは以下の点である。
図14の乾燥処理ユニットDRYaにおいては、スピンチャック621の上方に、中心部に開口を有する円板状の遮断板682が設けられている。アーム688の先端付近から鉛直下方向に支持軸689が設けられ、その支持軸689の下端に、遮断板682がスピンチャック621に保持された基板Wの上面に対向するように取り付けられている。
支持軸689の内部には、遮断板682の開口に連通したガス供給路690が挿通されている。ガス供給路690には、例えば、窒素ガス(N2)が供給される。
アーム688には、遮断板昇降駆動機構697および遮断板回転駆動機構698が接続されている。遮断板昇降駆動機構697は、遮断板682をスピンチャック621に保持された基板Wの上面に近接した位置とスピンチャック621から上方に離れた位置との間で上下動させる。
図14の乾燥処理ユニットDRYaにおいては、基板Wの乾燥処理時に、図15に示すように、遮断板682を基板Wに近接させた状態で、基板Wと遮断板682との間の隙間に対してガス供給路690から不活性ガスを供給する。この場合、基板Wの中心部から周縁部へと効率良く不活性ガスを供給することができるので、基板W上の液層Lを確実に取り除くことができる。
また、上記実施の形態においては、乾燥処理ユニットDRYにおいてスピン乾燥方法により基板Wに乾燥処理を施すが、減圧乾燥方法、エアーナイフ乾燥方法等の他の乾燥方法により基板Wに乾燥処理を施してもよい。
また、上記実施の形態においては、リンス液の液層Lが形成された状態で、乾燥処理用ノズル670から不活性ガスを供給するようにしているが、リンス液の液層Lを形成しない場合あるいはリンス液を用いない場合には洗浄液の液層を基板Wを回転させて一旦振り切った後で、即座に乾燥処理用ノズル670から不活性ガスを供給して基板Wを完全に乾燥させるようにしてもよい。
(5−4)乾燥処理ユニットの効果
上記のように、本実施の形態に係る基板処理装置500においては、露光装置14において基板Wに露光処理が施された後、乾燥処理ユニットDRYにおいて基板Wに乾燥処理が施される。この場合、露光処理時に基板Wに付着した液体は、乾燥処理ユニットDRYにおいて取り除かれる。それにより、基板Wが乾燥処理ユニットDRYからインターフェースブロック13、乾燥/現像処理ブロック12、レジスト膜用処理ブロック11、反射防止膜用処理ブロック10およびインデクサブロック9へと搬送される際に、基板処理装置500内に液体が落下することが防止される。その結果、基板処理装置500の動作不良が防止される。
また、乾燥処理ユニットDRYにおいては、基板Wを回転させつつ不活性ガスを基板Wの中心部から周縁部へと吹き付けることにより基板Wの乾燥処理を行っている。この場合、基板W上の洗浄液およびリンス液を確実に取り除くことができるので、洗浄後の基板Wに雰囲気中の塵埃等が付着することを確実に防止することができる。それにより、基板Wの汚染を確実に防止することができるとともに、基板Wの表面に乾燥しみが発生することを防止することができる。
また、洗浄後の基板Wに洗浄液およびリンス液が残留することが確実に防止されるので、乾燥処理ユニットDRYから現像処理部90へ基板Wが搬送される間に、レジストの成分が洗浄液およびリンス液に溶出することを確実に防止することができる。それにより、レジスト膜に形成された露光パターンの変形を防止することができる。その結果、現像処理時における線幅精度の低下を確実に防止することができる。
また、乾燥処理ユニットDRYにおいては、基板Wの乾燥処理前に基板Wの洗浄処理が行われている。この場合、露光時に液体が付着した基板Wが露光装置14から乾燥処理ユニットDRYへ搬送される間に、その基板Wに雰囲気中の塵埃等が付着しても、その付着物を確実に取り除くことができる。
これらの結果、基板Wの処理不良を確実に防止することができる。
(6)インターフェース用搬送機構
次に、インターフェース用搬送機構IFRについて説明する。図16はインターフェース用搬送機構IFRの構成および動作を説明するための図である。
(6−1)インターフェース用搬送機構の構成および動作
