JP2007092985A - ピストンリング構造体 - Google Patents

ピストンリング構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP2007092985A
JP2007092985A JP2006086797A JP2006086797A JP2007092985A JP 2007092985 A JP2007092985 A JP 2007092985A JP 2006086797 A JP2006086797 A JP 2006086797A JP 2006086797 A JP2006086797 A JP 2006086797A JP 2007092985 A JP2007092985 A JP 2007092985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
wall surface
piston
cylinder
rails
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006086797A
Other languages
English (en)
Inventor
Shumon Hoshino
守門 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2006086797A priority Critical patent/JP2007092985A/ja
Publication of JP2007092985A publication Critical patent/JP2007092985A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】シール性に優れオイル消費量の少ない新規なピストンリング構造体の提供。
【解決手段】ピストンリング構造体1は、シリンダ2の内壁面2Aに摺接するアウタリング9と、リング溝5の底壁面5Aに当接し、支点13で拡開する一対のインナレール10,11からなるインナリング8とを有する。径方向外側へ向けて断面略V字状に開いた両レール10,11間のV型溝21に嵌合するバネ部材12により、両レール10,11を径方向内側へ付勢し、両レール10,11の径方向外側の端部10B,11Bを、径方向内側へ向けて断面略V字状に傾斜するアウタリング9の一対の傾斜面18A,18Bにそれぞれ摺接させ、2つのインナリング8とアウタリング9とにより、シリンダ内壁面2Aとリング溝5の底壁面5Aの双方をシールする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関のピストンに好適に用いられるピストンリング構造体に関する。
内燃機関のピストンの外周に凹設されるピストン溝には、シリンダの内壁面との隙間を塞ぐピストンリングが装着される。このようなピストンリングとして、特許文献1に記載されているようにアウタリングをコイルエキスパンダによりシリンダの内壁面へ押圧する、いわゆる2ピースタイプの組合せリングや、特許文献2に記載されているように一対のサイドレールをコイルエキスパンダによりシリンダ壁面とリング溝の上下面の3つの面に押しつける、いわゆる3ピースタイプの組合せリングが知られている。
特開1997−144881号公報 特開2001−68605号公報
前者の2ピースタイプの組合せリングでは、リングの背面をまわるオイルを良好にシールすることができないので、ピストン上面側に掻き上げられるオイル消費量が比較的多いという課題がある。後者の3ピースタイプの組合せリングでは、上記2ピースタイプのものに比して、オイル消費量を抑制できるものの、切り屑やカーボン等のスラッジの排出機能が低く、いわゆるピストンのスティック現象を招き易い傾向にある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、シール性に優れ、オイル消費量を著しく低減し得る新規なピストンリング構造体を提供することをその目的としている。
シリンダ内に昇降可能に嵌合するピストンの外周に凹設されたリング溝に装着されるピストンリング構造体であって、シリンダの内壁面とリング溝の底壁面の一方の第1壁面に当接する第1リングと、上記シリンダの内壁面とリング溝の底壁面の他方の第2壁面に当接する第2リングと、を有している。
本発明のピストンリング構造体によれば、2つの第1,第2リングによりシリンダの内壁面とリング溝の底壁面の双方をシールすることにより、ピストンの昇降動作にかかわらず、ピストンとシリンダとの隙間を良好にシールすることができ、オイル消費量を著しく低減することができる。また、シール性能の向上により、シリンダの内壁面に対する張力を抑制することができるので、シリンダとの間に生じるフリクションを低減して燃費向上を図ることができる。加えて、第1リングと第2リングとがリング溝の底壁面からシリンダの内壁面にわたって架け渡される形となるので、ピストンの首振り動作を抑制し、スラップの発生を低減・回避することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本明細書では基本的にピストン3の上下方向を「上下」として用いている。
図1〜図4は、本発明の第1実施例に係るピストンリング構造体1を示している。内燃機関のシリンダ(ライナ)2内には、ピストン3が昇降可能に嵌合している。このピストン3の外周には複数のリング溝4,5が全周にわたって形成されており、これらのリング溝4,5に、シリンダ2の内壁面2Aとの隙間を塞ぐピストンリング(構造体)1,6が装着されている。上側のリング溝4には、主としてブローバイガスがピストン3下方へ漏れるのを防ぐコンプレッションリング6が装着され、下側のオイルリング溝5に、本実施例のピストンリング構造体1が装着される。このピストンリング構造体1は、主としてシリンダ2の内壁面2Aの油膜を調節するオイルリングとしての機能を有している。オイルリング溝5には、掻き落としたオイルをピストン3下方へ落とすための油落とし通路7が形成されている。
上記のピストンリング構造体1は、シリンダ2の内壁面2Aに摺接するアウタリング(第2リング)9と、このアウタリング9の径方向内側に摺接状態で配置されて、上記のシリンダ内壁面2Aに対向するリング溝5の底壁面5Aに当接するインナリング(第1リング)8と、付勢手段としてのリング状のバネ部材12と、により構成されている。
