JP2007092339A - 支柱の取付構造 - Google Patents

支柱の取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2007092339A
JP2007092339A JP2005280901A JP2005280901A JP2007092339A JP 2007092339 A JP2007092339 A JP 2007092339A JP 2005280901 A JP2005280901 A JP 2005280901A JP 2005280901 A JP2005280901 A JP 2005280901A JP 2007092339 A JP2007092339 A JP 2007092339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
base
support
cover
positioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005280901A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4117000B2 (ja
Inventor
Kojiro Morii
幸治郎 森井
Chika Harano
親 原野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Pica Corp
Original Assignee
Pica Corp
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pica Corp, Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Pica Corp
Priority to JP2005280901A priority Critical patent/JP4117000B2/ja
Publication of JP2007092339A publication Critical patent/JP2007092339A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4117000B2 publication Critical patent/JP4117000B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fencing (AREA)
  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)

Abstract

【課題】耐破断性に優れた支柱台座が低コストで得られると共に、支柱台座の支柱挿入軸に対する支柱の位置決めを正確且つ容易にでき、支柱と支柱台座との固着作業がはかどる支柱の取付構造を提供すること。
【解決手段】支柱挿入軸19の根元部分19aとベース部18とのなすコーナー部21の外面の縦断面形状がなだらかなアール形状をした外側アール面Rに形成された支柱台座17を備える。外側アール面Rから外方に向かって支柱1の下端部1dを載置して位置決めするための位置決め突起20を突設し、位置決め突起20の上端を外側アール面Rの上端と同じか或いはそれよりも高く設定すると共に、位置決め突起20の上端よりも上方位置にて支柱1を支柱挿入軸19に固着した。
【選択図】図1

Description

本発明は、支柱の下端部が支柱台座に外嵌されて固着される支柱の取付構造に関するものである。
従来の支柱の下端部を支持するアルミダイカスト製の支柱台座として、床面に固定されるベース部から上方に向かって筒状の支柱挿入軸を一体に突設したものが特許文献1において開示されている。
従来は、筒状の支柱の下端部を支柱挿入軸に外嵌して、支柱の下端部をベース部の上面に載置して位置決めし、この状態で支柱と支柱挿入軸とをネジ固定するものであるが、従来の支柱台座は、支柱挿入軸の根元部分とベース部とのなすコーナー部の外面は縦断面形状が直角に屈曲しているため、例えば支柱に水平方向の荷重が繰り返して加わると、支柱台座のコーナー部に曲げモーメントが繰り返して作用し、コーナー部のエッジへの応力集中によって、アルミダイカストのひび割れ(クラック)や破壊が発生するおそれがあり、柵の安全性が低下する。このため従来の支柱台座では、耐破断性を改善することがきわめて重要である。
