JP2007095583A - 固体酸化物形燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】各単セルに反応後の燃料ガス及び酸化剤ガスが供給されるのを防止し、効率的な発電を行うことが可能な固体酸化物形燃料電池を提供する。
【解決手段】本発明に係る固体酸化物形燃料電池は、板状の電解質21、この電解質21の一方面に形成された燃料極22、及び電解質21の他方面に形成された空気極23をそれぞれ有する複数個の単セル2と、燃料ガス及び酸化剤ガスからなる混合ガスが供給される管状部材1と、複数の単セル2を接続するインターコネクター3とを備え、管状部材1は、軸方向に沿って配置された複数の放出孔12を備えており、各単セル2は、管状部材1の外面側において各放出孔12の近傍に配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電解質、燃料極及び空気極からなる単セルを複数備えた固体酸化物形燃料電池に関する。
従来、この種の固体酸化物形燃料電池として、例えば特許文献1のように、電解質基板の一方面上に空気極及び燃料極が形成したものが知られている。しかし、固体酸化物形燃料電池は、単セル当たりの出力が小さいため、例えば特許文献2では、基板の一方面上に複数の単セルを配置し、これらを直列に接続した電池が開示されている。
特開2002−280015号公報 特開平8−264195号公報
ところで、上記のような複数の単セルを備えた固体酸化物形燃料電池では、燃料ガスと空気との混合ガスを基板の一方面上に供給することで発電を行っている。しかしながら、混合ガスは、複数の単セルに対して供給されるため、混合ガスの流れに対して下流に配置された単セルには、上流の単セルとの反応が済んだガスが流れ、効率的な発電を行うことができなかった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、各単セルに反応後の燃料ガス及び酸化剤ガスが供給されるのを防止し、効率的な発電を行うことが可能な固体酸化物形燃料電池を提供することを目的とする。
本発明に係る第1の固体酸化物形燃料電池は、薄板状の電解質、当該電解質の一方面に形成された燃料極、及び前記電解質の他方面に形成された空気極を有する複数個の単セルと、燃料ガス及び酸化剤ガスからなる混合ガスが供給される管状部材とを備え、前記管状部材は、軸方向に沿って配置された複数の混合ガスの放出孔を備えており、前記各単セルは、前記管状部材の外面側において前記各放出孔の近傍に配置されている。
この構成によれば、軸方向に沿って複数の放出孔が形成された管状部材に混合ガスを供給するため、各放出孔から混合ガスが排出される。そして、この放出孔の近傍には単セルがそれぞれ配置されているため、各単セルには、反応前の混合ガスが供給される。したがって、従来の複数の単セルを備えた電池のように、反応後のガスが供給されることがなく、各単セルには常に反応前のガスが供給されるため、発電効率を大幅に向上することができる。なお、各単セルは、管状部材の外面に対して直接固定することもできるし、他の部材によって支持することで管状部材の外面近傍に配置することもできる。
混合ガスは、放出孔から排出された後も、慣性により管内の流れ方向に沿って流れるため、単セルを、混合ガスの流れる方向へ傾斜した状態で配置すると、混合ガスが単セルに対してスムーズに接触する。そのため、単セルが混合ガスの流れを妨げるのを防止することができ、反応後のガスが単セルの周囲に滞留するのを防止することができる。
管状部材の内壁面において、前記各放出孔の開口周縁には、混合ガスを放出孔へ案内するガイド部材が設けられていることが好ましい。このようにすると、混合ガスが管状部材の外部に排出されやすくなるため、より多くの新鮮なガスが単セルに対して供給される。したがって、発電効率をさらに向上することができる。
複数の単セルをインターコネクターによって直列または並列に接続すると、高い出力及び、高い電圧を得ることができる。このとき、例えば、放出孔を挟んで隣接する単セル同士を接続する場合には、インターコネクターは混合ガスを透過可能であることが好ましい。こうすることで、放出孔を塞ぐようなインターコネクターの配置を行うことができるため、配線の自由度を大きく向上することができ、管状部材の外面の限られたスペースを有効に使用することができる。
