JP2007095186A - 磁気抵抗効果型磁気ヘッド及び複合型磁気ヘッド - Google Patents

磁気抵抗効果型磁気ヘッド及び複合型磁気ヘッド Download PDF

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Abstract

【課題】センサ膜の面積が小さくなるにつれて、センサ膜の単位面積あたりの衝撃エネルギーが増大し、固定層の磁気構造が損傷をうける。これによって、固定層の磁気モーメントが所望の方向から反転するPin Rotation現象などが発生する。
【解決手段】GMRヘッド10は、下部磁気シールド層及び上部磁気シールド層の間に、スピンバルブ膜8と、スピンバルブ膜8の両端部に配置された下地層4と磁区制御層5と電極層6の積層構造とを有する。スピンバルブ膜8は反強磁性層11の上部に4層の強磁性層12,141,142,143がそれぞれの間に反強磁性結合層131,132,133を介して積層された固定層19を有し、固定層19の上部に非磁性層15、自由層16、キャップ層17を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は磁気抵抗効果型磁気ヘッド及び複合型磁気ヘッドに係り、特にスピンバルブ型磁気抵抗効果ヘッドのスピンバルブ膜の構成に関する。
磁気ディスク装置の記録密度の向上に伴い、再生ヘッドとして使用される磁気抵抗効果型磁気ヘッドには益々高感度化が求められ、近年は高出力が期待できるスピンバルブ型磁気抵抗効果ヘッド(GMRヘッド)が一般的に採用されるようになった。GMRヘッドは反強磁性層、固定層、非磁性層、自由層が積層されたスピンバルブ膜(センサ膜)を有する。固定層と自由層は非磁性導電層を挟むように配置され、反強磁性層は非磁性導電層と反対面に固定層と接するように配置される。固定層は単層又は2層からなる強磁性薄膜で構成され、固定層の膜面片側を反強磁性材料からなる反強磁性層と磁気的に結合させることにより磁化方向が固定されている。非磁性導電層はCu等の非磁性導電材料からなる。自由層は単層又は複数層からなる強磁性薄膜で構成され、ディスク媒体に記録された信号磁界の変化を受けることで、その磁化方向は容易に回転する。GMRヘッドは自由層と固定層との磁化方向のなす相対角度によって抵抗変化する性質をもつ。GMRヘッドへ所定の検出電流を流し磁界変化による抵抗変化を電気的な信号として検出することで磁気ディスク媒体の磁気信号を再生することができる。
磁気ディスク装置の高記録密度化を実現するために、GMRヘッドのセンサ膜の微細化が進んでおり、トラック幅及び素子高さ(MRハイト)が100nm級になってきている。GMRヘッドを形成するプロセスには、偶発的に静電気的な放電(ESD)や電気的オーバーストレス(EOS)や機械的な衝撃が加わることがある。センサ膜が微細になればなるほど、センサ膜の単位面積あたりに加わる衝撃のエネルギーが大きくなるために、センサ膜の損傷の度合いが大きくなる。プロセス中に損傷を受けたGMRヘッドの中には、損傷の度合いがひどいものは、出来上がりでヘッド出力の反転(Negative Amplitude)が現れる。損傷の度合いが小さくても、実使用時にヘッド出力が変化する現象が生じることがある。これらの損傷を受けたGMRヘッドの中には、固定層が損傷を受けたものが見られており、これは、固定層の磁気モーメントを固定するための各種エネルギーが、衝撃のエネルギーに耐えられなくなるためである。
非特許文献1には、下地層の上に、反強磁性層と、固定層(第1の強磁性層、反強磁性結合層、第2の強磁性層の積層)と、非磁性層と、自由層が積層されたGMRセンサ膜において、固定層の強化策として反強磁性層の磁気異方性エネルギー定数Ek(AFM)を大きくして反強磁性層の磁気構造を安定化すること、第1の強磁性層と第2の強磁性層の交換結合エネルギー定数Ejと、反強磁性層と第1の強磁性層の交換結合エネルギー定数Euを大きくすることが記載されている。
西岡浩一、他5名「GMRヘッド固定層磁化挙動解析と改善策」、社団法人日本応用磁気学会、第140回研究会資料、層間磁気結合、平成17年2月15日、資料番号140−8、p49−58
