JP2007089653A - 縫合糸およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】生体適合性の熱可塑性樹脂からなる微細繊維である引張り強度、柔軟性が改善された取扱い性が良好な縫合糸およびその製造方法を提供する。
【解決手段】生体適合性の熱可塑性樹脂からなり、平均繊維径が10〜1000nmの微細繊維束からなる、引張り強度が1.5cN/dtex以上、結節強度が1.5〜6.0cN/dtexの縫合糸。
【選択図】なし

Description

本発明は、生体適合性の熱可塑性樹脂からなる微細繊維である引張り強度、柔軟性が改善された取扱い性が良好な縫合糸およびその製造方法に関するものである。
縫合糸としては、手術時の操作性がよく、縫合や結紮がしやすい、また、結び目がほどけにくいものが求められており、例えば特許文献1などの例があった。従来から用いられている外科用縫合糸は、絹からなる糸、生体吸収性ポリマーからなる糸、合成繊維からなる糸が知られている。
絹からなる糸は、柔軟で結節保持力が優れているため、しばりやすく、取扱い性が良好であるという長所がある。しかしながら絹からなる糸は、絹のコストが高く、引張り強度が低い等の問題点がある。特に手術での使用状態である湿潤時において、外科結びされたときの強度が低いのが本質的な問題点となっている。
ポリエステル縫合糸としては靱性が約7ないし約8.5グラム/デニールであり、破断に至る伸長率が30パーセント以下であり、沸騰水収縮率が約0.5ないし約3.0パーセントである糸フィラメントから形成した組みポリエステル縫合糸の記載がある(特許文献2)が、さらに柔軟性に優れ、適度な引張り強度、結節強度を併せ持った縫合糸が求められている。
特開2000−135282号公報 特開平9−164190号公報
本発明は、引張り強度、柔軟性が改善され、取扱い性が良好な縫合糸、およびその製造方法を提供することにある。
すなわち、本発明は生体適合性の熱可塑性樹脂から主としてなり、平均繊維径が10〜1000nmの微細繊維束であって、引張り強度が1.5cN/dtex以上、結節強度が1.5〜6.0cN/dtexの縫合糸である。
本発明により、柔軟性に優れ、適度な引張り強度、結節強度を併せ持ち、取扱い性や生体への適用が良好な縫合糸が提供できる。
以下本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明における縫合糸とは、短繊維、マルチフィラメント、紡績糸のいずれも含有するが、取扱い性の観点からマルチフィラメントが好ましい。
本発明の縫合糸は10〜1000nmの平均繊維径をもつ繊維からなることを特徴とする。平均繊維径が10nm未満であると、分子間力の影響が強くなるためか繊維構造自身が不安定で個々の微細繊維の分繊性が悪く、現在のところ、微細繊維が均一に分散された繊維構造体を得ることが困難である。また平均繊維径が1000nmを超えると、本発明が目指すような柔軟性のある、取扱い性に優れた縫合糸が得られない。特に好ましい範囲は50〜900nmである。
本発明の縫合糸は引張り強度が1.5cN/dtex以上である。引張り強度が1.5cN/dtex未満の場合には、縫合糸としての強さが不十分であり、好ましくない。引張り強度は好ましくは2.0〜7.0cN/dtexであり、より好ましくは2.0〜6.0cN/dtexである。
本発明の縫合糸は、結節強度が1.5〜6.0cN/dtexである。結節強度が1.5〜6.0cN/dtexの範囲外であると、本発明が目指すような柔軟性のある、取扱い性に優れた縫合糸は得られない。結節強度は好ましくは2.0〜5.0cN/dtexである。
さらに、本発明の縫合糸は以下の式で定義される繊維径変動係数(CV)が0〜0.3を満たすことが好ましい。
繊維径変動係数(CV)=σ/X
但し、ここでいう繊維径は、繊維断面の最大径と最小径の平均値をいい、σは繊維径分布の標準偏差、Xは平均繊維径を示す。