また、本発明に係る第2の固体酸化物形燃料電池は、薄板状の電解質、当該電解質の一方面に形成された燃料極、及び前記電解質の他方面に形成された空気極をそれぞれ有する複数個の単セルと、燃料ガスが供給される第1管状部材と、酸化剤ガスが供給される第2管状部材と、前記複数の単セルを接続するインターコネクターとを備え、前記第1及び第2管状部材は、それぞれ、軸方向に沿って配置された複数の放出孔を備えており、前記第1管状部材の放出孔から放出される燃料ガスが前記各単セルの燃料極に供給される一方、前記第2管状部材の放出孔から放出される酸化剤ガスが前記各単セルの空気極に供給される。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池によれば、各単セルに反応前の燃料ガス及び酸化剤ガスを供給することができ、その結果、効率的な発電を行うことが可能となる。
以下、本発明に係る固体酸化物形燃料電池の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係る固体酸化物形燃料電池の側面断面図、図2は図1のA−A線断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る固体酸化物形燃料電池は、燃料ガス及び酸化剤ガスからなる混合ガスが供給される管状部材1と、その外周面に配置される複数の単セル2とを備えている。また、複数の単セル2は、後述するインターコネクター3によって接続されている。なお、以下の説明においては、混合ガスの流れる方向Lに基づいて、管状部材1における相対的な位置関係を上流側または下流側と称すこととする。
図2に示すように、管状部材1は、軸方向に延びる4つの壁体11からなる断面矩形状に形成されている。そして、対向する一対の壁体11には、軸方向に所定間隔をおいて複数の放出孔12が形成されている。各壁体11の外面において、各放出孔12の下流側には凹部13が形成されており、後述するようにこの凹部13に単セル2の端部が装着される。各凹部13は、管状部材1の軸方向と垂直な方向、つまり壁体12の幅方向に延びるとともに、図1に示すように、深さ方向に対しては、上流側に傾斜するように延びている。
各単セル2は、板状の電解質21、この電解質21の一方面に形成された燃料極22、及び電解質21の他方面に形成された空気極23とから構成されている。電解質21は、燃料極22及び空気極23よりも長く形成されており、燃料極22及び空気極23が形成されていない電解質21の端部が上述した凹部13に嵌め込まれている。これにより、単セル2は、管状部材1の径方向外方に向かって下流側に傾斜した状態で配置される。このとき、各単セル2は、同一の向きで配置される。すなわち、燃料極22が上流側を向く一方、空気極23が下流側を向くように配置される。なお、単セルの取付方法は、上記したものに限定されるものではなく、種々の方法により取り付けることができる。例えば、図3に示すように、壁体外壁面における放出孔12の下流側に突部14を設ける。そして、この突部14には、下流側へ径方向外方へ延びる傾斜面141を形成し、この傾斜面141に単セル3を取り付ける。固定方法については、例えば単セル2の端部、つまり電解質21と傾斜面141とをセラミックボンドなどの接着剤で固定することができる。
このように配置された複数の単セルは、以下のようにインターコネクター3で直列に接続されている。つまり、図1に示すように、各壁体11において隣接する単セル2においては、その間にある放出孔12をまたぐようにインターコネクター3が配置されている。インターコネクター3は、多数の小孔が形成された金属メッシュなどで構成され、放出孔12を挟んで対向する空気極23と燃料極22とを接続している。このように、インターコネクター3は、メッシュで形成されているため、放出孔12を塞ぐように配置されていても、後述するように、混合ガスが透過可能になっている。なお、図示を省略するが、上述した管状部材1及び単セル2は、径方向外方に配置された壁体によって覆われており、この壁体には混合ガスが通過する排出孔が形成されている。