まず、インターフェース用搬送機構IFRの構成について説明する。図16に示すように、インターフェース用搬送機構IFRの可動台21は螺軸22に螺合される。螺軸22は、X方向に延びるように支持台23によって回転可能に支持される。螺軸22の一端部にはモータM1が設けられ、このモータM1により螺軸22が回転し、可動台21が±X方向に水平移動する。
また、可動台21にはハンド支持台24が±θ方向に回転可能でかつ±Z方向に昇降可能に搭載される。ハンド支持台24は、回転軸25を介して可動台21内のモータM2に連結しており、このモータM2によりハンド支持台24が回転する。ハンド支持台24には、基板Wを水平姿勢で保持する2個のハンドH5,H6が進退可能に上下に設けられる。
次に、インターフェース用搬送機構IFRの動作について説明する。インターフェース用搬送機構IFRの動作は、図1のメインコントローラ30により制御される。
まず、インターフェース用搬送機構IFRは、図16の位置Aにおいてハンド支持台24を回転させるとともに+Z方向に上昇させ、上側のハンドH5を基板載置部PASS9に進入させる。基板載置部PASS9においてハンドH5が基板Wを受け取ると、インターフェース用搬送機構IFRはハンドH5を基板載置部PASS9から後退させ、ハンド支持台24を−Z方向に下降させる。
次に、インターフェース用搬送機構IFRは−X方向に移動し、位置Bにおいてハンド支持台24を回転させるとともにハンドH5を露光装置14の基板搬入部14a(図1参照)に進入させる。基板Wを基板搬入部14aに搬入した後、インターフェース用搬送機構IFRはハンドH5を基板搬入部14aから後退させる。
次に、インターフェース用搬送機構IFRは下側のハンドH6を露光装置14の基板搬出部14b(図1参照)に進入させる。基板搬出部14bにおいてハンドH6が露光処理後の基板Wを受け取ると、インターフェース用搬送機構IFRはハンドH6を基板搬出部14bから後退させる。
その後、インターフェース用搬送機構IFRは+X方向に移動し、位置Aにおいてハンド支持台24を回転させるとともに+Z方向に上昇させ、2個のうちの一つの乾燥処理ユニットDRYにハンドH6を進入させる。乾燥処理ユニットDRYに基板Wを搬入した後、インターフェース用搬送機構IFRはハンドH6を乾燥処理ユニットDRYから後退させる。
次に、インターフェース用搬送機構IFRはハンド支持台24を±Z方向に上昇または下降させ、2個のうちの他の乾燥処理ユニットDRYにハンドH5を進入させる。乾燥処理ユニットDRYにおいてハンドH5が乾燥処理後の基板Wを受け取ると、インターフェース用搬送機構IFRはハンドH5を乾燥処理ユニットDYRから後退させる。
次に、インターフェース用搬送機構IFRは、ハンド支持台24を回転させるとともに±Z方向に上昇または下降させ、ハンドH5を基板載置部PASS10に進入させ、基板Wを基板載置部PASS10に移載する。
なお、基板Wを基板載置部PASS9から露光装置14へと搬送する際に、露光装置14が基板Wの受け入れをできない場合は、基板WはバッファSBFに一時的に収納保管される。
また、基板Wを露光装置14から乾燥処理ユニットDRYへと搬送する際に、乾燥処理ユニットDRYが基板Wの受け入れをできない場合は、基板Wは戻りバッファ部RBF2に収納保管される。
(6−2)インターフェース用搬送機構の効果
上記のように、本実施の形態においては、基板Wを基板載置部PASS9から露光装置14へと搬送する際および乾燥処理ユニットDRYから基板載置部PASS10へと搬送する際にはインターフェース用搬送機構IFRのハンドH5を用い、基板Wを露光装置14から乾燥処理ユニットDRYへと搬送する際にはハンドH6を用いる。すなわち、露光処理直後の液体が付着した基板Wの搬送にはハンドH6が用いられ、液体の付着していない基板Wの搬送にはハンドH5が用いられる。それにより、ハンドH5に基板Wの液体が付着することがない。
また、ハンドH6はハンドH5の下方に設けられているので、ハンドH6およびそれが保持する基板Wから液体が落下したとしても、ハンドH5およびそれが保持する基板Wに液体が付着することがない。
これらの結果、乾燥処理後の基板Wに液体が付着することが確実に防止されるので、液体の基板処理装置内への落下による基板処理装置の動作不良をより確実に防止することができる。
(7)変形例
