JP2007089798A - 弾球遊技機 - Google Patents

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浅夫 田中
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教郎 森
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Abstract

【課題】閉鎖状態におけるガラス扉のガタツキを防止したパチンコ機を提供する。
【解決手段】本発明に係るパチンコ機PMは、遊技盤を収容保持する前枠2と、前枠2の前面側に揺動開閉可能に取り付けられ、閉鎖状態において遊技盤を視認可能なガラス扉と、ガラス扉を前枠2に対し閉鎖状態で施錠可能な施錠装置50と、ガラス扉が前枠2に対し閉鎖されるとガラス扉に当接し、閉鎖状態のガラス扉に対してガラス扉が開放する方向へ付勢力を加えるように構成された付勢部材70とを備え、施錠装置50の基枠体51における第2フック部65の近傍に、付勢部材70が配設されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、パチンコ機に代表される弾球遊技機に関し、さらに詳しくは、弾球遊技機に構成されるガラス扉を前枠に対して閉鎖保持するための構造に関する。
弾球遊技機の代表例であるパチンコ機では、固定保持枠をなす外枠に、遊技盤を収容保持する前枠が開閉可能に支持される。遊技盤の前面には、遊技釘や入賞装置等が配設された遊技領域が形成されている。前枠の前面上部にはガラス扉が開閉可能に支持され、前枠に収容保持された遊技盤(遊技領域)がこのガラス扉を通して視認されるようになっている。
また、前枠は、パチンコ機の右側に設けられた施錠装置を用いて、常には外枠と係合連結された閉止状態に保持される。さらに、ガラス扉は、上述の施錠装置を用いて、常には前枠の前面を覆う閉止状態に保持される。このダブル錠と称される施錠装置は、鍵穴に鍵を差し込んで一方に回動させると前枠が解錠され、他方に回動させるとガラス扉が解錠されるようになっている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2002−159711号公報
しかしながら、従来のパチンコ機においては、ガラス扉を前枠に対し閉鎖させたときにガラス扉の背面側縁部が前枠に当接する構成であったため、ガラス扉の寸法公差や変形により、閉鎖状態にあるガラス扉においてガタツキが生じ易くなっていた。
本発明は、このような問題に鑑みて成されたものであり、閉鎖状態におけるガラス扉のガタツキを防止した弾球遊技機を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明に係る弾球遊技機(例えば、実施形態におけるパチンコ機PM)は、遊技盤を収容保持する前枠と、一方の側部が前枠の一方の側部に支持された状態で前枠の前面側に揺動開閉可能に取り付けられ、閉鎖状態において遊技盤を視認可能なガラス扉と、ガラス扉を前枠に対し閉鎖状態で施錠可能な施錠装置と、ガラス扉が前枠に対し閉鎖されるとガラス扉に当接し、閉鎖状態のガラス扉に対してガラス扉が開放する方向へ付勢力を加えるように構成された付勢手段(例えば、実施形態における付勢部材70)とを備えて構成される。
そして、このような弾球遊技機において、施錠装置が、ガラス扉の他方の側部近傍に設けられた扉側係合部(例えば、実施形態における第2受け具66)と、扉側係合部と係合可能な枠側係合部(例えば、実施形態における第2フック部65)を有して前枠の他方の側部近傍に設けられた昇降部材(例えば、実施形態における第2昇降作動杆63)と、前枠の他方の側部近傍に設けられ、昇降部材を、枠側係合部が扉側係合部と係合可能な係合位置と、枠側係合部と扉側係合部とが非係合状態となる非係合位置とに上下移動可能に支持する支持部材(例えば、実施形態における基枠体51)とを有し、昇降部材を係合位置に移動させて枠側係合部と扉側係合部とを係合させることで、ガラス扉を前枠に対し閉鎖状態で施錠可能に構成されており、支持部材における枠側係合部の近傍に、付勢手段が配設されている。
また、上述の発明において、支持部材が前枠の背面側に設けられており、前枠の他方の側部近傍に、枠側係合部および付勢手段を前枠の前面側に露出させる露出孔が形成されていることが好ましい。
