JP2007095420A - アクセル装置のキックダウンスイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】アクセルペダルとの接触が解除されるときの異音を低減し、違和感や不快感を低減するアクセル装置のキックダウンスイッチを提供する。
【解決手段】ケーシング30の内壁33は、アクセルペダル12から遠ざかるにつれて操作ボタン21との間の距離が小さくなる傾斜面部35を有している。ローラ41はスプリング42によってケーシング30の内壁33側へ押し付けられている。そのため、操作ボタン21がアクセルペダル12側へ移動するとき、ローラ41には第一壁部23側へ力が加わる。これにより、操作ボタン21がアクセルペダル21側へ移動するとき、ローラ41は第一壁部23との接触を維持する。これにより、車両の搭乗者がアクセルペダル12を戻したとき、傾斜面部35から凹部34へ収容されるローラ41と操作ボタン21とが衝突することはない。
【選択図】図1
【解決手段】ケーシング30の内壁33は、アクセルペダル12から遠ざかるにつれて操作ボタン21との間の距離が小さくなる傾斜面部35を有している。ローラ41はスプリング42によってケーシング30の内壁33側へ押し付けられている。そのため、操作ボタン21がアクセルペダル12側へ移動するとき、ローラ41には第一壁部23側へ力が加わる。これにより、操作ボタン21がアクセルペダル21側へ移動するとき、ローラ41は第一壁部23との接触を維持する。これにより、車両の搭乗者がアクセルペダル12を戻したとき、傾斜面部35から凹部34へ収容されるローラ41と操作ボタン21とが衝突することはない。
【選択図】図1
Description
本発明は、アクセル装置のキックダウンスイッチに関する。
車両の搭乗者は、アクセル装置のアクセルペダルの踏み込み量を加減することによって、車両のエンジン出力すなわち車速を制御する。自動変速機を搭載する車両の場合、車速に対してアクセル装置の開度が大きくなると、自動変速機がシフトダウンする、いわゆるキックダウン現象が生じる。そのため、例えば高速道路での追い越しや登坂道路などにおいて、車両の搭乗者が車両を加速させるためにアクセル装置の開度を大きくすると、搭乗者が現在の変速段における加速を望んでいるにもかかわらず、搭乗者の意に反してキックダウンが生じる。すなわち、搭乗者が変速することなくエンジン出力の調整による車速の制御を望んでいる場合でも、自動変速機にシフトダウンが生じ、搭乗者の違和感を招く。これは、アクセル装置の開度がどの程度になると、搭乗者はキックダウンが生じるか認識できないからである。
そこで、アクセル装置の開度が大きくなり、キックダウンが生じる領域でアクセル装置の踏力が変化するキックダウンスイッチが公知である。キックダウンスイッチを設置することにより、アクセル装置の開度がキックダウンを招く位置になるとアクセル装置の踏力は変化する。そのため、搭乗者は、アクセル装置の踏力の変化によって、キックダウンが生じるか否かを認識することができる。
キックダウンスイッチは、アクセル装置の開度が所定値以上となると作動する。そのため、キックダウンスイッチは、図8に示すような構成を備えている(参考とする関連技術として、例えば特許文献1)。
特開昭59−86619号公報
従来のキックダウンスイッチ100は、図8(A)に示すようにアクセル装置のアクセルペダル101と接する操作ボタン102を供えている。操作ボタン102は、アクセルペダル101と接することにより、ケーシング103の内部を移動する。操作ボタン102は、弾性部材によってアクセルペダル101の踏み込みによる移動方向と逆方向へ押し付けられている。操作ボタン102は、内部に径方向へ移動可能な移動部材105を収容している。この移動部材105は、弾性部材104によってケーシング103側へ押し付けられている。ケーシング103は、アクセルペダル101側の端部に凹部106を有している。
アクセルペダル101とキックダウンスイッチ100とが接していないとき、操作ボタン102はアクセルペダル101側に位置し、移動部材105はケーシング103の凹部106に収容されている。アクセルペダル101が踏み込まれると、移動部材105は操作ボタン102の第一壁部107と接し、アクセルペダル101とは反対側すなわち図8の下方へ力を受ける。そして、移動部材105が受ける力が所定値よりも大きくなると、図8(B)に示すように移動部材105は凹部106のアクセルペダル101とは反対側の端部108を乗り越える。その結果、操作ボタン102は、アクセルペダル101とは反対側へ移動する。このとき、アクセルペダル101を踏み込む搭乗者は、キックダウンスイッチ100の作動によってアクセルペダル101からクリック感を得る。