高密度化が進むにつれてセンサ膜の寸法が100nm級からさらに微細化する傾向にある。センサ膜を形成する反強磁性層は複数の結晶からなっており。その平均結晶粒径は10〜30nmである。センサの寸法が微細化してくるとセンサの反強磁性層を構成する結晶粒の数が減少してくるため物性値が統計的な扱いができなくなることに起因する特徴が生じ始める。例えば、その一つとして、センサ膜の再生信号の非対称性が、素子寸法が減少するにつれて大きなばらつきを生じ、結果的に素子の歩留り劣化につながり、生産に悪影響を及ぼす。また、別の悪影響の例としては、センサ寸法の微細化に伴い、センサの出力信号レベルが記録/再生動作を行わなくても変動するという現象も生じる。このような現象は再生信号を識別する上で障害となるためノイズの一種であり、グリッジノイズあるいはランダムテレグラムノイズと呼ばれる。
本発明の目的は、センササイズの微細化によって生じる悪影響、即ちセンサの再生信号の非対称性の劣化、及びグリッジノイズの増大を改善した磁気抵抗効果型ヘッド及び複合型磁気ヘッドを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の代表的な磁気抵抗効果型磁気ヘッドにおいては、外部磁界により磁化方向が変化する自由層と、磁化方向が固定された固定層と、前記自由層と前記固定層の間に配置された非磁性層と、前記固定層の磁化方向を固定する反強磁性層とを有するセンサ膜と、前記センサ膜の両端部に配置された下地層と磁区制御層と電極層の積層体と、前記センサ膜と前記積層体の上下に配置された下部磁気シールド層と上部磁気シールド層とを有し、前記固定層は反強磁性結合層を介して積層された4層以上の強磁性層を有することを特徴とする。
本発明によれば、センササイズの微細化によって生じる再生信号の非対称性の劣化、及びグリッジノイズの増大を改善した磁気抵抗効果型ヘッド及び複合型磁気ヘッドを提供することができる。
まず図2を参照してCIP(Current In the Plane)型のスピンバルブ型磁気抵抗効果ヘッド(GMRヘッド)の構成を説明する。図2では基板、下部磁気シールド層及び上部磁気シールド層を省略してある。GMRヘッドは、下部磁気シールド層及び上部磁気シールド層の間に、スピンバルブ膜2と、スピンバルブ膜2の両端部に配置された下地層4と磁区制御層(永久磁石)5と電極層6の積層構造とを有する。永久磁石5はスピンバルブ膜2の自由層にトラック幅方向のバイアス磁界7を印加する。スピンバルブ膜2のトラック幅方向の幅が実質的にリードセンサ幅3となる。
図3にスピンバルブ膜2をトラック幅方向(X方向)から見た図を示す。スピンバルブ膜2は反強磁性層11上に第1強磁性層12、反強磁性結合層13、第2強磁性層14が積層され、第2強磁性層14上に非磁性層(スペーサ層)15、自由層16、保護層(Cap層)17が積層されている。反強磁性結合層13を挟む第1強磁性層12と第2強磁性層14で固定層18を構成している。これらの層のうち磁性材料は、反強磁性層11、第1強磁性層12、第2強磁性層14及び自由層16であり、これらには、磁気モーメントの方向を矢印で示してある。
反強磁性層11内部では、原子レベルの周期で磁気モーメントが互いに反平行を向いており、反強磁性層11は自発磁化を持たず外部磁界に対して直接相互作用しない。隣接する第1強磁性層12を交換結合力により安定に固定することが求められるために、反強磁性層11を構成する各結晶は大きな磁気異方性を有し、磁気構造を容易に変化させないことが求められる。磁気異方性エネルギー定数をEk(AFM)として表す。結晶内部の磁化の容易方向(主軸)は結晶の対称性に応じて2回対称であったり、6回対称であったりする可能性がある。また、反強磁性層11は、多結晶系でその方位は膜面内でランダムである(図5にはその様子を表す)。第1強磁性層12の磁気モーメントとの交換結合エネルギー定数が正とすると、反強磁性層11の界面の原子磁気モーメントは各結晶内部でMRハイト方向Yに最も近い容易軸を向いていると考えられる。