なお、本実施の形態においては、1台のインターフェース用搬送機構IFRによって、基板載置部PASS9から露光装置14への搬送、露光装置14から乾燥処理ユニットDRYへの搬送および乾燥処理ユニットDRYから基板載置部PASS10への搬送を行っているが、複数のインターフェース用搬送機構IFRを用いて基板Wの搬送を行ってもよい。
また、乾燥処理ユニットDRYの数も2個に限定されず、各処理ブロックの処理速度に応じて適宜変更してもよい。
また、露光装置14の基板搬入部14aおよび基板搬出部14bの位置に応じて、インターフェース用搬送機構IFRの動作および構成を変更してもよい。例えば、露光装置14の基板搬入部14aおよび基板搬出部14bが乾燥処理部95に対向する位置にある場合は、図16の螺軸22を設けなくてもよい。
また、レジスト膜用処理ブロック11と現像/乾燥処理ブロック12との間に、基板W上のレジスト膜上にレジストカバー膜を形成するユニットを備えたレジストカバー膜用処理ブロックがさらに設けられてもよい。
この場合、レジスト膜用処理ブロック11の塗布ユニットRESにより基板W上にレジスト膜が形成された後であって、露光装置14において露光処理が行われる前に、レジストカバー膜用処理ブロックにおいて、基板W上のレジスト膜上にレジストカバー膜が形成される。これにより、露光装置14において基板Wが液体と接触しても、レジストカバー膜によってレジスト膜が液体と接触することが防止されるので、レジストの成分が液体中に溶出することが防止される。
レジストカバー膜用処理ブロックには、送風機、ケミカルフィルタ、測定ポートおよび窒素ガス供給管が設けられてもよい。この場合、レジストカバー膜用処理ブロック内においてアンモニア濃度の定期的または不定期の測定および窒素ガスによるアンモニアの置換によりアンモニア濃度が低減される。また、レジストカバー膜を形成する各ユニットに送風機、ケミカルフィルタ、測定ポートおよび窒素ガス供給管が設けられてもよい。この場合、レジストカバー膜を形成する各ユニット内においてアンモニア濃度の定期的または不定期の測定および窒素ガスによるアンモニアの置換によりアンモニア濃度が低減される。
また、レジストカバー膜用処理ブロックが設けられる場合において、レジストカバー膜を除去するユニットを備えるレジストカバー膜除去ブロックがさらに設けられてもよい。この場合、露光装置14において露光処理が行われた後であって、現像/乾燥処理ブロック12において現像処理が行われる前に、レジストカバー膜除去ブロックにおいてレジストカバー膜が除去される。これにより、現像処理前にレジストカバー膜が確実に除去されるので、現像処理を確実に行うことができる。
レジストカバー膜除去ブロックには、送風機、ケミカルフィルタ、測定ポートおよび窒素ガス供給管が設けられてもよい。この場合、レジストカバー膜除去ブロック内においてアンモニア濃度の定期的または不定期の測定および窒素ガスによるアンモニアの置換によりアンモニア濃度が低減される。また、レジストカバー膜を除去する各ユニットに送風機、ケミカルフィルタ、測定ポートおよび窒素ガス供給管が設けられてもよい。この場合、レジストカバー膜を除去する各ユニット内においてアンモニア濃度の定期的または不定期の測定および窒素ガスによるアンモニアの置換によりアンモニア濃度が低減される。
また、本実施の形態に係る基板処理装置500は、露光処理前に基板Wの洗浄処理を行ってもよい。この場合、例えば現像/乾燥処理ブロック12の乾燥処理部ユニットDRYにより露光処理前の基板Wの洗浄および乾燥処理を行う。それにより、露光処理前の基板Wに付着した塵埃等を取り除くことができる。その結果、露光装置14内の汚染を防止することができる。
また、レジスト膜の形成後であって露光装置14において基板Wに露光処理が行われる前に、現像/乾燥処理ブロック12の乾燥処理部ユニットDRYにより基板Wの洗浄処理が行われる。このとき、基板W上に形成されたレジスト膜の成分の一部が洗浄液中に溶出する。それにより、露光装置14において基板Wが液体と接触しても、レジスト膜の成分が液体中に溶出することを防止することができる。
