JP2007090211A - 放電破砕装置の電極における絶縁部を保護する方法および放電破砕装置の電極 - Google Patents

放電破砕装置の電極における絶縁部を保護する方法および放電破砕装置の電極 Download PDF

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Abstract

【課題】電極の絶縁部が損傷しにくい、放電破砕装置の電極絶縁部を保護する方法及び放電破砕装置の電極を提供する。
【解決手段】内部導体2と絶縁部3と複数の浮遊電極6とを備え、絶縁部3が棒状の内部導体2の外周を覆い、電気的に絶縁された複数の浮遊電極6が内部導体2の一端部の外周に設けられた絶縁部3の外側に内部導体2の棒の延長方向に沿って放電ギャップを隔てて設けられた放電破砕装置の電極において、少なくとも2つの浮遊電極6;6は、内部導体2の棒の延長方向に沿った方向の長さが異なる長さに形成されてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、放電破砕装置の電極における放電性能の低下を防止可能な方法及び電極の構成に関する。
コンクリートや岩石のような破壊対象物に放電用孔を形成し、この放電用孔内に電解液(電気を通す水溶液)としての水道水のような水(水溶液)を充填してこの水中に放電破砕装置の電極を挿入し、この電極に大電流パルスを印加して放電させることで衝撃波を発生させ、衝撃波で放電用孔の周囲を破砕する放電破砕方法が知られている。この放電破砕方法に使用する電極は、棒状の内部導体と内部導体の外周囲を被覆する筒状の絶縁部と絶縁部の外周囲に設けられた筒状の外部導体とで構成される。外部導体は、内部導体の棒の延長方向に沿って放電用の間隔(放電ギャップ)を隔てて複数設けられる。そして、外部導体と外部導体との間に設けられた放電用の間隔を介して放電を生じさせ、衝撃波を発生させる。複数の筒状の外部導体と複数の筒状の間隔形成体を備え、外部導体と外部導体との間に放電用の間隔を形成するために、外部導体と外部導体との間に間隔形成体を介在させた構成の電極も知られている。複数の外部導体は、電気的に絶縁された複数の筒状の浮遊電極として機能する。
特開2004−181423号公報
従来の放電破砕装置の電極によれば、内部導体の一端部において絶縁部の外側に内部導体の棒の延長方向に沿って複数の間隔形成体と複数の筒状の浮遊電極とを交互に配置された構成であるが、この複数の浮遊電極として同一形態の浮遊電極を使用するとともに複数の間隔形成材としては同一形態の間隔形成材を使用している。つまり、複数の筒状の浮遊電極は、内部導体の棒の延長方向に沿った方向の長さ、即ち、筒の長さが同じである。また、複数の筒状の間隔形成材も、内部導体の棒の延長方向に沿った方向の長さ、即ち、筒の長さが同じである。このような構成の電極では、放電を行うと浮遊電極が収縮し、この収縮による力が絶縁部に加わる。このため、放電を何回も繰り返すと、絶縁部の外側における同じ場所に浮遊電極の収縮による力が何回も加わることによって絶縁部が損傷しやすい。特に、浮遊電極や間隔形成材の筒の両端部では当該両端部によって絶縁部にせん断力が加わり絶縁部が損傷しやすい。絶縁部が損傷すると、絶縁部の損傷部分を経由して浮遊電極と内部導体との間で放電が生じてしまって、浮遊電極と浮遊電極との間で適切な放電を生じさせることができなくなり、電極の放電性能が低下するという欠点があった。
本発明に係る放電破砕装置の電極における絶縁部を保護する方法は、破壊対象物の内側に設けられた電解液に電極を介して放電エネルギーを付与して衝撃波を発生させその衝撃波で破壊対象物を破砕する放電破砕装置の電極であって、内部導体と絶縁部と複数の浮遊電極とを備え、絶縁部が棒状の内部導体の外周を覆い、電気的に絶縁された複数の浮遊電極が内部導体の一端部の外周に設けられた絶縁部の外側に内部導体の棒の延長方向に沿って放電ギャップを隔てて設けられた放電破砕装置の電極において、浮遊電極の位置を変えることを特徴とする。