一方、アクセルペダル101の踏み込みが弱められると、操作ボタン102に加わる力が低減し、操作ボタン102はアクセルペダル101側へ移動する。操作ボタン102に収容されている移動部材105は操作ボタン102とともに移動し、ケーシング103の凹部106へ収容される。このとき、移動部材105は、図8(C)に示すように操作ボタン102の第二壁部109と接しながらアクセルペダル101側へ移動する。そのため、移動部材105が凹部106へ進入するために端部108を乗り越えるとき、図8(D)に示すように移動部材105は操作ボタン102の第一壁部107に衝突する。その結果、アクセルペダル101とキックダウンスイッチ100との接触が解除されるとき、移動部材105と操作ボタン102との衝突による異音が生じる。これにより、車両の搭乗者は、違和感や不快感を感じるおそれがある。
そこで、本発明の目的は、アクセルペダルとの接触が解除されるときの異音を低減し、違和感や不快感を低減するアクセル装置のキックダウンスイッチを提供することにある。
請求項1または2記載の発明では、ケーシングは凹部のアクセルペダルとは反対側に傾斜面部を有している。傾斜面部は、凹部のアクセルペダルとは反対側に接続し、アクセルペダルから遠ざかるにつれて操作ボタンとの距離が小さくなっている。すなわち、傾斜面部は、凹部に近い側ほど、操作ボタンとの距離が大きくなるように傾斜している。操作ボタンの内部に収容されている移動部材は、弾性部材によってケーシング側へ押し付けられている。これにより、操作ボタンがアクセルペダル側へ移動するとき、移動部材が傾斜面部に接すると、弾性部材の押し付け力によって移動部材には操作ボタンのアクセルペダル方向へ力が加わる。その結果、操作ボタンがアクセルペダル側へ移動する間、弾性部材は常に操作ボタンのアクセルペダル側に押し付けられる。これにより、移動部材が凹部に進入する際、弾性部材と操作ボタンとが衝突することはない。したがって、アクセルペダルとの接触が解除されるときの異音を低減することができ、搭乗者に与える違和感や不快感を低減することができる。
以下、本発明によるアクセル装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図2に示すように、本発明の一実施形態によるアクセル装置10は、本体11、アクセルペダル12およびキックダウンスイッチ20を備えている。本体11は、軸部13を有している。アクセルペダル12は、本体11の軸部13を中心に回転可能である。アクセルペダル12は、本体11と反対側の端部14に図示しないパッドが取り付けられる。車両の搭乗者がパッドを踏み込むことにより、アクセルペダル12は軸部13を中心にキックダウンスイッチ20側へ回転する。アクセル装置10の本体11は、内部にアクセルペダル12の踏み込み量を検出する図示しない検出部を有している。これにより、本体11は、アクセルペダル12の踏み込み量を検出するとともに、図示しないECUへアクセルペダル12の踏み込み量に応じた電気信号を出力する。アクセルペダル12は、キックダウンスイッチ20側にペダルボタン15を有している。ペダルボタン15は、アクセルペダル12とともに移動し、キックダウンスイッチ20と接触可能である。
図2に示すように、本発明の一実施形態によるアクセル装置10は、本体11、アクセルペダル12およびキックダウンスイッチ20を備えている。本体11は、軸部13を有している。アクセルペダル12は、本体11の軸部13を中心に回転可能である。アクセルペダル12は、本体11と反対側の端部14に図示しないパッドが取り付けられる。車両の搭乗者がパッドを踏み込むことにより、アクセルペダル12は軸部13を中心にキックダウンスイッチ20側へ回転する。アクセル装置10の本体11は、内部にアクセルペダル12の踏み込み量を検出する図示しない検出部を有している。これにより、本体11は、アクセルペダル12の踏み込み量を検出するとともに、図示しないECUへアクセルペダル12の踏み込み量に応じた電気信号を出力する。アクセルペダル12は、キックダウンスイッチ20側にペダルボタン15を有している。ペダルボタン15は、アクセルペダル12とともに移動し、キックダウンスイッチ20と接触可能である。
