JP2007092983A - ころ軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】ころ間に間座を介在させたころ軸受において、転がり面付近における潤滑油の円滑な貫流を可能ならしめ、間座による潤滑油の攪拌抵抗を軽減させて、より許容回転数の高いころ軸受を提供する。
【解決手段】ころ軸受は、内輪軌道面と外輪軌道面との間に転動自在に介在する複数のころ16と、隣り合ったころ16間に位置する間座18を具備し、間座18がころピッチ円の内径側から外径側まで延在し、間座18のころの転動面と接触する面の断面形状がころ16の転動面を受け入れる凹形状であり、かつ、間座18の少なくとも軸方向片端にころ端面と接する拡張部18aを設け、内輪または外輪に固定した環状の側板20によって拡張部18aを支持させてある。
【選択図】図1

Description

この発明はころ軸受、より詳しくはころ間に間座を介在させたころ軸受に関し、たとえば風力発電機の増速機のように高い定格荷重が要求される用途で利用することができる。
特許文献1に、ころ間に間座を介在させたころ軸受が記載されている。この種のころ軸受は、保持器に代えて間座を介在させることで、より多くのころを軸受に組み込むことができ、しかも、総ころ軸受と違ってころ同士の接触を回避できるため、高負荷容量で比較的許容回転数の高いころ軸受を提供することができる。また、ピンタイプ保持器のように中空ころを使用する必要がないため、ころの強度が低下せず、組立に溶接を用いないため製造コストを抑えることができる。
特許第3549530号公報
特許文献1に記載されたころ軸受では、間座の動きを内輪および外輪の軌道面とつば側面とによって規制するため、必然的にころの径方向断面と同程度の大きさの間座を介在させることになり、潤滑油の攪拌抵抗が大きく、高速回転には不向きである。さらに、間座を内輪または外輪の軌道面にて摺動させるため、転がり面における円滑な油膜形成を妨げるおそれがある。
この発明の主要な目的は、ころ間に間座を介在させたころ軸受において、転がり面付近における潤滑油の円滑な貫流を可能ならしめ、間座による潤滑油の攪拌抵抗を軽減させて、より許容回転数の高いころ軸受を提供することにある。
この発明のころ軸受は、隣り合うころ間に間座を配置したころ軸受において、間座がころピッチ円の内径側から外径側まで延在し、間座のころの転動面と接触する面の断面形状がころの転動面を受け入れる凹形状であり、かつ、間座の少なくとも軸方向片端にころ端面と向かい合う面をもった拡張部を設け、内輪または外輪に固定した環状の側板によって前記拡張部を支持したことを特徴とするものである。
拡張部は、たとえば間座の端部をころピッチ円の円周方向または接線方向に拡張することによって形成される。その拡張部を、内輪または外輪に固定した環状の側板で支持させることにより、間座の軸方向および径方向の動きを規制することができる。すなわち、間座の移動規制手段として内輪または外輪の軌道面やつば側面を使用しないため、隣り合ったころ間において間座を広域にわたって介在させる必要がない。したがって、潤滑油の攪拌抵抗を抑えることができ、また、転がり面付近の潤滑油の円滑な貫流を妨げることがない。その結果、運転中の発熱を抑えた、許容回転数の高いころ軸受を提供することができる。
また、間座を内輪もしくは外輪のつば部または側板で案内させる場合に、間座の拡張部が案内面となるため、拡張しない場合に比べて案内面積が拡大し、案内面に油膜が形成されやすくなるため、間座の摩耗が減少する。間座はころの軸方向全長にわたって延在する必要はなく、その長さは自由に設定することができる。その場合、同じ間座をころ長さが異なる軸受に兼用することができる。
間座がころピッチ円の内径側から外径側まで延在し、間座のころの転動面と接触する面の断面形状がころの転動面を受け入れる凹形状であることにより、隣り合った間座によってころが抱きかかえられる。ここで、間座の径方向への動きは側板によって拘束されているため、内輪または外輪を抜いてもころが脱落することはなく、取り扱い性や設備への取り付け性、取り外し性が向上する。特に円筒ころ軸受や円すいころ軸受の場合、内輪と外輪の別体組付けが可能となる。すなわち、あらかじめ内輪を軸に、外輪ところのサブアセンブリをハウジングに組み付け、軸ごと内輪を挿入するといった組付け方法を採用することができる。
請求項2の発明は、請求項1のころ軸受において、円周方向すきまS(図2参照)が、ころ径をDw、ころ本数をZとしたとき、0.001×Dw×Z≦S≦0.01×Dw×Zの範囲内であることを特徴とするものである。このような構成を採用することにより、軸受の運転中の間座やころの熱膨張に伴う円周方向すきまの消滅を回避しつつ、間座の挙動を安定させ、また、振動を抑えることができる。
請求項3の発明は、請求項1または2のころ軸受において、間座の拡張部の長さの最大値L(図3参照)が、ころ径をDwとしたとき、0.2Dw≦L≦0.9Dwの範囲内であることを特徴とするものである。下限を0.2Dwとしたことにより、拡張部をころの端面の面取りを避けた平坦部と接触させることができる。上限を0.9Dwとしたことにより、隣り合う間座が互いに干渉するのを防止することができる。
請求項4ないし6の発明は、請求項1ないし3のいずれかのころ軸受において、間座を外輪のつば内径面、内輪のつば外径面、あるいは側板で案内することを特徴とするものである。軸受運転中の間座の径方向への動きはころだけで規制させることも可能(運転中はころ案内とし、内輪または外輪を抜いたときだけ、ころの脱落を防止するために間座を側板によって径方向に支持させる)であるが、間座は外輪のつば内径面、内輪のつば外径面、あるいは側板で案内することでその挙動が一層安定する。ころで挟んだだけの場合、負荷方向すきまの隣に位置する間座の挙動が不安定になる。