反強磁性層11と第1強磁性層12の界面には交換相互作用が働き磁気的に結合している。第1強磁性層12からみると、反強磁性層11から大きな一方向のバイアス磁界をMRハイト方向Yに受ける。反強磁性層11と第1強磁性層12の交換結合エネルギー定数をEuで表す。第1強磁性層12は強磁性であり、その磁気モーメント20をM(AP1)で表す。また、図4に示すようにスピンバルブ膜2には下地層4と永久磁石5と電極層6の積層構造からトラック幅方向に圧縮応力σ25が働くために、磁気弾性効果による応力誘起の誘導磁気異方性(一軸磁気異方性)が生じる。第1強磁性層12の磁歪定数λAP1は正であるため、その向きはMRハイト方向Yである。磁気異方性エネルギー定数をEk(AP1)で表す。また、磁気異方性エネルギー定数Ek(AP1)は(3/2 λAP1 σ)で表すことができる。ここで、エネルギー定数及び磁気モーメントはすべて単位面積あたりである。
第1強磁性層12上には反強磁性結合層13が積層され、反強磁性結合層13上には第2強磁性層14が積層される。反強磁性結合層13はRKKY相互作用により第1強磁性層12と第2強磁性層14の磁化を反平行結合させる働きをする。第1強磁性層12と第2強磁性層14の交換結合エネルギー定数をEjで表す。第2強磁性層14は第1強磁性層12と同様に強磁性であり、その磁気モーメント21をM(AP2)で表す。また、第1強磁性層12と同様に磁歪定数λAP2は正であるため、磁気弾性効果による応力誘起の一軸磁気異方性がMRハイト方向に生じる。磁気異方性エネルギー定数をEk(AP2)で表す。また、磁気異方性エネルギー定数Ek(AP2)は(3/2 λAP2 σ)で表すことができる。
図4に、スピンバルブ膜2に、下地層4と永久磁石5と電極層6の積層構造からトラック幅方向に働く圧縮応力σ25の他に、第1強磁性層12の磁気異方性エネルギー定数Ek(AP1)の容易軸方位23と、第2強磁性層14の磁気異方性エネルギー定数Ek(AP2)の容易軸方位24を示す。
図3に戻る。第2強磁性層14に接して非磁性層15が積層され、非磁性層15上に自由層16が積層される。第2強磁性層14と自由層16との間には弱い交換結合が存在する。そのエネルギー定数をEintで表す。自由層16は強磁性材料であり、その磁気モーメントをM(Free)で表す。また、自由層16にはトラック幅方向に一軸異方性を誘起させる。さらに、隣接する永久磁石5からのバイアス磁界7もトラック幅方向に印加される。永久磁石5からのバイアス磁界7は一方向性であるが、MRハイト方向の磁化過程には一方向性も一軸異方性も同じに見てよいのでこれらを合わせてトラック幅方向の磁気異方性エネルギー定数Ek(Free)として表す。
図5は、GMRヘッドのリードセンサ幅3が広い場合の反強磁性層11表面の磁気モーメントを表す概念図である。結晶内部の磁化の容易方向(主軸)42は結晶の対称性に応じて2回対称である例であり、その方位は結晶ごとにばらばら(ランダム)である。各結晶粒41の界面の磁気モーメント43は、磁気ヘッドの作成プロセスの中のひとつである+Y方向の磁界中での熱処理によってY>0となる容易軸方位を向いておりY>0の領域でランダムに分布する。反強磁性層11内の結晶粒41の数が十分に多いので、これら界面磁気モーメント43の平均磁気モーメント44の方向はMRハイト方向+Yとなる。図6に各層の磁気モーメントの方位を示す。
図6は、各層の磁気モーメントの方位が理解し易いように、積層構造を平面に展開した図である。第1強磁性層12の磁気モーメントには反強磁性層11の界面の磁気モーメントと平行になろうとする交換結合力と第1強磁性層12自身の内部の磁気モーメントを平行にしようとする強磁性交換結合力が働くために、その磁気モーメント20は平均磁気モーメント44の方向と平行となる。したがって、第1強磁性層12の磁気モーメント20の方位もMRハイト方向Yとなる。第2強磁性層14の磁気モーメント21の方位は、第2強磁性層14が反強磁性結合層13により第1強磁性層12と反平行結合しているので第1強磁性層12の磁気モーメント20の方位と逆方向である。
図7に、リードセンサ幅3が100nm以下に狭くなり、MRハイトも100nm以下となった場合の反強磁性層11表面の磁気モーメントの概念図を示す。リードセンサ幅3が狭くなり、MRハイトも小さくなると、反強磁性層11に含まれる結晶粒41の数が少なくなる。各結晶粒41の界面の磁気モーメント43は反強磁性層11のトラック幅方向X及びMRハイト方向Yにランダムに分布するが、結晶粒41の数が少ないと、反強磁性層界面の平均磁気モーメント44がY方向から変位するGMRヘッドが出現する。反強磁性層界面の平均磁気モーメント44がY方向から変位すると、図8に示すように、第1強磁性層12の磁気モーメント20もY方向から変位し、第1強磁性層12と反平行結合している第2強磁性層14の磁気モーメント21もY方向から変位することになる。第2強磁性層14の磁気モーメント21がY方向から変位すると、正の媒体磁化と負の媒体磁化を再生した場合の再生信号の大きさに違いが生じ、再生信号の対称性が損なわれる。特に、変位が大きい場合には、再生信号のエラーが発生することになる。