キックダウンスイッチ20は、本体11に設置されている。キックダウンスイッチ20は、図1に示すように操作ボタン21、ケーシング30およびカバー22を有している。操作ボタン21は、アクセルペダル12側をカバー22によって覆われている。アクセルペダル12のペダルボタン15は、カバー22の操作ボタン21とは反対側の端部に接触可能である。操作ボタン21は、アクセルペダル12側の端部に径方向外側へ突出する第一壁部23を有している。また、操作ボタン21は、軸方向において第一壁部23と所定の間隔を形成し、第一壁部23と概ね平行に径方向外側へ突出する第二壁部24を有している。第一壁部23と第二壁部24とは所定の間隔を形成しているため、第一壁部23と第二壁部24とは間に収容室25を形成する。操作ボタン21は、第二壁部24側の端部からアクセルペダル12とは反対側へ突出する脚部26を有している。脚部26は、操作ボタン21の中央部において軸方向へ伸びている。操作ボタン21は、第一壁部23および第二壁部24の径方向外側を覆う笠部27を有している。笠部27は、操作ボタン21のアクセルペダル12側の端部からアクセルペダル12とは反対側へ折り返して形成されている。第一壁部23および第二壁部24と笠部27との間には、所定の間隔が形成されている。
ケーシング30は、筒状に形成されており、内部に操作ボタン21を軸方向へ移動可能に収容している。ケーシング30は、中央部に操作ボタンの脚部26を収容する筒部31を有している。筒部31の内壁は脚部26の外壁と摺動する。また、ケーシング30の外壁は笠部27の内壁と摺動する。これにより、操作ボタン21は、脚部26および笠部27と摺動するケーシング30によって軸方向の移動が案内される。ケーシング30の内部において操作ボタン21が移動する方向、すなわち図1の上下方向は、特許請求の範囲の第一方向となる。また、第一方向に垂直な操作ボタン21の径方向、すなわち図1の左右方向は、特許請求の範囲の第二方向となる。ケーシング30の内部には、操作ボタン21とともに弾性部材としてのスプリング32が収容されている。スプリング32は、軸方向へ伸びる力を有している。そのため、スプリング32は、操作ボタン21をアクセルペダル12側へ押し付ける。
キックダウンスイッチ20は、操作ボタン21の収容室25に収容される移動部材としてのローラ41を備えている。ローラ41は、収容室25の内部を操作ボタン21の径方向へ移動可能である。また、ローラ41は、操作ボタン21の軸方向への移動にともなって操作ボタン21とともに軸方向へ移動する。キックダウンスイッチ20は、ローラ41をケーシング30の内壁33に押し付ける押し付け手段を備えている。本実施形態の場合、押し付け手段は、弾性部材としてのスプリング42と、スプリング42の押し付け力をローラ41に伝達するパッド43とを有している。スプリング42は、操作ボタン21の径方向へ伸びる力を有している。そのため、スプリング42は、パッド43を経由してローラ41をケーシング30の内壁33側へ押し付ける。
ローラ41は、略円柱状に形成されている。ローラ41の外径は、操作ボタン21の第一壁部23と第二壁部24との間に形成される収容室25よりもやや小さい。そのため、ローラ41は、スプリング42の押し付け力によって操作ボタン21の径方向すなわち第二方向だけでなく、操作ボタン21の軸方向すなわち第一方向へも移動可能である。
ケーシング30は、内壁33に凹部34を有している。凹部34は、ケーシング30のアクセルペダル12側の端部に設置されている。凹部34は、ケーシング30の内壁33において操作ボタン21側から径方向外側へ窪んでいる。凹部34は、ローラ41の外形と概ね同一の形状を有している。これにより、凹部34には、ローラ41が収容される。ケーシング30の内壁33は、さらに傾斜面部35を有している。傾斜面部35は、凹部34のアクセルペダル12とは反対側の端部36からアクセルペダル12と反対側へ伸びて形成されている。傾斜面部35は、アクセルペダル12から遠ざかるにつれて操作ボタン21との距離が小さくなるように傾斜している。すなわち、傾斜面部35は、アクセルペダル12側ほど操作ボタン21の第一壁部23および第二壁部24との距離が大きい。これにより、ケーシング30は、アクセルペダル12側ほど、すなわち凹部34側ほど板厚が小さくなっている。凹部34と傾斜面部35との接続部分には、端部36が形成される。これにより、ローラ41は、凹部34から傾斜面部35へ移動するとき、および傾斜面部35から凹部34へ移動するとき、端部36を乗り越える。