アウタリング9の外周側には、シリンダ内壁面2Aに摺接する上下一対の摺接面9Aが溝部9Bを挟んで形成されている。また、アウタリング9の内周側には、径方向内側へ向けて断面略V字状に開いた傾斜する上下一対の傾斜面18A,18Bが形成されている。
インナリング8は、支点(13)で連結された上下一対の環状をなす第1インナレール10及び第2インナレール11を有している。各インナレール10,11は、その内周側端部10A,11Aでリング溝5の底壁面5Aに当接しており、外周側端部10B,11Bで上記の傾斜面18A,18Bにそれぞれ摺接している。
各インナレール10,11には、円筒状のボス部14が周方向で等間隔毎に形成されている。これらのボス部14を互い違いに整合させた状態で、支点となるリング状の芯材13をボス部14に挿通することにより、両インナレール10,11が芯材13を支点として上下方向に揺動可能に連結されている。そして、両インナレール10,11の間に、支点(芯材13)から径方向外側へ向けて断面略V字状に開いたV型溝21が形成されている。
バネ部材12は、周知のコイルエキスパンダと同様の構造のものであって、図示していないが、スチールの線材をコイル状に巻いたスチールコイルの中に芯材を通し、円形に曲げたものである。このバネ部材12は、上記のV型溝21に嵌合し、このV型溝21を形成するインナレール10,11の対向面21A,21Bを径方向内側へ常時付勢している。結果として、インナレール10,11はバネ部材12により径方向内側へ付勢されるとともに、V型溝21が上下に拡がる方向に付勢されている。なお、ピストンリング構造体1は、その高さ方向寸法がリング溝5よりも短く設定されていて、リング溝5の上下面との間に隙間ΔDが確保されている。
図1及び図2に示すように、リング溝5へ組み付けた状態でのピストンリング構造体1にあっては、バネ部材12がインナレール10,11の傾斜する対向面21A,21Bを径方向内側へ付勢することにより、インナレール10,11が径方向内側へ付勢されるとともに、V型溝21が上下方向に拡がる方向に付勢される。このため、インナレール10,11の内周側端部10A,10Bがリング溝5の底壁面5Aに押しつけられるとともに、各インナレール10,11の外周側端部10B,11Bがアウタリング9の傾斜面18A,18Bに強く押しつけられて、アウタリング9が径方向外側へ付勢され、アウタリング9の外周側の摺接面9A,9Aがシリンダ内壁面2Aに押しつけられる。この反作用として、インナレール10,11がアウタリング9により径方向内側へ付勢される。
そして、ピストン3の上下動に伴うシリンダ内壁面2Aとリング溝底壁面5Aとの間の径方向寸法20の変化に応じて、つまり径方向寸法20の変化に追従して、インナリング8がアウタリング9に対して姿勢を変化させながら摺動するようになっている。図2は図1に比して径方向寸法20が相対的に大きい間隙拡大状態を、図1は図2に比して径方向寸法20が相対的に小さい間隙縮小状態を表している。
図2に示す間隙拡大状態から図1に示す間隙縮小状態への間隙縮小時には、径方向寸法20の縮小に伴って、両インナレール10,11がバネ部材12の付勢力に抗してV型溝21を上下に拡げるように変位し、このとき、インナレール10,11の外周側端部10B,11Bが傾斜面18A,18B上を互いに上下に離間する方向へ摺動して、両外周側端部10B,11B間の寸法19が拡大する。逆に、図1に示す間隙縮小状態から図2に示す間隙拡大状態への間隙拡大時には、径方向寸法20の増加に伴って、両インナレール10,11がバネ部材12の付勢力にアシストされながらV型溝21が上下に狭まるように変位し、このとき、インナレール10,11の外周側端部10B,11Bが傾斜面18A,18B上を互いに近接する方向へ摺動し、両外周側端部10B,11B間の寸法19が縮小する。
このように本実施例では、両壁面2A,5A間の径方向寸法20の変化に追従するように、インナレール10,11がアウタリング9に摺接しつつ姿勢を変えることにより、両壁面2A,5Aが常時シールされた状態に保たれる。
以上の説明より把握し得る本発明の特徴的な構成及びその作用効果について、上記実施例を参照して説明する。ただし、本発明は参照符号を付した実施例の構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変形・変更を含むものである。
(1)シリンダ2内に昇降可能に嵌合するピストン3の外周に凹設されたリング溝5に装着されるピストンリング構造体1であって、シリンダ2の内壁面2Aとリング溝5の底壁面5Aの一方の第1壁面5Aに当接する第1リング8と、この第1リング8の径方向内側又は外側に接触状態で配置されて、シリンダ2の内壁面2Aとリング溝5の底壁面5Aの他方の第2壁面2Aに当接する第2リング9と、を有している。
このように、2つのリング8,9によりシリンダ内壁面2Aとリング溝5の底壁面5Aの双方をシールするようにしたので、ピストン3の昇降動作にかかわらず、ピストン3とシリンダ2との隙間を良好にシールすることができ、そのシール性能が向上するとともに、オイル消費量を著しく低減することができる。また、このようなシール性能の向上に伴い、シリンダ2の内壁面2Aに対する張力を抑制してフリクションを低減することができる。加えて、2つのリング8,9がリング溝底壁面5Aからシリンダ内壁面2Aにわたって架け渡される形となるので、ピストン2の首振り動作を抑制し、これに起因するピストンスラップの発生を低減・回避することができる。
(2)好ましくは、上記第1壁面5Aと第2壁面2Aとの間の径方向寸法20の変化に応じて、上記第1リング8が第2リング9に対して姿勢を変化させながら摺動するようになっている。このように径方向寸法20の変化に応じて第1リング8の姿勢が変化することにより、スラッジの排出機能が向上し、スラッジの堆積を抑制することができる。