本発明によれば、閉鎖状態のガラス扉に対してガラス扉が開放する方向へ付勢力を加えるように構成された付勢手段を備えているため、閉鎖状態のガラス扉において、ガラス扉の開放揺動は施錠装置で規制され、ガラス扉の閉鎖揺動は付勢手段で(ある程度)規制されることから、閉鎖状態におけるガラス扉のガタツキを防止することができ、ガラス扉の取付位置を安定させることができる。また、施錠装置の支持部材における枠側係合部の近傍に、付勢手段が配設されているため、枠側係合部に対する付勢手段の相対位置が前枠等に影響されず安定することから、閉鎖状態のガラス扉に加わる付勢力をほぼ一定にすることができる。
また、支持部材が前枠の背面側に設けられるとともに、前枠の他方の側部近傍に枠側係合部および付勢手段を前枠の前面側に露出させる露出孔が形成されることで、枠側係合部を除いた昇降部材や支持部材等を前枠の背面側に配置することが可能となり、施錠装置に対する不正行為を防止することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明に係る弾球遊技機の代表例としてパチンコ機PMを図1〜図3に示している。ここで、図1はパチンコ機PMを正面側から見た斜視図、図2はパチンコ機PMのガラス扉および上球皿を開放して示す斜視図、そして図3はパチンコ機PMの前枠を外枠に対して開放した状態を示す斜視図である。
パチンコ機PMは、図1に示すように、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1と、これに合わせた方形枠サイズに構成された開閉搭載用の前枠2とを主体に構成される。前枠2は、外枠1および前枠2の正面左側上下に配設されたヒンジ機構3a,3bにより前枠2の左側部が外枠1の左側部に支持された状態で、外枠1の開口前面に対し前方に揺動開閉及び着脱が可能に取り付けられ、正面右側に設けられたダブル錠と称される施錠装置50を利用して常には外枠1と係合連結された閉止状態に保持される。
前枠2の前面上部には、ガラス扉5が左端部のヒンジ(図示せず)により(ガラス扉5の左側部が)前枠2の左側部に支持された状態で揺動開閉および着脱可能に取り付けられ、施錠装置50により常には前枠2の前面を覆う閉止状態に保持される。ガラス扉5の背後に位置する前枠上部には、遊技盤10の前面側を支持する前方支持部21と、この前方支持部21から後方に突出して遊技盤10を着脱自在に収容する収容枠(図示せず)とが設けられており、この収容枠に立設姿勢で係止保持された遊技盤10がガラス扉5を通して視認されるようになっている。
遊技盤10は、図2に示すように、所定板厚の積層合板の表面にセルを貼り付けてルーター加工した化粧板11を基板とし、内外のレール部12,13により囲まれて略円形状の遊技領域PAが形成されるようになっている。遊技領域PAには、何れも詳細図示省略するが、多数本の遊技釘とともに風車や各種の入賞装置、遊技の展開状況に応じた図柄を表示させる画像表示装置などの遊技構成部品が取り付けられ、遊技領域PAの下端部にアウト口18が設けられている。
外レール部12は、前枠2側において下側が開いた円弧状に形成されており、遊技球発射装置26から発射された遊技球を遊技領域PAへ導くようになっている。内レール部13は、右側が開いた円弧状に形成されており、遊技盤10(化粧板11)の前面において外レール部12の左側部分に対し所定間隔を空けるように配設されることで、外レール部12の左側部分との間に発射通路15が形成されるようになっている。なお、この発射通路15は、遊技球発射装置26と遊技領域PAとに通じており、遊技球が通過可能に構成されている。
前枠2の前面における上記ガラス扉5の下側には、遊技球を貯留する上球皿6がヒンジ機構(図示せず)により横開き開閉および着脱可能に取り付けられており、この上球皿6の下側には下球皿7および発射ハンドル8が取り付けられている。また、図2に示すように、上球皿6に前面側が覆われた前枠2の下部領域には遊技補助盤25と称される補助機構部が形成されており、この遊技補助盤25には、遊技盤10の遊技領域PA内に遊技球を発射する遊技球発射装置26等が設けられている。