上記、磁気モーメントのMRハイト方向Yからの変位を防止するひとつの方法は、センササイズが微細化して統計平均が十分MRハイト方向Yとなるように、反強磁性層11の結晶粒径を微細化することである。しかしながら、反強磁性層11の粒径を微細化すると、反強磁性層が容易に熱励起により揺らぐためにその温度特性を現すブロッキング温度の低下を招く。したがって、それと接触しその交換結合によって磁気モーメントが固定される固定層12と14の磁気モーメントも不安定化するために、結晶粒径の微細化は望ましい解決策とはならない。
上記、磁気モーメントのMRハイト方向Yからの変位を防止する他の方法はEk(AP1)、Ek(AP2)を大きくすることである。なぜなら、図4に示すように、これらの一軸異方性の磁化容易軸がMRハイト方向でなるために、MRハイト方向に固定層の磁気モーメントを揃える働きがあるからである。Ek(AP1)とEk(AP2)は第1強磁性層12と第2強磁性層14の材料組成に依存し、これらの膜厚に比例する。適正な材料組成を見出すには、多大な探索作業を必要とするが膜厚を大きくすることは容易である。膜厚を厚くすることによってEk(AP1)、Ek(AP2)を大きくすることは容易である。しかしながら、第1強磁性層12と第2強磁性層14の膜厚を厚くすると、固定層18の外部磁界に対する耐力である磁化反転磁界H50が低下することになる。図9に固定層18の磁化反転磁界H50の定義を示すが、−5000Oe(−400KA/m)の外部磁界が加わると、固定層18の磁気モーメントが変位し、出力が反転し始めることを示している。磁化反転磁界H50は概ね次の式で表すことができる。
50=Ej/[0.5*(MsAP1*tAP1+MsAP2*tAP2))]
MsAP1:第1強磁性層12の磁化
AP1:第1強磁性層12の膜厚
MsAP2:第2強磁性層14の磁化
AP2:第2強磁性層14の膜厚
50は概ね第1強磁性層12と第2強磁性層14の平均の膜厚に逆比例する。したがって、第1強磁性層12と第2強磁性層14の膜厚を厚くするとH50が低下する。
本発明は固定層の磁化反転磁界H50を低下させることなく、固定層の磁気異方性エネルギー定数Ekを大きくするものであり、以下に本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。図1に本発明の実施例によるCIP(Current In the Plane)型のスピンバルブ型磁気抵抗効果ヘッド(GMRヘッド)10の構成を示す。図10は、各層の磁気モーメントの方位が理解し易いように、積層構造を平面に展開した図である。GMRヘッド10は、センサ膜8の構成以外は図2で説明したGMRヘッドと同じ構成である。図2同様、基板、下部磁気シールド層及び上部磁気シールド層を省略してある。GMRヘッド10は、下部磁気シールド層及び上部磁気シールド層の間に、スピンバルブ膜8と、スピンバルブ膜8の両端部に配置された下地層4と磁区制御層(永久磁石)5と電極層6の積層構造とを有する。スピンバルブ膜8は反強磁性層11の上部に4層の強磁性層12,141,142,143がそれぞれの間に反強磁性結合層131,132,133を介して積層された固定層19を有し、固定層19の上部に非磁性層15、自由層16、キャップ層17を有する。永久磁石5はスピンバルブ膜8の自由層16にトラック幅方向のバイアス磁界7を印加している。スピンバルブ膜8のトラック幅方向の幅が実質的にリードセンサ幅3となり、リードセンサ幅3は100nm以下、MRハイト(hMR)は100nm以下である。
