JP2007092230A - 多段式ルーツブロワーを用いた圧縮空気利用システム - Google Patents

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Hiroyuki Toyoda
熙之 豊田
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Abstract

【課題】圧縮空気供給源に多段式ルーツブロワーを使ったエアーシステムにおいて、減圧弁のロスをなくすために減圧弁を取り外し、低圧の時有利な多段ルーツブロワーを使用してエネルギーの削減を目的とする圧縮空気利用システムを提供する。
【解決手段】インターレース装置で糸加工するのに必要な圧縮空気を供給するシステム。圧縮空気供給装置をエアーコンプレッサの代わりに多段式ルーツブロワーを使用する。インターレース装置に供給する配管経路に圧力センサーを設置し、設定エアー圧になるようにルーツブロワーの原動の回転数を制御し調圧しながら供給をおこなうエアーシステムが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、圧縮空気供給源に多段式ルーツブロワーを使ったエアーシステムに関する。
従来のインターレース装置における圧縮空気供給源は、一般にエアーコンプレッサが使われてきた。品物によりエアー圧は変える必要があり、減圧弁にて圧力を変えている。
以下、図１により従来のインターレース装置のエアーシステムの流れについて説明をする。図においてエアーコンプレッサ１、エアータンク２、メインラインフィルター３、エアードライヤ４、減圧弁５、圧力ゲージ６を配管にて接続されている。６からの配管はインターレース装置本体の自動バルブ７、及びエアーノズル８に接続される。
以上に述べた従来のエアーコンプレッサでは、ノズルへの供給エアー圧力が高い物はロスが少ないが、低い物（０．１ＭＰａ〜０．２ＭＰａ）に関してはエアーコンプレッサから供給されるエアー圧より、減圧弁にてかなり落とさないといけなかった。
本発明は、このような従来方式の構成が有していた課題を解決しようとするものであり、減圧弁のロスをなくすために減圧弁を取り外し、低圧の時有利な多段式ルーツブロワーを使用してエネルギーの削減を目的とするものである。
そして、本発明は上記目的を達成するために、多段式ルーツブロワー、エアータンク、エアーの質を確保するためのメインラインフィルター・エアードライヤ・ミストセパレータなどのエアー機器が設置される。
また、多段式ルーツブロワーから吐出される圧縮空気はエアー圧が微妙に変動するため、インターレース装置との間に圧力センサーを設置して、エアー圧を検出し安定させるための制御部から構成される。
上述したように本発明のエアーシステムは、必要な空気量に応じて多段式ルーツブロワーの原動モーターの回転数を調整しているので省エネルギーの効果がある。
また、ルーツブロワーの特性としてエアー圧が低い程、エアー量が増していくので、低いエアー圧で加工できるもの程効果がでてくる。０．１ＭＰａの場合５０％程度のエネルギー削減が見込める。
以下、本発明の実施の状態を図２に基づいて説明する。
図において１１は多段式ルーツブロワーで吐出口からアフタークーラ１２、圧力ゲージ１３を有するエアータンク１４へ配管で接続される。エアータンクからも配管で接続され、メインラインフィルタ１５、エアードライヤ１６、ミストセパレータ１８、１６と１８の配管に圧力センサー１７が設置されている。ミストセパレータからはインターレース装置のエアー回路にあたる自動バルブ１９、エアーノズル２０へと接続される。
以下、上記構成の動作を説明する。
多段式ルーツブロワーより圧縮空気が吐出され、アフタークーラ１２で冷却をして、エアータンクに溜められる。メインラインフィルタ１５・エアードライヤ１６で水・油の除去をして、ミストセパレータ１８で微細な塵埃やオイルミストを除去し、インターレース装置にクリーンな圧縮空気を供給する。
減圧弁のロスもなくすために、圧力センサー１７でエアー圧を検出して、ＰＩＤ制御にて多段式ルーツブロワーのモーター回転数の制御で調圧を行っている。
従来のインターレース装置に付帯するエアー系統図 本発明を組み込んだインターレース装置に付帯するエアー系統図
符号の説明
１ エアーコンプレッサー
２、１４ エアータンク
３ メインラインフィルタ
４、１６ エアードライヤ
５ エアーレギュレータ
６、１３ 圧力ゲージ
７、１９ 自動バルブ
８、２０ エアーノズル
１１ 多段式ルーツブロワー
１２ アフタークーラ
１５ メインラインフィルタ
１７ 圧力センサー
１８ ミストセパレータ

Claims (3)

  1. インターレース装置で糸加工するのに必要な圧縮空気を供給するエアーシステム
  2. 多段式ルーツブロワーを圧縮空気供給装置に構成された請求項１のエアーシステム
  3. 圧力センサーで多段式ルーツブロワー制御を行う請求項１のシステム
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