特開2002−294632号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、耐破断性に優れた支柱台座が低コストで得られると共に、支柱台座の支柱挿入軸に対する支柱の位置決めを正確且つ容易にでき、支柱と支柱台座との固着作業がはかどる支柱の取付構造を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために本発明は、土台に固定される支柱台座17のベース部18から上方に向かって支柱挿入軸19が一体に突設され、支柱挿入軸19に支柱1の下端部1dが外嵌されて固定される支柱の取付構造において、上記支柱挿入軸19の根元部分19aとベース部18とのなすコーナー部21の外面は縦断面形状がなだらかなアール形状をした外側アール面Rとなっており、ベース部18と支柱挿入軸19の根元部分19aとが外側アール面Rを介して連続するように一体形成されていると共に、上記外側アール面Rから外方に向かって支柱1の下端部1dを載置して位置決めするための位置決め突起20を突設し、位置決め突起20の上端を上記外側アール面Rの上端と同じか或いはそれよりも高く設定すると共に、位置決め突起20の上端よりも上方位置にて支柱挿入軸19に支柱1を固着してなることを特徴としている。
このような構成とすることで、支柱台座17のベース部18と支柱挿入軸19の根元部分19aとのなすコーナー部21の外面を縦断面形状がなだらかなアール形状をした外側アール面Rに形成したので、従来のような応力が集中するエッジがなくなり、コーナー部21に応力が集中した場合であっても、変形やひび割れ(クラック)の発生を防止できるようになり、また、支柱挿入軸19に対する支柱1の挿入量を、外側アール面Rではなく、該外側アール面Rの外方に突出する位置決め突起20を利用して規制できるので、支柱挿入軸19に対する支柱1の位置決めが正確且つ容易となる。
また、上記支柱1の側面1bにリップ溝7を設け、リップ溝7の一部に横桟2の端部を挿入して支柱1間に横桟2を架け渡し、リップ溝7の残りの部分を支柱カバー11にて覆うと共に、リップ溝7に嵌め込まれる支柱カバー11の下端部を上記支柱台座17の位置決め突起20の上端に載置して位置決めしてなることを特徴とするのが好ましく、この場合、支柱1の側面1bを化粧するための支柱カバー11の位置規制を支柱台座17を利用して行なうことができ、支柱カバー11の取り付け作業が容易となる。
また、上記支柱台座17のベース部18を覆うベースカバー22を備え、ベースカバー22の内縁部22aを支柱1の下端部1dの外周面に突き当てると共に、該内縁部22aの下端を上記支柱台座17の位置決め突起20の上端に載置して位置決めしてなることを特徴とするのが好ましく、この場合、ベースカバー22の内縁部22aを支柱1の下端部1dの外周部に隙間なく突き当てることで、ベースカバー22によってベース部18全体を覆い隠すことができると共に、ベース部18に対するベースカバー22の位置規制を支柱台座17を利用して行なうことができ、ベースカバー22の取り付け作業が容易となる。
本発明に係る支柱の取付構造は、支柱台座のベース部と支柱挿入軸の根元部分とのなすコーナー部の外面を縦断面形状がなだらかなアール形状をした外側アール面に形成することで、耐破断性に優れた支柱台座が得られると共に、支柱台座のコーナー部を補強する専用の部材を別途設ける必要がないため、部品数の増加を防止でき、製造コストアップを防止できるものであり、しかも、支柱挿入軸に対する支柱の挿入量を外側アール面から突出させた位置決め突起を利用して規制できるので、支柱を支柱挿入軸に正確且つ容易に位置決めできる結果、支柱と支柱挿入軸との固着作業がはかどり、作業効率が大幅に向上するものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図2は、笠木23を支える2本の支柱1の各下端部を、床面16に固定された支柱台座17に上方から外嵌してネジ固定したロフト用の柵の一例を示しており、図3は支柱1の数が3本の幅広のロフト用の柵の一例を示している。なお図中の2は横桟、23は笠木、24は遮蔽板である。