CVが0.3を超えると、縫合糸の品質のばらつきが大きくなることがある。また、繊維径変動係数(CV)は好ましくは0〜0.20の範囲にあることがナノレベルの構造制御が可能な繊維の変動係数として好ましい。
また微細繊維の撚数が50〜1000T/Mであることが好ましい。さらに好ましくは100〜800T/Mである。撚数50T/M未満では微細繊維がばらけてしまい、取扱い性が悪いことがある。一方撚数1000T/Mを超えると微細繊維特有の柔軟性が乏しくなるために取扱い性が悪いことがある。
また、本発明の縫合糸は、複数のマルチフィラメントを合わせて求められる引張り強度や結節強度を満たすような糸の束としても好ましい。また、糸の束を組みひも状に編込むのも好ましい。
本発明の縫合糸を構成する生体適合性の熱可塑性樹脂としては、芳香族ポリエステルなどのポリエステル類、ナイロンなどのポリアミド類、ポリスチレンやポリビニルアルコール、ポリ(エチレン−コ−ビニルアセテート)、ポリ(ヒドロキシエチルメタクリレート)などのポリオレフィン類やこれらのコポリマー類、ポリ(カーボネート)、ポリ(ウレタン)などの縮合系高分子類やこれらのコポリマー類、ポリ乳酸、ポリ乳酸−ポリグリコール酸共重合体、ポリヒドロキシ酪酸、ポリカプロラクトン、ポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペートなどの生分解性脂肪族ポリエステル、ポリブチレンカーボネート、ポリエチレンカーボネート等の脂肪族ポリカーボネート等が挙げられる。
なかでもポリエステル類、ポリアミド類、ポリオレフィン類が好ましく、とりわけ芳香族ポリエステルが好ましい。芳香族ポリエステルとしてはポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、およびこれらを主たる繰返し単位とする、イソフタル酸や5−スルホイソフタル酸金属塩等の芳香族ジカルボン酸やアジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸やε−カプロラクトン等のヒドロキシカルボン酸縮合物、ジエチレングリコールやトリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール等のグリコール成分等との共重合体が挙げられる。特にポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、イソフタル酸共重合率が20モル%以下のポリエチレンテレフタレートイソフタレート、ポリエチレンナフタレート、等の芳香族ポリエステル類が好ましい。
微細繊維を構成するポリマーにおいて、生体適合性ポリマー以外の成分の含有は抑えることが好ましい。
縫合糸の製造方法としては、平均島繊維径が10〜1000nmであり、かつ島数が100以上の精密な海島型複合繊維を製造する工程、合糸工程、加撚・撚止め工程、海成分を溶出または分解する工程といった、大きく分けて4つの工程からなるプロセスが挙げられる。ここで、4つの工程の順番については、海島型複合繊維を製造する工程の後に海成分を溶出または分解する工程がくること以外は特に限定されない。加撚・撚止め工程は1)海成分を溶出または分解する工程の前に入れるもしくは、2)海成分を溶出または分解する工程の後に入れてもどちらでもよい。適宜使い分ければよい。合糸工程の順番は海島型複合繊維を製造後であれば、特に限定されない。合糸本数はJISの縫合糸の規格に合わせて適宜調整すればよい。
加撚工程では、50〜1000T/Mで加撚することが好ましい。さらに好ましくは100〜800T/Mである。撚数50T/M未満では微細繊維がばらけてしまい、取扱い性が悪いことがある。一方1000T/Mを超えると微細繊維特有の柔軟性が乏しくなるために取扱い性が悪いことがある。さらに加撚・撚止め工程を海成分の溶解・分解除去工程の前に行う場合には、海成分の溶解・分解除去にむらが生じるために、縫合糸としての品質のばらつきも大きくなることがある。