(3)より具体的には、第1リング8が、第1壁面5Aに当接する上下一対のレール10,11を有し、両レール10,11間に第2壁面2A側へ断面略V字状に開いたV型溝21が形成されている。また、第2リング9には、第1壁面5A側へ向けて断面略V字状に傾斜する一対の傾斜面18A,18Bが形成されている。更に、上記V型溝21を拡げる方向へ付勢する付勢手段(バネ部材12)を備えている。そして、一対のレール10,11の第2壁面2A側の端部10B,11Bが、上記一対の傾斜面18A,18Bにそれぞれ摺接している。
このような構成によれば、径方向寸法20の変化に追従して第1リング8が傾斜面18A,18B上を摺動することとなり、上記(2)と同様、スラッジの排出機能が向上する。また、摺接部分を傾斜面18A,18Bとしているために、付勢手段により第1リング8が第1壁面5Aへ押しつけられ、その反作用として、第2リング9が第2壁面2Aへ押しつけられることとなるので、そのシール性を更に向上することができる。
なお、上記実施例では一対のレール10,11を支点となる芯材13で連結される別部材として構成しているが、V型溝21が拡開・収縮するように変形可能なものでであれば、レール10,11を一体的に形成しても良い。
(4)上記付勢手段は、好ましくは、V型溝21に嵌合して一対の環状レール10,11を第1壁面5A側へ付勢する簡素な構造のリング状のバネ部材12である。このようなバネ部材12として、例えば一般的なコイルエキスパンダと同様のものを用いることができる。
(5)上記実施例では、第1リング8が当接する第1壁面をリング溝5の底壁面5A、第2リング9が当接する第2壁面をシリンダ2の内壁面2Aとしている。但し、本発明はこれに限定されるものではなく、第1リング8が当接する第1壁面をシリンダ2の内壁面2Aとし、第2リング9が当接する第2壁面をリング溝5の内壁面5Aとしても良い。
図5〜図8は、本発明の第2実施例に係るピストンリング構造体31を示している。なお、上記第1実施例と同様の構成には同じ参照符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
このピストンリング構造体31は、シリンダ2の内壁面2Aに摺接する一対の上側アウタリング(第2リング)32及び下側アウタリング(第2リング)33と、シリンダ2の軸方向(図5〜8の上下方向)で一対のアウタリング32,33に挟まれており、上記のシリンダ内壁面2Aに対向するリング溝5の底壁面5Aに摺接する一つのインナリング(第1リング)34と、により構成されている。これら3つのリング32〜34はそれぞれ独立しており、互いに接近・離間可能である。各アウタリング32,33は、弾性変形により自然長の状態よりも縮径した状態でオイルリング溝5に組み込まれており、その外周面がシリンダ内壁面2Aに所定の張力で常時押し付けられている。インナリング34は、弾性変形により自然長の状態よりも拡径した状態でオイルリング溝5に組み込まれており、その内周面がリング溝底壁面5Aに所定の張力で常時押し付けられている。
図5は図6に比して径方向寸法20が相対的に小さい間隙縮小状態を、図6は図5に比して径方向寸法20が相対的に大きい間隙拡大状態を表している。図6に示す間隙拡大状態から図5に示す間隙縮小状態への間隙縮小時には、径方向寸法20の縮小に伴って、両アウタリング32,33が縮径方向へ弾性変形する。逆に、図5に示す間隙縮小状態から図6に示す間隙拡大状態への間隙拡大時には、径方向寸法20の増加に伴って、両アウタリング32,33が拡径方向へ弾性変形する。このように、ピストン3のスラップ運動に伴うシリンダ内壁面2Aとリング溝底壁面5Aとの間の径方向寸法20の変化に応じて、つまり径方向寸法20の変化に追従して、インナリング34の上下に位置するアウタリング32,33がそれぞれ拡径又は縮径方向へ弾性変形し、その外周面がシリンダ内壁面2Aと摺接状態に維持される。
また、ピストン3の上昇行程では、図7に示すように、両アウタリング32,33に作用するシリンダ内壁面2Aからの摩擦力及び各リング31〜33に作用する慣性力によって、隣り合うリング同士が上下に密着した状態で、下側アウタリング33がリング溝5の下面に突き当てられた状態に保持される。同様に、ピストン3の下降行程では、図8に示すように、両アウタリング32,33に作用するシリンダ内壁面2Aからの摩擦力及び各リング31〜33に作用する慣性力によって、隣り合うリング同士が上下に密着した状態で、上側アウタリング32がリング溝5の上面に突き当てられた状態に保持される。
このように第2実施例では、両壁面2A,5A間の径方向寸法20の変化に追従するように、互いに密着するインナリング34とアウタリング32,33とがリング溝底壁面5Aからシリンダ内壁面2Aにわたって架け渡される形となり、両壁面2A,5Aが常時シールされた状態に保たれる。従って、上記第1実施例と同様、ピストン3とシリンダ2との隙間を良好にシールすることができ、そのシール性能が向上するとともに、オイル消費量を著しく低減することができる。また、このようなシール性能の向上に伴い、シリンダ2の内壁面2Aに対する張力を抑制してフリクションを低減することができる。加えて、アウタリング32,33の収縮によりピストン2の首振り動作を抑制し、これに起因するピストンスラップの発生を低減・回避することができる。
本発明の第1実施例に係るピストンリング構造体を示す間隙縮小状態での断面図。 上記第1実施例のピストンリング構造体を示す間隙拡大状態での断面図。 上記第1実施例のピストンリング構造体の一部を示す斜視対応図。 同じく上記第1実施例のピストンリング構造体の一部を示す破断斜視図。 本発明の第2実施例に係るピストンリング構造体を示す間隙縮小状態での断面図。 上記第2実施例のピストンリング構造体を示す間隙拡大状態での断面図。 上記第2実施例のピストンリング構造体を示すピストン上昇行程での断面図。 上記第2実施例のピストンリング構造体を示すピストン下降行程での断面図。
符号の説明
1…ピストンリング構造体
2…シリンダ
2A…内壁面(第2壁面)
3…ピストン
5…オイルリング溝
5A…底壁面(第1壁面)
8…インナリング(第1リング)
9…アウタリング(第2リング)
10,11…インナレール
12…バネ部材
13…芯材(支点)
18A,18B…傾斜面
21…V型溝
21A,21B…対向面
31…ピストンリング構造体
32…上側アウタリング(上側第2リング)
33…下側アウタリング(下側第2リング)
34…インナリング(第1リング)