反強磁性層11には、PtとMnの規則合金材料または、MnとIrの合金が用いられ、第1〜第4強磁性層にはCo−Fe合金またはCo−Fe−Ni合金が用いられる。これらの強磁性層は磁歪定数λができるだけ大きいことが望ましく、Co−50at%Fe近傍の合金を用いるのが望ましい。第1〜第3反強磁性結合層にはRu材料が用いられる。PtMnの反強磁性層11とCo合金の第1強磁性層12の交換結合エネルギー定数Euは、0.3erg/cm2(室温)であり、ブロッキング温度は320°Cである。第1強磁性層12と第2強磁性層141の交換結合エネルギー定数Ejは、0.6〜1.6erg/cm2(室温)である。第2強磁性層141と第3強磁性層142の交換結合エネルギー定数Ej、第3強磁性層142と第4強磁性層143の交換結合エネルギー定数Ejも0.6〜1.6erg/cm2(室温)である。また、センサ膜8にはトラック幅方向に圧縮応力σが誘起され、第1〜第4強磁性層の磁歪定数λが正であるので、トラック幅方向に一軸磁気異方性が誘起される。この単位面積あたりの磁気異方性エネルギー定数Ek(AP1)、Ek(AP2)、Ek(AP3)、Ek(AP4)は約0.2erg/cm2(室温)程度と見積られる。
リードセンサ幅3が100nm以下と狭く、MRハイト(hMR)も100nm以下になると、図8に示したように、反強磁性層11界面の平均磁気モーメント44がY方向から変位しているものがあり、この場合は、反強磁性層11の上部に積層される固定層の磁気モーメントもY方向から変位する。しかしながら、上記実施例の構成によれば、固定層19の各強磁性層の膜厚は厚くしないで、トータルの厚さを厚くしているので、トータルの磁気異方性エネルギー定数Ekが、Ek=Ek(AP1)+Ek(AP2)+Ek(AP3)+Ek(AP4)と増加する。固定層19の磁化反転磁界H50は、強磁性層の積層数をNとすると、次式で与えられ、
50=Ej/1/N*(MsAP1*tAP1+・・・+MsAPN*tAPN)))
50は各層の平均の膜厚にほぼ比例するため、H50の低下は生じない。
図10に各層の磁気モーメントの方位を示すが、固定層19のトータルの磁気異方性エネルギー定数Ekが大きくなっているので、反強磁性層11の磁気モーメント44がY方向から変位していても、各強磁性層の磁気モーメントの変位は上部に向かって徐々に矯正され、最上部の第4強磁性層143の磁気モーメント213はY方向に対して平行になっている。
したがって、上記実施例の構成によれば、固定層の磁化反転磁界H50を低下させることなく、固定層の磁気異方性エネルギー定数Ekを大きくすることができるので、固定層の磁気モーメントをMRハイト方向Yに固定することができる。これにより、再生信号の非対称性の劣化を改善したGMRヘッドを得ることができる。なお、上記実施例では、固定層を4層構成としたが、これに限られることはなく4層以上であっても良い。ただし、偶数層とするのが望ましい。
上記実施例のGMRヘッドは、CIP型GMRヘッドであるが、上記多層固定層はCPP(Current Perpendicular to the Plane)型GMRヘッド、固定層と自由層に挟まれる非磁性層が酸化物からなるTMR(Tunneling Magnetoresistive)ヘッドへの適用も可能である。ただし、CIP型GMRヘッドの場合は、固定層のN層の強磁性層のうち、非磁性層と隣接しないN−1層以下の強磁性層は磁気抵抗変化に寄与せず、センス電流を分流するシャント層になるので、N−1層以下強磁性層の比抵抗をできるだけ大きくすることが重要である。比抵抗を大きくするためには、V,Cr,Ta,Zr,W,Nb,Moなどの元素を添加するのが効果的である。
図11に上記実施例で説明した固定層の膜構成、膜組成、膜厚を変化させた場合を、Waf#01〜08として示し、図12〜図15にその評価結果を示す。図11において、Waf#01と05は強磁性層が2層のサンプルである。Waf#01は1層目の強磁性層(AP3)にCo-21at%Fe-6at%Vを用い、2層目の強磁性層(AP4)にCo-10at%Feを用いている。Waf#05は1層目の強磁性層(AP3)にCo-47at%Fe-6at%Vを用い、2層目の強磁性層(AP4)にCo-10at%Feを用いている。Waf#01,05とも中間の反強磁性結合層にはRuを用いている。Waf#02〜04は第1強磁性層(AP1)、第2強磁性層(AP2)、第3強磁性層(AP3)にCo-21at%Fe-6at%Vを用い、第4強磁性層(AP4)にCo-10at%Feを用いている。Waf#06〜08は第1強磁性層(AP1)、第2強磁性層(AP2)、第3強磁性層(AP3)にCo-47at%Fe-6at%Vを用い、第4強磁性層(AP4)にCo-10at%Feを用いている。Waf#02〜04,Waf#06〜08の各層の中間の反強磁性結合層にはRuを用いている。