すなわち本発明の縫合糸の好ましい製造方法は、1)特定溶剤への易溶解成分を海成分、難溶解成分を島成分とする海島型複合繊維を合糸した後、海島型複合繊維から海成分を抽出除去し、50〜1000T/Mで加撚する工程を含む製造方法、あるいは2)特定溶剤への易溶解成分を海成分、難溶解成分を島成分とする海島型複合繊維を50〜1000T/Mで加撚した後、海島型複合繊維から海成分を抽出除去する工程を含む製造方法である。ここで島成分は上述の生体適合性の熱可塑性樹脂である。
該海島型複合繊維の製造方法について述べる。その海島比率は特に限定されないが、海島比率を10:90〜80:20の範囲にすることが好ましく、特に海:島=10:90〜70:30の範囲が好ましい。海成分の割合が70%以上であると、海成分溶解に必要な溶剤の量が多くなり、安全性や環境負荷、そしてコストの面で問題がある。また、10%未満の場合には島同士が膠着する可能性がある。
島数は100以上であることが好ましい。島数が多いほど海成分を溶解除去して微細繊維を製造する場合の生産性が高くなる。ここで、島数100未満の場合には、海成分を溶解除去しても繊維径の小さい微細繊維が得られないため、本発明の目的とする柔軟性に優れた縫合糸とならないことがある。特に、島数は500以上にすることが好ましい。島数の上限は特に限定されることはないが、紡糸口金の製造コストが高くなるだけではなく、加工精度自体も低下しやすくなるので1000以下とするのが好ましい。
海成分を溶出または分解する工程で、海成分はほぼ完璧に除くことが好ましい。
海ポリマーと島ポリマーの必要条件は、以下の2点を満たしていればいずれでもよい。2点とは、1)溶融紡糸時における海成分の溶融粘度が島成分の溶融粘度よりも高い、2)特定溶剤への溶解速度において、島成分の溶解速度に対し海成分の溶解速度が200倍以上である。
溶融紡糸時における海成分の溶融粘度が島成分の溶融粘度よりも高いことにより、海島断面形成性が良好となる。この条件を満たしていれば、海成分の複合重量比率が50%以下になっても、島同士が大部分膠着して海島繊維と異なる繊維となることはない。島同士が膠着すると、海成分を溶解除去した際に微細繊維だけではなく異形繊維まで作成されることとなり、染め斑やピリングなど品位に問題が生じやすくなる。特に好ましい溶融粘度比(海/島)は1.1〜2.0、特に1.3〜1.5の範囲である。この比が1.1未満の場合には溶融紡糸時に島成分が膠着しやすくなり、一方2.0を超える場合には粘度差が大きすぎるために紡糸調子が低下しやすい。
また、ここで、易溶解成分と難溶解成分としているのは、海島複合繊維を形成する2種のポリマーに対して、同じ溶解条件下で、一方のポリマーは溶出または分解し、他方のポリマーは溶出または分解されにくいような溶剤を選ぶ、あるいはそのようなポリマーの組合せを選択し、その易溶解成分を海成分として選択することを意味する。島成分の溶解速度に対し、海成分の溶解速度が200倍以上であることにより、島分離性が良好となる。溶解速度比が200倍未満の場合には、繊維断面中央部の海成分を溶解する間に、分離した繊維断面表層部の島成分が、繊維径が小さいために溶解されるため、海相当分が減量されているにもかかわらず、繊維断面中央部の海成分を完全に溶解除去できず、島成分の太さ斑や溶剤侵食による引張り強度劣化が発生して、縫合糸の品質のばらつきが大きくなるため、取扱い性が悪くなる。
海ポリマーは上記の2点を満たしていればいかなるポリマーであってもよいが、特に繊維形成性の良いポリエステル、ポリアミド、ポリスチレン、ポリエチレンなどが好ましい。例えば、アルカリ水溶液易溶解性ポリマーとしては、ポリ乳酸、超高分子量ポリアルキレンオキサイド縮合系ポリマー、5−ナトリウムスルホイソフタル酸の共重合ポリエステルが最適である。ここでアルカリ水溶液とは、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム水溶液などを言う。また、ナイロン6はギ酸に溶解し、ポリスチレンはトルエンなど有機溶剤に溶解するので、これらでもよい。