Claims (8)

  1. シリンダ内に昇降可能に嵌合するピストンの外周に凹設されたリング溝に装着されるピストンリング構造体であって、
    シリンダの内壁面とリング溝の底壁面の一方の第1壁面に当接する第1リングと、
    上記シリンダの内壁面とリング溝の底壁面の他方の第2壁面に当接する第2リングと、
    を有することを特徴とするピストンリング構造体。
  2. 上記第2リングが第1リングの径方向内側又は外側に接触状態で配置されていることを特徴とする請求項1に記載のピストンリング構造体。
  3. 上記第1壁面と第2壁面との間の径方向寸法の変化に応じて、上記第1リングが第2リングに対してその姿勢を変化させながら摺動することを特徴とする請求項2に記載のピストンリング構造体。
  4. 上記第1リングが、上記第1壁面に当接する上下一対のレールを有し、両レール間に第2壁面側へ断面略V字状に開いたV型溝が形成され、
    上記第2リングには、第1壁面側へ向けて断面略V字状に傾斜する一対の傾斜面が形成され、
    かつ、上記V型溝を拡げる方向へ付勢する付勢手段を備え、
    上記一対のレールの第2壁面側の端部が、上記一対の傾斜面にそれぞれ摺接していることを特徴とする請求項2又は3に記載のピストンリング構造体。
  5. 上記付勢手段が、上記V型溝に嵌合し、上記一対のレールを第1壁面側へ付勢するリング状のバネ部材であることを特徴とする請求項4に記載のピストンリング構造体。
  6. 上記第1壁面がリング溝の底壁面であり、上記第2壁面がシリンダの内壁面であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のピストンリング構造体。
  7. 上記第1リングは第1壁面に所定の張力で押し付けられ、上記第2リングは第2壁面に所定の張力で押し付けられていることを特徴とする請求項1に記載のピストンリング構造体。
  8. 上記第1リングはシリンダ軸方向で一対の第2リングの間に挟まれていることを特徴とする請求項7に記載のピストンリング構造体。
JP2006086797A 2005-08-30 2006-03-28 ピストンリング構造体 Pending JP2007092985A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006086797A JP2007092985A (ja) 2005-08-30 2006-03-28 ピストンリング構造体