請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかのころ軸受において、間座のころと接触する面(ころ接触面)に油溝を設けたことを特徴とするものである。間座のころ接触面に油溝を設けることで、ころの周囲にある潤滑油が出入りしやすくなり、潤滑油による軸受の冷却効率が向上する。
請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれかのころ軸受において、間座のころと接触する面(ころ接触面)に、潤滑油の保持を目的とした凹部を設けたことを特徴とするものである。ここで、凹部は有底のものと貫通穴の両方を含むものとする。このような構成を採用することにより、凹部に潤滑油を保持させることができ、特にグリースの保持に適している。
請求項9の発明は、請求項1ないし8のいずれかのころ軸受において、側板が軸方向に貫通した油穴を有することを特徴とするものである。このような構成を採用することにより、ころの周囲にある潤滑油が出入りしやすくなるため、潤滑油による攪拌抵抗が減少し、潤滑油による軸受の冷却効率が向上する。
請求項10の発明は、請求項1ないし9のいずれかのころ軸受において、前記拡張部にころ端面と向かい合う凸部を設けたことを特徴とするものである。このような構成を採用することにより、凸部の先端のみがころ端面と接触することになるため、ころ端面付近の潤滑油の円滑な貫流を可能とし、また、ころ端面の油膜切れの発生を抑えることができる。すなわち、間座ところ端面の接触面積を減らし、さらには前記凸部の周辺に空間が生まれることで潤滑油の円滑な貫流が可能となり、ころ端面と軌道輪つば側面の間に潤滑油を潤沢に供給できるため、かじりの発生や発熱を抑えることができる。
請求項11の発明は、請求項10のころ軸受において、前記凸部が、前記ころ端面のうち、軌道輪のつばと接する領域を避けた部分と向かい合うことを特徴とするものである。このような構成を採用することにより、潤滑油の円滑な貫流が可能となり、かじりの発生や発熱を抑制できるほか、ころ端面に機能上有害な傷が発生することがない。また、ころ端面の中心寄りに前記接触部を設けることで、その摺動速度が低下し、間座の凸部先端の磨耗を軽減することができる。
請求項12の発明は、請求項10または11のころ軸受において、前記間座が樹脂製で、前記凸部を金型のパーティング面に対して垂直に延在させたことを特徴とするものである。このような構成を採用することにより、間座の製造コストを抑えることができる。すなわち、アンダーカット形状を避けることでルーズコアやスライドコアといった複雑な機構が不要となり、金型の形状を簡易化して型費を抑えることができる。
請求項13の発明は、請求項10ないし12のいずれかのころ軸受において前記凸部の先端が曲面であることを特徴とするものである。このような構成を採用することにより、ころ端面とのエッジ接触を避け、油膜切れの発生を抑えることができる。
請求項14の発明は、請求項1ないし13のいずれかのころ軸受において、前記側板に軸方向に貫通したタップ穴を設けることにより課題を解決したものである。このような構成を採用することにより、ボルトの締め込み反力を利用した側板の引き抜きが可能となる。すなわち、側板を引き抜くに当たり、タップ穴にボルトをねじ込み、先端をころの端面または内輪もしくは外輪に当ててさらに締め込むことにより、側板を軌道輪から容易に引き抜くことができ、側板を変形させることもない。
請求項16の発明は、請求項14または請求項15のころ軸受において、前記タップ穴の軸受半径方向の位置が、ころ端面のうち摺動面を避けた部分に対応することを特徴とするものである。側板を引き抜く上で、ボルトの先端を接触させる対象をころ端面とする場合、ボルトの先端をころ端面のうち摺動面を避けた部分に当てることで、ころ端面に機能上有害な傷を発生させることが回避できる。軸受の回転中、ころは軌道面に沿って自転しながら公転し、その間、軌道輪の案内つばとすべり接触(摺動)する。この摺動面は、軌道輪のつばの高さによってころの外径から一定の幅の円形帯状となる。したがって、ころの端面のうち摺動面を避けた部分とは、ころの中央部の円形領域となる。
請求項15の発明は、請求項14のころ軸受において、前記タップ穴が軸受の内部と外部を連通させる位置にあることを特徴とするものである。このような構成を採用することにより、タップ穴に油穴としての機能を兼備させることができる。油穴は潤滑油の攪拌抵抗を軽減させ、軸受の冷却効率を向上させる役割を果たす。
請求項17の発明は、請求項1ないし16のいずれかのころ軸受において、前記間座の拡張部の、外輪つば内径面と向かい合う面に設けた案内面を、曲率半径が外輪つば内径面よりも小さい凸曲面で形成したことを特徴とするものである。このような構成を採用することにより、前記案内面にいわゆる「くさび膜効果」(運動方向に狭まっているくさび状のすきまに、流体が粘性によって引き込まれて圧力すなわち負荷能力を発生する効果)が発生し、前記案内面における油膜切れの発生を抑えることができる。
また、前述のとおり、間座を内輪または外輪の軌道面に摺動させる必要がないため、転がり面の油膜形成が阻害されることはなく、さらに、従来技術のように間座の案内面の面積がころ間のすきまによって制約を受けることがない。