支柱1は、図4(a)に示すように、平面視で略H字形に形成されている。本例では、図6に示すように、支柱1の長辺側の両側面に、それぞれ、左右一対のフランジ25が向き合うように突出していると共に、左右のフランジ25の先端をさらに内向きに折り曲げてリップ片12が形成され、これらフランジ25とリップ片12とで囲まれた部分がリップ溝7となっている。なお、リップ片12の外角部12aには丸みが付けられ、衣服等の引っ掛かりなどを防止するようにしている。また本例では、支柱カバー11の係合部14の係合部14の外端面14cをフラットに形成したが、他例として図7に示すように、外端面14cを窪み形状に形成してもよい。
支柱台座17は、図1に示すように、床面16に固定されるベース部18から上方に向かって支柱挿入軸19が一体に突設され、支柱1の下端部1dを支柱挿入軸19に外嵌して固定するものである。支柱挿入軸19の輪郭は図6に示すように、支柱1の輪郭よりも一回り小さな略長方形状をしている。
支柱台座17は例えばダイカスト等からなり、四角筒状の支柱挿入軸19の根元部分19aが外曲がり状に屈曲してベース部18と一体形成されている。ベース部18は台座取付ボルト26によって床面16に固定されている。本発明では、支柱挿入軸19の根元部分19aとベース部18とのなすコーナー部21の外面は、縦断面形状が大きななだらかなアール形状をした外側アール面Rとなっており、ベース部18と支柱挿入軸19の根元部分19aとが外側アール面Rを介して連続するように一体形成されている。これにより、コーナー部21の強度向上が図られている。
さらに上記外側アール面Rからは、外方に向かって支柱1の下端部1dを載置して位置決めするための位置決め突起20が突設されている。本例の位置決め突起20は、図5(a)に示すように、支柱挿入軸19を中心として外側アール面Rの外方に向けて放射状に突出する複数(本例では6個)のリブ20a,20bからなる。リブ20a,20bの上端は上記外側アール面Rの上端と同じか或いはそれよりも高い水平面となっている。また本例のリブ20a,20bは、支柱挿入軸19の短辺側に設けられる2本の短寸リブ20aと、長辺側に設けられる1本の長寸リブ20bとからなる。短寸リブ20aの横幅寸法d1は、図6に示すように、支柱1の下端部1dを載置できる長さとされ、長寸リブ20bの横幅寸法d2は支柱1の下端部1d、支柱カバー11の下端部及びベースカバー22の内縁部22a下端をそれぞれ載置できる長さとされる。本例では2本の短寸リブ20aが、支柱1の下端部1dの長辺側の2箇所及び後述の支柱カバー11の下端部の2箇所、更にベースカバー22の内縁部22a下端の2箇所をそれぞれ支持するものであり、1本の長寸リブ20bが、支柱1の下端部1dの短辺側の中央の1箇所を支持するものである。
また、上記支柱挿入軸19には、図1に示すように、位置決め突起20の上端よりも上方位置にネジ孔28が設けられ、支柱1の下端部1dを位置決め突起20に載置した状態で、該ネジ孔28と支柱1に設けたネジ孔29とが位置合わせされ、ネジ30にて支柱1と支柱挿入軸19とをネジ固定できるようになっている。
次にベースカバー22を説明する。上記支柱台座17のベース部18は平面視で正方形状の輪郭を有するベースカバー22にて隠蔽されている。ベースカバー22は、ベース部18を上方から覆い隠すものであり、本例では図8、図9に示すように、支柱1の両側から突き合わせ可能な半割れ状に形成されている。半割れ状のベースカバー22は同じ形状をしており、内縁部22aが支柱1の下端部1dの外面及び支柱カバー11の下端部の外周面に突き当てられ、外縁部22bが床面16に載置されるようになっている。
ここで、ベースカバー22の内縁部22aは、図9(a)に示すように、支柱カバー11の外面から支柱1の両端面に跨って突き当てられるコ字状縁31と、コ字状縁31の一端側に連なる凸状縁32(図8、図9(a)、(b)、(c))と、コ字状縁31の他端側に連なる凹状縁33(図8、図9(a))とで構成されている。そして、半割れ状の一対のベースカバー22を左右逆向きにして支柱1の両側から嵌め合わせた状態で、コ字状縁31が支柱カバー11の外面から支柱1の両端面に沿って突き当てられるようになり(図4(a)の状態)、且つ、互いに突き合される凸状縁32と凹状縁33とが上下に嵌合するようになっている。またベースカバー22の内縁部22aは下方に向かって縦断面L字形に屈曲しており、内縁部22aの一部の下端がベース部18の上面に載置されると共に、内縁部22aの他の一部には位置決め突起20と対向する位置に切欠部34(図8)が形成され、この切欠部34の下端が図1に示すように、位置決め突起20上に載置されるようになっている。