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005248532 2005-08-30
JP2006086797A JP2007092985A (ja) 2005-08-30 2006-03-28 ピストンリング構造体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007092985A true JP2007092985A (ja) 2007-04-12

Family

ID=37978939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006086797A Pending JP2007092985A (ja) 2005-08-30 2006-03-28 ピストンリング構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007092985A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5056808A (ja) * 1973-09-14 1975-05-17
JPS5848954A (ja) * 1981-09-18 1983-03-23 Sumitomo Electric Ind Ltd テ−プキヤリア型ic用基板
JPS60157963A (ja) * 1984-01-30 1985-08-19 Nippon Denso Co Ltd ステアリングホイ−ル位置自動調整装置
JPS6240368A (ja) * 1985-08-13 1987-02-21 Kawasaki Steel Corp 一方向性けい素鋼板の鉄損低減連続処理設備
JPH07293695A (ja) * 1994-04-19 1995-11-07 Riken Corp 組合せオイルコントロールリング

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5056808A (ja) * 1973-09-14 1975-05-17
JPS5848954A (ja) * 1981-09-18 1983-03-23 Sumitomo Electric Ind Ltd テ−プキヤリア型ic用基板
JPS60157963A (ja) * 1984-01-30 1985-08-19 Nippon Denso Co Ltd ステアリングホイ−ル位置自動調整装置
JPS6240368A (ja) * 1985-08-13 1987-02-21 Kawasaki Steel Corp 一方向性けい素鋼板の鉄損低減連続処理設備
JPH07293695A (ja) * 1994-04-19 1995-11-07 Riken Corp 組合せオイルコントロールリング

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6283478B1 (en) Piston ring structural body and method of mounting the piston ring structural body
JP2008133923A (ja) 組合せオイルリング
WO2016092932A1 (ja) 密封装置
JP2005069289A (ja) スペーサエキスパンダ
JPWO2012090872A1 (ja) ピストン
JP2006316770A (ja) 可変圧縮比エンジン
JP5550870B2 (ja) 内燃機関用組合せオイルリング及びその組付構造
JP2007092985A (ja) ピストンリング構造体
US20120061920A1 (en) Oil ring mechanism of a piston
JP2005264978A (ja) 圧力リング
CN107002872A (zh) 油环
JP5164659B2 (ja) 組合せオイルリング
JP2009030558A (ja) ピストンリング及び内燃機関用ピストン
JP2010112324A (ja) 内燃機関のピストン
JP4859686B2 (ja) コイルエキスパンダ付きオイルリングとピストンの組合せ
JP2007009971A (ja) ピストンリング
JP2008180335A (ja) 組合せオイルリング
KR20160124217A (ko) 오일 링
WO2017199910A1 (ja) ラビリンスシール構造
JP6718228B2 (ja) 内燃機関用ピストンとオイルリングの組合せ
JP2017180482A (ja) 密封装置
JP2010164117A (ja) ピストン
JP4757866B2 (ja) ピストンロッドシーリングリング
JP6438679B2 (ja) オイルリング
JP2002168352A (ja) パッキン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20090204

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20101124

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101125

A02 Decision of refusal

Effective date: 20110419

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02