海ポリマーは、溶融紡糸時における溶融粘度が島成分よりも高いことが必須であり、かつ溶剤あるいは分解性薬剤に対する溶解速度において、島成分と海成分との溶解速度比が200以上であればいかなるポリマーであってもよいが、特に繊維形成性の良いポリエステル類、脂肪族ポリアミド類、ポリエチレンやポリスチレン等のポリオレフィン類を好ましい例としてあげることができる。更に具体例を挙げれば、アルカリ水溶液易溶解性ポリマーとして、ポリ乳酸、超高分子量ポリアルキレンオキサイド縮合系ポリマー、ポリエチレングリコール系化合物共重合ポリエステル、ポリエチレングリコール系化合物と5−ナトリウムスルホイソフタル酸の共重合ポリエチレンテレフタレートが最適である。ここでアルカリ水溶液とは、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム水溶液などを言う。これ以外にも、ナイロン6やナイロン66等の脂肪族ポリアミドに対するギ酸、ポリスチレンに対するトリクロロエチレン等やポリエチレン(特に高圧法低密度ポリエチレンや直鎖状低密度ポリエチレン)に対する熱トルエンやキシレン等の炭化水素系溶剤、ポリビニルアルコールやエチレン変性ビニルアルコール系ポリマーに対する熱水を例として挙げることができる。
ポリエステル系ポリマーの中でも、5−ナトリウムスルホイソフタル酸を全ジカルボン酸成分中6〜12モル%含み、分子量4000〜12000のポリエチレングリコールを全ポリマー中3〜10重量%含む共重合ポリエチレンテレフタレートが好ましい。該共重合ポリエチレンテレフタレートの固有粘度は0.4〜0.6であることが好ましい。ここで、5−ナトリウムスルホイソフタル酸は親水性と溶融粘度向上に寄与し、ポリエチレングリコール(PEG)は親水性を向上させる。また、PEGは分子量が大きいほど、その高次構造に起因すると考えられる親水性増加作用があるが、反応性が悪くなってブレンド系になるため、耐熱性や紡糸安定性の面で問題が生じる可能性がある。またポリエチレングリコールの共重合量が12重量%を超えると、溶融粘度低下作用があるので、好ましくない。以上のことから上記の範囲が適切であると考えられる。海成分として該共重合ポリエチレンテレフタレートを用いたときはほぼ完璧に除くことが好ましく、残存量は3重量%以下となることが好ましい。
島ポリマーは溶融紡糸時の海成分粘度より低くなり、かつ前述のような海成分との溶解速度差がある生体適合性の熱可塑性樹脂から選択される。好ましい生体適合性の熱可塑性樹脂は上述のとおりである。好ましくは芳香族ポリエステル類として、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、およびこれらを主たる繰返し単位とする、イソフタル酸や5−スルホイソフタル酸金属塩等の芳香族ジカルボン酸やアジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸やε−カプロラクトン等のヒドロキシカルボン酸縮合物、ジエチレングリコールやトリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール等のグリコール成分等との共重合体が好ましい。特にポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、イソフタル酸共重合率が20モル%以下のポリエチレンテレフタレートイソフタレート、ポリエチレンナフタレート、等の芳香族ポリエステル類が好ましい。
さらに島成分は丸断面に限らず、異形断面であってもよい。溶融紡糸に用いられる口金としては、島成分を形成するための中空ピン群や微細孔群を有するものなど任意のものを用いることができる。例えば中空ピンや微細孔より押し出された島成分とその間を埋める形で流路を設計されている海成分流とを合流し、これを圧縮することにより海島断面が形成されるといった紡糸口金でもよい。好ましく用いられる紡糸口金例を図1および2に示すが、必ずしもこれらに限定されるものではない。
図1は中空ピンを海成分樹脂貯め部分に吐出してそれを合流圧縮する方式であり、図2は微細孔方式で島を形成する方法である。