また、レジスト膜上にレジストカバー膜が形成される場合であって、露光処理前に基板Wの洗浄処理が行われる場合においては、レジストカバー膜の成分の一部が洗浄液中に溶出することにより、露光装置14においてレジストカバー膜の成分が液体中に溶出することを防止することができる。
(8)請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応
上記実施の形態においては、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、乾燥/現像処理ブロック12、レジストカバー膜用処理ブロックおよびレジストカバー膜除去ブロックが処理部に相当し、インターフェースブロック13が受け渡し部に相当し、外部ポート10A,11A,12A,13A,50A,70A,80A,90A,95Aが気体取り出し部に相当し、塗布ユニットRESが感光膜形成ユニットに相当し、レジスト膜用処理ブロック11が第1の処理単位に相当し、乾燥処理ユニットDRYが乾燥処理ユニットに相当し、第3のセンターロボットCR3が搬送手段に相当し、搬送エリア122が搬送領域に相当し、乾燥/現像処理ブロック12が第2および第3の処理単位に相当し、測定ポート12a,90a,95aおよび配管221,222,223が第1および第4のガス導出系に相当する。
また、窒素ガス供給口90b,95bが第1および第4の不活性ガス供給手段に相当し、送風機301,311およびケミカルフィルタ302,312が第1および第2の雰囲気ガス供給手段に相当し、ケミカルフィルタ302,312が第1および第2の除去手段に相当し、送風機301,311が第1および第2の送気手段に相当し、測定ポート13a,50aおよび配管231,232が第2のガス導出系に相当し、窒素ガス供給口13b,50bが第2の不活性ガス供給手段に相当する。
また、測定ポート11a,80aおよび配管211,212が第3のガス導出系に相当し、窒素ガス供給口11b,80bが第3の不活性ガス供給手段に相当し、現像処理ユニットDEVが現像処理ユニットに相当し、レジストカバー膜を形成するユニットが保護膜形成ユニットに相当し、レジストカバー膜用処理ブロックが第4の処理単位に相当し、レジストカバー膜用処理ブロックに設けられる測定ポートが第5のガス導出系に相当し、レジストカバー膜用処理ブロックに設けられる窒素ガス供給口が第5の不活性ガス供給手段に相当する。
また、レジストカバー膜を除去するユニットが保護膜除去ユニットに相当し、レジストカバー膜除去ブロックが第5の処理単位に相当し、レジストカバー膜除去ブロックに設けられる測定ポートが第6のガス導出系に相当し、レジストカバー膜除去ブロックに設けられる窒素ガス供給口が第6の不活性ガス供給手段に相当し、塗布ユニットBARCが反射防止膜形成ユニットに相当し、反射防止膜用処理ブロック10が第6の処理単位に相当し、測定ポート10a,70aおよび配管201,202が第7のガス導出系に相当し、窒素ガス供給口10b,70bが第7の不活性ガス供給手段に相当し、濃度分析器400が測定手段に相当し、メインコントローラ30が制御手段に相当する。
本発明は、種々の基板の処理等に利用することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。 図1の基板処理装置を+X方向から見た側面図である。 図1の基板処理装置を−X方向から見た側面図である。 図1〜図3の乾燥/現像処理ブロックをY方向から見た側面図である。 濃度分析器の構成の一例を示すブロック図である。 濃度分析器の構成の他の例を示すブロック図である。 メインコントローラによる窒素ガス供給処理の一例を示すフローチャートである。 乾燥処理ユニットの構成を説明するための図である。 乾燥処理ユニットの動作を説明するための図である。 洗浄処理用ノズルと乾燥処理用ノズルとが一体に設けられた場合の模式図である。 乾燥処理用ノズルの他の例を示す模式図である。 図11の乾燥処理用ノズルを用いた場合の基板の乾燥処理方法を説明するための図である。 乾燥処理用ノズルの他の例を示す模式図である。 乾燥処理ユニットの他の例を示す模式図である。 図14の洗浄処理ユニットを用いた場合の基板の乾燥処理方法を説明するための図である。 インターフェース用搬送機構の構成および動作を説明するための図である。
符号の説明