上記のように構成された燃料電池は、次のように発電が行われる。まず、管状部材1内に、水素、又はメタン、エタンなどの炭化水素からなる燃料ガスと空気等の酸化剤ガスとの混合ガスを高温の状態(例えば、400〜1000℃)で供給する。こうして供給された混合ガスは、管状部材1の下流へ流れつつ、壁体11に形成された複数の放出孔12より、その一部が放出される。放出された混合ガスは、インターコネクター3を通過し放出孔12の近傍に配置されている単セル2に接触する。これにより、各単セル2における燃料極22と空気極23との間で、酸素イオン伝導が起こり発電が行われる。なお、反応後の混合ガスは、図示を省略する径方向外方に設けられた排出孔から排出される。
以上のように、本実施形態によれば、混合ガスを供給する管状部材1に軸方向に沿って複数の放出孔12を形成しておき、各放出孔12の近傍に単セル2を配置しているため、各単セル2には、反応前の混合ガスが供給される。したがって、従来の複数の単セルを備えた電池のように、反応後のガスが供給されることがなく、各単セル2には常に反応前のフレッシュなガスが供給されるため、発電効率を大幅に向上することができる。
ところで、混合ガスをより確実に放出孔12から放出するには、次のように構成することができる。図4に示すように、管状部材1の内壁面において、各放出孔12開口の下流側にガイド部材15を設ける。このガイド部材15は、上流側に径方向内方へ傾斜する板状の部材で構成されている。この構成により、上流側から流れてきた混合ガスはガイド部材15に受け止められ、傾斜面151に沿って放出孔12へと案内される。したがって、混合ガスが管状部材1の外部に排出されやすくなるため、より多くの新鮮なガスが単セル2に対して供給される。その結果、発電効率をさらに向上することができる。
次に、上記実施形態のように構成された燃料電池の材質について説明する。電解質21の材料としては、固体酸化物形燃料電池の電解質として公知のものを使用することができ、例えば、サマリウムやガドリニウム等をドープしたセリア系酸化物、ストロンチウムやマグネシウムをドープしたランタン・ガレード系酸化物、スカンジウムやイットリウムを含むジルコニア系酸化物などの酸素イオン伝導性セラミックス材料やバリウムセレート系酸化物などのプロトン伝導性セラミックス材料を用いることができる。
燃料極22及び空気極23は、セラミックス粉末材料により形成することができる。このとき用いられる粉末の平均粒径は、好ましくは10nm〜100μmであり、さらに好ましくは50nm〜50μmであり、特に好ましくは100nm〜10μmである。なお、平均粒径は、例えば、JISZ8901にしたがって計測することができる。
燃料極22は、例えば、金属触媒と酸化物イオン導電体からなるセラミックス粉末材料との混合物を用いることができる。このとき用いられる金属触媒としては、ニッケル、鉄、コバルトや、貴金属(白金、ルテニウム、パラジウム等)等の還元性雰囲気中で安定で、水素酸化活性を有する材料を用いることができる。また、酸化物イオン導電体としては、蛍石型構造又はペロブスカイト型構造を有するものを好ましく用いることができる。蛍石型構造を有するものとしては、例えばサマリウムやガドリニウム等をドープしたセリア系酸化物、スカンジウムやイットリウムを含むジルコニア系酸化物などを挙げることができる。また、ペロブスカイト型構造を有するものとしてはストロンチウムやマグネシウムをドープしたランタン・ガレード系酸化物を挙げることができる。上記材料の中では、酸化物イオン導電体とニッケルとの混合物で、燃料極22を形成することが好ましい。なお、酸化物イオン導電体からなるセラミックス材料とニッケルとの混合形態は、物理的な混合形態であってもよいし、ニッケルへの粉末修飾などの形態であってもよい。また、上述したセラミックス材料は、1種類を単独で、或いは2種類以上を混合して使用することができる。また、燃料極22は、金属触媒を単体で用いて構成することもできる。
空気極23を形成するセラミックス粉末材料としては、例えば、ペロブスカイト型構造等を有するCo,Fe,Ni,Cr又はMn等からなる金属酸化物を用いることができる。具体的には(Sm,Sr)CoO,(La,Sr)MnO,(La,Sr)CoO,(La,Sr)(Fe,Co)O,(La,Sr)(Fe,Co,Ni)Oなどをの酸化物が挙げられ、好ましくは、(La,Sr)MnOである。上述したセラミックス材料は、1種を単独で、或いは2種以上を混合して使用することができる。
また、インターコネクター3は、Pt,Au,Ag,Ni,Cu,SUS等の導電性金属、或いは金属系材料,又はLa(Cr,Mg)O,(La,Ca)CrO,(La,Sr)CrOなどのランタン・クロマイト系等の導電性セラミックス材料によって形成することができ、これらのうちの1種を単独で使用してもよいし、2種以上を混合して使用してもよい。