ここで、くさび膜効果によって得られる油膜の負荷能力は案内面が広いほど大きく、たとえば案内面の運動方向すなわち前記拡張部の円周方向への長さを2倍にした場合、油膜の負荷能力は4倍に増大させることができる。つまり、間座の前記拡張部は、間座の軸方向への動きを規制する役割のほか、案内面の面積を拡大するという別の利点を有している。
請求項18の発明は、請求項17のころ軸受において、外輪つば内径面の曲率半径をRとしたとき、前記凸曲面の曲率半径Rが0.3R<R<0.6Rで表される範囲内であることを特徴とするものである。このような構成を採用することにより、前記案内面における油膜切れの発生を抑えることができる。ここで、上限を0.6Rとしたのは、間座の挙動が乱れても前記案内面におけるエッジ接触を回避し、くさび膜効果を発生させるためである。この種のころ軸受では、円周方向すきまの隣に位置する間座の挙動が不安定になる。すなわち、両隣のころの転動面から解放された間座は、円周方向すきまの中で移動、回転することができるため、前記案内面のアプローチアングル(くさび角)も常に一定ではない。したがって、間座の前記凸曲面の曲率半径が大きすぎると、言い換えればくさび角が小さすぎると、間座の挙動によっては前記拡張部の末端部分が外輪つば内径面とエッジ接触したり、くさび膜効果が得られないなどといった不具合が生じることがある。下限を0.3×Rとしたのは、くさび膜効果による油膜の負荷容量を確保するためである。間座の前記凸曲面の曲率半径が小さすぎると、言い換えればくさび角が大きすぎると、くさび膜効果によって得られる油膜の負荷能力が低下してしまう。
請求項19の発明は、請求項17または18のころ軸受において、樹脂材の射出成形によって形成された前記間座の、前記凸曲面の頂部に平坦部が設けてあることを特徴とするものである。このような構成を採用することにより、前記案内面における油膜切れや磨耗粉の発生を抑えることができる。
金型費を抑え、成形時の金型の開閉制御を容易にするためには、金型のパーティング面は、間座の形状を左右対称に二分し、かつ、アンダーカット形状を避けた位置に設けることになる。すなわち、前記間座の場合、前記凸曲面の頂点を通り、間座を軸方向に二分する位置にパーティングラインを設けることになる。しかしながら、パーティングラインにはバリや段差が伴うことから、外輪つば内径面との摺動により磨耗粉が発生したり、油膜切れの発生原因となり得る。そこで、前記凸曲面の頂点に平坦部を設けることで、間座のパーティングラインと外輪つば内径面との接触を回避することができる。
請求項20の発明は、請求項19のころ軸受において、パーティングラインが、前記平坦部内で、かつ、間座の幅を二等分する中心線からずらした位置を通ることを特徴とするものである。このような構成を採用することにより、射出成形後の間座を金型から確実に離型することができる。射出成形後の製品を離型するためには、金型が開いた際に、製品は突き出しピンを有するコアプレート(可動側の金型)側に固着している必要がある。しかし、金型のパーティングラインを製品を左右対称に二分する位置に設けた場合、金型を開いた際に、製品がキャビティプレート(固定側の金型)に固着してしまうことがあり、製品を離型できないという不具合が生じる。そこで、パーティングラインを中心線からキャビティプレート側にわずかにずらし、間座と金型の接触面積を(コアプレート側)>(キャビティプレート側)とすることで、金型を開いた際に間座を確実にコアプレート側に固着させることができる。
この発明によれば、間座の端部にころ端面と接する拡張部を設けたことにより、間座の軸方向への動きをころ端面あるいは側板で規制することができるため、隣り合ったころ間において、間座を広域にわたって介在させる必要がなく、潤滑油の攪拌抵抗を抑えることができ、また、転がり面付近における潤滑油の円滑な貫流が可能となるため、昇温を抑えた許容回転数の高い転がり軸受を提供することができる。
また、この発明のころ軸受は、間座を軌道面つば部(内輪つば外径や外輪つば内径)または側板で案内させる場合、間座の拡張部が案内面となるため、拡張しない場合に比べて案内面積が拡大し、案内面に油膜が形成されやすくなり、間座の摩耗が減少する。
さらに、この発明のころ軸受は、一方の軌道輪を抜いてもころが脱落することがないため、取り扱い性や設備への取り付け性、取り外し性が向上する。
以下、図面に従ってこの発明の実施の形態を説明する。
図1に示す実施の形態は、円筒ころ軸受に適用した例であって、外輪12と、内輪14と、ころ16と、間座18と、側板20とで構成されている。ころ16は、その転動面16aにて外輪12の軌道面および内輪14の軌道面を転動する。隣り合うころ16間に間座18が介在させてある。
各間座18は、軸方向の片端に、円筒ころ16の端面と向かい合う拡張部18aが形成してある。拡張部18aは、図2に一点鎖線で示すころピッチ円の円周方向または接線方向に間座18の端部を拡張することによって形成される。ころピッチ円の円周方向に拡張した場合の拡張部18aは弧状を呈する(図1(B)参照)。ころピッチ円の接線方向に拡張した場合の拡張部18aは矩形を呈する(図3参照)。図3に、円筒ころ16のピッチ円接線方向の長さの最大値を符号Lで示してある。間座18の、円筒ころ16の転動面と接する面の断面は、円筒ころ16の転動面16bの曲率半径よりも僅かに大きい曲率半径の凹円弧形状である。したがって、隣り合った間座18で円筒ころ16を抱きかかえた格好となり、間座18は側板20によって外輪12側に拘束されているため、内輪14を抜いてもころは脱落しない。