次に、上記構成のアクセル装置10の作動、特にキックダウンスイッチ20の作動について詳細に説明する。
車両の搭乗者がアクセルペダル12を踏み込んでいないとき、アクセルペダル12は本体11に設置されている図示しない弾性部材により図2に示す位置にある。そのため、アクセルペダル12は、キックダウンスイッチ20から離れている。このとき、キックダウンスイッチ20の操作ボタン21は、図1に示すようにスプリング32の押し付け力により最もアクセルペダル12側に位置する。このとき、収容室25に収容されているローラ41は、スプリング42の押し付け力により操作ボタン21の径方向へ移動し、ケーシング30の凹部34に収容されている。
車両の搭乗者がアクセルペダル12を踏み込んでいないとき、アクセルペダル12は本体11に設置されている図示しない弾性部材により図2に示す位置にある。そのため、アクセルペダル12は、キックダウンスイッチ20から離れている。このとき、キックダウンスイッチ20の操作ボタン21は、図1に示すようにスプリング32の押し付け力により最もアクセルペダル12側に位置する。このとき、収容室25に収容されているローラ41は、スプリング42の押し付け力により操作ボタン21の径方向へ移動し、ケーシング30の凹部34に収容されている。
車両の搭乗者がアクセルペダル12を踏み込んでいくと、図4(A)に示すようにアクセルペダル12は徐々にキックダウンスイッチ20に接近していく。アクセルペダル12は、本体11に設置されている図示しない弾性部材によって踏み込まれる方向と逆方向へ押し付けられている。これにより、図示しない弾性部材からアクセルペダル12に加わる弾性力は徐々に増大する。その結果、車両の搭乗者によるアクセルペダル12の踏力は、図3に示すようにアクセルペダル12の回転角度すなわち踏み込み量の増大にしたがって増大していく。このとき、本体11は、図示しないECUへ所定の電圧を出力する。本体11から出力される電圧は、図3に示すようにアクセルペダル12の踏力すなわち踏み込み量に応じて増大する。なお、図4では、図面の簡略化のため、操作ボタン21を覆うカバー22の記載は省略している。
車両の搭乗者がさらにアクセルペダル12を踏み込むと、図5に示すようにアクセルペダル12のペダルボタン15はキックダウンスイッチ20と接する。このとき、キックダウンスイッチ20の操作ボタン21は、第一壁部23が収容室25に収容されているローラ41と接する。ローラ41は、ケーシング30の内壁33の凹部34に収容されている。また、ローラ41は、スプリング42によって凹部34側へ押し付けられている。これにより、操作ボタン21の第一壁部23からローラ41へ力が加わっても、ローラ41は凹部34と傾斜面部35との接続部分に形成される端部36によって移動が規制されている。そのため、ローラ41に加わる力が所定の大きさになるまでローラ41は凹部34から移動しない。その結果、アクセルペダル12のペダルボタン15がキックダウンスイッチ20と接したとき、アクセルペダル12の踏力が所定の大きさに達するまでローラ41は移動せず、アクセルペダル12は一旦停止する。このとき、本体11の検出部から出力される出力電圧は、アクセル全開に対応する電圧Voとなる。
そして、搭乗者によるアクセルペダル12の踏力が図3に示すようにさらに大きくなり、踏力がMに達すると、ローラ41は端部36を乗り越えて傾斜面部35へ移動する。これにより、ローラ41の移動制限は解除され、図6に示すようにアクセルペダル12はさらに踏み込まれる。ローラ41の移動制限が解除されることにより、操作ボタン21はアクセルペダル12とともに移動し、アクセルペダル12はさらに踏み込まれる。端部36を乗り越えたローラ41は、図4(B)および図7に示すように傾斜面部35に案内されてアクセルペダル12とは反対側へ移動する。
このとき、本体11の検出部は、アクセルペダル12の踏み込み量の変化に応じた電圧を図示しないECUへ出力する。そして、図3に示すように出力電圧がVcよりも大きくなると、図示しないECUはキックダウンスイッチ20がオンになったと判断し、ECUは自動変速機をシフトダウンさせる。一方、車両の搭乗者は、ローラ41が端部を乗り越えることによって、クリック感を感じる。このクリック感によって、搭乗者はキックダウンスイッチ20がオンになったことを体感する。