上記燃料極22、及び空気極23は、上述した材料を主成分として、さらにバインダー樹脂、有機溶媒などが適量加えられることにより形成される。より詳細には、上記主成分とバインダー樹脂との混合において、上記主成分が50〜95重量%となるように、バインダー樹脂等を加えることが好ましい。また、インターコネクター3も、上述した材料に上記添加物を加えることにより形成される。
管状部材1の材質としては、石英ガラスやバイコールガラスなど一般的な耐熱性ガラスやアルミナ、チタニア、シリコン窒化物、シリコン炭化物などのセラミックス板を使用することができる。また、シリコンウエハなども使用できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、単セル及び放出孔の配置位置について、一つの壁体において、図5に示すように、軸方向に沿って二列以上設けることもできるし、図6に示すように、千鳥状に交互に配置することもできる他、種々の配置方法がある。また、上記実施形態では2つの壁体に単セルを配置しているが、一つの壁体、または三以上の壁体に単セルを配置することもできる。さらに、管状部材1の断面形状は、上記のように矩形状に限定されず、単セルが配置できるのであれば、断面円形の他、断面多角形状に形成することができる。
また、単セル2の配置方法も上記したものに限定されず、例えば管状部材1に対して垂直に配置することもできる。但し、混合ガスは、放出孔12から放出された後も、慣性により管内の流れ方向に沿って流れるため、上記のように、単セル2を、混合ガスの流れる方向へ傾斜した状態で配置すると、混合ガスが単セルに対してスムーズに接触する。そのため、単セル2が混合ガスの流れを妨げるのを防止することができ、反応後のガスが単セル2の周囲に滞留するのを防止することができる。
また、各単セルを個別に配置することできる。すなわち、図7に示すように、管状部材1の外壁面に各単セル2が収納される箱状の収納部16を形成しておき、放出孔12とは反対側の面に、反応後の混合ガスの排出孔161を形成しておく。こうすることで、各放出孔12から放出した混合ガスが混ざり合わず、各単セル2は反応前のフレッシュな混合ガスのみに接触するため、発電効率をさらに高めることができる。そして、反応後の混合ガスは排出孔161から排出されるので、収納部16に滞留することがなく、常に新しいガスを単セル2に対して供給することができる。この場合、インターコネクターは、例えば、収納部16の壁に穴を形成して隣接する収納部16の単セル2同士を接続するように配線することができる。
また、インターコネクター3の配線は上述したもの以外に、種々の配線が可能であり、図5に示すように、単セル2を軸方向に二列以上配置した場合には、並列に接続することも可能である。また、図1で示したように、放出孔12を覆うようにインターコネクター3を配置する以外に、例えば図6に示すように、放出孔12が形成されている位置を避けるように管状部材1の外壁面にインターコネクター3を配置することもできる。
ところで、上記実施形態では、燃料ガスと酸化剤ガスとの混合ガスを供給することで発電を行っているが、これらのガスを別々に供給することで、発電を行うこともできる。例えば、図8に示すように、燃料ガス、酸化剤ガスをそれぞれ供給する第1管状部材5及び第2管状部材6を準備する。各管状部材5,6には、上記実施形態と同様に、軸方向に沿って放出孔51,61がそれぞれ形成されている。そして、各単セル2は、第1管状部材5と第2管状部材6との間に軸方向に並べて配置する。このとき、各単セル2は、電解質21の両端部それぞれを各管状部材5,6に固定し、電解質21の面方向と管状部材5,6の軸方向とが垂直になるように配置する。これにより、隣接する一対の単セル2と両管状部材5,6によって空間S,Sが形成される。また、燃料極22同士が向き合っている単セル2間の空間Sには、第1管状部材5の放出孔51が配置されるようにするとともに、空気極23同士が向き合っている単セル2間の空間Sには、第2管状部材6の放出孔61が配置されるようにする。さらに、各空間S,Sにおいて放出孔51,61と反対側の位置には、ガスの排出路7,8を設けておく。
また、隣接する単セル2同士は、電解質21に形成した孔211を介してインターコネクター3で接続する。この孔211はガスシール材によってインターコネクター3と孔壁面との隙間を埋めておく。