図12に固定層の強磁性層にVを添加した場合の比抵抗ρの変化と、磁気モーメントMs/Msoの変化を示す。比抵抗ρはVを添加することにより急激に増大している。磁気モーメントは、4at%〜8at%の添加であれば、低下はするが問題のない範囲である。これらの結果からVの添加量は、4at%〜8at%が適切な範囲である。
図13は固定層の各強磁性層間の交換結合エネルギー定数Ejと、反強磁性結合層Ruの膜厚との関係を示している。交換結合エネルギー定数Ejは反強磁性結合層Ruの膜厚を薄くするにつれて増大し、3.5オングストロームで最大となっている。図11及び図13から反強磁性結合層Ruの膜厚の適切な範囲は、2.5〜9.0オングストロームであり、望ましくは2.5〜5.0オングストロームである。2.5オングストローム以下が使えない理由はAP1とAP2の間の結合に強磁性成分が現れてくるために、AP1とAP2の反並行の磁気構造が保てないためである。
図14はWaf#01〜08の磁気抵抗(Rmin)、抵抗変化率(GMR)、磁化反転磁界H50と第1強磁性層(AP1)の膜厚との関係を示す図である。Waf#02,03,04,06,08の結果から、第1強磁性層(AP1)の膜厚は9.0〜18.3であれば、これらの磁気特性はそれほど低下していないことがわかる。特にWaf#02,03,04は磁化反転磁界H50の低下が少ないことがわかる。図11及び図14から各強磁性層の膜厚の適切な範囲は、9.0〜26.1オングストロームである。また、H50のグラフにおいて、Waf#07のH50が2300 Oe(184 KA/m)と他のものに比べて小さくなっている理由は、図11からわかるように反強磁性結合膜Ruをすべて8.0オングストロームと他のウエハに比べて厚くしたためである。他のウエハでは、2層目は8.0オングストロームと同じであるが、Ruの1層目と3層目のRuは5.0オングストローム以下と薄くしているために図13に示すようにRuの1層目と3層目のEjが1.0erg/cm2以上と大きくなっているためである。したがって、Ruの膜厚は5.0オングストローム以下に薄くするのが望ましい。磁気ヘッドの作成プロセスの中のひとつであるMRハイト方向の磁界中での熱処理によって反強磁性層の界面の磁気モーメントをMRハイト方向に向ける際に、固定層の磁気モーメントをMRハイト方向に飽和させる必要がある。本検討で第2層目のRう膜厚を8.0オングストロームと厚く設定した理由は、用いた磁界が14 kOe(1120 KA/m)であるのためである。例えば30 kOe(2400 KA/m)以上のの強磁界を用いればRu膜厚をすべて5.0オングストロームにすることが可能である。
図15は固定層が4層構造(実施例)と2層構造(従来例)の場合の、GMRヘッドの再生出力(V)と、波形の非対称性(Asym)と、Glitch Noise抑止率とを示す図である。再生出力(V)、波形の非対称性(Asym)、Glitch Noise抑止率とも実施例の4層構造の方が優れていることがわかる。Glitch Noiseは、リード動作を行わないでセンス電流を通じた状態で、出力電圧レベルを測定することによって観測することができる。リード動作を行わないので、センサには磁界が生じないためにその出力レベルは一定となるのが理想であるが、実際のヘッドを観測すると、出力レベルが時間とともに変動することがある。多くの場合、その出力レベルはヘッドによって決まった2つないしは複数のレベルの間を遷移するのが普通である。このような安定な複数のレベルが存在するひとつの理由は、固定層に安定方位が複数存在することである。
図7に示したように、トラック幅が狭くなると反強磁性層から固定層がうける交換結合磁界がMRハイト方向Yから顕著に傾く場合が生じ、固定層はMRハイト方向Yから傾いた方向に一方向性の磁化容易軸を有することになる。また、固定層は図4に示したように磁気弾性効果によってMRハイト方向Yに一軸性の誘導磁気異方性を有する。反強磁性層から固定層がうける交換結合エネルギーEuが磁気弾性効果による一軸性のエネルギーEk(AP1)と同程度の場合、安定なエネルギーレベルがMRハイト方向YとMRハイト方向Yから傾いた別の方位の2つに存在することとなり、2つの方位を固定層(AP1)磁気モーメントが遷移する可能性が出てくる。したがって、Glitch Noiseが現れる。