前枠2の背面上部には、図3に示すように、外枠1の背面側における右上部内側の形状に合わせて逆L字形に形成された第1裏セット盤40がヒンジ機構(図示せず)により横開き開閉および着脱可能に取り付けられ、常には前枠2の背面右上部を覆う閉鎖状態に保持される。第1裏セット盤40には、遊技球を貯留するとともに貯留した遊技球を整列させて流下させる球貯留タンク41、入賞状態等に基づいて遊技球を払い出す球払出装置42、球払出装置42から払い出された遊技球を上球皿6に導く球払出通路43等の遊技球の処理機構が設けられている。
前枠2の背面下部には、前枠2の背面下部を覆う第2裏セット盤45がヒンジ機構(図示せず)により横開き開閉および着脱可能に取り付けられ、常には前枠2の背面下部を覆う閉鎖状態に保持される。第2裏セット盤45には、各制御装置および電子部品等に電力を供給する電源ユニット46や、遊技球の払出作動を制御する球払出制御装置47、パチンコ機PMの作動を統括的に制御する主制御装置(図示せず)等が取り付けられており、これらが図示しないコネクタケーブルで接続されてパチンコ機PMが作動可能に構成される。
次に、施錠装置50について図4〜図10を追加参照しながら説明する。ここで、図4は施錠装置50の右側面図、図5は施錠装置50の背面図、図6は施錠装置50に構成される第2フック部65の近傍を示す拡大斜視図である。また、図7は第2フック部65の近傍を示す側断面図、図8はガラス扉5が開放状態にあるときの第2フック部65の近傍を示す側断面図、図9はパチンコ機PMの平断面図、そして図10はガラス扉5が開放状態にあるときのパチンコ機PMの平断面図である。
施錠装置50は、図4および図5に示すように、前枠2の右側部背面側に固定配設された基枠体51と、この基枠体51に上下方向へ昇降移動自在に支持された第1昇降作動杆53と、同じく基枠体51に上下方向へ昇降移動自在に支持された第2昇降作動杆63と、基枠体51の前面側に固定配設され、図1に示すように前枠2前面の右側部側でガラス扉5の下方に鍵穴部61が露出配設される錠60等から構成されている。
基枠体51は、図4および図5に示すように、例えば薄板板金材料を打ち抜き及びプレス成形して概略L字断面の所要形状に成形され、ネジ等の図示せぬ固定手段で前枠2の右側部背面側に固定配設される。図4に示すように、基枠体51の下端部近傍には、外枠1の右内側面に設けられたレール(図示せず)上を転がり移動可能なローラ52が配設されており、外枠1に対して前枠2を開閉し易いようになっている。
第1昇降作動杆53は、図4に示すように、基枠体51と同様の成形加工により板状に成形され、第1昇降作動杆53の所定箇所に形成された第1の長穴部53aを嵌通して基枠体51に固着された第1案内ピン54を用いて、基枠体51に対し上下方向へ昇降移動可能に取り付けられる。第1昇降作動杆53の上下には、第1フック部55,55が後方へ延びるように形成されており、第1昇降作動杆53が図4および図7に示す所定の第1係合位置へ移動したときに、外枠1の右内側面に設けられた上下の第1受け具56,56とそれぞれ係合可能に構成されている。
基枠体51と第1昇降作動杆53とに跨って第1付勢バネ57が配設されており、第1昇降作動杆53を常時下方、すなわち第1係合位置へ付勢するようになっている。このため、常には上下の第1フック部55,55が第1受け具56,56とそれぞれ係合して、外枠1に対し前枠2を閉鎖保持する施錠保持状態が維持され、図8に示すように、第1昇降作動杆53を所定の第1非係合位置へ上方に移動させて上下の第1フック部55,55と第1受け具56,56との係合を解離させることで、前枠2を外枠1に対して開放させることができるように構成されている。
第2昇降作動杆63は、図4に示すように、基枠体51と同様の成形加工により板状に成形され、第2昇降作動杆63の所定箇所に形成された第2の長穴部63aを嵌通して基枠体51に固着された第2案内ピン64を用いて、基枠体51に対し上下方向へ昇降移動可能に取り付けられる。第2昇降作動杆63の上下には、第2フック部65,65が前方へ延びるように形成されており、第2昇降作動杆63が図4および図7に示す所定の第2係合位置へ上方に移動したときに、ガラス扉5の右内側面に設けられた上下の第2受け具66,66(図2も参照)とそれぞれ係合可能に構成されている。なお、図6に示すように、上下の第2フック部65,65はそれぞれ、前枠2における前方支持部21の右側上下(右側部近傍)に形成された露出孔22を通過して、前枠2の前方支持部21より前方に突出して露出するようになっている。