10 反射防止膜用処理ブロック
11 レジスト膜用処理ブロック
12 乾燥/現像処理ブロック
13 インターフェースブロック
14 露光装置
10a,11a,12a,13a,50a,70a,80a,90a,95a 測定ポート
10b,11b,12b,13b,50b,70b,80b,90b,95b 窒素ガス供給口
10A,11A,12A,13A,50A,70A,80A,90A,95A 外部ポート
102,112,122,132 搬送エリア
201,202,211,212,221,222,223,231,232,314 配管
301,311 送風機
302,312 ケミカルフィルタ
BARC,RES 塗布ユニット
CR1 第1のセンターロボット
CR2 第2のセンターロボット
CR3 第3のセンターロボット
CR4 第4のセンターロボット
EEW エッジ露光部
DEV 現像処理ユニット
DRY,DRYa 乾燥処理ユニット
IR インデクサロボット
IFR インターフェース用搬送機構
PASS1〜PASS10 基板載置部
W 基板

Claims (29)

  1. 露光装置に隣接するように配置される基板処理装置であって、
    基板に処理を行うための処理部と、
    前記処理部と前記露光装置との間で基板の受け渡しを行うための受け渡し部と、
    雰囲気ガスを外部に取り出すための気体取り出し部とを備え、
    前記処理部は、
    基板に感光性材料からなる感光性膜を形成する感光性膜形成ユニットを含む第1の処理単位と、
    前記露光装置による露光処理後に基板の乾燥を行う乾燥処理ユニット、および基板を搬送する搬送手段が設けられる搬送領域を含む第2の処理単位と、
    前記第2の処理単位内の雰囲気ガスを前記気体取り出し部に導く第1のガス導出系とを含むことを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記第1のガス導出系は、前記乾燥処理ユニット内の雰囲気ガスを前記気体取り出し部に導くことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記第1のガス導出系は、前記搬送領域内の雰囲気ガスを前記気体取り出し部に導くことを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記処理部は、前記第2の処理単位内に不活性ガスを供給する第1の不活性ガス供給手段をさらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 前記第1の不活性ガス供給手段は、前記乾燥処理ユニット内に不活性ガスを供給することを特徴とする請求項4記載の基板処理装置。
  6. 前記第1の不活性ガス供給手段は、前記搬送領域内に不活性ガスを供給することを特徴とする請求項4または5記載の基板処理装置。
  7. 前記第2の処理単位は、前記第2の処理単位内に清浄な雰囲気ガスを供給する第1の雰囲気ガス供給手段をさらに含み、
    前記第1の雰囲気ガス供給手段は、雰囲気ガス中の所定の物質を除去する第1の除去手段と、前記第1の除去手段を通して前記第2の処理単位内に雰囲気ガスを送る第1の送気手段とを含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の基板処理装置。
  8. 前記第1の雰囲気ガス供給手段は、前記乾燥処理ユニットに設けられることを特徴とする請求項7記載の基板処理装置。
  9. 前記第1の雰囲気ガス供給手段は、前記搬送領域に設けられることを特徴とする請求項7または8記載の基板処理装置。
  10. 前記受け渡し部は、
    前記受け渡し部内の雰囲気ガスを前記気体取り出し部に導く第2のガス導出系を含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の基板処理装置。
  11. 前記受け渡し部は、前記受け渡し部内に不活性ガスを供給する第2の不活性ガス供給手段を含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の基板処理装置。
  12. 前記受け渡し部は、前記前記受け渡し部内に清浄な雰囲気ガスを供給する第2の雰囲気ガス供給手段をさらに含み、