上記実施例では、固定層を4層構成とすることで、磁気弾性効果による一軸性のエネルギーEkを反強磁性層からの交換結合エネルギーEuより大きくするため、固定層磁化の安定方位はMRハイト方向Yのみとなるために、Glitch Noiseの発生を抑止することができる。
上記実施例の説明では、上下の磁気シールド層を省略したセンサ膜について説明したが、上記センサ膜を実装したGMRヘッド10と、GMRヘッド10に隣接して配置される記録ヘッド50とで構成される複合型磁気ヘッドの構成を図16に示す。センサ膜を構成するスピンバルブ膜8及び下地層4,永久磁石層5,電極層6の積層体は、下部ギャップ層104及び上部ギャップ層106を介して下部磁気シールド層102と上部磁気シールド層108の間に配置される。上部磁気シールド108の上に絶縁層30が設けられ、その上部に誘導型記録ヘッド50を構成する下部磁極層51と、下部磁極層41の先端部に位置する下部磁極突起部42と、磁気ギャップ層53を介して下部磁極突起部52に対向する上部磁極先端部54と、上部磁極先端部54の磁気ヨークとなる上部磁極層55とが設けられ、下部磁極層51と上部磁極層55の間に層間絶縁層56を介して導体コイル57が設けられる。誘導型記録ヘッド50の上部は図示はしないが硬質保護層で覆われる。
図17は、上記実施例によるセンサ膜が適用されるCPP型GMRヘッドの概略構成図である。センサ膜303の両側に絶縁体306,307を介して磁区制御層304が設けられ、センサ膜303及び絶縁体306,307の上下に下部電極層301と上部電極層302が設けられ、センス電流は下部電極層301と上部電極層302の間をセンサ膜303に垂直に流れる構成である。なお、この構成においては、下部電極層301を磁性材で構成することにより下部磁気シールド層と兼用することができる。同様に上部電極層302を磁性材で構成することにより上部磁気シールド層と兼用することができる。
本発明の実施例によるCIP型GMRヘッドのセンサ膜の構成を示す斜視図である。 CIP型GMRヘッドのセンサ膜の構成を示す斜視図である。 スピンバルブ膜をトラック幅方向(X方向)から見た構成を磁気パラメータとともに示す図である。 スピンバルブ膜のトラック幅方向に働く圧縮応力と固定層の磁気異方性エネルギー定数の容易軸方位を示す図である。 リードセンサ幅が広い場合の反強磁性層の磁化容易軸と反強磁性層表面の磁気モーメントを表す概念図である。 GMRヘッドの各層の磁気モーメントの方位を示す図で積層構造を平面に展開した図である。 リードセンサ幅が狭い場合の反強磁性層の磁化容易軸と反強磁性層表面の磁気モーメントを表す概念図である。 GMRヘッドの各層の磁気モーメントの方位の変位を示す図である。 固定層の磁化反転磁界H50の定義を説明するための図である。 本発明の実施例によるGMRヘッドの各層の磁気モーメントの方位を示す図である。 GMRヘッドの固定層の膜構成、膜組成、膜厚のサンプルを示す図である。 固定層の強磁性層にVを添加した場合の比抵抗と磁気モーメントの変化を示す図である。 固定層の各強磁性層間の交換結合エネルギー定数Ejと、反強磁性結合層Ruの膜厚との関係を示す図である。 各サンプルの磁気抵抗(Rmin)、抵抗変化率(GMR)、磁化反転磁界H50と第1強磁性層(AP1)の膜厚との関係を示す図である。 固定層が4層構造と2層構造の場合の、GMRヘッドの再生出力(V)と、波形の非対称性(Asym)と、Glitch Noise抑止率とを示す図である。 GMRヘッドと誘導型記録ヘッドを有する複合磁気ヘッドの構成図である。 CPP型GMRヘッドの概略構成図である。
符号の説明
3…リードトラック幅、
4…下地層、
5…永久磁石層、
6…電極層、
8…スピンバルブ膜、
10…GMRヘッド、
11…反強磁性層、
12…第1強磁性層、
131…第1反強磁性結合層、
132…第2反強磁性結合層、
133…第3反強磁性結合層、
141…第2強磁性層、
142…第3強磁性層、
143…第4強磁性層、
15…非磁性層、
16…自由層、
17…キャップ層、
19…固定層、
20,211,212,213…磁気モーメントの方位、
23,241,242,243…誘導磁気異方性の方位、
30…絶縁層、
44…反強磁性層界面の平均磁気モーメント、
50…誘導型記録ヘッド、