図4に示すように、基枠体51と第2昇降作動杆63とに跨って第2付勢バネ67が配設されており、第2昇降作動杆63を常時上方、すなわち第2係合位置へ付勢するようになっている。このため、常には上下の第2フック部65,65が第2受け具66,66とそれぞれ係合して、前枠2に対しガラス扉5を閉鎖保持する施錠保持状態が維持され、図8に示すように、第2昇降作動杆63を所定の第2非係合位置へ下方に移動させて上下の第2フック部65,65と第2受け具66,66との係合を解離させることで、ガラス扉5を前枠2に対して開放させることができるように構成されている。
また、第2フック部65,65の上方には、先端部が前方へ向かうにつれて上方に傾斜する突起部68,68が前方へ突出するようにそれぞれ形成されており、図8に示すように、第2昇降作動杆63が第2非係合位置へ下方に移動したときに、上下の突起部68,68が第2フック部65,65との係合が解離された第2受け具66,66にそれぞれ当接して前方へ押圧し、ガラス扉5を前枠2に対して開放させるように構成されている。なお、上下の突起部68,68は、図6に示すように、前方支持部21に形成された露出孔22を通過して(前枠2の)前面側に露出するようになっている。
錠60は一般に「ダブル錠」とも呼ばれている形態の錠が使用されている。この錠60はいわゆる解錠操作型の錠であり、解錠操作が行われていない状態において錠60の回動軸が中立角度位置に付勢保持されている。錠60に適合する鍵が前枠前面に露出する錠60の鍵穴部61(図1を参照)に嵌挿される(差し込まれる)と、錠60の回動軸が回動可能な状態に設定され、鍵を右回りまたは左回りの二方向に回動操作することが可能になる。図4および図5に示すように、この回動軸の軸端に解錠盤62が固定されている。
解錠盤62はカム盤とも称され、図5に示すように、薄板板金材料をプレス成形して図示するような二つの突出端部、すなわち第1突出端部62aおよび第2突出端部62bを有する所定のカム形状に形成されている。このうち第1突出端部62aは前枠2を解錠させる作動端としての機能を有し、その先端上面が第1昇降作動杆53に形成された第1係合穴部(図示せず)と係合可能に設定されている。また、第2突出端部62bはガラス扉5を解錠させる作動端としての機能を有し、その先端下面が第1昇降作動杆に形成された第1係合穴部を通して第2昇降作動杆63に形成された第2係合穴部(図示せず)と係合可能に設定されている。
このため、例えば、前枠前面側から鍵により右回り(時計回り)に解錠操作を行ったときには、解錠盤62が図5における左回り(反時計回り)に回動され、第1突出端部62aの先端上面が第1昇降作動杆53における第1係合孔部(図示せず)の開口端面と係合して第1昇降作動杆53を上昇方向に移動可能となる。従って、この係合した位置から第1付勢バネ57の付勢力に抗して第1昇降作動杆53を第1非係合位置へ上方に移動させることにより、上下の第1フック部55,55を上方に移動させて第1受け具56,56との係合を解離させ、前枠2を外枠1に対して開放させることができる。
一方、前枠前面側から鍵により左回り(反時計回り)に解錠操作を行ったときには、解錠盤62が図5における右回り(時計回り)に回動され、第2突出端部62bの先端下面が第2昇降作動杆63における第2係合穴部(図示せず)の開口端面と係合して第2昇降作動杆63を下降方向に移動可能となる。従って、この係合した位置から第2付勢バネ67の付勢力に抗して第2昇降作動杆63を第2非係合位置へ下方に移動させることにより、上下の第2フック部65,65を下方に移動させて第2受け具66,66との係合を解離させるとともに、上下の突起部68,68を第2フック部65,65との係合が解離された第2受け具66,66に当接させ、ガラス扉5を前枠2に対して開放させることができる。