さらに半割れ状の一対のベースカバー22の下面には、図9(b)〜(h)に示すように、下方に向かって複数(本例では3本)の位置決めピン35が突設され、一方、ベース部18の上面には図5(a)に示すように、ピン挿入孔36が形成され、前記のようにベースカバー22を支柱1の両側から嵌め合わせた状態で、位置決めピン35がピン挿入孔36にそれぞれ嵌まり込むようになり、これにより、各ベースカバー22がベース部18に対して位置決め固定された状態となる。なお本例では、ベース部18の四隅に台座取付ボルト26が挿通する長孔27(図5)が形成されている。また、ベース部18の上面には、図1に示すように、台座取付ボルト26の頭部26aが突出しているため、ベースカバー22をベース部18の上面から上方に浮きあがらせることでベースカバー22と台座取付ボルト26の頭部26aとが干渉しないようにしている。さらにこのようにベースカバー22をベース部18の上面から上方に浮きあがらせた状態で、上記位置決めピン35の先端がピン挿入孔36に挿入されるように、位置決めピン35の長さが設定されている。
次に横桟2の取付構造を説明する。支柱1の側面1bに設けられるリップ溝7の一部には、図10又は図12に示すように、角材からなる横桟2の端部が挿入される。横桟2の端面2aにはタッピングホール4bが形成され、横桟2の軸直角方向Nに突出する横桟接続用プレート3の一端部3a側に設けたネジ挿入孔3dからタッピングホール4bにタッピングネジ4aを螺合することで、横桟接続用プレート3の一端部3a側が横桟2の端面2aに位置決めされた状態でネジ固定される。横桟接続用プレート3は剛性の板材からなり、支柱1のリップ溝7の内側に挿入可能なサイズに形成されている。横桟接続用プレート3の上下幅は横桟2の端面2aの外径寸法よりも大きく形成され、横桟接続用プレート3の他端部3b側であって且つ横桟2の端面2aから外れた位置にはネジ孔3cが穿設されている。一方、支柱1には、支柱1の軸直角方向Mに貫通し且つ支柱1の両側面1bにそれぞれ開口する横通し孔1aが穿設されている。
また本例では、タッピングネジ4aをタッピングホール4bに螺合して横桟接続用プレート3を横桟2の端面2aに固定した状態で、タッピングネジ4aの頭部4cが横桟接続用プレート3の背後に突出するようになっている。一方、支柱1の側面1bに横通し孔1aから所定距離S´をあけた位置に小孔1cが形成されている。上記所定距離S´は、図11に示すように、横桟接続用プレート3のネジ挿入孔3dとネジ孔3c間の距離Sと略同じ距離とされる。これにより、支柱1の側面1bに横桟接続用プレート3を当てた際にタッピングネジ4aの頭部4cが小孔1cに嵌り込むことで、横桟接続用プレート3のネジ孔3cを支柱1の横通し孔1aとを位置決めできるようになる。その後、通しネジ5を一方の横桟接続用プレート3のネジ孔3cから支柱1の横通し孔1aを貫通して他方の横桟接続用プレート3のネジ孔3cから突出させてナット6で締結することで支柱1に横桟2を連結できるようになっている。
なお、タッピングネジ4aとして皿ネジを用いて、横桟接続用プレート3の背後にタッピングネジ4aの頭部4cが突出しないようにしてもよく、この場合は支柱1の側面1bに位置決めのための小孔1cを設ける必要がなく、孔加工を省略できる。
さらに本例では、横桟接続用プレート3の一端部3aからは、横桟2の端面2aと直交する側面2bに当接する回転防止片10(図10〜図12)が突設されており、回転防止片10によって横桟2に対する横桟接続用プレート3の回転防止が図られている。なお、横桟接続用プレート3には回転防止片10を設けたタイプと、設けないタイプ3´(図12)の2種類がある。