本発明に係る放電破砕装置の電極は、破壊対象物の内側に設けられた電解液に電極を介して放電エネルギーを付与して衝撃波を発生させその衝撃波で破壊対象物を破砕する放電破砕装置の電極であって、内部導体と絶縁部と複数の浮遊電極とを備え、絶縁部が棒状の内部導体の外周を覆い、電気的に絶縁された複数の浮遊電極が内部導体の一端部の外周に設けられた絶縁部の外側に内部導体の棒の延長方向に沿って放電ギャップを隔てて設けられた放電破砕装置の電極において、少なくとも2つの浮遊電極は、内部導体の棒の延長方向に沿った方向の長さが異なる長さに形成されたことを特徴とする。
本発明に係る放電破砕装置の電極は、破壊対象物の内側に設けられた電解液に電極を介して放電エネルギーを付与して衝撃波を発生させその衝撃波で破壊対象物を破砕する放電破砕装置の電極であって、内部導体と絶縁部と複数の間隔形成体とを備え、絶縁部が棒状の内部導体の外周を覆い、間隔形成体が絶縁部の外周を覆う筒体部と筒体部の一端部の外周より外側に張り出す間隔形成部とを有し、間隔形成体と間隔形成体の筒体部の外周に設けられた筒状の浮遊電極とによって浮遊電極ユニットが形成され、複数の浮遊電極ユニットが内部導体の一端部の外周に設けられた絶縁部の外側に内部導体の棒の延長方向に沿って設けられて、複数の浮遊電極ユニットの間隔形成部と浮遊電極とが内部導体の棒の延長方向に沿って交互に配置された電極において、少なくとも2つの浮遊電極ユニットは、内部導体の棒の延長方向に沿った方向の長さが異なる長さに形成されたことを特徴とする。
絶縁部が、内部導体の一端部の外周に巻き付けられた絶縁材により形成されたことも特徴とする。
本発明の放電破砕装置の電極における絶縁部を保護する方法によれば、浮遊電極の位置を変えることによって、放電に伴う浮遊電極の収縮による力が絶縁部の同じ箇所に集中的に加わり続ける状態を回避させることができて、絶縁部を保護できるので、電極の放電性能の低下を防止できる。
本発明の放電破砕装置の電極によれば、少なくとも2つの浮遊電極が、内部導体の棒の延長方向に沿った方向の長さの異なる長さに形成されたことによって、浮遊電極の位置を変えることが可能となるので、放電に伴う浮遊電極の収縮による力が絶縁部の同じ箇所に集中的に加わり続ける状態を回避させることができて、絶縁部を保護できるので、電極の放電性能の低下を防止できる。
本発明の放電破砕装置の電極によれば、少なくとも2つの浮遊電極ユニットが、内部導体の棒の延長方向に沿った方向の長さの異なる長さに形成されたことによって、浮遊電極ユニットの位置を変えることが可能となるので、放電に伴う浮遊電極の収縮による力が絶縁部の同じ箇所に集中的に加わり続ける状態を回避させることができて、絶縁部を保護できるので、電極の放電性能の低下を防止できる。
また、内部導体の一端部の外周に絶縁材を巻き付けて絶縁部を形成したことによって、絶縁部を容易に形成できる。
最良の形態1
図1乃至図4は最良の形態1を示し、図1は放電破砕装置の電極の断面を示し、図2は放電破砕装置の電極における浮遊電極ユニットの配置を変更する前と変更した後とを示し、図3は放電破砕装置の電極を分解して示し、図4は放電破砕装置を示す。
図4に示すように、放電破砕装置100は、電極1とパルスパワー源50と電源部51とを備え、電極1とパルスパワー源50とがコネクタ52及びケーブル53を介して互いに接続され、パルスパワー源50と電源部51とがケーブル54を介して互いに接続される。
図1に示すように、電極1は、内部導体2、絶縁部3、外筒導体4、間隔形成材5、浮遊電極6、緩衝材7を備える。内部導体2は、断面円形の鉄棒により形成され、外周にはねじ部10が形成される。内部導体2の一端(先端)部2aを除く外周には、当該外周を覆うように絶縁材としてのFRPシートが巻き付けられることによって絶縁部3が形成される。絶縁部3は、その外周に、間隔形成材5、浮遊電極6、緩衝材7の設けられる径の小さい小径絶縁部31と、その外周に外筒導体4の設けられる大径絶縁部32とを備える。大径絶縁部32は内部導体2の他端部2bの外周に形成され、小径絶縁部31は内部導体2における他端部2bと一端部2aとの間の外周に形成される。大径絶縁部32の外周を覆うように外筒導体4が設けられ、大径絶縁部32と外筒導体4とが図外の接着剤により互いに結合される。