吐出された海島型複合繊維は冷却風により固化され、所定の引き取り速度に設定した回転ローラーあるいはエジェクターにより引き取られ、未延伸糸を得る。この引き取り速度は特に限定されないが、800m/分〜5000m/分であることが望ましい。800m/分以下では生産性が悪い。また、5000m/分以上では紡糸安定性が悪い。
得られた未延伸糸は、海成分を抽出後に得られる微細繊維の用途・目的に応じて、目的とする引張り強度・伸度・熱収縮特性に合わせて、延伸を行うが、延伸工程は紡糸と延伸を別ステップで行う別延方式でもよいし、一工程内で紡糸後直ちに延伸を行う直延方式を用いてもかまわない。
従来にない特徴のひとつに、本発明のファイバーは比表面積が大きくなるという特徴がある。このため、優れた吸着・吸収特性を持つ。この効果を生かして、例えば、機能性薬剤を吸収させて新たな用途展開が可能となる。機能性薬剤とは例えばたんぱく質、ビタミン類など健康・美容促進のための薬剤、そのほか抗炎症剤や消毒剤などの医薬品なども用いることができる。
以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する。各評価項目は下記の方法で測定した。
1)溶融粘度測定
乾燥処理後のポリマーを紡糸時のルーダー溶融温度に設定したオリフィスにセットして5分間溶融保持したのち、数水準の荷重をかけて押し出し、そのときのせん断速度と溶融粘度をプロットする。そのプロットをなだらかにつないで、せん断速度−溶融粘度曲線を作成し、せん断速度が1000秒−1の時の溶融粘度を見る。
2)海島断面形成性
光学顕微鏡を用いて海島状態を観察し、2段階評価した。
○:島膠着部分なし
×:島膠着部分あり
3)溶解速度測定
海・島成分の各々0.3φ−0.6L×24Hの口金にて1000〜2000m/分
の紡糸速度で糸を巻き取り、さらに残留伸度が30〜60%の範囲になるように延伸して、83dtex/24filのマルチフィラメントを作成する。これを各溶剤にて溶解しようとする温度で浴比100にて溶解時間と溶解量から、減量速度を算出した。
表中では海島溶解速度差が200倍以上の場合を○、200倍以下の場合を×とした。
4)微細繊維の繊維径、および径の均一性
海成分溶解除去後の微細繊維の30000倍TEM観察により、繊維径を求めた。ここで繊維径は膠着していない単糸の繊維径を測定した。ランダムに選択した50本の微細繊維の繊維繊維径データにおいて、平均繊維径(X)と標準偏差(σ)を算出し、以下で定義する繊維径変動係数(CV)を算出した。
繊維径変動係数(CV)=σ/X
5)微細繊維の引張り強度、伸度
海成分溶解除去後の微細繊維の10000mの重量をn=3回測定して平均値から繊度を求めた。
室温(25℃)で、初期試料長=200mm、引っ張り速度=200mm/分とし、JIS L1013に示される条件で荷重−伸長曲線を求めた。次に破断時の荷重値を初期の繊度で割った値を引張り強度とし、破断時の伸長値を伸度として強伸度曲線を求めた。
6)結節強度
海成分溶解除去後の微細繊維ののつかみ間隔の中央にZ撚りの本結びを1個作った状態で、上述の引張り強度試験法に準拠して結節強度を測定した。
7)撚数
試長10cmの微細繊維についてn=5回捲撚機にて測定し、これの平均値から撚り数を求めた。
8)柔軟性・取扱い性
モニター7人に実際に糸を用いて評価してもらった。
○:柔軟性があり、かつ取扱い性良好と感じたモニターが過半数以上
×:柔軟性がない、もしくは取扱い性不良と感じたモニターが過半数以上
[実施例1]