次に、上記リップ溝7を覆う支柱カバー11を説明する。支柱1のリップ溝7の一部には前記のように横桟2の端部が架け渡され、リップ溝7の残りの部分は支柱カバー11にて覆われる。支柱カバー11は横桟2を支柱1に連結するための横桟接続用プレート3、通しネジ5及びナット6を隠蔽して、外観を良くするものである。本例の支柱カバー11は、図6に示すように、平面視で略コ字状に形成され、リップ片12,12間の開口を塞ぐと共にリップ片12の前面と面一状に配置される前パネル部13と、前パネル部13の左右両端から後方にL形に折曲された左右一対の係合部14とを備えている。左右一対の係合部14は、それぞれ、リップ溝7の底面(支柱1の側面1b)に当たって支柱カバー11の前後(図6の左右方向)の動きを止めるための第1当接部14aと、リップ片12の背面角部に当たって支柱カバー11の前後及び左右(図6の上下方向)の動きを止めるための第2当接部14bとを備えている。
ところで、横桟2をリップ溝7の一部に挿入されて連結する場合において、横桟2を動かして位置決めするためにはリップ片12との間に所定の隙間を確保する必要があり、このため、横桟2の端面には所定の隙間(図1(c)の横桟2の端面ラインL2)が生じている。これに対して、支柱カバー11の前パネル部13の端面をリップ片12と隙間なく接触させた場合は、横桟2の端面ラインL2が前パネル部13の部分で途切れてしまい、外観上において違和感が生じ、見栄えが良くない。そこで、本例では、支柱カバー11は係合部14に設けた第1当接部14a及び第2当接部14bとにより、リップ溝7に対する支柱カバー11の前後左右の動きが止められるようになっているので、支柱カバー11の前パネル部13の端面をリップ片12から離して配置可能となり、従って、前パネル部13の端面にリップ片12との隙間となる端面ラインL1(図10(c)、図13(b))を形成できると共に、この端面ラインL1をリップ溝7の一部に挿入されて連結されている横桟2の端面ラインL2(図10(c)、図13(a))と略一直線上に形成することができ、見栄えが良くなるものである。さらに支柱カバー11の下端部は、図1に示すように、支柱台座17の位置決め突起20上に載置されることで上下方向に位置決めされている。なお支柱カバー11には、図6に示すように、前パネル部13全体がフラットな形状のタイプと、図10(b)に示すように、前パネル部13の中央部に後述する遮蔽板24の端部が挿入される凹溝を設けたタイプのものとがある。
次にロフト用の柵を構築する場合の2つの方法を例に挙げて説明する。第1の方法は、床面16に支柱台座17を固定し、支柱1を支柱台座17の支柱挿入軸19に外嵌してネジ固定し、その後、横桟2を架設し、支柱カバー11及び笠木23を取り付けて、図2或いは図3に示すロフト用の柵を構築する。まず、複数の支柱台座17を所定間隔をおいて床面16に固定しておき、複数本の支柱1の下端部1dをそれぞれ支柱台座17の支柱挿入軸19に嵌め込んでいく。このとき、支柱1の下端部1dが支柱挿入軸19の外方に突出した位置決め突起20上に載置されて位置決めされた状態となり、支柱1と支柱挿入軸19とをネジ固定する。その後、支柱1間に横桟2を架設する。このとき、図10のように支柱1の両側に横桟2を配置する場合は、図11に示すように、2枚の横桟接続用プレート3を2本の横桟2の端面2aにそれぞれネジ固定しておく。なお図12のように支柱1の片側だけに横桟2を配置する場合は、2枚の横桟接続用プレート3の一方のみに横桟2の端面2aをネジ固定しておく。そして、一方の横桟接続用プレート3を支柱1の一側面1bに当て且つ他方の横桟接続用プレート3を支柱1の他側面1bに当てた状態で、通しネジ5を一方の横桟接続用プレート3のネジ孔3cから支柱1の横通し孔1aを貫通して他方の横桟接続用プレート3のネジ孔3cに通してナット6にて締結する。これにより図10に示すように、支柱1の両側に横桟2を連結したり、或いは図12に示すように、支柱1の片側だけに横桟2を連結できるようになる。その後、支柱1の頂部1e間に笠木23を掛け渡して、図14に示すように、笠木23をタッピングネジ8でネジ固定する。ここでは支柱1の頂部1eの4隅にタッピングホール9が設けられており、笠木23の底板部23aをタッピングネジ8で固着できるようにしている。
ロフト用の柵を構築する第2の方法は、先ず、支柱1と横桟2とからなる枠体を予め組み立てる。先ず、複数の支柱1を床面16に倒して並べ、この支柱1間に横桟2を並べた状態で、横桟2に固定した横桟接続用プレート3を支柱1に固定する。支柱1と横桟2との連結は前述と同じ方法で行ない、図10に示すように、支柱1の両側に横桟2を連結したり、或いは図12に示すように、支柱1の片側だけに横桟2を連結する。その後、組み立てた枠体を立てて、枠体を構成する複数の支柱1の下端部1dをそれぞれ床面16に固定された支柱台座17の支柱挿入軸19に外嵌してネジ固定する。なお、支柱カバー11及び笠木23の取り付けは、枠体の組み立てと同時に行なう場合、或いは枠体を支柱台座17に固定した後に行なう場合のいずれであってもよい。