間隔形成材5は、ナイロンのような合成樹脂で形成され、筒体部としての円筒部15と円筒部15の一側開口縁より円筒部15の外周面の外側に延長する円形環状の間隔形成部としての鍔部17とを備える。円筒部15の外周囲には、銅により円筒状に形成された浮遊電極6が嵌め込まれる。浮遊電極6の筒の中心線に沿った方向の長さは、円筒部15の筒の中心線に沿った方向の長さよりも短い。緩衝材7はゴムにより環状に形成される。緩衝材7の環の内径は円筒部15の外径より大きく、緩衝材7の環の外径は鍔部17の外径と同じである。緩衝材7が間隔形成材5の鍔部17の反対側から円筒部15の外周にはめ込まれた後に、円筒部15の外周に浮遊電極6が嵌め込まれる。つまり、図3に示すように、間隔形成材5の円筒部15の外周に緩衝材7が嵌め込まれた後に、円筒部15の外周面と筒状の浮遊電極6の内周面とが互いにはめ合わされて円筒部15の外周面に浮遊電極6が取り付けられることによって、鍔部17と浮遊電極6との間に緩衝材7が配置された構成の浮遊電極ユニット20が形成される。この浮遊電極ユニット20を複数用意し、複数の浮遊電極ユニット20が内部導体2の一端部2a側から順次同じ向きで小径絶縁部31の外周を覆うように取り付けられた後に、内部導体2の一端部2aの外周のねじ部10に2つのナット21;22がダブルナット構造で締結されたことで電極1が形成される。つまり、一端部に、間隔形成材5の鍔部17と緩衝材7とによって浮遊電極6と浮遊電極6との間に放電用の間隔(放電ギャップ)が形成された放電電極部36を備えた電極1が形成される。図1に示すように、電極1の他端にはコネクタ52によりケーブル53が接続される。筒状のコネクタ52の一端部側の筒内周にはねじ部52aが形成される。外筒導体4の他端部の外周にはねじ部4aが形成される。外筒導体4のねじ部4aとコネクタ52のねじ部52aとが互いに締結され、筒状のコネクタ52の他端部の筒開口52bを経由してコネクタ52の筒内にケーブル53がはめ込まれて、ケーブル53の内部導体53aと電極1の内部導体2とが互いに接続され、ケーブル53の外部導体53bと電極1の外筒導体4とが互いに接続され、これらの電気的な接続は図外のねじ締結具のような電気接続維持手段により維持される。ケーブル53は、内部導体53aと外部導体53bとの間にこれらを互いに絶縁する内部絶縁筒体53cを備え、外部導体53bの外周には外部絶縁筒体53dを備える。
電極1の複数の浮遊電極6は、間隔形成材5の鍔部17と緩衝材7とによって内部導体2の中心線に沿った方向に間隔を隔てて設けられて互いに電気的に絶縁された複数の短筒状の外部導体である。外筒導体4は、ケーブル53の外部導体53bと接続されて電源部51の−側(リターン側)と電気的に接続された長筒状の外部導体である。
小径絶縁部31の外側に内部導体2の棒の延長方向に沿って同じ向きで順番に配置される複数の浮遊電極ユニット20;20・・・のうち、少なくとも2つの浮遊電極ユニット20;20は、筒の長さ(内部導体2の棒の延長方向に沿った方向の長さ)の異なるものを用いる。例えば、図1;図2(a)のように、筒の長さaの浮遊電極ユニット(25)が1個、筒の長さbの浮遊電極ユニット(26)が2個、筒の長さcの浮遊電極ユニット(27)が2個、外筒導体4に近い方から順番に配置された構成とする。例えば、長さaは40mmm、長さbは20mm、長さcは30mmとする。
そして、浮遊電極ユニット20の配置順番を定期的あるいは不定期的に変更する。例えば、図2(a)に示した最初の配置順(図1と同じ配置順)から図2(b)のように、外筒導体4に近いほうから、長さbの浮遊電極ユニット(26)、長さcの浮遊電極ユニット(27)、長さaの浮遊電極ユニット(25)、長さcの浮遊電極ユニット(27)、長さbの浮遊電極ユニット(26)という順番に配置する。つまり、複数の浮遊電極ユニット20(25;26;27)の配置を変更する前と変更した後とで、小径絶縁部31に対する浮遊電極ユニット20の筒の両端部の位置を異ならせるようにすることで、放電に伴う浮遊電極6の収縮による力が小径絶縁部31の同じ箇所に集中的に加わり続ける状態を回避させることができる。よって、小径絶縁部31を保護できるので、電極1の放電性能を維持できる。