100…基板、
102…下部磁気シールド層、
104…下部ギャップ層、
106…上部ギャップ層、
108…上部磁気シールド層。

Claims (12)

  1. 外部磁界により磁化方向が変化する自由層と、磁化方向が固定された固定層と、前記自由層と前記固定層の間に配置された非磁性層と、前記固定層の磁化方向を固定する反強磁性層とを有するセンサ膜と、前記センサ膜の両端部に配置された下地層と磁区制御層と電極層の積層体と、前記センサ膜と前記積層体の上下に配置された下部磁気シールド層と上部磁気シールド層とを有し、前記固定層は反強磁性結合層を介して積層された4層以上の強磁性層を有することを特徴とする磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  2. 前記4層以上の強磁性層は偶数層であることを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  3. 前記4層以上の強磁性層は、それぞれの膜厚が9.0〜26.1オングストロームであることを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  4. 前記反強磁性結合層の膜厚は、2.5〜9.0オングストロームであることを特徴とする請求項3記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  5. 前記反強磁性結合層の膜厚は、2.5〜5.0オングストロームであることを特徴とする請求項3記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  6. 前記4層以上の強磁性層は、磁歪定数が正であることを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  7. 前記4層以上の強磁性層は、最上層の強磁性層の比抵抗に対して他の強磁性層の比抵抗が大きいことを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  8. 前記4層以上の強磁性層は、Co−Fe合金からなり、最上層を除く強磁性層はさらにV、Cr、Ta、Zr、W、Nb、Moの群の中から選ばれる1種類以上の元素を含むことを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  9. 外部磁界により磁化方向が変化する自由層と、磁化方向が固定された固定層と、前記自由層と前記固定層の間に配置された非磁性層と、前記固定層の磁化方向を固定する反強磁性層とを有するセンサ膜と、前記センサ膜の両端部に絶縁体を介して配置された磁区制御層と、前記センサ膜と前記絶縁体の上下に配置された下部電極層と上部電極層とを有し、前記固定層は反強磁性結合層を介して積層された4層以上の強磁性層を有することを特徴とする磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  10. 前記下部電極層は下部磁気シールド層であり、前記上部電極層は上部磁気シールド層であることを特徴とする請求項9記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  11. 外部磁界により磁化方向が変化する自由層と、磁化方向が固定された固定層と、前記自由層と前記固定層の間に配置された非磁性層と、前記固定層の磁化方向を固定する反強磁性層とを有するセンサ膜と、前記センサ膜の両端部に配置された下地層と磁区制御層と電極層の積層体と、前記センサ膜と前記積層体の上下に配置された下部磁気シールド層と上部磁気シールド層とを有し、前記固定層は反強磁性結合層を介して積層された4層以上の強磁性層を有する磁気抵抗効果型磁気ヘッドと、
    前記磁気抵抗効果型磁気ヘッドに隣接して配置された誘導型磁気記録ヘッドと、を有することを特徴とする複合型磁気ヘッド。
  12. 前記磁気抵抗効果型磁気ヘッドは、前記センサ膜の両端部に絶縁体を介して配置された磁区制御層を有し、前記下部磁気シールド層は下部電極層であり、前記上部磁気シールド層は上部電極層であることを特徴とする請求項11記載の複合型磁気ヘッド。
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