図1の実施の形態は間座18を側板20に案内させる形式である。すなわち、間座18の拡張部18aの内径を側板20の円筒部で支持することにより、間座18の径方向の動きを規制してその挙動を安定させる。なお、間座18の拡張部18aの外径を外輪12のつば内径面で支持することにより、間座18の径方向の動きを規制してその挙動を安定させることもできる。
側板20は断面がL字形をした環状体である。側板20の形状は、間座の軸方向への動きを規制しつつ、間座を径方向に抱ける形状であればよく、L字形のほかコの字形(図4参照)などとすることもできる。側板20の材質は金属とし、摺動性の良い材質が特に望ましい。かじり防止のため間座18と側板20の材質は異材とするのが望ましく、たとえば間座18の材質を黄銅または樹脂とし、側板20の材質を鉄または黄銅とする。間座18と側板20の材質の組み合わせをより具体的に例示するならば、黄銅と鉄、樹脂と黄銅、樹脂と鉄などである。
側板20の製作方法としては、鋳造、切削、鍛造、プレス等、特に限定しないが、製造コスト面ではプレスによる製作が好ましく、間座との摺動性の点では切削による製作が好ましい。たとえばS45C材から切削により製作する。
側板20には軸方向に貫通する油穴20aが設けてある。油穴20aは円筒ころ16間の潤滑油が出入りしやすくして潤滑油による攪拌抵抗を軽減させる役割を果たす。油穴20aの数は単数でも複数でもよく、また、四角形、三角形、台形、円、楕円等々種々の形状とすることができる。
側板20は外径を外輪12の環状段部に圧入して固定してある。側板20の固定対象は外輪に限らず内輪でもよい。側板20の固定方法は種々の形態をとることができ、圧入のほか、ボルト締め、軸受の周辺部品に頼ることもでき、また、側板20の形状を工夫することでつば輪の機能を兼用させ、部品点数を削減することもできる。
NJ2324E(φ120×φ260×86)に適用した場合について述べるならば、円周方向すきまSは1.5mmであり、数式で表すとS=0.0026×Dw×Zである。また、間座16の最小部肉厚は1.8mmである。このとき、軸受の温度が100℃上昇しても、ころ16と間座18の熱膨張の総和は1mm程度であり、円周方向すきまSが潰れることはなく、一般的な温度条件下での使用に耐えることができる。ちなみに、円筒ころ(軸受鋼)の線膨張係数は12.5×10-6(℃)、間座(66ナイロン(N))の線膨張係数は9×10-5(℃)である。また、間座18の端部をピッチ円接線方向に拡張した長さの最大値Lは20mmであり、数式で表すとL=0.5Dwである。このとき、拡張部はころの面取りを越えてころ端面と接触し、また、隣り合う間座が互いに干渉することはない。
NJ2324E(φ120×φ260×86)に適用した実施例と比較例(もみ抜き保持器付き)とについて、ころ本数および軸受寿命比を比較した結果を表1に示す。
Figure 2007092983
図5に示すように、複列のころ軸受に適用する場合は、側板30を内輪24の外つば24aに設けることで軸受を容易に組み立てることができる。すなわち、あらかじめころ26と間座28を配列させた上で側板30を取り付けることができる。側板30は中つば24bに設けることもできるが、その場合は側板30を取り付けた後でころ26と間座28を配列させる必要があるため、最後のころは間座を弾性変形させて組み込む必要がある。
図6に示す実施の形態は間座18の両端に拡張部18aを設けたものである。
間座18のころ接触面18bの断面形状は、図7に示すように凹円弧とするほか、図8に示すようにストレート面で形成される凹形状としてもよい。
図9に、油溝を設けた間座の変形例を示す。図9(A)はころ接触面18bに設けた油溝18cの例、図9(B)は拡張部18aの内面に設けた油溝18dの例を示す。油溝は1本でも2本以上でもよく、軸受の半径方向に対し平行でも平行でなくてもよい。また、2本以上の油溝が交差していてもよい。1つの間座18に2種類の油溝18c,18dを設けてもよい。
図10に、間座18のころ接触面18bに凹部を設けた例を示す。凹部は1箇所でも2箇所以上でもよい。図10(A)は互いに独立したディンプル状の凹部18eの例、図10(B)は間座18の長手方向に延びる平行な溝の形態をした凹部の例18fを示す。
油溝18c,18dや凹部18e,18fは種々の断面形状とすることができる。図11(A)〜(F)に、V形、矩形、台形、円弧、楕円弧の場合を例示する。
図12に、貫通穴を設けた間座の変形例を示す。図12(A)はころ接触面18aに開口した貫通穴18gの例、図12(B)は拡張部18aを軸方向に貫通した貫通穴18hの例を示す。貫通穴の数は単数でも複数でもよく、また、四角形、三角形、台形、円、楕円等々、種々の形状とすることができる。
凹部18e,18fや貫通穴18g,18hには、ポリルーブ(商品名:NTN株式会社)等に代表される、グリースと樹脂を主成分とする固体潤滑剤を埋設してもよい。
油溝18c,18dや凹部18e,18fの深さは、間座18の破断回避のため、また、潤滑剤の保持性の要求から、ころ径をDwとしたとき、0.001Dw〜0.1Dw、より好ましくは0.01Dw〜0.1Dwの範囲内に設定する。
油溝18c,18dや凹部18e,18fや貫通穴18g,18hの開口縁には、ころ16とのエッジ接触を避けるために面取りを設けることが好ましい。油溝や凹部や貫通穴の占有面積は、間座18ところ16の接触面圧の上昇を防ぐため、それらを設けない場合のころ接触面積の50%、好ましくは30%を上限とする。