図4のように、破壊対象物60の放電用孔61内に電解液としての水道水のような水(水溶液)62を充填して、電極1を水62中に挿入し、パルスパワー源50を操作して電極1に大電流パルスを印加すると、放電用の間隔を介して、浮遊電極6と浮遊電極6との間、浮遊電極6と外筒導体4との間で放電を生じ、この放電エネルギーにより放電用孔61内の水62が衝撃波を発生し、これにより、破壊対象物60を破砕できる。電源部51から供給される電力は、ケーブル53の内部導体53a、電極1の内部導体2、ナット21;22、浮遊電極6、外筒導体4、ケーブル53の外部導体53bを経由して電源部51に戻る。
形態1では、筒の長さの異なる複数の浮遊電極ユニット(25)、(26)、(27)を備えたので、複数の浮遊電極ユニット(25)、(26)、(27)の配置順番を変更することによって、放電に伴う浮遊電極6の収縮による力が小径絶縁部31の同じ箇所に集中的に加わり続けるような状態を回避させることができるので、小径絶縁部31を保護でき、電極1の放電性能の低下を防止できる。形態1の構成は、FRPシートが巻き付けられることによって形成される小径絶縁部31の外周に複数の浮遊電極ユニット20を設けた構成において、損傷しやすいFRPシートで形成された小径絶縁部31を保護するのに適した構成となる。
また、緩衝材7により、放電の際の衝撃波による反力の鍔部17への衝撃を緩和できて鍔部17を保護できるので、電極1の放電性能の低下を防止できる。間隔形成材5が、小径絶縁部31の外側を覆う円筒部15を備えるので、絶縁部3の小径絶縁部31を保護でき、内部導体2と浮遊電極6との絶縁構造を維持できる。鍔部17と浮遊電極6との間に緩衝材7が配置された構成の浮遊電極ユニット20を備えるので、浮遊電極ユニット20を1個1個個別に交換できるようになり、交換作業、電極維持コストを抑えることができる。即ち、間隔形成材5が、絶縁部3の小径絶縁部31の外周を覆う円筒部15と、円筒部15の一端部の外周より外側に張り出す鍔部17とを備え、円筒部15の外周に筒状の浮遊電極6が着脱可能に取り付けられた構成としたので、間隔形成材5により、内部導体2の外周にFRPシートが巻き付けられることによって形成された絶縁部3の小径絶縁部31が保護される。内部導体2の外周にFRPシートを巻き付けて絶縁部3を形成したので、絶縁部3を容易に形成できる。
最良の形態2
間隔形成材5を用いずに、小径絶縁部31の外周に直接に複数の浮遊電極6を設ける構成とし、少なくとも2つの浮遊電極は、内部導体2の棒の延長方向に沿った方向の長さが異なる長さに形成された構成とすることで、最良の形態1と同じ効果が得られることは容易に理解できるであろう。この場合、絶縁部3は、例えば、合成樹脂で筒体に形成された絶縁体を内部導体2の一端部12に嵌め込むようにした方が絶縁部3の損傷を少なくでき、内部導体2と浮遊電極6との絶縁の耐久性を向上できる。
最良の形態3
最良の形態1の複数の浮遊電極ユニット20の浮遊電極6を新しいものと交換した場合に、浮遊電極6を新しくした複数の浮遊電極ユニット20の配置順を以前の配置順とは異なる配置順に変えるようにしてもよい。同様に、最良の形態2の複数の浮遊電極6を新しいものと交換する場合に、新しい複数の浮遊電極6の配置順を以前の配置順とは異なる配置順に変えるようにしてもよい。
最良の形態4
例えば、図2(a)に示す筒の長さの異なる複数の浮遊電極ユニット(25)、(26)、(27)を形成する複数の浮遊電極6と複数の間隔形成材5とに対し、筒の長さの同じ複数の浮遊電極ユニット20を形成する複数の浮遊電極6と複数の間隔形成材5とを用意しておく。そして、放電電極部36を、最初に、図2(a)に示す筒の長さの異なる複数の浮遊電極ユニット(25)、(26)、(27)で形成しておき、浮遊電極6の交換の際には、浮遊電極ユニット(25)、(26)、(27)を全て筒の長さの同じ複数の浮遊電極ユニット20に変えるようにしてもよい。逆に、放電電極部36を、最初に、筒の長さの同じ複数の浮遊電極ユニット20で形成しておき、浮遊電極の交換の際には、浮遊電極ユニット20を全て図2(a)に示す筒の長さの異なる複数の浮遊電極ユニット(25)、(26)、(27)に変えるようにしてもよい。この方法は、間隔形成材5を用いない場合にも同様に適用できることは容易に理解できるであろう。即ち、浮遊電極6の位置を変えることで、電極1における小径絶縁部31を保護できるので、放電破砕装置の電極1の放電性能の低下を防止できる。