さて、図6に示すように、基枠体51の前面における第2フック部65,65の下方近傍には、付勢部材70,70がそれぞれ配設されており、前方支持部21に形成された露出孔22を通過して(前枠2の)前面側に露出するようになっている。付勢部材70は、図6および図8に示すように、ステンレス等の金属薄板を用いて、平板部71およびアーチ部72を有する板バネ状に形成され、リベット等(スポット溶接でもよい)の固定手段を用いて平板部71が基枠体51の前面に固定される。そして、上下の付勢部材70,70は、図4、図7および図9に示すように、ガラス扉5が施錠装置50に閉鎖施錠された状態で、アーチ部72がガラス扉5の右側部背面側に形成された上下のボス部5a,5aに当接して弾性変形し、閉鎖状態のガラス扉5に対してガラス扉5が開放する方向へ付勢力(弾性力)を加えるように構成される。
このように構成されるパチンコ機PMにおいて、ガラス扉5、上球皿6、第1および第2裏セット盤40,45等が閉鎖保持された状態で遊技に供され、上球皿6に遊技球を貯留させて発射ハンドル8を回動操作することにより遊技が開始される。そして、発射ハンドル8が回動操作されると、上球皿6に貯留された遊技球は、上球皿6の裏面側に位置する遊技球発射装置26により1球ずつ遊技領域PAに打ち出され、パチンコゲームが展開される。
ところで、図1に示すように外枠1に対し前枠2を閉鎖揺動させると、図4および図7に示すように、前枠2側の第1フック部55,55が外枠1側の第1受け具56,56とそれぞれ係合して、外枠1に対し前枠2を閉鎖保持する施錠保持状態が維持される。また、図1に示すように前枠2に対しガラス扉5を閉鎖揺動させると、図4および図7に示すように、前枠2側の第2フック部65,65がガラス扉5側の第2受け具66,66とそれぞれ係合して、前枠2に対しガラス扉5を閉鎖保持する施錠保持状態が維持される。
このとき、図4、図7および図9に示すように、上下の付勢部材70,70に形成されたアーチ部72,72がガラス扉5の上下のボス部5a,5aと当接して弾性変形し、付勢部材70により閉鎖状態のガラス扉5に対してガラス扉5が開放する方向へ付勢力(弾性力)が加えられる。これにより、閉鎖状態のガラス扉5において、ガラス扉5の開放揺動は施錠装置50で規制され、ガラス扉5の閉鎖揺動は付勢部材70で(ある程度)規制されることから、閉鎖状態におけるガラス扉5のガタツキを防止することができ、ガラス扉5の取付位置を安定させることができる。
さらに、図6に示すように、基枠体51の前面における第2フック部65,65の下側近傍に、付勢部材70,70がそれぞれ配設されているため、第2フック部65に対する付勢部材70の相対位置が前枠等に影響されず安定することから、閉鎖状態のガラス扉5に加わる付勢力をほぼ一定にすることができる。また、前述したように、前枠2における前方支持部21の右側上下(右側部近傍)に、第2フック部65および付勢部材70を前枠2の前面側に露出させる露出孔22が形成されている(図6を参照)。そのため、第2フック部65を除いた第2昇降作動杆63や基枠体51等を前枠2の背面側に配置することが可能となり、施錠装置50に対する不正行為を防止することができる。
そして、錠60に適合する鍵(図示せず)を錠60の鍵穴部61に差し込んで、鍵により右回り(時計回り)に解錠(回動)操作を行うと、前述のように、第1フック部55,55と第1受け具56,56との係合が解離されて前枠2が解錠され、図3に示すように前枠2を外枠1に対して開放させることができる。一方、鍵により左回り(反時計回り)に解錠(回動)操作を行うと、前述のように、第2フック部65,65と第2受け具66,66との係合が解離されてガラス扉5が解錠されるとともに、突起部68,68が第2フック部65,65との係合が解離された第2受け具66,66に当接し、図2および図10に示すように、ガラス扉5を前枠2に対して開放させることができる。
以上に説明した本発明の実施形態において、達成される主要な効果を整理すれば、下記のようになる。
第1に、閉鎖状態のガラス扉5に対してガラス扉5が開放する方向へ付勢力を加えるように構成された付勢部材70を備えているため、閉鎖状態のガラス扉5において、ガラス扉5の開放揺動は施錠装置50で規制され、ガラス扉5の閉鎖揺動は付勢部材70で(ある程度)規制されることから、閉鎖状態におけるガラス扉5のガタツキを防止することができ、ガラス扉5の取付位置を安定させることができる。
第2に、施錠装置50の基枠体51における第2フック部65の近傍に、付勢部材70が配設されているため、第2フック部65に対する付勢部材70の相対位置が前枠2等に影響されず安定することから、閉鎖状態のガラス扉5に加わる付勢力をほぼ一定にすることができる。