また上記第1、第2の施工方法のいずれにおいても、ロフト用の柵の下半分に目隠しや防音等の目的で遮蔽板24(図10(b))を嵌め込むようにしてもよい。この遮蔽板24の取り付け方法は、左右の支柱1と上下の横桟2とで構成される枠体の内周面に凹溝を形成しておき、遮蔽板24の外周縁部を凹溝に嵌め込むようにすればよい。
上記構成によれば、支柱台座17のベース部18と支柱挿入軸19の根元部分19aとのなすコーナー部21の外面を縦断面形状がなだらかなアール形状をした外側アール面Rに形成したので、従来のような応力が集中するエッジがなくなり、コーナー部21に応力が集中した場合であっても、変形やひび割れ(クラック)の発生を防止できるようになり、結果、耐破断性に優れた支柱台座17が得られる。さらに位置決め突起20は支柱台座17と一体化されており、しかも外側アール面Rによってコーナー部21の強度向上が図られるので、コーナー部21を補強するための専用の補強部材を別途設ける必要がなく、部品数の増加を防止でき、製造コストアップを防止できるものである。
また、支柱1の挿入量を、外側アール面Rではなく、外側アール面Rから突出する位置決め突起20を利用して規制するので、支柱挿入軸19に対する支柱1の位置決めが正確且つ容易となり、支柱1と支柱挿入軸19のネジ固定作業がはかどり、作業効率が大幅に改善される。
また本例では、支柱1の側面1bにリップ溝7を設け、リップ溝7の一部に横桟2の端部を挿入して支柱1間に横桟2を架け渡し、リップ溝7の残りの部分を支柱カバー11にて覆うと共に、支柱カバー11の下端部を位置決め突起20の上端に載置して位置決めしているので、支柱1の側面1bを化粧するための支柱カバー11の位置規制を位置決め突起20を利用して行なうことができ、リップ溝7に対する支柱カバー11の取り付け作業が容易になる利点がある。
さらに、支柱台座17のベース部18を覆うと共に内縁部22aが支柱1の下端部1dの外周面に突き当てられるベースカバー22を備えており、このベースカバー22の内縁部22a下端を位置決め突起20の上端に載置して位置決めしたので、ベースカバー22の内縁部22aを支柱1の下端部1dの外周部に隙間なく突き当てることで、ベースカバー22によってベース部18全体を覆い隠すことができると共に、ベース部18に対するベースカバー22の位置規制を位置決め突起20を利用して行なうことができ、ベース部18へのベースカバー22の取り付け作業が容易になる利点もある。
なお前記実施形態では、支柱1と支柱挿入軸19とをネジ固定した場合を例示したが、勿論、ネジ固定に限らず、リベット等による固着でもよい。
本発明の柵は、住宅内のロフト用柵に限らず、住宅内の踊り場や2階用の柵として使用できる。さらに屋外に設置される外柵にも広く活用できるものである。
本発明の一実施形態を示し、支柱の下端部が外嵌された状態の支柱挿入軸の断面図である。 (a)の同上のロフト用柵の正面図、(b)は側面図、(c)は(a)のA―A線断面図、(d)は平面図、(e)は(a)のB―B線断面図、(f)は(a)のC―C線断面図である。 同上のロフト用柵の他例の正面図である。 (a)は同上の支柱と支柱台座の取り付け部分を平面から見た断面図、(b)は一部破断した側面図、(c)は正面図である。 (a)は支柱台座の平面図、(b)は(a)のE―E線断面図、(c)は(a)のF―F線断面図、(d)は(a)のD―D線断面図である。 図4(a)の片側半分を平面からみた断面図である。 図6の変形例を説明する平面断面図である。 (a)(b)は同上のベースカバーの斜視図である。 (a)は同上のベースカバーの底面図、(b)は側面図、(c)は(a)のG―G線断面図、(d)は(a)のH―H線断面図、(e)は(a)のI―I線断面図、(f)は(a)のJ―Jから見た矢視図、(g)は側面図、(h)は(a)のK―K線断面図である。 (a)は同上の支柱の両側に横桟を連結した状態の正面断面図、(b)は平面断面図、(c)は同上の横桟の端面ラインと支柱カバーの端面ラインとを略一致させた状態を説明する側面断面図である。 同上の支柱の両側に横桟を連結する過程の説明図である。 (a)は同上の支柱の片側のみに横桟を連結した状態の正面断面図、(b)は平面断面図、(c)は側面断面図である。 (a)は同上の横桟の端面ラインの説明図、(b)は同上の支柱カバーの端面ラインの説明図である。 (a)は同上の笠木の取り付け状態の一部破断した正面図、(b)は側面図、(c)は支柱のタッピングホールを説明する平面図である。