    前記第2の雰囲気ガス供給手段は、雰囲気ガス中の所定の物質を除去する第2の除去手段と、前記第2の除去手段を通して前記受け渡し部内に雰囲気ガスを送る第2の送気手段とを含むことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の基板処理装置。
  13. 前記処理部は、前記第1の処理単位内の雰囲気ガスを前記気体取り出し部に導く第3のガス導出系をさらに含むことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の基板処理装置。
  14. 前記処理部は、前記第1の処理単位内に不活性ガスを供給する第3の不活性ガス供給手段をさらに含むことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の基板処理装置。
  15. 前記処理部は、基板の現像処理を行う現像処理ユニットを含む第3の処理単位をさらに含むことを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の基板処理装置。
  16. 前記処理部は、前記第3の処理単位内の雰囲気ガスを前記気体取り出し部に導く第4のガス導出系をさらに含むことを特徴とする請求項15記載の基板処理装置。
  17. 前記処理部は、前記第3の処理単位内に不活性ガスを供給する第4の不活性ガス供給手段を含むことを特徴とする請求項15または16記載の基板処理装置。
  18. 前記第2の処理単位は、前記第3の処理単位と共通であることを特徴とする請求項15〜17のいずれかに記載の基板処理装置。
  19. 前記処理部は、前記感光性膜を保護する保護膜を形成する保護膜形成ユニットを含む第4の処理単位をさらに含むことを特徴とする請求項1〜18のいずれかに記載の基板処理装置。
  20. 前記処理部は、前記第4の処理単位内の雰囲気ガスを前記気体取り出し部に導く第5のガス導出系をさらに含むことを特徴とする請求項19記載の基板処理装置。
  21. 前記処理部は、前記第4の処理単位内に不活性ガスを供給する第5の不活性ガス供給手段を含むことを特徴とする請求項19または20記載の基板処理装置。
  22. 前記処理部は、前記露光装置による露光処理後であって前記現像処理ユニットによる基板の現像処理前に前記保護膜を除去する保護膜除去ユニットを含む第5の処理単位をさらに含むことを特徴とする請求項19〜21のいずれかに記載の基板処理装置。
  23. 前記処理部は、前記第5の処理単位内の雰囲気ガスを前記気体取り出し部に導く第6のガス導出系をさらに含むことを特徴とする請求項22記載の基板処理装置。
  24. 前記処理部は、前記第5の処理単位に不活性ガスを供給する第6の不活性ガス供給手段をさらに含むことを特徴とする請求項22または23記載の基板処理装置。
  25. 前記処理部は、前記感光性膜形成ユニットによる感光性膜の形成前に基板に反射防止膜を形成する反射防止膜形成ユニットを含む第6の処理単位をさらに含むことを特徴とする請求項1〜24のいずれかに記載の基板処理装置。
  26. 前記処理部は、前記第6の処理単位内の雰囲気ガスを前記気体取り出し部に導く第7のガス導出系をさらに含むことを特徴とする請求項25記載の基板処理装置。
  27. 前記処理部は、前記第6の処理単位内に不活性ガスを供給する第7の不活性ガス供給手段をさらに含むことを特徴とする請求項25または26記載の基板処理装置。
  28. 前記気体取り出し部において取り出された雰囲気ガス中の特定成分の濃度を測定する測定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜27のいずれかに記載の基板処理装置。
  29. 前記測定手段により得られた測定値を取得するとともに、測定値に基づいて不活性ガスの供給により雰囲気ガス中の特定成分の濃度を制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項28記載の基板処理装置。
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