間座18の軸方向に対して垂直な断面における最小部肉厚は、間座18の破断回避と軸受の高負荷容量の双方を実現するために、ころ径をDwとしたとき、0.03Dw〜0.20Dwの範囲内とするのが好ましい。数値範囲の下限については、0.03Dwよりも薄いと破断のおそれがあるため0.03Dwを下限とする。上限については、0.20Dwは従来の保持器における柱の肉厚に相当するが、これを越えると負荷容量が低くなるため、0.20Dwを上限とする。
間座18の材質は、樹脂でも、金属でもよい。樹脂製間座の製作方法としては射出成形が好ましい。金属製間座の製作方法としては、鋳造、切削、鍛造、プレス等、特に限定しないが、製造コスト面ではロストワックス等に代表される精密鋳造や、鍛造が好ましく、特に高精度で製作する場合は切削による追加工や一からの製作が好ましい。
間座18を金属製とする場合、一般の鋼よりも比較的摺動特性の良い銅系合金が好ましい。S30C等の機械構造用炭素鋼も用いることができる。間座に用いる銅系合金としては、黄銅が好ましく、この中で六四黄銅や高力黄銅が好ましい。高力黄銅は、六四黄銅にマンガン(Mn)を0.1〜5.0重量%添加し、場合によりこの他にAl,Fe,Sn,Ni等の成分を若干添加したものであり、それらのα相やβ相への固溶によって強くなり、耐食性および耐摩耗性も増したものとなる。
間座18を樹脂製とする場合、樹脂は、射出成形可能であることが好ましく、繊維その他の充填材が混合していても射出成形可能な配合となっていればよい。一般に樹脂材料は軽量で自己潤滑性を備え摩擦係数が小さいため間座の材料として好ましいと考えられる。間座に適した樹脂を例示するならば次のとおりである。
ポリカーボネート(PC),ポリアミド6(PA6),ポリアミド66(PA66),ポリアセタール(POM),変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE),ポリブチレンテレフタレート(PBT),GF強化ポリエチレンテレフタレート(GF−PET),超高分子量ポリエチレン(UHMW−PE)等に代表される汎用エンジニアリング・プラスチック
ポリサルフォン(PSF),ポリエーテルサルホン(PES),ポリフェニレンサルファイド(PPS),ポリアリレート(PAR),ポリアミドイミド(PAI),ポリエーテルイミド(PEI),ポリエーテルエーテルケトン(PEEK),液晶ポリマー(LCP),熱可塑性ポリイミド(TPI),ポリベンズイミダゾール(PBI),ポリメチルペンテン(TPX),ポリ1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレート(PCT),ポリアミド46(PA46),ポリアミド6T(PA6T),ポリアミド9T(PA9T),ポリアミド11,12(PA11,12),ポリテトラフルオロエチレン(PTFE),テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA),テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)等に代表されるスーパー・エンジニアリング・プラスチック
上記の汎用エンジニアリング・プラスチック、スーパー・エンジニアリング・プラスチックや、布入りフェノール樹脂等が機械的強度、耐油性、耐熱性の点で好ましい。
球面ころ軸受に適用する場合、図13に例示するように、間座38のころ接触面38bは凹球面状とするのが好ましい。ここでは両端に拡張部38aを設けた場合を例示してある。
円すいころ軸受に適用する場合、図14に示すように、間座48のころ接触面48bは凹斜面形状とするのが好ましい。ここでは両端に拡張部48aを設けた場合を例示してある。円すいころ軸受に適用する場合、側板50の固定対象は内輪44の小つば側、あるいは大つば側のいずれでもよく、小つばを省略して側板50を設けた例を図15に示す。符号42は外輪、46は円すいころを示す。
上述の実施の形態では、間座18の軸方向端部にころ端面と向かい合う面をもった拡張部18aを設けることで、間座18の軸方向への動きを規制するようにしている。このため、拡張部18aは軸受の運転中にころ16の端面16bとすべり接触する。特に接触面が平坦である場合、ころ端面16bにおける潤滑油の円滑な貫流を妨げるほか、輪郭のエッジ部によってころ端面16bの油膜を切ってしまうおそれがある。その結果、ころ端面16bと軌道輪つば面との間の潤滑油不足が生じ、かじりや発熱につながるおそれがある。このような問題点に鑑み、以下に述べる間座の変形例では、ころ端面付近の潤滑油の円滑な貫流を可能にして、ころ端面における油膜切れの発生を抑えるために、間座18のころ端面との接触部に凸部52が設けてある。これにより、ころ端面と軌道輪つば面との間の潤滑油不足を軽減し、かじりの発生や発熱を抑えたころ軸受を提供することができる。
まず、図16に示す変形例は、間座18の拡張部18aの、ころ端面16bと向かい合う面に、先端が半球状の凸部52を設けたものである。この場合、間座18は凸部52の先端にてころ端面16bと接触するため点接触となり、また、凸部52周辺には空間が生まれるため、潤滑油の円滑な貫流が可能となり、油膜切れの発生を抑制することができる。
図17に示す変形例は、ころ端面16bのうち、軌道輪のつば面と接触する領域(斜線部)を避けた部分、すなわち、ころ端面16bの中心寄りに、凸部52を設けた例である。
図18に示す変形例は、射出成形によって製作する樹脂製間座に適用した場合である。凸部52を断面が略半円状の蒲鉾状とし、凸部52の長手方向を成形金型のパーティング面に対して垂直に延在させてある。この場合、図19に示すように、上型64と下型60を一方向に、つまり図示の場合上下方向に開くだけで間座18を容易に取り出すことができる。図19中、上型64および下型60のパーティング面はそれぞれ符号66および62で指してある。