島成分に285℃での溶融粘度が1200poiseのポリエチレンテレフタレート、海成分に285℃での溶融粘度が1400poiseである平均分子量4000のポリエチレングリコールを3wt%、5−ナトリウムスルホイソフタル酸を9mol%共重合した改質ポリエチレンテレフタレートを海:島=30:70の比率で、島数900の口金を用いて285℃で溶融紡糸し、1000m/minで巻き取った。ここで、島成分に対する海成分のアルカリ減量速度差は1500倍であった。得られた未延伸糸を延伸温度60〜90℃、表2記載の倍率でローラー延伸し、次いで150℃で熱セットして巻き取った。この際に延伸糸が22dtex/10fになるように紡糸吐出量を調整した。この延伸糸を筒編みし、溶媒で海成分比率相当分を溶解処理した。原糸断面をTEM観察したところ、海島断面形成性は良好であった。延伸倍率5.1倍で延伸した延伸糸を4本合糸した後、4%NaOH水溶液で95℃にて海成分を30%減量した。繊維断面を観察したところ、繊維径が450nmでCV値=0.15の超極細島群を形成していた。微細繊維を300T/Mで加撚し、その後75℃×30分間スチームでセットした。糸の引張り強度は5.2cN/dtex、伸度は20%、結節強度は3.4cN/dtex、撚数290T/Mであり、微細繊維特有の柔軟性があり、取扱い性良好な糸が得られた。実施例1で得られた微細繊維の走査型電子顕微鏡写真を図3に示す。結果を表1、および表2に示した。
[比較例1]
島数1100の口金を用いて海島型複合繊維を20T/Mで加撚したこと以外はすべて実施例1と同様に海島型複合繊維を製造する工程、合糸工程、海成分を溶出する工程、加撚・撚止め工程を経て糸を得た。繊維断面を観察したところ、分離した島の繊維径が390nmであったが、海成分の溶解・分解除去にむらが生じるために、CV値=0.4と不均一な微細繊維群を形成していた。得た微細繊維群の引張り強度は2.0cN/dtex、伸度は15%、結節強度は1.2cN/dtexであり、柔軟性としては良好であったが、縫合糸として取り扱い性が悪く、品質のばらつきが大きかった。結果を表1、および表2に示した。
[実施例2]
実施例1と加撚・撚止め工程の順序を変えて、実施例1と同様に海島型複合繊維を製造して得た延伸糸を4本合糸した後、300T/Mで加撚し、その後75℃×30分間スチームでセットした。得た糸を4%NaOH水溶液で95℃にて海成分を30%減量した。繊維断面を観察したところ、繊維径が440nmでCV値=0.14の均一な超極細島群を形成していた。微細繊維を糸の引張り強度は5.2cN/dtex、伸度は35%、結節強度は3.3cN/dtex、撚数は320T/Mであり、微細繊維特有の柔軟性があり、取扱い性良好な糸が得られた。結果を表1、および表2に示した。
[比較例2]
海島型複合繊維を1500T/Mで加撚したこと以外はすべて実施例2と同様に海島型複合繊維を製造する工程、合糸工程、加撚・撚止め工程、海成分を溶出する工程を経て糸を得た。繊維断面を観察したところ、繊維径が460nmでCV値=0.35の不均一な超極細島群を形成していた。得た糸の引張り強度は4.6cN/dtex、伸度は40%と良好であったが、結節強度は1.0cN/dtexと弱いために、縫合糸として取り扱い性が悪かった。さらに、海成分の溶解・分解除去にむらが生じるために、縫合糸としての品質のばらつきが大きかった。結果を表1、および表2に示した。
[実施例3]
海島型複合繊維を700T/Mで加撚したこと以外はすべて実施例2と同様にして糸を得た。海成分30%減量後の均一な均一な繊維断面を観察したところ、繊維径が455nmでCV値=0.12の均一な超極細島群を形成していた。糸の引張り強度は4.6cN/dtex、伸度は60%、結節強度は2.8cN/dtex、撚数は730T/Mであり、微細繊維特有の柔軟性のある取扱い性良好な糸が得られた。結果を表1、および表2に示した。
[比較例3]
海:島=90:10、島数500の口金を用いて紡糸したこと以外はすべて実施例2と同様にして糸を得た。海成分90%減量後の繊維断面を観察したところ、海部を減量するのに時間がかかるため、表面付近にある島が余分に減量され、繊維径が210nmでCV値=1.0の不均一な超極細島群を形成していた。微細繊維を100T/Mで加撚し、その後75℃×30分間スチームでセットした。糸の引張り強度は1.2cN/dtex、伸度は85%、結節強度は0.8cN/dtex、撚数80T/Mであり、物性としては良好であったが、微細繊維特有の柔軟性が乏しく、取扱い性が悪かった。さらに、海成分の溶解・分解除去にむらが生じるために、縫合糸としての品質のばらつきが大きかった。結果を表1、および表2に示した。