搭乗者によるアクセルペダル12の踏力が減少すると、アクセルペダル12は本体11に設置されている図示しない弾性部材によって押し戻されるとともに、キックダウンスイッチ20の操作ボタン21はスプリング32によってアクセルペダル12側へ押し戻される。ローラ41は、図4(C)に示すようにパッド43を経由してスプリング42から力を受けている。そのため、ローラ41は、傾斜面部35と接しながら操作ボタン21とともにアクセルペダル12側へ移動する。このとき、ローラ41はスプリング42から押し付け力を受けつつ傾斜面部35に沿ってアクセルペダル12側へ移動する。スプリング42がローラ41を傾斜面部35へ押し付けることにより、ローラ41に加わる合力は傾斜面部35に沿って上方すなわちアクセルペダル12側となる。その結果、操作ボタン21がアクセルペダル12側へ移動するとき、ローラ41は操作ボタン21の第一壁部23側へ移動する。そして、ローラ41は、第一壁部23との接触状態を維持したまま凹部34側へ移動する。
そして、ローラ41が傾斜面部35に沿って端部36まで移動すると、ローラ41は端部36を乗り越えて凹部34へ収容される。ローラ41が端部36を乗り越えて凹部34へ収容されるとき、図4(D)に示すようにローラ41は操作ボタンの第一壁部23と接した状態を維持している。そのため、ローラ41が端部36を乗り越えたとき、ローラ41と第一壁部23とが衝突することはない。
上述した一実施形態では、ケーシング30の内壁33に傾斜面部35を設置することにより、スプリング42によってケーシング30の内壁33側へ押し付けられるローラ41は傾斜面部35に沿って操作ボタン21の第一壁部23に接する。そして、ローラ41は、第一壁部23との接触を維持したまま凹部34へ収容される。そのため、車両の搭乗者がアクセルペダル12を戻したとき、操作ボタン21の移動にともなって傾斜面部35から凹部34へ収容されるローラ41と操作ボタン21とが衝突することはない。したがって、アクセルペダル12とキックダウンスイッチ20との接触が解除されるとき、ローラ41と操作ボタン21との衝突による異音が低減され、搭乗者の違和感および不快感を低減することができる。
上述した本発明の一実施形態では、移動部材として円柱状のローラ41を例に説明した。しかし、移動部材は、円柱状のローラ41に限らず、球形状のボールであってもよい。
また、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
また、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
10 アクセル装置、12 アクセルペダル、20 キックダウンスイッチ、21 操作ボタン、23 第一壁部、24 第二壁部、30 ケーシング、33 内壁、34 凹部、35 傾斜面部、36 端部、41 ローラ(移動部材)、42 スプリング(弾性部材)
Claims (2)
- アクセルペダルの踏み込み量が所定量以上となると、キックダウンのための信号を出力するアクセル装置のキックダウンスイッチであって、
前記アクセルペダルの踏み込み量が所定量以上になると、前記アクセルペダルと接し前記アクセルペダルの踏み込みによって第一方向へ移動する操作ボタンと、
前記操作ボタンの内部に前記第一方向および前記第一方向と垂直な第二方向へ移動可能に収容される移動部材と、
前記操作ボタンを前記第一方向へ移動可能に収容するケーシングと、
前記操作ボタンの内部に収容され前記移動部材を前記ケーシングの内壁へ向けて押し付ける弾性部材とを備え、
前記ケーシングの内壁は、前記アクセルペダル側の端部に前記操作ボタン側から前記操作ボタンと反対側へ窪んで形成され前記移動部材を収容可能な凹部と、前記凹部の前記アクセルペダルとは反対側の端部に接続し前記アクセルペダルから遠ざかるにつれて前記操作ボタンとの距離が小さくなり前記移動部材の移動を案内する傾斜面部と、を有することを特徴とするアクセル装置のキックダウンスイッチ。 - 前記操作ボタンは、前記アクセルペダル側の端部に径方向へ突出する第一壁部と、前記第一壁部と概ね平行に径方向へ突出し前記第一壁部との間に前記移動部材および前記弾性部材を収容する凹部を形成する第二壁部と、を有することを特徴とする請求項1記載のアクセル装置のキックダウンスイッチ。
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