なお、凸部52の数は1箇所でも2箇所以上でもよい。あるいは、拡張部18aのころ端面16bと向かい合う面全体にクラウニングを付与して凸部52としてもよい。
ところで、軸受の保持器は、一般的にかしめやころの圧入によってころの脱落を防止しており、一度組み込んだころは分解できない構造となっている。そのため、軸受のメンテナンスの際に、ころが拘束されている側の軌道輪の軌道面の状態を確認するには、保持器を切断したり、変形させたりする必要があり、軸受を継続使用することができない。そこで、側板を変形させることなく、かつ、容易に引き抜くことを可能にすることが望ましい。とくに、ころ間に保持器に代えて間座を介在させ、間座の軸方向端部にころ端面との接触部を設けたころ軸受において、側板を変形させることなく、かつ、容易に引き抜くことができれば、軸受のメンテナンス時に、ころが拘束されている側の軌道輪の軌道面状態が確認でき、なおかつ側板を再使用できるため軸受の継続使用が可能となる。
図20および図21に示す円筒ころ軸受を例にとって説明すると、この円筒ころ軸受は、外輪12と、内輪14と、円筒ころ16と、間座18と、側板20とを主要な構成要素として成り立っている。外輪12は内周面に軌道を有し、その軌道の両側につば12aが形成してある。内輪14は外周面に軌道を有し、その軌道の片側につば14aが形成してある。外輪12の軌道と内輪14の軌道との間に複数の円筒ころ16が転動自在に介在させてある。
間座18は、円筒ころ16の長さを越えて軸方向に延在している。間座18の一方の端部には拡張部18aが形成してある。拡張部18aは円筒ころ16の端面と向かい合う面をもっている。
側板20は、間座18の拡張部18aを軸方向および半径方向に支持・拘束する。すなわち、側板20は環状で、図20(B)に示すように、フランジ部20aと円筒部20bとからなるL字形断面を有し、フランジ部20aを外輪12の一方の端面に形成した環状段部12bに圧入してある。なお、側板20は、ここでは外輪12に圧入するようにしてあるが、内輪14に圧入する構成とすることもできる。側板20のフランジ部20aは間座18の拡張部18aを拘束して間座18が軸方向に抜け出すのを防止する役割を果たす。側板20の円筒部20bは側板20の内周に位置して円筒ころ16側に向かって突出しており、間座18の拡張部18aを半径方向に支持する。
側板20には、円周上六等分位置に、軸方向に貫通するタップ穴20cが形成してある。側板20を引き抜くに際して、タップ穴20cにボルト20dを締め込むとその先端は円筒ころ16の端面に当たる。このとき、円筒ころ16の端面に機能上の有害な傷を発生させないようにするため、円筒ころ16の端面のうち、摺動面を避けた部分(図21の斜線部)に当たるように、タップ穴20cの軸受半径方向の位置を調整するのが望ましい。
この実施の形態では、図20(A)から分かるように、タップ穴20cは外輪12のつば12aの内径よりも小径側に位置している。したがって、このタップ穴20cは軸受の内部と外部を連通させて油の貫流を促す油穴としての機能を兼備している。
図22に示す変形例は、タップ穴20cの位置、とりわけ軸受半径方向の位置を変更したものである。すなわち、図20(A)の実施の形態ではタップ穴20cが外輪12のつば12aの内径よりも小径側に位置しているのに対し、ここではタップ穴20cが外輪12の環状段部12bの半径方向に延びる壁面とオーバラップしている。したがって、この場合、側板20を引き抜く際に、タップ穴20cにボルト28を締め込んでも、円筒ころ16の端面を傷つける心配がない。
図23に対比して示す変形例はいずれも、外輪12の両端側に側板20を配置し、それぞれ間座18の端部を支持・拘束するようにしている。そして、図23(A)に示す変形例は、図20(A)に示したものの変形例に相当し、タップ穴20cが外輪12のつば12b(図20(A)参照)の内径より小径側に位置している。
図20(B)に示す変形例では、タップ穴20cは、外輪12の環状段部12bの壁面と部分的にオーバラップし、かつ、部分的に当該壁面からはみ出している。この場合、タップ穴20cに油穴としての機能を兼備させた上で、ボルトの先端を外輪12の環状段部12bの壁面に当てて締め込むことで、円筒ころ16の端面に全く接触させることなく側板20を引き抜くことができるようにしたものである。
図23(C)に示す変形例は、図22に示したものの変形例に相当し、タップ穴20cは外輪12の環状段部12bの壁面と完全にオーバラップしている。図23に示すように軸受の軸方向両側に側板20を取り付ける場合、タップ穴20cは両方の側板20に設けてもよいが、片方に設けるだけでもよい。
側板20の変形を避けるため、タップ穴20cの数は3箇所以上とし、かつ、ピッチ円上に等配とすることが望ましい。また、ボルト20dの先端は間座18の端面に接触させて締め込んでもよいが、軌道輪(12,14)や円筒ころ16の端面のように、硬度の高い面に接触させるのが望ましい。