第3に、基枠体51が前枠2の背面側に設けられるとともに、前枠2の右側部近傍に第2フック部65および付勢部材70を前枠2の前面側に露出させる露出孔22が形成されることで、第2フック部65を除いた第2昇降作動杆63や基枠体51等を前枠2の背面側に配置することが可能となり、施錠装置50に対する不正行為を防止することができる。
なお、上述の実施形態において、基枠体51の前面における第2フック部65,65の下側近傍に、2つの付勢部材70,70がそれぞれ配設されているが、これに限られるものではなく、例えば、付勢部材70が3個以上設けられてもよく、基枠体51における第2フック部65の近傍に設けられていればよい。
また、上述の実施形態において、基枠体51と別体に形成された付勢部材70が基枠体51の前面に固定されているが、これに限られるものではなく、例えば、切り起こし等により、付勢部材が基枠体と一体に形成されるようにしてもよい。
さらに、上述の実施形態において、施錠装置50がパチンコ機PMの右側に配設されているが、これに限られるものではなく、パチンコ機PMの左側に配設されてもよい。なおこのとき、前枠2(右側部)が外枠1の右側部に開閉可能に支持されるとともに、ガラス扉5や上球皿6(右側部)が前枠2の右側部に開閉可能に支持されていることが好ましい。
また、上述の実施形態において、本発明に係る弾球遊技機としてパチンコ機PMを例に説明しているが、これに限られるものではなく、例えば、アレンジボール機や雀球遊技機等の弾球遊技機に対しても本発明を適用することができる。
本発明に係る弾球遊技機の一例であるパチンコ機を正面側から見た斜視図である。 パチンコ機のガラス扉および上球皿を開放して示す斜視図である。 パチンコ機の前枠を外枠に対して開放した状態を示す斜視図である。 パチンコ機に構成される施錠装置の右側面図である。 施錠装置の背面図である。 施錠装置に構成される第2フック部の近傍を示す拡大斜視図である。 第2フック部の近傍を示す側断面図である。 ガラス扉が開放状態にあるときの第2フック部の近傍を示す側断面図である。 パチンコ機の平断面図である。 ガラス扉が開放状態にあるときのパチンコ機の平断面図である。
符号の説明
PM パチンコ機(弾球遊技機)
PA 遊技領域
1 外枠
2 前枠
5 ガラス扉(5a ボス部)
10 遊技盤
21 前方支持部
22 露出孔
50 施錠装置
51 基枠体(支持部材)
63 第2昇降作動杆(昇降部材)
65 第2フック部(枠側係合部)
66 第2受け具(扉側係合部)
70 付勢部材(付勢手段)

Claims (2)

  1. 遊技盤を収容保持する前枠と、
    一方の側部が前記前枠の一方の側部に支持された状態で前記前枠の前面側に揺動開閉可能に取り付けられ、閉鎖状態において遊技盤を視認可能なガラス扉と、
    前記ガラス扉を前記前枠に対し閉鎖状態で施錠可能な施錠装置と、
    前記ガラス扉が前記前枠に対し閉鎖されると前記ガラス扉に当接し、閉鎖状態の前記ガラス扉に対して前記ガラス扉が開放する方向へ付勢力を加えるように構成された付勢手段とを備え、
    前記施錠装置が、前記ガラス扉の他方の側部近傍に設けられた扉側係合部と、
    前記扉側係合部と係合可能な枠側係合部を有して前記前枠の他方の側部近傍に設けられた昇降部材と、
    前記前枠の他方の側部近傍に設けられ、前記昇降部材を、前記枠側係合部が前記扉側係合部と係合可能な係合位置と、前記枠側係合部と前記扉側係合部とが非係合状態となる非係合位置とに上下移動可能に支持する支持部材とを有し、
    前記昇降部材を前記係合位置に移動させて前記枠側係合部と前記扉側係合部とを係合させることで、前記ガラス扉を前記前枠に対し閉鎖状態で施錠可能に構成されており、
    前記支持部材における前記枠側係合部の近傍に、前記付勢手段が配設されていることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記支持部材が前記前枠の背面側に設けられており、
    前記前枠の他方の側部近傍に、前記枠側係合部および前記付勢手段を前記前枠の前面側に露出させる露出孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
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