符号の説明
1 支柱
1b 支柱の側面
1d 支柱の下端部
2 横桟
7 リップ溝
11 支柱カバー
17 支柱台座
18 ベース部
19 支柱挿入軸
19a 根元部分
20 位置決め突起
21 コーナー部
22 ベースカバー
22a ベースカバーの内縁部
R 外側アール面

Claims (3)

  1. 土台に固定される支柱台座のベース部から上方に向かって支柱挿入軸が一体に突設され、支柱挿入軸に支柱の下端部が外嵌されて固定される支柱の取付構造において、上記支柱挿入軸の根元部分とベース部とのなすコーナー部の外面は縦断面形状がなだらかなアール形状をした外側アール面となっており、ベース部と支柱挿入軸の根元部分とが外側アール面を介して連続するように一体形成されていると共に、上記外側アール面から外方に向かって支柱の下端部を載置して位置決めするための位置決め突起を突設し、位置決め突起の上端を上記外側アール面の上端と同じか或いはそれよりも高く設定すると共に、位置決め突起の上端よりも上方位置にて支柱挿入軸に支柱を固着してなることを特徴とする支柱の取付構造。
  2. 上記支柱の側面にリップ溝を設け、リップ溝の一部に横桟の端部を挿入して支柱間に横桟を架け渡し、リップ溝の残りの部分を支柱カバーにて覆うと共に、リップ溝に嵌め込まれる支柱カバーの下端部を上記支柱台座の位置決め突起の上端に載置して位置決めしてなることを特徴とする請求項1記載の支柱の取付構造。
  3. 上記支柱台座のベース部を覆うベースカバーを備え、ベースカバーの内縁部を支柱の下端部の外周面に突き当てると共に、該内縁部の下端を上記支柱台座の位置決め突起の上端に載置して位置決めしてなることをことを特徴とする請求項1記載の支柱の取付構造。

JP2005280901A 2005-09-27 2005-09-27 支柱の取付構造 Active JP4117000B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005280901A JP4117000B2 (ja) 2005-09-27 2005-09-27 支柱の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005280901A JP4117000B2 (ja) 2005-09-27 2005-09-27 支柱の取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007092339A true JP2007092339A (ja) 2007-04-12
JP4117000B2 JP4117000B2 (ja) 2008-07-09

Family

ID=37978365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005280901A Active JP4117000B2 (ja) 2005-09-27 2005-09-27 支柱の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4117000B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013117152A (ja) * 2011-11-02 2013-06-13 Shikoku Chem Corp パネル塀およびその構築方法
JP2017110467A (ja) * 2015-12-18 2017-06-22 文化シヤッター株式会社 ベースプレートカバー、ベースプレートカバーの取付方法、及び、ベースプレートカバーの製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58179366U (ja) * 1982-05-27 1983-11-30 ワイケイケイ株式会社 支柱の取付装置
JPS62105274U (ja) * 1985-12-24 1987-07-04