隣り合うころ16間に間座18を介在させたこの種のころ軸受では、間座18を外輪12または内輪14の軌道面に接触させて軌道輪に案内させる場合、転がり面における油膜形成が阻害されるおそれがある。さらに、この種のころ軸受は、ころ16と間座18を外輪12の内周に交互に配列した後、最後に残った間座18をころ16間に圧入して組立てを行う。そのため、圧入しろの関係からころ16間のすきまを大きく上回る肉厚の間座18を使用することができず、必然的に間座18の案内面(軌道面と摺接する面)の面積が狭くなる。したがって、間座18の案内面における、いわゆる「くさび膜効果」による油膜の負荷容量が小さくなるため、油膜切れが発生し、軸受の発熱、間座18の異常磨耗につながるおそれがある。そこで、間座18の形状を工夫することで、転がり面付近における潤滑油の円滑な貫流を可能ならしめ、さらに、間座18の案内面における油膜切れの発生を抑えることで、軸受の発熱、間座の異常磨耗を回避した許容回転数の高いころ軸受を提供することが求められる。
図24および図25に示す実施の形態は、間座18と拡張部18aの、外輪12のつば12aの内径面に向かい合う面に設けた案内面54を、曲率半径が外輪12のつば12aの内径面よりも小さい凸曲面で形成したものである。このような構成を採用することにより、転がり面付近における潤滑油の円滑な貫流が可能となるほか、案内面54にいわゆる「くさび膜効果」(運動方向に狭まっているくさび状のすきまに、流体が粘性によって引き込まれて圧力すなわち負荷能力を発生する効果)が発生し、案内面54における油膜切れの発生を抑えることができる。なお、図24は、便宜上、側板を使用しないタイプの図を流用したものであるため側板が示されていない。
さらに、間座18を内輪14または外輪12の軌道面に摺動させる必要がないため、転がり面の油膜形成が阻害されることはなく、さらに、案内面54の面積がころ16間のすきまによって制約を受けることがない(図24参照)。ここで、くさび膜効果によって得られる油膜の負荷能力は案内面が広いほど大きく、たとえば案内面の運動方向すなわち前記拡張部の円周方向への長さを2倍にした場合、油膜の負荷能力は4倍に増大させることができる。つまり、間座の前記拡張部は、間座の軸方向への動きを規制する役割のほか、案内面の面積を拡大するという別の利点を有している(図25参照)。
なお、図25に示すように、拡張部18aの末端部分、とくに軸受の円周方向に向いた外径側端部縁部には、面取りを施すのが望ましい。
また、拡張部18aの長さは、案内面54における油膜の負荷能力を確保しつつ、隣り合う間座が互いに干渉しないように設定する。具体例を挙げるならば、ころ径をDwとしたとき、拡張部の長さLは次式で表される範囲内であるのが好ましい。
0.5×Dw≦L≦0.9×Dw
間座18の案内面(凸曲面)54の曲率半径Rは、外輪12のつば12bの内径面の曲率半径をRとしたとき、0.3×R<R<0.6×Rで表される範囲内とするのが好ましい。図26に、円周方向すきまの隣に位置する間座18の挙動を示す。案内面54の曲率半径Rを上記の範囲内とすることで、間座18の姿勢が乱れても、間座18が案内面54にて外輪12のつば12bの内径面と接触するようにすることができる。上限を0.6×Rとしたのは、間座18の挙動が乱れても案内面54におけるエッジ接触を回避し、くさび膜効果を発生させるためである。この種のころ軸受では、円周方向すきまの隣に位置する間座18の挙動が不安定になる(図26参照)。すなわち、両隣のころ16の転動面から解放された間座18は、円周方向すきまの中で移動、回転することができるため、案内面54のアプローチアングル(くさび角)も常に一定ではない。したがって、間座18の案内面(凸曲面)54の曲率半径Rが大きすぎると、言い換えればアプローチアングル(くさび角)が小さすぎると、間座18の挙動によっては拡張部18aの末端部分が外輪つば内径面とエッジ接触したり、くさび膜効果が得られなかったり、といった不具合が生じることがある。下限を0.3×Rとしたのは、くさび膜効果による油膜の負荷容量を確保するためである。間座18の案内面(凸曲面)の曲率半径が小さすぎると、言い換えればアプローチアングル(くさび角)が大きすぎると、くさび膜効果によって得られる油膜の負荷能力が低下してしまう。
図27に、間座18を射出成形によって形成する場合の金型60,64のパーティング面62,66の位置(パーティングライン)を示す。図示するように、案内面(凸曲面)54の幅中心にパーティングラインを設けることで、アンダーカット形状を避けることができる。
図28に示す実施の形態は、間座18の案内面(凸曲面)54の頂点に平坦部56を設けたものである。平坦部56を設けることで、外輪つば内径面との間に空間が生まれるため、パーティングライン58上に存在するバリと外輪つば内径面との摺動を回避することができ、案内面(凸曲面)54における油膜切れや磨耗粉の発生を抑えることができる。金型費を抑え、成形時の金型の開閉制御を容易にするためには、金型60,64のパーティング面62,66は、間座18の形状を左右対称に二等分し、かつ、アンダーカット形状を避けた位置に設けることになる。すなわち、図28を参照して述べるならば、案内面(凸曲面)54の頂点を通り、間座18の幅を二等分する二点鎖線位置に、パーティングラインを設けることになる。しかしながら、パーティングラインにはバリや段差が伴うことから、外輪つば内径面との摺動により磨耗粉が発生したり、油膜切れの発生原因となり得る。そこで、案内面(凸曲面)54の頂点に平坦部56を設けることで、間座18のパーティングラインと外輪つば内径面との接触を回避することができる。