[比較例4]
比較例4は島数が25であり、単糸径は2500nmであった。比較例3よりもさらに島成分の不均一性が顕著であり、かつ島径が大きいために柔軟性に乏しい糸であった。結果を表1、および表2に示した。
[実施例4]
島成分に285℃での溶融粘度が1050poiseのポリエチレンテレフタレートを使用し、海成分に285℃での溶融粘度が1150poiseである平均分子量4000のポリエチレングリコールを3重量%、5−ナトリウムスルホイソフタル酸を10mol%共重合した改質ポリエチレンテレフタレートを海:島=30:70の重量比率で、島数700の口金(図1と同型)を用いて紡糸し、3500m/minで引き取った。アルカリ減量速度差は2000倍であった。延伸倍率3.0倍で延伸した延伸糸を4本合糸した後、4%NaOH水溶液で95℃にて海成分を30%減量した。繊維断面を観察したところ、繊維径が500nmでCV値=0.15の超極細島群を形成していた。微細繊維を400T/Mで加撚し、その後75℃×30分間スチームでセットした。糸の引張り強度は3.2cN/dtex、伸度は30%、結節強度は2.4cN/dtex、撚数380T/Mであり、微細繊維特有の柔軟性があり、取扱い性良好な糸が得られた。結果を表1、および表2に示した。
[比較例5]
島成分に285℃での溶融粘度が1050poiseのポリエチレンテレフタレートを
使用し、海成分に285℃での溶融粘度が950poiseである平均分子量4000のポリエチレングリコールを10重量%、5−ナトリウムスルホイソフタル酸を10mol%共重合した改質ポリエチレンテレフタレートを用いて実施例4と同様に巻取った。原糸断面をTEM観察したところ、海成分ポリマーの溶融粘度が島成分よりも小さいため、島成分の90%以上が互いに接合して個々には存在せず、接合した島の周囲を海成分が取り囲むような断面を形成していた。したがって、海成分をアルカリ減量で除去しても微細繊維群を形成することができず、柔軟性に乏しい糸であった。結果を表1、および表2に示した。
[実施例5]
島成分に270℃での溶融粘度が600poiseのポリエチレンテレフタレートを使
用し、海成分に270℃での溶融粘度が1750poiseであるD体純度が99%のポリ乳酸を用いて、海:島=20:80の重量比率で、島数500の口金(図1と同型)を用いて紡糸し、1000m/minで引き取り、未延伸糸を得た。アルカリ減量速度差は1000倍であった。これを2.2倍に延伸した後、10本合糸した。これを海成分のみを溶解除去するため、4%NaOH水溶液で95℃にて20%減量した。繊維断面を観察したところ、繊維径が600nmでCV値=0.1の均一な超極細島群を形成していた。得た糸を500T/Mで加撚し、その後75℃×30分間スチームでセットした。糸の引張り強度は2.1cN/dtex、伸度は40%、結節強度は1.8cN/dtex、撚数490T/Mであり、微細繊維特有の柔軟性があり、取扱い性良好な糸が得られた。結果を表1、および表2に示した。
[実施例6]
島成分に285℃での溶融粘度が1150poiseのナイロン6を使用し、海成分に285℃での溶融粘度が1300poiseである平均分子量4000のポリエチレングリコールを3重量%、5−ナトリウムスルホイソフタル酸を8mol%共重合した改質ポリエチレンテレフタレートを用いて、海:島=30:70の重量比率で、島数1000の口金(図1と同型)を用いて紡糸し、1000m/minで引き取り、未延伸糸を得た。ここで、島成分であるナイロン6はアルカリ溶液には実質的に溶解しないので、十分海島溶解速度差がある。延伸倍率2.9倍で得られた延伸糸を海の改質ポリエチレンテレフタレートのみを溶解するギ酸中での溶解処理を室温で行ったところ、島成分であるナイロン6はギ酸には実質的に溶解しないので、十分海島溶解速度差があるために、島成分の均一性は良好であり、繊維径が400nmでCV値=0.09であった。得た糸を600T/Mで加撚し、その後75℃×30分間スチームでセットした。糸の引張り強度は2.9cN/dtex、伸度は45%、結節強度は2.0cN/dtex、撚数580T/Mであった。得た微細繊維からなるマルチフィラメントを20本合糸して糸を作成した。微細繊維特有の柔軟性があり、取扱い性良好な糸が得られた。結果を表1、および表2に示した。