緩衝材7は、衝撃波による反力を吸収したり、衝撃波による反力に抗したりすることで、衝撃波による反力の鍔部17への衝撃を緩和できる材料(例えば、ウレタン、クロロプレン、エチレンプロピレンゴムなど、以下「衝撃緩和材料」という)により形成したり、あるいは、衝撃波による反力の鍔部17への衝撃を少しでも妨げることができればよい。間隔形成材5そのものを衝撃緩和材料により形成しても良い。間隔形成材5の円筒部15と鍔部17とを分割した構成とし、円筒部15の外周に取り付けた浮遊電極6と鍔部17との間に緩衝材を設けたり、鍔部17を衝撃緩和材料により形成しても良い。
放電破砕装置の電極の縦断面図(最良の形態1)。 浮遊電極ユニットの配置変更前と配置変更後とを示す図(最良の形態1)。 放電破砕装置の電極を示す分解斜視図(最良の形態1)。 放電破砕装置を示す構成図(最良の形態1)。
符号の説明
1 電極、2 内部導体、3 絶縁部、5 間隔形成材、6 浮遊電極、
15 円筒部(筒体部)、17 鍔部(間隔形成部)、20 浮遊電極ユニット、
60 破壊対象物、62 水(電解液)、100 放電破砕装置。

Claims (4)

  1. 破壊対象物の内側に設けられた電解液に電極を介して放電エネルギーを付与して衝撃波を発生させその衝撃波で破壊対象物を破砕する放電破砕装置の電極であって、内部導体と絶縁部と複数の浮遊電極とを備え、絶縁部が棒状の内部導体の外周を覆い、電気的に絶縁された複数の浮遊電極が内部導体の一端部の外周に設けられた絶縁部の外側に内部導体の棒の延長方向に沿って放電ギャップを隔てて設けられた放電破砕装置の電極において、浮遊電極の位置を変えたことを特徴とする放電破砕装置の電極における絶縁部を保護する方法。
  2. 破壊対象物の内側に設けられた電解液に電極を介して放電エネルギーを付与して衝撃波を発生させその衝撃波で破壊対象物を破砕する放電破砕装置の電極であって、内部導体と絶縁部と複数の浮遊電極とを備え、絶縁部が棒状の内部導体の外周を覆い、電気的に絶縁された複数の浮遊電極が内部導体の一端部の外周に設けられた絶縁部の外側に内部導体の棒の延長方向に沿って放電ギャップを隔てて設けられた放電破砕装置の電極において、少なくとも2つの浮遊電極は、内部導体の棒の延長方向に沿った方向の長さが異なる長さに形成されたことを特徴とする放電破砕装置の電極。
  3. 破壊対象物の内側に設けられた電解液に電極を介して放電エネルギーを付与して衝撃波を発生させその衝撃波で破壊対象物を破砕する放電破砕装置の電極であって、内部導体と絶縁部と複数の間隔形成体とを備え、絶縁部が棒状の内部導体の外周を覆い、間隔形成体が絶縁部の外周を覆う筒体部と筒体部の一端部の外周より外側に張り出す間隔形成部とを有し、間隔形成体と間隔形成体の筒体部の外周に設けられた筒状の浮遊電極とによって浮遊電極ユニットが形成され、複数の浮遊電極ユニットが内部導体の一端部の外周に設けられた絶縁部の外側に内部導体の棒の延長方向に沿って設けられて、複数の浮遊電極ユニットの間隔形成部と浮遊電極とが内部導体の棒の延長方向に沿って交互に配置された電極において、少なくとも2つの浮遊電極ユニットは、内部導体の棒の延長方向に沿った方向の長さが異なる長さに形成されたことを特徴とする放電破砕装置の電極。
  4. 絶縁部が、内部導体の一端部の外周に巻き付けられた絶縁材により形成されたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の放電破砕装置の電極。
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