以上の構成によれば、第1及び第2管状部材5,6から燃料極22及び空気極23にそれぞれ燃料ガス及び酸化剤ガスを供給することができる。したがって、各単セルの電極に反応前のフレッシュなガスを供給可能ないわゆる二室型の固体酸化物形燃料電池が形成されるため、発電効率を大幅に向上することができる。
なお、インターコネクターの配線方法は上記以外のものでも可能であり、例えば、図9に示すように、排出路7,8に形成された孔71,81、及び各管状部材5,6の放出孔51,61を通じてインターコネクター3を配線することもできる。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池の一実施形態を示す側面断面図である。 図1のA−A線断面図である。 単セルの取付方法の他の例を示す側面断面図である。 図1の固体酸化物形燃料電池の他の例を示す側面断面図である。 図1の固体酸化物形燃料電池の他の例を示す側面断面図である。 図1の固体酸化物形燃料電池の他の例を示す側面断面図である。 図1の固体酸化物形燃料電池の他の例を示す側面断面図である。 図1の固体酸化物形燃料電池の他の例を示す側面断面図である。 図9の固体酸化物形燃料電池の他の例を示す側面断面図である。
符号の説明
1 管状部材
12 放出孔
15 ガイド部材
2 単セル
21 電解質
22 燃料極
23 空気極
3 インターコネクター

Claims (5)

  1. 板状の電解質、当該電解質の一方面に形成された燃料極、及び前記電解質の他方面に形成された空気極をそれぞれ有する複数個の単セルと、
    燃料ガス及び酸化剤ガスからなる混合ガスが供給される管状部材と、
    前記複数の単セルを接続するインターコネクターとを備え、
    前記管状部材は、軸方向に沿って配置された複数の放出孔を備えており、
    前記各単セルは、前記管状部材の外面側において前記各放出孔の近傍に配置されている、固体酸化物形燃料電池。
  2. 前記各単セルは、前記放出孔の近傍において、前記混合ガスの流れ方向の下流側に配置され、混合ガスの流れる方向へ傾斜した状態で配置されている、請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池。
  3. 前記インターコネクターは、前記放出孔を挟んで隣接する単セル同士を接続し、しかも混合ガスを透過可能である、請求項1または2に記載の固体酸化物形燃料電池。
  4. 前記管状部材の内壁面において、前記各放出孔の開口周縁には、混合ガスを放出孔へ案内するガイド部材が設けられている、請求項1から3のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池。
  5. 薄板状の電解質、当該電解質の一方面に形成された燃料極、及び前記電解質の他方面に形成された空気極をそれぞれ有する複数個の単セルと、
    燃料ガスが供給される第1管状部材と、
    酸化剤ガスが供給される第2管状部材と
    前記複数の単セルを接続するインターコネクターとを備え、
    前記第1及び第2管状部材は、それぞれ、軸方向に沿って配置された複数の放出孔を備えており、
    前記第1管状部材の放出孔から放出される燃料ガスが前記各単セルの燃料極に供給される一方、前記第2管状部材の放出孔から放出される酸化剤ガスが前記各単セルの空気極に供給される、固体酸化物形燃料電池。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008078069A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Dainippon Printing Co Ltd 単室型固体酸化物形燃料電池のスタック構造
JP2010040174A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Sharp Corp 燃料電池スタック
JP2018206568A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 日本特殊陶業株式会社 燃料電池スタック

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