JPH1136547A (ja) * 1997-07-16 1999-02-09 Shin Nikkei Co Ltd 支柱取付部カバー
JP2001241219A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Ykk Architectural Products Inc 胴縁の支柱への取付構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58179366U (ja) * 1982-05-27 1983-11-30 ワイケイケイ株式会社 支柱の取付装置
JPS62105274U (ja) * 1985-12-24 1987-07-04
JPH1136547A (ja) * 1997-07-16 1999-02-09 Shin Nikkei Co Ltd 支柱取付部カバー
JP2001241219A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Ykk Architectural Products Inc 胴縁の支柱への取付構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013117152A (ja) * 2011-11-02 2013-06-13 Shikoku Chem Corp パネル塀およびその構築方法
JP2017110467A (ja) * 2015-12-18 2017-06-22 文化シヤッター株式会社 ベースプレートカバー、ベースプレートカバーの取付方法、及び、ベースプレートカバーの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4117000B2 (ja) 2008-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4117000B2 (ja) 支柱の取付構造
KR102108290B1 (ko) 펜스용 포스트와 베이스플레이트의 결합구조
JP4167681B2 (ja) 柵の構造
JP2002227460A (ja) フェンス
JP4139404B2 (ja) 横桟の取付構造
KR20070099160A (ko) 넉다운 파티션 결합장치
JP7109228B2 (ja) 固定金具及び支柱の設置方法
JP4546890B2 (ja) 間仕切パネル装置
JP2014047526A (ja) 屋内階段および段板固定金具
KR102098059B1 (ko) 목재 펜스용 브라켓
JP6504731B2 (ja) 防護柵用横ビーム取付金具
JP2817630B2 (ja) 間仕切パネルの支持装置
KR100395372B1 (ko) 샤시의 조립구조
JP2601460B2 (ja) 車体フロント外装部品組付方法
KR101890550B1 (ko) 난간
JP2017008484A (ja) 腰壁パネル固定構造
JP2023119060A (ja) 階段用の接続部材
JP4367144B2 (ja) 出隅用外壁パネルの取付構造
KR101663276B1 (ko) 구조물의 프레임 연결구조
JP2007016525A (ja) 間仕切パネル装置
KR200375911Y1 (ko) 격자형 중문 조립체
JPH0910052A (ja) 安定脚の連結機構
JPH0735981Y2 (ja) バルコニーなどの周囲桟材取付部構造
JPH11141028A (ja) 間仕切りパネルの取付構造
JP2514947Y2 (ja) Alc外壁パネルの取付部の構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080325

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080418

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4117000

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140425

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250