さらに、図28に示すように、パーティングライン58の位置を、平坦部54内で、かつ、間座18の幅を二等分する中心線(二点鎖線)からわずかにずらすことで、アンダーカット形状を回避しつつ、射出成形後の間座18を金型60,64から確実に離型することができる。射出成形後の製品を離型するためには、金型が開いた際に、製品は突き出しピンを有するコアプレート(可動側の金型)側に固着している必要がある。しかし、金型のパーティングラインを製品を左右対称に二分する位置に設けた場合、金型を開いた際に、製品がキャビティプレート(固定側の金型)に固着してしまうことがあり、製品を離型できないという不具合が生じる。そこで、パーティングラインを中心線からキャビティプレート側にわずかにずらし、間座と金型の接触面積を(コアプレート側)>(キャビティプレート側)とすることで、金型を開いた際に間座を確実にコアプレート側に固着させることができる。
(A)はこの発明の実施の形態を示す円筒ころ軸受の破断斜視図、(B)は分解斜視図 円周方向すきまを説明するための図1の円筒ころ軸受の略図 側板を一部破断した図1の円筒ころ軸受の正面図 (A)は内外輪別体組み込みの過程を示す断面図、(B)は図4(A)における円筒ころ軸受の部分正面図 複列円筒ころ軸受に適用した実施の形態を示す破断斜視図 間座の変形例を示す円筒ころ軸受の破断斜視図 (A)は図6における間座の斜視図、(B)は断面図 (A)は間座の変形例を示す斜視図、(B)は断面図 油溝を設けた間座の変形例を示す斜視図 凹部を設けた間座の変形例を示す斜視図 油溝および凹部の断面形状を例示する拡大断面図 貫通穴を設けた間座の変形例を示す斜視図 球面ころ軸受用間座の例を示す斜視図 円すいころ軸受用間座の例を示す斜視図 円すいころ軸受に適用した実施の形態を示す破断斜視図 (A)は間座の変形例を示す平面図、(B)は斜視図 間座の別の変形例を示す斜視図 間座のさらに別の変形例を示す斜視図 図18に示す間座と金型の分解斜視図 (A)はこの発明の実施の形態を示す円筒ころ軸受の断面図、(B)は図20(A)における側板の拡大図 図20(A)の円筒ころ軸受の一部破断側面図 別の実施の形態を示す円筒ころ軸受の一部破断斜視図 さらに別の実施の形態を示す図20(A)と類似の断面図 別の実施の形態を示すころ軸受の破断斜視図 図24における間座の斜視図 図24のころ軸受の部分側面図 間座の離型過程の斜視図 間座の拡大側面図
符号の説明
12,22,42 外輪
12a つば
12b 環状段部
14,24,44 内輪
14a,24a つば
16,26,46 ころ
16a 転動面
16b 端面
18,28,38,48 間座
18a,38a 拡張部
18b,38b ころ接触面
18c,18d 油溝
18e,18f 凹部
18g,18h 貫通穴
52 凸部
54 案内面(凸曲面)
56 平坦部
58 パーティングライン
20,30,50 側板
20a フランジ部
20b 円筒部
20c タップ穴
20d ボルト
60,64 金型
62,66 パーティング面

Claims (20)

  1. 隣り合うころ間に間座を配置したころ軸受において、前記間座がころピッチ円の内径側から外径側まで延在し、間座のころの転動面と接触する面の断面形状がころの転動面を受け入れる凹形状であり、かつ、間座の少なくとも軸方向片端にころ端面と向かい合う面をもった拡張部を設け、内輪または外輪に固定した環状の側板によって前記拡張部を支持したころ軸受。
  2. 円周方向すきまSが、ころ径をDw、ころ本数をZとしたとき、0.001×Dw×Z≦S≦0.01×Dw×Zの範囲内である請求項1のころ軸受。
  3. 間座の拡張部の長さの最大値Lが、ころ径をDwとしたとき、0.2×Dw≦L≦0.9×Dwの範囲内である請求項1または2のころ軸受。
  4. 間座を外輪のつば内径面で案内する請求項1ないし3のいずれかのころ軸受。
  5. 間座を内輪のつば外径面で案内する請求項1ないし3のいずれかのころ軸受。
  6. 間座を側板で案内する請求項1ないし3のいずれかのころ軸受。
  7. 間座のころと接触する面に油溝を設けた請求項1ないし6のいずれかのころ軸受。
  8. 間座のころと接触する面に、潤滑油の保持を目的とした凹部を設けた請求項1ないし7のいずれかのころ軸受。
  9. 側板が軸方向に貫通した油穴を有する請求項1ないし8のいずれかのころ軸受。
  10. 前記拡張部のころ端面と向かい合う面に凸部を設けた請求項1ないし9のいずれかのころ軸受。
  11. 前記凸部が、前記ころ端面のうち、軌道輪のつばと接する領域を避けた部分と向かい合う請求項10のころ軸受。
  12. 前記間座が樹脂製で、前記凸部を金型のパーティング面に対して垂直に延在させた請求項10または11のころ軸受。
  13. 前記凸部の先端が曲面である請求項10ないし12のいずれかのころ軸受。
  14. 前記側板に軸方向に貫通したタップ穴を設けた請求項1ないし13のいずれかのころ軸受。
  15. 前記タップ穴が軸受の内部と外部を連通させる位置にある請求項14のころ軸受。
  16. 前記タップ穴の軸受半径方向の位置が、ころ端面のうち摺動面を避けた部分に対応する請求項14または15のころ軸受。
  17. 前記間座の拡張部の、外輪つば内径面に向かい合う面に設けた案内面を、曲率半径が外輪つば内径面よりも小さい凸曲面で形成した請求項1ないし16のいずれかのころ軸受。
  18. 外輪つば内径面の曲率半径をRとしたとき、前記凸曲面の曲率半径Rが0.3×R<R<0.6×Rで表される範囲内である請求項17のころ軸受。
  19. 樹脂材の射出成形によって形成された前記間座の、前記凸曲面の頂部に平坦部が設けてある請求項17または18のころ軸受。
  20. パーティングラインが、前記平坦部内で、かつ、間座の幅を二等分する中心線からずらした位置を通る請求項19のころ軸受。
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