Figure 2007089653
Figure 2007089653
[実施例7]
実施例1で得られた糸を3本束ねた状態(引張り強度3.7cN/dtex、伸度27.2%、結節強度2.7cN/dtex)を1本の縫合糸として用い、以下のとおり動物評価を行った。
動物; モルモット(ハートレー種、雄性)27wk、体重1100g
麻酔; ケタミン+キシラジン(筋肉内投与)
縫合糸については、70%EtOHに25分浸漬させたのち超純水で流水洗浄し、高圧蒸気滅菌(121℃、20分)したものを使用した。
モルモットに全身麻酔をしたのち、背部を剃毛して皮膚を1〜2cmに切開し、試験糸で2ヶ所縫いつけた。糸の柔軟性や結節力は申し分なく、縫合糸として取り扱うのには良好であった。縫合終了後、ゲージに戻して通常飼育した。術後7日目に縫合部を肉眼で観察したところ、引きつれなどは見られず、特に目立った炎症は認められなかった。以下図4に術後7日目の皮膚縫合部位における肉眼所見の写真を示す。
紡糸口金例。 紡糸口金例。 実施例1で得られた微細繊維束の走査型電子顕微鏡写真。 実施例7の縫合後7日目における外観写真。 実施例7の皮膚縫合部位での組織染色像の顕微鏡写真。

Claims (10)

  1. 生体適合性の熱可塑性樹脂からなり、平均繊維径が10〜1000nmの微細繊維束からなる、引張り強度が1.5cN/dtex以上、結節強度が1.5〜6.0cN/dtexの縫合糸。
  2. 生体適合性の熱可塑性樹脂がポリエステル類、ポリアミド類、ポリオレフィン類から選ばれる請求項1記載の縫合糸。
  3. 生体適合性の熱可塑性樹脂が芳香族ポリエステルである請求項2記載の縫合糸。
  4. 以下に定義する繊維径変動係数(CV)が0〜0.3であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の縫合糸。
    繊維径変動係数(CV)=σ/X
    (繊維径は繊維断面における長径と短径の平均値とし、σは繊維径分布の標準偏差、Xは平均繊維径を示す。)
  5. 撚数が50〜1000T/Mである請求項1〜4のいずれかに記載の縫合糸。
  6. 特定溶剤への易溶解成分を海成分、難溶解成分を島成分とし、島成分が生体適合性の熱可塑性樹脂であって、該複合繊維の横断面における該島成分の平均径(r)が10〜1000nm、島数が100以上の海島型複合繊維から、海成分を抽出除去して島成分を得ることによる請求項1〜5のいずれかに記載の縫合糸の製造方法。
  7. 海成分がポリ乳酸、超高分子量ポリアルキレンオキサイド縮合系ポリマー、ポリエチレングリコール系化合物共重合ポリエステル、およびポリエチレングリコール系化合物と5−ナトリウムスルホイソフタル酸の共重合ポリエチレンテレフタレートから選択される少なくとも1種のアルカリ水溶液易溶解性ポリマーである請求項6記載の縫合糸の製造方法。
  8. 海成分が、5−ナトリウムスルホイソフタル酸を全ジカルボン酸成分中6〜12モル%含み、分子量4000〜12000のポリエチレングリコールを全ポリマー中3〜10重量%含む共重合ポリエチレンテレフタレートである請求項7に記載の縫合糸の製造方法。
  9. 特定溶剤への易溶解成分を海成分、難溶解成分を島成分とする海島型複合繊維を合糸した後、海島型複合繊維から海成分を抽出除去し、50〜1000T/Mで加撚する工程を含む請求項6〜8のいずれかに記載の縫合糸の製造方法。
  10. 特定溶剤への易溶解成分を海成分、難溶解成分を島成分とする海島型複合繊維を50〜1000T/Mで加撚した後、海島型複合繊維から海成分を抽出除去する工程を含む請求項6〜8のいずれかに記載の縫合糸の製造方法。
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